vocの削減対策の事例とメリット オフセット印刷1...
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1
VOCの削減対策の事例とメリット
オフセット印刷
東京都VOC対策アドバイザー
P&E マネジメント 代表
寺 田 勝 昭
平成23年度VOC対策セミナー
2
1.大気汚染とVOC規制
3
塗装
クリーニング東京印刷
大規模工場
発電所製紙工場製鉄所
他
SPM
スモッグ 光化学スモッグ
VOC
自動車
改善
顕在化
光化学オキシダント
VOCNOX SOX
悪化
ガソリンスタンド
青空印刷
P&E マネジメント
大気汚染とVOC
4
VOCの排出量(2000年度)
大防法VOC規制
自動車NOx・PM法
P&E マネジメント
5
H17
塗装37,300t45%
印刷18,900t23%
クリーニング9,700t12%
給油等11,100t14%
その他5,100t6%
東京都のVOC排出量
中小企業が
圧倒的に多い
P&E マネジメント
むずかしい人がいない時間がない
6
印刷とVOC排出
■大気汚染防止法では排出口をもち、ガス状で排出される有機化合物をVOC(揮発性有機化合物)としている。グラビア、オフセット輪転印刷及び金属印刷が対象施設となり、一定規模以上の施設が直接規制を受ける。その他の印刷と一定規模以下の施設は自主的活動でVOC削減に努める。
■VOCの発生源はインキ、湿し水、洗浄剤、希釈溶剤、ニス、塗料、接着剤や製版クリーナーに含まれるVOCが自然乾燥または強制加熱乾燥でほぼ100%工場から排出される。
■印刷業の主なVOC排出物質はトルエン(26%)、高沸点石油系溶剤(26%)、酢酸エチル(14%)、MEK(11%)、IPA(9%)とされる。 (日本印刷産業連合会調べ)
■VOC対応はオフセット輪転印刷のように100%VOC処理装置を常備するものから、スクリーン印刷のように設置が難しい印刷方式が混在する。
P&E マネジメント
7
施設 規模(裾切り) 排出基準区分
直接規制対象
自主規制対象施設外
乾燥のための送風機能力能力:27,000㎥/時以上。
排出口濃度700ppmC
測定:年2回
乾燥のための送風機能力能力:7,000㎥/時以上。
排出口濃度400ppmC
測定:年2回
・日印産連グリーン基準
・個別のVOC削減活動
・業界の自主行動計画
なしH22見直し?
3.ラミネーター4.コーター5.金属印刷
1.グラビア印刷
乾燥施設
2.オフセット輪転
印刷乾燥施設
乾燥のための送風機能力・ラミネーター: 5,000㎥/時以上・コーター :10,000㎥/時以上
排出口濃度1400ppmC600ppmC
印刷関係の大防法VOC規制
P&E マネジメント
8
印刷製品及びインキの出荷額とVOC
オフセット印刷71.5%
グラビア印刷 15.7%
スクリーン/フレキソ/他 6.6%活版印刷 6.2%
出版印刷28.5%
商業印刷33.0%
証券印刷1.3%
事務用品13.3%
包装印刷14.5%
建材 3.6%その他5.7%
オフセットインキ
178,466㎏(43.3%)
グラビアインキ
158,325㎏(38.4%)
その他インキ(12.5%)
VOC
インキ
voc
voc
P&E マネジメント
湿し水
洗浄剤
9
インキの溶剤含有率とVOC
溶剤含有率(VOC)
溶剤希釈率印刷時の溶剤含有率
(VOC)ソイシール
(低VOC)UVインキ
(ノンVOC)
枚葉オフセット 20~50% 0%30~50%
内植物系20~30%大豆油
20%以上○UVインキ
ノンVOCインキ
オフ輪ヒートセット 30~60% 0%30~60%
内植物系7~10%大豆油7%以上
ー
オフ輪ノンヒートセット 0~60% 0%0~60%
内植物計30~40%大豆油
30~40%以上ー
凸版輪転(活版⇒マンガ本) 50~60% 0% 50~60% ー ー
油性ゴム凸版 20~40% 0% 20~40% ー ○樹脂凸版(シール)
アルコール性フレキソ 20~70% 20~30% 30~80% ー ー
水性フレキソ 0~20% 0~20% 0~40% ー ー
出版グラビア 40~50% 30~40% 50~70% ー ー
油性特殊グラビア 60~80% 30~50% 60~90% ー ー
水性特殊グラビア 10~30% 10~40% 10~50% ー ー
20~70% 10~30% 20~80% ー ○
10~20% 0% 10~20% ー ○
40~50% 0~20% 40~60% ー ー金属コーティング
フレキソ
グラビア
スクリーン
金属オフセット
オフセット
凸版
インキの種類
P&E マネジメント
10
2.印刷産業のVOC自主的対策
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大気汚染の改善浮遊粒子状物質及び光化学オキシダント発生抑制
発注者協力
印刷物のVOC排出抑制設計
+環境ラベル
印刷物調達のグリーン購入
調達先の選定
国等法規制
大気汚染防止法VOC規制
自主規制
直接規制
大規模工場
中小規模印刷工場
自治体東京都
VOCアドバイザー
啓発活動
印刷会社取り組み
VOC削減活動・低VOC資材への転換・VOC抑制工程の構築
グリーン製品の提案
環境優良工場VOC排出抑制
排出量把握削減結果報告
印刷業界自主規制
グリーン基準
削減目標結果公表
GP認定制度
啓発活動マニュアル、セミナー
VOC排出削減のしくみ
P&E マネジメント
印刷資機材業界連携
啓発活動への協力
低VOC資材の開発
環境ラベル
供給量把握結果報告
12
GPマーク(印刷物)
事業者の取組み
工程
購入資材
<グリーン基準> <GP認定制度>
グリーン基準とGP認定制度
P&E マネジメント
GP製品認定
達成すべき目標
GP資機材G
P認定工場
13
GP認定工場 262登録事業所
P&E マネジメント
2011/6/15
地域 都道府県 全部門 オフセット グラビア シール スクリーン 地域 都道府県 全部門 オフセット グラビア シール スクリーン
北海道 北海道 12 9 2 1 大阪 12 9 2 112 兵庫 7 4 3
青森 2 2 京都 0秋田 1 1 滋賀 1 1岩手 1 1 奈良 0山形 1 1 20 和歌山 0宮城 6 6 岡山 0
12 福島 1 1 広島 4 4東京 99 93 1 3 2 山口 2 2
神奈川 3 3 鳥取 0千葉 8 5 2 1 6 島根 0埼玉 37 22 14 1 徳島 0茨城 7 5 1 1 香川 1 1栃木 2 1 1 愛媛 2 2群馬 1 1 3 高知 0
159 山梨 2 1 1 福岡 4 3 1長野 5 1 3 1 佐賀 0新潟 3 3 長崎 0富山 2 2 熊本 1 1石川 6 5 1 大分 1 1
16 福井 0 宮崎 0静岡 5 5 6 鹿児島 0愛知 18 12 2 4 沖縄 沖縄 0岐阜 4 4 0
28 三重 1 1 合計 262 210 33 15 4
東北
関東
信越北陸
中部
関西
中国
四国
九州
14
オフセット印刷グリーン基準VOC排出抑制に関わる基準の抜粋
表面加工材料
・水なし印刷システムを採用していること
・湿し水循環システムを採用するなど、IPA濃度を5%未満に管理していること
・VOC配慮型湿し水を50%以上使用していること
・自動布洗浄を使用する、または自動液洗浄の場合は循環システムを使用している
・VOC配慮型洗浄剤を50%以上使用していること
・廃ウェス容器や洗浄剤容器に蓋をする等のVOC発生抑制策を講じていること
購入資材
表面加工
枚葉印刷・湿し水からのVOC発生を抑制していること
・洗浄剤からのVOC発生を抑制していること
オフセット印刷インキ
(水準-1)・VOC含有量1%未満(ノンVOCインキ)但し輪転インキは除く
(水準-2)・VOC含有量15%未満(低VOCインキ)または大豆油インキ
・無溶剤タイプまたは低VOCタイプの塗料
・熱風乾燥印刷の場合、VOC排出処理装置(脱臭装置)を100%設置し適切に運転・管理していること。またはUV印刷を行っていること
・湿し水からのVOC発生を抑制していること(枚葉印刷と同じで省略)
・洗浄剤からのVOC発生を抑制していること(枚葉印刷と同じで省略)
輪転印刷
製造工程
(水準-1)・無溶剤化(UV塗料及びサーマルフィルム使用も含む)またはアルコール類濃度5%未満で使用すること
(水準-2)・アルコールを使用時30%未満で使用すること
P&E マネジメント
15
スリースター ツースター ワンースター
購入資材
水準Ⅰ
GP工場
印刷+梱包
GP製品のランク付け
GP工場
全工程
購入資材
水準Ⅱ
P&E マネジメント
16
GP資機材認定制度スタート
(1) GP資機材認定制度発表 平成22年4月28日
(2) 無料試行期間 平成22年4月~9月
(3) 本格実施 平成22年10月~
※ 11社 200製品が登録済み H23/7/1現在
P&E マネジメント
17
印刷資機材のGP認定の仕組み
②印刷資機材の登録(個票)
メーカー名
製品名
項目 7点 5点 3点 1点 ランク外 MSDSplus化学物質等の製品評価表
その他
エッチ液 PRTR法 必須項目 ○
安衛法(製造禁止物質) 必須項目 ○
有機則 指定外 第3種 第2種 第1種 ○
分類を右に記入→
引火点を右から選択
250℃以上 200℃以上、250℃未満
70℃以上、200℃未満
21℃以上、70℃未満
21℃未満
悪臭 必須項目 ○
オゾン層 必須項目 ○
特定物質(RoHS/ELV/EEC/REACH(SVHC
必須項目○
水質・土壌(有害物質) (硝酸アンモニウム)標準使用条件で水濁法の規制値以下
○ ※含有せずは5点
特別管理産業廃棄物 該当 ○
特定有害産業廃棄物
廃酸(Ph2.0以下)
廃アルカリ(Ph12.5以上)
引火点70℃未満
毒劇物 必須項目 ○ ※必須項目は1点
アルコール等(IPA、代替IPA、高沸点溶剤含む)の併用
併用有り ○ 実施例を示すこと※併用無しは5点
物質名を右に記入→
含有率を右に記入
含有率の範囲
0%(VOCフリー)
1%未満(ノンVOC)
50%未満 80%未満 80%以上
3Rの推進 包装容器の3R 容器の不使用(量り売り)
減容化及びリサイクルを配慮している
3Rの仕組みがなく容器が対応できていない
○ リユースの仕組みがあるは、5点
切替時のデータ提供 必須項目 なし ○ ※必須項目は1点
GP資機材認定制度への会員登録とラベル表示 必須項目
GP資機材認定制度への不参加
○ ※必須項目は1点
0
印刷資機材グリーン基準及び達成点数表(湿し水-エッチ液)
証明方法グリーン基準達成点数 必須項目
グリーン基準評価・配点製品区分
グリーン原則
消防法(分類を上段に記入、引火点により達成点数記入)
○
備考
有害物質の管理
非該当 MSDS及びMSDSplusの提出で可。ただし、記載の無い場合は個別証明書を提出。
※必須項目は1点
非該当
非該当
非該当
非該当
含有せず
非該当 ※非該当は5点
合計点
リユースの仕組みがある
VOC削減 VOC成分の特定とVOC含有率(処方時の配合率or出荷時の保証値)
○
☆合計点を製品一覧表に記入して下さい。 必須項目はそれぞれ1点とし、どれかひとつでも達成していない場合は、認定されません。
非該当
併用無し
取組の継続性 あり
登録済み
VOCは石油系由来かつVOC(環境省200物質)
エッチ液
18
環境配慮型エッチ液 登録リスト
P&E マネジメント
19
環境配慮型洗浄剤 登録リスト
P&E マネジメント
20
■ 自主行動計画対象団体 ■ 対象VOC物質・ 印刷工業会(会員:97社)
・全日本印刷工業組合連合会(会員:6,286社)
・全国グラビア協同組合連合会(会員:175社)
*会員数は平成22年4月現在
VOC排出削減自主行動計画
■ 実績H22年9月現在
■ VOC排出削減計画(業界全体)
トルエン、酢酸エチル、MEK、IPA、
高沸点石油系を含めた全てのVOC物質
出典:日本印刷産業連合会
P&E マネジメント
21
30
40
50
60
70
80
90
100
平成
12年
度
平成
16年
度
平成
17年
度
平成
18年
度
平成
19年
度
平成
20年
度
平成
21年
度
平成
22年
度
%
VOC排出削減量の推移
国の目標-30%
印刷業の目標-41%
グラ
オフ
印刷業実績-56%
P&E マネジメント
22
VOC排出抑制策取組み状況東京都印刷工業組合「環境対応アンケート」調査 VOCの排出抑制策の取組み実施期間:平成22年7月5日~23日/回答社数:200/1537社(13.0%)/複数回答あり
P&E マネジメント
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
25.0%
30.0%
35.0%
40.0%
45.0%
ア.
ノン
VO
C型
のイ
ンキ
・湿
し水
・洗
浄剤
等へ
の転
換
イ.
UV
印刷
方式
の採
用
ウ.
湿し
水に
含ま
れる
IPA
濃度
を5
%未
満で
管理
エ.
水な
し印
刷方
式の
採用
オ.
廃ウ
エス
容器
や洗
浄剤
容器
の蓋
閉め
励行
23
3.東京都VOC対策アドバイザー制度
24
●東京都が創設した中小企業のVOC排出量削減に向けた、自主的な取組を支援するための「東京都VOC対策アドバイザー」を派遣する制度です。
●事業所を訪問し、対策を助言(無料)。
●派遣対象は中小企業(資本金3億円以下又は従業員数が300人以下)で、VOCを取り扱う都内の工場(印刷、塗装、めっき工場等)
●助言内容は現場でVOCの簡易測定を行い、工程の改善、原材料の転換、回収・処理装置の設置、融資制度の紹介など。(測定結果をその場で報告)
東京都VOC対策アドバイザー制度
25
3.購入している資材や製品の化学物質の確認(事前に質問)⇒MSDSを準備する⇒役所に提出している化学物質に関わる書類があれば準備
4.簡易測定法とアドバイス手順を説明→測定ポイントを絞る
5. VOCの測定をすると共に、対策が必要な箇所があれば現場で改善方法を助言する
6.資材の低VOC製品への転換を提案
7. 報告書「測定データ」と「助言案」を整理し提出
アドバイスの流れ
P&E マネジメント
1.VOC対策アドバイザー派遣依頼⇒都/化学物質対策課/無料
2. 受付後、VOCアドバイザーから日程等の連絡
26
Total-VOC測定器 Micro-FID
FID(水素炎にてVOCをイオン化しその量を測定)
PHOTOVAC,INC.(USA)
OSP-121H
高分子薄膜の膨潤に基づく干渉増幅反射法(IER法)
OSP(日本)
VOC簡易測定器※簡易測定器は東京都環境科学研究所で公定法により検証(FID 測定)
P&E マネジメント
27
VOC測定器とバッグ採取
VOC簡易測定器
採取バッグ
P&E マネジメント
28
VOC測定ポイント(参考)
ドイツBG「GS-DP-01」規格
P&E マネジメント
29
4. 印刷からのVOC排出
30
ふた開放3150ppmCIPA
P&E マネジメント
未対策工場
対応工場
オフセット枚葉印刷工場のVOC
31
VOC測定の実際
P&E マネジメント
32
I
P
B
~~~
~~~
~~~
~~~
~~~
②
⑥
④③
⑤
⑦
② :水船 ・水棒(運、停、)
③ :インキローラー(運、洗)
④ :インキ壺(運、洗)
⑤ :版胴(運)
⑦ :圧胴(洗浄)
⑥ :ブラン胴(運、洗浄)
VOC
用紙
湿し水循環装置
~~~
~~~
オフセット印刷機のVOC発生部位
(運):運転時、(停):停止時(洗):洗浄作業時
IPA H液
①
① :湿し水装置(運、停、)
P&E マネジメント
33
枚葉印刷機からのVOC
0
100
200
300
400
500
600
A号
上1-2ユ
ニッ
ト間
1色
目(K)壷
上
上3-4ユ
ニッ
ト間
4色
目(B
)壷
上
B号
デリ
ベリ
ー前
2色
目壷
上大
豆油
イン
キ
2色
目ロ
ーラ
上大
豆油
イン
キ
3色
目壷
上(停
止)W
2イ
ンキ
3色
目壷
上(運
転)W
2イ
ンキ
C号
デリ
ベリ
ー前
3-4ユ
ニッ
ト間
(運
転)
1-2ユ
ニッ
ト間
(運
転)
1イ
ンキ
壷上
4イ
ンキ
壷上
D号
デリ
ベリ
ー前
3-4ユ
ニッ
ト間
(運
転)
1-2ユ
ニッ
ト間
(運
転)
E号
デリ
ベリ
ー前
3-4ユ
ニッ
ト間
(運
転)
1-2ユ
ニッ
ト間
(運
転)
水無
し平
均値
102ppm
C
水あ
り平
均値
377ppm
C
水無し 平均値
ppm
C
水あり
*有意差有り水無し 102ppmC水あり 377ppmC
P&E マネジメント
34
輪転印刷機からのVOC
0.0
50.0
100.0
150.0
200.0
250.0
300.0
350.0
400.0
450.0
デリバ
リ前
(オペ
レター
台)
1-下
ユニット(湿
し水
舟水
)
1-上
ユニット(湿
し水
舟水
)
1-上
ユニット(イ
ンキ
ング
ローラー
部)
1-下
ユニット(イ
ンキ
壷上
)
2-上ユ
ニット(湿
し水
舟水
)
2-上ユ
ニット(イ
ンキ
ング
ローラー
部)
2-上ユ
ニット(イ
ンキ
壷上
)
1-2上
ユニット間
3-上ユ
ニット(湿
し水
舟水
)
3-上ユ
ニット(イ
ンキ
ング
ローラー
部)
3-上ユ
ニット(イ
ンキ
壷上
)
2-3上
ユニット間
4上ユ
ニット(湿
し水
舟水
)
4-上ユ
ニット(イ
ンキ
ング
ローラー
部)
4-上ユ
ニット(ブ
ラン
ケット)
上ドライヤ
ー入
口
湿し水
処理
装置
周辺
湿し水
処理
装置
タン
ク蓋
閉
湿し水
処理
装置
タン
ク蓋
開放
1-2下
ユニット間
2-下ユ
ニット(湿
し水
舟水
)
2-3下
ユニット間
3-4下
ユニット間
下ドライヤ
ー入
口
下ドライヤ
ー出
口
上ドライヤ
ー出
口
デリバ
リ刷
本
脱臭
装置
周辺
脱臭
装置
周辺
手前
燃焼
室NO1
脱臭
装置
周辺
手前
燃焼
室NO2
脱臭
装置
周辺
横手
燃焼
室NO1
脱臭
装置
周辺
裏手
排気
出口
ppm
C
※処理装置を設けないと1700ppmC程度に上昇する
P&E マネジメント
排出口規制値400ppmC
35
4.VOC排出抑制策
36
見える化をする 目標設定と実施 評価と公開
○定期会議・環境・安全・5Sなどと併せて・yes/no, go/on/stopを明確○公開・業界の自主活動に参加・HPで公開○改善効果をお金で測定・改善費を再投資する○サンキューカードの発行など・社員のモチベイションアップ○VOC対策製品の提案○中期目標40%以上削減○生産システムの変革・デジタル化/ドライ化・
○購入量(料)把握・インキ/湿し水/洗浄剤○目標設定・購入/使用量の削減・低VOC製品への転換・設備/施設の改善○作業管理の改善・VOC排出量の削減・手順書○ VOC対策ポスター○順守の徹底5S・キックオフ・責任者/全員参加・・
○VOCの実態を把握・東京都VOCアドバイザー無料○資材の情報を集める・インキ/湿し水/洗浄剤MSDS・GP資機材認定製品・ メーカに証明書や提案依頼○VOC職場拡散防止・洗浄剤容器の密封・IPA 不使用/5%未・代替IPAの不使用・廃溶剤残肉廃液密封
・廃ウエスの密封○職場の換気・窓扉の開放厳禁・換気扇の常時運転・空調機の外気取込
VOC削減対策の仕組み
P&E マネジメント
37
湿し水薬品
洗浄剤
印刷インキ
給排気にバランス
低VO
C
製品への転換(GP
資機材認定製品)
印刷機○装置の改善・水なし印刷・UV印刷・含浸型洗浄布・カバー/フード・強制排気装置・廃洗浄剤の回収装置
○使用量の削減・インキ節減ソフト・湿し水循環装置・インキ自動供給装置・自動洗浄装置
印刷機
○VOC処理装置
○給排気装置・ガラリ・二重ドア・窓・カーテン・換気扇・換気装置
○作業室の区分
○作業管理・蓋閉め等密封管理・定量ポンプ・洗浄エリア・洗浄台車の整備・強制排気・購入/使用量の
把握と削減・廃溶剤の把握と削減・使用量の原単位管理・標準化・回収システムの参加・5S活動/見える化・GP認定工場
作業管理
VO
C
対策印刷物の提案(GPマーク等)
印刷機械等
業界のV
OC
削減自主活動への参加
VOC対策のマップ
P&E マネジメント
38
④VOC処理装置の導入
②手順・管理の標準化
③機械及び装置の改善
①印刷資材の低VOCへの転換
VOC排出抑制対策
P&E マネジメント
39
印刷資材の低VOCへの転換
【湿し水(H液を含む)の低VOC化】–IPA濃度5%未満◎、IPAレス◎、ノンVOC化(オフセット)
【低VOC洗浄剤への転換】–塩素系→フロン系→炭化水素系◎→植物油系、水系(共通)
【排出処理の容易さ(溶剤回収・再利用)】
–単一溶剤型インキへの転換(グラビア×・ドライラミネート◎)
【低VOCインキへの転換】–植物油インキへの転換(オフセット) ◎–水性インキへの転換(グラビア、表面加工)△–ハイソリッドインキへの転換(グラビア)○
【ノンVOCインキ・接着剤】–ノンVOCインキ(オフセット)○水洗浄インキ(オフセット)△–UVインキ(オフセット○、スクリーン、表面加工)–プレコートフイルム(表面加工) ◎
P&E マネジメント
40
印刷資材からの連鎖汚染
大気汚染
VOC
悪臭
P&E マネジメント
インキ 洗浄剤湿し水
安全性担保製品
作業者の健康
周辺住民
資材
・MSDS・NL証明書・有害物質不使用証明書
廃液有機溶剤
41
大豆油インキアロマフリーインキ
顔料
助剤
樹脂
50%
顔料
助剤
形分 樹脂
油分
50%
亜麻仁油他
植物油
石油系30 %芳香族1%以下
固
~40
50%
顔料
助剤
形分 樹脂
油分
50%
大豆油(20%以上)
石油系%
芳香族1%以下
固
~3020
50%
顔料
助剤
形分 樹脂
油分
50%
大豆油他
植物油
固
50%
石油系 1%未満
ノンVOCインキ
VOC成分
枚葉オフセットインキのVOC※日印産連グリーン基準では石油系由来の揮発性有機化合物をVOCと定義
UVインキ
P&E マネジメント
42
オフセットインキ(枚葉)の環境配慮対策例
大豆油プロセス フュージョンG ○ ○ ー 水準2 A
大豆油中間色 NCP Fグロス ○ ○ ー 水準2 A
大豆油 NCP ナチュラリス ○ ○ ー 水準2 A
ノンVOC ナチュラリス100 ○ ○ ○ 水準1 A
特殊紙用ノンVOC ナチュラリス100 POP ○ ー ○ 水準1 A
特殊紙用 POP-K ○ ー ー 水準2 A
カルトン用 カルトンセルフ ○ ー ー ー A
一般 ドライオカラー ○ ー ー ー A
大豆油 ドライオカラー ナチュラリス ○ ○ ー 水準2 A
水洗浄性ノンVOC ナチュラリス100 W2 ○ ○ ○ 水準1 A
一般 ダイキュア ○ ー ○ 水準2 B
一般SOY ダイキュア DSOY ○ ○ ○ 水準1 B
一般(中密着型) ダイキュア RT-21 ○ ー ○ 水準1 B
ハイブリッド ダイキュア ハイブライト ○ ー ○ 水準1 A
ハイブリッドSOY ダイキュア ハイブライト DSOY ○ ○ ○ 水準1 A
水なし 水なし印刷用 ダイキュア DOC ○ ー ○ 水準1 B
プロセス W/W ニューアドバン プレミア ○ ○ ー 水準1 A
中間色 ウェブゼット ○ ー ー 水準1 A
水なし 水なし印刷用 ウェブゼット ファインドライ ○ ○ ー 水準1 A
タイプ
NLマーク
枚葉油性
枚葉U V
版 用途・タイプ 製品シリーズ名
オフ輪油 性
水あり
水あり
水あり
水なし
SOYシール ノンVOC(DIC) GPマーク 古紙リサイクル適性ランクリスト
A:用紙から用紙
B:用紙から板紙
出展:DIC資料に加筆 2008/9/25
P&E マネジメント
43
大豆油インキ67.4%
従来インキ29.1%
UVインキ2.5%
ハイブリッドUVインキ
0.4%
ノンVOCインキ0.6%
2003年
平版インキの環境対応2003⇒2007
P&Eマネジメント
44
平版インキの環境対応
平版インキ内訳
2007年
大豆油インキ
67.4⇒74.2%
ノンVOCインキ0.6⇒0.9%
通常インキ29.1⇒20.6
%
UVインキ2.9⇒4.3%
2007年
P&Eマネジメント
45
●洗浄剤、廃ウエス、廃油容器等の密閉管理(共通) ◎
●インキ・湿し水の管理 ◎
●印刷室の区分・換気回数・過剰吸引・風の流れ(共通) △
●洗浄作業の標準化と洗浄液の削減(共通) △
●換気扇・換気装置等の運転管理(共通) △
●VOC/脱臭処理装置の日常点検・定期点検メンテナンス ○
●ルールの順守と定期評価実施(共通) △
手順と管理の標準化
P&E マネジメント
46
湿し水装置の構成
アルコールコントロール印刷機水 舟
フイルター(槽内)
冷却装置
湿し水水槽
電磁弁
H液アルコール
Phコントロール
湿し水ポンプ
付属装置
ろ過再生純水処理等
*IPA濃度5%未満で管理
*アルコール濃度は一般的に2~3%で管理されている *VOC含有30~80%
注)装置がない場合は濃度測定の記録が必要
廃液タンク
ⒸP&E マネジメント/2010
47
湿し水とVOC
450350
670
470
760
480
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
ppm
C
7500ppmC 1900ppmC
湿し水からのVOC拡散
P&E マネジメント
48
湿し水のALCコントロール
5%未満での管理
抜き取り検査P&E マネジメント
49
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
ppmC
洗浄液バケツ
洗い油バケツ 62 8,000
蓋閉 蓋開
洗浄剤小口容器の蓋閉め
蒸発濃度約120倍
P&E マネジメント
50
VOC対策 蓋閉め励行
P&E マネジメント
51
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
ppm
C
系列1 25 2,400
ウエス入れ(密閉時) ウエス入れ(開放時)
蓋閉め効果絶大
廃ウエスの管理
レンタルウエス 廃自動洗浄布蒸発濃度約100倍
P&E マネジメント
52
廃ウエス容器
インキ缶一斗缶20ℓ
溶剤容器一斗缶20ℓ
溶剤汲み置きバケツ
容器蓋閉めの効果測定出典:印刷産業におけるVOC排出抑制自主的取組推進マニュアル
廃ウエス容器からの
揮発量が大きい
P&E マネジメント
53
残肉の処置
0.5 ppmC
150~550ppmC
蒸発濃度約100倍
ミッペール
P&E マネジメント
54
廃洗浄布の処置
P&E マネジメント
55
廃棄物置き場のリスク
P&E マネジメント
56
印刷室入り口
外部
管理区分の徹底
カーテンのVOC遮断効果
0
10
20
30
40
50
60
70
80
カーテン内側(職場側) カーテン外側
ppm
C
濃度差約5倍
P&E マネジメント
57
1
2
X
エアコン外部空気取り込み
エアコン外部空気取り込みなし
0
100
200
300
400
500
600
700
エアコン外部空気取り込み
エアコン外部空気取り込みなし
エアコンの外気取込み効果
1
2
P&E マネジメント
58
換気装置の運転管理
印刷室中央
0
10
20
30
40
50
60
70
pp
mC
停止中 29 33 65
運転中 10 25 12
1階印刷室中央 地下1号印刷室中央 地下9号印刷室中央① ③②
1
51
3
換気扇30cm: 約1300㎥/H40cm:約2200㎥/H
P&E マネジメント
59
機械及び装置の改善
●塗工部、印刷部からの蒸発防止(共通)△
●湿し水装置の水なしシステムへの変更(オフセット)△
●水供給装置の改良(オフセット)◎
●洗浄装置の改良(共通)○
●ウエスからの溶剤回収・再生(スクリーン、オフセット)○
●廃溶剤回収・再生装置(共通)○
P&E マネジメント
60
印刷機械のVOC拡散防止1
P&E マネジメント
61
印刷機械のVOC拡散防止2
排気ファン
P&E マネジメント
62
VOC拡散度
洗浄作業とVOC
2
1,400
400300
10 41 140
1500
36230
900
53
566
55 70 40 12 700
200400600800
1,0001,2001,4001,600
イン
キロ
ーラ
ー
ブラ
ンケ
ット
圧胴
イン
キロ
ーラ
ー
ブラ
ンケ
ット(手
洗い
)
圧胴
印刷
室中
央
ロー
ラ洗
浄前
ロー
ラ液
吐出
中
ロー
ラ洗
浄中
イン
キツ
ボ洗
浄前
イン
キツ
ボ洗
浄中
洗浄
中ブ
ラン
表面
圧胴
洗浄
中(雰
囲気
A洗
浄液
B洗
浄液
圧胴
洗作
業員
上着
圧胴
洗作
業員
手袋
圧胴
洗作
業員
靴
印刷
室中
央洗
浄前
印刷
室中
央洗
浄後
洗浄前1階5号機
洗浄中1階5号機
洗浄中地下9号
ppm
C
① ②
~7,500ppmC
洗浄作業によるVOC拡散
P&E マネジメント
63
0
100
200
300
400
500
600
513 ppmC 106 ppmC ブラン洗浄(洗い油) ブラン洗浄 (含浸洗浄布)
布洗浄装置
ブランケット
に削減51
自動布洗浄装置の抑制効果
P&E マネジメント
64
廃溶剤の再利用
ウエス溶剤回収再生装置ウエスの再利用
廃溶剤回収装置
P&E マネジメント
65
オフ輪、軟包装グラビア
出版グラビア、ドライラミネータ
VOC処理装置の導入
P&E マネジメント
66
2010/2006対比
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
1,800
2,000
会議
室(フ
ロア
測定
前)
会議
室(フ
ロア
測定
後)
玄関
内 外
1号
機
デリ
バリ
部
1-2ユ
ニッ
ト間
3-4ユ
ニッ
ト間
3ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷
5-6ユ
ニッ
ト間
洗油
容器
(ふ
た開
け)
廃ウ
エス
容器
(ふ
た開
け)
廃イ
ンキ
缶
職場
中央
2号
機
デリ
バリ
部
職場
換気
扇
1-2ユ
ニッ
ト間
2ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷
洗油
容器
(ふ
た閉
め)
廃イ
ンキ
缶
3号
機
デ
リバ
リ部
1-2ユ
ニッ
ト間
3-4ユ
ニッ
ト間
3ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷
廃洗
浄布
廃イ
ンキ
缶
4号
機
輪転
機
色見
台
上1-2ユ
ニッ
ト間
上3-4ユ
ニッ
ト間
上3ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷
下1-2ユ
ニッ
ト間
下3-4ユ
ニッ
ト間
下3ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷
職場
中央
CT
P(現
像機
)
14:02 16:55 15:05 7 16:29 17 19 22 20 20 17 12 10 14:51 46 40 42 50 44 15:29 33 31 34 38 36 14:55 56 15:09 11 14:58 15:07 15:13 14:22 24
pp
mC
2006
2010
A社改善事例
※全機水なし印刷への切り替えが進み、湿し水起因のVOCが排除された
P&E マネジメント
67
A社 水なし印刷の効果
水なし印刷への切替効果
0100200300400500600700800900
1,000
3号機
デリバ
リ部
1-2ユ
ニット間
3-4ユ
ニット間
3ユニ
ットイ
ンキ
壷
3ユニ
ット湿
し水
水舟
pp
mC
水なし
水あり
950ppmC大幅改善
P&E マネジメント
68
B社 改善事例2010/2006比較
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1000
1号機
1-2ユ
ニッ
ト間
1号機
3-4ユ
ニッ
ト間
1号機
3ユニ
ットイ
ンキ
壷1号
機3ユ
ニッ
ト湿
し水
水舟
1号機
ブラ
ンケ
ット自
動洗
浄(⇒
含浸
タイ
プ)
1号機
職場
中央
1号機
デリ
バリ
2号機
職場
中央
2号機
職場
換気
扇①
3号機
上1-
2ユニ
ット間
3号機
上3-
4ユニ
ット間
3号機
上3ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷(赤
)3号
機上
1-2ユ
ニッ
ト湿
し水
水舟
3号機
下1-
2ユニ
ット間
3号機
下3-
4ユニ
ット間
3号機
下3ユ
ニッ
トイ
ンキ
壷3号
機湿
し水
(循環
装置
内)
3号機
廃ウ
エス
容器
(洗浄
剤:ブ
ラン
ウオ
ッシ
3号機
職場
中央
3号機
ブラ
ン洗
浄
(含浸
タイ
プ)
3号機
H液
(エコ
リテ
ィー
2
⇒
SO
LA
IA K
S-
刷版
職場
中央
CTP(オ
ペレ
ーターサ
イド
)フ
イル
ム刷
版(オ
ペレ
ーターサ
イド
)廃
棄物
倉庫
(廃薬
品タ
ンク
)
pp
mC
2010年2006年
※含浸型洗浄布やVOC対策エッチ液への切り替えが寄与。
P&E マネジメント
69
B社 含浸型洗浄布への切替
洗浄作業とVOC
0500
1000150020002500300035004000
ブラ
ンケ
ット
洗浄
1
(含
浸タ
イプ
)
ブラ
ンケ
ット
自動
洗浄
2(含
浸タ
イプ
)
ブラ
ンケ
ット
含浸
型洗
浄布
1
ブラ
ンケ
ット
含浸
型洗
浄布
2
洗油
容器
(Eス
キッ
ト)
再
測定
廃ウ
エス
容器
(ふ
た開
けた
とき
)
廃ウ
エス
容器
廃ウ
エス
容器
(洗
浄剤
:B
ウオ
ッシ
ュ)
廃ウ
エス
容器
(ふ
た開
けた
とき
)
洗油
容器
(ブ
ラン
ケッ
ト洗
浄剤
)開
け
Oク
リー
ン開
け
ロー
ラー
洗浄
(O
クリ
ーン
)
有意差大
P&E マネジメント
70
2009/2010との比較
0200400600800
10001200140016001800200022002400260028003000
2階
_会
議室
玄関
(屋外
)
中2階
_印刷
室 センター
検品
室
1階
_印刷
室 センター
(床上
約1m
)
1階
_印刷
室 センター
(床付
近)
1階
_印刷
室 水
なし印
刷機
(5×
5色
)デリバ
リ
1階
_印刷
室 水
なし印
刷機
Cユ
ニット インキ
つぼ
上部
1階
_印刷
室 水
なし印
刷機
Cユ
ニット ロー
ラー上
部
1階
_印刷
室 水
なし印
刷機
Cユ
ニット下
部
1階
_印刷
室 再
使用
ウエス(蓋
あり)
1階
_印刷
室 廃
ウエス(容
器内
部/O
ール
)
1階
_印刷
室 廃
インキ
(容器
内部
)
1階
_印刷
室 Cインキ
自動
供給
装置
(大豆
インキ
)(蓋
閉)
1階
_印刷
室 水
あり印
刷(4
色機
/104
号機
)デリバ
リ
1階
_印刷
室 残
インキ
容器
(蓋なし)
1階
_印刷
室 廃
インキ
缶
1階
_印刷
室 洗
い油
(Oー
ル)
開放
①
1階
_印刷
室 洗
い油
(Oー
ル)
容器
蓋閉
め
1階
_印刷
室 湿
し水
装置
① 容
器蓋
閉め
1階
_印刷
室 湿
し水
容器
Dコー
ル(蓋
開放
)
1階
_印刷
室 IPA缶
上部
(蓋開
放)
1階
_印刷
室 Cユ
ニット 湿
し水
1階
_印刷
室 Cユ
ニット ロー
ラー
1階
_印刷
室 Cユ
ニット インキ
つぼ
1階
_印刷
室 C-M
の間
1階
_印刷
室 インキ
調整
(ユコ用
C)
1階
_印刷
室 湿
し水
装置
②
1階
_調肉
室 センター
(ド
ア閉
め状
態)
廃棄
物置
場 廃
ウエス置
場
廃棄
物置
場 中
央
廃棄
物置
場 危
険物
倉庫
廃棄
物置
場 廃
棄物
(洗浄
布上
部)
屋外
_廃棄
物置
場 外
周
屋外
_物流
搬入
口
屋外
_駐車
場
屋外
_換気
扇排
気口
屋外
_換気
扇排
気口
(排気
口下
)
pp
mC
C社 改善事例2010年2009年
※水あり印刷が改善され、全体としてVOCの適正管理範囲に入ってきた。
P&E マネジメント
71
水あり印刷の改善
0
200
400
600
800
1000
2洗い
油(O
ール
) 容
器蓋
閉め
2 湿
し水
装置
① 容
器蓋
閉め
2 湿
し水
容器
Dコー
ル(蓋
開放
)
2 IPA缶
上部
(蓋開
放)
2 Cユ
ニット 湿
し水
2 Cユ
ニット ロー
ラー
2 Cユ
ニット インキ
つぼ
2 C-M
の間
pp
mC
C社 水あり印刷の改善事例
P&E マネジメント
72
メリット(派遣先からの声)
自社の水準がわかった 受注が増えた
VOC削減のエコ提案ができた
定期メンテナンスの実施
作業標準の作成(手順書)
洗浄剤のジクロロメタン削減
GP認定工場の取得 顧客からの信頼が向上
作業環境の改善
低VOC資材への転換
廃ウエスの蓋閉め順守
顧客が増えた
苦情の原因が理解できた
経費節約ができた化学物質管理が整った
ゴミ置き場のリスクがわかった
P&E マネジメント
73
発注者に評価されるVOC対策アクション
2001~2010 2011~
○印刷インキの低VOC化⇒大豆油インキ◎⇒UVインキ△、ノンVOCインキ×
○湿し水の低VOC化⇒自動ALC装置の導入と
IPA5%未満管理の徹底○⇒IPAレス化○、低VOCH液×
○洗浄剤の排出抑制⇒自動布洗浄装置○⇒ウエス容器等の密封化○⇒レンタルウエス○⇒低VOC洗浄剤×
○輪転印刷機のVOC処理装置の装備100% ◎
提案時の付加価値・大豆油/植物油インキ/ノンVOCインキ/UVインキの指定・印刷方式の確認(水なし/UV)
VOC排出抑制活動の評価
・低VOC H液/洗浄剤
・洗浄含浸布への転換・再生装置/再生システムの導入
・量的削減活動
GP認定工場への優先発注
P&Eマネジメント
74
VOC関連の環境ラベル/マーク
UV印刷普及協会事務局
日本印刷産業連合会
日本WPA 日本WPA
米国大豆協会 印刷インキ連合会 各社独自マーク
資機材001-S-0001
P&Eマネジメント
75
大防法等法規制の遵守
の発生抑制
浮遊粒子状物質(SPM)の低減
+ 職場環境の改善
有害化学物質削減
悪臭発生の抑制
廃液発生の削減
資材費や処理費の削減コストダウン
光化学スモッグ
の発生抑制
浮遊粒子状物質
(SPM)の発生抑制
VOC排出削減法規制の遵守
VOC排出削減活動の効果
P&E マネジメント
+
競争力・新付加価値付与
76
ご清聴ありがとうございました