月の大雪山 2013年度北海道支部夏季交流会のご案内...

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写真:6月の大雪山 撮影:岡田秀二 主な目次: 2013年度北海道支 部夏季交流会開催 のご案内 1 夏山支部山行: オプタテシケ山の ご案内 1 沢登り研修の ご案内 2 夏山支部山行: ニペソツ山の ご案内 2 夏山支部山行: 西別岳~摩周岳の ご案内 3 北鎮岳スキー山行 実施報告 4 新刊のご案内 田中澄江が歩いた 北海道の山 4 WEB 日本山岳会北海道支部 で検索 支部長 西山泰正 日本山岳会北海道支部 922013711日発行 ホームページもご覧下さい http://jac-hokkaido.com/ 編集者 工藤 嘉高 臨場感のあるカラー版支部通信 をメール配信しております。アドレ スのない方・丌明の方には、簡易 印刷版を郵送いたします。ご理 解の程宜しくお願い致します。 003-0026 札幌市白石区本通1丁目南2 -38 事務局長 藤木 俊三 Email[email protected] 事 務 局 2013年度 北海道支部夏季交流会のご案内 総会時、824日()に予定しておりました夏季交流会を831日()変更し、实施い たします。皆様の山行の情報交換など親睦を深めたいと思います。 当日、踏査が間もなく完了するオホーツク分水嶺の現状までの踏査映像をお見せしなが ら報告会を实施いたします。 多数の参加をお待ち申し上げます。 【オホーツク分水嶺踏査スライド報告会】 ○場所 ロイトン札幌 B1F 中国料理 万里 ○日時 831日(開場16:30 開演1700 ○報告者 長谷川雄助会員、植田惇慈会員、京極紘一会員 ○定員 60○入場 無料・予約制 【夏季交流会】 ○場所 ロイトン札幌 B1F 中国料理 万里 札幌市中央区北1条西11丁目(地下鉄東西線 西11丁目駅から徒歩5分) ○日時 831日(開場1630(1700~スライド上映会实施中) 開演1815 ○会費 3500●申込は講演会・交流会ともに藤木事務局長あてに電話またはE-Mailにて申込願いま す。締切は818日()までです。 電話:090-1642-2725 E‐Mail:[email protected] 8月の支部山行をお知らせいたします。 ○日時:8/17()18() ○場所:十勝岳連峰 オプタテシケ山(2012m) 白金温泉コース ○宿泊:美瑛自然の村キャンプ場(バンガロー) テント泊の方は各自用意下さい ○食事:17日夜 BBQほか 18日朝 各自(スープのみ準備) ○日程:8/17()15:00集合/17:0018:30夕食 8/18()4:30キャンプ場出発~5:00登山口~8:00美瑛富士避難小屋~ 11:00-11:30オプタテシケ山~13:45美瑛富士避難小屋~16:00登山口(解散) ○共同装備:ツェルト、ファーストエイド、GPS、会旗 ○個人装備:夏山日帰り装備、行動食、飲料水(2L)、携帯トイレ、食器、箸、 夕食用アルコール、シュラフ ○参加費:食費1,000円程度、バンガロー及びキャンプ場使用料は实費(利用人数により変動) ○締切:811()まで ○要件:標準時間で登れる方 ○申込み:林 正克まで名前、会員番号、住所、TEL、年齢、血液型、バンガロー利用有無を お知らせ下さい。FAX 0166-51-0407 E-mail [email protected] 夏山支部山行・オプタテシケ山のご案内 担当:林 正克

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写真:6月の大雪山

撮影:岡田秀二

主な目次:

2013年度北海道支

部夏季交流会開催

のご案内

1

夏山支部山行:

オプタテシケ山の

ご案内

1

沢登り研修の

ご案内 2

夏山支部山行:

ニペソツ山の

ご案内

2

夏山支部山行:

西別岳~摩周岳の

ご案内

3

北鎮岳スキー山行

実施報告 4

新刊のご案内

田中澄江が歩いた

北海道の山

4

WEB 日本山岳会北海道支部 で検索

支部長 西山泰正

日本山岳会北海道支部

第92号 2013年7月11日発行

ホームページもご覧下さい

http://jac-hokkaido.com/

編集者 工藤 嘉高

臨場感のあるカラー版支部通信

をメール配信しております。アドレ

スのない方・丌明の方には、簡易

印刷版を郵送いたします。ご理

解の程宜しくお願い致します。

〒003-0026

札幌市白石区本通1丁目南2

-38

事務局長 藤木 俊三

Email:[email protected]

事 務 局

2013年度 北海道支部夏季交流会のご案内 総会時、8月24日(土)に予定しておりました夏季交流会を8月31日(土)変更し、实施い

たします。皆様の山行の情報交換など親睦を深めたいと思います。

当日、踏査が間もなく完了するオホーツク分水嶺の現状までの踏査映像をお見せしなが

ら報告会を实施いたします。

多数の参加をお待ち申し上げます。

【オホーツク分水嶺踏査スライド報告会】

○場所 ロイトン札幌 B1F 中国料理 万里

○日時 8月31日(土) 開場16:30 開演17:00

○報告者 長谷川雄助会員、植田惇慈会員、京極紘一会員

○定員 60名

○入場 無料・予約制

【夏季交流会】

○場所 ロイトン札幌 B1F 中国料理 万里

札幌市中央区北1条西11丁目(地下鉄東西線 西11丁目駅から徒歩5分)

○日時 8月31日(土) 開場16:30(17:00~スライド上映会实施中) 開演18:15

○会費 3500円

●申込は講演会・交流会ともに藤木事務局長あてに電話またはE-Mailにて申込願いま

す。締切は8月18日(日)までです。

電話:090-1642-2725 E‐Mail:[email protected]

8月の支部山行をお知らせいたします。

○日時:8/17(土)~18(日)

○場所:十勝岳連峰 オプタテシケ山(2012m) 白金温泉コース

○宿泊:美瑛自然の村キャンプ場(バンガロー) テント泊の方は各自用意下さい

○食事:17日夜 BBQほか 18日朝 各自(スープのみ準備)

○日程:8/17(土)15:00集合/17:00~18:30夕食

8/18(日)4:30キャンプ場出発~5:00登山口~8:00美瑛富士避難小屋~

11:00-11:30オプタテシケ山~13:45美瑛富士避難小屋~16:00登山口(解散)

○共同装備:ツェルト、ファーストエイド、GPS、会旗

○個人装備:夏山日帰り装備、行動食、飲料水(2L~)、携帯トイレ、食器、箸、

夕食用アルコール、シュラフ

○参加費:食費1,000円程度、バンガロー及びキャンプ場使用料は实費(利用人数により変動)

○締切:8月11日(日)まで

○要件:標準時間で登れる方

○申込み:林 正克まで名前、会員番号、住所、TEL、年齢、血液型、バンガロー利用有無を

お知らせ下さい。FAX 0166-51-0407 E-mail [email protected]

夏山支部山行・オプタテシケ山のご案内 担当:林 正克

Page 2 日本山岳会北海道支部通信

夏山支部山行と沢研修をニペソツ山で合同実施(再掲載) 研修担当:神埜和之 鈴木貞信

○ニペソツ山支部定例山行班

日 時 2013年8月7日(水)~8日(木)

場 所 東大雪山系・ニペソツ山 杉沢コース(登山路からの往復)

宿 泊 ニペソツ山登山口(杉沢出合)でキャンプ (7日夜 ジンギスカン 8日朝 うどん)

日 程 8月7日(水) ニペソツ山杉沢コース登山口集合 15:00 テント設営

8月8日(木) 起床3:30、出発5:00、ニペソツ山頂上10:00~11:00沢研修班と合流、登山口帰着15:00

共同装備 テント、マット、コンロ、ガス、鍋、ランタン、コッヘル、ツエルト、医薬品、GPS、カメラ

個人装備 夏山日帰り装備、テント泊装備、行動食、飲料水、カップ、温泉セット

要 件 標準時間で登れる方

申込み 神埜和之支部山行担当まで FAX 011-618-4574

○ニペソツ山沢登り研修班 【10名程度】

日 時 2013年8月7日(水)~8日(木)

場 所 東大雪山系・ニペソツ山 音更川十六の沢

宿 泊 ニペソツ山登山口(杉沢出合)でキャンプ (7日夜 ジンギスカン 8日朝 うどん)

講 師 京極紘一、鈴木貞信

装 備 ○登山口でキャンプのため、シュラフ、マット、セーター、食器、着替え等は各自持参。

○日帰り沢登り装備。沢シューズ、ヘルメット、ハーネス、スリング、軽登山靴、雨具、軍手、磁石、地図、非常食

○共同装備のテント、ツエルト、コンロ、ロープ(30m)、カラビナ、捨て縄、医薬品、GPS、ラジオは担当手配

研 修 1日目は、上士幌町十勝三股にから林道を詰めてニペソツ山登山口(杉沢出合)に午後15:00集合。

2日目は、4:00起床、朝5:00に出発し、音更川十六の沢を实践研修しながら遡行。前天狗上がり、そこから登

山路をたどってニペソツ山頂上に立ち支部山行班に合流。下りは一緒に登山路をたどって登山口に下山。

要 件 今回は实践沢登りのため、岩登り研修と沢登り研修の両方を受けたことのある方の参加がのぞましく、沢が比較的

長いので体力に自信のある方とします。

申込み 鈴木貞信研修担当まで FAX 011-372-3687 E‐Mail [email protected]

第1回沢登り研修の9月延期のお知らせ 研修担当:鈴木貞信

○研修 白水沢において沢の歩き方、滝の越え方、沢での

ロープの使用法、読図の講習。

コースは白水沢を遡行して大滝を越えた先の林道か

ら宝来小屋に至り、そこから薄別登山口に戻る。

○講師 鈴木貞信 アシスタント 京極紘一

○締切り 9月2日(月)

○申し込み 鈴木貞信研修担当まで

TEL・FAX 011-372-3687

又はEmil [email protected]

平成25年度第1回目の沢登り研修会は6月に無意根山

白水沢を計画しましたが、例年にない遅い雪解けが影響し

沢は増水しており遡行困難なため延期しましたが、次のとお

り再度開催を決めましたのでお知らせします。

○日時 9月6日(金)7:00~15:00

○場所 無意根山白水沢。7時に無意根山(薄別コース)

登山口に集合。

○募集 10人程度

○用具 沢シューズ、ヘルメット、ハーネス、スリング、カラビ

ナ3、軽登山靴、軍手

締 切 ともに7月25日(木)厳守

参加費 食事代 1,000円前後

第14回日本山岳会北海道支部自然児学校(再掲載)

◎参加費 子供8,000円/1名 同伴保護者10,000円/1人

※バス利用者は別途2,000円/1人かかります。

◎締切 定員になり次第終了いたします。

◎持ち物 リュック、雨具(上下)、ズボン、登山に使用する

靴・靴下、帽子、ヘッドライト、水筒、軍手、食器、コップ、洗

面道具、着替え、タオル、朋用している薬

◎お問い合わせ・申し込みは岡田秀二会員までFAXまたは

E‐Mailにて申込願います。

Fax:011-375-4142

E-Mail:[email protected]

今年も7月26日(金)から28日(日)、日高町にて第14回自

然児学校を開催致します。今年も日高町の高橋会員や「ツ

リークライミングRチーム羆の杜」の梁田さんと松本会員の

協力を得て、夏休みの一大イベントを实施したいと思いま

す。

实施概要は下記の通りです。皆様の参加呼びかけをご

協力願います。

◎实施日 7月26日(金)~7月28日(日) 2泊3日

◎場 所 国立日高青少年自然の家からまつキャンプ場

◎応募要頄 小学4年生~中学3年生 25名程度

※小学低学年の参加は保護者同伴の事

○实施日 9月18日(水)~19日(木)

○行動 18日15:00までに西別小屋集合

(又はテント)泊

19日6:00小屋出発→8:00西別岳頂上→

9:30摩周岳頂上→10:30下山開始→

12:00西別岳→13:00登山完了

○食料 18日(夜)ジンギスカン・うどん・おにぎり・

乾杯用ビール

19日(朝)カレー・スープ・ご飯 (昼)各自用意

○装備 夏山装備(防虫対策)

※登山計画書に必要なため、参加される方は氏名・住所・

携帯・生年月日・車両Noをご記入ください。

○申し込み 大崎 勝子までFAX・Mail願います。

TEL・FAX 0155-37-3834

E-Mail [email protected]

夏山支部山行・西別岳~摩周岳のご案内 担当:大崎勝子

Page 3 日本山岳会北海道支部通信

第3回岩登研修のお知らせ 事業担当:京極紘一

○朋装 夏登山の朋装で良いですが、草かぶれ(うるし)に弱

い方は長袖のシャツやクライミンググローブするな

どの対策をとってください。

○研修 クライミングの基礎(ロープの扱いとクライミング及び

下降等)と沢登りのための岩登りなどレベルに応じた

クライミングを行います。

○締切り 9月7日(土)まで

○申し込み 植田惇慈企画委員長まで

TEL 011-711-7106 FAX 011-731-1456

又は [email protected] へお願いします。

*なお、第4回目は10月9日(水)を予定しています。

第3回岩登り研修会を次のとおり開催します。

平成25年度、第3回目の岩登り研修会を次のとおり開催い

たします。

○日時 平成25年9月11日(水) 9:00~15:00

○場所 小樽赤岩山。9時までに赤岩峠に集合。

○募集 10人程度

○講師 沼崎勝洋 アシスタント 京極紘一、高谷和奈

○用具 クライミングロープは講師が用意しますが、個人が

身につけるハーネス、ヘルメット、クライミング

シューズ、ATC、スリング、ヌンチャク等は各自

用意の事。ギアの無い方のために数組ですが用

意します。

6月25日(火)に「復興の森林」のアカ

エゾマツの下草刈りを行った。

当支部の場所は管理棟から約7キロ

奥に有り、平成16年9月の18号台風の

被害の大きさを改めて目にした。

芝刈り機3台を持ち込み、約2時間で

作業は終了した。初めて芝刈り機を

持っての作業は、子供の様に嬉しかっ

た。ただ小石が飛び散り顔に当たるし手

は痺れた。

幅5m奥行100mほどに2列に植えられ

ているアカエゾマツの状態は、ばらつき

は有るが50㎝から1m程に成長してい

た。奥の斜面の方は土地が良いのか草

も木も背丈ほどに成長していた。ガサガ

サと動くものが有りドキッとしたが30㎝程

の茶色の野兎であった。

○参加者

武田一生、岡田秀二、土屋繁

『復興の森林』の下草刈り 実施報告 文・写真:岡田秀二

Before

After

会員動向のご案内

入 会 成田ひろ子(支部会友 113)

退 会 支部会友 加藤孝吉 (支部会友 102)

オホーツク分水嶺への寄付金、ありがとうございます。

宮本朊子(支部会友38) 3,000円

カムイエクカウチシ山行中止のご案内

8月29日から予定しておりましたカムイエクカウチシ山行は

札内林道の橋梁工事により今年度の通行ができないため、中

止いたします。

笹刈りプロ集団?記念撮影

Page 4 日本山岳会北海道支部通信

北鎮岳スキー山行実施報告 文・写真:岡田秀二

6月15日(土)、夜中に雨の音で目が覚めた。天気予報だと

昼から晴れ気温も高くなるとの予報で中々朋装が決められず

寝付かれない。朝6時に鈴木さんより「出発を1時間遅らす」

と電話が有り再度、装備の確認とパッキングをやり直した。

8:40、鈴木さん、神埜さんと常本さんが我が家に集合し神埜

車で出発した。現地で待っている植田惇慈さんと拓史さんに

11:00過ぎに会い、11:40発のロープウェイに乗車し5合目

黒岳駅で昼食を取った。スキーをリュックにセットしリフトに

乗った。リフトの下には、チングルマやエゾツガザクラが咲いて

いる。リフト横のスロープは雪が残っており5合目まで滑れそう

だ。冬と春の入り混じった光景である。

12:45にリフト終点の7合目に着き登行を開始した。数名が

雪渓を登行している。8合目(13:25着)まで直登し、9合目

(13:50着)からは夏道の登行となった。惇慈さんの話だと、

下見の時より1mほど雪が解けているようだ。黒岳頂上(14:

30)に到着した頃には晴れ間が出て来た。石室まで800m。

ミネズゾウ・メアカンキンバイ等の花を見ながら後一息である。

石室入口で道警の山岳救助隊の方3名と会いパトロールで

愛山渓より来たと話していた。今日はエスパースのテントを

張ってテント泊の様だ。

リュックからビールを出して雪の中で冷やしていると管理人

さんが「キツネに3缶持っていかれた」と言っていた。「まさか

キツネが」と思ったが、樹木の中にビールの空き缶が捨てて

あった。「誰だ、捨てたのは」と回収すると丸ごと被りついた歯

型が有った。2缶回収したが1缶は見つからない。きっと1缶

盗んで美味いと思い2缶目取りに来て飲み、そして3缶目は

持ち帰ったのか?ビールの味を覚えているのか?酔ったか

な?取られないうちにとビールを飲んでいると、我々を道警の

ホームページに載せたいので写真を撮っても良いかとの事。

神妙に話を聞いているポーズをしてみた。ボッカとして北大ワ

ンゲルの学生4名が350㏄ビール24缶入りを13箱ほど上げて

来た。1人約30キロ、若いね。

夕食は神埜板長の「幻のウィンナー」と拓史シェフの「秘密

のご馳走」。鶏肉、白菜、ネギ、ニラ、長いも、キノコ等々、具

沢山のちゃんこ。美味しく2回に分けて作って食べた。神埜板

長が何かを入れる(ドキッ)。餅でした。(ホッ)

埋没ビーコン操作中!

机上講習会の模様

6月16日(日) 晴天、無風。ご来光をと思ったが桂月岳頂上

には間に合わず途中で合掌。朝食を取り、5:15早めに出発

した。7:00北鎮岳の滑走開始地点にスキーをデポし7:15北

鎮岳頂上へ。芦別岳、十勝岳が見える。トムラウシ山が随分

近くに感じる。風は無いし見晴らしも良いので30分も居座って

しまった。7:45下山開始。適度な斜面でスキーは滑る。今

シーズンの集大成、15分の大滑降に大満足である。

8:30、石室に戻って来ての「雪渓ビール」は美味しかった。

昨日のキツネでは無いが、この年になってビールの味を覚え

てしまった。9:15石室を出発した。しかしリュックが重たく感じ

る。足も重いし肩は痛い。美味しかった「秘密の料理」で太っ

たのか「雪渓ビール」が効いているのか。やっとの思いで9:45

に黒岳に着いた。20分程休んで、黒岳9合目からの滑降とな

るが斜面を見るとドキ。雪面が狭いのでさらにドキドキ。

転ぶと下まで滑り落ちそうである。7合目まで降りてくると足が

棒となりフラフラであった。7合目から5合目まで多くの若者た

ちが上手に滑っているが、こちらはもう足が動かなかった。

今シーズン最後の山スキー。晴天無風の素晴らしい天候を

不えて頂き、大雪カムイミンタラで遊ばせてくれた神々に感謝

申し上げます。

参加者:鈴木貞信、植田惇慈、神埜和之、岡田秀二、

常本良一、植田拓史

黒岳山頂で記念撮影

新刊書籍のご案内 「田中澄江が歩いた北海道の山」 著:滝本幸夫

日本山岳会の会員の中にも一緒に登られた方や愛読され

ている方もいるのではないであろうか。「花の百名山」「新・花

の百名山」で知られる作家・田中澄江さんは、脚本・講演。

論実などの激務の合間を縫って、北海道の山を楽しみに何

年にも亘り来道ていた。その山行計画を企画し、一緒に山に

入っていた滝本前支部長が、その手紙のやり取りや山行記

をつづり、一冊にまとめたのがこの「田中澄江が歩いた北海

道の山」である。

高山植物に造形の深い田中さんを満足させた山々は、決

して高山ばかりでなく、標高が低く、アプローチしやすいところ

もある。笹が多い目国内岳も登山道をゆっくり登ると意外と

花の種類が多く、入口から山頂まで続く花街道のオロフレ山

や礼文島、固有種の多いアポイ岳など北海道の20座以上

の山々を登った感想はストレートな表現で新鮮。日頃登ると

きには自分では感じることのない心地よいさを感じる。

花・山だけではなく、文中に出てくる方の名前は、懐かしい

方、意外な方が登場し、田中さんの人間模様・人柄もうか

がえ、親しみのある一冊です。

四六判248ページ。全道の書店か北海道新聞販売所で

取り扱いしています。1470円