ナノチューブ形成による dna sudare構造体の柔軟性評価 ......関人ordist...
TRANSCRIPT
-
関人関人ORDISTORDIST関人関人ORDISTORDIST 先 端 科 学 技 術 推 進 機 構社 会 連 携 部 産 学 官 連 携 セ ン タ ー 、 知 財 セ ン タ ー
ナノチューブ形成によるDNA Sudare構造体の柔軟性評価
バイオインスパイアード・ハイブリッド材料研究会○南田信哉（院生）、戒能誠史（院生）、橋爪未来（院生）、葛谷明紀（准教授）、大矢裕一（教授）
問合せ先： 関西大学 化学生命工学部 ・谷明紀 TEL:06-6368-0829 E-mail：[email protected]
研究概要
これまでに，金属ナノロッドのような直線状ナノ材料を被覆することを目的とした新規DNA Origami構造体DNA Sudareを考案している。DNA Sudareは従来のDNA Origamiの2重らせん間にスペーサーを挿入しており，柔軟性の付与が期待される。そこで本研究では，DNA Sudareの上辺と下辺を繋いでナノチューブ形成を行い，その収率から2重らせん間の柔軟性の評価を行った。
DNAオリガミ法
P. W. K. Rothemund, Nature 2006, 440, 297-302.
7249塩基の一本鎖環状ウィルスDNA M13mp18のゲノムを多数の短いDNA鎖で橋かけしながら、織物を織るように畳み込み、任意のナノ構造を作成する技術。当初はもっぱら平面構造体が主流だったが、最近では複雑な3次元構造をつくることもできるようになっている。
H. Yan et al., Science 2011, 332, 342-346.W. Shih et al., Science 2009, 325, 725-730.
DNA Sudare
チューブ構造の定量 まとめ
AFMおよびアガロースゲル電気泳動により，DNASudareが従来のDNA Origamiよりもチューブ形成しやすいことが分かった。
応用分野、実用化可能分野
DNA Sudareを用いて金ナノロッド等の直線上ナノ材料を被覆することでナノメートルサイズの電子材料としての応用が期待される。
チューブ形成による柔軟性評価
関
西大
学先
端科
学技
術推
進機
構
※
無断
複写
・転載
・加工
等は
禁
じま
す。