tuv.communication 2014年5号

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tuv.co m m unication 今月のトピック <医療機器>非通知監査 (Unannounced Audit)に 関するお知らせ ‒ p. 2 EU無線機器指令(RE Directive) が発行されました - 無線・通信端末機器指令 (R&TTE Directive)が RE Directive に置き換わります‒ p. 3 2014 年 第5号 NEWS from TÜV Rheinland Group 2014 FIFA ワールドカップ ブラジル大会開幕迫る – p. 7 <新連載コラム> 異文化発見!ドイツ人学生のつぶやき No.1:鉄道システム ドイツ人インターン生が日本での発見やドイツ文 化を紹介します! p. 8 セミナー・展示会情報 ‒ p. 9 CHAdeMO 仕様急速充電器の検定サービス を開始しました – p. 3 EV 非接触充電システムの欧州向け認証、北 米認証を開始します – p. 4 ISO 9001 認証取得組織インタビュー 一般社団法人日本工作機械工業会 – p. 5

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テュフ ラインランド ジャパン オンラインマガジン 2014年5月

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Page 1: tuv.communication 2014年5号

tuv.communication

今月のトピック

< 医 療 機 器 > 非 通 知 監 査(Unannounced Audit)に関するお知らせ ‒ p. 2 EU 無線機器指令(RE Directive)が発行されました - 無線・通信端末機器指令(R&TTE Directive)が RE Directiveに置き換わります‒ p. 3

2014 年 第 5 号

NEWS from TÜV Rheinland Group 2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会開幕迫る – p. 7 <新連載コラム> 異文化発見!ドイツ人学生のつぶやき No.1:鉄道システム ドイツ人インターン生が日本での発見やドイツ文化を紹介します! ‒ p. 8 セミナー・展示会情報 ‒ p. 9

CHAdeMO 仕様急速充電器の検定サービスを開始しました – p. 3 EV 非接触充電システムの欧州向け認証、北米認証を開始します – p. 4 ISO 9001 認証取得組織インタビュー 一般社団法人日本工作機械工業会 – p. 5

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2014年 第5号 2

<医療機器>非通知監査

(Unannounced Audit)に関するお知らせ 2013年、医療機器に関連する指令であるAIMD、MDD、IVDDの有効性を改善するための新たな解釈文書が、ノーティファイドボデイが実施する監査や評価に関する勧告「2014/473/EU:COMMISSION RECOMMENDATION」として発行されました。医療機器メーカーに新たな要求が定められています(下記URL参照)。 COMMISSION RECOMMENDATION of 24 September 2013 on the audits and assessments performed by notified bodies in the field of medical devices 2013/473/EU (医療機器の分野におけるノーティファイドボディの監査や評価に関する欧州委員会による勧告) http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32013H0473&from=EN 医療機器メーカーにとって最も大きな変更点は、非通知監査の完全施行です。2014年以降、全てのノーティファイドボディに対して、無作為に非通知監査を顧客の施設において実施することが課せられることになりました。監査において、実際の製造ラインで機器サンプルをチェックするケースも想定されます。 非通知監査は、定期的に少なくとも2人のノーティファイドボディの監査員によって実施されることになり、最も短い場合でも1日間実施される必要があります。また、ノーティファイドボディは、重要な業務委託先(Critical subcontractor)や供給業者(Supplier)についても、事前の通知を行わずに監査を実施しなければならないケースも想定されます。 移行期間が設けられることなく、規則がEU官報で告示されていますが、監督官庁を通じたノーティファイドボディへの指示や必要な手順の実施については、即時強制とすることは認められていません。このような状況において、医療機器メーカーの方々がこの大きな変更に対応するために、どのような準備が必要でしょうか。 まずは、当該のCOMMISSION RECOMMENDATION について検討され、組織内およびサプライチェーンにおいて必要な変更の実施に着手されることをお勧めします。 主な準備点としては、下記の点が挙げられます。

- 内部監査を実施の上、管理レベルを上げる必要があるポイントを特定。現状で存在するギャップを埋めるための是正処置計画を策定・実施。

- 「非通知監査」の受け入れ手順を策定。 - 重要な業務委託先(Critical subcontractor)や供給業者(Supplier)を特定。取引先

との契約が「非通知監査」の受け入れを可能にしているか、また必要な手順を整えているかを確認。

テュフ ラインランドは、この大きな変更に関して、さまざまな形で情報提供やご質問にお答えする機会を設定し、医療機器メーカーの皆さまをサポートいたします。詳細は決まり次第、ウェブサイト、本誌などでお知らせします。

◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected])までお願いします。◆

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2014年5号 3

EU 無線機器指令(RE Directive)が発行

されました 無線・通信端末機器指令(R&TTE Directive)が RE

Directive に置き換わります EU 無線機器指令 2014/53/EU(RE Directive:Radio Equipment Directive)が 2014 年 5 月22 日にオフィシャルジャーナルで公開されました。現行の無線・通信端末機器指令 1999/5/EU(R&TTE Directive:Radio and Telecommunications Terminal Equipment Directive)は今後、無線機器指令(RE Directive)に置き換わります。 すべての EU 加盟国は、国の規則を更新し、無線機器指令(RE Directive)を 2016 年 6 月13 日までに施行する必要があります。2016 年 6 月 13 日をもって、無線・通信端末機器指令(R&TTE Directive)は失効します。製造業者は、2017 年 6 月 13 日までは、無線・通信端末機器指令(R&TTE Directive)に適合した製品を市場に投入することが可能です。 オフィシャルジャーナル http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=OJ:JOL_2014_153_R_0002&from=EN DIRECTIVE 2014/53/EU OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 16 April 2014 on the harmonization of the laws of the Member States relating to the making available on the market of radio equipment and repealing Directive 1999/5/EC ※無線機器指令(RE Directive)は無線機器のみを対象としています。通常の通信端末機器は、無線・通信端末機器指令(R&TTE Directive)から EMC 指令(EMC Directive)および低電圧指令(Low Voltage Directive)に移行します。 ◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected])までお願いします。◆

CHAdeMO 仕様急速充電器の検定サービス

を開始しました テュフ ラインランド ジャパンはこのほど CHAdeMO 協議会の検定機関になり、CHAdeMO仕様急速充電器の検定サービスを開始しました。 CHAdeMO 規格による急速充電器の認証を受けるためには、テュフ ラインランド ジャパンのような検定機関で試験・評価を受け、合格する必要があります。 テュフ ラインランドはすでに各種充電器および充電コネクターの試験・評価について幅広い実績があります。今後はこの経験を生かし、CHAdeMO急速充電器についても検定サービスを提供してまいります。 関連サービス テュフ ラインランドの電気自動車技術評価サービス ◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected])までお願いします。◆

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2014年 第5号 4

EV 非接触充電システムの欧州向け認証、

北米認証を開始します テュフ ラインランド ジャパンは、 電気自動車(EV)非接触充電システムの、欧州向け認証、北米認証(UL 規格)・フィールドラベリングのサービスを 6 月より開始します。 非接触充電システムにより、電気自動車やプラグインハイブリッド(PHEV)などの利用者は、充電設備にケーブルを接続することなく充電が可能となり、電気自動車などの利便性が高まります。 テュフ ラインランド ジャパンは、下記規格に基づく認証、北米フィールドラベリングに加え、さまざまな技術相談にも対応します。 ■対応規格 欧州向け認証

IEC/DIS 61980 Electric vehicle wireless power transfer (WPT) systems

- Part 1: General requirements - Part 2: specific requirements for communication between electric road

vehicle (EV) and infrastructure with respect to wireless power transfer (WPT) systems

- Part 3: specific requirements for the magnetic field power transfer systems. 北米認証

NPFA70 (National Electric Code) UL 2202: Electric Vehicle (EV) Charging System Equipment UL 2231-1: Personnel Protection Systems for Electric Vehicle (EV) Supply Circuits:

General Requirements UL 2231-2: Personnel Protection Systems for Electric Vehicle (EV) Supply Circuits:

Particular Requirements for Protection Devices for Use in Charging Systems テュフ ラインランドは、お客様の製品開発における特別な試験のご要望(電気・機械・環境試験)にも対応しています。また、世界 66 ヵ国に広がるグローバルネットワークにより、各国の認証や法規制の調査サービスも提供いたします。テュフ ラインランドの豊富な試験・認証経験に基づくサービスをご利用いただくことにより、非接触充電システムのスムーズな認証取得が可能です。 テュフ ラインランドは、電気自動車およびバッテリーや電子部品などに対しても、多様な試験・認証サービスを提供しています。 関連サービス テュフ ラインランドの電気自動車技術評価サービス ◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected])までお願いします。◆

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2014年5号 5

ISO 9001 認証取得組織インタビュー

一般社団法人日本工作機械工業会 残業時間半減、PDCA の意識が定着 本誌では、テュフ ラインランド ジャパンで認証を取得されたお客様に、不定期でインタビューを行っています。今回は、東京都港区の一般社団法人日本工作機械工業会(日工会) 専務理事 石丸雍二(ようじ)様にご協力をいただきました。インタビューには、事務局長 津上邦夫様、総務部長 市村修様、総務部 総務課長 鈴木春美様にもご出席いただきました。日本工作機械工業会は事務局業務を対象に、2014 年 3 月に ISO 9001(品質マネジメントシステム)の認証を取得されています。(敬称略) 編集部 まず、読者の皆様に貴工業会の紹介をお願いします。 石丸 日工会は、1951 年に創立された、工作機械メーカーの業界団体です。現在 92 社が

メンバーとなっていますが、内訳は工作機械メーカーの他、工作機械関連のソフトウェアメーカー、測定器メーカー他も 10 社程度含まれています。技術委員会、経営調査委員会など8 つの委員会と1つの研究会を持って幅広い活動を行っており、その活動を事務局各部が支えています。日工会は、2 年に一度東京ビッグサイトで開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)も主催しています。

編集部 ISO 9001 の認証取得を決めた理由を教えてください。 石丸 2011 年に創立 60 周年を迎え、新しい共通目

標を持つ必要性を認識しました。また、2012年に一般社団法人に移行して監督省庁による直接の管理がなくなり、自己管理責任が高まりました。このため各種規程類を整備して、個人の専門性に加え、組織的な動きができる体制づくりが必要と感じました。新しい資質の開拓と、経験や知識の共有のためには、定期的な人事異動が必要ですが、そのためには、ある程度仕事をマニュアル化する必要がありました。あわせて業務処理の安定化、新技術やグローバル化への対応を考えていた折に、外部の方より「ISO の認証を取得してはどうか」とアドバイスを受けて、事務局内で調整し、取得を目指そうと決定しました。外部機関の監査を受けることは、よい意味での「外圧」になると思いました。

編集部 ISO 9001 を構築した際のご苦労、構築成功のヒントをお聞かせください。 石丸 事務局は 4 つの部に分かれており、それぞれの部から課長クラスに参加してもら

い、横断的な推進組織を結成しました。しばらくはコンサルの方にも月 1 回指導いただき、1 年半かけて準備しました。認証取得に関しては、事務局の中でコンセンサスが取れており、会員企業の理解もありましたので、比較的スムーズに進んだと思っています。

鈴木 要求事項に対して、何をどの程度準備して行動すべきか、4 つの部で打合せを設け、知恵を出し合いすり合わせました。また、どのようにレビューすべきかなど、試行錯誤の連続でした。

津上 規格の日本語が硬く、担当者は理解が大変だったと思います。 市村 規格は製造業者に向けて作成されていますので、我々のような製品のない団体に置

き換えるのに苦労しました。

一般社団法人日本工作機械工業会 専務理事 石丸雍二 様

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2014年 第5号 6

編集部 組織内ではどのような改善がありましたか。 石丸 目に見える改善がありましたね。無駄がなくなり、仕事のスピードが上がり、残業

時間が一年前の半分以下となりました。組織として仕事が流れるようになり、各部に仕事を任せられるようになったと感じています。PDCA (plan-do-check-action)の意識が定着し、また整理整頓が改善されました。今後は会員企業の方々のニーズをもっと汲み取って、業務の改善につなげていきたいです。

市村 何かを考える際、「ISO だとこうなるだろう」と、効率的な方法を意識するようになってきているように感じます。

編集部 認証機関としてテュフ ラインランドをお選びいただいた理由をお聞かせください。 石丸 お付き合いのある方が、テュフ ラインランドに所属していましたし、前職でもテュ

フ ラインランドから 14000 の認証を取得した経験がありました。また、ドイツの会社ということで、グローバルにアピールできると考えました。

編集部 テュフ ラインランドの印象をお聞かせいただけますか。 石丸 きめ細かく監査いただきましたので、安心して対応できたと思います。 津上 監査員の方のレベルが揃っているように感じました。 鈴木 審査でのやり取りや、その後の結果説明は非常に丁寧であると感じました。 編集部 これからISO 9001の構築を考えている企業、団体の方々にコメントをお願いいたします。 石丸 ある程度の規模の企業、団体は、積極的に構築されるとよいと思います。組織的な

動きができるようになりますし、団体にとっては、会員企業にとっての安心材料となると思います。

津上 人事異動や人の入れ替わりの多い団体でも、ISO の構築により、業務の引継ぎがスムーズにいくと思います。

取材日:2014 年 4 月 7 日

◆お問い合わせは、カスタマーサービスセンター(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected])までお願いします。◆

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2014年5号 7

NEWS from

TÜV Rheinland Group

2014 FIFA ワールドカップ ブラジル大会開幕迫る テュフ ラインランドとサッカーとの関わり 開幕まで残り1ヵ月の 5 月 12 日に、日本代表選手 23 人がザッケローニ監督から発表されました。ブラジルで 64 年ぶりの開催となるワールドカップ(以下、W杯)は、6 月 12 日に開幕。5 大会連続出場で前回 16 強の日本は、14 日に 1 次リーグ第1戦で、コートジボワールと対戦します。テレビの視聴者数ではオリンピックを超える世界最大のイベント、4 年に一度の大舞台に挑む、日本チームの活躍が期待されます。 テュフ ラインランドとサッカーとの関わりは、どのようなところにあるのでしょうか。テュフ ラインランド が発行する広報誌“contact”の最新号(1月14日発行)では、“Hot Topic ‒ The World of Football” と題して特集を組んでいます。簡単にご紹介します。

1. W 杯開催にあたって、ブラジルは環境

と調和したサステナブルなスタジアムを目指して各会場を、新築(7 会場)、改築(5 会場)しています。テュフ ラインランドは、その検査のお手伝いをしています。サンパウロ、ナタール、サルヴァドール、ポルトアレグレの4会場のアリーナは、テュフ ラインランドより LEED 認証を受けました。LEED認証は、米国グリーンビルディング協会の、環境に配慮した建物に与えられる任意の認証制度です。各スタジアムとも環境にやさしく、サステナブルな、目標を具現化した建設物と言えるでしょう。

2. サッカーと言えば、選手だけでなく、

サポーターの色とりどりのジャージが 試合を盛り上げます。このジャージが有害物質で染められていたら大変です。テュフ ラインランドの試験所は、

ジャージの安全性や耐久性を検査しています。またスタジアムのシートの安全性なども検査しています。

3. 1.FC ケルンはドイツを代表する名門クラブです。このクラブの安全性確保のマネジメン

トは、テュフ ラインランドの認証を受けています。セキュリティチェックや、スタジアムの観客の非常時の動線の覆面監査などを実施しました。

ブラジル大会が成功裡に、しかも安全かつエキサイティングに終了することを祈ります。 *本稿は 5 月 13 日に作成したものです。

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2014年 第5号 8

<新連載> 異文化発見!ドイツ人学生の

つぶやき No.1:鉄道システム ドイツ人インターン生が日本での発見やドイツ文化を紹介します!

テュフ ラインランド ジャパンは、国内外の大学生を対象に、短期・長期インターンシッププログラムを提供しています。本誌を編集しているマーケティング部でも、5 月 1 日より6 ヵ月間、ドイツ・ヴァーレンドルフ(Warendorf)の大学生、ヤン・パラント(Jan Palandt)さん(28 歳)をインターンとして受け入れています。今回より、パラントさんが見て感じた日本、日本とドイツの違いなどを 6 回シリーズで掲載します。ぜひお楽しみください。

今回から 6 ヵ月間、連載を担当するヤン・パラントです。この連載を、鉄道システムの話から始めたいと思います。ゴールデンウィークは大阪に滞在する計画を立てました。日本の鉄道システムが優れていることは、ドイツでも有名です。そこで、ぜひとも自分で体験する必要がありました。ドイツの鉄道と比べると、新幹線はその個性的な鼻で、未来のスペースシップのように見えます。

朝、切符を購入するために新横浜駅に行くと、小さな問題がありました。当日の朝に切符を購入しようと考えていたのは、私だけではありませんでした。ゴールデンウィークであり、日本人の多くが休暇には新幹線を利用することを悟りました。予約席は取れませんでしたが、「問題ない。私は若い。床にだって座れる!」と自分に言い聞かせました。そして、驚くことに、新幹線の 500km、2 時間 20 分の乗車は、座席がなくても全く問題がありませんでした。私のようなドイツから日本へ初めて来た学生にとって、これは信じられないことです。そして新幹線は時間通り到着しました。これも不思議なことです。ドイツでは、ほぼありえないことです。

ドイツ版「新幹線」は「ICE」(Intercity-Express の略)と呼ばれています。ICE も同じくらい高い料金がかかりますが、500km の移動には、少なくとも 5 時間はかかります。そして、時間通りに到着することはほぼありません。日本では、新幹線が少し遅れても「申し訳ありません」とアナウンスされるそうですが、ドイツでは、たとえ 10 分遅れても“Entschuldigung(ドイツ語で「すみません」)”とはアナウンスされません。

新横浜への帰りは、席を予約することができました。その広い座席スペースはとても魅力的でした。そして、座

席をターンさせることができるなんて驚きです!

ドイツの鉄道は、遅延、料金、その他のさまざまなトラブルがあるように思います。ただ、新幹線にはなくて、ICE にはあるサービスとしては、一人で乗車する子ども達のケアサービスがあります(有料)。私は今回、素晴らしい鉄道ビジネスの可能性を垣間見ることができ、うれしく思いました。

以上が、私が見て感じた新幹線、そしてドイツの鉄道システムとの違いでした。(英語で執筆。編集部で翻訳)

ヤン・パランドさん

ドイツ版新幹線 ICE

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2014年5号 9

セミナー・展示会情報

セミナー ☆無料セミナー☆ IEC 62304 の概要、および適合について

主に製造業者様の内部監査で対応がされている、IEC 62304(医療機

器ソフトウェア - ソフトウェアライフサイクルプロセス)が IEC

60601-1 Ed.3.1 に新たに参照されています。この規格に適合するた

め、第三者認証機関によるソフトウェアライフサイクル監査を受け

ることになります。本セミナーでは、この規格の基本的な考え方、

規格には明記されていない解釈の例、監査のポイント、不適合が出

る傾向などについてご紹介します。

日 時:2014 年 6 月 3 日(火)

10:00~12:00

参加費:無料

場 所:テュフ ラインランド

テクノロジーセンター

セミナー 更なる成長が期待されるアジア各国の最新薬事・医療機器規制セミナー

テュフ ラインランドは、欧州のノーティファイドボディ、また国内

薬事法の登録認証機関として、国内外の医療機器メーカーの認証を

サポートしています。このたび、アジアの薬事規制に精通した講師

をテュフ・ラインランド・シンガポールより招き、アジア各国の規

制最新動向と情報提供セミナーを開催いたします。薬事規制に関す

るお問い合わせや、規制調査サービスをご利用いただくお客様のご

要望にお応えすべく、本セミナーでは、オーストラリア、中国、香

港、インド、インドネシア、カザフスタン、韓国、マレーシア、フ

ィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムの計 13 カ国につい

てご紹介します。

日 時:2014 年 6 月 5 日(木)横浜

6 月 6 日(金)大阪

10:00~17:00

参加費:30,000 円+消費税

場 所:新横浜グレイスホテル(横浜)

CIVI研修センター 新大阪東(大阪)

セミナー ☆無料セミナー☆電気用品安全法セミナー~届出事業者の製品安全対策~ (流通業・輸入事業者・サプライヤーの方対象)

テュフラインランドは、流通業・輸入事業者の方、およびそのサプ

ライヤーの方向けに、電気用品安全法の解説セミナーを開催します。

製品安全コンサルタントの高杉和徳氏を講師にお招きし、届出事業

者の製品安全対策をテーマにご講演いただくとともに、事前にご質

問をいただき、その内容を加味した Q&A セッションを実施します。

セミナー内容:①改正電気用品安全法、日本国内法令について ②届

出事業者の義務、技術文書などの管理方法、その他適合手順につい

て③届出事業者の製品安全対策 ④Q&A セッション ⑤業種別ガイド

ラインのご紹介 ⑥個別相談会。

日 時:2014年6 月11 日(水)横浜

6 月 20 日(金)大阪

13:30~17:00

参加費:無料

場 所:テュフ ラインランド

テクノロジーセンター 横浜)

SMG四ツ橋・本館(大阪)

Page 10: tuv.communication 2014年5号

2014年 第5号 10

セミナー IEC 60950-1(第 2 版)セミナー

入門編 要求コース (定員 10 名)

対象 規格の基本的な要求を確実に理解したい方 IEC 60950-1 の各章の要求について、基本的な考え方を解説いたします。規格書の 1 章から 7 章までが対象範囲です(定義を除く)。基本的要求、要求に対する例外、試験方法に関して解説いたします。

日 時:2013 年 6 月 13 日(金)

10:00~17:00

参加費:15,000 円(税込み)

場 所:テュフ ラインランド

ジャパン 新横浜本社

全般 Q&A コース (定員 10 名)対象 実際の製品に対して安全規格がどのように適用されるかをさらに詳しく理解したい方 具体的な問題に対して、どのように規格書を適用するか、どのように規格を解釈するかを、参加者の質問に回答する形で解説いたします。実際に参加者が悩んでいる問題、規格書の詳細な解釈などに関して、事前にお送りいただいた質問や、参加者からその場でいただく質問に対して解説いたします。規格書すべてが対象範囲です。

日 時:2013 年 7 月 18 日(金)

13:30~17:00

参加費:10,000 円(税込み)

場 所:テュフ ラインランド

ジャパン 新横浜本社

セミナー 機能安全エンジニア資格(FSE)コース - IEC 61508

機能安全規格は初期からの安全設計を要求しており、当コースの受

講で設計・開発に関する要求事項を理解できます。機能安全の概念を

理解することで、IEC 61508 に適合する部品の選定をはじめ、機器ま

たはシステムの設計を、より確実・専門的に行うことが可能になりま

す。また、機能安全には機能安全管理に関する要求事項があり、人

員の適性能力を立証する必要があります。当 FSE コース試験の合格

者は、機能安全エンジニアの資格を取得できます。

日 時:2014 年 6 月 17 日(火)~

6 月 20 日(金)

参加費:350,000 円+消費税

(講義と試験)

場 所:新横浜

セミナー IEC 62368-1(第 2 版)セミナー 新しく導入された要求およびその他の要求

IEC 62368-1 第一版は、2010 年 1 月に発行。その後、実使用を目指

して準備されていた IEC 62368-1(第 2 版)が 2014 年 2 月 26 日に

発行されました。

セミナーでは、IEC 62368-1 で新しく導入された要求とその考え方、

および IEC 60065 と IEC 60950-1 からの変更点を主体に説明いたし

ます。今まで IEC 60065 または IEC 60950-1 に基づく安全規格の設

計・申請等の経験がある方はもちろんのこと、これから安全規格の

仕事をスタートする方も対象としています。2 日間でIEC 62368-1 の

要求全体をご説明します。

日 時:2014 年 6 月 19 日(木)、

20 日(金)大阪会場

10:00~17:00

参加費:20,000 円(税込み)

場 所:テュフ ラインランド

西日本地域担当オフィス (大阪)

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2014年5号 11

■機能安全エンジニア資格(FSE)コース 年間開催スケジュール http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/fse/schedule/fscourseschedule.html 詳しくはセミナー・イベントページ http://www.tuv.com/jp/training_and_education.html をご覧ください。 セミナー全般に関するお問い合わせ:マーケティング部 広報課 TEL: 045-470-1874 FAX: 045-470-8055 e-mail: [email protected]

セミナー 機能安全エンジニア(FSE)資格コース - ISO 26262

機能安全規格は、製品の開発初期段階から廃棄までの、ライフサイ

クルを通して安全を保証することを求めています。本コースの受講

により、機能安全の概念と、開発・生産・運用・廃棄に関する ISO 26262

要求事項を理解することができ、規格に適合する部品サプライヤの

選定をはじめ、機器またはシステムの設計を、より確実・専門的に

行うことが可能になります。

日 時:2014 年 9 月 9 日(火)~

9 月 12 日(金)

参加費:350,000 円+消費税

(講義と試験)

場 所:新横浜

セミナー 放射性物質測定の実務者研修 【3 検査機関 共催】

この研修は、食品に含まれる放射性物質に対する消費者の不安の解

消に貢献するため、放射性物質測定の技術向上や精度管理を支援す

ることを目的としています。研修プログラムは、公益財団法人 日本分析

センター 、一般財団法人 日本冷凍食品検査協会 、テュフ ラインランド ジャ

パン株式会社の3検査機関が共同で提供するものです。

日時など詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。 http://www.jffic.or.jp/news/20140502-1429

展示会 東京おもちゃショー2014

テュフ ラインランドは、今年で 5 回目の出展です。

TÜV RHEINLAND LGA PRODUCTS GMBH としての出展となります。

展示では、玩具の国内外販売のための安全規制対応や試験サービスに

ついてご紹介します。世界各地の試験ラボや国際的なネットワークを

生かし、第三者機関としてグローバルに貴社をお手伝いをします。専

門スタッフが国際認証、各種依頼試験や化学分析、電気安全試験など、

玩具ビジネスをサポートする幅広いサービスをご案内いたします。

ブースにて、お気軽にお尋ねください。

日 時:2014 年 6 月 12 日(木)~ 13 日(金) 商談見本市 場 所:東京ビッグサイト

ブース:1-14

Page 12: tuv.communication 2014年5号

2014年 第5号 12

お問い合わせ先・オフィスのご案内 カスタマーサービスセンター カスタマーボイス 東日本地域 TEL: 045-470-1850 222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル 西日本地域 TEL: 06-6355-5400 TEL: 045-470-1850 FAX: 045-470-8055 EMAIL: [email protected] EMAIL: [email protected] オフィスのご案内 新横浜本社 222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル TEL: 045-470-1860 FAX: 045-473-5221 テクノロジーセンター(GTAC) 224-0021 横浜市都筑区北山田 4-25-2 TEL: 045-914-3888 FAX: 045-914-3377 太陽光発電評価センター(SEAC) 224-0033 横浜市都筑区茅ヶ崎東 4-5-24 TEL: 045-271-3508 FAX: 045-271-3525 西日本地域担当オフィス 530-0044 大阪市北区東天満 2-9-1 若杉センタービル本館 16F TEL: 06-6355-5777 FAX: 06-6354-8636 関西テクノロジーセンター(KTAC) 537-0002 大阪市東成区深江南 1-3-14 TEL: 06-7656-6888 FAX: 06-7668-5777 九州オフィス 814-0001 福岡市早良区百道浜 2-1-22 福岡 SRP センタービル 10F1001 号室 TEL: 092-845-5431 FAX: 092-845-5310 九州 EMC ラボラトリー 822-0031 直方市大字植木 1245-2 直鞍産業振興センター ADOX 福岡内 TEL: 0949-28-9345 FAX: 0949-28-9346

テュフ ラインランドで認証を取得された企業の認証情報は、Certipedia(旧 TUVdotCOM)でご覧頂けます。http://www.tuv.com/jp/tuvdotcom.html 本誌掲載記事を転載希望の方はご連絡ください。

受信されるメールソフトによっては、まれですが、配信メールに文字化けが発生いたします。文字化けの際には、文字エンコードを Shift-JIS もしくはUnicode(UTF8)へ変更ください。恐れ入りますが、ご理解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

編集責任者 澤 操、吉家 由貴子、井田 美穂 新横浜本社

ニュース送付に関するお問合せは、新横浜本社 澤  ([email protected]) までお寄せください。 

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