第2学年体育 臨時休業期間中の課題について · 第2学年体育...
TRANSCRIPT
2020.5.20
第2学年体育 臨時休業期間中の課題について
課題について問合せがありますが、必ず最後まで目を通して取り組んでください。
臨時休業期間中の体育の実技による怪我等は学校での補償対象にならないことが神奈川県
から発表されました。体育の課題については、教科書・ノートのみです。
前回までの実技課題については、行わないようにしてください。
健康の保持・増進のために
各自、怪我等に留意してできる範囲で体を動かしましょう!
課題ではありませんが、運動例として動画を作成したので参考にしてください。
*動画は無断転載・転用禁止。
下記のURLから運動例がみれます。(学校で割り振られた Googleのアカウントでログインしてください)
トレーニング例2解説(トレーニング例2の前に、こちらを見てください。)
https://drive.google.com/file/d/1Hfw1FZJj6dVmqykKe25vn7w4f6S7qfVN/view?usp=sharing
トレーニング例2
https://drive.google.com/file/d/1MZvrstGzV3_RTJQj4Cdgggq4Yv9zaeR3/view?usp=sharing
ストレッチ例1
https://drive.google.com/file/d/1XwLg3tKqaV7bVNzU-kXWWiURSVKP-nM2/view?usp=sharing
課 題 教科書 P, 148~149を参考にし、現代高等保健体育ノートの P, 126~127を完成させる。
P,127 NOTE欄は、調べ学習をした内容を記載する。
NOTE欄 調べ学習の内容(ノートがある人は P,127に記載)
・単元の中で興味のあるテーマ、キーワードを1~2個決める。
・テーマ、キーワードについて調べる。
・単元を通して学んだことを自分の意見を含めてまとめる。
提出日 休業期間明けの最初の授業
*休業中の成果については、提出物やテスト等で評価をする予定です。
*現代高等保健ノートがない場合は、レポート用紙・ルーズリーフ等を使用する。(別紙参照)
*現代高等保健ノートがあるが、別紙に書いてしまった人は NOTE欄に書き写すか、貼り付けて
提出してください。
148
5
10
15
❶ 抵抗力,防衛体力ということもある。
❷ p.174「サイバネティックス」の項参照。
❸ ストライド走法あるいはピッチ走法などのこと。
1 運動・スポーツにおける技能と体力の関係1 体力の構成要素 私たちが生存し活動するために体に備わった能力を体力といいます。体力には,環境に働きかけて積極的によりよく生きてゆく
ために必要な行動力と,生存のために最小限必要な生存力❶とがあります図1 。行動力が高いほど運動能力は高く,行動も活発になり,生存力が高い
ほど,疲れにくく,病気にかかりにくくなります。また,行動力には,筋活
動によって発揮されるエネルギーの大きさを決める能力(エネルギー的体
力)と,そのエネルギーの使い方を調整する能力(サイバネティックス的体
力❷)とがあり,スポーツ種目によって,求められる要素が異なります 図2 。
2 技能と体力との関係 体力にはさまざまな要素があります。各スポーツ種目に求められる技能とは,これらの体力要素を,実施したい技術に応じ
た割合で組み合わせることによってつくりあげられた,その技術の実施能力
です。たとえば,長距離走の技能は持久力という体力要素と走り方(技術❸)
にかかわるコントロール能力(調整力)という体力要素が組み合わさったも
のであり,職人の技能は,筋力という体力要素と手仕事(技術)の正確さや
持続性を生み出すコントロール能力という体力要素が組み合わさったもので
す。体の動きを効果的におこなうためには,トレーニングによって体力を高
め,技術を練習して技能を高める必要があります。
技能と体力 運動やスポーツを効果的におこなうためには,目的に合った体力や技能が必要です。では,体力と技能にはどのような関係があるのでしょうか。体力や技能を高めるためには,どのような点に気をつければよいのでしょうか。
図1 体力の構成要素
体力
行動力
生存力
エネルギー的体力
サイバネティックス的体力 運動を調整する能力(調整力,柔軟性)
身体組織・器官の性能
体温調節機能
病原体に対する抵抗力
運動を発現する能力(筋力,パワー)
運動を持続する能力(持久力)
2.運動・スポーツの学び方 149
4技能と体力
❹ 粘土などのように,力が加わると変形し,力が加わらなくなってももとの形に戻らない性質をいう。ゴムのように,力が加わらなくなるともとに戻る性質を弾性という。
5
10
15
20
2 練習とトレーニングの原理と原則1 練習とトレーニングの基本原理 練習やトレーニングによって技能や体力を向上させるためには,それまでにおこなっていた運動より難度や強
度が高い運動をおこなう必要があります。これをオーバーロード(過負荷)の原理といいます。脳や筋肉は環境の変化に適応して自分をつくり変える能力(可
か
塑そ
性❹)が高いので,それまでより高い負荷(オーバーロード)が与
えられると,最初は難しい,きついと感じますが,しだいにその状態に適応
して変化し,難しさやきつさを感じなくなります。難度や強度の高い運動を
おこなうと,疲労によって体の機能は一時的に低下しますが,適度な休養を
とることによって前よりも高いレベルにまで回復(超回復)するため,適応がおこるのです 図3 。また,この適応のしかたは動作パターンや負荷条件に
対応した性質(特異性)を示すことをふまえ,練習やトレーニングを考える
ことが重要です。
2 練習とトレーニングの効果をあげるための5原則 おこなおうとしている練習やトレーニングの目的は何なのかを意識して(意識性),その個人の能力や特性に応じた練習やトレーニングをおこなう必要があります(個別性)。また,練習やトレーニングにあたっては,心身の機能が調和を保ちながら全面的に高まるようにすること(全面性),そして,規則的に繰り返すことが重要です(反復性)。さらに,練習やトレーニングの効果があらわれるには時間がかかるので,技能や体力の向上のようすをみながら,無理を
しないで練習やトレーニングの内容を徐々に高めていく必要があります(漸ぜん
進しん性)。
考えてみよう
「休む時間を惜しんで熱心に練習やトレーニングに打ち込む」ことのよい面と悪い面について考えてみよう。
図2 行動力の構成要素とスポーツ種目
体力
トレーニング練習・
低下
回復
超回復
図3 超回復の模式図
エネルギー的体力・サイバネティックス的体力の両方が重要なスポーツ
マラソン,長距離走,短距離走,重量挙げ,砲丸投げなど
サッカー,ラグビー,バスケットボールなどの球技,柔道,剣道など
エネルギー的体力がとくに重要なスポーツ
サイバネティックス的体力がとくに重要なスポーツ
体操,フィギュアスケート,ゴルフ,ボウリングなど
現代高等保健体育ノートがない人 記入例
(ある人は NOTE欄に記載)
レポート内容
①テーマ、キーワードについて調べた内容
②単元についての感想または、調べた内容についての考察など
*レイアウトは自由
*調べた内容と感想などを含めて23行(保健ノートの NOTE欄と同じ)程度に収める
A4レポート用紙 記入例
R 出席番号 番 氏名
テーマ又はキーワード ( 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 )
調べた内容
感想又は考察