910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910...

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-1- 910 (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 15 64 910 (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 TV TV 4 IT 2 4

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Page 1: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

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910 (95 ) (132 )(125 ) (558 ) 4

(95 )

(132 )

(125 )

(558 )

15 64 910(95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4

TV

TV

4IT 2

4

Page 2: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

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Ⅰ.目的 現代女性が抱く魅力的な女性のイメージについて調査した。更に魅力的な女性は?と訊いて得られた回答からクラスター分析によって、回答者の

群分けを行った。各群における化粧意識、おしゃれ意識、生活意識について解析した。

Ⅱ.調査概要 「おしゃれ白書 2003」はポーラ文化研究所が 1991年より継続している調査で、3年毎に実施している。概要は以下の通りである。

調査対象 首都圏 30km 圏内

調査対象者 上記エリア内に居住する 15 歳から 64 歳までの女性 910 人

サンプルデザイン(単位:人)

15-18 歳 (高校生) 70

19-23 歳 (学 生) 70

19-23 歳 (社会人) 70

24-29 歳 (未 婚) 70

24-29 歳 (既 婚) 70

30-34 歳 (未 婚) 70

30-34 歳 (既 婚) 70

35-39 歳 70

40-44 歳 70

45-49 歳 70

50-54 歳 70

55-59 歳 70

60-64 歳 70

調査対象者抽出法 エリアサンプリング方式

調査方法 個別訪問面接聴取法、及び、留置き法の併用

調査機関 2003 年6月

Page 3: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

- 3 -

Ⅲ.結果 1.おしゃれ意識

【オシャレ】や【流行】に対する意識について、5 段階評価のうちの(まったくその通り+ややその通り)の値をプロットして図 1~3 に示し

た。図 1 のおしゃれ意識に関しては、各項目について「高感度全方位型」に続き「積極外向型」が高値を示していた。その一方で「教養

たしなみ型」の数値は低く、【ファッション】や【流行】に対しては「教養たしなみ型」の関心は高くないことが示された。

図2において、【メークに流行を取り入れる】、【新しい化粧品を試してみる】、【化粧品は流行のブランドものを購入する】、のいずれの項目にも、

「高感度全方位型」が高く、次いで、「積極外向型」が続いていた。しかし、「高感度全方位型」においても、それぞれ 43、31、27%であ

り、大勢が【流行】に向かっている訳ではなかった。「教養たしなみ型」、「消極低関心型」では更にその割合は低かった。

図 3 においては、各群ともに【メークしてオシャレすることがよい気分転換になる】、【メークや身だしなみが大切】は高い値を示していた(全体平

均でそれぞれ 80%、78%)。しかし、【メークや身だしなみに多くの時間をかけている】は「高感度全方位型」で 38%であったが、その他の

群ではいずれも 20%以下であった。

「おしゃれ情報の入手ルート」をみると、「高感度全方位型」は、【新聞】、【テレビ】、【友人・知人】、【ショップで】に続いて、【街を歩いている人】、

【タレント】をおしゃれ情報源として他群よりも多く活用していることが特徴として認められた。「教養たしなみ型」では【新聞】、【カタログ・

DM】が相対的に高い値を示していた(図 4)。

図 1

図 2 図 3

図 4

流行に対する意識 vs 魅力クラスター

2518

13 9

43

31 27

10

3224

136

18 1610 10

2215

11 10

0

20

40

60

メークには流行

を取り入れる

新しい化粧品が

出ると試してみ

る方だ

化粧品は流行の

ブランドのもの

を購入する

化粧品はいつも

バーゲン品を購

入する

全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

自己演出 vs 魅力クラスター

80 78

58

20

88 85 79

38

8678

59

20

81 8363

17

77 76

53

17

0

20

40

60

80

100

メークしてお

しゃれすること

は良い気分転換

になる

自分にとって

メークや身だし

なみは大切なこ

気分やTPOで

自分を演出した

メークや身だし

なみに多くの時

間をかけている

%全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

11.911.111.49.620

おしゃれ意識 vs 魅力クラスター

77

52

35 35

12 9

92

6253 54

20 18

84

60

40 42

11 10

76

4226 28

10 7

72

51

32 32

11 8

0

20

40

60

80

100

おしゃれが好き

今の流行を知っている

ファッションブランドを知っている

時々変身人におしゃれアド バ イス

有料おしゃれアド バ イザ ーの利用

%全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

おしゃれ情報入手ルート vs 魅力クラスター63

56

41 3932

1911 10 8 5 1

7

7873

56 53 51

13

28

14 10 111 3

74

6154

4636

17 146 11 8

0 5

61 5850

38 38

2213

2211

4 1 6

5851

33 3426

20

7 8 7 4 18

0

20

40

60

80

雑誌

テレビ

友人・知人

ショップで

街を歩いている人

カタログ・DM

タレント

新聞

販売員

インターネット

その他

あまり関心がない

全体 高感度全方位型 積極外向型 教養たしなみ型 消極低関心型

Page 4: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

- 4 -

2-1.化粧に対する意識

図7 図 8

図 9 図 10

化粧品とは vs 魅力クラスター

27

18 18

2831

20

30

2321

18

0

10

20

30

40

全体(910)

高感度全方位型(95)

積極外向型(132)

教養たしなみ型(125)

消極低関心型(558)

% 習慣として使うもの 美しさの必需品

「化粧品とは?」との設問に対し、選択肢のなかから【習慣として使う

もの】と【美しさの必需品】とを取り出してその回答数を対比して図示

した(図5)。「高感度全方位型」、「積極外向型」、「教養たしなみ型」、「消

極低関心型」の順に、化粧品は【習慣として使うもの】、との認識が増

加し(18→31%)、対照的に【美しさの必需品】であるとの認識が減少

していき(30→18%)、4 群の間での化粧品に対するスタンスの違いが

明確に現れていた。

化粧品購入月額をみると、【2000 円未満】(左端から白いバーまで)で比

較した場合、「積極外向型」が 45%と最も高く、次いで「教養たしなみ

型」37%、「消極低関心型」35%、「高感度全方位型」31%となっていた。

「積極外向型」は、化粧品に使う金額は決して多くないことが示された

(図 6)。

現在保有の化粧品数でみた場合、多く持っている割合は、「高感度全方

位型」が最も高く、【16個以上】(右端から横縞のバ ーまで)では 56%に

上った。「積極外向型」は「教養たしなみ型」、「消極低関心型」と同程

度であった(各、32、35、30%)(図 7)。

年間試用のファンデーション数では、「積極外向型」で【1個以下】が 47%と最

も高く、化粧意識とは裏腹に、品揃えの面では意外に“質素な”一面を

見せていた(図 8)。

このことは、美容院へ行く回数を見ても明らかであり、【月 1 回以上】

行く割合は、「積極外向型」が大きく落ち込んでいた(図9)。髪の長さ

(図10)は、「高感度全方位型」、「積極外向型」ともに【長い】人の割

合が多いが、「高感度全方位型」の方が「積極外向型」よりも、よりこ

まめに美容院へ通って手入れをしていることを示していた。

化粧品購入月額 vs  魅力クラスター

5

1

7

2

5

13 17

23

24

21

19

22

21

19

21

29

26

21

21

27

10

14

11

19

12

3

2

4

7

4

0

1

1

2

113

13

14

8 19

0% 20% 40% 60% 80% 100%

消極低関心型(558)

教養たしなみ型(125)

積極外向型(132)

高感度全方位型(95)

全体(910)

全く購入しない 千円未満 千円以上~2千円未満2千円以上~3千円未満 3千円以上~5千円未満 5千円以上~1万円未満

1万円以上~2万円未満 2万円以上

髪は短い vs 魅力クラスター

44

2634

50 49

0

20

40

60

80

100

全体(910)

高感度全方位型(95)

積極外向型(132)

教養たしなみ型(125)

消極低関心型(558)

現在所有の化粧品数 vs  魅力クラスター

1

2

2

1

2

3 16

14

15

5

14

29

25

29

27

22

24

20

16

21

14

21

11

19

15

10

5

8

19

10

6

9

13

18

93

1

2

3 19

0% 20% 40% 60% 80% 100%

消極低関心型(558)

教養たしなみ型(125)

積極外向型(132)

高感度全方位型(95)

全体(910)

なし 2個以下 3~5個 6~10個 11~15個 16~20個 21~30個 31個以上

年間使用のファンデーション数 vs  魅力クラスター

7

4

14

6

7

29 48

62

40

46

49

15

10

9

14

2

2

5

4

328

22

33

22 21

0% 20% 40% 60% 80% 100%

消極低関心型(558)

教養たしなみ型(125)

積極外向型(132)

高感度全方位型(95)

全体(910)

なし 1種類 2種類 3種類 4種類以上

美容院利用回数 vs  魅力クラスター

1

2

1

4

2

29 54

58

62

50

55

12

11

16

13

3

1

5

3

327

28

16

28 15

0% 20% 40% 60% 80% 100%

消極低関心型(558)

教養たしなみ型(125)

積極外向型(132)

高感度全方位型(95)

全体(910)

月に2回以上 月に1回 2~3ケ月に1回 年に3回以下 全く行かない

図 5

図 6

Page 5: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

- 5 -

図11に、化粧品に対する意識を 5段階評価して、その内の(まったくその通り+ややその通り)の値をプロットしたものを示す。各群で

70%以上の人が【化粧品は高い】と思っているが、【安い化粧品】で済ます人は 20%強しかいなかった。また 60%内外の人が【自分で選

んで化粧品を購入】していた。そのような中で、「高感度全方位型」は【化粧品に特に関心】があり、【高級化粧品、】【有名メーカーへの信頼

感】を持ち、【衝動買い】でも他の群を凌いでいた。「高感度全方位型」においては他の群と同じように【化粧品は高い】と感じていなが

ら、【高くて良いと思うもの】を購入する割合も若干高く、メーカー、ブランド信奉の傾向が窺われた。 図 11

2-2.化粧品購入の情報源 「化粧品の購入ルート」を1件のみ答えてもらった。全体では、身近で手頃な【ドラッグストア】が 38%と最も高かった。以降は突出した項目は

無く、【百貨店】、【化粧品店・薬局】、【通信販売】、【化粧品専門店】へ 11~10%ずつ分散して票が入っていた。中でも「積極外向型」は

47%と半数近くが【ドラッグストア】を挙げていた。「高感度全方位型」は【百貨店】が他群に比べて 2倍の値を示していた。「教養たしなみ型」

は、【ド ラッグ ストア】が 28%と4群中で最も低く、その分、【化粧品専門店】【化粧品店・薬局】が他の群よりも高い値となっていた。(図12)。

図 12

「化粧品を決まった店で購入する理由」は、「高感度全方位型」では、【気に入ったものが見つかる】、【家や職場に近い】、【納得価格】、【テ

スター 試用】が並んで、品揃え、利便性、価格、設備備品への関心が示された。「積極外向型」では、【納得価格】、【家や職場に近い】、【スタンプ

カード・オマケ等が貰える】、【化粧品サンプルをくれる】といった実利に票が集まった。「教養たしなみ型」では【家や職場に近い】、【納得価格】、

【値引き】に見られる利便性とコスト意識とが目についた。【販売員がしつこくない】は全体でも第 4位で23%を獲得しており、一方で【店

の人が親身に相談に乗ってくれる】も 15%の得票があり、販売員の接客姿勢に全群ともに一定程度の評価を与えていた。中でも「教養た

しなみ型」が最も販売員の接客姿勢を気にしており、大差はないものの以下、「高感度全方位型」、「消極低関心型」「積極外向型」の順と

なっていた(図 13)。

化粧品意識 vs 魅力クラスター

7459 52 46

32 28 22 17

7662

72 68

4937

25 34

80

56 57 53

30 29 26 22

7863

46 4631 25 21

12

7259

4840

30 26 21 14

0

20

40

60

80

100

化粧品は高い

化粧品は店員に

すすめられるよ

り自分で選ぶ方

がよい

化粧品には関心

がある方だ

高級化粧品を

使ってみたい

化粧品は有名

メーカーのもの

が質も良い

化粧品は高くて

良いものを使っ

ている

化粧品はなるべ

く安いものです

ませている

化粧品をよく衝

動買する

% 全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

化粧品購入ルート(SA) vs 魅力クラスター

38

11 11 11 105 5

2 2 1 1 1 0 2

43

21

106 7

2 3 2 1 1 0 0 03

47

7 9 11 93 3 2 2 2 2 1 0

5

28

1014

1015

48

2 2 2 1 2 1 1

37

11 11 12 9 7 5 3 3 1 1 1 0 10

20

40

60

ドラッグストア

百貨店化粧品店・薬局

通信販売化粧品専門店

友人・知人から

スーパーディスカウント店

生活協同組合

訪問販売・ホームパーティ

コンビニエンスストア

美容院・エステティック店

インターネット通販

その他

全体(910) 高感度全方位型 (95) 積極外向型(132) 教養たしなみ型(125) 消極低関心型(558)

Page 6: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

- 6 -

「販売員に相談する頻度」を【時々する】までで見てみると(図 14)、【店の人が親身に相談に乗ってくれる】の傾向(図 13)と一致し、

「教養たしなみ型」、「高感度全方位型」、「消極低関心型」、「積極外交型」の順序であった。しつこくつきまとわれることは忌避しつつ、

必要なときには相談し、それに対応して貰えることを期待していることがうかがえた。

「最近の基礎化粧品購入パターン」を見ると、「教養たしなみ型」、「消極低関心型」がともに 58%の高率で【今まで使っていたものを購入】

して継続志向を表していた。それに比べて、「高感度全方位型」、「積極外向型」ではこの項目はそれぞれ 47%、41%とやや低かったが、そ

の一方で【雑誌や宣伝を参考に購入】が 20%と、前2群よりも2倍も高く、マスコミ情報に基づく基礎化粧品の乗り換え意向が認められた。

【店の棚で見つけたものを購入】では、「積極外向型」「消極低関心型」「教養たしなみ型」「高感度全方位型」の順になっており、「教養た

しなみ型」は【雑誌や宣伝を参考に購入】では 4群中最低であるが、【友人・知人に勧められたものを購入】では最高になっていた。各群

で微妙な購入パターンの違いを見せていた。【店の人の勧め】は 7%前後であり、勧めに応じて基礎品を購入する割合は高くない、という結果

であった(図 15)。

図 15

「スキンケア品を変えるきっかけ」については、「高感度全方位型」が TVCM や雑誌で(55%)、あるいはお店で(50%)【気になる商品を見つ

けた時】、次いで【肌質が変わった時】48%、【肌トラブル】41%、【今使っているものに飽きた時】38%となっており、情報・モノ起因が最初

に来て、肌、気分の要因が続いていた。対照的に「教養たしなみ型」では、【肌トラブル】52%、【肌質が変わった時】41%、【シミ、シワなどを

見つけた時】35%と、肌起因でのスキンケア品の変更が明らかであった(図 16)。

化粧品を決まった店で購入する理由 vs 魅力クラスター

24 24 24 2319 17 17 15

13 12

6 4 30

3227 25 24 23

13

1916

23

4

11

2 0 0

2427 29

22 21

15

21

1318

10

3 2 31

22

30 3026

1815 16 18

9

18

7 6 50

23 22 21 2218 19

15 1511 12

5 53

00

10

20

30

40

その店に行けば気に入ったものが見つかる

家や職場に近い

他所より納得できる価格で手に入る

販売員がしつこくない

スタンプカード・オマケ等がもらえる

決まった店はない

化粧品のサンプルをくれる

店の人が親身に相談にのってくれる

テスターが自由に試せる

必ず値引きしてもらえる

店の雰囲気が好き

知り合いの店である

メークやマッサージが受けられる

NA

%全体

高感度全方位型

積極外向型

教養たしなみ型

消極低関心型

化粧品購入時に販売員に相談する頻度 vs 魅力クラスター

8

12

5

12

8

7 36

40

35

33

36

30

25

26

29

19

17

28

16

208

6

7

12 28

0% 20% 40% 60% 80% 100%

消極低関心型

教養たしなみ型

積極外向型

高感度全方位型

全体

必ずする たいていする 時々する ほとんどしない 全くしない

最近の基礎化粧品購入パターン vs 魅力クラスター

55

14 12 9 7 4

47

6

20

10 8 8

41

17 20

8 8 7

58

11 813

6 3

58

1610 8 6

20

20

40

60

80

今まで使っていたものを購入

店の棚で見つけたものを購入

雑誌や宣伝を参考に購入

友人・知人に勧められたものを購入

店の人に勧められたものを購入

その他

全体 高感度全方位型 積極外向型 教養たしなみ型 消極低関心型

図 13

図 14

Page 7: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

- 7 -

「メーク品を変えるきっかけ」については、「高感度全方位型」においては、お店で(53%)、あるいは TVCM や雑誌で(51%)【気になる商

品を見つけた時】、【メークの好みが変わった時】52%、【自分に似合うメークが変わった時】50%で、情報、気分、移り気で、メーク品を変える傾

向が強く現れていた。「積極外向型」もそれを追う形で、「高感度全方位型」に続く値を示していた。回答件数でみると、「高感度全方位型」

3.1 件、「積極外向型」2.5 件、「教養たしなみ型」2.4 件、「消極低関心型」1.9 件となって、「消極低関心型」の関心の低さが見られた(図

17)。ちなみに「スキンケア品を変えるきっかけ」でも同様の傾向であった(それぞれ、2.9 件、2.4 件、2.5 件、2.0 件)。

図 17

「新化粧品購入時の情報源」は「全体」では、【雑誌】、【知人・友人】、【ショップ】、【テレビ】と続くが、「高感度全方位型」と「積極外向型」

では中でも【雑誌】、【テレビ】が高く、マスコミが大きな情報源となっていることを示していた。両者間での比較では、前者では【ショップ】が高

く、後者では【知人・友人】が高くなっていた。「高感度全方位型」では、【カタログ・ダイレクトメール】が 4 群中で極度に低かった。「教養たしな

み型」はほぼ全体傾向に沿ったパターンであったが、その中で、【販売員】、【新聞】にやや高い値が見られた。「高感度全方位型」と「積極外

向型」において【タレント】を情報源とする割合が若干見られるものの、全体としては、【街を歩いている人】も含めてこれらから情報を得る

割合は極めて低く、「おしゃれ情報の入手ルート」(図 4)との違いを見せていた(図 18)。

図 18

スキンケア品を変えるきっかけ vs 魅力クラスター

4035 34 33 29 28

22

5

41

5548

36

5038

23

3

43 45

2732 33 31

19

6

52

3541

3426 23

35

5

3629 32 32

25 2620

4

0

20

40

60

80

肌トラブルが起きた時

TVCMや雑誌で気になる商品を見つけた時

肌質が変わった時

季節の変わり目

お店で気になる商品を見つけた時

今使っているものにあきた時

シミ・シワなどを見つけた時

その他

% 全体910高感度全方位型95積極外向型132教養たしなみ型125消極低関心型558

メーク品を変えるきっかけ vs 魅力クラスター

34 34 33 33 30 2919

6

35

47 51 53 52 50

23

4

3041

4840 36 33

17

5

37 35 34 3830

37

2210

3530 27 27 26 23

18

5

0

20

40

60

80

季節の変わり目

今使っているものにあきた時

TVCMや雑誌で気になる商品を見つけた時

お店で気になる商品を見つけた時

メークの好みが変わった時

自分に似合うメークが変わった時

肌質が変わった時

その他

%全体910高感度全方位型95積極外向型132教養たしなみ型125消極低関心型558

新化粧品購入時の情報源(3LA) vs 魅力クラスター

5445 45 43

24 19

4 4 4 2 1 4

73

4151 54

24

8 10 4 3 3 2 2

65

51

36

51

17 178

2 71 2 2

50 45 42 3929

22

210

1 2 2 4

49 45 4740

24 21

3 3 3 2 1 4

0

20

40

60

80

雑誌

友人・知人

ショップで

テレビ

販売員

カタログ・ダイレク

トメール

タレント

新聞

インターネット

街を歩いている人

その他

あまり関心がない

全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

図 16

Page 8: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

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3.生活意識・ライフスタイル 希望する仕事形態を訊いたところ、「高感度全方位型」は【正社員】が最も高く(43%)、【パ トー・アルバ イト】が最も低かった( 22%)。逆に「教

養たしなみ型」は、【パート・アルバイト】が最も高く(40%)、【正社員】が最も低かった(30%)。実際の職業では、「高感度全方位型」は【学

生】が34%を占めており、【フルタイム勤務】が 27%でそれに次いでいたが、【専業主婦】は 20%、【パートタイム勤務】は 12%に止まっていた。学

生の今後の可能性も含めて、正社員として社会へ参画していこうとする意識が窺われた。一方、「教養たしなみ型」の職業では、【専業主

婦】が37%で最も高く、【フルタイム勤務】、【パートタイム勤務】が 22%、21%となっていた。その現状を受けて、「教養たしなみ型」の希望する仕

事形態は【正社員】よりも【パート・アルバイト】へ向かう割合が高くなっていた。「積極外向型」の職業は「高感度全方位型」と同様、【専業主

婦】が少なく、【学生】が多いパターンになっているが、「高感度全方位型」に比べて、【フルタイム勤務】が低く(全群中最低)、【パートタイム勤務】

が高かった。希望する仕事形態も【パート・アルバイト】が高く、「高感度全方位型」と好対照を示していた(図 19、20)。

図 19 図 20

生活意識について、「教養たしなみ型」は、【健康のために食事に気を使う】割合が高かった(73%)。食生活において、スタイルのためのダイエ

ットではなく、健康維持のための食事への気配りが感じられた。また、「教養たしなみ型」は、生活の潤いを感じさせる【花や観葉植物で部

屋を飾る】が比較的高く、一方で【気分で購入する割合】が低いが、逆に【バーゲン利用】は 59%あり、地に足のついた堅実な生活観が認

められた。「積極外向型」は【安いもの】、【バーゲン品】にやや高い数値が得られているが、それとともに【気分で購入する割合】も若干高

く、実質的ではあるが、気分的な一面も垣間見られた(図 21;まったくその通り+ややその通り)。

「年をとること」については、【ステキ】であり、【年をとってこそオシャレをすべき】であると、「教養たしなみ型」はより前向きな評価であり、

他の群よりも高い数値を示していた。この群は【白髪染め】に対して 65%が肯定しているが、全体平均よりやや低く、平均年齢が高いこ

とを考えると、白髪であっても敢えて染めないことを選択する人の存在が窺われた(図 22;まったくその通り+ややその通り)。

図 21 図 22

車・免許の有無についてみると、「積極外向型」が【車も免許も無い】割合が最も高く、対応して【車を利用する】割合が最も低かった。

この群に多い【15~18 歳】の層が影響していると思われる。「教養たしなみ型」、「消極低関心型」の方がむしろ【車の利用率】は高く、

日常生活の中での車使用が考えられた。

【携帯の利用】は 74%、【携帯ネットの利用】は 67%と高い値を示しているが、「高感度全方位型」、「積極外向型」と、「教養たしなみ型」、「消

歳をとること vs 魅力クラスター

34

70 66

41

7079

27

64 69

42

8265

32

69 63

0

20

40

60

80

100

年をとることは

ステキなこと

年をとってから

こそオシャレす

べき

白髪は染めた方

がよい

%全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

希望する仕事形態 vs 魅力意識クラスター

37 35

149

4 2

22

43

14 135 3

39 39

11 84 1

40

30

11 115 2

3834

159

3 20

10

20

30

40

50

パート・アルバ

イトで

正社員として

自宅で

独立して

派遣社員などで

その他

% 全体(910) 高感度全方位型(95) 積極外向型 (132) 教養たしなみ型(125) 消極低関心型(558)

職業 vs 魅力クラスター

3023

19 16

4 3 2 1 1 2

20

27

12

34

41 0 2 0 0

2217 20

27

72 1 1 0

3

37

22 21

73 6

1 1 1 2

32

2519

12

3 3 3 1 1 2

0

20

40

専業

主婦

フルタイム勤務

パートタイム勤務

学生

アルバイト

パートタイム/家

独立して仕事

家業手伝い

無職

その他

%全体(910) 高感度全方位型(95) 積極外向型 (132) 教養たしなみ型(125) 消極低関心型(558)

生活意識 vs 魅力クラスター

60 55 52 45 4436 36

55 5060

5142 49

34

53 58 6348 50

4231

7359

46 5041 37

4459 54 49 43 43

33 36

0

20

40

60

80

100

健康のため食事に

気を使う

バーゲンセール利

用が多い

気分で購入するこ

とが多い

部屋の飾りつけを

工夫するのが好き

安い品物で間に合

わせる

ふだんからダイ

エットを心がけて

いる

花や観葉植物でよ

く飾る

% 全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

Page 9: 910 (95 ) (132 ) (132 ) (125 ) (558 ) (95 ) (132 ) (125 ) (558 ) 4 ......全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558 11.9 11.1

- 9 -

極低関心型」との間に落差が認められ、後 2群がやや遅れていた。【パソコンネット利用】では全体でも 43%に減少し、「高感度全方位型」以外

は利用率は 50%を切っていた。【ネットショップの利用】は、まだ全ての群で利用割合が低かった。全項目に亘って、「教養たしなみ型」が最も

低く、平均年齢の高さが若干利用率を鈍らせていることが考えられた(図 23、24)。

図 23 図 24

美術館博物館 18館(その他を含む)を提示して、行ったことのある所の○をつけて貰ったところ、「積極外交型」は、「これまでに」が平

均2.36 件、「この1年で」が0.88 件と、各群の中で最も低かった。逆に「教養たしなみ型」は「これまでに」が 3.77 件と最も高く、「こ

の 1 年で」も 1.32 件と「高感度全方位型」に次いで高かった。「積極外交型」は【ファッション・流行】に対する感度は高いものの、【アート】へ

の関心は高くないことが示され、対照的に「教養たしなみ型」は【ファッションや流行】への関心は低いが、【アート】への関心は相対的に高い群

であるということが明らかとなった(図 25)。

図 25

Ⅳ.結語 ・「魅力的な女性は?」と訊いて得られた回答をクラスター 分析することによって、あらゆる項目へ反応した「高感度全方位型(95 名)」、【スタイル】

や【性格】、【優しさ】を挙げた「積極外向型(132 名)」、【生き方】、【年齢を重ねた美しさ】、【知性】、【ライフスタイル】を支持した「教養たし

なみ型(125名)」、余り関心を示さない「消極低関心型(558 名)」の4群に分類した。「魅力的な女性」のイメージの異なるこれら各群の回答

者について、属性、化粧意識、生活意識が抽出された。

・「高感度全方位型」は化粧品に対しては、【美しさの必需品】としての意識が高く、【化粧品への関心】、【有名メーカー】、【高級品に対

する信頼性】が高かった。化粧品情報源は、TV、雑誌、店頭が多く、化粧品の切り替えには気分、移り気的なものが多く認めら

れた。【オシャレ・ファッション意識】、【流行】に対する感度も高かった。

・「積極外向型」は【化粧品意識】や【ファッション意識】に関しては「高感度全方位型」に次ぐ高回答を得ているが、【化粧品購入額】、【保

有化粧品数】、は4群中最も低位にあり、【ファッション感度】は高いが【質素】で【実利的】な一面を見せていた。「高感度全方位型」

と同様に、化粧品情報源は、TV、雑誌が多く、化粧品の切り替えには気分、移り気的なものが多く認められた。【車・免許の保有

率】、【車の利活用】が低いのもこの群の特徴である。

・「教養たしなみ型」は【行ったことのある美術館博物館の件数】は最も高かったが、【ファッション】や【流行】に対する感度は最も低か

った。堅実な生活感があり、日常の【車の利用率】は高いものの【ITの利用】では出遅れている。【歳をとること】に対しては肯

定的な回答が若干高く出ていた。化粧品購入に関しては、【利便性】、【コスト意識】が強く、スキンケア品を変えるきっかけに【肌トラブル】

関連の項目が多いのもこの群の特徴である。

・「消極低関心型」では化粧品とは、【習慣として使うもの】、との回答が 4 群中で最も高く、【化粧品意識】、【メーク意識】に対しても

引き気味の態度が見られた。

車・免許の有無 vs 魅力クラスター

22

1319 18

2824

1117

2127

31

8

21 19 2114

19 18 18

30

2114

19 18

30

0

20

40

車もないし免許も

ない

免許はあるが車は

ない

車はあるが免許は

ない

車も免許もあるが

あまり使う機会が

ない

車をよく利用して

いる方である

% 全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

ネット利用 vs 魅力クラスター

71 67

43

14

82 81

59

16

82 77

45

14

6660

37

12

68 64

42

14

0

20

40

60

80

100

携帯の使用

携帯ネット利用

パソコンネット利用

ネットショップ

全体910 高感度全方位型95 積極外向型132 教養たしなみ型125 消極低関心型558

行ったことのある美術館博物館の件数

3.06 3.28

2.36

3.773.08

1.101.43

0.881.32

1.04

0

1

2

3

4

全体(910)高感度全方位型(95)

積極外向型(132)

教養たしなみ型(125)

消極低関心型(558)

件これまで この1年