wago i/o 750 シリーズ 接続施工マニュアル...750-315/000-002/k190-6442...
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WAGO I/O 750 シリーズ 接続施工マニュアル
ワゴジャパン株式会社 監修
ダイキン工業株式会社 発行
インテリジェントタッチマネージャー
CB14A007
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Copyright © 2014 by WAGO COMPANY OF JAPAN, LTD
All right reserved.
無断転載を禁じます。
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目次
1. システムについて ........................................................................................................... 5 1.1 システム全体図 .................................................................................................................................... 5 1.2 サポートする I/O モジュール ................................................................................................................... 6
2. WAGO I/O ノードの構成 ................................................................................................. 7 3. iTM 接続上の注意 .......................................................................................................... 9 4. WAGO I/O 取扱上の注意 ............................................................................................. 11 4.1 ノード・電源ユニットの取付寸法と設置スペース ..................................................................................... 11 4.2 モジュールの組立方法 ........................................................................................................................ 14 4.3 通信ユニット(バスカプラ)の固定と取り外し ........................................................................................... 15 4.4 DC24V 電源ユニット・通信ユニット(バスカプラ)・モジュールへの結線上の注意........................................ 16
5. WAGO I/O 仕様と取扱説明 .......................................................................................... 18 5.1 DC24V 電源ユニット 787-712 .............................................................................................................. 18 5.2.1 通信ユニット(バスカプラ) 750-315/000-002/K190-6442 .....................................................................................20
5.2.2 通信ユニット(バスカプラ) 750-315/300-002 .......................................................................................................21
5.3 Di モジュール 750-400 ................................................................................................................... 24 5.4 Di モジュール 750-432 .................................................................................................................... 25 5.5 Di モジュール 750-430 .................................................................................................................... 26 5.6 Do モジュール 750-513/000-001 ..................................................................................................... 27 5.7 Do モジュール 750-504 ................................................................................................................... 28 5.8 Ai モジュール 750-454(電流) .......................................................................................................... 29 5.9 Ai モジュール 750-455(電流) .......................................................................................................... 30 5.10 Ai モジュール 750-479(電圧) .......................................................................................................... 31 5.11 Ai モジュール 750-459(電圧) .......................................................................................................... 32 5.12 Ao モジュール 750-554(電流)......................................................................................................... 33 5.13 Ao モジュール 750-555(電流)......................................................................................................... 34 5.14 Ao モジュール 750-560(電圧)......................................................................................................... 35 5.15 Ao モジュール 750-559(電圧)......................................................................................................... 36 5.16 Ai モジュール 750-461/020-000(サーミスタ) ................................................................................... 37 5.17 Ai モジュール 750-461, 750-461/000-003(測温抵抗体:Pt) ............................................................ 38 5.18 Ai モジュール 750-460, 750-460/000-003(測温抵抗体:Pt) ............................................................ 39 5.19 Ai モジュール 750-461/000-004, 000-005(測温抵抗体:Ni) ............................................................ 40 5.20 Ai モジュール 750-460/000-005(測温抵抗体:Ni) ........................................................................... 41 5.21 Pi モジュール 750-638 ................................................................................................................... 42 5.22 電源モジュール 750-613 ................................................................................................................ 43 5.23 コネクタ(RS-485) 750-960 ............................................................................................................ 45
6. ノード構成例 ................................................................................................................ 47
4
7. 施工チェックリスト ......................................................................................................... 50 8. 故障診断表 .................................................................................................................. 52
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1. システムについて
1.1 システム全体図 以下に DAIKIN intelligence Touch Manager に WAGO I/O を接続した全体図を示します。
iTM
WAGO I/O ノード 1
WAGO I/O ノード 2
WAGO I/O ノード n (n≦30)
~WAGO I/O 使用における注意・制限事項~ 1. 最大 30 ノード(台)まで
2. iTM は RS-485 ラインの一方の終端に配置する
こと
3. 他方の終端に配置した WAGO I/O ノードの通
信コネクタ 750-960 の終端スイッチを ON にす
ること(それ以外は OFF)
4. ケーブルについて以下の仕様を遵守すること
・種類:CPEV または FCPEV(シールド付可)
・RS-485 ライン長:500m 以内
電力計
照明
ファン
RS-
485ライン
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1.2 サポートする I/O モジュール サポートする I/O モジュールと、それに対応する External 管理点は次の表のとおりです。
サポートする I/O モジュール
I/O
モジュール
種類
1 モジュール
あたりの
入出力点数
仕様 型番
参照章
Di 2 点
4 点
8 点
無電圧接点入力
接点定格 DC24V/4.5mA
無電圧接点入力
接点定格 DC24V/2.8mA
750-400
750-432
750-430
5.3
5.4
5.5
Do 2 点
4 点
無電圧接点出力(リレー)
接点定格 AC230V/DC30V 2A
有電圧出力(正方向出力 PNP)
出力電圧 DC24V 0.5A
750-513/000-001
750-504
5.6
5.7
Ai 2 点
4 点
2 点
4 点
4~20mA 品:分解能 12 ビット
4~20mA 品:分解能 12 ビット
-10~10V 品:分解能 13 ビット
0~10V 品:分解能 12 ビット
750-454
750-455
750-479
750-459
5.8
5.9
5.10
5.11
Ao 2 点
4 点
2 点
4 点
4~20mA 品:分解能 12 ビット
4~20mA 品:分解能 12 ビット
0~10V 品:分解能 10 ビット
0~10V 品:分解能 12 ビット
750-554
750-555
750-560
750-559
5.12
5.13
5.14
5.15
温度入力 2 点
2 点
4 点
2 点
4 点
2 点
2 点
4 点
NTC20K サーミスタ
PT100 3 線式測温抵抗体
PT100 2 線式測温抵抗体
PT1000 3 線式測温抵抗体
PT1000 2 線式測温抵抗体
NI100 3 線式測温抵抗体
NI1000 3 線式測温抵抗体
NI1000 2 線式測温抵抗体
750-461/020-000
750-461
750-460
750-461/000-003
750-460/000-003
750-461/000-004
750-461/000-005
750-460/000-005
5.16
5.17
5.18
5.17
5.18
5.19
5.19
5.20
Pi 2 点 最小パルス幅 1ms 750-638 5.21
また、上記 I/O モジュール以外に必要な外付けモジュールは次のとおりです。
オプションの電源モジュールは、1 ノードに接続する I/O モジュールの入出力点数が 33 点以上の場合に必
要となります。
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サポートする I/O 以外のモジュール
モジュール種類 仕様 型番 参照章
必須
モジュール
DC24V 電源ユニット AC100~240V→DC24V 2.5A 787-712 5.1
通信ユニット
(バスカプラ)
RS-485、Max: 115.2kbps、
プログラム不可
750-315/000-002/
K190-6442 又は
750-315/300-002
(ダイキンカスタム品)※1
5.2.1
5.2.2
コネクタ(※2) ― 750-960 5.23
終端モジュール ― 750-600 -
オプション
モジュール 電源モジュール IN: DC24V OUT: DC5V 750-613 5.22
※1.記載の型番以外の通信ユニットを接続した場合は、該当ノードは機器異常になります。
※2.通信ユニットを iTM の RS485 ポート(2pin)に接続するために、通信ユニットに装着するコネクタです。
2. WAGO I/O ノードの構成 WAGO I/O は通信ユニットであるバスカプラに各種モジュールを組み合わせて、終端抵抗を最後に挿入す
ることで、機器としての機能が成立します。この単位を“ノード”と表現します。
750-
315/
000-
002/
K190
-644
2
750
-xxx
750
-xxx
750
-xxx
750
-xxx
750
-xxx
750
-600
750
-960
DC24V
電源ユニット
DC24V
AC100V-AC230V
ノード コネクタ
通信ユニット(バスカプラ)
I/O または電源モジュール
終端モジュール
RS-485 ライン
(b)
(c) (d)
(e)
(a)
(f)
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(a) DC24V 電源ユニット
787-712
DC24V 電源ユニットには単相 AC100V-230V を入力してください。DC24V を供給できるのは 2 ノード
までです。
(b) 通信ユニット(バスカプラ)
750-315/000-002/K190-6442 及び 750-315/300-002
ダイキンカスタム品の通信ユニットです。WAGO-I/O-SYSTEM 750 シリーズ 750-315 とは仕様が異な
ります。
(c) I/O モジュール
1.2 項サポートする I/O モジュール
無電圧接点入力(Di)、無電圧接点出力(Do)、アナログ入力(Ai)、アナログ出力(Ao)、パルス入力(Pi)、
温度入力(サーミスタ)など必要点数で構成可能です。モジュール構成の制限事項については 3 章に記
載します。
(d) 電源モジュール
750-613
接続するモジュール数が制限を超過する場合にこのモジュールを追加する必要があります。DC24V の
要・不要に関わらず電源モジュールは必須です。
入出力点数は、ノードに組み込まれている入出力点数をカウントし
ます。
例) Di モジュール(750-400) 1入力のみでも 2点でカウントする。
(e) 終端モジュール
750-600
ノードの最後に挿入します。形状はモジュールとまったく同じです。接続しないと正常に動作しないため
ノード構成には必須です。
(f) コネクタ
750-960
WAGO I/O 用の通信コネクタです。バスカプラとの接続、RS-485 ライン用ケーブルの分岐および必要
に応じて終端抵抗設定を行います。
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3. iTM 接続上の注意 1. Pi モジュールを接続するノードは、すべて Pi モジュールのみで構成します。
2. DC24V が必要なモジュールは、通信ユニット(バスカプラ)もしくは電源モジュールの後段にひとまとめ
にして接続します。
3. 入出力 32 点ごとに、電源モジュールを接続します。
1 ノードあたりの最大接点数は 120 点です。
※DC24V の要・不要に関わらず電源モジュールは必須です。
※入出力点数は、ノードに組み込まれているモジュールの入出力点数をカウントします。
例)Di モジュール(750-400) 1点のみの使用でも2点でカウントします。
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External 管理点のポート番号は、通信ユニット(バスカプラ)に割り当てたノードアドレスに対応させ、1
~30 の範囲で設定します。
ポートは(A)の通信ユニット(バスカプラ)のダイヤルによって選択します。
アドレスは I/O モジュールの位置によって決定されます。
アドレスはモジュールタイプ別にカウントされます。
Aiモジュールとサーミスタモジュールは同一モジュールタイプとして、連続のアドレスを割り当ててくださ
い。
システムの最大値
項目 最大数
iTM 1 台で監視できる外付 I/O システム 960 点*
iTM に登録できる External 管理点 512 管理点
外付ノード 1 台あたりに監視できる接点 120 点
iTM 1 台で監視できる外付ノード 30 台
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4. WAGO I/O 取扱上の注意
4.1 ノード・電源ユニットの取付寸法と設置スペース WAGO I/O の取付寸法を以下に示します。
ノード設置の際には隣接する機器、ケーブルコンジット(電線導管)、ケーシングとフレームの間にはノードに
対してスペースを確保する必要があります。
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スペースは熱伝達、絶縁、配線のために必要な領域です。また、ケーブルコンジット(電線管)との間のスペ
ースは、電磁干渉による機器障害の防止にもつながります。
電源ユニットの取付寸法を以下に示します。
電源ユニット設置の際には隣接する機器、ケーブルコンジット(電線導管)、ケーシングとフレームの間には
電源ユニットに対してスペースを確保する必要があります。
スペースは熱伝達、絶縁、配線のために必要な領域です。
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<設置スペース例>
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4.2 モジュールの組立方法
WAGO I/Oのモジュールは通信ユニット(バスカプラ)750-315/000-002の隣から順番にDINレールに組付
けます。必ず真上方向からガイド(溝)の凹凸に合わせて押し込んでください。
DIN レールはスチール(鉄)製、またはアルマイト処理が施されていないアルミレールをご使用ください。
なお、取付の際には通信用の接点に触れたり、塵・埃などを付着させないようにご注意ください。
ノードのズレ防止のため、両端をエンドストップ(型番:249-116<6mm 厚>,249-117<10mm 厚>)で固定す
ることを推奨します。
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4.3 通信ユニット(バスカプラ)の固定と取り外し 通信ユニット(バスカプラ)を固定するには、左端にあるオレンジ色のロックディスクをマイナスドライバなどで
押し込みます。逆に解除する場合にはロックディスク下の溝をマイナスドライバなどで押してロックを解除し、
右端にある解除つまみを引っ張り上げながら真上方向に引き上げます。
モジュールについても解除する場合は解除つまみを引っ張り上げながら真上方向に引き上げます。
エンドストップ
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4.4 DC24V 電源ユニット・通信ユニット(バスカプラ)・モジュールへの結線上の注意 WAGO I/O、DC24V 電源ユニット、通信ユニット(バスカプラ)および I/O・電源モジュールの端子台へのケ
ーブルの結線作業はマイナスドライバーを使用します。マイナスドライバーは刃先が硬度処理されている
3.5mm 幅以下のものをご使用ください。
ワイヤーストリッパーは電線を傷めないものをご使用ください。
絶縁体の剥き作業では、既定の剥き長さおよび露出導体の仕上がりに注意してください。
③ ② ①
WAGO 純正ドライバー(推奨品)
① サイズ中: 210-120J(標準・ストレート)
② サイズ小: 210-350/01(ショート・ストレート)
③ サイズ小: 210-258J(ショート・アングル)
WAGO 純正ワイヤーストリッパー(推奨品)
絶縁体剥離・電線切断機能一体型
206-124(クイックストリップ 10)
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結線作業は以下の手順で行います。
① ドライバーを操作用スロット(角
穴)に斜めに差し込みます。 ② ドライバーを立てるようにしなが
ら奥までしっかり差し込みま
③ ドライバーを奥まで差し込むと
電線挿入用の窓(スプリング)が
開きます。
④ 正しく処理した導体を電線口(丸
穴)に差し込みます。
⑤ 導体を突き当たるまで差し込ん
だら、電線を押さえたままドライ
バーを抜いてください。
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5. WAGO I/O 仕様と取扱説明
5.1 DC24V 電源ユニット 787-712
<仕様> 入力: 100V-230V AC 出力: 24V DC 最大供給電力: 60W
使用温度範囲: -10℃-+70℃(結露がないこと)
L より N より
アース
単相交流(AC) 100V – 230V 電源より
750-613(オプション)+端子
750-315/000-002/K190-6442 又は 750-315/300-002+端子
750-613(オプション)-端子
750-315/000-002/K190-6442又は 750-315/300-002-端子
ノードへ 直流(DC)24V 電力供給
適用電線(AC/DC 共通)
0.08mm2–4mm2
(AWG28–AWG12)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
結線方法
4.4 章参照
787-712
“DC OK”の LED 表示
消灯している場合、DC24V 電源ユニット
に、AC100V~240V の電源が供給されて
いません。
LED 状態 説明
DC OK
(緑)
消灯 電源供給なし
点灯 電源供給あり
<LED の意味>
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<DIN レールへの取付>
トリガー
上部ガイドフックを DIN レール
に引っ掛けてトリガーを引きま
す。
本体を壁面に平行にして、
トリガーを戻します。
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5.2.1 通信ユニット(バスカプラ) 750-315/000-002/K190-6442
787-712+端子より(4VDC)
渡り配線
MODBUS LED
通信ユニット(バスカプラ)
の型番
“750-315/000-002”である
こと
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
750-
315/
000-
002
ボーレートの設定
通信ユニット内部に設定用
DIP スイッチがあります
I/O LED
ノードアドレス設定
iTM の管理点属性画面で登録
したアドレスと合致していること
各ノードで重複していないこと
※設定は必ず電源 OFF 時に行ってく
ださい。なお、ダイヤルスイッチは乱
暴に回転させないでください。
A B
787-712 -端子より(24VDC)
750-315/000-002/K190-6442 はダイキンカスタム品の通信ユニット(バスカプラ)
です。当型番以外の通信ユニット(バスカプラ)を接続した場合は、該当ノードは機
器異常になります。
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5.2.2 通信ユニット(バスカプラ) 750-315/300-002
787-712 +端子より(24VDC)
渡り配線
MODBUS LED
通信ユニット(バスカプラ)
の型番
“750-315/300-002”である
こと
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
750-
315/
300-
002
ボーレートの設定
ソフトウエアで行います
iTM に合わせて初期設定さ
れていますので変更は不
要です
I/O LED
ノードアドレス設定(0-F)
iTM の管理点属性画面で登録
したアドレスと合致していること
各ノードで重複していないこと
※設定は必ず電源 OFF 時に行ってく
ださい。なお、ダイヤルスイッチは乱
暴に回転させないでください。
A B
787-712 -端子より(24VDC)
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<コネクタの接続>
<LED の意味> MODBUS
LED 状態 説明
ON
(緑)
消灯 停止中
点灯 正常動作中
TxD
(緑) 点滅 データ送信中
RxD
(緑) 点滅 データ受信中
CRC
(赤) 点滅 エラー発生
I/O LED LED
LED 状態 説明 LED 状態 説明
I/O RUN
(緑)
消灯 停止中 A
(緑)
消灯 システム電源供給無し(24V 端子)
点灯 動作中 点灯 システム電源供給有り(24V 端子)
I/O ERR
(赤) 点滅 エラー発生
B
(赤)
消灯 フィールド電源供給無し(+端子)
点灯 フィールド電源供給有り(+端子)
締め付けトルクは
0.4 Nm です
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<ボーレート:750-315/000-002/K190-6442> ボーレートは本体内部の DIP スイッチにて 115,200bps に設定されています。下図は工場出荷時ににおけ
る DIP スイッチの位置を表しており、ボーレートについての DIP スイッチは左から”OFF”, “ON”, “ON”となっ
ています。(通常は取り外しおよび DIP スイッチの操作をしないでください)
<通信ユニット(バスカプラ)への電源挿入> (型番 787-712)の OUTPUT から DC24V を通信ユニットに配線します。
DC24V 電源ユニットの OUTPUT の+端子を通信ユニットの+端子に接続し、もう片方の+端子から 24V
端子に配線します。
DC24V 電源ユニットの OUTPUT の-端子を通信ユニットの-端子に接続し、もう片方の-端子から V 端
子に配線します。
アース線は、通信ユニットの 端子に配線します。 通信ユニットの 2 つの+端子、-端子は各々内部的に接続されています。
通信ユニットの 24V 端子と+端子は内部的に接続されていないので、必ず、24V 端子と+端子に DC24V
を配線してください。
同様に、通信ユニットの 0V 端子と-端子も内部的に接続されていないので、必ず、0V 端子と-端子に配
線してください。
この接続により、後段の I/O モジュールに DC24V 電源が供給されます。
24
5.3 Di モジュール 750-400
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
入力 OFF 範囲(0)
-3V~+5VDC
入力 ON 範囲(1): LED 点灯
15V~30VDC
1
2
3
4
5
6
7
8
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
<LED の意味>
A C
センサー センサー
出力
(無電圧接点)
出力
(無電圧接点)
無電圧接点がオープンコレクタ出力の場合
センサー出力の出力端子の内部回路で、矢印の先端
が繋がっている端子を Di モジュールの 1/5 端子に接続
してください
1/5 端子
2/6 端子
矢印
センサー
-側
Di モジュール
25
5.4 Di モジュール 750-432
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
入力 OFF 範囲(0)
-3V~+5VDC
入力 ON 範囲(1): LED 点灯
15V~30VDC
4
3
8
7
<LED の意味>
1
2
5
6
接続機器 接続機器
-(0V)端子 -(0V)端子
+端子 +端子
接続機器
-(0V)端子
+端子
接続機器
-(0V)端子
+端子
LED 状態 説明
A/C
C/D
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
無電圧接点がオープンコレクタ出力の場合
センサー出力の出力端子の内部回路で、矢印の先端
が繋がっている端子を Di モジュールの 1/5/4/8 端子に
接続してください
1/5/4/8 端子
2/6/3/7 端子
矢印
センサー
-側
A
B
C
D
Di モジュール
26
5.5 Di モジュール 750-430
点数
8 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
入力 OFF 範囲(0)
-3V~+5VDC
入力 ON 範囲(1): LED 点灯
15V~30VDC
<LED の意味>
接続機器
LED 状態 説明
A/C
C/D
E/F
G/H
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
A
B
C
D
C
E
F
G
H
C
-(0V)
+(24V)
注:このモジュールには DC24V 用のコモン端子がありません。8 個の端子は 8ch 分の入力端子
です。
モジュールへの電源供給は電源ジャンパ接点を経由して行います。
電源供給がされていない場合には、入力信号を受け付けません。
コモンは外部端子で分岐してください。
27
5.6 Do モジュール 750-513/000-001
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
スイッチング電圧範囲
AC: 230V
DC: 30V まで
(DC24V 推奨)
スイッチング電流範囲
2A AC/DC
電磁接触器
N L
N L
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 接点:開
点灯 接点:閉
電磁接触器
A
B
C
D
28
5.7 Do モジュール 750-504
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章参照
最大出力電流
0.5A
+
-
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
B/D
(緑)
消灯 OFF
点灯 ON
リレー
コイル
A
B
C
D
リレー
コイル
リレー
コイル
リレー
コイル
-
- -
+
+ +
29
5.8 Ai モジュール 750-454(電流)
電流出力(4-20mA)センサ用のモジュールです。
※ センサー類の電源は別途必要です。
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG12)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 未接続、異常
+端子 +端子
-(0V)端子 -(0V)端子
A C
B D
センサー類 センサー類
30
5.9 Ai モジュール 750-455(電流)
電流出力(4-20mA)センサ用のモジュールです。
※ センサー類の電源は別途必要です。
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG12)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 未接続、計測範囲下限・上限超過
+端子 +端子
-(0V)端子 -(0V)端子
A C
B D
センサー類 センサー類
+端子
-(0V)端子
+端子
-(0V)端子
31
5.10 Ai モジュール 750-479(電圧)
電圧出力(±10V または 0-10V)センサ用のモジュールです。
※ センサー類の電源は別途必要です。
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
4
3
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 未接続、異常
A C
B D
1
2
5
6
+端子 +端子
-(0V)端子 -(0V)端子
センサー類 センサー類
32
5.11 Ai モジュール 750-459(電圧)
電圧出力(±10V または 0-10V)センサ用のモジュールです。
※ センサー類の電源は別途必要です。
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
4
3
8
7
<LED の意味>
A C
B D
1
2
5
6
+端子 +端子
-(0V)端子 -(0V)端子
センサー類 センサー類
LED 状態 説明
A/C
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 計測範囲下限・上限超過
+端子 +端子
-(0V)端子 -(0V)端子
33
5.12 Ao モジュール 750-554(電流)
制御信号:電流(4-20mA)用のモジュールです。
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 出力無し
点灯 正常
+端子 +端子
-端子 -端子
A C
外部制御機器 外部制御機器
34
5.13 Ao モジュール 750-555(電流)
制御信号:電流(4-20mA)用のモジュールです。
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
+端子 +端子
-端子 -端子
A
B
外部制御機器 外部制御機器
+端子 +端子
-端子 -端子
LED 状態 説明
A
(緑)
消灯 動作準備中あるいは通信中断
点灯 正常
B
(赤)
消灯 正常
点灯 出力チャンネルのいずれかが過負荷
あるいは短絡
35
5.14 Ao モジュール 750-560(電圧)
制御信号:電圧(0-10V)用のモジュールです。
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
4
3
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 出力無し
点灯 正常
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 異常
1
2
5
6
+端子 +端子
-端子
A C
外部制御機器 外部制御機器
-端子
B D
36
5.15 Ao モジュール 750-559(電圧)
制御信号:電圧(0-10V)用のモジュールです。
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
4
3
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A
(緑)
消灯 動作準備中あるいは通信中断
点灯 正常
B
(赤)
消灯 正常
点灯 出力チャンネルのいずれかが過負荷
あるいは短絡
1
2
5
6
+端子 +端子
-端子
A
外部制御機器 外部制御機器
-端子
B
+端子
-端子
+端子
-端子
37
5.16 Ai モジュール 750-461/020-000(サーミスタ)
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
計測可能温度範囲
-30℃~+130℃
サーミスタ適用 B 定数
4150~4250 程度
サーミスタ仕様確認方法
サーミスタモジュールの 1/5 端
子及び 3/7 端子からサーミスタ
を取り外し、サーミスタ間の抵抗
値を測定し確認できます。常温
(約 25℃)において、抵抗値が
約 20KΩであれば、正しいサー
ミスタが接続されています。
<サーミスタ仕様について> このモジュールにおいて、サーミスタ(NTC20K)は 20K(25℃におい
て抵抗値 20kΩ)、B 定数 4150~4250 のものをご使用ください。
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 未接続、異常
A C
t t
B D
38
5.17 Ai モジュール 750-461, 750-461/000-003(測温抵抗体:Pt)
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
計測可能温度範囲
-200℃~+850℃
<測温抵抗体仕様について> 750-461 については 3 線式 Pt100 センサ、750-461/000-003 につ
いては Pt1000 センサをご使用ください。
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 未接続、異常
A C
t t
B D
39
5.18 Ai モジュール 750-460, 750-460/000-003(測温抵抗体:Pt)
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
計測可能温度範囲
-200℃~+850℃
<測温抵抗体仕様について> 750-460 については 2 線式 Pt100 センサ、750-460/000-003 につ
いては Pt1000 センサをご使用ください。
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 断線、計測範囲下限・上限超過
A C
t t
B D
t
t
40
5.19 Ai モジュール 750-461/000-004, 000-005(測温抵抗体:Ni)
点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
計測可能温度範囲
-60℃~+250℃
<測温抵抗体仕様について> 750-461/000-004 については 3 線式 Ni100 センサ、
750-461/000-005 については Ni1000 センサをご使用ください。
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 入力無し
点灯 正常
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 未接続、異常
A C
t t
B D
41
5.20 Ai モジュール 750-460/000-005(測温抵抗体:Ni)
点数
4 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
計測可能温度範囲
-60℃~+250℃
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
B/D
(赤)
消灯 正常
点灯 断線、計測範囲下限・上限超過
A C
t t
B D
t
t
42
5.21 Pi モジュール 750-638
短絡 点数
2 点
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
パルス電圧
24VDC (15V-30VDC)
右図配線でパルス電圧の入
電毎にカウントが加算されま
す。必ず所定ポートの短絡を
行ってください。
パルス出力機器
短絡
パルス出力機器
1
2
4
3
5
6
8
7
<LED の意味>
LED 状態 説明
A/C
(緑)
消灯 非通信
点灯 通信中
B/D
(緑)
消灯 パルス入力無し
点灯 パルス入力有り
+端子
-端子
+端子
-端子
A C
B D
パルス出力がオープンコレクタ出力の場合
パルス出力の出力端子の内部回路で、矢印の先端が
繋がっている端子を Pi モジュールの 1/5 端子に接続し
てください
1/5 端子
-端子
矢印
パルス出力機器
-側
Pi モジュール
43
5.22 電源モジュール 750-613
787-712 -端子より(0V) 787-712 +端子より(24VDC)
適用電線
0.08mm2–2.5mm
2
(AWG28–AWG14)
絶縁体剥き長さ
8mm–9mm
固定方法
4.3 章参照
結線方法
4.4 章
<LED の意味>
LED 状態 説明
A
(緑)
消灯 システム電源供給無し(24V 端子)
点灯 システム電源供給有り(24V 端子)
B*
(緑)
消灯 フィールド電源供給無し(+端子)
点灯 フィールド電源供給有り(+端子)
* C の場合もあります
A
B
44
<電源モジュールへの電源挿入> 電源モジュール 750-613 への電源挿入は DC24V 電源ユニットの”+”端子”-”端子からそれぞれ電源モジュ
ール”+”端子と”-”端子に結線し、残りの”+”端子”-”端子からそれぞれ”24V”と”0V”に結線してください。配線
は”+”, “-“, “24V”, “0V”各端子それぞれに必要です。(前頁正面図参照)
<電源モジュール 750-613 を複数使用する場合>
端子台などで分岐することができます。
787-712 +端子より(24VDC)
750-613 DC24V 1
750-613 DC24V 2
750-613 0V 1
750-613 0V 2
推奨端子台
赤: 2002-1303
青: 2002-1304
側面プレート(灰): 2002-1391
787-712 -端子より(0V)
45
5.23 コネクタ(RS-485) 750-960
<終端抵抗スイッチ> 終端抵抗スイッチは通信ユニット(バスカプラ)と接続する渡り配線のない(=ケーブルが 1 本のみ)コネ
クタにおいてスイッチを ON にします。(1 RS-485 ライン 1 か所のみ)
<電線加工寸法と結線>
ON
OFF
スライドの縁をマイナスド
ライバなどで矢印方向に
押し出します。
導体を挿入したら元に
戻します。
結線方法 電線加工
A A
46
<通信ケーブル> ・ ケーブルのタイプ: CPEV ケーブルまたは FCPEV ケーブル(シールド付も可)
・ RS-485 ライン長: 総延長 500m 以内
・ 芯線の太さ: φ0.65~0.9mm
<ケーブルグリップの取扱> ケーブルグリップはシールドメッシュの露出部分を固定します。なお、締め付けには電動工具は使用せ
ず、ねじがハウジングを突き破らないようにきつく締めすぎないよう注意してください。
<接続概念図>
次のコネクタ B 端子へ
iTM
次のコネクタ A 端子へ
+ -
A A
B B
RS-485
iTM RS-485 -端子から
iTM RS-485 +端子から
iTM の-端子はコネクタ入力側の A 端子(緑)に、+端子は
B端子(赤)にそれぞれ接続して、以降のコネクタは出力側
から入力側へ同じ端子間(A-A, B-B)を接続してください。
締めすぎ注意
A A
B B
47
6. ノード構成例 WAGO I/O を使用して;
iTM から ON/OFF させる 24VDC LED 照明装置(計 Di ,Do 各 4 点)、電力パルス(Pi) 2 点 を接続する例
を以下に示します。
<ノード構成内訳>
ノード 1: 状態信号(Di)取込および照明 ON/OFF(Do)用
構成順 摘要 型番 点数 内容
1 通信ユニット(バスカプラ) 750-315/000-002 または
750-315/300-002
―
2 Di 750-400 4 状態信号取込
3 Do 750-513/000-001 2 照明 ON/OFF 用、
無電圧接点
4 終端モジュール 750-600 ― 終端抵抗
- コネクタ 750-960 1
ノード 1: Di および Do
ノード 2: Pi
終端設定
Pi のノードは独立させる必要があります
24VDC
電源供給
48
- DC24V 電源ユニット 787-712 1
ノード 2: 電力パルス(Pi)取込用
構成順 摘要 型番 点数 内容
1 通信ユニット(バスカプラ) 750-315/000-002 または
750-315/300-002
-
2 Pi 750-638 2 電力パルス取込
3 終端モジュール 750-600 - 終端抵抗
- コネクタ 750-960 1
- DC24V 電源ユニット 787-712 1
<ノード結線図>
Di, DO ノード
49
Pi ノード
。
DC24V 電源ユニット
通信 ユニット
Pi モジュール
:内部回路
:外部配線
:内部配線
電力量計 電力量計
50
7. 施工チェックリスト iTM
1 通信ケーブルは仕様に準拠したものを使用していますか?
2 通信ケーブルは RS485 ポートに結線しましたか?
3 導体は端子台から抜けませんか?
4 導体が隣の端子と接触していませんか?
5 ノード数は 30 以内ですか?
コネクタ 750-960
6 iTM の+端子、コネクタの B 端子、iTM の-端子と A 端子間で接続していますか?
7 導体は端子台から抜けませんか?
8 導体が隣の端子と接触していませんか?
9 ケーブルグリップのねじは締めすぎず、ハウジングを突き破っていませんか?
10 終端抵抗スイッチは ON であるべきか OFF であるべきかを確認しましたか?
11 作業後、ハウジング(カバー)を元に戻しましたか?
DC24V 電源ユニット 787-712
12 DC24V 電源ユニット 1 台につき、2 ノード以内ですか?
13 電源ソースは AC(交流)100V 側端子台に正しく接続されていますか?
14 DC(直流)24V 端子について+と-端子は正しく接続されていますか?
15 導体は端子台から抜けませんか?
16 導体が隣の端子と接触していませんか?
通信ユニット(バスカプラ) 750-315/000-002, 750-315/300-002
17 iTM 専用の通信ユニット(バスカプラ)750-315/000-002 又は 750-315/300-002 を使用し
ていますか?
18 +端子から 24V 端子、-端子から 0V 端子にケーブルが渡っていますか?
19 導体は端子台から抜けませんか?
20 導体が隣の端子と接触していませんか?
21 アドレス設定は電源 OFF 時に行いましたか?アドレスの 2 重使用はありませんか?
22 コネクタ 750-960 の固定ねじで通信ポートは固定されていますか?
各種モジュール
23 センサ/アクチュエータとと正しく接続されていますか?
24 通信ユニットやモジュール間で隙間なく、DIN レールに対して垂直に取り付けられていますか?
25 導体は端子台から抜けませんか?
26 導体が隣の端子と接触していませんか?
27 (Pi 以外)ノードに Pi モジュールが混入していませんか?
28 (Pi)ノードに Pi モジュール以外のモジュールが混入していませんか?
29 24V 電源不要のモジュールの 32 点超過で電源モジュール 750-613 を追加しましたか?
51
30 ノードの最後に終端モジュール 750-600 が挿入されていますか?
52
8. 故障診断表 1. iTM の画面上で External 管理点が通信以上と表示される。
症状 分類 考えられる原因 故障診断時の確認場所 確認内容 対応方法
①特定の Exter
-nal 管理点の
み通信異常と
なる
設定 WAGO I/O システム
で設定したノードアド
レスと iTM の管理点
登録で設定したポート
管理番号が異なる
(1) iTM 管理点属
性画面
通信ユニットで設定し
たノードアドレスと iTM
の管理点登録で設定
したポート番号が同一
か?
同一のノードアドレス
(局アドレス)とポート番
号を設定し、WAGO I/O
システムの電源を再度
入れてください。
(2) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト
その他 現地環境のノイズに
より、正常に通信でき
ていない
(3) 配線 iTM⇔通信
ユニット間
通信配線の総延長が
500m を超えていない
か?
通信線が長いとノイズ
の影響を受けやすくな
ります。
通 信 線 の 総 延 長 を
500m 以内にしてくださ
い。
②特定のノード
全 て の Exter
-nal 管理点が
通信異常となる
設定 WAGO I/O システム
の最後尾のノードの
通信ユニットに終端抵
抗が設定されていな
い
(4) WAGO I/O
システム
最後尾のノ
ードの通信
ユニット(コ
ネクタ)
終端抵抗の設定を
ON にしているか?
ON(終端抵抗有り)に
設定し、WAGO I/Oシス
テムの電源を再度入れ
てください。
設定 WAGO I/O システム
の複数の通信ユニット
で終端抵抗を設定し
ている
(5) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト(コネク
タ)
複数のユニットに終端
抵抗設定を設定して
いないか?
最後尾のノードのみ、終
端抵抗を設定し、WA
GO I/O システムの電源
を再度入れてください。
配線 WAGO I/O システム
の DC24V 電源ユニッ
トに電源が供給されて
いない
(6) WAGO I/O
システム
DC24V 電
源ユニット
DC24V 電源ユニット
の「DC OK」の LED
が 消 灯 し て い な い
か?
DC24V 電源ユニットの
INPUT に AC100V~24
0V の電源を接続してく
ださい。
配線 WAGO I/O システム
の DC24V 電源ユニッ
トに DC24V 電源が供
給されていない
(7) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト
通信ユニットの Modb
us LED の「ON」が消
灯していないか?
DC24V 電源ユニットと
通信ユニット間の DC24
V 電源の配線を行ってく
ださい。
配線 iTM と WAGO I/O シ
ステム通信ユニット
(コネクタ)間の通信
線の極性が正しくない
(8) 配線 iTM⇔通信
ユニット(コ
ネクタ)間
iTM の RS485(+)とコ
ネクタの入力 A が接
続されているか?
iTM の RS485(-)とコ
ネクタの入力 B が接
続されているか?
iTM の RS485(+)とコネ
クタの入力 A、 iTM の
RS485(-)と入力 B を接
続してください。
53
配線 iTM と WAGO I/O シ
ステムの通信ユニット
(コネクタ)間の通信
線が断線している
(9) 配線 iTM⇔通信
ユニット(コ
ネクタ)間
iTM と I/O システム間
の通信線は接続され
ているか確認する。
最終ノードの通信ユニ
ット(コネクタ)の終端
抵抗のみを「ON」に
設定し、iTM の RS48
5 の+端子と-端子間
の抵抗値を測定す
る。(約 77Ωであれ
ば、正常です)
iTM と I/O システム間の
通信線を接続してくださ
い。
抵抗値を測定し正常値
でない場合は、通信線
を交換してください。
その他 WAGO I/O システム
の通信ユニットがハー
ド故障している
(10) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト
「I/O ERR」の LED が
点滅している通信ユ
ニットがないか調べる
通信ユニットを好感して
動作を確認してくださ
い。
その他 WAGO I/O システム
で設定した通信速度
(ボーレート)が iTM と
異なる
(11) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト
ボーレートが 115,200
bps に設定されている
か?
ボーレートを 115,200
bps に設定し、WAGO
I/O システムの電源を再
度入れてください。(iTM
にはボーレートの設定
はありません)
③全てのノード
の External 管
理点が通信異
常となる
配線 iTM と WAGO I/O シ
ステムの通信ユニット
(コネクタ)間の通信
線がショートしている
(12) WAGO I/O
システム
通信線 最終ノードの通信ユニ
ット (コネクタ)の終端
抵抗のみを「ON」に
設定し、 iTM の RS
485 の+端子と-端子
間の抵抗値を測定す
る(約 77Ωであれば、
正常です)
抵抗値を測定し正常値
でない場合は、通信線
を交換してください。
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2. iTM の画面上で External 管理点が機器異常と表示される。
症状 分類 考えられる原因 故障診断時の確認場所 確認内容 対応方法
①異常コードが
「FFF」
設定 WAGO I/O システム
に存在しないアドレス
を設定している。
WAGO I/O システム
のアドレスと iTM の管
理点登録で設定した
アドレスが異なる
(13) iTM 管理点属
性画面
WAGO I/O システム
のアドレスと iTM の管
理点登録で設定した
アドレスが同一か?
正しいアドレスを設定し
てください。
②異常コードが
「FFE」
配線 WAGO I/O システム
の通信ユニットがダイ
キン工業㈱専用の通
信ユニットではありま
せん
一般向け(型番:750
-315 や
750-315/300-000)を
使用した場合、動作し
ません。
(14) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト
通信ユニットの型番が
「750-315/000-002」
あるいは
「750-315/300-002」
か?
ダイキン工業㈱専用の
通 信 ユ ニ ッ ト ( 型
番:750-315/000-002 又
は 750-315/300-000)を
接続してください。
③異常コードが
「4NN」※
配線 WAGO I/O システム
の終端モジュールがノ
ードの最後尾に接続
されていません
(15) WAGO I/O
システム
最後尾の
モジュール
終端モジュールが接
続されているか?
各ノードの I/O モジュー
ルの最後尾に終端モジ
ュールを接続してくださ
い。
配線 WAGO I/O システム
の終端モジュールの
後段に I/O モジュール
が接続されている
(16) WAGO I/O
システム
終端モジュ
ール
終端モジュールの後
段に I/O モジュールが
接 続 さ れ て い な い
か?
終端モジュールは各ノ
ードの I/O モジュールの
最後尾に接続してくださ
い
③異常コードが
「 5NN 」あるい
は「4NN」※
その他 WAGO I/O システム
の I/Oモジュールのハ
ード不良
(17) WAGO I/O
システム
I/O モジュ
ール
WAGO 社にお問い合
わせください。
I/O モジュールを交換し
てください。
※NN は、I/O モジュールの位置番号を示します。
位置番号は、通信ユニット側から数えた番号で、通信ユニットから 3 番目にある I/O モジュールが異常の場合「403」と表示されます。
複数の I/O モジュールが不良の場合は、通信ユニットに近い番号の I/O モジュールの位置番号を表示します。
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3. その他
症状 分類 考えられる原因 故障診断時の確認場所 確認内容 対応方法
①接続した機
器 を 正 し く 監
視・制御できな
い
設定 WAGO I/O システム
の通信ユニットに設定
したノードアドレスが、
重複している。
(18) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト
ノードアドレスが重複
していないか?
通信ユニットのノードア
ドレス(局アドレス)を重
複しないように設定し、
WAGO I/O システムの
電源を再度入れてくださ
い。
配線 WAGO I/O システム
の電源モジュールが
接続されていません
(入出力点数 32 点ご
とに電源モジュールの
接続が必要です)
(19) WAGO I/O
システム
I/O モジュ
ール
通信ユニットもしくは
電源モジュールの後
段に入出力点数が 33
点以上接続されてい
ないか?
入出力点数を 32 点以
内に変更するか、32 点
目の I/Oモジュールの後
段に電源モジュールを
接続してください。
②【Di モジュー
ル、Aoモジュー
ル】
正しく監視・制
御できない
配線 WAGO I/O システム
で Do モジュール、Ai
モジュール、サーミス
タモジュールの後段に
Di モジュール、Ao モ
ジュールを配置してい
る(DC24V が必要な
モジュールは、通信ユ
ニットもしくは電源モジ
ュールの後段に接続
する必要があります)
(20) WAGO I/O
システム
I/O モジュ
ール
Di モジュール、Ao モ
ジュールが通信ユニッ
トもしくは電源モジュ
ールの後段に接続さ
れているか?
Di モジュール、Ao モジ
ュールは通信ユニットも
しくは電源モジュールの
後段に接続してくださ
い。
配線 WAGO I/O システム
の DC24V 電源配線
が後段の I/Oモジュー
ルに接続されていま
せん(Di モジュール、
Ao モ ジ ュ ー ル は
DC24V を供給する必
要があります)
(21) WAGO I/O
システム
通信ユニッ
ト、I/O モジ
ュール
DC24V の配線が、
DC24V 電源ユニット
及び電源モジュール
から後段の I/O モジュ
ールに配線されてい
るか?
DC24V の配線を接続し
てください。
③【Pi モジュー
ル】パルス入力
が正しくされな
い
配線 WAGO I/O システム
で Pi モジュールのみ
で一つのノードを構成
していない
(22) WAGO I/O
システム
Pi モジュー
ルを含むノ
ード
Pi モジュールを含むノ
ードに Pi モジュール
以外の I/Oモジュール
が 混 在 し て い な い
か?
Pi モジュールのみで一
つのノードを構成してく
ださい。
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配線 WAGO I/O システム
の Pi モジュールへの
接続で極性を間違え
ている
(23) WAGO I/O
システム
Pi モジュー
ル
パルス入力時に Pi モ
ジュールの LED B も
しくは LED D が点灯
しているか?
消灯している場合、パル
スが入力されていませ
んので、入力の極性に
応じて Pi モジュールに
配線してください。
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