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V-nas 発注者版 操作解説書

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Page 1: V-nas · 7 1 cad データの有効活用 1-1 電子メールによる打合せ 電子メールを利用することで設計業務や工事に係わる協議事項をやり取りすることが出来ます。

V-nas 発注者版

操作解説書

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はじめに

「公共事業支援統合情報システム・アクションプログラム」が提示されてから、公

共事業における電子納品もいよいよ実施段階に入ってきました。このような状況の

中で、CAD ソフトに求められる機能は単に SXF に代表されるデータ交換の標準

化に留まらず、次プロセスでのデータの有効活用へと変遷しています。 弊社 CAD ソフト「V-nas シリーズ」は早くからデータ交換の標準化に対応して

おり、また、個々のニーズに応えるべく、利用される方々に合せて十分にご満足い

ただけるよう専用機能を付加した専用 CAD として多数の製品を提供させていた

だいております。 「V-nas 発注者版」は、朱書き機能や CAD 製図基準適合検査機能など、発注

者と受注者間でのデータ交換や協議事項での活用に配慮して V-nas シリーズの

専用 CAD として提供させていただくものです。 「V-nas 発注者版」が皆様の CAD データ利活用にほんの少しでもお役に立て

れば幸いです。

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目 次 1 CAD データの有効活用 .................................................................................................. 7

1-1 電子メールによる打合せ ................................................................................7 1-2 朱書きソフトの利用 ........................................................................................8 1-3 CAD の利用..................................................................................................9 1-4 データの再利用 ...........................................................................................10

2 V-nas 発注者版の概要 ................................................................................................. 13

2-1 CAD モードと発注者版の概要 .....................................................................13 2-2 ファイル互換 ................................................................................................14 2-3 CAD 製図基準適合検査..............................................................................16

3 インストール.................................................................................................................. 21

3-1 ソフトの動作環境を確認しましょう .................................................................21 3-2 ソフトをコンピュータにセットアップしましょう ...................................................22 3-3 動作を確認しましょう......................................................................................26 3-4 コンピュータから「V-nas 発注者版」を消す方法.............................................27

4 基本操作 ...................................................................................................................... 31

4-1 起動 ............................................................................................................31 4-2 画面構成 .....................................................................................................32 4-3 ファイルの読み込み .....................................................................................34 4-4 画面操作 .....................................................................................................35 4-5 表示レイヤの切替 ........................................................................................36 4-6 CAD 製図基準チェック.................................................................................37 4-7 OLE 貼り付け(V-nas→WORD).................................................................42 4-8 メール送信...................................................................................................43 4-9 印刷 ............................................................................................................45

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5 作図・編集 .................................................................................................................... 51

5-1 朱書き .........................................................................................................51 5-2 文字 ............................................................................................................54 5-3 表題欄の一括変換.......................................................................................56 5-4 色塗り..........................................................................................................58 5-5 旗上げ.........................................................................................................61

6 その他の機能 ............................................................................................................... 79

6-1 工区割り ......................................................................................................79 6-2 レイヤテンプレート........................................................................................80 6-3 レイヤ名称の責任主体変更 .........................................................................82 6-4 ラスター貼り付け..........................................................................................83 6-5 CAD 製図適合基準適合検査項目一覧表 ....................................................84

7 Q&A............................................................................................................................ 91

8 索引 ............................................................................................................................. 95

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第 1 章

CAD データの有効活用

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1 CAD データの有効活用 1-1 電子メールによる打合せ

電子メールを利用することで設計業務や工事に係わる協議事項をやり取りすることが出来ます。

また、ワープロファイル・表計算ファイル・図面ファイル・写真ファイル等添付しメッセージの交換

が行えます。さらに、情報共有サーバを物件ごとに構築すれば、受発注者間で情報共有が行え

ます。

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1-2 朱書きソフトの利用 CAD データに朱書きを行い、明確な指示をメールにて伝えられます。協議事項を保存する事

が出来、履歴の管理が行えます。

CAD データ内に協議事項を記入する事により事業執行プロセスを通して、情報を引き渡し又は、

共有する事が出来ます。記入色を変えて履歴管理も行えます。

計画計画 調査調査 設計設計 施工施工 維持管理維持管理

協議協議 協議協議

協議記録と図面が、バラバラ

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1-3 CAD の利用 CAD を利用する事により、簡単に CAD データやラスターデータで発注図面を作成する事が出

来ます。

図面データから説明会用資料を作成出来ます。

図面上から面積、距離、座標等を確認出来ます。

CAD データ(電子納品) 発注図面(CAD データまたはラスターデータ)

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1-4 データの再利用 以前に作図した部品(側溝、重機)を再利用し、図面作成の省力化が出来ます。

スケールを考慮して作成図面に配置する事が出来ます。寸法につきましては、配置後寸法操

作でサイズを変更する事が出来ます。

各メーカーのCADデータを利用する事が出来ます。重機メーカー、建材リース業者でも自社製

品の CAD 化が進んでいます。

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第 2 章

V-nas 発注者版の概要

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2 V-nas 発注者版の概要 2-1 CAD モードと発注者版の概要

V-nas 発注者版は、図面ファイルに対して、次の機能を有しています。

• CAD 製図基準(案)との適合をチェックする機能

• 朱書き機能

• 土木汎用 CAD 機能

• 面積計測、情報参照 etc.

また、 ボタンによる、“朱書きモード”と“CAD モード”の切り

替えが可能です。

納品された図面ファイルの原本性を確保したいときは、“朱書きモード”によって変更内容の指

示を朱書きするなどの作業が出来ます。

納品された図面を利用して、発注図などへ加工したいときは、“CAD モード”での編集作業など

が出来ます。

朱書きツールバー

朱書きコマンドパネル

CAD ツールバー

CAD コマンドパネル

朱書き

モード

CAD

モード

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2-2 ファイル互換 V-nas 発注者版では、オリジナルのファイル形式(BFO ファイル)以外にも、読み込んで編集し

たり、保存したりできるファイル形式があります。

【V-nas 発注者版と互換性のあるファイル形式】

ファイル形式 バージョン 入力 出力

Ver.2.0 ○ ○

Ver.3.0 ○ ○

p21(CAD 製図基準案指定)

ISO国際規格に準拠した CAD図面ファイルフォーマ

ットです。電子納品では CAD 図面ファイルの標準フ

ォーマットとして採用されています。 Ver.3.1 ○ ○

Ver.2.0 ○ ○

Ver.3.0 ○ ○

sfc

国際規格の p21 フォーマットに対して、国内での利用

を想定した簡易フォーマットです。P21 より容量は小

さくなります。メール交換等に有効です。 Ver.3.1 ○ ○

Release12 / LT R2 ○ ○

Release13 / LT 95 ○ ○

Release14 / LT 97 /

LT 98 ○ ○

2000 / LT 2000 ○ ○

2000i / LT 2000i ○ ○

DWG

AutoCAD のオリジナルのファイル形式です。

バージョン情報があり、バージョンによって扱える図面

要素や機能が大きく異なるので、注意が必要です。

スケールは、特に要注意。

2004/2007 ○ ×

Release12 / LT R2 ○ ○

Release13 / LT 95 ○ ○

Release14 / LT 97 /

LT 98 ○ ○

2000 / LT 2000 ○ ○

2000i / LT 2000i ○ ○

DXF

Autodesk 社が、異なるバージョンの AutoCAD デー

タを交換するために開発したファイル形式です。

ファイルの仕様が公開されているため、異なる CAD

間のデータ交換にも、よく使われています。

また、バージョン情報があり、バージョンによって扱え

る図面要素や機能が大きく異なるので、注意が必要

です。

スケールは、特に要注意。 2004/2007 ○ ×

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JWW、JWC

Windows 版と MS-DOS 版の JW_CAD のオリジナ

ルファイル形式です。

○ ○

SIM

SIMA ファイルと呼ばれる、日本測量機器工業会測

量共通フォーマットです。

座標値や結線情報等が定義されています。

Ver01 ~ Ver03

(平面の

み)

×

DM・DMF

JSP・SIMA-DM と呼ばれる、全国測量設計業協会

連合会と日本測量機器工業会が定めた数値地形測

量データの共通フォーマットです。

(一部

制限あ

り)

×

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2-3 CAD 製図基準適合検査 CAD 製図基準の適合検査を行います。

① 『ツール-基準適合検査』を選択してください。

② 責任主体と工種の設定をしたら、【詳細設定】をクリックします。ここでは、どこまで

詳細にチェックするのか設定をすることが出来ます。

③ チェック項目の設定を【OK】をクリックして終了します。

開いている一般図の責

任主体にチェックを入

れます。

図面の工種を選択します。

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④ 【OK】をクリックして、適合検査を開始すると検査結果が表示されます。一行ごと

に不適合の内容が示されています。行を選択して、【確認】をクリックすると、不適

合要素を確認出来ます。

⑤ 不適合要素がハイライト表示されます。

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不適合箇所の修正を行います。

⑥ 修正を行いたいページを選択し、【修正】をクリックします。

⑦ 修正画面で、それぞれどのように修正するか設定し【OK】をクリックします。

⑧ 自動修正の確認画面で【OK】をクリックします。

⑨ チェック結果の画面に戻りますので、【OK】をクリックして終了します。

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第 3 章

インストール

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3 インストール 3-1 ソフトの動作環境を確認しましょう

V-nas発注者版をご利用いただくには、お使いのコンピュータの仕様が以下の条件を満たして

いる必要があります。ソフトウェアをセットアップする前にお使いのコンピュータの仕様をご確認く

ださい。

・ コンピュータのスペックは?

CPU 下記 OS が動作する環境

ハードディスク 200MB 以上の空き容量(500MB以上を推奨)

ディスプレイ 1024×768 ドット以上が表示可能なもの

16 ビット色以上の発色可能なディスプレイアダプタ

メモリ 512MB 以上(1GB 以上を推奨)

マウス 本体に対応し、日本語 Microsoft Windows で使用可能なもの

プリンタ 本体に対応し、日本語 Microsoft Windows で使用可能なもの

OS Microsoft Windows2000 Professional

Microsoft WindowsXP Home Edition/Professional

Microsoft WindowsVista

Microsoft Windows7

CD-ROM インストール用として必要です。

ハードウェア DOS / V (PC / AT 互換機)

※ 必要メモリ、ハードディスク容量はシステム環境によって異なる場合がありますのでご注意く

ださい。

※ 本ページに記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

※ 本ページに記載の仕様は、改良のため予告なく変更することがあります。

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3-2 ソフトをコンピュータにセットアップしましょう V-nas 発注者版をお使いのコンピュータで利用するためには、セットアップ作業が必要です。コ

ンピュータの電源を入れ起動した後、『CALS/EC 発注者パッケージセットアップ CD』を CD ド

ライブに入れてください。自動的にセットアッププログラムが起動します。(※起動しない場合に

は、Windows エクスプローラを起動し、CD ドライブを指定し直下のセットアッププログラム

「SETUP.EXE」をダブルクリックして、セットアッププログラムを起動します。)

※ administrator 権限があるログインでインストールを行ってください。

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① 使用者名と会社名、シリアル番号を入力してください。シリアル番号は、プロテクト

に記載されている番号又は、使用許諾契約書に添付しています。

② 登録した内容を確認します。

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③ インストールするコンポーネントの選択とインストールするフォルダを指定してください。OS

などの動作に影響を与えないように十分な領域があるドライブにインストールしてくださ

い。

④ プログラムグループを選択してください

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⑤ セットアップが始まります。

⑥ インストール終了です。

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3-3 動作を確認しましょう V-nas 発注者版が起動するか確認します。

① 「スタート」 「プログラム」 「CALS/EC 発注者パッケージ」 「V-nas 発注者版」を起動し

てください。

② V-nas 発注者版が起動します。

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3-4 コンピュータから「V-nas 発注者版」を消す方法

① 「コントロールパネル」の中にある「アプリケーションの追加と削除」を起動します。削除した

いアプリケーション『CALS/EC 発注者パッケージ』を選択し、【変更と削除】ボタンをクリ

ックしてください。

② 「自動アンインストール」ラジオボタンを選択し、「次へ」ボタンをクリックしてください。インス

トール済みのすべてのファイルをアンインストールします。

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③ 「アンインストール」ボタンをクリックしてください。

④ アプリケーションの削除が実行されます

⑤ アンインストール完了です。

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第 4 章

基本操作

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4 基本操作 4-1 起動

V-nas 発注者版を起動します。

Windows2000

① Windows の「スタート」 「プログラム」 「CALS/EC 発注者パッケージ」 「V-nas 発注者

版」を実行してください。

WindowsXP/VISTA/7

② Windowsの「スタート」 「すべてのプログラム」 「CALS/EC発注者パッケージ」 「V-nas

発注者版」を実行してください。

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4-2 画面構成

CAD では「線分を作図」「文字を作図」「要素を削除」といった命令を『コマンド』と呼びます。命

令を行うことを『コマンドを実行する』と言います。

メッセージ表示

コマンドパネル

ツールバー メニューバー

キー入力ウインドウ

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『メニューバー』から全てのコマンドを実行することが出来ます。例えば文字を作図する場合は

『作図』をクリックし、『文字』をクリックすると『文字作図』コマンドが実行されます。

『ツールバー』はコマンドをアイコンボタンとして常時表示しています。アイコンボタンをクリックす

ることでコマンドを選択してください。

『コマンドパネル』はコマンドを日本語ボタンとして常時表示しています。日本語ボタンをクリック

することでコマンドを選択してください。

ツールバー、コマンドバーとも使用頻度の高いコマンドを自由に登録することが可能です。

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4-3 ファイルの読み込み V-nas 発注者版では、ファイルを開くときにサムネール表示(縮小画面表示)を行うことが出来ま

す。

電子納品された図面は英数字のファイル名で管理されており、ファイル名から図面の内容を判

別するのが難しい状態です。

サムネールを利用すると縮小画面で中身を確認し、目的とするファイルを開くことが出来ます。

サムネール表示モード

通常表示モード

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☆補足☆ マウス操作はカスタマイズが可能です。右クリックで表示されるメニューや、ホイールによる

動作設定はお好みにより変更出来ます。(『設定-ユーザー設定-マウス』)

4-4 画面操作 マウス操作により画面の拡大・縮小などの表示調整を行います。

① 画面を拡大表示する。(マウス左右ボタン)

マウス左右ボタンを同時に押したまま動か

すことで画面が拡大・縮小します。動かす

方向により動作を決定します。右下に動か

すと範囲拡大を選択してください。

(『設定-ユーザー設定-マウス』)

② 画面を拡大表示する。(マウスホイール)

ホイール付きマウスの場合、ホイールを前後に回

転させることによりマウス位置を中心に画面が拡

大・縮小します。

ボタンをクリックすると、用紙全体を表示します。

ボタンをクリックすると図面上の全ての要素が表示されるように調整します。

③ 画面をスクロールする。

画面を上下左右にスクロールする場合は、スクロールバーにより調整するか、キーボードの↑↓

←→Key ボタンを押してください。

ホイールを回転

左右同時に押したまま右

下へ

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4-5 表示レイヤの切替 作図作業を効率よく行うために図面データの表示等の操作を行います。

① 『編集-レイヤ』を選択してください。

ツールバーのレイヤの切り替えでも、【表示】【非表示】を切り替えが出来ます。

虫眼鏡マークをクリックして【×】が入ると非表示です。

ランプマークをクリックして【×】が入ると非参照です。

指マークをクリックして【×】が入ると非検索です。

解除するには、再度それぞれをクリックしてください。

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☆補足☆

チェックには 2 種類の方法が有ります。

・CAD モードでチェックを行うと、自動修正が行えます。発注図作図時に有効です。

・朱書きモードでチェックを行うと、修正が行えません。原本性を確保出来ます。不適合部

分に朱書きをする事が出来ます。

対応基準が更新された場合など、以下の場所からレイヤーテンプレートをダウンロードする

事が出来ます。URL:http://www.kts.co.jp/download/up/vnas/layer/index.html

4-6 CAD 製図基準チェック 図面が CAD 製図基準に適合しているかどうかを確認するには非常に煩雑で時間がかかります

のでシステム的に下記の内容をチェックします。不適合箇所は、変更指示を与えて自動修正す

る事が出来ます。V-nas で開けるファイルは全てチェックする事が出来ます。

☆チェック箇所☆ ・レイヤ →規定外レイヤ使用の有無? ・枠の設定→余白は規定どおりか?内枠線の線幅は規定どおりか? ・線種 →【実線】【破線】【一点鎖線】【二点鎖線】の 4 種類以外

を使用していないか?レイヤの指定を使用しているか? ・線色 →レイヤ規定の線色かどうか? ・線幅 →【0.13】【0.18】【0.25】【0.35】【0.5】【0.7】【1】

【1.4】【2】mm を使用しているか?組合せは 1:2:4 か? ・文字高 →【2.5】【3.5】【5】【7】【10】【14】【20】mm を

使用しているか?Etc…

チェック条件設定 チェック結果

結果を確認

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基準チェック(朱書きモード)

不適合個所の確認を行います。

① ツールバー を押して朱書きモードに切り替えてくださ

い。

② 『ツール-基準適合検査』を選択してください。

チェック条件を選択します。

③ 図面内容と責任主体を選択して【詳細設定】をクリックしてください。

④ 各チェック項目の【詳細】をクリックして内容を確認して【OK】をクリックしてください。

条件設定に戻ります。

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☆補足☆

業者への修正依頼を行う時に、メモ帳データを添付する事により指示が明確になりま

す。

朱書きデータを V-nas ファイルで扱う場合は、別ファイルです。2つのファイルを重

ね合わせて表示しています。

CAD モード、朱書きモードいずれも、朱書きデータの表示非表示は、ツールバーの

をクリックしてください。

⑤ 【OK】をクリックしてください。

チェックが始まります。

チェック結果が表示されます。

⑥ 結果項目を選択して【確認】をクリックしてください。

不適合部分が表示されます。

⑦ 【確認】をクリックしてください。

⑧ 【チェック作図】をクリックして再度【確認】をクリックしてください。

不適合部分に朱書きされます。

⑨ 【結果リスト】をクリックするとメモ帳に出力されます。

⑩ 【OK】を押して朱書きモードに戻ってください。

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基準チェック(CAD モード)

自動修正が出来ます。朱書きする事が出来ません。

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えて

② 『ツール-基準適合検査』を選択してください。

チェック条件を選択します。

③ 図面内容と責任主体を選択して【詳細設定】をクリックしてください。

各チェック項目の【詳細】をクリックして内容を確認して【OK】をクリックしてください。

条件設定に戻ります。

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☆補足☆

禁則文字の自動修正は出来ません。CAD に戻って文字列編集で修正を行ってください。

レイヤ単位の変更です。1 つのレイヤに全ての要素を作図した場合やレイヤ内から検索をし

て、仕分けする事は出来ません。

④ 【OK】をクリックしてください。

チェックが始まります。

結果が表示されます。朱書きモードでは表示されない【修正】ボタンが表示されます。

⑤ 【修正】をクリックしてください。

不適合部分の修正条件を選択します。

⑥ 各項目の【変更後】部分をクリックすると選択条件が表示されますのでそれぞれ選択して

【OK】をクリックしてください。

⑦ 再度【OK】をクリックしてください。 自動修正が行われます。

⑧ チェック結果が再度表示されます。

チェック済にはレ

がつきます。

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☆説明☆

貼り付ける図面に線幅を表現したい場合や、線種のセグメントを正確に表現したい場合は、

『設定-表示』メニューの【線種・線幅を表示する】にチェックをつけます。

4-7 OLE 貼り付け(V-nas→WORD)

①『編集-クリップボードコピー』を選

択してください。

②貼り付けたい部分をマウスで指示し

ます。

③貼り付けたいアプリケーションを起動

して、キーボードから Ctrl+V を入力

します。(もしくは、『編集-貼り付

け』コマンドを選択してください。)

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4-8 メール送信 現在の図面

現在開いているファイルをラスターデータ(TIFF、JPEG)として保存します。ファイルを電子メ

ールで送信することが出来ます。

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えて

② 『ファイル-エクスポート-イメージ変換-現在の図面』を選択してください。

③ イメージ変換ダイアログが表示されます。

④ メール送信する。チェックボックスにチェックを入れます。

⑤ ファイルを電子メールで送信します。「圧縮しますか?」のメッセージを表示します。[はい]

を選択した場合、ファイルを圧縮して(現在開かれているファイル名+.LZH)添付します。

[いいえ]を選択した場合はラスターファイルを添付します。電子メールの設定及びファイル

圧縮設定をしていない場合、このコマンドはご利用できません。

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複数の図面

アクティブな(タイトルバーが黒色で表示されている)物件の 1 ページ目を、一括で複数のラスタ

ーデータファイルに保存します。

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えてくださ

い。

② 『ファイル-エクスポート-イメージ変換-複数図面』を選択してください。

③ 一括変換ダイアログが表示されます。

④ 参照ボタンをクリックしてファイルを読み込みます。ファイル種類を選択し、解像度を指定

して【変換開始】ボタンをクリックしてください。

指定したファイルがある場所に現在開かれているファイル名+.tif(.jpg)で保存されま

す。

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4-9 印刷 印刷は、プリンタ機種の Windows ドライバに依存します。

A1 版データ→A1 用紙に印刷

① 『ファイル-プリンタの設定』を選択してください。

② 【プリンタの機種】-【用紙サイズ】-【A1】-【横】を選択して【OK】をクリックしてください。

『ファイル-印刷プレビュー』を選択してください。

③ 『位置合わせ-用紙サイズのまま出力(等倍)』を選択して【OK】をクリックしてください。

プレビューが表示されます。

④ 【印刷】をクリックして印刷を行います。

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46

A1 版データ→A3 用紙にスケールを考慮して印刷

スケールを考慮して印刷を行いますので 3 角スケールで計測する事が出来ます。

① 『ファイル-プリンタの設定』を選択してください。

② 【プリンタの機種】と【用紙サイズ】-【A3】-【横】を選択して【OK】をクリックしてください。

『ファイル-印刷プレビュー』を選択してください。

③ 【拡縮率を指定して出力】を選択し【50%】を入力して【OK】をクリックしてください。

プレビューが表示されます。

④ 【印刷】をクリックして印刷を行います。

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47

A1 版データの一部分を A3 用紙に印刷

FAX や添付資料を印刷する時に便利です。スケールは考慮しません。

① 『ファイル-プリンタの設定』を選択してください。

② 【プリンタの機種】と【用紙サイズ】-【A3】-【横】を選択して【OK】をクリックしてください。

③ 『ファイル-印刷プレビュー』を選択してください。

④ 【図形上で枠矩形を指示】をクリックしてください。

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48

印刷部分を指示します。

⑤ 【1 点目】【2 点目】【3 点目】を順にクリックしてください。

【プリンタ用紙合わせて出力】を選択して【OK】クリックしてください。

1 点目

2 点目

3 点目

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第 5 章

作図・編集

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5 作図・編集 5-1 朱書き

業務段階での協議事項を図面作図します。

対応した内容は、色を変更するなどの運用上のルールを設ける事で確認出来ます。

朱書きの準備

ツールバー を押して朱書きモードに切り替えてください。

V-nas 発注者版には、CAD モードと朱書きモードが搭載されています。

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朱書き(雲形文字)

雲形の中に文字を作図します。

① 『作図-吹出-雲形』を選択してください。

引き出し位置を指示します。

② 【1 点目】【2 点目】をクリックして右クリックで【終了】してください。

文字を入力します。

③ キーボードから書込む内容を入力し、文字サイズを選択して【OK】をクリックしてください。

朱書きした文字の色を変更します。

④ 『編集-属性変更』を実行して朱書き文字をクリックして右クリックで【終了】してください。

⑤ 【色】-【青】を選択して【文字】に何か追記して【OK】をクリックしてください。

1 点目

2 点目

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朱書き(レ点)

レの朱書きをします。

① 『作図-レ点』を選択してください。

配置位置を指示します。

② 配置点をクリックしてください。

朱書き(サンプル)

作図できるサンプルです。

文字

吹き出し

引き出し

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5-2 文字 図面タイトルを文字高【10mm】で、表題欄の縮尺を文字高【3.5mm】で作図します。

作図文字を入力します。

① 『作図-文字』を選択してください。

② 【文字列】に図面タイトルを入力して下記の様に選択をして【OK】をクリックしてください。

配置位置を指示します。

③ 【1:100】を入力して文字高【3.5mm】を選択して【OK】をクリックしてください。

文字間にスペース

下部の表示が出な

い方は【詳細】を押

してください。

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☆補足☆

配置基準点について

配置基準点とは、文字を配置する時の基準位置になります。9 ポイントを使い分ける事

が出来ます。

例) 基準点位置 配置位置

配置位置を指示します。

④ 【座標指示パネル】の下側の 2 点の中点をクリックして、下記の 1 点目、2点目を順にクリッ

クしてください。

配置位置を指示します。

⑤ 図面上任意位置をクリックしてください。

配置位置

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5-3 表題欄の一括変換 複数のページに描画された表題欄の文字列の置換を一括して行います。

① 『編集-文字-検索・置換・(範囲指定)』を選択してください。

② 表題が存在する範囲の左下を指示してください。

③ 表題が存在する範囲の右上を指示してください。

一括変換

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④ 文字列の検索・置換ダイアログが表示されます。

検索を行う場合は、[検索する文字列]と検索条件を設定てして[次を検索]ボタンをクリックして

ください。

置換を行う場合は、[検索する文字列]、[置換後の文字列]と検索・置換の条件を設定して[置

換]ボタンをクリックしてください。対象となる文字列すべてを置換する場合は、[すべて置換]ボタ

ンをクリックしてください。

置換後の文字列の値(数字)をページ毎に1づつ増加させる場合は、[数値の場合置換後 1 づ

つ加算する]チェックボックスを ON にして[置換]ボタンをクリックしてください。

(例) 図面番号をページ毎に「1 / 100」、「2 / 100」、...と増加させる場合に使用します。

置換後の文字列に SXF 文字列用属性付加機構(ATRS)を付加することができます。

属性を付加する場合は、「置換した要素に SXF 属性を付加する」にチェックを入れ、属性を設

定してください。

[既に別属性が付加されている場合 上書きする]チェックボックスが ON の場合、既に別の表

題欄属性が付加されていれば属性を削除し、指定した属性を付加します。

[指定属性が付加された要素が存在する場合 付加しなおす]チェックボックスが ON の場合、

指定した表題欄属性が付加された要素が同一ページ内に存在すれば、既存の属性を削除し、

指定要素に属性を付加しなおします。

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5-4 色塗り 施工区間部分について、色塗り作業を行います。

① 『作図-ハッチング-自動』を選択してください。

② 対象領域を指示してください。選択が終わりましたら、右ボタンクリックで終了してくださ

い。

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③ 閉図形内の点を指示してください。

選択した要素によって構成される閉空間の内、ハッチング(塗り潰し)を行いたい場所

を左ボタンクリックで選択します。 ( この辺りを左ボタンでクリック )

ハッチング(着色)したいところに網目が付きましたら、右ボタンをクリックしてください。

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④ 詳細設定等が表示されます。下記の指示にしたがって選択し【OK】をクリックしてくださ

い。

色を(赤)の 50%にしてください。 透過にしてください。

塗りタイプにしてください。 外枠線のチェックを外してください。

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5-5 旗上げ

施工区間が明確になる様に、図面上に旗上げを記入します。

旗上げの作図において、あらかじめ「工種」の登録を行うことにより、同形状の旗上げ、特定の

文字列を含む旗上げを連続して作図することが出来ます。さらに 4 つのタイプから旗上げの形

状を選択して作図します。

【作業フロー】

※旗上げ基準線の選択は、基準線が選択されていない場合、旗上げコマンド内

でも選択が可能なため必ずしも旗上げの作図前に行う必要はありません。

※設定した旗上げ基準線を変更する場合は、「旗上げ基準線設定」コマンドを使

用します。

※工種の登録は、必ずしも行う必要はありません。(ただし、固定の文字列を含

む旗上げを行う場合には登録が必要となります。)

1. 工種登録

2. 基準線選択(省略可)

3. 旗上げ作図

コマンド:『施工-ツール-工種登録』

コマンド:『施工-旗上げ-作図

-旗上げ基準線設定』

コマンド:『施工-旗上げ-作図

-TYPE1~4』

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【操作手順(工種登録)】

1)『施工-ツール-工種登録』コマンドを実行します。

2)[工種登録]ダイアログにおいて旗上げのタイプを選択し、工種を入力する行から任意

のセルをダブルクリックします。

3)[文字列編集]ダイアログにおいて各項目を入力し、「OK」ボタンを選択します。

4)再度、表示される[工種登録]ダイアログにおいて入力内容を確認し、「OK」ボタンを選

択することにより工種の登録が行われます。

各項目を入力

ここを選択

②セルをダブルクリック

①旗上げタイプを選択

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【補足説明】

・登録した工種の工種名により延長調書を出力する際の集計やソートが行われ

ます。

・工種登録において文字列 A~F 欄に入力した文字列が、旗上げの作図を行った

際に旗上げ線と一緒に作図されます。

・登録した工種は、[工種登録]ダイアログにおいて「保存」ボタンを選択する

ことにより名称を付けて保存することが出来ます。保存した工種登録ファイ

ル(*.typ)は「インポート」または「開く」ボタンで取り込むことが出来ま

す。

・TYPE1~TYPE4 の旗上げ作図例に対応する工種の登録例を以下に示します。

(1)TYPE1:構造物旗上げ

工種入力例 工種名 文字列 A 文字列 B

PU1-0.3・0.3 PU1-0.3・0.3 L=$L -

旗上げ作図例

PU1-0.3・0.3 L=35.5

入力した工種が表示される ここを選択

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(2)TYPE2:たて溝旗上げ

工種入力例 工種名 文字列 A 文字列 B

集水桝 G3-0.5・0.5・

0.7

集水桝 G3-0.5・0.5・

0.7

(3)TYPE3:橋梁・トンネル

工種入力例 工種名 文字列 A 文字列 B

第 1 橋梁 第 1 橋梁 L=$L -

文字列 C 文字列 D 文字列 E

NO.$S - -

文字列 F

NO.$E

旗上げ作図例

旗上げ作図例

集水桝G3-0.5・0.5・0.7 

第1橋梁 L=78.50

NO

.10+ 

0.0

0

NO

.10+78.5

0

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(4)TYPE4:横過構造物

工種入力例

工種名 文字列 A 文字列 B C-P Φ1.5 C-P Φ1.5-$L NO.$S R$D

文字列 C 文字列 D

- -

・$L、$S などの特殊記号を文字列欄に入力することにより、旗上げを作図する

際に図面や作図要素を選択することで自動取得する延長や測点の値が自動入

力されます。

【操作手順(旗上げ作図:TYPE1 構造物)】

1)『施工-旗上げ-作図-TYPE1』コマンドを実行します。

2)旗上げを作図する基準線を選択します。(※既に基準線が選択されている場合、この

操作は省略されます)

旗上げ作図例

C-P Φ1.5-75

.0

NO.15+10

.50 R44°

基準線を選択 右ボタン決定

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3)延長を取得する要素を選択します。

4)[TYPE1(構造物)工種選択]ダイアログにおいて各項目を設定します。

②左右別計上を選択

文字の編集を行う場

合にチェック

④ここを選択

①工種を選択

③各項目を選択

延長を取得する要素を選択 右ボタン決定

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5)旗上げの始終点位置を選択します。

6)旗上げ作図方向と段位置を選択します。(※手順4において「段位置入力」が選択され

ていた場合、旗上げ方向のみの選択となります)

①始点位置を選択

②終点位置を選択

作図方向、段位置を選

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7)旗上げが作図されます。

【補足説明】

・手順4において「文字列を編集する」がチェックされていた場合、手順5で

旗上げ始終点位置を選択した後、[TYPE1(構造物)文字列編集]ダイアログが

表示され作図する文字列の編集を行うことが出来ます。

【操作手順(旗上げ作図:TYPE2 たて溝)】

手順1において TYPE2(たて溝)を選択、手順2は TYPE1(構造物)旗上げと同様の

操作となります。

3)旗上げを作図する位置を選択します。

旗上げが作図される

作図位置を選択する

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4)[TYPE2(たて溝)工種選択]ダイアログにおいて各項目を設定します。

5)延長を取得する要素を選択します。(手順4で選択した工種に作図する文字列として

“$L”が設定されていない場合はこの手順は省略されます)

②左右別計上を選択

④ここを選択

①工種を選択

③各項目を選択

延長を取得する要素を選択 右ボタン決定

文字の編集を行う場

合にチェック

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6)要素長を取得する範囲(始終点位置)を選択します。(手順4において選択した工種

で作図する文字列として“$L”が設定されていない場合は、この手順が省略されます)

7)旗上げ作図方向と段位置を選択します。(※手順4において「段位置入力」が選択され

ていた場合、旗上げ方向のみの選択となります)

延長を取得する範囲を

選択する

作図方向、段位置を選

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8)旗上げが作図されます。

【補足説明】

・手順4において「文字列を編集する」がチェックされていた場合、手順6で

要素取得範囲を選択した後、[TYPE2(たて溝)文字列編集]ダイアログが表示

され作図する文字列の編集を行うことが出来ます。

【操作手順(旗上げ作図:TYPE3 橋梁・トンネル)】

手順1において TYPE3(橋梁・トンネル)を選択、手順2は TYPE1(構造物)旗上げと

同様の操作となります。

3)[TYPE3(橋梁・トンネル)工種選択]ダイアログにおいて各項目を設定します。

旗上げが作図される

②左右別計上を選択

文字の編集を行う場

合にチェック

①工種を選択

③各項目を選択

④ここを選択

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4)旗上げ始終点位置を選択します。

5)旗上げ作図方向と段位置を選択します。(※手順3において「段位置入力」が選択され

ていた場合、旗上げ方向のみの選択となります)

始終点位置を選択

作図方向、段位置を選択

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6)旗上げが作図されます。

【補足説明】

・手順3において「文字列を編集する」がチェックされていた場合、手順4で

旗揚げ始終点位置を選択した後、[TYPE3(橋梁・トンネル)文字列編集]ダイ

アログが表示され作図する文字列の編集を行うことが出来ます。

【操作手順(旗上げ作図:TYPE4 横過構造物)】

手順1において TYPE4(横過構造物)を選択、手順2は TYPE1(構造物)旗上げと同

様の操作となります。

3)旗上げを作図する位置を選択します。

0

旗上げが作図される

作図位置を選択

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4)[TYPE4(横過構造物)工種選択]ダイアログにおいて各項目を設定します。

5)延長を取得する要素を選択します。(手順4で選択した工種に作図する文字列として

“$L”が設定されていない場合はこの手順は省略されます)

0

0

②左右別計上を選択

文字の編集を行う場

合にチェック

①工種を選択

③各項目を選択

延長を取得する要素を選択 右ボタン決定

④ここを選択

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6)要素長を取得する範囲(始終点位置)を選択します。(手順4において選択した工種

で作図する文字列として“$L”が設定されていない場合は、この手順が省略されます)

7)旗上げ作図方向と段位置を選択します。(※手順4において「段位置入力」が選択され

ていた場合、旗上げ方向のみの選択となります)

0

0

延長を取得する範囲を

選択する

作図方向、段位置を選

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8)旗上げ作が作図されます。

【補足説明】

・手順4において「文字列を編集する」がチェックされていた場合、手順6で

延長取得範囲を選択した後、[TYPE4(横過構造物)文字列編集]ダイアログが

表示され作図する文字列の編集を行うことが出来ます。

・旗上げを作図する際に表示される各ダイアログの初期値は、『施工-ツール-

オプション』の構造物旗上げタブにおいて設定します。

旗上げが作図される

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第 6 章 その他の機能

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6 その他の機能

6-1 工区割り

全体平面図から今回施工する工区のある部分を切り取る作業を行います。

① 『施工-工区割』コマンドを選択してください。

② 対象領域を①~④の順番でクリックしてください。

③ 複写元の基準点を指定してください。

④ 配置点を指定してください。

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6-2 レイヤテンプレート

インポート

指定したレイヤを編集中の図面に読み込みます。

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えてください。

② 『ファイル-レイヤテンプレート-インポート』を選択してください。

③ 【作図設定情報を反映する】のチェックボックスにチェックを入れ、【参照】ボタンをクリックして読み込みた

いレイヤを指定し、【OK】ボタンをクリックしてください。

詳細ボタンを押すとレイヤの

詳細設定が確認出来ます。

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エクスポート

物件にあるレイヤをまとめて名前を付けて保存します。

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えてください。

② 『ファイル-レイヤテンプレート-エクスポート』を選択してください。

既存名をにて保存する場合は、【レイヤテンプレート】ツリービューにて指定し、【名称】エディットボックス

にレイヤ名を入力して、【OK】ボタンをクリックしてください。

上書きする場合は、下記のメッセージが表示されます。

③ 【OK】をクリックしてください。

POINT! レイヤテンプレートに含まれる

レイヤを確認出来ます。 名称入力

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6-3 レイヤ名称の責任主体変更

CAD 製図基準(案)に準拠したレイヤ名称の責任主体を一括して変更します。

① 『編集-レイヤ』を選択してください。

② レイヤ編集ダイアログが表示されます。[責任主体変更]ボタンを押してください。

③ 責任主体変更ダイアログが表示されます。

④ 責任主体を選択してください。

⑤ 変更するレイヤを選択してください。

⑥ OK ボタンをクリックしてください。

責任主体変更ボタンをクリックします。

⑥クリックしてください。

⑤責任主体を変更するレイヤを選択

してください。

④責任主体を選択してください。

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6-4 ラスター貼り付け

等倍貼り付け

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えてください。

② 『背景-配置』を選択してください。

③ ファイルを開くダイアログが表示されますので、ラスター(BMP、PCX、TIFF、JPEG)を指定して【開く】ボ

タンをクリックします。

④ 「配置基準点を指示してください。」と表示されます。

ラスターを配置する為の基準点を指示します。

⑤ 「配置位置を指示してください。」と表示されます。

ラスターの配置位置を指示します。

拡縮貼り付け

① ツールバー を押して CAD モードに切り替えてください。

② 『背景-2 点配置』を選択してください。

③ ファイルを開くダイアログが表示されますので、ラスター(BMP、PCX、TIFF、JPEG)を指定して【開く】ボ

タンをクリックします。

⑥ 「基準点の 1 点目を指示してください。」と表示されます。

ラスターを配置する為の基準点を指示します。

⑦ 「基準点の 2 点目を指示してください。」と表示されます。

ラスターの配置位置を指示します。

④ 「配置点の 1 点目を指示してください。」と表示されます。

ラスターの配置位置を指示します。

⑤ 「配置点の 2 点目を指示してください。」と表示されます。

ラスターの配置位置を指示します。

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6-5 CAD 製図適合基準適合検査項目一覧表

チェック内容は以下のとおりです。

事前協議事項については、チェック項目ダイアログ(サムネール表示編)でチェック項目詳細を変更することで

対応可能です。

エラーメッセージ チェック項目詳細 図面サイズ[####×####]は基準に適合

していません。 使用可能図面サイズ

(高さ、幅)・・・逆も可

(1189,841)(841,594)(594,420)(420,297)

(297,210)(891,420)(1189,420)(630,297)

( 841,297 ) ( 1682,1189 ) ( 2523,1189 )

( 1783,841 ) ( 2378,841 ) ( 1261,594 )

( 1682,594 ) ( 2102,594 ) ( 1486,420 )

( 1783,420 ) ( 2080,420 ) ( 1051,297 )

( 1261,297 ) ( 1471,297 ) ( 1682,297 )

(1892,297) 線種[???????]は基準に適合していませ

ん。

使用可能線種

「実線」、「破線」、「一点鎖線」、「二点鎖

線」

線幅[####]mm は基準に適合していませ

ん。

使用可能線幅

0.13、0.18、0.25、0.35、0.50、0.70、1.00、

1.40、2.00

線幅が4種類以上使用されています。

線幅[##.##]mm の要素が使用されてい

ます。

使用可能線幅数

3 種類以内

線幅比が1:2:4ではありません。

線幅[##.##]mm の要素が使用されてい

ます。

使用可能線幅比率の組み合わせ

(1:2:4)

(0.13, 0.25, 0.50)(0.18, 0.35, 0.70)

(0.25, 0.50, 1.00)(0.35, 0.70, 1.40)

(0.50, 1.00, 2.00)

線幅の比が1:2もしくは 1:4ではありま

せん。

線幅[##.##]mm の要素が使用されてい

ます。

使用可能線幅比率の組み合わせ

(1:2)(1:4)

(0.13, 0.25)(0.18, 0.35)(0.25, 0.50)

(0.35, 0.70)(0.50, 1.00)(0.70, 1.40)

(1.00, 2.00)(0.13, 0.50)(0.18, 0.70)

(0.25, 1.00)(0.35, 1.40)(0.50, 2.00)

文字サイズ[#.#]mm は基準に適合してい

ません。

使用可能文字高さ

1.8、2.5、3.5、5.0、7.0、10.0、14.0、20.0

フォント名[???????]は基準に適合してい

ません。

使用可能フォント名

MS ゴシック、MS 明朝

文字列[???????]に禁則文字[?]が含まれ

ています。

電子納品要領(案)で規定されている文字

のみ使用可

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エラーメッセージ チェック項目詳細

文字列[???????]に禁則文字(半角カタカ

ナ)[?]が含まれています。 カタカナは全角のみ使用可

文字列[???????]に全角英数字が含まれ

ています。

英数字は半角のみ使用可

基準外のレイヤ[???????]に要素が含ま

れています。

使用可能レイヤ名

指定する図面に存在するもの

???????(←レイヤ名)

線種[????]は基準に適合していません。

基準上の線種は[???????]です。

使用可能線種

指定する図面のレイヤの線種

???????(←レイヤ名)

色[??????]は基準に適合していません。

基準上の色は[???????]です。

使用可能要素の色

指定する図面のレイヤの色

外枠のレイヤが基準に適合していませ

ん。

“-TTL” *1 レイヤの線分、ポリラインで図

面枠と重ならない要素が存在するかどう

内枠線描画スイッチがONの場合は内枠

線*2 のレイヤ名が”-TTL”かどうかを含み

ます。

外枠の線種が基準に適合していませ

ん。

使用可能線種

「実線」

外枠の線幅が[#.#]mm ではありません。

使用可能線幅

図面サイズ A1 以上なら 1.40

図面サイズ A1 未満なら 1.00

CAD 製図基準 H16.6 以降は共通で 1.4mm

上(下左右)側の余白が[#0.0]mm 以上

必要です。

上下左右マージン

図面サイズ A1 以上なら 20mm 以上

図面サイズ A1 未満なら 10mm 以上

CAD 製図基準 H16.6 以降は共通で 20mm

以上

外枠の設定が基準に適合していませ

ん。 枠のチェックのうちどれか不適合の場合

図面内に指定しているラスターファイル

[???????]が存在しません。

図面が参照しているラスターファイルのリ

ンクが不正です。

寸法線の設定が基準に適合していませ

ん。

線種:実線、線幅:0.13mm と規定されてい

ます。

引出線の設定が基準に適合していませ

ん。

線種:実線、線幅:0.13mm と規定されてい

ます。

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エラーメッセージ チェック項目詳細

レイヤ名[???????]は命名規則違反です。 以下のように規定されています。

・責任主体、図面オブジェクト、作図要素を

半角のハイフン(-)でつなぐ

・責任主体は、S,D,C,M のいずれか

・図面オブジェクトおよび作図要素は、半角

英数大文字で 4 文字以下

用紙外に要素が存在しています。 以下のように規定されています。

• ラスタデータの場合、一部分でも用紙の

中に入っていれば適合とする

• ラスタデータ以外の図形の場合は、一部

分でも用紙の外に出ていれば警告する

重複図形要素が存在しています。 重複図形要素とは図形データの座標値や

大きさなどだけでなくレイヤ、色、線種、線

幅など含む全てのパラメータが同じデータ

が重なっている図形を指します。

ショートベクトル図形要素が存在していま

す。

ショートベクトル図形とは用紙に描かれた

長さに変換したときに 0.01mm 未満の線分

または折線を指します。

背景同色図形要素が存在しています。 背景色と同じ色の図形があるかを確認しま

す。

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エラーメッセージ チェック項目詳細

文字列[???????]は縦書きフォントを横書き

配置しています。

縦書きフォントとは”@MS ゴシック”や”@M

S 明朝”など、文字フォント名の先頭に”@”

が付いているものを指し、その場合は縦書

き配置をする必要があります。

色[???????]は規定外色です。 使用可能色は下記の通りです。

黒、赤、緑、青、黄、桃、水、白、牡丹、茶、

橙、薄緑、明青、青紫、明灰、暗灰

※内枠線=輪郭線 ※余白=図面サイズと輪郭線の間隔

※"-TTL"=内枠線のレイヤ名称

その他の注意事項 その他の注意事項(5~7 は図面自動修正時) 1) 要素が存在しない図面に対してはチェックを行いません。 2) グループ、部品、外部参照に対する不適合確認やチェック作図は、個々の要素に対して行うのではなく、

要素全体に対して行います。 3) 内枠線の線幅も適合チェックの対象となります。(比率のチェック、線幅数のチェックを行います。) 4) 適合チェックに使用する図面種類の情報(レイヤテンプレート)は、インストールされたフォルダの

「LayerTemplate」フォルダ以下に保存します。(例:C:¥K-Bit¥CAD チェッカー¥LayerTemplate) 5) 条件設定画面で「チェック時に自動修正を行う」にチェックをつけた場合、レイヤ名の修正は対象外となり

ます。 6) 内枠線の修正時、検査対象の要素は削除されます。 7) 部品内に存在する要素に対して文字サイズの修正を行う場合部品は分解されます。

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第 7 章

Q&A

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7 Q&A SXF 変換

SXF 変換時の注意点を知りたい。

【回答】

CAD データに変換する際の注意点は以下の通りです。

表示順

SXF では表示順をデータ交換することができません。よって重ね合わせた図形要素は元の

CAD で作成した表示順にならない可能性があるので注意が必要です。

背景色

SXF では背景色をデータ交換することができません。CAD によっては背景色を黒とするもの、

白とするもの、他の色とするものがありますが、背景色が黒の CAD で SXF 変換して背景色が白

の CAD でデータを再現した場合何も表示されていないように見える場合があります。

『CAD 製図基準(案)』では背景色を黒と想定していますので背景色は黒であることを前提に

作図する必要があります。

OLE 張り込みされたオブジェクト

EXCEL の表やイメージデータ等を CAD のデータに OLE として貼り付けた場合、SXF では

OLE をデータ交換することができません。よってこの OLE オブジェクトを SXF 出力するには SXF

で表現可能な要素(線、文字など)に変換する必要があります。CAD にそのような機能がない場

合は OLE 機能は利用してはいけません。

外部参照されたオブジェクト

図面内にあたかも違う図面を取り込んでいる様に見せれる、編集ができる CAD があります。こ

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の機能を外部参照といいます。SXF では外部参照を保持することができません。

NURBUS 曲線などの曲線

SXF で定義されている曲線は 3 次のべジエ曲線、クロソイド曲線(Ver.3.1 のみ)です。

NURBUS 曲線などの曲線は折れ線に近似されて出力されるのが一般的です。

直線寸法、角度寸法、半径寸法、直径寸法、弧長寸法(Ver.3.1 のみ)以外の寸法データ

寸法線にはレベル寸法、矢印勾配寸法などは SXF 仕様にはありません。これらの寸法は線、

円弧、文字列に分解されて出力されるのが一般的です。

文字列

SXF では複数行となる文字列を 1 つ文字列のデータとして扱うことができません。この場合は 1

行ごとに SXF の文字列フィーチャーとして出力されます。

CAD 製図基準 CAD 製図基準(案)のレイヤ名称に変更する方法を知りたい。

【回答】

『編集-レイヤ』にて変更したいレイヤを選択し、変更ボタンをクリックして変更してください。

レイヤテンプレート 基準に対応したレイヤテンプレートを使用したい。

【回答】

ホームページで公開されていますので、ダウンロードしてください。

URL:http://www.kts.co.jp/download/up/vnas/layer/index.html

ダウンロードしたファイルは『ファイル-レイヤテンプレート-インポート』にて読み込んでくださ

い。

『ファイル-レイヤテンプレート-インポート』のツリービュー上にインポートしたいレイヤテンプ

レートが表示されない。

【回答】

『設定-システム-レイヤテンプレート』を実行して、参照先を変更してください。

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第 8 章

索引

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95

8 索引

印刷

A1 版データ→A1 用紙に印刷 .............45

A1 版データ→A3 用紙にスケールを考慮

して印刷 ..........................................46

A1 版データの一部分を A3 用紙に印刷

.......................................................47

工区割り

工区割り..............................................79

朱書き

雲形文字.............................................52

サンプル .............................................53

朱書きの準備 ......................................51

レ点 ....................................................53

チェック

CAD 製図基準適合検査 .....................16

CAD 製図適合基準適合検査項目一覧表

.................................................56, 84

Q&A:CAD 製図基準..........................92

旗上げ

旗上げ................................................61

ハッチング

ハッチング...........................................58

貼り付け

OLE 貼り付け(V-nas→WORD).........42

ラスタ貼り付け .....................................83

ファイル

ファイル互換 .......................................14

ファイルの読み込み.............................34

文字

雲形文字 ............................................52

文字 ...................................................54

ラスターデータ

ラスターデータの保存:複数の図面 ......44

ラスターデータの保存:現在の図面 ......43

レイヤ

インポート............................................80

エクスポート.........................................81

表示レイヤの切替................................36

Q&A:レイヤテンプレート .....................92

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本書記載の商標 ・ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

『V-nas 発注者版 操作解説書』 発行日 2004年 12月 17日 初版

2005年 3月 3日 2版

2005年 7月 1日 3版

2005年 8月 17日 4版

2006年 2月 20日 5版

2006年 12月 4日 6版

2007年 12月 10日 7版

2007年 12月 17日 8版

2008年 2月 13日 9版

2009年 2月 5日 10版

2009年 12月 6日 11版

発行者 川田テクノシステム株式会社 Copyright© 2004-2009,KAWADA TECHNOSYSTEM CO.,LTD. All rights reserved

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