みんなで仲良くプログラミング...1 デジタル寺子屋@つづき...
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1
デジタル寺子屋@つづき 電子工作講座テキスト
みんなで仲良くプログラミング
―micro:bit とアイロンビーズで電子工作ー
総務省地域 ICTクラブ実証実験受託事業 2019年 2月 15日
このテキストの著作権は総務省に帰属します。
出版や販売等の商業利用、無断転載、内容の改変等はできませんのでご了承ください。
三好 みどり著 協力 日本マイクロソフト(株)
2
目次
・マイクロビットでプログラミングをしてみましょう ................ P3
・「笑った顔」「困った顔」をプログラミング ........................ P4
タイトルを入力してプログラムを保存 ............................ P8
保存したプログラムをマイクロビットへ送る ...................... P9
・グー・チョキ・パーでじゃんけん大会 ........................... P10
・ぱらぱらまんがを作ってみよう ................................. P15
・マイクロビットでハンドベル♪ ................................. P18
傾きを使った一人演奏もできるよ! ............................. P22
・マイクロビットで音楽を聴くには? ............................. P23
・アイロンビーズでバッグチャームを作ろう
暗くなると LED がハートの形に点滅 ............................. P24
バッグチャームの作り方 ....................................... P28
・相性診断 ..................................................... P29
・100 円ショップのLEDでクリスマスイルミネーションをつくろう! P33
・無線通信を使った温度計
送信側のプログラムを作成 ..................................... P36
受信側のプログラムを作成 ..................................... P40
・参考文献
3
マイクロビットでプログラミングをしてみましょう
マイクロビットはブロックを使つか
ってプログラミングをします。
使つか
うブロックを選えら
ぶところ
プログラムの動作ど う さ
を確認かくにん
するところ
確認か くにん
画面が め ん
を出だ
す プログラミングしたものを保存ほ ぞ ん
するときに
確認か くにん
画面が め ん
をかくす 使つか
うところ
画面が め ん
に表示ひょうじ
されているマイクロビットは、プログラミングをすると、マイクロビット
の LEDがどのように光ひか
るのかなどの確認かくにん
ができます。
プログラミングを終了しゅうりょう
してマイクロビットにそのプログラムを送おく
ると、マイクロビ
ット本体ほんたい
でも画面が め ん
と同おなじ
じように動うご
かすことができます。
ブロックを並なら
べるところ
4
「笑わら
った顔かお
」「困こま
った顔かお
」をプログラミング
①マイクロビットのアプリを開ひ ら
き、「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
✤マイクロビットではプログラムのことを「プロジェクト」と呼よ
びます。
✤使つか
わないブロックや間違ま ち が
えたブロックは、そのブロックを押お
した1ままブロックを
選えら
ぶところへ運は こ
び、削除さくじょ
(ゴミ箱ばこ
に運はこ
ぶ)します。
1 iPadを使う場合のことを考え、ここではパソコンのクリックのことを「押す」と表現しています。
5
✤確認か くにん
画面が め ん
がじゃまなときは、 を押お
してかくしておきます。
②「入力にゅうりょく
」の「ボタン A▼ が押お
されたとき」を選えら
びます。
「最初さいしょ
だけ」と「ずっと」は使つか
わないので削除さくじょ
します。
③「基本き ほ ん
」の「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を選えら
び、「ボタン Aが押お
されたとき」の中なか
に運はこ
び
ます。
6
④「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」の■を押お
して「笑わら
った顔かお
」を描か
きます。
⑤「入力にゅうりょく
」の「ボタン A▼ が押お
されたとき」を選えら
びます。
「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」の「笑わら
った顔かお
」と重かさ
なったときは下した
にずらしておきます。
「ボタン A▼が押お
されたとき」の▼を押お
して出で
てきた中なか
から「B」を選えら
びます。
⑥ ③と同おな
じように「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を選えら
び、「ボタン B が押お
されたとき」の中なか
に
運はこ
んだら、「困こま
った顔かお
」を描か
きます。
7
⑦確認かくにん
画面が め ん
を出だ
して「A」ボタンや「B」ボタンを押お
して、笑わら
った顔かお
や困こま
った顔かお
になる
か確認かくにん
します。
練習れんしゅう
:マス目め
を塗ぬ
りつぶして絵え
を描か
き LED画面が め ん
に表示ひょうじ
しましょう。
8
タイトルを入力にゅうりょく
してプログラムを保存ほ ぞ ん
①題名だいめい
未設定み せ っ て い
の文字も じ
を押お
し、キーボードを使つか
って名前な ま え
を入力にゅうりょく
し、名前な ま え
の右側みぎがわ
の
「保存ほ ぞ ん
」を押お
します。
✤iPadでは名前な ま え
を入力にゅうりょく
したら、「ダウンロード」を押お
します。
②「名前な ま え
を付つ
けて保存ほ ぞ ん
」の画面が め ん
が表示ひょうじ
されたら、「保存ほ ぞ ん
」を選えら
びます。
③「保存ほ ぞ ん
しました」の文字も じ
が表示ひょうじ
されたら、マイクロビット画面が め ん
右上みぎうえ
の「×」を押お
し
てマイクロビットを終了しゅうりょう
します。
9
保存ほ ぞ ん
したプログラムをマイクロビットへ送おく
る
プログラムは、通常つうじょう
「ダウンロード」というフォルダに保存ほ ぞ ん
されます。
保存ほ ぞ ん
されたファイルは、「microbit-えがお.hex」という名前な ま え
になっています。
①「ダウンロード」を開ひら
いてプログラムを「MICROBIT」へ送おく
ります。
②マイクロビットをパソコンから外はず
し、電池で ん ち
ボックスに乾電池かんでんち
をセットします。
(乾電池かんでんち
のプラスとマイナスを間違ま ち が
えないようにセットしましょう)
笑わら
った顔かお
・困こま
った顔かお
完成かんせい
!(^^)v
10
グー・チョキ・パーでじゃんけん大会たいかい
「アイコンを表示ひょうじ
」を使つか
って「グー」「チョキ」「パー」を作つく
ってみましょう。
✤「デジタル寺子屋て ら こ や
@つづき」に参加さ ん か
の皆みんな
で意見い け ん
を出だ
し合あ
って決き
めたルール
Aボタンをおしたとき「グー」(かめ)
Bボタンをおしたとき「チョキ」(うさぎ)
Aと Bを同時ど う じ
におしたときは「パー」(おばけ)
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
✤「最初さいしょ
だけ」と「ずっと」は使つか
わないので削除さくじょ
します。
②「入 力にゅうりょく
」の「ボタン A▼が押お
されたとき」を選えら
びます。
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③「ボタン A が押お
されたとき」に「グー」(かめ)が表示ひょうじ
されるように、
「基本き ほ ん
」の「アイコンを表示ひょうじ
」を選えら
び、「ボタン A▼が押お
されたとき」の中なか
に
運はこ
びます。
④「アイコンを表示ひょうじ
」 の▼を押お
して表示ひょうじ
される中なか
からグーに似に
ている
「かめ」を選えら
びます。
⑤つぎに「入 力にゅうりょく
」の「ボタン A▼が押お
されたとき」を選えら
び、「アイコンを表示ひょうじ
(かめ)」の下した
に運はこ
び、「ボタン A▼」の▼を押お
して出で
てきた文字も じ
の中なか
から
「B」を選えら
びます。
12
⑥「ボタン B が押お
されたとき」に「チョキ」(うさぎ)が表示ひょうじ
されるよう
に、「基本き ほ ん
」の「アイコンを表示ひょうじ
」を選えら
び、「ボタン B▼が押お
されたとき」の
中なか
に運はこ
びます。
⑦「アイコンを表示ひょうじ
」 の▼を押お
して表示ひょうじ
される中なか
からチョキに似に
てい
る「うさぎ」を選えら
びます。
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⑧つぎに「入 力にゅうりょく
」の「ボタン A▼が押お
されたとき」を選えら
び、「アイコンを表示ひょうじ
(うさぎ)」の下した
に運はこ
びます。
⑨「ボタン A▼」の▼を押お
して出で
てきた文字も じ
の中なか
から「A+B」を選えら
びます。
⑩「ボタン A+B が押お
されたとき」に「パー」(おばけ)が表示ひょうじ
されるよう
に、「基本き ほ ん
」の「アイコンを表示ひょうじ
」を選えら
び、「ボタン A+B▼が押お
されたとき」
の中なか
に運はこ
びます。
⑪「アイコンを表示ひょうじ
」 の▼を押お
して表示ひょうじ
される中なか
からパーに似に
ている
「おばけ」を選えら
びます。
⑫「Aボタン」に「かめ」、「Bボタン」に「うさぎ」、「A+Bボタン」に「おば
け」が表示ひょうじ
されるようにブロックを配置は い ち
できたらプログラムの完成かんせい
です。
左下ひだりした
を押お
して確認かくにん
画面が め ん
を表示ひょうじ
し、ボタン「A」「B」「A+B」を押お
したと
きに、「かめ」「うさぎ」「おばけ」が表示ひょうじ
されるか確認かくにん
します。
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⑬「題名だいめい
未設定みせってい
」になっているので、自分じ ぶ ん
で考かんが
えた題名だいめい
を入 力にゅうりょく
し、パソコン
に保存ほ ぞ ん
します。
⑭パソコンのデータをマイクロビットに送おく
ります。
⑮マイクロビットに乾電池かんでんち
をセットします。
✤Aボタン、Bボタン、A+Bボタンを押お
すと、「グー(かめ)」「チョキ(うさ
ぎ)」「パー(おばけ)」が表示ひょうじ
されるか確認かくにん
します。
ちゃんと表示ひょうじ
されるか確認かくにん
できたら、じゃんけんで遊あそ
んでみましょう。
手元て も と
をみると何なん
のボタンを押お
しているか分わ
かってしまうので、「お互たが
いの手元て も と
は
見み
ない!」というのがこのじゃんけんのルールです。
勝か
ち負ま
けじゃなく、だれと同おな
じのが出で
るかで遊あそ
んでも楽たの
しいよ。(^^♪
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ぱらぱらまんがを作つく
ってみよう
LED画面が め ん
に絵え
を描か
いて動うご
かしてみましょう。
LED画面が め ん
の枚数まいすう
は 3枚まい
。最初さいしょ
に作つく
った画面が め ん
を複写ふくしゃ
すると便利べ ん り
です。
音楽おんがく
も選えら
んでみましょう。(なれたら枚数まいすう
を増ふ
やしてね)
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
②「基本き ほ ん
」の「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を選えら
び、「ずっと」の中なか
に運はこ
びます。
「最初さいしょ
だけ」は使つか
わないので削除さくじょ
します。
16
③「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を右みぎ
クリック(iPad は長押な が お
し)し、表示ひょうじ
された「複製ふくせい
する」を
選えら
びます。続つづ
けて複製ふくせい
し、「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」が 3つになるようにします。
④「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を並なら
べたら、■を押お
して絵え
を描か
きます。
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⑤アニメーションができたら「音楽おんがく
」の「メロディを開始か い し
する ダダダム▼ ~」を選えら
び、「ずっと」の中なか
に運はこ
びます。
⑥「ダダダム▼」の▼を押お
すと他ほか
の音楽おんがく
が表示ひょうじ
されます。好す
きな曲きょく
を選えら
びましょう。
曲きょく
を選えら
んだら名前な ま え
を付つ
けて保ほ
存ぞん
します。
⑦保存ほ ぞ ん
できたらデータをマイクロビットに送おく
り、スピーカーとつないで動うご
きと音おと
を
確認かくにん
します。
✤くわしくは「マイクロビットで音楽おんがく
を聴き
くには?」のページを見み
てね。
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マイクロビットでハンドベル♪
マイクロビットで「きらきら星ぼし
」を演奏えんそう
しましよう
「ド」「レ」「ミ」の音おと
を出だ
すAグループと、「ファ」「ソ」「ラ」の音おと
を出だ
すB
グループに分わ
けてプログラミングしましょう。
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
「ずっと」の中なか
に「基本き ほ ん
」の「文字列も じ れ つ
を表示ひょうじ
」を運はこ
び、「Hello!」を「A」に
変更へんこう
します。(Bグループは「B」に変更へんこう
します)
「最初さいしょ
だけ」は使つか
わないので削除さくじょ
します。
②「 入 力にゅうりょく
」の中なか
から「ボタン A▼が押お
されたとき」を選えら
んで、「ずっと」の
下した
に運はこ
びます。
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③「音楽おんがく
」の「音おと
を鳴な
らす 高たか
さ 真ま
ん中なか
のド 長なが
さ 1▼拍はく
」を選えら
んで、「ボタン
A▼が押お
されたとき」の中なか
に運はこ
びます。
✤これで、ボタン A が押お
されたときに「ド」の音おと
を鳴な
らすことができます。
✤Bグループは、ボタンAが押お
されたとき「ファ」の音おと
が出で
るようにプログラ
ミングしましょう。
④「ボタンA▼が押お
されたとき」を右みぎ
クリックし(iPad は長押な が お
し)
表示ひょうじ
された中なか
から「複製ふくせい
する」を選えら
びます。
⑤複製ふくせい
した「ボタンA▼が押お
されたとき」の▼を押お
して、「B」を選えら
びます。
20
次つぎ
に「真ま
ん中なか
のド」を押お
して鍵盤けんばん
を表示ひょうじ
し、「レ」を選えら
びます。
✤Bグループは、ボタンBが押お
されたとき「ソ」の音おと
が出で
るようにプログラミ
ングしましょう。
⑥「ボタンB▼が押お
されたとき」を右みぎ
クリックし(iPad は長押な が お
し)、表示ひょうじ
され
た中なか
から「複製ふくせい
する」を選えら
び、複製ふくせい
した「ボタンB▼が押お
されたとき」の▼
を押お
して、「A+B」を選えら
びます。
つづけて「真ま
ん中なか
のレ」を押お
して鍵盤けんばん
を表示ひょうじ
し、「ミ」を選えら
びます。
✤Bグループは、ボタンA+Bが押お
されたとき「ラ」の音おと
が出で
るようにプログ
ラミングしましょう。
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⑦プログラミングが終お
わったら、名前な ま え
を付つ
けてパソコンに保存ほ ぞ ん
し、マイクロビ
ットにデータを送おく
ります。
⑧マイクロビットにデータを送おく
ったらパソコンから外はず
し、電池で ん ち
ケースに電池で ん ち
をセットします。次つぎ
にマイクロビットとスピーカーをつないだら、マイクロ
ビットと電池で ん ち
ケースを持も
って、音おと
が出で
るか確認かくにん
します。
AグループとBグループで演奏えんそう
しましょう。
ドドソソララソ ファファミミレレド
ソソファファミミレ ソソファファミミレ
ドドソソララソ ファファミミレレド
うまく「キラキラ星ほし
」が演奏えんそう
できたかな?☆☆☆彡
合奏がっそう
してみましょう(童謡どうよう
メドレー)
《チューリップ》
ドレミ ドレミ ソミレドレミレ
ドレミ ドレミ ソミレドレミド
ソソミソララソ ミミレレド
《ちょうちょ》
ソミミ ファレレ ドレミファソソソ
ソミミミ ファレレレ ドミソソ ミミミ
レレレレレミファ ミミミミミファソ
ソミミミファレレ ドミソソミミミ
22
傾かたむ
きを使つか
った一人演奏えんそう
もできるよ!
プログラム完成図かんせいず
✤マイクロビットを動うご
かすブロックは、「入 力にゅうりょく
」の「ゆさぶられた▼とき」から
選えら
びます。
23
マイクロビットで音楽おんがく
を聴き
くには?
✤音楽おんがく
を聴き
くときは、電源でんげん
を入い
れたマイクロビットの端子た ん し
とヘッドフォンジャッ
クをワニ口ぐち
クリップでつなぎます。
つなぎ方かた
:「0端子た ん し
」とヘッドフォンジャックの先さき
「GND端子た ん し
」とヘッドフォンジャックの奥おく
プログラミングの動作ど う さ
確認かくにん
画面が め ん
でもつなぎ方かた
が図ず
で示しめ
されます。
マイクロビットに直 接ちょくせつ
付つ
けるスピーカーもあります。
ワンタッチスピーカー
注意点ちゅういてん
乾電池かんでんち
を使つか
わない時とき
は、乾電池かんでんち
を電池で ん ち
ボックスから外はず
しましょう。乾電池かんでんち
のプラス
極きょく
とマイナス極きょく
がくっつくと大おお
きな電気で ん き
が流なが
れます。これをショートといいます。
ショートすると乾電池かんでんち
が発熱はつねつ
するなどの危険き け ん
な状態じょうたい
になります。
24
アイロンビーズでバッグチャームを作つく
ろう
明あか
るさセンサーを使つか
ってみよう!
マイクロビットには、前面ぜんめん
の中央ちゅうおう
に 5列れつ
×5列れつ
(合計ごうけい
25
個こ
)の赤色あかいろ
LED があります。この LED画面が め ん
には、明あか
るさ
センサーとしての機能き の う
があり、明あか
るさを測定そくてい
することがで
きます。この機能き の う
を使つか
って LEDを光ひか
らせてみましょう。
明あか
るさセンサーは0~255の範囲は ん い
の値あたい
を返かえ
します。
この数字す う じ
は周まわ
りの明あか
るさに合あ
わせて調整ちょうせい
しましょう。
暗くら
くなるとLEDがハートの形かたち
に点滅てんめつ
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
「最初さいしょ
だけ」は使つか
わないので削除さくじょ
します。
プログラムに「ハート点滅てんめつ
」と名前な ま え
を付つ
けておきます。
25
②暗くら
くなったときに LEDを表示ひょうじ
したいので、「論理ろ ん り
」の「条件じょうけん
判断はんだん
」「もし~でな
ければ~」を選えら
び、「ずっと」の中なか
に運はこ
びます。
③明あか
るさが30未満み ま ん
だったら LED を表示ひょうじ
させたいので、「論理ろ ん り
」の「くらべる」「〈0
<▼ 0〉」を、「もし〈真しん
〉なら」の〈真しん
〉の中なか
に運はこ
びます。
④「〈0 <▼ 0〉」の最初さいしょ
の「0」を「30」に変更へんこう
し、次つぎ
の「0」のところに「入力にゅうりょく
」の
「明あか
るさ」を運はこ
びます。
26
⑤明あか
るさが30以上いじょう
だったら LEDを表示ひょうじ
しないので、「もし~なら」の下した
に「基本き ほ ん
」
の「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を運はこ
びます。
⑥明あか
るさが30未満み ま ん
だったときに表示ひょうじ
するハートの形かたち
を「基本き ほ ん
」の「アイコンを
表示ひょうじ
」から選えら
び、「でなければ」の下した
に運はこ
びます。
✤「アイコンの表示ひょうじ
」や「LED画面が め ん
に表示ひょうじ
」を追加つ い か
してハートが点滅てんめつ
するようにし
ましょう。
27
⑦プログラミングできたら動うご
きを確認かくにん
し、パソコンに保存ほ ぞ ん
します。
✤確認かくにん
画面が め ん
のマイクロビット左上ひだりうえ
の円えん
内ない
を上下じょうげ
に動うご
かすと数値す う ち
が表示ひょうじ
され、明あか
る
さを数値す う ち
で確認かくにん
できます。数値す う ち
が大おお
きい(明あか
るい)と LED表示ひょうじ
が消き
えます。
⑧パソコンとマイクロビットをつなぎ、保存ほぞん
したデータをマイクロビットに送おく
ります。
⑨マイクロビットに電源でんげん
を入い
れ、暗くら
いところでハートが点滅てんめつ
するか確認かくにん
します。
⑩マイクロビットをアイロンビーズのバッグチャームに入い
れて完成かんせい
です。
✤マイクロビットの電源でんげん
ボード、コイン電池で ん ち
は別途べ っ と
必要ひつよう
です。
ハート点滅てんめつ
バックチャーム完成かんせい
!
28
バッグチャームの作つく
り方かた
材 料ざいりょう
:・アイロンビーズ ・四角し か く
プレート大だい
・アイロンシート
・グルーガン ・透明とうめい
のグルースティック
・バッグチャーム用よう
チェーンなど
手順てじゅん
①四角し か く
プレートにアイロンビーズを並なら
べます。
②両 面りょうめん
にアイロンをかけます。(片面かためん
はアイロンを強つよ
めにかけておきます)
③反そ
り返かえ
らないように本ほん
などで重おも
しをして冷さ
めるまで待ま
ちます。
④側面そくめん
にチャームのチェーンを通とお
します。
✤チェーンを通とお
す穴あな
の◎部分ぶ ぶ ん
はビーズを抜ぬ
いておきます。
⑤裏面うらめん
に側面そくめん
と底面ていめん
をグルーガンで接 着せっちゃく
し、マイクロビットを入い
れる箱はこ
の
形かたち
を作つく
ります。
⑥電源でんげん
ボードをマイクロビット本体ほんたい
につないで箱はこ
に入い
れ、表おもて
から LED部分ぶ ぶ ん
が
見み
える位置い ち
を確認かくにん
してハート型がた
の表 面ひょうめん
と箱はこ
を接せっ
着ちゃく
します。
✤アイロンやグルーガンは熱あつ
くなるので取と
り扱あつか
いに注意ちゅうい
しましょう。
29
相 性あいしょう
診断しんだん
マイクロビットの端子た ん し
を使つか
って、端子た ん し
に触ふ
れると動作ど う さ
する装置そ う ち
を作つく
りましょう。
友とも
だちと手て
をつないでマイクロビットの端子た ん し
をタッチすると相 性あいしょう
診断しんだん
がで
きます。(本当ほんとう
に相 性あいしょう
を占うらな
っているわけでありません)
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
「最初さいしょ
だけ」と「ずっと」は使つか
わないので削除さくじょ
します。
プログラムに「相 性あいしょう
診断しんだん
」と名前な ま え
を付つ
けておきましょう。
②「入 力にゅうりょく
」の「ボタン A▼が押お
されたとき」を選えら
び、その中なか
に「基本き ほ ん
」「その
他た
」の「表示ひょうじ
を消け
す」を運はこ
びます。
③「表示ひょうじ
を消け
す」の下した
に「基本き ほ ん
」の「一時い ち じ
停止て い し
」を運はこ
び、2000 ミリ秒びょう
(2
秒びょう
)待ま
ってから判定はんてい
するように、数値す う ち
を「2000」に変更へんこう
します。
30
④「一時い ち じ
停止て い し
(ミリ秒びょう
) 2000▼」の下した
に、ボタン A が押お
されたときの条 件じょうけん
判断はんだん
をする、「論理ろ ん り
」の「もし<真まこと
>なら~でなければ~」を運はこ
びます。
⑤つぎに「もし<真まこと
>なら~でなければ~」の<真まこと
>を「論理ろ ん り
」の「0<▼0」を
入い
れ替か
えたあと、「<」の向む
きを「>」に変更へんこう
します。
31
人間にんげん
の体からだ
は電気で ん き
を流なが
すことができるので、二人ふ た り
で手て
をつなぎそれぞれの空あ
い
た手て
で「0端子た ん し
」と「GND端子た ん し
」をつまむと、人間にんげん
とマイクロビットとの間あいだ
に回路か い ろ
ができて電気で ん き
が流なが
れます。判定はんてい
につかう電気で ん き
の量りょう
を「500」にします。
⑥「論理ろ ん り
」の「0>▼0」の前まえ
の「0」と、「高度こ う ど
なブロック」の「入 出 力にゅうしゅつりょく
端子た ん し
」「アナログ値ち
を読よ
み取と
る端子た ん し
P0▼」を入い
れ替か
え、後うし
ろの「0」を「500」
に変更へんこう
します。
⑦「0端子た ん し
」をつまんだときに流なが
れる電気で ん き
の量りょう
が 500 より多おお
いときに表示ひょうじ
す
るアイコン「💛」を、「基本き ほ ん
」の「アイコンを表示ひょうじ
」から選えら
び「もし~なら」
の下した
に運はこ
びます。(ハートを表示ひょうじ
したいのでアイコンは変更へんこう
しません)
32
⑧電気で ん き
の量りょう
が 500 より少すく
ないときに表示ひょうじ
するアイコン「×」を、「基本き ほ ん
」の
「アイコンを表示ひょうじ
」から選えら
び「でなければ」の中なか
に運はこ
びます。
確認かくにん
画面が め ん
のマイクロビットの0端子た ん し
部分ぶ ぶ ん
をマウスで上下じょうげ
に動うご
かすと数値す う ち
が
表示ひょうじ
され、A ボタンを押お
すと💛や×が現あらわ
れ動うご
きを確認かくにん
できます。
完成かんせい
したプログラムをパソコンに保存ほ ぞ ん
し、マイクロビットに送おく
ります。
あとは二人ふ た り
でお互たがい
いの手て
をつなぎ、空あ
いている方ほう
の手て
で、「0端子た ん し
」と
「GND端子た ん し
」を触さわ
った状 態じょうたい
で A ボタンを押お
してみましょう。
✤「500」の数値す う ち
を小ちい
さくするとハートが出で
やすくなります。
33
100円えん
ショップのLEDでクリスマスイルミネーションをつくろう!
材料ざいりょう
・マイクロビット ・ワニ口ぐち
クリップ赤あか
黒各くろかく
1本ほん
・microUSBケーブル
・100円えん
ショップの LEDデコレーション・イルミネーションライト
・イルミネーションライトを接着せっちゃく
するプレート(雪ゆき
だるまやツリーなど)
・接着用せっちゃくよう
のグルーガン 透明とうめい
のグルースティック
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
「最初さいしょ
だけ」は使つか
わないのでゴミ箱ばこ
に運はこ
びましょう。
プログラムに「クリスマス」と名前な ま え
を付つ
けておきましょう。
②「高度こ う ど
なブロック」の「入 出 力にゅうしゅつりょく
端子た ん し
」から「デジタルで出 力しゅつりょく
する
端子た ん し
」を選えら
んで「ずっと」の中に運はこ
び、値あたい
「0」を「1」に変更へんこう
します。
✤デジタルで出 力しゅつりょく
する端子た ん し
の値あたい
を1にすることでイルミネーションが
点灯てんとう
します。
✤確認かくにん
画面が め ん
の P0端子た ん し
が赤あか
くなりデジタル出 力しゅつりょく
されたことが確認かくにん
できます。
34
③「デジタルで出 力しゅつりょく
する端子た ん し
値あたい
1」の下に「一時い ち じ
停止て い し
(500)」と「デジ
タルで出 力しゅつりょく
する端子た ん し
値あたい
0」を追加つ い か
します。
✤一時い ち じ
停止て い し
の数値す う ち
で点滅てんめつ
の間隔かんかく
を調 節ちょうせつ
できます。
✤端子た ん し
P0 にデジタル信号しんごう
「1」と「0」を交互こ う ご
に出 力しゅつりょく
することで、スイッ
チのオンとオフを繰く
り返かえ
すのと同じ状 態じょうたい
になり、LEDが点滅てんめつ
します
④「デジタルで出 力しゅつりょく
する端子た ん し
値あたい
0」の下した
に、「一時い ち じ
停止て い し
(200)」とマイ
クロビット本体ほんたい
のLEDが点滅てんめつ
するように、「基本き ほ ん
」の「アイコンを
表示ひょうじ
」から 2個こ
運びます。
⑤確認かくにん
画面が め ん
で P0端子た ん し
とマイクロビット本体ほんたい
のLED点滅てんめつ
を確認かくにん
し、パソコン
に保存ほ ぞ ん
します。
⑥パソコンにマイクロビットを接続せつぞく
し、データを送おく
ります。
35
マイクロビットの下した
の端はし
には、5つのリングがあります。
左ひだり
から、P0端子た ん し
・P1端子た ん し
・P2端子た ん し
・3V端子た ん し
・GND端子た ん し
と呼よ
び
ます。この端子た ん し
は、ワニ口ぐち
クリップなどを使つか
ってスピーカーや
ほかの部品ぶ ひ ん
と接続せつぞく
することができます。
⑦マイクロビットとイルミネーションをつなぎます。
ワニ口ぐち
クリップの配線はいせん
0端子た ん し
にはプラス側がわ
を接続せつぞく
します。
GND端子た ん し
にはマイナス側がわ
を接続せつぞく
します。
デコレーションライトの電池で ん ち
ボックスのプラス側がわ
にマイクロビットのエッジ
コネクタの 0端子た ん し
を、マイナス側がわ
にGND端子た ん し
を接続せつぞく
し、乾電池かんでんち
からではな
くマイクロビットの USB でコンセントにつないで電源でんげん
供 給きょうきゅう
をします。
✤イルミネーションの電池でんち
ボックスのスイッチをONにしておきましょう。
イルミネーション完成かんせい
✤写真しゃしん
のワニ口ぐち
クリップは、子こ
どもたち
が使つか
いやすいように小ちい
さめのクリップ
と導線どうせん
を半田は ん だ
付づ
けした手作て づ く
りのものを
使用し よ う
しています。
36
無線む せ ん
通信つうしん
を使つか
った温度計おんどけい
無線む せ ん
通信つうしん
(Bluetooth)を使つか
って離はな
れた所ところ
にあるマイクロビットの温度お ん ど
を受信じゅしん
しましょう。送信側そうしんがわ
と受信側じゅしんがわ
にマイクロビットが必要ひつよう
なので最低さいてい
2台だい
必要ひつよう
に
なります。
送信側そうしんがわ
のプログラムを作成さくせい
マイクロビット同士ど う し
で通信つうしん
をするには、送信側そうしんがわ
と受信側じゅしんがわ
に専用せんよう
のプログラム
が必要ひつよう
です。同おな
じ無線む せ ん
グループ番号ばんごう
を設定せってい
することで仲間な か ま
同士ど う し
になってくれ
ます。ここでは 1番ばん
としました。
①マイクロビットのアプリを開ひら
き「新あたら
しいプロジェクト」を選えら
びます。
新あたら
しいプロジェクトが開ひら
いたら、プログラムに「温度お ん ど
送信そうしん
」と名前な ま え
を付つ
け
ておきましょう。こうすることで、「送信そうしん
」と「受信じゅしん
」のプログラムを間違ま ち が
え
ずにマイクロビットに送おく
ることができます。
「無線む せ ん
」の「無線む せ ん
のグループを設定せってい
」を選えら
び、「最初さいしょ
だけ」の中なか
に運はこ
びます。
37
②次つぎ
に温度お ん ど
を無線む せ ん
で送信そうしん
します。数値す う ち
を送信そうしん
するには「無線む せ ん
」の「無線む せ ん
で数値す う ち
を送信そうしん
」を選えら
びます。温度お ん ど
は定期的ていきてき
にずっと送信そうしん
する必要ひつよう
があるので「ずっ
と」の中なか
に「無線む せ ん
で数値す う ち
を送信そうしん
」を運はこ
びます。
③送信そうしん
するデータが「0」になっているので、「入 力にゅうりょく
」の「温度お ん ど
」を選えら
ん
で「0」の上うえ
に重かさ
ねて温度お ん ど
に変更へんこう
します。
38
④このままでも温度お ん ど
は送信そうしん
されますが、送信そうしん
データを見み
ることができないので
「基本き ほ ん
」の「数かず
を表示ひょうじ
」を選えら
び、「無線む せ ん
で数値す う ち
を送信そうしん
」の下した
に運はこ
びます。
⑤表示ひょうじ
するデータが「0」になっているので、「 入 力にゅうりょく
」の「温度お ん ど
」を選えら
ん
で「0」の上うえ
に重かさ
ねて温度お ん ど
に変更へんこう
します。
39
⑥温度お ん ど
データは頻繁ひんぱん
に送おく
る必要ひつよう
はないので、「基本き ほ ん
」の「一時い ち じ
停止て い し
(ミリ
秒びょう
)」を「数かず
を表示ひょうじ
」の下した
に運はこ
び、30秒びょう
間隔かんかく
で送信そうしん
できるように、
「100」を「30000」と入 力にゅうりょく
しなおします。
⑦「温度お ん ど
送信そうしん
」のプログラムを保存ほ ぞ ん
し、パソコンから送信側そうしんがわ
のマイクロビッ
トに送おく
り、30秒びょう
間隔かんかく
で温度お ん ど
が表示ひょうじ
されるかを確認かくにん
します。
40
受信側じゅしんがわ
のプログラムを作成さくせい
①「新あたら
しいプロジェクト」を開ひら
き、受信側じゅしんがわ
のプログラムを作成さくせい
します。受信側じゅしんがわ
も送信側そうしんがわ
と同おな
じグループ番号ばんごう
を設定せってい
します。すでにグループを設定せってい
した他た
のマイクロビットが動うご
いている場合ば あ い
、グループ番号ばんごう
が重 複じゅうふく
しているとうま
く動作ど う さ
しません。その時とき
には異こと
なる番号ばんごう
を割わ
り当あ
ててください。
✤はじめにプログラムに「温度お ん ど
受信じゅしん
」と名前な ま え
を付つ
けておきましょう
②次つぎ
に無線む せ ん
で温度お ん ど
データを受う
け取と
ったらLEDに温度お ん ど
を表示ひょうじ
する部分ぶ ぶ ん
を作成さくせい
します。「最初さいしょ
だけ」の少すこ
し下した
の方ほう
に「無線む せ ん
」の「無線む せ ん
で受信じゅしん
したとき
receivedNumber」を運はこ
びます。
41
③次つぎ
に受信じゅしん
した温度お ん ど
をLEDに表示ひょうじ
します。
「無線む せ ん
で受信じゅしん
したとき」の中なか
に「基本き ほ ん
」の「数かず
を表示ひょうじ
」を運はこ
びます。
④表示ひょうじ
するデータが「0」になっているので、「変数へんすう
」の「receivedNumber」
を選えら
んで「0」の上うえ
に重かさ
ねて「receivedNumber」に変更へんこう
します。
このままでも温度お ん ど
を表示ひょうじ
できますが、「論理ろ ん り
」の条 件じょうけん
判断はんだん
を追加つ い か
して顔かお
が表示ひょうじ
されるようにしてみましょう。
⑤「数かず
を表示ひょうじ
」の下した
に「論理ろ ん り
」の「もし< 真まこと
>なら~でなければ~」を運はこ
びます。
42
⑥受信じゅしん
した数値す う ち
が 15 より小ちい
さい場合ば あ い
には、アイコン表示ひょうじ
で困こま
った顔かお
が、大おお
き
い場合ば あ い
には笑顔え が お
が表示ひょうじ
されるように、「論理ろ ん り
」の「<0<▼0〉」と<真まこと
>を入い
れ替か
え、条 件じょうけん
に合あ
うアイコン表示ひょうじ
を運はこ
びます。
43
⑦受信側じゅしんがわ
のマイクロビットにプログラムを転送てんそう
します。
温度お ん ど
を受信じゅしん
できればLEDに値あたい
や顔かお
が表示ひょうじ
されます。
送信側そうしんがわ
受信側じゅしんがわ
✤温度お ん ど
の数値す う ち
は、送信側そうしんがわ
と受信側じゅしんがわ
で同時ど う じ
に表示ひょうじ
されますが、30秒びょう
間隔かんかく
で
送信そうしん
されるため、次つぎ
のデータを受信じゅしん
するまで受信側じゅしんがわ
は顔かお
のアイコンが表示ひょうじ
されています。
受信側じゅしんがわ
のマイクロビットはアイロンビーズで作つく
った家いえ
に入はい
っています。
44
参考文献 テキスト作成にあたり参考にさせて頂きました
micro:bit ではじめるプログラミング
―親子で学べるプログラミングとエレクトロニクス
スイッチエデュケーション編集部 (著)
micro:bit であそぼう!
たのしい電子工作&プログラミング
高松 基広 (著)
親子で一緒につくろう!
micro:bit ゲームプログラミング
(ぼうけんキッズ)
TENTO (監修)
橋山 牧人 (著)
澤田 千代子 (著)