第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - jawe ·...

68
第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 2019年10月 公益社団法人 日本作業環境測定協会

Upload: others

Post on 24-Sep-2020

6 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

第12回総合精度管理事業

実施結果報告書

2019年10月

公益社団法人 日本作業環境測定協会

Page 2: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

本資料掲載の記事・写真・図版について、無断転載を禁じます。

また、本資料の内容の一部あるいは全部を無断で複写複製(コピー)することは、

法律で定められた場合を除き、著作者及び発行元団体の権利の侵害となります。

Page 3: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

1

2019 年 10 月 29 日

第 12 回総合精度管理事業実施結果

(公社)日本作業環境測定協会

平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

報告いたします。

1 第 12 回総合精度管理事業参加状況

各項目別の参加状況は以下のとおりである。

なお、参加機関には、第 11 回事業に合格し、合格の有効期間内である機関が、

含まれている。

○参考:作業環境測定機関数=765 (うち、会員機関数=442)

項目 対象機関数* 項目ごとの

参加数 会員 非会員

デザイン 765 232(6) 150(3) 82(3)

サンプリング 765 145(4) 99(2) 46(2)

特定化学物質

(対象:弗化水素) 645 161(1) 125(1) 36(0)

金属類

(対象:カドミウム)586 141(1) 112(1) 29(0)

有機溶剤(対象:混合

有機溶剤【トルエン】)667 168(6) 121(3) 47(3)

*「対象機関数」とは、デザイン、サンプリングについては、作業環境測定機関数および指定測定機関数、

特定化学物質、金属類及び有機溶剤については、それぞれ当該化学物質に係る作業場の測定について

登録を受けている作業環境測定機関数、指定測定機関数を挙げている。

*( )内は自社測定事業場の数で内数

2 実施内容

実施内容は総合精度管理委員会(当協会内の委員会で、外部専門家等で構成。

以下「委員会」と略記)において検討を行い、その結果にもとづいて、以下の

とおり実施した。

2・1 デザイン項目

(1)模擬の作業環境測定結果報告書(以下「模擬報告書」という。)を粉じん

測定に関するもの(以下「A様式」という。)と特定化学物質、鉛及び有

Page 4: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

2

機溶剤の測定に関するもの(以下「B様式」という。)の2種類を参加機

関に送付し、以下の表に従って様式を選択してもらった。

労働局宛の登録号別 選択する様式

第1号(粉じん)を

登録している

第1号(粉じん)のみを

登録している。 A 様式

第1号(粉じん)のほかにも

第3号~第5号のいずれか

又はすべてを登録している。

A 様式又は B 様式のどちら

かを選んでください。どち

らを選ぶかは任意ですが、

両方は選べません。

第1号(粉じん)を

登録していない

第3号~第5号のいずれか

又はすべてを登録しているB様式

※登録号別

第1号:鉱物性粉じん (第2号:放射性物質) 第3号:特定化学物質

第4号:金属類 第5号:有機溶剤

(2)「模擬報告書」は、厚生労働省の通達による「作業環境測定結果報告書

モデル様式」に準じた形式で、模擬的に想定した単位作業場所について

の作業環境測定結果及びその評価結果に係る記載がなされている。

この「模擬報告書」について、A様式、B様式とも合計30項目の設問

が与えられ、これらについて、設問ごとに、解答(①空欄に正しい数値

を記入する、又は正しい選択肢を選ぶ、②単位作業場所の設定やA測定

のサンプリング時間、B測定点の決定などが正しく行われているか否か

の判定とその理由の記入、など)を解答する。

2・2 サンプリング項目

流量目盛りの無い面積式流量計と抵抗管を参加機関に送付した。

これらに対して、参加機関が作業環境測定用に使用している較正済みの流量

計にポンプを接続して、吸引空気流量が 180 mL/min(又は 1 000 mL/min ある

いは 10 000 mL/min)となるように設定した時の面積式流量計のボールの中央

位置を確認し、その位置における吸引空気流量の測定を行う。

2・3 分析項目1(特定化学物質:弗化水素)

試料として弗化ナトリウム水溶液を送付した。参加機関は、ガイドブック

に示す方法に準拠して弗化水素の定量分析を行うとともに、指定された条件

における環境空気中濃度の計算を行う。

2・4 分析項目2(金属類:カドミウム)

試料として硝酸カドミウム水溶液を送付した。参加機関は、ガイドブックに

示す方法に準拠してカドミウムの定量分析を行うとともに、指定された条件に

おける環境空気中濃度の計算を行う。

Page 5: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

3

2・5 分析項目3(有機溶剤:混合有機溶剤(トルエン))

試料として6種類からなる混合有機溶剤を送付した。参加機関は、ガイド

ブックに示す方法に準拠して指定された物質(トルエン)の定量分析を行うと

ともに、指定された条件における環境空気中濃度の計算を行う。

3 判定基準

3・1 デザイン項目

2・1のA様式、B様式ともに30の設問の回答について、委員会で承認さ

れた標準解答と対照し、すべて正解である場合を合格とした。

なお、正誤(○×)の判断に加えて、その判断理由の記載を求められている

設問で、正誤の判断が正解であっても、理由が記載されていない場合、又は理

由が正しくない場合は、誤答とした。

また、設問によって、正誤の判断が標準解答と異なっていても、その判断の

理由が合理的で適正とみなされる場合は、正解とした。

3・2 サンプリング項目

参加機関からの報告値Xが標準値(指定した流量)の±10%以内である場

合を合格とした。

サンプリング項目の具体的な合格範囲は次の通りである。

※1 標準値を 1 000 mL/min と指定した場合

※2 標準値を 10 000 mL/min と指定した場合

3・3 分析項目(特定化学物質、金属類、有機溶剤)

参加機関から回答のあった分析値と環境空気中の濃度の算定値の両方が、次

の評価方法1又は評価方法2を満たす場合に合格とした。

評価方法1:報告値がすべての報告値の中央値±10%の範囲内であること。

評価方法 2:報告値がZスコアに関し、|Z|≦2の範囲内であること。

各項目の具体的な判定基準は次の通りである。

標準値(mL/min) 合格範囲(mL/min) 不合格

180.0

(1 000) ※1

(10 000)※2

162≦X≦198

(9 00≦X≦1 100)

(9 000≦X≦11 000)

左記の合格の範囲外

Page 6: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

4

3・3・1特定化学物質

次の①、②の判定基準を満たす場合を合格とした。

①弗化水素濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関の弗化水素濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた合

否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが、

0.2619≦ X ≦0.3201【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

②弗化水素濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関の弗化水素濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導いた合

否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが、

0.3213≦ X ≦0.3927【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

3・3・2金属類

次の①、②の判定基準を満たす場合を合格とした。

①カドミウム濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関のカドミウム濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた

合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが

0.05382≦ X ≦0.06578【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

Page 7: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

5

②カドミウム濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関のカドミウム濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導いた

合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが

0.01791≦ X ≦0.02189【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0 【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

3・3・3有機溶剤

次の①、②を満たす場合を合格とした。

①トルエン濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関のトルエン濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた

合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが

7.146≦ X ≦8.734【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

②トルエン濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関のトルエン濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導いた

合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが

1.899≦ X ≦2.321【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

Page 8: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

6

<ご参考>

○Zスコアについて(参考:JIS Q 17043「適合性評価―技能試験に対する

一般要求事項」(ISO/IEC 17043))

今回の結果の評価について、前記のように「評価方法 2」として採用したZ

スコアは、多数の参加者による技能試験に関し、参加者の標準パフォーマ

ンススコアを表すもので、次の式により算出されます。

○Zスコアを算出するための式 x ‐ X |z| ≦ 2.0 : 満足

Z = 2.0 < |z| < 3.0 : 疑わしい

(Q3-Q1)×0.7413 3.0 ≦ |z| :不満足

x : 参加機関の測定値

X : 付与された値(中央値:Q2)

分母 : 四分位範囲 (Q3 - Q1) に係数 0.7413 をかけたもの

*四分位数の算出方法

全データを小さい順に並べる。

○第 1四分位数 (25%点:Q1) : 全データの中央値を境界としてデータの個数を

2 等分し、中央値以下の下組の中央値 (又は小さい値から N×1/4番目の値)

○第 2四分位数 (50%点:Q2) : 全データの中央値(又は小さい値から N×2/4

番目の値)

○第 3四分位数 (75%点:Q3) : 全データの中央値を境界としてデータの個数を

2等分し、中央値以上の上組の中央値 (又は小さい値から N×3/4番目の値)

*四分位範囲の意味

第3四分位数 Q3 と第1四分位数Q1の差 Q3-Q1 のことである。この中に中央値周

辺に並ぶ約50%のデータが含まれる。よって、四分位範囲は、データの中に極端に

飛び離れた値がある場合でも、その影響を受けにくい。また、データの値が中央値

の周りに集中しているほど、四分位範囲は小さくなる傾向にある。逆に四分位範囲

が大きいほど、データの散らばりが大きいと言える。

Page 9: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

7

*四分位範囲「(Q3-Q1)×0.7413」の考え方

正規分布におけるσと四分位数及び(Q3-Q1)の関係

Q3-Q1=0.6745σ-(-0.6745σ)=1.349σとなり、測定結果の標準偏差は異常値の影

響を受ける可能性がある。よって、異常値の影響を受けにくい推定・統計的手法が必要で

あり、その統計的手法を「ロバスト推定・統計」といい、σの値を以下のとおりとした。

(Q3-Q1)/1.349σ=1/1.394×(Q3-Q1) ⇒ σ=(Q3-Q1)×0.7413

ここで得られたσを、ロバストな規準としてZスコアの計算式の分母(s)に使用した。

四分位範囲

Q3-Q1

Page 10: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

8

4.第12回総合精度管理事業参加機関の合否の状況

項目 参加

機関数

合格

機関数

合格率

(%)

不合格

機関数

不合格率

(%)

デザイン A様式 122(0) 93(0) 76.2 29(0) 23.8

デザイン B様式 110(6) 85(5) 77.3 25(1) 22.7

サンプリング 145(4) 127(4) 87.6 18(0) 12.4

特定化学物質 161(1) 140(1) 87.0 21(0) 13.0

金属類 141(1) 123(1) 87.2 18(0) 12.8

有機溶剤 168(6) 133(4) 79.2 35(2) 20.8

(備考)

・( )内は自社測定事業場の数で内数

・合格率、不合格率には自社測定事業場を含む

Page 11: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

9

5 試験結果に関する詳細

5・1 デザイン項目

5・1・1 試験用模擬作業環境測定結果報告書(A様式)

(1)項目別正答率

設問ごとの誤解答数と正答率は以下のとおりです。 A 様式参加機関数:122 機関

設問区分 通し

番号 設問概略

誤解答

機関数 正答率(%)

(1)作業環境

評価基準に係る

設問

1 管理濃度 1 99.2

2 幾何平均値M1 2 98.4

3 幾何平均値M 2 98.4

4 B測定値(CB) 1 99.2

5 A測定の結果 1 99.2

6 B測定の結果 2 98.4

7 管理区分 1 99.2

23 質量濃度変換係数値 3 97.5

24 幾何標準偏差(σ1) 2 98.4

25 幾何標準偏差(σ) 2 98.4

26 第1評価値(EA1) 5 95.9

27 第2評価値(EA2) 4 96.7

28 評価結果 A測定の結果 1 99.2

29 評価結果 B測定の結果 2 98.4

30 評価結果 管理区分 1 99.2

(2)作業環境

測定基準等に係

る設問

8 A測定(開始から終了までの時間) 0 100.0

9 B測定(開始から終了までの時間) 0 100.0

10 A測定点の数 0 100.0

20 A測定点の間隔 4 96.7

21 サンプリング時間 1 99.2

22 質量濃度の数値 0 100.0

(3)単位作業

場所の設定理由

等に係る設問

11 発生源の特定 0 100.0

12 有害物の発散状況 5 95.9

13 労働者の作業中の行動範囲 0 100.0

14 単位作業場所の範囲を決定した理由 7 94.3

15 気流の影響 9 92.6

16 発生源からの距離 4 96.7

17 発生源に近接した場所における作業 1 99.2

18 濃度が最も高くなる作業位置 6 95.1

19 濃度が最も高くなる時間 1 99.2

Page 12: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

10

(2)設問と標準解答

1.作業環境評価基準に係る設問

【1.作業環境評価基準に係る設問 設問1】

「表紙 2.測定した物質の名称及び管理濃度」、「5A頁 12 評価 評価結果 ○81管理

濃度」の管理濃度の数値を記入してください。(小数第2位まで記入)

0.89

【2、3.作業環境評価基準に係る設問 設問2・設問3】

「表紙 4. 測定結果 A測定結果〔幾何平均値〕」、「5A頁 11 測定結果 A測定 ○71

幾何平均値(M1、M)」の幾何平均値(M1、M)の数値を記入してください。(小数第2位まで

記入)

0.27 0.27

【4.作業環境評価基準に係る設問 設問4】

「表紙 4. 測定結果 B測定値」、「3A頁 6 測定データの記録 【B測定データ】○38 (CB1

質量濃度)」、「5A頁 11 測定結果 B測定 ○75 (CB)」のB測定の数値を記入してくださ

い。(小数第2位まで記入)

1.20

【5、6.作業環境評価基準に係る設問 設問5・設問6】

「表紙 4. 測定結果 区分」、「5A頁 12 評価 評価結果 ○82A測定の結果及び○83B

測定の結果」のあてはまる結果(A測定及びB測定)を○で囲ってください。

【7.作業環境評価基準に係る設問 設問7】

「表紙 4. 測定結果 管理区分」、「5A頁 12 評価 評価結果 ○84管理区分」のあて

はまる結果を○で囲ってください。

mg/m3

mg/m3(M1) mg/m3 (M)

Ⅰ Ⅱ Ⅲ 【A測定】 【B測定】 Ⅰ Ⅱ Ⅲ

mg/m3

第1管理区分 第2管理区分 第3管理区分

Page 13: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

11

【23.作業環境評価基準に係る設問 設問8】 4A頁「9 質量濃度変換係数の決定 ○54質量濃度変換係数」の質量濃度変換係数値を記入

してください。(小数第4位まで記入)

質量濃度変換係数 0.0047 mg/m3/cpm

【24.作業環境評価基準に係る設問 設問9】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差 (σ1)」の幾何標準偏差 (σ1)の数値を記

入してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ1) 2.12

【25.作業環境評価基準に係る設問 設問10】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差(σ)」の幾何標準偏差 (σ)の数値を記入

してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ) 2.73

【26.作業環境評価基準に係る設問 設問11】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○73第1評価値 (EA1)」の第1評価値 (EA1)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第1評価値 (EA1) 1.43 mg/m3

【27.作業環境評価基準に係る設問 設問12】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○74第2評価値 (EA2)」の第2評価値 (EA2)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第2評価値 (EA2) 0.45 mg/m3

【28.作業環境評価基準に係る設問 設問13】

5A頁「12 評価 評価結果 ○82A測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

EA1<E EA1≧E≧EA2 EA2>E (A測定の結果)

Page 14: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

12

【29.作業環境評価基準に係る設問 設問14】

5A頁「12 評価 評価結果 ○83B測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

【30.作業環境評価基準に係る設問 設問15】

5A頁「12 評価 評価結果 ○84管理区分」、「表紙 4. 測定結果 管理区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

2.作業環境測定基準等に係る設問

【8.作業環境測定基準等に係る設問 設問1】

1A-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑲A測定」の開始から終了までの時間

【9.作業環境測定基準等に係る設問 設問2】

1A-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑳B測定」の開始から終了までの時間

【10.作業環境測定基準等に係る設問 設問3】

1A-①頁「4 単位作業場所等の概要」の「㉓A測定の測定点の数」に示されたA測定点

の数

CB<E E×1.5≧CB≧E CB>E×1.5

第1 第2 第3 (管理区分)

(B測定の結果)

【理由欄】

⑲記載の測定時間のとおり 1 時間以上となっている。(昭和 57 年 6 月 14

日 基発第 412 号、昭和 63 年 9 月 16 日 基発第 604 号の 2による)

○ ×

【理由欄】

B 測定時間は 10 分間となっており、作業環境測定基準第 2条第 1項第 3号

および昭和 59.4.13 基発第 182 号を満たしている。

○ ×

【理由欄】

6 点であり、作業環境測定基準第 2条第 1項第 1号の 2を満たしている。

○ ×

Page 15: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

13

【20.作業環境測定基準等に係る設問 設問4】

2A頁「5 全体図、単位作業場所の範囲、主要な設備、発生源、測定点の配置等を示す図

面」に示されたA測定点の間隔は適切か

【21.作業環境測定基準等に係る設問 設問5】

4A頁「8 ロ 相対濃度測定(併行測定) ○48 -(2)サンプリング時間」及び「4A頁 9 質

量濃度変換係数の決定 ○53捕集時間」の捕集時間の数値を記入してください。

捕集時間 60 分間

【22.作業環境測定基準等に係る設問 設問6】

4A頁「9 質量濃度変換係数の決定 ○52質量濃度」の質量濃度の数値を記入してください。

(小数第2位まで記入)

質量濃度 0.41 mg/m3

【理由欄】

A測定点の縦の線の間隔、横の線の間隔は、各々6m以内の等間隔であり、

作業環境測定基準第2条第1項第1号を満たしている。

○ ×

[備考]

作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

2Aおよび2B (2)配置図に記述すべき事項 ② 「単位作業場所の 縦・横の寸法(縦と横の比は必

ず同一とする)」とあり、正確な縮尺で作図することを求めているが、測定点の間隔を記載する

ことまで求めていないため、測定点の間隔は図示しても図示しなくても差支えない。

Page 16: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

14

3.単位作業場所の設定理由等に関する設問

【11.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況 (発生源の特定)」

【着眼点:発生源となる装置や設備、または作業などが特定できるように記載されているか】

【12.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問2】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況(有害物の発散状況等)」

【着眼点:局所排気装置の排気(稼動)状況、有害物の発散状況・拡散要因(気流等)・分

布範囲が記載されているか】

【13.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問3】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (2)労働者の作業中の行動範囲」

【着眼点:作業者数、各作業者の行動(作業)内容、行動範囲が記載されているか】

【理由欄】

粉じんの発散は、各混合機への自動投入及び混合機からの手作業での容器

への取り出し時に確認できたこと及び発生源が稼動している3台の混合

機及び混合後の製品の取り出し位置と特定できるように記載されている。

○ ×

【理由欄】

混合機からの取り出し作業時に発じんが確認され、発生した粉じんは、混

合室内の気流によって拡散し、混合室全域に分布していると粉じんの発散

状況、拡散要因、分布範囲は記載されているが、局所排気装置の稼働状況

が記載されていない。

○ ×

【理由欄】

作業者は1名であり、作業内容は設備の監視、混合機のふたを閉じ、混合

後の製品を容器へ取り出して直ちにふたをし、容器を棚に保管し、空容器

を棚に取りに行くと記載されている。行動範囲についても、混合室内全域

と記載されている。

○ ×

[備考] 単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1~設問9で問われている、各欄において記

載が必要な事項は、次の通達及びガイドブックに示されている。

・平成20年2月29日 基発第0229002号における「作業環境測定結果報告書(証明書)記載要領」

・作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

Page 17: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

15

【14.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問4】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (3)単位作業場所の範囲を決定した理由」

【着眼点:単位作業場所の範囲とそれを決定した根拠(有害物の分布範囲、作業者の行動

範囲等)が記載されているか】

【15.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問5】 1A-②頁「㉖併行測定を行う測定点を決定した理由 (2)気流の影響」

【着眼点:気流の状況とその併行測定への影響について記載されているか】

【16.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問6】

1A-②頁「㉖併行測定を行う測定点を決定した理由 (3)発生源からの距離」

【着眼点:粉じんの粒径と気流の状況を考慮して、発生源からどれくらい離れた位置が単

位作業場所を代表する質量濃度変換係数が得られる位置(併行測定点)かが記載されて

いるか】

【理由欄】

単位作業場所の範囲を決定した理由が、単位作業場所の範囲は混合室内全

域にしたという結論しか記載されておらず、①有害物の分布状況または②

作業者の行動範囲から決定したのか、あるいは①と②両方を考慮して決定

したのか等、最終的に決定した理由が記載されていない。

○ ×

【理由欄】

給気口から室内に気流が流入しており、混合室内の気流は 0.1~0.5m/s で

あったという状況のみが記載されており、併行測定への気流の影響が記載

されていない。

○ ×

【理由欄】

併行測定点の位置は、混合室の中央付近で図に示す位置と特定されている

が、粉じん発生源からの距離が記載されていない。

○ ×

Page 18: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

16

【17.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問7】

1A-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (1)発生源に近接する場所に

おける作業」

【着眼点:B測定を実施しなければならない作業であることが明確になるよう発生源近接

作業の内容が記載されているか、その作業が複数ある場合は全て記載されているか】

【18.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問8】

1A-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (2)濃度が最も高くなると思

われる作業位置」

【着眼点:発生源近接作業位置が記載されているか、その作業が複数ある場合は最も高濃

度となる作業位置とそれを決定した根拠又はその作業位置が判断できず該当する作業位

置をすべて測定した結果から決めることが記載されているか】

【19.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問9】

1A-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (3)濃度が最も高くなると思

われる時間」

【着眼点:決定したB測定点で行われる発生源近接作業において、最も高濃度となる時間

とそれを決定した根拠が記載されているか】

【理由欄】

発生源に近接する作業として、3 台の混合機のふたを閉じる作業、及び混

合機から製品を密閉容器に取り出す作業が全て記載されている。

○ ×

【理由欄】

混合機のふたを閉じる作業位置よりも混合機から製品を取り出す作業位

置で発じんが多く確認されたこと、及び 3台の混合機のうち大型混合機の

製品取り出し時間が一番長く、発じんが多いことも確認できたと記載され

ており、大型混合機からの製品取り出し時に粉じん濃度が最も高くなると

特定されている。

○ ×

【理由欄】

A測定の合間にB測定を実施したとあるのみで、最も高濃度になる時間及

びそれを決定した根拠が記載されていない。

○ ×

Page 19: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

17

5・1・2 試験用模擬作業環境測定結果報告書(B様式)

(1)項目別正答率

設問ごとの誤解答数と正答率は以下のとおりです。 B 様式参加機関数:110 機関

設問区分 通し

番号 設問概略

誤解答

機関数 正答率(%)

(1)作業環境

評価基準に係る

設問

1 管理濃度の値 3 97.3

管理濃度の単位 1 99.1

2 幾何平均値M1 1 99.1

3 幾何平均値M 1 99.1

4 B測定値(CB) 2 98.2

5 A測定の結果 0 100.0

6 B測定の結果 2 98.2

7 管理区分 1 99.1

21 B測定(CB2の換算値) 2 98.2

24 幾何標準偏差(σ1) 6 94.5

25 幾何標準偏差(σ) 4 96.4

26 第1評価値(EA1) 4 96.4

27 第2評価値(EA2) 2 98.2

28 評価結果 A測定の結果 0 100.0

29 評価結果 B測定の結果 2 98.2

30 評価結果 管理区分 1 99.1

(2)作業環境

測定基準等に係

る設問

8 A測定(開始から終了までの時間) 1 99.1

9 B測定(開始から終了までの時間) 1 99.1

10 A測定点の数 1 99.1

20 A測定点の間隔 4 96.4

22 試料採取方法 2 98.2

23 分析方法 3 97.3

(3)単位作業

場所の設定理由

等に係る設問

11 発生源の特定 2 98.2

12 有害物の発散状況 5 95.5

13 有害物の分布範囲 3 97.3

14 労働者の作業中の行動範囲 2 98.2

15 単位作業場所の範囲を決定した理由 9 91.8

16 発生源に近接した場所における作業 2 98.2

17 濃度が最も高くなると思われる作業位置(1) 5 95.5

18 濃度が最も高くなると思われる作業位置(2) 2 98.2

19 濃度が最も高くなると思われる時間 2 98.2

Page 20: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

18

(2)設問と標準解答

1.作業環境評価基準に係る設問

【1.作業環境評価基準に係る設問 設問1】

「表紙 2.測定した物質の名称及び管理濃度」、「4B頁 12 評価 評価結果 ○84管理

濃度」の管理濃度の数値を記入し、その単位を〇で囲ってください。

1

【2、3.作業環境評価基準に係る設問 設問2・設問3】

「表紙 4. 測定結果 A測定結果〔幾何平均値〕」、「4B頁 11 測定結果 A測定 ○71

幾何平均値(M1、M)」の幾何平均値(M1、M)の数値を記入してください。(小数第2位まで

記入)

0.23 0.23

【4.作業環境評価基準に係る設問 設問4】

「表紙 4. 測定結果 B測定値」、「3B頁 6 測定データの記録 【B測定データ】㊳(CB3

換算値)」、「4B頁 11 測定結果 B測定 ○75 (CB)」のB測定の数値を記入してください。

(小数第2位まで記入)

1.24

【5、6作業環境評価基準に係る設問 設問5・設問6】

「表紙 4. 測定結果 区分」、「4B頁 12 評価 評価結果 ○82A測定の結果及び○83B

測定の結果」のあてはまる結果(A測定及びB測定)を○で囲ってください。

【7.作業環境評価基準に係る設問 設問7】

「表紙 4. 測定結果 管理区分」、「4B頁 12 評価 評価結果 ○84管理区分」のあて

はまる結果を○で囲ってください。

(M1) (M)

Ⅰ Ⅱ Ⅲ 【A測定】 【B測定】 Ⅰ Ⅱ Ⅲ

第1管理区分 第2管理区分 第3管理区分

(E) (単位) ppm・mg/m3・f/cm3・無次元

Page 21: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

19

【21.作業環境評価基準に係る設問 設問8】

3B頁「6 測定データの記録 【B測定データ】㊳CB2」の換算値の数値を記入してくださ

い。(小数第2位まで記入)

CB2の換算値 0.77

【24.作業環境評価基準に係る設問 設問9】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差 (σ1)」の幾何標準偏差 (σ1)の数値を記

入してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ1) 2.14

【25.作業環境評価基準に係る設問 設問10】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差(σ)」の幾何標準偏差 (σ)の数値を記入

してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ) 2.75

【26.作業環境評価基準に係る設問 設問11】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○73第1評価値 (EA1)」の第1評価値 (EA1)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第1評価値 (EA1) 1.21

【27.作業環境評価基準に係る設問 設問12】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○74第2評価値 (EA2)」の第2評価値 (EA2)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第2評価値 (EA2) 0.38

【28.作業環境評価基準に係る設問 設問13】

4B頁「12 評価 評価結果 ○82A測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

【29.作業環境評価基準に係る設問 設問14】

4B頁「12 評価 評価結果 ○83B測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

EA1<E EA1≧E≧EA2 EA2>E (A測定の結果)

CB<E E×1.5≧CB≧E CB>E×1.5 (B測定の結果)

Page 22: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

20

【30.作業環境評価基準に係る設問 設問15】

4B頁「12 評価 評価結果 ○84管理区分」、「表紙 4. 測定結果 管理区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

2.作業環境測定基準等に係る設問

【8.作業環境測定基準等に係る設問 設問1】

1B-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑲A測定」の開始から終了までの時間

【9.作業環境測定基準等に係る設問 設問2】

1B-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑳B測定」の開始から終了までの時間

【10.作業環境測定基準等に係る設問 設問3】

1B-①頁「4 単位作業場所等の概要」の「㉓A測定の測定点の数」に示されたA測定点

の数

第1 第2 第3 (管理区分)

【理由欄】

⑲記載の測定時間のとおり 1 時間以上となっている。(昭和 57 年 6 月 14

日 基発第 412 号、昭和 63 年 9 月 16 日 基発第 604 号の 2による)

○ ×

【理由欄】

B 測定時間は 10 分間となっており、作業環境測定基準第 2条第 1項第 3号

および昭和 59.4.13 基発第 182 号を満たしている。

○ ×

【理由欄】

6 点であり、作業環境測定基準第 2条第 1項第 1号の 2を満たしている。

○ ×

Page 23: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

21

【20.作業環境測定基準等に係る設問 設問4】

2B頁「5 全体図、単位作業場所の範囲、主要な設備、発生源、測定点の配置等を示す図

面」に示されたA測定点の間隔は適切か。

【22.作業環境測定基準等に係る設問 設問5】

4B頁「8 試料採取方法等 ㊶試料採取方法」の採取方法は適切か。

【23.作業環境測定基準等に係る設問 設問6】

4B頁「9 分析方法等 ㊽分析方法」の分析方法は適切か。

【理由欄】

A測定点の縦の線の間隔、横の線の間隔は、各々6m以内の等間隔であり、

作業環境測定基準第2条第1項第1号を満たしている。

○ ×

【理由欄】

測定基準第13条第1項を満している。

○ ×

【理由欄】

測定基準第13条第1項を満している。

○ ×

[備考]

作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

2Aおよび2B (2)配置図に記述すべき事項 ② 「単位作業場所の 縦・横の寸法(縦と横の比は必

ず同一とする)」とあり、正確な縮尺で作図することを求めているが、測定点の間隔を記載する

ことまで求めていないため、測定点の間隔は図示しても図示しなくても差支えない。

Page 24: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

22

3.単位作業場所の設定理由等に係る設問

【11.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況 (発生源の特定)」

【着眼点:発生源となる装置や設備、または作業などが特定できるように記載されている

か】

【12.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問2】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況(有害物の発散状況等)」

【着眼点:局所排気装置の排気(稼動)状況、有害物の発散状況・拡散要因(気流等)が

記載されているか】

【13.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問3】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況(有害物の分布範囲)」

【着眼点:有害物の分布範囲が記載されているか】

○ ×

○ ×

【理由欄】

有機溶剤蒸気の発散は、各混合機への自動投入及び混合機からの手作業での容器へ

の取り出し時に確認できたこと及び発生源が稼動している3台の混合機及び混合

後の製品の取り出し位置と特定できるように記載されている。

○ ×

【理由欄】

混合機からの取り出し時に有機溶剤蒸気の発散が確認され、混合室内の気流によっ

て拡散していると、有機溶剤蒸気の発散状況、拡散要因、分布範囲は記載されてい

るが、局所排気装置の稼働状況が記載されていない。

【理由欄】

発生した有機溶剤蒸気は、混合室内全域に分布していると有機溶剤蒸気の分布範囲

が記載されている。

[備考] 単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1~設問9で問われている、各欄において記

載が必要な事項は、次の通達及びガイドブックに示されている。

・平成20年2月29日 基発第0229002号における「作業環境測定結果報告書(証明書)記載要領」

・作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

Page 25: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

23

【14.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問4】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (2)労働者の作業中の行動範囲」

【着眼点:作業者数、各作業者の行動(作業)内容、行動範囲が記載されているか】

【15.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問5】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (3)単位作業場所の範囲を決定した理由」

【着眼点:単位作業場所の範囲とそれを決定した根拠(有害物の分布範囲、作業者の行

動範囲等)が記載されているか】

【16.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問6】

1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (1)発生源に近接する場所に

おける作業」

【着眼点:B測定を実施しなければならない作業であることが明確になるよう発生源近接

作業の内容が記載されているか、その作業が複数ある場合は全て記載されているか】

【理由欄】

発生源に近接する作業として、3 台の混合機のふたを閉じる作業、及び混

合機から製品を密閉容器に取り出す作業が全て記載されている。

○ ×

【理由欄】

作業者は1名であり、作業内容は設備の監視、混合機のふたを閉じ、混合後の製品

を容器へ取り出して直ちにふたをし、容器を棚に保管し、空容器を棚に取りに行く

と記載されている。行動範囲についても、室内全域と記載されている

【理由欄】

単位作業場所の範囲を決定した理由が、単位作業場所の範囲は混合室内全域にした

という結論しか記載されておらず、①有害物の分布状況または②作業者の行動範囲

から決定したのか、あるいは①と②両方を考慮して決定したのか等、最終的に決定

した理由が記載されていない。

○ ×

○ ×

Page 26: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

24

【17.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問7】

1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (2)濃度が最も高くなると思

われる作業位置」

【着眼点:発生源に近接する場所における作業が複数の場合、最も高濃度になる作業位置

とその理由の特定又はその位置を判断できないとされているか】

【18.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問8】

1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (2)濃度が最も高くなると思

われる作業位置」

【着眼点:濃度が最も高くなると思われる作業位置が決められない場合は、該当する作業

位置をすべて測定した結果から求めたことが書かれているか】

【19.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問9】 1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (3)濃度が最も高くなると思 われる時間」 【着眼点:決定したB測定点で行われる発生源近接作業において、最も高濃度となる時間

とそれを決定した根拠が記載されているか】

【理由欄】

混合機のふたを閉じる作業位置よりも混合機から製品を取り出す作業位

置で有機溶剤の発散が多いと考えられること、及びその理由についても局

所排気装置のフードから離れた位置で行われると記載されている。

○ ×

【理由欄】

A測定の合間にB測定を実施したとあるのみで、最も高濃度になる時間及

びそれを決定した根拠が記載されていない。

○ ×

【理由欄】

3 台の混合機における製品取り出し位置のうち、濃度が最も高くなる位置

が判断できなかったため、各々測定した結果からB測定点を決定したこと

が記載されている。

○ ×

Page 27: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

25

5・2 サンプリング項目

(1)合否判定基準

報告値Xが標準値(指定された流量)の±10%以内である場合を合格とし

た。具体的には次のとおりである。

※1 標準値を 1 000 mL/min と指定した場合

※2 標準値を 10 000 mL/min と指定した場合

(2)流量較正の報告値

報告値の接続法ごとの平均値、標準偏差等は次のとおりである。

件数

平均値

(mL/min)

中央値

(mL/min)標準偏差

(mL/min)

相対

標準偏差

(%)

最大値

(mL/min)

最小値

(mL/min)

全体 143 190.0 187.1 14.8 7.8 265.6 156.7

接続法 1 93 188.9 186.2 15.4 8.1 262.1 156.7

接続法 2 34 189.3 188.0 7.70 4.1 213.7 173.4

接続法 3 14 193.8 190.3 10.9 5.6 221.3 181.8

その他の

接続法 1 ― ― ― ― ― ―

接続法

未記入 1 ― ― ― ― ― ―

(備考) 接続法1:セル型流量較正装置使用

接続法2:ガスメーター使用

接続法3:面積式フローメーター使用

標準値を 1 000 mL/min とした 1機関のデータおよび標準値を 10 000 mL/min

とした 1機関のデータを除く

自社測定事業場 4機関を含む

標準値(mL/min) 合格範囲(mL/min) 不合格

180.0

(1 000) ※1

(10 000)※2

162≦X≦198

(9 00≦X≦1 100)

(9 000≦X≦11 000)

左記の合格の範囲外

Page 28: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

26

(3)流量較正報告値の分布

(4)流量較正報告値の接続方法別の分布

【接続法1】

Page 29: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

27

【接続法2】

【接続法3】

Page 30: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

28

5・3 分析項目

5・3・1 特定化学物質(弗化水素)

5・3・1・1 試料中の弗化水素濃度の分析値

(1)弗化水素濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関の弗化水素濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた合

否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが、

0.2619≦ X ≦0.3201【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

(2)参加機関の弗化水素濃度の分析値

①全体のデータ

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

161

0.2899 0.291 0.05159 17.8 0.592 0.106

第 1 四分位数

(μg/mL)

第 2 四分位数

(μg/mL)

第 3 四分位数

(μg/mL)

0.267 0.291 0.308

正規四分位数範囲(μg/mL) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.03039 10.4

(備考)自社測定場 1機関を含む

Page 31: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

29

②分析方法別のデータ

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

①アリザリンコ

ンプレクソン 18 0.2959 0.300 0.01972 6.67 0.322 0.241

②アルフッソン 88 0.2946 0.294 0.06448 21.9 0.592 0.106

③イオンクロマ

トグラフ 37 0.2794 0.286 0.02567 9.19 0.319 0.215

④流れ分析法 17 0.2783 0.289 0.03629 13.0 0.345 0.215

分析方法未記入 1 ― ― ― ― ― ―

(備考)自社測定事業場 1機関を含む

(3)弗化水素濃度の分析値の分布

①全体の分布

Page 32: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

30

②分析方法別の分布

【アリザリンコンプレクソン】

【アルフッソン】

Page 33: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

31

【イオンクロマトグラフ】

【流れ分析法】

Page 34: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

32

5・3・1・2 環境空気中の弗化水素濃度の算定値

(1)弗化水素濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関の弗化水素濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導いた合

否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが、

0.3213≦ X ≦0.3927【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

(2)参加機関の弗化水素濃度の算定値

①全体のデータ

件数 平均値

(ppm)

中央値

(ppm)

標準偏差

(ppm)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(ppm)

最小値

(ppm)

161

0.3729 0.357 0.2167 58.1 2.97 0.073

第 1 四分位数

(ppm)

第 2 四分位数

(ppm)

第 3 四分位数

(ppm)

0.327 0.357 0.380

正規四分位数範囲(ppm) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.03929 11.0

(備考)自社測定場 1機関を含む

Page 35: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

33

②分析方法別のデータ

件数 平均値

(ppm)

中央値

(ppm)

標準偏差

(ppm)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(ppm)

最小値

(ppm)

①アリザリンコ

ンプレクソン 18 0.3637 0.367 0.02362 6.49 0.394 0.304

②アルフッソン 88 0.3966 0.362 0.2884 72.7 2.97 0.130

③イオンクロマ

トグラフ 37 0.3339 0.347 0.05426 16.3 0.390 0.073

④流れ分析法 17 0.3403 0.3530 0.04412 13.0 0.422 0.263

分析方法未記入 1 ― ― ― ― ― ―

(備考)自社測定場 1機関を含む

(3)弗化水素濃度の算定値の分布

全体の分布

Page 36: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

34

5・3・2 金属類(カドミウム)

5・3・2・1 試料中のカドミウム濃度の分析値

(1)カドミウム濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関のカドミウム濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた合

否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが

0.05382≦ X ≦0.06578【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

(2)参加機関のカドミウム濃度の分析値

①全体のデータ

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

141

0.1026 0.0598 0.5043 491.3 6.0470 0.0405

第 1 四分位数

(μg/mL)

第 2 四分位数

(μg/mL)

第 3 四分位数

(μg/mL)

0.0586 0.0598 0.0609

正規四分位数範囲(μg/mL) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.001705 2.85

(備考)自社測定事業場 1機関を含む

Page 37: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

35

②分析方法別のデータ

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

①フレームレス

原子吸光分析法 19 0.06448 0.0600 0.02208 34.3 0.1525 0.0405

②フレーム原子

吸光分析法 17 0.05768 0.0589 0.004649 8.06 0.0620 0.0413

③ICP-AES 法 61 0.06012 0.0603 0.002810 4.67 0.0691 0.0534

④ICP-MS 法 43 0.1986 0.0597 0.9131 459.9 6.0470 0.0525

⑤その他分析法 1 ― ― ― ― ― ―

(備考)自社測定事業場 1機関を含む

(3)カドミウム濃度の分析値の分布

①全体の分布

Page 38: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

36

②分析法別の分布

【フレームレス原子吸光光度法】

【フレーム原子吸光光度法】

Page 39: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

37

【ICP-AES法】

【ICP-MS法】

Page 40: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

38

5・3・2・2 環境空気中のカドミウム濃度の算定値

(1)カドミウム濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関のカドミウム濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導い

た合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが

0.01791≦ X ≦0.02189【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0 【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

(2)参加機関のカドミウム濃度の算定値

①全体のデータ

件数 平均値

(mg/m3)

中央値

(mg/m3)

標準偏差

(mg/m3)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(mg/m3)

最小値

(mg/m3)

141

0.03256 0.0199 0.1485 456 1.783 0.0135

第 1 四分位数

(mg/m3)

第 2 四分位数

(mg/m3)

第 3 四分位数

(mg/m3)

0.0196 0.0199 0.0203

正規四分位範囲数(mg/m3) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.0005189 2.61

(備考)自社測定事業場 1機関を含む

Page 41: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

39

②分析方法別のデータ

件数 平均値

(mg/m3)

中央値

(mg/m3)

標準偏差

(mg/m3)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(mg/m3)

最小値

(mg/m3)

①フレームレス

原子吸光分析法 19 0.02149 0.0200 0.007354 34.2 0.0508 0.0135

②フレーム原子

吸光分析法 17 0.1230 0.0198 0.4278 347.9 1.783 0.0138

③ICP-AES 法 61 0.02005 0.0201 0.000944 4.71 0.0230 0.0178

④ICP-MS 法 43 0.01976 0.0199 0.000810 4.10 0.0219 0.0175

⑤その他分析法 1 ― ― ― ― ― ―

(備考)自社測定事業場 1機関を含む

Page 42: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

40

(3)カドミウム濃度の算定値の分布

全体の分布

Page 43: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

41

5・3・3 有機溶剤(混合有機溶剤:トルエン)

5・3・3・1 試料中のトルエン濃度の分析値

(1)トルエン濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関のトルエン濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた合否の範

囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが

7.146≦ X ≦8.734【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

(2)参加機関のトルエン濃度の分析値

①全体のデータ

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

168

7.959 7.94 1.615 20.3 13.96 0.61

第 1 四分位数

(μg/mL)

第 2 四分位数

(μg/mL)

第 3 四分位数

(μg/mL)

7.55 7.94 8.32

正規四分位数範囲(μg/mL) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.5727 7.21

(備考)自社測定事業場 6機関を含む

Page 44: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

42

(3)トルエン濃度の分析値の分布

①全体の分布

Page 45: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

43

5・3・3・2 環境空気中のトルエン濃度の算定値

(1)トルエン濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関のトルエン濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導いた合

否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが

1.899≦ X ≦2.321【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

(2)参加機関のトルエン濃度の算定値

件数 平均値

(ppm)

中央値

(ppm)

標準偏差

(ppm)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(ppm)

最小値

(ppm)

168

2.107 2.11 0.4451 21.1 3.71 0.16

第 1 四分位数

(ppm)

第 2 四分位数

(ppm)

第 3 四分位数

(ppm)

2.00 2.11 2.20

正規四分位数範囲(ppm) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.1483 7.03

(備考)自社測定事業場 6機関を含む

Page 46: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

44

(3)トルエン濃度の算定値の分布

全体の分布

Page 47: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

45

6.第12回総合精度管理事業再試験実施結果

6・1 再試験参加状況

第 12 回事業本試験で不合格の項目が 1 つ以上あった作業環境測定機関(107機関)のうち 72 機関の再試験への参加申し込みがあった。 各項目別の参加状況は以下のとおりである。

項目 対象機関数* 項目ごとの

参加数 会員 非会員

デザイン 54(1) 25(0) 17(0) 8(0)

サンプリング 18(0) 12(0) 8(0) 4(0)

特定化学物質

(対象:弗化水素)

21(0) 15(0) 11(0) 4(0)

金属類

(対象:カドミウム)

18(0) 14(0) 11(0) 3(0)

有機溶剤(対象:混合

有機溶剤【トルエン】)

35(2) 26(2) 16(0) 10(2)

(備考)

*「対象機関数」はその項目が第 12 回事業本試験で不合格であった機関数を示している

*( )内は自社測定事業場の数で内数

6・2 実施内容

第12回事業再試験の実施内容は総合精度管理委員会(当協会内の委員会で、

外部専門家等で構成。以下「委員会」と略記)における検討の結果にもとづい

て実施した。なお、再試験の実施内容は本試験と同様であり、2.実施内容の

とおりである。

6・3 判定基準

デザイン、サンプリングの判定基準は本試験と同様であり、3.判定基準の

とおりである。 特定化学物質、金属類、有機溶剤項目の再試験の判定方法は、本試験と同様

に「報告値がすべての分析値の中央値±10%の範囲内であること」または「報

告値がZスコアに関し、|Z|≦2の範囲内であること」とした。 ここで、特定化学物質は、本試験と同じロットの試料を用いたため、再試験

の合格範囲は本試験と同じ濃度範囲を合格とした(5・3・1のとおり)。金属

類と有機溶剤は、本試験と異なるロットの試料を用いたため、再試験に参加し

た機関の報告値より中央値および Z スコアを算出し、判定を行った。判定基準

は金属類は6・3・1、有機溶剤は6・4・1のとおりである。

Page 48: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

46

6・3・1金属類 再試験における判定基準

参加機関から回答のあった分析値と環境空気中の濃度の算定値の両方が、次

の評価方法1又は評価方法2を満たす場合に合格とした。

評価方法1:報告値がすべての分析値の中央値±10%の範囲内であること。

評価方法 2:報告値がZスコアに関し、|Z|≦2の範囲内であること。

具体的な判定基準は次の通りである。

次の①、②を満たす場合を合格とした。

①カドミウム濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関のカドミウム濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導い

た合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが

0.05360≦ X ≦0.06551【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

②カドミウム濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関のカドミウム濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導い

た合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが

0.01787≦ X ≦0.02184【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

Page 49: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

47

6・3・2参加機関のカドミウム濃度の分析値

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

14

0.05979 0.0596 0.006585 11.0 0.0792 0.0525

第 1 四分位数

(μg/mL)

第 2 四分位数

(μg/mL)

第 3 四分位数

(μg/mL)

0.0551 0.0596 0.0612

正規四分位数範囲(μg/mL) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.004503 7.56

6・3・3参加機関のカドミウム濃度の算定値

件数 平均値

(mg/m3)

中央値

(mg/m3)

標準偏差

(mg/m3)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(mg/m3)

最小値

(mg/m3)

14

0.01992 0.0199 0.002198 11.0 0.0264 0.0175

第 1 四分位数

(mg/m3)

第 2 四分位数

(mg/m3)

第 3 四分位数

(mg/m3)

0.0183 0.0199 0.0204

正規四分位数範囲(mg/m3) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.001538 7.75

Page 50: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

48

6・4・1有機溶剤 再試験における判定基準

参加機関から回答のあった分析値と環境空気中の濃度の算定値の両方が、次

の評価方法1又は評価方法2を満たす場合に合格とした。

評価方法1:報告値がすべての分析値の中央値±10%の範囲内であること。

評価方法 2:報告値がZスコアに関し、|Z|≦2の範囲内であること。

具体的な判定基準は次の通りである。

次の①、②を満たす場合を合格とした。

①トルエン濃度の分析値に係る合否範囲

参加機関のトルエン濃度の分析値Xの中央値及びZスコアから導いた

合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

分析値Xが

6.867≦ X ≦8.393【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

②トルエン濃度の算定値に係る合否範囲

参加機関のトルエン濃度の算定値Xの中央値及びZスコアから導いた

合否の範囲は、次のとおりである。

合格 不合格

算定値Xが

1.827≦ X ≦2.233【評価方法1】

又は |z| ≦ 2.0【評価方法2】

を満たすこと。

左記の合格の範囲外

Page 51: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

49

6・4・2参加機関のトルエン濃度の分析値

件数 平均値

(μg/mL)

中央値

(μg/mL)

標準偏差

(μg/mL)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(μg/mL)

最小値

(μg/mL)

26

8.301 7.63 3.140 37.8 17.34 3.55

第 1 四分位数

(μg/mL)

第 2 四分位数

(μg/mL)

第 3 四分位数

(μg/mL)

6.82 7.63 8.12

正規四分位数範囲(μg/mL) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.9637 12.6

6・4・3参加機関のトルエン濃度の算定値

件数 平均値

(ppm)

中央値

(ppm)

標準偏差

(ppm)

相対標準

偏差

(%)

最大値

(ppm)

最小値

(ppm)

26

2.206 2.03 0.8310 37.7 4.61 0.94

第 1 四分位数

(ppm)

第 2 四分位数

(ppm)

第 3 四分位数

(ppm)

1.81 2.03 2.16

正規四分位数範囲(ppm) ロバスト推定・統計による

相対標準偏差(%)

0.2595 12.8

Page 52: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

50

6・5 デザイン項目 再試験における標準解答

6・5・1デザイン項目A様式 再試験 設問と標準解答

1.作業環境評価基準に係る設問

【1.作業環境評価基準に係る設問 設問1】

「表紙 2.測定した物質の名称及び管理濃度」、「5A頁 12 評価 評価結果 ○81管理

濃度」の管理濃度の数値を記入してください。(小数第2位まで記入)

0.76

【2、3.作業環境評価基準に係る設問 設問2・設問3】

「表紙 4. 測定結果 A測定結果〔幾何平均値〕」、「5A頁 11 測定結果 A測定 ○71

幾何平均値(M1、M)」の幾何平均値(M1、M)の数値を記入してください。(小数第2位まで

記入)

0.22 0.22

【4.作業環境評価基準に係る設問 設問4】

「表紙 4. 測定結果 B測定値」、「3A頁 6 測定データの記録 【B測定データ】○38 (CB1

質量濃度)」、「5A頁 11 測定結果 B測定 ○75 (CB)」のB測定の数値を記入してくださ

い。(小数第2位まで記入)

1.01

【5、6.作業環境評価基準に係る設問 設問5・設問6】

「表紙 4. 測定結果 区分」、「5A頁 12 評価 評価結果 ○82A測定の結果及び○83B

測定の結果」のあてはまる結果(A測定及びB測定)を○で囲ってください。

【7.作業環境評価基準に係る設問 設問7】

「表紙 4. 測定結果 管理区分」、「5A頁 12 評価 評価結果 ○84管理区分」のあて

はまる結果を○で囲ってください。

mg/m3

mg/m3(M1) mg/m3 (M)

Ⅰ Ⅱ Ⅲ 【A測定】 【B測定】 Ⅰ Ⅱ Ⅲ

mg/m3

第1管理区分 第2管理区分 第3管理区分

Page 53: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

51

【23.作業環境評価基準に係る設問 設問8】 4A頁「9 質量濃度変換係数の決定 ○54質量濃度変換係数」の質量濃度変換係数値を記入

してください。(小数第4位まで記入)

質量濃度変換係数 0.0050 mg/m3/cpm

【24.作業環境評価基準に係る設問 設問9】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差 (σ1)」の幾何標準偏差 (σ1)の数値を記

入してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ1) 2.39

【25.作業環境評価基準に係る設問 設問10】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差(σ)」の幾何標準偏差 (σ)の数値を記入

してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ) 3.00

【26.作業環境評価基準に係る設問 設問11】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○73第1評価値 (EA1)」の第1評価値 (EA1)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第1評価値 (EA1) 1.36 mg/m3

【27.作業環境評価基準に係る設問 設問12】

5A頁「11 測定結果 A測定 ○74第2評価値 (EA2)」の第2評価値 (EA2)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第2評価値 (EA2) 0.41 mg/m3

【28.作業環境評価基準に係る設問 設問13】

5A頁「12 評価 評価結果 ○82A測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

【29.作業環境評価基準に係る設問 設問14】

5A頁「12 評価 評価結果 ○83B測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

EA1<E EA1≧E≧EA2 EA2>E (A測定の結果)

CB<E E×1.5≧CB≧E CB>E×1.5 (B測定の結果)

Page 54: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

52

【30.作業環境評価基準に係る設問 設問15】

5A頁「12 評価 評価結果 ○84管理区分」、「表紙 4. 測定結果 管理区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

2.作業環境測定基準等に係る設問

【8.作業環境測定基準等に係る設問 設問1】

1A-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑲A測定」の開始から終了までの時間

【9.作業環境測定基準等に係る設問 設問2】

1A-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑳B測定」の開始から終了までの時間

【10.作業環境測定基準等に係る設問 設問3】

1A-①頁「4 単位作業場所等の概要」の「㉓A測定の測定点の数」に示されたA測定点

の数

【20.作業環境測定基準等に係る設問 設問4】

2A頁「5 全体図、単位作業場所の範囲、主要な設備、発生源、測定点の配置等を示す図

面」に示されたA測定点の間隔は適切か

第1 第2 第3 (管理区分)

【理由欄】

⑲記載の測定時間のとおり 1 時間以上となっている。(昭和 57 年 6 月 14

日 基発第 412 号、昭和 63 年 9 月 16 日 基発第 604 号の 2による)

○ ×

【理由欄】

B 測定時間は 10 分間となっており、作業環境測定基準第 2条第 1項第 3号

および昭和 59.4.13 基発第 182 号を満たしている。

○ ×

【理由欄】

6 点であり、作業環境測定基準第 2条第 1項第 1号の 2を満たしている。

○ ×

【理由欄】

A測定点の縦の線の間隔、横の線の間隔は、各々6m以内の等間隔であり、

作業環境測定基準第2条第1項第1号を満たしている。

○ ×

Page 55: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

53

【21.作業環境測定基準等に係る設問 設問5】

4A頁「8 ロ 相対濃度測定(併行測定) ○48 -(2)サンプリング時間」及び「4A頁 9 質

量濃度変換係数の決定 ○53捕集時間」の捕集時間の数値を記入してください。

捕集時間 60 分間

【22.作業環境測定基準等に係る設問 設問6】

4A頁「9 質量濃度変換係数の決定 ○52質量濃度」の質量濃度の数値を記入してください。

(小数第2位まで記入)

質量濃度 0.35 mg/m3

[備考]

作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

2Aおよび2B (2)配置図に記述すべき事項 ② 「単位作業場所の 縦・横の寸法(縦と横の比は必

ず同一とする)」とあり、正確な縮尺で作図することを求めているが、測定点の間隔を記載する

ことまで求めていないため、測定点の間隔は図示しても図示しなくても差支えない。

Page 56: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

54

3.単位作業場所の設定理由等に関する設問

【11.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況 (発生源の特定)」

【着眼点:発生源となる装置や設備、または作業などが特定できるように記載されているか】

【12.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問2】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況(有害物の発散状況等)」

【着眼点:局所排気装置の排気(稼動)状況、有害物の発散状況・拡散要因(気流等)・分

布範囲が記載されているか】

【13.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問3】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (2)労働者の作業中の行動範囲」

【着眼点:作業者数、各作業者の行動(作業)内容、行動範囲が記載されているか】

【理由欄】

粉じんの発散は、各混合機への自動投入及び混合機からの手作業での容器

への取り出し時に確認できたこと及び発生源が稼動している3台の混合

機及び混合後の製品の取り出し位置と特定できるように記載されている。

○ ×

【理由欄】

稼働している各混合機に設置された局所排気装置は稼動していたが、混合

機への自動投入及び混合機からの手作業での容器への取り出し時に発じ

んが確認できたので、吸引状況は十分ではなく、発生した粉じんは、混合

室内の気流によって拡散し、混合室全域に分布していると、局所排気装置

の稼働状況、粉じんの発散状況、拡散要因、分布範囲が記載されている。

○ ×

【理由欄】

作業内容は設備の監視を行うほか、原料の自動投入後に混合機のふたを閉

じ、混合が終了した混合機からの容器へ取り出し後ふたをし、混合室内の

棚へ保管し、空の容器を棚へ取りに行くと記載されているが、作業者数及

び行動範囲が記載されていない。

○ ×

[備考] 単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1~設問9で問われている、各欄において記

載が必要な事項は、次の通達及びガイドブックに示されている。

・平成20年2月29日 基発第0229002号における「作業環境測定結果報告書(証明書)記載要領」

・作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

Page 57: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

55

【14.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問4】

1A-①頁「㉕単位作業場所について (3)単位作業場所の範囲を決定した理由」

【着眼点:単位作業場所の範囲とそれを決定した根拠(有害物の分布範囲、作業者の行動

範囲等)が記載されているか】

【15.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問5】 1A-②頁「㉖併行測定を行う測定点を決定した理由 (2)気流の影響」

【着眼点:気流の状況とその併行測定への影響について記載されているか】

【16.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問6】

1A-②頁「㉖併行測定を行う測定点を決定した理由 (3)発生源からの距離」

【着眼点:粉じんの粒径と気流の状況を考慮して、発生源からどれくらい離れた位置が単

位作業場所を代表する質量濃度変換係数が得られる位置(併行測定点)かが記載されて

いるか】

【17.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問7】

1A-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (1)発生源に近接する場所に

おける作業」

【着眼点:発生源近接作業の内容が記載されているか、その作業が複数ある場合は全て記

載されているか】

【理由欄】

粉じんの分布が室内全域であったことと作業者の行動範囲が室内全域で

あったことの双方から混合室全体を単位作業場所としたと記載されてい

る。

○ ×

【理由欄】

給気口から室内に気流が流入しており、混合室内の気流は 0.1~0.5m/s で

あったという状況のみが記載されており、併行測定への気流の影響が記載

されていない。

○ ×

【理由欄】

併行測定点の位置は、混合室の中央付近で図に示す位置と特定されている

が、粉じん発生源からの距離が記載されていない。

○ ×

【理由欄】

発生源に近接する作業として、3 台の混合機のふたを閉じる作業、及び混

合機から製品を密閉容器に取り出す作業が全て記載されている。

○ ×

Page 58: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

56

【18.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問8】

1A-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (2)濃度が最も高くなると思

われる作業位置」

【着眼点:発生源近接作業位置が記載されているか、その作業が複数ある場合は最も高濃

度となる作業位置とそれを決定した根拠又はその作業位置が判断できず該当する作業位

置をすべて測定した結果から決めることが記載されているか】

【19.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問9】

1A-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (3)濃度が最も高くなると思

われる時間」

【着眼点:決定したB測定点で行われる発生源近接作業において、最も高濃度となる時間

とそれを決定した根拠が記載されているか】

【理由欄】

混合機のふたを閉じる作業位置よりも混合機から製品を取り出す作業位

置で発じんが多く確認されたこと、及び 3台の混合機のうち大型混合機の

製品取り出し時間が一番長く、発じんが多いことも確認できたと記載され

ており、大型混合機からの製品取り出し時に粉じん濃度が最も高くなると

特定されている。

○ ×

【理由欄】

前回の測定時と同じ時間帯にB測定を実施したとあるのみで、最も高濃度

になる時間及びそれを決定した根拠が記載されていない。

○ ×

Page 59: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

57

6・5・2デザイン項目B様式 再試験 設問と標準解答

1.作業環境評価基準に係る設問

【1.作業環境評価基準に係る設問 設問1】

「表紙 2.測定した物質の名称及び管理濃度」、「4B頁 12 評価 評価結果 ○81管理

濃度」の管理濃度の数値を記入し、その単位を〇で囲ってください。

1

【2、3.作業環境評価基準に係る設問 設問2・設問3】

「表紙 4. 測定結果 A測定結果〔幾何平均値〕」、「4B頁 11 測定結果 A測定 ○71

幾何平均値(M1、M)」の幾何平均値(M1、M)の数値を記入してください。(小数第2位まで

記入)

0.26 0.26

【4.作業環境評価基準に係る設問 設問4】

「表紙 4. 測定結果 B測定値」、「3B頁 6 測定データの記録 【B測定データ】㊳(CB3

換算値)」、「4B頁 11 測定結果 B測定 ○75 (CB)」のB測定の数値を記入してください。

(小数第2位まで記入)

1.18

【5、6作業環境評価基準に係る設問 設問5・設問6】

「表紙 4. 測定結果 区分」、「4B頁 12 評価 評価結果 ○82A測定の結果及び○83B

測定の結果」のあてはまる結果(A測定及びB測定)を○で囲ってください。

【7.作業環境評価基準に係る設問 設問7】

「表紙 4. 測定結果 管理区分」、「4B頁 12 評価 評価結果 ○84管理区分」のあて

はまる結果を○で囲ってください。

(M1) (M)

Ⅰ Ⅱ Ⅲ 【A測定】 【B測定】 Ⅰ Ⅱ Ⅲ

第1管理区分 第2管理区分 第3管理区分

(E) (単位) ppm・mg/m3・f/cm3・無次元

Page 60: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

58

【21.作業環境評価基準に係る設問 設問8】

3B頁「6 測定データの記録 【B測定データ】㊳CB2」の換算値の数値を記入してくださ

い。(小数第2位まで記入)

CB2の換算値 0.71

【24.作業環境評価基準に係る設問 設問9】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差 (σ1)」の幾何標準偏差 (σ1)の数値を記

入してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ1) 1.85

【25.作業環境評価基準に係る設問 設問10】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○72幾何標準偏差(σ)」の幾何標準偏差 (σ)の数値を記入

してください。(小数第2位まで記入)

幾何標準偏差 (σ) 2.48

【26.作業環境評価基準に係る設問 設問11】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○73第1評価値 (EA1)」の第1評価値 (EA1)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第1評価値 (EA1) 1.15

【27.作業環境評価基準に係る設問 設問12】

4B頁「11 測定結果 A測定 ○74第2評価値 (EA2)」の第2評価値 (EA2)の数値を記入し

てください。(小数第2位まで記入)

第2評価値 (EA2) 0.39

【28.作業環境評価基準に係る設問 設問13】

4B頁「12 評価 評価結果 ○82A測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

EA1<E EA1≧E≧EA2 EA2>E (A測定の結果)

Page 61: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

59

【29.作業環境評価基準に係る設問 設問14】

4B頁「12 評価 評価結果 ○83B測定の結果」、「表紙 4. 測定結果 区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

【30.作業環境評価基準に係る設問 設問15】

4B頁「12 評価 評価結果 ○84管理区分」、「表紙 4. 測定結果 管理区分」のあては

まる結果を○で囲ってください。

2.作業環境測定基準等に係る設問

【8.作業環境測定基準等に係る設問 設問1】

1B-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑲A測定」の開始から終了までの時間

【9.作業環境測定基準等に係る設問 設問2】

1B-①頁「3 サンプリング実施日時」の「⑳B測定」の開始から終了までの時間

【10.作業環境測定基準等に係る設問 設問3】

1B-①頁「4 単位作業場所等の概要」の「㉓A測定の測定点の数」に示されたA測定点

の数

CB<E E×1.5≧CB≧E CB>E×1.5

第1 第2 第3 (管理区分)

(B測定の結果)

【理由欄】

⑲記載の測定時間のとおり 1 時間以上となっている。(昭和 57 年 6 月 14

日 基発第 412 号、昭和 63 年 9 月 16 日 基発第 604 号の 2による)

○ ×

【理由欄】

B 測定時間は 10 分間となっており、作業環境測定基準第 2条第 1項第 3号

および昭和 59.4.13 基発第 182 号を満たしている。

○ ×

【理由欄】

6 点であり、作業環境測定基準第 2条第 1項第 1号の 2を満たしている。

○ ×

Page 62: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

60

【20.作業環境測定基準等に係る設問 設問4】

2B頁「5 全体図、単位作業場所の範囲、主要な設備、発生源、測定点の配置等を示す図

面」に示されたA測定点の間隔は適切か。

【22.作業環境測定基準等に係る設問 設問5】

4B頁「8 試料採取方法等 ㊶試料採取方法」の採取方法は適切か。

【23.作業環境測定基準等に係る設問 設問6】

4B頁「9 分析方法等 ㊽分析方法」の分析方法は適切か。

【理由欄】

A測定点の縦の線の間隔、横の線の間隔は、各々6m以内の等間隔であり、

作業環境測定基準第2条第1項第1号を満たしている。

○ ×

【理由欄】

測定基準第13条第1項を満している。 ○ ×

【理由欄】

測定基準第13条第1項を満している。 ○ ×

[備考]

作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

2Aおよび2B (2)配置図に記述すべき事項 ② 「単位作業場所の 縦・横の寸法(縦と横の比は必

ず同一とする)」とあり、正確な縮尺で作図することを求めているが、測定点の間隔を記載する

ことまで求めていないため、測定点の間隔は図示しても図示しなくても差支えない。

Page 63: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

61

3.単位作業場所の設定理由等に係る設問

【11.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況 (発生源の特定)」

【着眼点:発生源となる装置や設備、または作業などが特定できるように記載されている

か】

【12.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問2】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況(有害物の発散状況等)」

【着眼点:局所排気装置の排気(稼動)状況、有害物の発散状況・拡散要因(気流等)が

記載されているか】

【13.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問3】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (1)有害物の分布の状況(有害物の分布範囲)」

【着眼点:有害物の分布範囲が記載されているか】

○ ×

○ ×

【理由欄】

有機溶剤蒸気の発散は、各混合機への自動投入及び混合機からの手作業での容器へ

の取り出し時に確認できたこと及び発生源が稼動している3台の混合機及び混合

後の製品の取り出し位置と特定できるように記載されている。

○ ×

【理由欄】

稼働している各混合機に設置された局所排気装置は稼動していたが、混合機への自動投

入及び混合機からの手作業での容器への取り出し時に有機溶剤蒸気の発散が確認でき

たので、吸引状況は十分ではなく、発生した有機溶剤蒸気は、混合室内の気流によっ

て拡散し、混合室全域に分布していると、局所排気装置の稼働状況、有機溶剤蒸気

の発散状況、拡散要因、分布範囲が記載されている。

【理由欄】

発生した有機溶剤蒸気は、混合室内全域に分布していると有機溶剤蒸気の分布範囲

が記載されている。

[備考] 単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問1~設問9で問われている、各欄において記

載が必要な事項は、次の通達及びガイドブックに示されている。

・平成20年2月29日 基発第0229002号における「作業環境測定結果報告書(証明書)記載要領」

・作業環境測定ガイドブック0における「作業環境測定結果報告書(証明書)の具体的な記載事項」

Page 64: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

62

【14.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問4】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (2)労働者の作業中の行動範囲」

【着眼点:作業者数、各作業者の行動(作業)内容、行動範囲が記載されているか】

【15.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問5】

1B-①頁「㉕単位作業場所について (3)単位作業場所の範囲を決定した理由」

【着眼点:単位作業場所の範囲とそれを決定した根拠(有害物の分布範囲、作業者の行

動範囲等)が記載されているか】

【16.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問6】

1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (1)発生源に近接する場所に

おける作業」

【着眼点:発生源近接作業の内容が記載されているか、その作業が複数ある場合は全て記

載されているか】

【17.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問7】

1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (2)濃度が最も高くなると思

われる作業位置」

【着眼点:発生源に近接する場所における作業が複数の場合、最も高濃度になる作業位置

とその理由の特定又はその位置を判断できないとされているか】

【理由欄】

発生源に近接する作業として、3 台の混合機のふたを閉じる作業、及び混

合機から製品を密閉容器に取り出す作業が全て記載されている。

○ ×

【理由欄】

混合機のふたを閉じる作業位置よりも混合機から製品を取り出す作業位

置で有機溶剤の発散が多いと考えられること、及びその理由についても局

所排気装置のフードから離れた位置で行われると記載されている。

○ ×

【理由欄】

作業内容は設備の監視を行うほか、原料の自動投入後に混合機のふたを閉じ、混合

が終了した混合機からの容器へ取り出し後ふたをし、混合室内の棚へ保管し、空の

容器を棚へ取りに行くと記載されているが、作業者数及び行動範囲が記載されてい

ない。

【理由欄】

有機溶剤蒸気の分布が室内全域であったことと作業者の行動範囲が室内全域であっ

たことの双方から、混合室全体を単位作業場所としたと記載されている。

○ ×

○ ×

Page 65: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

63

【18.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問8】

1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (2)濃度が最も高くなると思

われる作業位置」

【着眼点:濃度が最も高くなると思われる作業位置が決められない場合は、該当する作業

位置をすべて測定した結果から求めたことが書かれているか】

【19.単位作業場所の設定理由等に係る設問 設問9】 1B-②頁「㉗B測定の測定点と測定時刻を決定した理由 (3)濃度が最も高くなると思

われる時間」 【着眼点:決定したB測定点で行われる発生源近接作業において、最も高濃度となる時間

とそれを決定した根拠が記載されているか】

【理由欄】

前回の測定時と同じ時間帯にB測定を実施したとあるのみで、最も高濃度

になる時間及びそれを決定した根拠が記載されていない。

○ ×

【理由欄】

3 台の混合機における製品取り出し位置のうち、濃度が最も高くなる位置

が判断できなかったため、各々測定した結果からB測定点を決定したこと

が記載されている。

○ ×

Page 66: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

64

6・6再試験項目別の参加機関数と合否結果

項目 参加

機関数

合格

機関数

合格率

(%)

不合格

機関数

不合格率

(%)

デザイン A様式 13(0) 10(0) 76.9 3(0) 23.1

デザイン B様式 12(0) 9(0) 75.0 3(0) 25.0

サンプリング 12(0) 8(0) 66.7 4(0) 33.3

特定化学物質 15(0) 15(0) 100 0(0) 0

金属類 14(0) 13(0) 92.9 1(0) 7.1

有機溶剤 26(2) 22(1) 84.6 4(1) 15.4

(備考)

・( )内は自社測定事業場の数で内数

・合格率、不合格率には自社測定事業場を含む

7.第12回総合精度管理事業 最終合格機関数

項目 参加

機関数

本試験

合格機関数

再試験

合格機関数全合格機関数 合格率(%)

デザイン A様式 122(0) 93(0) 10(0) 103(0) 84.4

デザイン B様式 110(6) 85(5) 9(0) 94(5) 85.5

サンプリング 145(4) 127(4) 8(0) 135(4) 93.1

特定化学物質 161(1) 140(1) 15(0) 155(1) 96.3

金属類 141(1) 123(1) 13(0) 136(1) 96.5

有機溶剤 168(6) 133(4) 22(1) 155(5) 92.3

(備考)

・( )内は自社測定事業場の数で内数

・合格率には自社測定事業場を含む

Page 67: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

総合精度管理委員会 委員名簿

委員氏名

(敬称略) 所属先

委 員 長 保利 一 産業医科大学 産業保健学部

環境マネジメント学科

委 員

赤木 利晴 一般社団法人 日本環境測定分析協会

板橋 豊 北海道大学 名誉教授

奥田 篤史 株式会社 富士清空工業所

北出 和久 株式会社 東海テクノ

氣田 明治 株式会社 MCエバテック 東日本事業所

後藤 邦彰 岡山大学 工学部 化学生命系学科

武士 善明 一般社団法人 長野県労働基準協会連合会

長野測定所

宮部 寛志 立教大学 理学部 化学科

米澤 宣行 東京農工大学 工学部 有機材料化学科

飛鳥 滋 公益社団法人 日本作業環境測定協会

Page 68: 第12回総合精度管理事業 実施結果報告書 - JAWE · 第12回総合精度管理事業実施結果 (公社)日本作業環境測定協会 平成30年度に実施した第12回総合精度管理事業の実施結果を以下のとおり

【本件担当部署(連絡先)】

公益社団法人 日本作業環境測定協会 研修センター

〒108-0014 東京都港区芝4-4-5 三田労働基準協会ビル6階

TEL : 03-3456-1601 FAX : 03-3456-5854