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AN1625 AP-RZA2-0A FreeRTOS™サンプルプログラム解説 ©2020 ALPHA PROJECT Co.,LTD
1. 概要 ...................................................................................................... 2
1.1 概要 .......................................................................................................................... 2 1.2 動作モード .................................................................................................................. 2 1.3 開発環境について ......................................................................................................... 4 1.4 ワークスペースについて................................................................................................. 4
2. サンプルプログラムの構成 .......................................................................... 5
2.1 フォルダ構成 ............................................................................................................... 5 2.2 ファイル構成 ............................................................................................................... 5
3. AP-RZA2-0A サンプルプログラム ............................................................... 7
3.1 ビルド・デバッグ方法 ................................................................................................... 7 3.1.1 プロジェクトのインポート ....................................................................................... 7 3.1.2 プロジェクトのビルド ............................................................................................. 9 3.1.3 RAM 上でのデバッグ .............................................................................................. 10 3.1.4 ROM 上でのデバッグ ............................................................................................. 14
3.2 動作説明 .................................................................................................................... 18 3.2.1 サンプルプログラム概要 ......................................................................................... 18 3.2.2 USB ホスト動作 .................................................................................................... 19 3.2.3 ネットワーク通信動作 ............................................................................................ 19 3.2.4 LCD 表示動作 ....................................................................................................... 22 3.2.5 タッチ動作 .......................................................................................................... 23 3.2.6 コマンドモード動作 ............................................................................................... 25
3.3 RAM 動作時のメモリマップ ........................................................................................... 26 3.4 ROM 動作時のメモリマップ ........................................................................................... 28
AP-RZA2-0A
FreeRTOS™サンプルプログラム解説 1.3 版 2020年06月01日
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1. 概要
1.1 概要
本アプリケーションノートでは、AP-RZA2-0A に付属するサンプルプログラムについて解説します。
本サンプルプログラムの概要を以下に記します。
1.2 動作モード
本サンプルプログラムは、AP-RZA2-0A で動作します。CPU 動作モードは下記のようになっています。
モードの設定方法等につきましては、「AP-RZA2-0A ハードウェアマニュアル」をご覧ください。
なお、下記条件以外で動作させる場合には、ソースファイルやコンパイラオプションなどを変更する必要があります。
RAM 動作をする場合
ブートモード : SD カードからブート
ROM 動作をする場合
ブートモード : QSPI シリアル FlashROM からブート
サンプルプログラム 動作内容
FreeRTOS サンプルプログラム ・FreeRTOS
・シリアル通信
・Ethernet 通信
・USB ホスト通信
・タイマ割り込み
・CMOS カメラ入力
・MIPI カメラ入力
・LCD 出力
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JP8
JSW1
JSW2
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CPU ボードの設定を製品出荷時の設定とし、使用方法に合わせて以下の各ジャンパ・スイッチの設定を行ってください。
1.3 開発環境について
本サンプルプログラムは統合開発環境 e2 studio を用いて開発されています。
サンプルプログラムに対応する開発環境、コンパイラ、デバッガのバージョンは次のとおりです。
ソフトウェア バージョン 備考
e2 studio 7.3.0 -
GCC ARM Embedded 6.3.1.20170620 -
デバッガ バージョン 備考
J-Link 6.40 Segger Microcontroller Systems 社
1.4 ワークスペースについて
本サンプルプログラムのプロジェクトフォルダは次のフォルダに格納されています。
サンプルプログラム フォルダ
FreeRTOS
サンプルプログラム
プロジェクトフォルダ
\sample\ap_rza2_0a_freertos
<JSW1 設定>
SPI :QSPI シリアル FlashROM からブート
SD :SD カードからブート
・JSW1
SD - SPI
BO
OT
・JSW2
JSW2
USB SEL
FU
NC
- HO
ST
<JSW2 設定>
HOST :USB CH0 を HOST として使用
FUNC :USB CH0 を FUNCTION として使用
・JP8
JP8
<JP8 設定>
オープン :CMOS カメラにクロックを供給しない(出荷時設定)
短絡 :CMOS カメラにクロックを供給する
※半田ジャンパの設定に関しては、ハードウェアマニュアルを
ご覧ください。
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2. サンプルプログラムの構成
2.1 フォルダ構成
サンプルプログラムは下記のようなフォルダ構成になっています。
sample
ap_rza2_0a_freertos サンプルプログラムプロジェクトフォルダ
.setting プロジェクト環境設定フォルダ
generate e2 studio で自動生成したファイル格納フォルダ
・・・
HardwareDebug RAM 動作用ワークフォルダ
Release ROM 動作用ワークフォルダ
src ソースファイルフォルダ
freertos FreeRTOS フォルダ
・・・
freertos-demos FreeRTOS サンプルアプリケーションフォルダ
・・・
renesas アプリケーションフォルダ
・・・
user_prog アプリケーションフォルダ
・・・
2.2 ファイル構成
サンプルプログラムは以下のファイルで構成されています。
<\sample フォルダ内>
ap_rza2_0a_freertos ・・・ AP-RZA2-0A FreeRTOS サンプルプログラムプロジェクト
フォルダ
<\sample\ap_rza2_0a_freertos フォルダ内>
.cproject ・・・ CPROJECT ファイル
.project ・・・ PROJECT ファイル
Makefile.targets ・・・ Make ファイル
ap_rza2_0a_freertos
HardwareDebug.jlink
・・・ RAM デバッグ用ファイル
ap_rza2_0a_freertos
Release.jlink
・・・ ROM デバッグ用ファイル
ap_rza2_0a_freertos.scfg ・・・ スマートコンフィギュレータファイル
<\sample\ap_rza2_0a_freertos\generate フォルダ内>
linker_script_ram.ld ・・・ RAM 動作用リンカスクリプトファイル
linker_script_rom.ld ・・・ RAM 動作用リンカスクリプトファイル
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<\sample\ap_rza2_0a_freertos\HardwareDebug フォルダ内>
ap_rza2_0a_freertos.map ・・・ サンプルプログラム RAM 動作用マップファイル
ap_rza2_0a_freertos.srec ・・・ サンプルプログラム RAM 動作用モトローラファイル
ap_rza2_0a_freertos.elf ・・・ サンプルプログラム RAM 動作用 elf ファイル
コンパイル後フォルダが生成され、フォルダ下にオブジェク
トファイル等が生成されます。
<\sample\ap_rza2_0a_freertos\Release フォルダ内>
ap_rza2_0a_freertos.map ・・・ サンプルプログラム ROM 動作用マップファイル
ap_rza2_0a_freertos.bin ・・・ サンプルプログラム ROM 動作用バイナリファイル
ap_rza2_0a_freertos.elf ・・・ サンプルプログラム ROM 動作用 elf ファイル
コンパイル後フォルダが生成され、フォルダ下にオブジェク
トファイル等が生成されます。
<\sample\ap_rza2_0a_freertos\src\user_prog フォルダ内>
lcdkit ・・・ LCD-KIT ドライバフォルダ
riic ・・・ RIIC 処理ファイルフォルダ
ap_rza2_0a.c ・・・ アプリケーションファイル
ap_rza2_0a.h ・・・ アプリケーションヘッダファイル
common.c ・・・ 共通ファイル
common.h ・・・ 共通ヘッダファイル
lcdkit_app.c ・・・ LCD-KIT アプリケーションファイル
lcdkit_app.h ・・・ LCD-KIT アプリケーションヘッダファイル
main.c ・・・ Main ファイル
sci_task.c ・・・ SCI 処理ヘッダファイル
sci_task.h ・・・ SCI 処理ヘッダファイル
usbh_task.c ・・・ USB ホスト処理ファイル
usbh_task.h ・・・ USB ホスト処理ヘッダファイル
sdram_init.c ・・・ SDRAM 初期化ファイル
hyperram_init.c ・・・ HyperRAM 初期化ファイル
<\sample\ap_rza2_0a_freertos\src\renesas\application フォルダ内>
common ・・・ common フォルダ
inc ・・・ インクルードファイルフォルダ
app.c ・・・ ネットワークアプリケーションファイル
entropy_hardware_poll.c ・・・ Entropy Hardware 処理ファイル
fat_if.c ・・・ FAT インタフェースファイル
freertos_usr_func.c ・・・ FreeRTOS ユーザ定義処理ファイル
helper.c ・・・ FreeRTOS ユーザ定義処理ファイル
r_bcd_camera.c ・・・ カメラアプリケーションファイル
r_bcd_lcd.c ・・・ LCD アプリケーションファイル
r_usb_hmsc_apl.c ・・・ USB HMSC アプリケーションファイル
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3. AP-RZA2-0A サンプルプログラム
3.1 ビルド・デバッグ方法
3.1.1 プロジェクトのインポート
① e2 studio を起動し、メニューバーの[ファイル]→[インポート]を選択します。
② [既存のプロジェクトをワークスペースへ]を選択し[次へ]を選択します。
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③ [ルート・ディレクトリーの選択]を選択し、[参照]からサンプルプログラムのフォルダを選択した後、
[終了]を選択します。
④ ナビゲータウィンドウにサンプルプログラムのプロジェクトが追加されていることを確認します。
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3.1.2 プロジェクトのビルド
① ツールバーからビルドアイコンを選択します。 アイコン横の矢印をクリックすることでコンフィグレーションごとのビルドが可能です。
構成が HardwareDebug の場合、\HardwareDebug ワークフォルダに RAM 動作用のオブジェクトファイルが、
Release の場合、\Release ワークフォルダ内に ROM 動作用のオブジェクトファイルが生成されます。
e2 studio の詳細な使用方法に関しては e2 studio のマニュアルを参照してください。
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3.1.3 RAM 上でのデバッグ
① [「デバッグ」 パースペクティブ]をクリックし、デバッグ画面へ移行します。
② ツールバーからデバッグアイコンを選択します。 アイコン横の矢印をクリックすることでデバッグの構成設定が可能です。 本書ではデバッグ構成を新規作成する手順を解説します。
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③ [Renesas GDB Hardware Debugging]を選択した後、構成を新規作成します。
④ [接続]タブを開き、[名前]・[プロジェクト]・[C/C++ アプリケーション]を設定します。
設定例は以下の画面をご参考ください。
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⑤ [Debugger]タブを選択し、
[Debugger hardware]に [J-Link ARM]、Target Device に [R7S921053]を選択し、
同時に [Connection Settings]タブの接続設定をすべて「いいえ」に設定してください。
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⑥ 「適用」ボタンを押して構成を保存した後、ボードに電源を投入してから「デバッグ」ボタンを押します。
⑦ デバッガがターゲットに接続された後、デバッグを行います。
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3.1.4 ROM 上でのデバッグ
ROM デバッグを行う際には、事前にアプリケーションノート
「AN1628 AP-RZA2-0A シリアル FlashROM の書き込み方法」を参考に、
ボード上のシリアルフラッシュに ROM デバッグ用サンプルプログラムを書き込む必要がございます。
① [「デバッグ」 パースペクティブ]をクリックし、デバッグ画面へ移行します。
② ツールバーからデバッグアイコンを選択します。 アイコン横の矢印をクリックすることでデバッグの構成設定が可能です。 本書ではデバッグ構成を新規作成する手順を解説します。
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③ [Renesas GDB Hardware Debugging]を選択した後、構成を新規作成します。
④ [接続]タブを開き、[名前]・[プロジェクト]・[C/C++ アプリケーション]を設定します。
設定例は以下の画面をご参考ください。
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⑤ [Debugger]タブを選択し、
[Debugger hardware]に [J-Link ARM]、Target Device に [R7S921053]を選択し、
同時に [Connection Settings]タブの接続設定をすべて「いいえ」に設定してください。
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⑥ [Startup]タブを選択し、
[イメージとシンボルをロード]設定内の [ロード・タイプ]を [シンボルのみ]に設定します。
⑦ 「適用」ボタンを押して構成を保存した後、ボードに電源を投入してから「デバッグ」ボタンを押します。
⑧ デバッガがターゲットに接続された後、デバッグを行います。
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3.2 動作説明
3.2.1 サンプルプログラム概要
サンプルプログラムは、下記の動作を行います。
● SCI4 で最初の受信を行うまで、5 秒ごとに SCI4 へメッセージを送信します。
受信後はメッセージ送信を止め、SCI4 でエコーバックを行います。(送受信割り込み使用)
シリアルの設定は、115200bps、ビット長 8、パリティなし、ストップビット 1、フロー制御なしです。
動作確認は、ホスト PC 上のターミナルソフト(ハイパーターミナル等)を使用してください。
● USB ホストに USB メモリを接続すると、USB メモリにテキストファイルを書き込みます。
※ USB ホスト動作については後述の「3.2.2 USB ホスト動作」を参照してください。
● Ethernet でエコーバックを行います。
※ ネットワーク動作については後述の「3.2.3 ネットワーク通信動作」を参照してください。
● LD2(緑の LED)を 1000msec 周期で点滅させます。
また、LD1(緑の LED)を 500msec 周期で点滅させます。
● 拡張 I/O ポートより方形波を出力します。周期とピン番号を下記の表に示します。
タイミングの生成は OS 機能を使用します。
● LCD 画面上にカラーバー画像、あるいは、カメラ画像を表示します。
また、LCD-KIT のハードボタンを押すことで以下の 3 つのモードに切り替えることができます。
(サンプルプログラム開始時は SW2 を押したときに切り替わる「タッチ確認モード」が動作します。)
・SW1:音声確認モード
・SW2:タッチ確認モード
・SW3:輝度確認モード
※ LCD の表示については後述の「3.2.4 LCD 表示動作」を参照してください。
※ LCD-KIT の操作については後述の「3.2.5 タッチ動作」を参照してください。
※ カメラ画像の表示については後述の「3.2.6 コマンドモード動作」内の「CMOS カメラモード」、
「MIPI モード」を参照してください。
● シリアル通信において、ターミナルソフトからコマンドを送信することで、コマンドモードに移行すること
ができます。
使用できるコマンドは以下の通りです。
***USBH ・・・ USB Host モード
***ETHER ・・・ Ethernet モード
***CMOS ・・・ CMOS カメラ モード
***MIPI ・・・ MIPI カメラモード
*** ・・・ 各モード終了
※ コマンドモード動作については、後述の「3.2.6 コマンドモード動作」を参照してください。
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方形波出力端子一覧
ピン番号 ピン名 周期 備考
CN1.57 PB_3/CS0/DV0_DATA2/LCD0_DATA21/SSIDATA2/CTS0 1000msec
CN1.58 PB_2/BS/DV0_DATA3/LCD0_DATA20/SSIBCK1/POE0 1000msec
CN2.26 PB_0/A24/DV0_DATA5/LCD0_DATA18/SSITXD1/POE8 500msec
CN2.27 PB_1/A25/DV0_DATA4/LCD0_DATA19/SSIFS1/POE4 500msec
3.2.2 USB ホスト動作
本サンプルプログラムはルネサスエレクトロニクス株式会社提供の FAT ファイルシステムドライバを移植しています。
USB ホストサンプルでは FAT ファイルシステムを利用して、USB メモリにテキストファイルの書き込みを行います。
以下の手順に従い、USB デバイス接続時の動作を確認してください。
① CPU ボードに電源を投入し、サンプルプログラムを起動します。
② CPU ボードの USB ホストポート(CN4)に USB メモリを挿入します。
③ USB メモリを挿入すると、USB メモリにテキストファイルが書き込まれます。
④ PC に USB メモリを挿入し、USB メモリのルートディレクトリにテキストファイルが作成されていることを確認します。
作成されたファイルは、CH0 に挿入した場合は「USBTEST0.TXT」、CH1 に挿入した場合は「USBTEST1.TXT」です。
⑤ 作成されたテキストファイルを開き、内容が書き込まれていることを確認します。
CH0 に挿入した場合は、文字列「ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ」(26 文字)が 10 行分(改行コード\r\n)、
CH1 に挿入した場合は、文字列「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」(26 文字)が 10 行分(改行コード\r\n)、
が書き込まれています。
⑥ 以上で USB デバイス接続時の動作確認は終了です。
3.2.3 ネットワーク通信動作
● 推奨環境
本サンプルプログラムに実装されたネットワーク通信の確認に必要な推奨環境は以下の通りです。
ホスト PC PC/AT 互換機
OS Windows 7/8/10
LAN ポート 10/100BASE-TX 以上対応の LAN ポート
LAN ケーブル クロスケーブル
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● ネットワーク設定
本 CPU ボードのネットワーク設定は以下の通りです。
IP アドレス 192.168.1.101
サブネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 192.168.1.0
ポート番号 50000
MAC アドレス 00-0C-7B-4B-XX-XX
※ XX-XX の値は製品ごとに異なります。
上記設定のうち、IP アドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ・ポート番号・MAC アドレスの設定は、
サンプルプログラム内の「\Sample\ap_rza2_0a_freertos\src\user_prog\ap_rza2_0a.h」で定義しています。
各設定の定義は以下の通りです。
CPU ボードの設定 通信相手の設定
IP アドレス AP_SAMPLE_IP_ADDR0 ~ 3 AP_SAMPLE_TARGET_ADDR0 ~ 3
サブネットマスク AP_SAMPLE_NET_MASK0 ~ 3 -
ゲートウェイ AP_SAMPLE_GW_ADDR0 ~ 3 -
ポート番号
(Server 時)
AP_SAMPLE_SERVER_PORT AP_SAMPLE_SERVER_PORT
MAC アドレス AP_SAMPLE_MAC_ADDR0 ~ 5 -
MAC アドレスは、各 CPU ボードに割り振られた番号を設定してください。
また、MAC アドレスは EEPROM の先頭 6Byte に格納されています。
アドレス(CH0) 格納値
先頭アドレス + 0x00 0x00
+ 0x01 0x0C
+ 0x02 0x7B
+ 0x03 0x4B
+ 0x04 0xXX
+ 0x05 0xXX
※ 0xXX の値は製品ごとに異なります
本製品の MAC アドレスは、弊社が米国電気電子学会(IEEE)より取得したアドレスとなります。
MAC アドレスを変更される際は、お客様にて IEEE より MAC アドレスを取得し、設定してください。
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● ネットワーク動作内容
本サンプルプログラムでは、「\Sample\ap_rza2_0a_freertos\src\user_prog\ap_rza2_0a.h」内の定義
「#define ETHERNET_TCP_SERVER (0)
#define ETHERNET_TCP_CLIENT (0)」(21-22 行目)
を変更することで、TCP 通信(Server / Client)を行うことができます。
デフォルトでは TCP 通信をしない設定になっておりますので、ネットワーク動作を確認する場合は、
以下のように変更してください。
その後、e2 studio 上で必ずプロジェクトの再ビルドを行ってください。
・ネットワーク動作をしない ・・・ 「#define ETHERNET_TCP_SERVER (0)
#define ETHERNET_TCP_CLIENT (0)」
・TCP 通信 Server 動作 ・・・ 「#define ETHERNET_TCP_SERVER (1)
#define ETHERNET_TCP_CLIENT (0)」
・TCP 通信 Client 動作 ・・・ 「#define ETHERNET_TCP_SERVER (0)
#define ETHERNET_TCP_CLIENT (1)」
ネットワーク動作の確認は、以下の手順に従い行ってください。
① LAN クロスケーブルを用い、CPU ボードの LAN コネクタ(CN6)とホスト PC を接続します。
LAN クロスケーブルを接続していない場合、リンクできないため、プログラムが進行しなくなります。
② ホスト PC 上でネットワークの設定を行います。
CPU ボードの設定に合わせるため、ホスト PC のネットワーク設定を下記の内容に変更してください。
IP アドレス 192.168.1.101
サブネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 192.168.1.0
③ CPU ボードに電源を投入し、サンプルプログラムを動作させます。
④ ホスト PC 上でネットワーク通信が可能なターミナルソフト(ハイパーターミナルなど)を起動し、
通信を行います。
ターミナルソフトでの通信設定は、以下のように行ってください。
PC 側の設定 IP アドレス 192.168.1.100
ポート番号 50000 ※
接続先の設定
(CPU ボード側)
IP アドレス 192.168.1.101
ポート番号 50000 ※
※ TCP 通信 Server 動作時には PC 側で指定のポート番号で TCP Server を
起動してください。
TCP 通信 Client 時には PC 側は指定のポート番号にコネクトするように
してください。
⑤ ターミナルソフト上で接続が確認できましたら、任意のパケットを送信してください。
エコーバック動作が確認できれば終了です。
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3.2.4 LCD 表示動作
本サンプルプログラムは、デフォルトで LCD-KIT と非接続で動作するように設定されています。
LCD-KIT-B01、LCD-KIT-B02、LCD-KIT-C01、LCD-KIT-D02 上で動作を確認したい場合は、
下記ソースコードの赤字の値を「LCD_KIT_B01」、「LCD_KIT_B02」、「LCD_KIT_C01」、「LCD_KIT_D02」に変更し
てください。
その後、e2 studio 上で必ずプロジェクトの再ビルドを行ってください。
\sample\ap_rza2_0a_freertos\src\user_prog\lcdkit\lcdkit.h(37 行目)
#define LCD_KIT_SELECT (LCD_KIT_NONE)
AP-RZA2-0A と接続した LCD-KIT と、プロジェクトで設定した使用 LCD-KIT に相違がないように
マクロの変更とビルドには十分ご注意ください。
※LCD-KIT-C01 を使用する時はサンプルプログラム起動後、キャリブレーション処理を行います。
LCD-KIT-C01 は、抵抗膜式タッチパネル付き LCD ボードです。
静電容量式の LCD キットとは異なり、キャリブレーション処理を行う必要があります。
LCD-KIT-C01 使用時にサンプルプログラムを実行すると、画面左上に赤色のポインタが表示されます。
ユーザはそのポインタに対してタッチ&リリースをしてください。
その後も順に右上、左下、右下の順にポインタが表示されますので、同様にユーザは各ポインタに対してタッチ&リリースを
してください。
画面に対して四回タッチ&リリースをするとキャリブレーション処理は終了です。
その後の動作は静電容量式の LCD キットと同様です。
・キャリブレーション処理の補正は、リリースする直前のタッチ情報を基に計算されます。
・LCD-KIT-C01 はマルチタッチに対応していません。同時に複数箇所に触れると誤動作する場合があります。
① ②
③ ④
LCD-KIT-C01
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3.2.5 タッチ動作
LCD 表示を有効にして、AP-RZA2-0A と LCD-KIT を接続した場合、以下の動作を行います。
● LCD 画面にカラーバーを表示します。
LCD-KIT のハードボタンを押すことで以下の 3 つのモードに切り替えることができます。
(サンプルプログラム開始時は SW2 を押したときに切り替わる「タッチ確認モード」が動作します。)
・SW1:音声確認モード
・SW2:タッチ確認モード
・SW3:輝度確認モード
音声確認モード
LCD-KIT の SW1 を押すことで音声確認モードが動作します。
本モードでは、画面上部に三つのボタンを表示します。ユーザは各ボタンをタッチすることでボタンに対応した音声を再
生することが可能です。
LCD-KIT の種類
タップボタン LCD-KIT-B01/B02/C01 LCD-KIT-D01/D02
左ボタン(Ⅰ) ビープ音を 1 秒間再生(低音) 「ピンポーン」という音声再生
中央ボタン(Ⅱ) ビープ音を 1 秒間再生(中音) 「ブブー」という音声再生
右ボタン(Ⅲ) ビープ音を 1 秒間再生(高音) 「ありがとうございました」という音声再生
SW1 押す
Ⅰ Ⅱ Ⅲ
SW1 : ピンポーン SW2 : ブブー SW3 : ありがとうございました
LCD-KIT-D02 の場合
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タッチ確認モード
サンプルプログラムの起動直後、あるいは、LCD-KIT の SW2 を押すことでタッチ確認モードが動作します。
本モード中に LCD-KIT の画面をタッチすると四角形のカーソルを表示します。
また、LCD-KIT によってはマルチタッチが可能です。複数タッチすることで異なる色(青、赤、黄、緑、白の順)のカ
ーソルが表示されます。
各 LCD-KIT で、同時にタッチ可能な数は異なります。以下の表を参照してください。
LCD-KIT マルチタッチ可否
LCD-KIT-B01/B02 ○(2 点)
LCD-KIT-C01 ×(1 点のみ)
LCD-KIT-D02 ○(5 点)
輝度確認モード
LCD-KIT の SW3 を押すことで輝度確認モードが動作します。
本モードでは、画面下部に長方形の輝度調節スペースを表示します。
ユーザは輝度調節スペースをタッチすることで画面輝度を変更できます。輝度調節スペースの右端が画面輝度 100%、左
端が画面輝度 0%です。
輝度を変更後に LCD-KIT の SW1, 2, 3 を押すと、輝度は 100%に戻ります。
SW3 押す
輝度 0% 輝度 100%
SW2 押す
ポインタ
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3.2.6 コマンドモード動作
本サンプルプログラムでは、シリアル通信を用いてコマンドを送信することで、コマンドモードに移行することができます。
コマンド 説明
***USBH USB ホスト動作をシリアル通信(SCI)で通知します。
USB メモリ 接続時・・・・・・・・・・・・・・・・・・「USBx CONFIGURED」
USB メモリ 抜去時・・・・・・・・・・・・・・・・・・「USBx DETACH」
ファイル書き込み・読み出し完了時・・・「USBx Write&Verify OK」
その他の機能は通常通りエコーバック等の動作を行います。
※"x"には USB メモリを挿入したチャネル番号が入ります。
***ETHER Ethernet のネットワーク通信のエコーバックを中断し、
Ethernet ⇔ シリアル通信(SCI) の通信を行います。
<例>SCI で「A」を受信、Ethernet に「A」を送信
***CMOS LCD-KIT に表示する画像を CMOS カメラ(弊社製 VS-CAM-01)から取得した画像に
変更します。
※VS-CAM-01 動作には、AP-RZA2-0A の JP8 を短絡する必要があります。
JP8 は出荷時には未短絡ですので、ハードウェアマニュアルを参考に設定を変更
してご使用ください。
***MIPI LCD-KIT に表示する画像を MIPI カメラから取得した画像に変更します。
*** コマンドモードを終了し、次のコマンドを受け付けできるようになります。
コマンドの受信は、前の文字の受信から 5 秒以上経過すると、コマンド受信がリセットされます。
<例>OK:「**」受信・・・4 秒経過・・・「*」受信 ⇒ 「***」として認識
NG:「**」受信・・・5 秒経過・・・コマンド受信リセット・・・「*」受信 ⇒ 「*」しか受け付けていない扱い
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3.3 RAM 動作時のメモリマップ
メモリマップを以下に示します。
H'FFFF_FFFF IO 領域
H'FFFF_0000
H'FFFE_FFFF 予約領域
H'FD00_0000
H'FCFE_FFFF IO 領域
H'FCFF_0000
H'FCFD_FFFF 予約領域
H'FC04_0000
H'FC03_FFFF IO 領域
H'FC00_0000
H'FBFF_FFFF 予約領域
H'F000_2000
H'F000_1FFF Cortex A9 プライベート
領域
H'F000_0000
H'EFFF_FFFF 予約領域
H'EB00_0000
H'EAFF_FFFF IO 領域
H'EA00_0000
H'E9FF_FFFF 予約領域
H'E824_0000
H'E820_FFFF IO 領域
H'E822_0000
H'E81F_FFFF 予約領域
H'E805_0000
H'E801_FFFF IO 領域
H'803FFFFF VRAM
H'E802_0000 H'80280000
H'DFFF_FFFF 予約領域
H'8037FFFF UNCHACHED_RAM
H'E000_0000 H'80200000
H'803F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ4
H'801FFFFF CAM_RAM
H'8030_0000 H'8016A000
H'802F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ3
H'80157FFF ROM
H'8020_0000 H'80038000
H'801F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ2
H'80037FFF STACK
H'8010_0000 H'80028000
H'800F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ1
H'80027DFF HARDWARE_INIT_RAM
H'8008_0000 H'80024000
H'8007_FFFF 大容量内蔵RAM ページ0 H'80023FFF MMU_PAGE_TABLE
H'8000_0000 H'80020000
H'7FFF_FFFF
予約領域
H'7000_0000
H'6FFF_FFFF OctaRAM™空間
H'6000_0000
H'5FFF_FFFF OctaRAM™空間
H'5000_0000
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H'4FFF_FFFF HyperRAM™空間
H'4000_0000
H'3FFF_FFFF HyperRAM™空間
H'3000_0000
H'2FFF_FFFF SPI マルチ I/O バス空間
H'2000_0000
H'1FFF_FFFF 予約領域
H'1F80_9000
H'1F80_8FFF IO 領域
H'1F80_8000
H'1F80_7FFF 予約領域
H'1F80_1000
H'1F80_0FFF IO 領域
H'1F80_0000
H'1F7F_FFFF 予約領域
H'1F40_2000
H'1F40_1FFF IO 領域
H'1F40_1000
H'1F3F_FFFF 予約領域
H'1F40_0000
H'1F00_2FFF IO 領域
H'1F00_3000
H'1BFF_FFFF 予約領域
H'1C00_0000
H'17FF_FFFF CS5 空間
H'1400_0000
H'13FF_FFFF
CS4 空間 H'0FFFFFFF
SDRAM(NonCache) H'1000_0000 H'0E000000
H'0FFF_FFFF CS3 空間
H'0DFFFFFF SDRAM
H'0C00_0000 H'0C000000
H'0BFF_FFFF
CS2 空間
H'0800_0000
H'07FF_FFFF CS1 空間
H'0400_0000
H'03FF_FFFF CS0 空間
H'0000_0000
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3.4 ROM 動作時のメモリマップ
メモリマップを以下に示します。
H'FFFF_FFFF IO 領域
H'FFFF_0000
H'FFFE_FFFF 予約領域
H'FD00_0000
H'FCFE_FFFF IO 領域
H'FCFF_0000
H'FCFD_FFFF 予約領域
H'FC04_0000
H'FC03_FFFF IO 領域
H'FC00_0000
H'FBFF_FFFF 予約領域
H'F000_2000
H'F000_1FFF Cortex A9 プライベート領域
H'F000_0000
H'EFFF_FFFF 予約領域
H'EB00_0000
H'EAFF_FFFF IO 領域
H'EA00_0000
H'E9FF_FFFF 予約領域
H'E824_0000
H'E820_FFFF IO 領域
H'E822_0000
H'E81F_FFFF 予約領域
H'E805_0000
H'E801_FFFF IO 領域 H'803FFFFF VRAM
H'E802_0000 H'80280000
H'DFFF_FFFF 予約領域
H'8027FFFF UNCHACHED_RAM
H'E000_0000 H'80200000
H'803F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ4
H'801FFFFF CAM_RAM
H'8030_0000 H'8016A000
H'802F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ3
H'80169FFF ROM_RAM
H'8020_0000 H'80038000
H'801F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ2
H'80037FFF STACK
H'8010_0000 H'80028000
H'800F_FFFF 大容量内蔵RAM ページ1
H'80027DFF HARDWARE_INIT_RAM
H'8008_0000 H'80024000
H'8007_FFFF 大容量内蔵RAM ページ0 H'80023FFF MMU_PAGE_TABLE
H'8000_0000 H'80020000
H'7FFF_FFFF 予約領域
H'7000_0000
H'6FFF_FFFF OctaRAM™空間
H'6000_0000
H'5FFF_FFFF OctaRAM™空間
H'5000_0000
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H'4FFF_FFFF HyperRAM™空間
H'4000_0000
H'3FFF_FFFF HyperRAM™空間
H'203FFFFF ROM_OTHER
H'3000_0000 H'20120000
H'2FFF_FFFF SPI マルチ I/O バス空間
H'2011FFFF ROM
H'2000_0000 H'20000000
H'1FFF_FFFF 予約領域
H'1F80_9000
H'1F80_8FFF IO 領域
H'1F80_8000
H'1F80_7FFF 予約領域
H'1F80_1000
H'1F80_0FFF IO 領域
H'1F80_0000
H'1F7F_FFFF 予約領域
H'1F40_2000
H'1F40_1FFF IO 領域
H'1F40_1000
H'1F3F_FFFF 予約領域
H'1F40_0000
H'1F00_2FFF IO 領域
H'1F00_3000
H'1BFF_FFFF 予約領域
H'1C00_0000
H'17FF_FFFF CS5 空間
H'1400_0000
H'13FF_FFFF CS4 空間
H'0FFFFFFF SDRAM(NonCache)
H'1000_0000 H'0E000000
H'0FFF_FFFF CS3 空間
H'0DFFFFFF SDRAM
H'0C00_0000 H'0C000000
H'0BFF_FFFF CS2 空間
H'0800_0000
H'07FF_FFFF CS1 空間
H'0400_0000
H'03FF_FFFF CS0 空間
H'0000_0000
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商標について ・FreeRTOS™は Amazon Web Services, Inc.の登録商標、商標または商品名称です
・RZ および RZ/A2M は、ルネサス エレクトロニクス株式会社の登録商標、商標または商品名称です
・e2 studio は、ルネサス エレクトロニクス株式会社の登録商標、商標または商品名称です。
・その他の会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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