（毎月5日・15日・25日発行）　　　第1472号（1）　　　平成28年2月15日（月）　　　　　（昭和49年11月25日第三種郵便物認可）

発　行　所

株式会社 外食産業新聞社（本社）東京都千代田区神田美倉町10 共同ビル2階28〒101-0038 TEL03（5297）1601㈹ FAX03（5297）0551http://www.gaishoku.co.jp

購読料　１年 16,200円（消費税・送料込み）郵便振替口座00190-3-192662

　21歳の頃からキャバクラで

働き始め、すぐに店長になっ

た。その時が一番楽しかった

と本田さんは振り返る。23歳

でそのキャバクラのナンバー

３までのし上がり、「やるこ

とがなくなってしまった」と

いう。25歳でキャバクラを辞

め、何をしようか考えていた

ときに、「てっぺん」と出会う。

「てっぺん」を訪ね、居酒屋

をやろうと決めた。キャバク

ラ時代の仲間２人と手分けし

て居酒屋のバイトをやり、覚

えた料理を寄せ集めて２００

６年７月に１号店「元気屋

ふってん」を埼玉・新狭山に

オープンした。

　売上は35坪で３００万円ほ

どの立ち上がりだったが、３

カ月後にはキャバクラ時代の

仲間が３人合流。クレームの

多いキャバクラで鍛えられた

接客が身に付いていたおかげ

で、半年も経たないうちに売

上は６００万円に達してい

た。キャバクラのお客さんか

らは聞くことができなかった

「楽しかった。ありがとう、

また来るよ!!」との言葉を居

酒屋で初めてお客さんから聞

き、「めちゃくちゃ嬉しかっ

た」と本田さんは言う。キャ

バクラ時代に店長を張ってい

たエース級が１店舗に５〜６

人集まったのだから「店舗展

開するしかない」と、年に１

店舗ペースで出店を進めた。

　６号店となった初のイタ

リアン業態「ＴＡＫＥＹＡ」

（12年６月、埼玉・川越にオー

プン）は、開業資金を借りた

父・武季（たけすえ）さんへ

の恩返しの意味も込めて、屋

号にその名前を使った店だ。

　埼玉南部を中心に店舗展開

を続け、現在９店舗。６年前、

経営理念があった方が良いと

言われ、「遊ぶために働く」

を掲げた。毎年必ず海外に社

員旅行に行く。「せっかく地

球に人間として生まれた。地

球上のありとあらゆる遊びを

やって死にたい」と本田さん。

幹部ほど海外に出て遊んで欲

しいと願う。

　「幹部４人が社長になれる

ように育成することが自分の

役割。そして、幹部がどんど

んやりたいことをやれる会社

に。アジア出店の夢を果たす

ために日本食をもっと磨き込

んでいきたい」

アジア出店を目指し「日本食を磨く」

埼玉南部に居酒屋をドミナント出店

アジア出店を目指し「日本食を磨く」

埼玉南部に居酒屋をドミナント出店

元気屋代表取締役社長

本田 貴志 氏ほんだ たかし

●主な記事●

5,8,9……………

【オープン】京中華　磊磊落落／ＢＢＱフェスタ／牡蠣 うにぽん／ワイン好きの肉バル～ 寓 －Goo－

2～3…埼玉ローカルで店舗展開を進める　《元気屋》グループ「10年の軌跡」大手も人気の「焼肉」狙い撃ちカームＤがＮＹイタリアンで激戦区に出店ワタミが地域食で地域色を串カツ田中が１００店舗達成でよりＱＳＣ強化へ

ＳＦＰがサラダの新業態出店モスが本格パスタ業態出店へ《ヴーヴ》など４月から値上げへ

3………… 4… 4……………

5……………… 8………… 9………… 11………