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第 4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報) 2019 3 茨城大学人文社会科学部 市民共創教育研究センター <調査責任者> 茨城大学人文社会科学部・教授 原口弥生 〇目的 東日本大震災ならびに福島第一原発事故により被災し、茨城県内で生活さ れている方(広域避難者)の多様な状況の把握し、現状に即した政策・支援 のあり方を検討するため。 〇調査時期 2018 年 10 月~11 月末 〇調査対象者 東日本大震災・福島原発事故の被災後、茨城県内に在住の方 〇調査方法 「茨城県内への避難者・支援者ネットワーク ふうあいねっと」発行の 「おたより」に同封して、市町村経由で発送。(一部自治体では別に送付) 〇回収率 14.9% (発送数 1243 票、回収数 185) 〇記載事項について (1)特に記載がない場合は、母数は 185 である。 (2)百分比(%)は、小数点第二位で四捨五入し、小数点第一位までを算 出した。そのため、比率の合計値が 100%にならない場合がある。 調査協力: 茨城県内の各市町村、茨城県内への避難者・支援者ネットワーク ふうあいねっと *本調査は、JSPS科研費16K12367の助成を受けて実施 1.ご自身とご家族について回答欄の該当する番号に○をつけて下さい(○は一つ) () 世帯主との続柄 (2)性別 (%) (1) 世帯主との続柄 本人 配偶者 父母 子ども その他 67.0 28.6 1.6 2.2 0.5 (2) 性 別 男性 女性 無回答 50.3 48.6 1.1

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第 4回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

2019 年 3 月

茨城大学人文社会科学部 市民共創教育研究センター

<調査責任者> 茨城大学人文社会科学部・教授 原口弥生

〇目的 東日本大震災ならびに福島第一原発事故により被災し、茨城県内で生活さ

れている方(広域避難者)の多様な状況の把握し、現状に即した政策・支援

のあり方を検討するため。

〇調査時期 2018年 10月~11 月末

〇調査対象者 東日本大震災・福島原発事故の被災後、茨城県内に在住の方

〇調査方法 「茨城県内への避難者・支援者ネットワーク ふうあいねっと」発行の

「おたより」に同封して、市町村経由で発送。(一部自治体では別に送付)

〇回収率 14.9% (発送数 1243票、回収数 185)

〇記載事項について

(1)特に記載がない場合は、母数は 185である。

(2)百分比(%)は、小数点第二位で四捨五入し、小数点第一位までを算

出した。そのため、比率の合計値が 100%にならない場合がある。

調査協力: 茨城県内の各市町村、茨城県内への避難者・支援者ネットワーク ふうあいねっと

*本調査は、JSPS科研費16K12367の助成を受けて実施

1.ご自身とご家族について(回答欄の該当する番号に○をつけて下さい(○は一つ)

(1) 世帯主との続柄 (2)性別

(%)

(1)

世帯主との続柄

本人 配偶者 父母 子ども その他

67.0 28.6 1.6 2.2 0.5

(2) 性 別 男性 女性 無回答

50.3 48.6 1.1

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2

(3)年齢

(4)家族構成

(5) 世帯人数

一人暮ら

12.4%子と母

子・父子

世帯

4.3%65歳以上

の高齢世

28.6%

上記以外

の複数人

世帯

53.0%

無回答

1.6%家族構成

11.9 44.3 17.3 13.0 5.92.23.2.51.6

0 20 40 60 80 100

世帯人数

1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人 無回答

30代

3.2%40代

12.4%

50代

18.9%

60代

31.9%

70代

24.3%

80歳以上

9.2%

年 齢

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3

(6)避難の状況

(7)震災前の住所 福島県 98.9%(183 人)、宮城県 0.5%、その他 0.5%(自宅は福島)

(8)避難指示区域

すでに解除済

54.1%

避難指示は

継続中

40.0%

避難指示区域

4.9% 無回答

1.1%

避難元の避難指示区域

居住制限

区域

46%避難指示

解除準備

区域

37%

無回答

17%

N=100

家族全員で一

緒に避難

44.3%避難により家

族が分散

34.6%

分散後、一緒

に生活

11.9%

無回答

9.2%避難の状況

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4

(9)現在の住所 省 略

(10)現在の住居の種類

(11)茨城県で生活を始めた時期

2. 現在の生活について

(12)現在の収入源についてお答えください。(最も重要な収入源一つに◎、他の収入源に○)

1.仕事による給料(被災地内) 2.仕事による給料(茨城県内) 3.休業手当

4.年 金 5.雇用保険(失業手当) 6.預貯金の取り崩し 7.東京電力の賠償金

8.その他 ( )

2011年

38.9%

2012~2013年

16.2%

2014~2015

23.2%

2016年

以降

20.0%

無回

1.6%

茨城県での生活開始時期

50.9

24.1

9.4

6.5

4.3

2

2.8

0

75.7

7.6

8.6

2.7

2.2

.5

2.2

.5

持ち家(戸建て・共同住宅等)

民間借上げ住宅

民間賃貸住宅(自己負担)

公営住宅・国家公務員宿舎

親族・知人宅

社宅

その他

無回答

現在の住居の種類 %

2016 2018

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5

(13)世帯主の方の「震災前」および「現在」の就労状況について、番号をお答えください。

①震災前( ) ②現在( )

1.正社員 2.契約・派遣社員等 3.パート・アルバイト

4.自営業・農林水産業 5.無職(休職中) 6.無職

仕事による給

料(被災地

内)

5.4%

仕事による給

料(茨城県

内)

16.2%

年金

44.3%雇用保険(失

業保険)

1.1%

預貯金の

取り崩し

8.6%

東京電力の賠

償金

5.4%

その他

3.2%

無回答

15.7%

現在の主な収入源

7.0%

13.0%

41.1%

1.1%

18.9%

18.9%

3.2%

仕事による給料(被災地内)

仕事による給料(茨城県内)

年金

雇用保険(失業保険)

預貯金の取り崩し

東京電力の賠償金

その他

現在の収入源(複数回答)

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6

(14)現在、茨城県内で就業中の方にお伺いします。就業にあたり、もっとも活用された機関ま

たは媒体についてお答えください。(〇は一つ)

1.ハローワーク 2.知人の紹介 3.インターネット

4.求人誌 5.震災前の就業の継続 6.その他( )

(15)震災後、離れているご家族も含めて世帯全体の経済状況は厳しくなりましたか?

1.はい(厳しくなった) 2.いいえ(楽になった) 3.変化はない

4.どちらとも言えない

47.0

20.0

3.8

2.2

5.9

2.2

20.5

7.0

16.8

62.7

5.9

5.9

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

震災前

現在

震災前と現在の就労状況

正社員 契約・派遣社員等 パート・アルバイト 自営業・農林漁業 無職 無回答

ハロー

ワーク

6%

知人の

紹介

4%

イン

ター

ネッ

0%求人誌

2%震災前の就業

の継続

11%その他

3%無回答・非該

74%

就業の際に活用した機関・媒体

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7

(16)分散避難・母子避難などで二重生活をしている場合、二重生活による経済的負担増は、

月あたりいくら位ですか?

1. 3万円未満 2.3-4.9万円 3.5-6.9万円 4.7-9.9万円 5.10万円以上

(17)現在の住まいに関して困っていること、不安なことについてお答えください。

(〇はいくつでも)

1. 住居が狭い 2.応急仮設住宅の入居期間 3.設備や構造 4.騒音や振動

5.近隣との人間関係 6.住居の場所が不便 7. 今後の度重なる引っ越し

はい(厳し

くなった)

38.9%

いいえ(楽

になった)

3.8%

変化は

ない

20.0%

どちらとも

言えない

31.9%

無回答

5.4%

世帯全体の経済状況

3万円未満

2.7%

3~4.9万円

4.3%5~6.9万円

2.2% 7~9.9万円

9.7%

10万円以上

10.3%

無回答・非

該当

70.8%

二重生活による経済的負担

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8

(18)現在お住まいの地域で、ご家族以外に話し相手や日常的な悩みを相談できる人はいますか?

1.いる 2.いない

(19)現在お住まいの地域で災害が発生した場合、近くに情報や助けを求めることができる人はい

ますか? 1.いる 2.いない

35.7%

14.1%

11.9%

11.4%

5.9%

4.9%

4.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

近隣との人間関係

今後の度重なる引っ越し

住居が狭い

住居の場所が不便

騒音や振動

設備や構造

応急仮設住宅の入居期間

住まいについての困りごと・不安(複数回答)

2014

2016

2018

いる

47.6%いない

51.4%

無回

1.1%

話し相手・相談相手

いる

55.7%

いない

41.1%

無回答

3.2%

災害時に情報や助けてくれる人

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9

(20)周りの方に、震災・原発事故の影響により茨城で生活していることを伝えていますか?

1.伝えている 2.信頼できる人にだけ伝えている 3.ほとんど伝えていない

(21)住民票は、現在お住まいの住所に移しましたか?

1.現住所に移した(家族全員) 2.現住所に移した(家族の一部) 3. 住民票は移していない

→(問 22へ) (問 21-2へ) (問 21-2へ)

(21-2) 住民票の異動について、どのように考えていますか?

1.将来的には、居住先の住所に移す予定 2. 移す予定はない 3.決めていない

↓ (問 22へ)

伝えている

42.2%

信頼できる人

にだけ伝えて

いる

24.9%

ほとんど伝え

ていない

32.4%

無回答

0.5%

伝えているか

移した(家族

全員

7.6%移した(家族

の一部)

5.9%

移していない

78.9%

無回答

7.6%住民票の異動

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(21-3) どのタイミングで移す予定ですか?(〇は一つ)

1.茨城で定住先が決まったとき(住宅確保など) 2.避難元の家屋・土地の処分が済んだとき

3.避難元の税減免等の支援が終了したとき 4.その他( )

5.決めていない

(22)現在、ご家族(回答者を含む)のなかに、身体上特別配慮や生活上の支援を必要とする方は

いらっしゃいますか?(○はいくつでも)

1.障がい者 2.要介護者 3.長期の通院患者または入院患者 4.妊産婦 5.その他

将来は移す

予定

47.5%

移す予定はな

10.5%

決めていな

36.4%

無回答

5.6%今後の住民票の扱い

茨城で定住先

が決まったと

3.9%

避難元の家

屋・土地の処

分が済んだと

20.8%

避難元の税減

免等の支援が

終了したとき

41.6%

その他

3.9%

決めてい

ない

28.6%

無回答

1.3%住民票を移すタイミング

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11

(23)ご家族の中で、現在、精神面の不調や体調悪化などを訴える方はいらっしゃいますか?

1.いる 2.いない

(○はいくつでも)

1.よく眠れない 2.食欲がない 3.イライラすることが増えた 4.気分が落ち込む

5.疲れやすい 6.飲酒や喫煙の量が増えた 7.体重が急激に変化した 8.肩・首がこる

9.胃痛・腹痛がする 10. 頭痛やめまいがする 11.その他 ( )

7.6

16.8

15.7

1.1

8.1

障がい者

要介護者

長期の通院患者・入院患者

妊産婦

その他

身体上の配慮や支援を必要する家族

(複数回答)%

いる

54%

いない

37%

無回答

9%

精神面の不調や体調悪化

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12

(24)ご家族のなかで、震災後の精神的な不調により、治療・通院されている方はいらっしゃいますか?

1.いる 2.いない

(25)平穏な日々が失われたことについて、お気持ちに一番近い選択肢をそれぞれご記入ください。

①避難先の住宅は狭い等で、家族間のプライバシーが守られなくなった( )

②避難生活により、避難元の家族や親戚と意見が合わず、不仲になった( )

③避難先で家族の意見が合わず、不仲になった ( )

④仕事(生業、畑仕事を含む)や趣味を失って、「生きがい」や「やりがい」がなくなった ( )

⑤以前の日々の生活を思い出し、これからの生活を前向きに考えることができなくなった( )

1. 強くあてはまる 2. あてはまる 3. どちらとも言えない 4. あまりあてはまらない

5. あてはまらない

51

7

39

51

44

10

18

56

15

23

14

よく眠れない

食欲がない

イライラすることが増えた

気分が落ち込む

疲れやすい

飲酒や喫煙の量が増えた

体重が急激に変化した

肩・首がこる

胃痛・腹痛がする

頭痛やめまいがする

その他

精神面の不調や体調悪化(複数回答)%

いる

34.6%

いない

53.0%

無回答

12.4%

震災後の精神的な不調・通院

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13

(26)先の見通しがつかない不安について、お気持ちに一番近い選択肢をそれぞれご記入ください。

① 避難元に戻っても以前のように暮らせるか不安 ( )

② 土壌や水質も含め、避難元全域が安全に暮らすことができる線量まで

除染されるのか不安 ( )

③ 原発の廃炉までに、また事故が起きないか不安 ( )

④ 中間貯蔵施設、最終処分場の建設や安全性が不安( )

⑤ 避難先で暮らしていけるのか不安 ( )

⑥ 避難先等での生活再建に向け、十分な賠償金が支払われるのか不安 ( )

⑦ 自分や家族が満足して生活できる住宅を確保できるのか不安 ( )

⑧ 生活(人生)設計が狂ってしまい、これからどうすればいいのか不安 ( )

1. 強い不安 2.ある程度不安 3.どちらとも言えない 4.あまり不安でない 5.不安でない

7.6

6.5

3.8

19.5

14.6

9.2

15.7

13.0

29.2

23.8

11.9

15.7

16.8

17.3

24.9

20.5

19.5

18.9

10.8

11.4

40.0

32.4

36.8

14.1

17.8

10.8

10.3

10.8

9.2

7.6

家族間のプライバシー

避難生活での家族や親族との不仲

避難先での家族と不仲

仕事や趣味を失い、生きがいややりがいの喪失

前向きに考えることができない

平穏な気持ちを失った気持ち

強くあてはまる あてはまる どちらとも言えない

あまりあてはまらない あてはまらない 無回答

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14

(27)現在の生活で困っていることを教えてください。(○はいくつでも)

1.生活費が十分でない 2.仕事が見つからない 3.居住環境 4.健康上の問題

5.情報不足 6.子どもの教育に関すること 7.家族が離れ離れになっていること

8.交通の便(通勤、通学、買い物など) 9.先が見えないことへの不安

10.精神的に不安定・孤独感 11.居住地の放射能汚染 12.その他( )

48.6

42.2

42.7

40.0

12.4

18.9

11.4

24.3

11.4

23.8

22.2

24.9

27.6

26.5

17.3

29.2

8.6

5.9

8.6

9.2

16.8

17.3

14.1

13.5

5.9

7.0

6.5

4.9

15.1

8.6

15.7

9.2

7.0

5.9

5.4

5.4

14.6

10.3

21.6

10.8

18.4

15.1

14.6

15.7

13.5

18.4

20.0

12.9

避難元に戻っても、以前のように暮らせるか不安

避難元全体が安全に暮らすことができるまで除染さ

れるか不安

原発の廃炉までに、また事故が起きないか不安

中間貯蔵施設、最終処分場の建設や安全性が不安

避難先で暮らしていけるのか不安

避難先などでの生活再建に向け、十分な賠償金が支

払われるのか不安

自分や家族が満足して生活できる住宅を確保できる

のか不安

生活(人生)設計がくるってしまい、これからどう

すればいいのか不安

見通しがつかない不安

強くあてはまる あてはまる どちらとも言えない あまりあてはまらない あてはまらない 無回答

26.5

6.5

17.3

51.4

24.3

7

23.8

13

47

33

12.4

6.5

生活費が十分ではない

仕事が見つからない

居住環境

健康上の問題

情報不足

子どもの教育に関すること

家族が離れ離れ

交通の便(通勤、通学、買い物)

先が見えないことへの不安

精神的に不安定・孤独感

居住地の放射能汚染

その他

現在、困っていること(複数回答)

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15

3.被災者支援にたいするご要望など

(28)ご家族のなかで(回答者を含め)、支援機関(市町村・民間の支援団体)からの戸別訪問を

希望される方はいらっしゃいますか? (〇はいくつでも)

1.戸別訪問を希望する 2.電話連絡を希望する 3.希望しない

(→問 30にお進みください)

内 容 人数 %

戸別訪問を希望 12 人 6.5

電話連絡を希望 7 人 3.8

希望しない 142 人 76.8

(29)個別訪問や電話連絡では、どのようなことを相談したいですか?

〇 自由記述 12 件

水戸での生活状情報や、今後の交流会など

コミュニケーションをとりたい

今後の事.

保証人の関係

むずかしい賠償の手続・弁護士・税理士・税相談・法律相談。交流 コミュニティ(ひたちなか)

町の現在の様子

地域情報、交流等の支援。

避難先で土地・家を求めた時、これから求めるときに控除される税金。土地選び、メーカー(ハウ

ス)選びのアドバイスや情報。

放射能せん量に対しての賠償金をもらいたいです。

職が落ち着かない(入ってもすぐにやめる羽目になってしまう)

就業支援など、他。

相談したい事が訳からない

(30)被災者が集う交流会に参加していますか?

1.参加している 2.参加の必要は感じない 3.参加したくても参加できない

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16

(31)交流会について、具体的な要望やご提案があれば教えてください。

〇 自由記述 30件

観光地やイベント等外出すれば気分が快い。講和なども聞きたい。

どうしても土日にかたよっている

交流会の場所が遠い所

開催場所が遠かったり、平日だと参加しかねる。

関わりたくない

遠いのでつかれる為、又、ただのおしゃべり会なら行かなくて良いと考えている。

独り身なので行ってもしょうがない。つまらない。幸せそうな家族を見るとうんざりする。

お茶会、食事会などの交流会が近くでもう少し回数がほしい。

日立には交流会がない遠い所までは行けない。

高齢であるし地理的にもわからないし出席することはできないし、知っている人ももう居ないのでは?

と思います。

情報不足、日程の調整、交通の便(遠方が多い)などと、被災者と位置付けられた集会には気が進ま

ないので。

なるべく住所(住まいの近く)の場所で交流会を行って欲しいです。

被災者の集いは同じ町の人達が集まるので地元の言葉でお話ができる、最高のストレス解消になり

ます。

自主避難者は賠償金をあてにしていないので、どのように自立しているか、自主避難者同士の交流会

があってほしいです。

避難元の言葉(方言)を聞きたい、日帰り旅行を企画してほしい。

1度参加しましたが、知り合いの方はひとりもなく、参加してもわびしい感じがしました。

参加し

ている

24.9%

参加の必要は

感じない

36.8%

参加したくて

も参加できな

25.4%

無回答

12.9%

交流会への参加

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17

茨城に居住して日が浅いため地理が不案内です。イベント・交流会等の交通便、地図等載せて下され

ば助かります。

運転に自信がないので近くである場合は参加している。

東京でなく茨城県でお願(ママ)

情報がない

遠方である。日程を知るのが遅い時があって間に合わない。内容が不明。

市の交流や自治体の交流情報がほしいです。

仕事が忙しくいけない。

水戸地区では、割と若い世代の事業が多い様な気がします。高齢になると、ちょっと遠い所での会に

は、二の足を踏んでしまう。

開催情報を知りたい。

大熊町民で立ち上げた「積小為大」という会に月 1回集まり、おしゃべりをします。

たまたま交流会の日が自分の都合が悪いから行けない。続けて行って欲しい。

助成金が減るいっぽうですが、小規模でもいいから居場所作りを長く続けてほしい。

参加したいが、行く事が出来ない。

人それぞれだと思います。

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18

(32)以下の内容について、その必要性を5段階で評価してください。

4.65

4.43

4.19

3.98

3.89

3.80

3.73

3.68

3.50

3.22

3.14

3.06

2.90

高速道路の無料化及び他の交通手段による、避難元

と避難先を行き来するための交通費の助成

住民票の有無による不利益が生じないような柔軟な

対応

避難先自治体の対応状況によって不利益を受けない

対応

高齢者、要介護者、障がい者などのいる避難者世帯

への支援

避難先地域における医療や福祉に関する情報の提供

損害賠償に関する情報の提供、相談会の開催、請求

手続きの支援

内部被ばく検査や甲状腺検査など、放射線の健康影

響に関する検査の実施、健康相談の受付

「ふうあいおたより」等の避難者向け情報の定期的

な発送

食品の詳細な放射線測定と情報公開

自主避難者への支援

子育てや子どもの教育に関する情報提供、相談、情

報交換の場

避難先での雇用の促進などの就労支援

現在住んでいる仮設住宅(借り上げ住宅)の延長・

長期化をする

支援の必要性(5段階評価)

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19

(33)〔すべての方へ〕定期的に送付される「ふうあいおたより」は読んでいますか?

1.読んでいる 2.読んでいない 3.届いていない

(34)「ふうあいおたより」への感想や、掲載してほしい内容を教えてください。

〇 自由記述 45件

楽しい情報ありがとうございます。

提供までの準備等に感謝している。内容も楽しみ。事務局が遠いので身近な(細かい事柄)・・・遠慮してし

まう。高齢であり聴力に困難がある故。神奈川との交流会は楽しかったです。

あまり良くは読んでいない

県外に生活している人が、元の町の復興を望んでいるのか知りたい。

県北、県南に分けた催し、情報などあれば…。それぞれ、遠くて出向けない。ふうあい便り 楽しみに拝見

させております。ありがとうございます。

自主避難者向けでないので読まない。国や東電は一切信じられない。

復興庁からの予算で行っていると思うので、会計報告を情報開示して欲しい。というか税金なので、報告

をすべきだと思う。

いつもお手数をおかけして、本当に感謝しています。ありがとうございます。

浪江には、お墓参りに帰る程度でそのまま帰宅してます。ふくしまフォトアルバムは懐かしい所に自分が

戻った感じがしました。

いつも楽しく拝見しております。ありがとう御座います。

避難者の生活ぶりが少しわかるので、興味深いです。イベントの内容などのると面白いと思う。子育て世

代が、住民票をうつしているか、なかなか情報がないのでアンケートなど載せてほしい。

読んでいる

84.9%

読んでいない

4.3%

届いていない

3.8%

無回答

7.0%

ふうあいおたより

Page 20: 4 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)shimin.hum.ibaraki.ac.jp/files/genshiryokuchosa20190305.pdf第4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

20

町の広報とは別の情報があるので読ませて頂いております

ありがたく、情報として読んでいますがそれだけです。茨城の風土、歴史など、体験できる趣味・各種のお

誘いなど興味あります。

今迄通りで良い。

ふうあいおたよりをいつも楽しみに読ませてもらっております。これからもよろしくお願いします。

被災者だという意識で生活していないので(私たち家族)、「ふうあいおたより」を送付していただけるのは

ありがたいが、必要と感じていない。

高令の為、諸行事には参加できませんが毎号楽しみに読んでいます。

地元の様子がわかるので、お願いしたい。

避難生活による不安不満など負の部分の意見もたくさん取り上げて欲しい。皆さんの思いを聞く事によっ

て前向きな気持ちになれるヒントが出てくるような気がします。

初めて届いた 10月

いつも ありがとうございます。

有難いです。

今後の交流会などの情報。

これからも、よろしく。

ふうあいおたよりを読んでいますがほとんど広範囲すぎて利用できない。今後はふうあいおたよりを必要

とするか聞いて送くらなくても良いと回答した人には中止しても良いと思います。

特になし。お疲れさまです。

ありがたいです。

いつも お送りいただき感謝しています。目が不自由なのと、体調不良が続いているので、決まった日に動

く事がむずかしいため、集会には参加できませんが、いつも楽しく読んでいます。

避難している人、又は地元の方周りの方の声を募って掲載したら、皆さんに読んでもらえてるなあという感

じがして良いと思う。

自分が知っている人の記事が載っていると嬉しくなる。直に TEL してコミュニケーションをとる。

避難指示区域毎の情報が分かりやすいと、いいと思います。

自分の町以外の状況も判るので読んでいる。

ふうあいおたより、有りがとうございます。

もしもの時のために今からやっておくべきことベスト 5

開催場所が、遠く、人数制限も少ない。高齢者には、きついと思う。高齢者目線で、もう少し考えてほしい

と思う。

避難してから、いわき市で受けていた健康診だんを一度も受ける事ができていません。体調が悪くなった

時に、実費で、婦人科や内科へ行き、検査を受けています。市の健康診だんを、公民館などで水戸市民と

いっしょに受けたいです。

Page 21: 4 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)shimin.hum.ibaraki.ac.jp/files/genshiryokuchosa20190305.pdf第4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

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茨城県内に避難してきて今までお便り等は見てきました。「ふうあい」さんが主催してくださった賠償説明会

等、県内で開催していただいて、子育ての合間に参加できたこと、また他県の方々にも親身に寄り添ってく

ださる気持ちには、とても感謝しています。ありがとうございます。

震災から時間も経過して、個々で決着をつけないとならない案件が多くなり、現居住地と元の場所とのこ

れからのことなど迷うことばかりですが、情報をいただけることは、私達はありがたいと思っております。人

間として見守ってくださり、支えてくださるお気持ちには力を頂いております。感謝しております。

よくお世話をしてくれていると感謝しております。

牛久市の方でも、参加できる事があればいいです。

色々とお気使い頂き有難うございます。

本当に助けがほしいです。

活動が、平日が多く参加が難しい。子どもの行事以外での休みを取っての参加は難しいです。どんな世帯

でも参加しやすい日程、場所だと良かったです。

個人で ADR(紛争解決センター)に手続き進行形ですが情報不足しており、弁護士の選定や紛争事例な

どむずかしい。支援や情報提供など必要です。東電の弁護士と戦うことは不可能に思える。

いつも郵送してくれてありがとうございます。楽しみにしているので、これからもよろしくお願い致します。

地元の仕事に対する情勢や景気動向を知りたいです。いわき地区に限っての事です。

4.今後について

(35)今後の予定について教えてください。

1.避難元の市町村に戻る 2.避難元の県に戻る

3.茨城県内に定住する予定 4.茨城県内での定住を決め、住居を確保した

5.決めていない・決められない 6.その他( )

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(36)〔みなし仮設住宅にお住まいだった自主避難の方のみ回答〕

政府・福島県は、自主避難者のみなし仮設住宅の入居期限を 2017年 3月末で終了しました。みなし

仮設の供与期間終了後、住居はどのようにされましたか?

1.お住まいの住宅に継続入居 2.茨城県内で他の民間賃貸住宅等へ転居

3.茨城県内の公営住宅へ入居 4.住宅を購入

⇒回答数が少数であったため、省略

(37)震災時、避難元に持ち家(戸建て)を所有していましたか?

1.はい 2.いいえ(問 43 へ)

避難元の

市町村に

戻る

1.6%

避難元の県に

戻る

1.6%

茨城県内に定

住する予定

27.0%

茨城県内での

定住を決め、

住居を確保

35.7%

決めて

いない

23.8%

その他

2.7%

無回答

7.6%今後の予定

はい

74.6%

いいえ

7.6%

無回答

17.8%

避難元に持ち家の所有

Page 23: 4 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)shimin.hum.ibaraki.ac.jp/files/genshiryokuchosa20190305.pdf第4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

23

(38)元の持ち家・土地の状態は、どれにあてはまりますか?

1.今も家屋が建っている 2.解体し、更地にした 3.家屋・土地は売却した

↓問 39へ ↓問 40へ ↓問 42へ

(39)元の持ち家について、今後の対応としてどのようにお考えですか?

1.できる限り保持する 2.解体したい 3.手放したい 4.決めていない

(40)元の土地について、今後の対応としてどのようにお考えですか?

1.できる限り保持する 2.手放したい 3.決めていない

今も家屋が

立っている

63.8%

解体し、更地

にした

27.5%

家屋・土

地は売却

した

6.5%

無回

2.2%

避難元の持ち家・土地の状態

できる限り保

持する

27.3%

解体したい

38.7%

手放したい

16.0%

決めて

いない

18.1%

避難元の持ち家の今後の対応

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(41)元の持ち家・土地の管理で、不安に思うことはありますか?(〇はいくつでも)

1.不安はない 2.元の持ち家・土地の管理ができない 3.解除後の税金の発生

4.解体・修繕する際の制度が分からない 5.その他( )

(42)元の持ち家の損壊状態は、以下のどれに一番近いですか(近かったですか)?

1.住める状態ではない(雨漏り・動物の被害等) 2.修繕すれば住める 3.今すぐ住める

できる限り保

持する

27.8%

手放したい

38.9%

決めてい

ない

26.2%

無回答

7.1%

避難元の土地の今後の対応

6.5

50.7

55.1

9.4

6.5

不安はない

元の持ち家・土地の管理ができない

解除後の税金の発生

解体・修繕する際の制度が分からない

その他

避難元の持ち家・土地の管理上の不安(複数回答) %

Page 25: 4 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)shimin.hum.ibaraki.ac.jp/files/genshiryokuchosa20190305.pdf第4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

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5.原子力損害賠償について 〔原子力事故により避難されてきた世帯のみ〕

(43)賠償について、どの程度満足していますか?あてはまる選択肢を下から選びご記入ください。

①精神的損害賠償( ) ②生命・身体損害賠償( )

③営業損害賠償及び就労損害賠償( ) ④住居に関する賠償(財物、住居確保損害)( )

⑤賠償制度全体( )

1.とても満足 2.ある程度満足 3.どちらとも言えない 4.やや不満 5.とても不満

(44)東京電力へ、損害賠償請求をしましたか?「請求の方法」について、それぞれ「精神的被害

への賠償」と「土地・家屋等への財物賠償」についてお答えください。

1.1

1.6

1.1

1.1

0.0

5.4

4.3

6.5

13.0

7.0

20.5

27.6

21.1

18.9

16.8

20.0

20.0

14.1

24.3

24.9

40.0

24.9

30.3

27.0

34.6

13.0

21.6

27.0

15.7

16.8

精神的損害賠償

生命・身体的賠償

営業損害及び就労損害賠償

住居に関する賠償(財物、住居確保損害)

賠償制度全体

賠償制度についての満足度

とても満足 ある程度満足 どちらとも言えない やや不満 とても不満 無回答

住める状態で

はない

39.1%

修繕すれば

住める

23.9%

今すぐ住める

11.6%

無回答

25.4%

元の持ち家の損壊状態

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(44-1)精神的被害の損害賠償請求について、以下のどの方法を活用されましたか?

(〇はいくつでも)

1.東京電力への直接請求 2.原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に申立てをした

3.訴訟を提起した 4.請求していない

(44-2) 土地・家屋等の財物賠償について、以下のどの方法を活用されましたか?

(〇はいくつでも)

1.東京電力への直接請求 2.原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に申立てをした

3.訴訟を提起した 4.請求していない

79.2

13.7

3.8

8.7

東京電力への直接請求

原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)

への申立て

訴訟を提起した

請求していない

精神的賠償の方法(複数回答)%

72.1

11.5

1.1

13.1

東京電力への直接請求

原子力損害賠償紛争解決センター

(ADR)への申立て

訴訟を提起した

請求していない

財物賠償の方法(複数回答)%

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6.子育て・お子さまの状況について 子どもや孫がいない方は、7.へお進みください。

(45)子や孫への影響について、あてはまる選択肢を下から選びそれぞれご記入ください。

①子や孫の勉強や学校生活がうまくいっているか不安 ( )

②子や孫のこれからの就学・進学先、就職先などが不安( )

③子や孫の被ばくに関する差別・偏見が不安 ( )

1.強い不安 2.ある程度不安 3.どちらとも言えない 4.あまり不安でない 5.不安でない

(46)震災時、18歳以下だったお子さん・お孫さんは、放射線影響にかかわる甲状腺検査を受けていま

すか? 20歳までは過去 2年、20歳以上は 5年間の受診状況をお答えください。

1.福島県県民健康調査を受診 2.民間団体の検査を受診

3.福島県・民間団体の両方を受診 4.甲状腺検査は受けていない

5.震災時 18歳以下の子ども・孫はいない 6.分からない

5.9

12.4

15.7

14.1

13.0

11.4

2.7

3.2

5.4

6.5

3.2

2.2

3.2

2.7

2.2

67.6

65.4

63.2

子や孫の勉強や学校生活がうまくいっているか不安

子や孫のこれからの就学・進学先、就職先などが不

子や孫の被ばくに関する差別・偏見が不安

子や孫への影響についての不安

強い不安 ある程度不安 どちらとも言えない あまり不安でない 不安でない 無回答・非該当

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7.国・県・自治体・支援団体への要望 (自由回答)

(47)国・被災地元の県市町村・茨城県・県内市町村・茨城県内の支援団体等への要望を自由に

お書き下さい。

〇記入件数 59件

大変お世話になっております。災害は、私たちだけではありませんので、他の人にもごはいりょ願いま

す。

問題や課題について一刻も早く対処してほしい。加齢による不安で(整理(けじめ)引継者いない)あ

る。

どこで死んだらいいかわからない!

せめて避難元への移動については、しばらく高速通交(ママ)の料金の無料化を続けていただきたい。

住民票を特例として、現住所と元住所と二つ持てるようにして欲しい。土地、家の価値がつかなくなっ

たので、避難解除になっても、固定資産税を取るのはやめて欲しい。

借上げ住宅の期間延長を望む。

被災地元の今後の田畑、山林等管理が困難な状況になることが明らかで、後継者が地元に戻らない

と決めていることから、今後どうすれば良いのか分からない。

国⇒県外に居住している人の田畑山林の買上げ。元の県・市町村⇒少数の帰還の復興はむだ

新築で一度も入っていない家を売却した。大損害を賠償してほしい!

放射線講習会。安定ヨウ素剤など。

福島県県民健康

調査を受診

18.9%

民間団体の検査

を受診

4.3%福島県・民

間団体の両

方を受診

2.2%

甲状腺検査は受

けていない

5.4%

震災時18歳以下

の子ども・孫は

いない

3.2%

分からない

3.2%

無回答

62.7%

甲状腺検査の有無

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年齢や被災のストレスにより、体の不調が続いています。今後共、医療費の免除を強く望みます。お願

いします。無くなった場合、生活が非常に大変になります。

夫)要介護1、ディサービス等でお世話になっています。ケアマネが夫の要望をよく聴いてくださり感謝

しています。

妻)健康・生きがいづくり協議会の会員に入れて頂き、地元の人達との交流をさせてもらっています。

水戸市は、福祉面が充実していて、その恩恵を私たちも受けることができ有難いです。

被災者の雇用の斡旋をして頂きたい。年齢が…という点で、すぐにはじかれてしまう。震災さえなけれ

ば…といつも思ってしまう。仮に職に就けば被災者は金があっていいな、とか、いくら賠償金もらえた

の?とか、必ず聞かれるし、職が四十半ばなのに落ち着かない。どうしたらいいんですか?野たれ死

にしろって事ですか?

3.11の事故は忘れ去られている気がする。老後がとても心配です。子ども達が近くにおらず、墓もいら

ないと思っています。散骨が簡単に出来れば助かります。

汚染源(デブリ)が残っているのに、復興を急ぐやり方に疑問を持っています。まず汚染源を取り除くほ

うが先決です。デブリが今の状況で安全という説明も聞こえてきません。

高速道路無料化が打ち切りにならないようお願いします。南相馬市には、冠婚葬祭、集会等で月 3~4

回帰ります。

国(経産省、国交省)のお願で会社を日立で復興したが、7年以上経過しても国からは何の恩恵もな

く、会社は厳しくなるばかりで、従業員は半分以上退職してしまった。

被災者であるという事をあまり人に言いたくなく、話しの流れで被災者という事が長くつきあうと相手が

わかってしまう。そうなるとやはり賠償金もらってるからお金があると思われ、服装、車、バックなどなど

気を使わなければならない肩身の狭い思いをずっとしていかなければならないという事を知ってほし

い。この件は支援の要望ではないが、ただずっと肩身が狭いという事をわかってほしい。

国保税、固定資産税、住民税等の免除、減免の延伸。

高齢者となり何の役にも立たない自分が悲しいです。知らない人達だから、自分の気持ち等本心は言

えないです。古里が恋しいです。

住民票をうつしていません。今後、子供が就学するにあたり、不利がないようにお願いしたいです。高

速道路の減免を継続してほしい。

打ち切って欲しい。自立して、前向きに再建していくしかないと、心が決まっていくと思う。いつまでも支

援が必要な人には、個別に自治体が関わるべきと思います。差別感があります。

住所が南相馬市にあるので、茨城県のディの利用の時にお互いの市役所、ケアマネージャーとのやり

取りに時間がかかり過ぎて、スムーズに利用できない。2 ヶ所利用したくても、1ヶ所しか行けていな

い。

宅地を二ヶ所持っていたが、今後草刈りに通うのが心配です。老後、収入が亡くなる前にお墓まで買っ

ておいたのですが、ひたちなか市で新たに買えるか不安です。

Page 30: 4 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)shimin.hum.ibaraki.ac.jp/files/genshiryokuchosa20190305.pdf第4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

30

20㎞圏内の人々への賠償金が延々と続いている事への不満があります。いつまでも賠償金に甘える

ことは税金の無駄遣いであり、その後の色々な災害で人々は苦労をしているのに、原発にかかわって

いるだけで、必要以上の賠償金で豊かになっているのがおかしいです。

基本聞かないと答えない、教えない、アドバイス無し、の場所なので、まわりにいる親切な方のおかげ

で手続き等をしています。トンチンカンなアンケートは不要です。本人は知的障がいがあるので、代筆

しました(姉)。

国へ:居住制限区域ですが、外より室内の線量が高くて帰りたいが帰れない。1F(階)より2F(階)のほ

うが倍高い。

東海第二原発の廃炉を願う。

書く言葉が浮かびません。

避難生活は同様なのに、賠償金の格差が大きすぎる。持ち家、土地に関しては、国が買い取るべきだ

と思う。現状把握をもっとするべきだと思う。

総合健診が可能な病院を増やしてほしい。せめて、避難している市町村内で受診可能にしてほしい。

はなれて避難生活をしている両親は、市内で受けられなくなった 3年前から受診せず、乳がんの発見

が遅れてしまった。すべてを平等にとは言わなけれど、最低限の平等を求めます。

避難生活 2年後くらいから、皮膚病「乾癬」が発症。…新薬「オデズラ錠」使用中。医療費特例免除の

継続を要望したい。

近所の付き合い、仕事での不安などで精神的な事が多い人がいると思います。訪問や TELなどでの

話などを聞いてほしい。

高速料金免除、医療費一部負担金免除は助かっています。ずっと続くと良いです。

家屋は解体申請しましたが、その後、土地の売却について、国又は町が買上げをすべきであると思い

ます。一般の方が買うなど有り得ないため、行政が考えるべきではないでしょうか。

水戸での生活上の情報などの支援をお願いしたい。

高萩市は保健師さんを派遣してくれたり、お茶会を開催してくれたり、良くしてくれると思っています。

廃地同然の土地の税金を免除(全額)して!!土地の売り先を探してください。

県外の支援団体の活動を見える形で周知してほしい。*地元のボランティア活動に参加したいと調べ

たら、水戸市では資格等の条件があり、県外者はちょっと参加できないのかな?と感じました。

被災元の県に復興庁あるうちは、県職員派遣(避難者多い県への)は希望します。郵便物が送られて

くるだけでは、心もとないですね。

茨城に定住を決めて 7年。近所には、何も話をしていないので、大熊町、東電と書かれた郵便物が届

くのも嫌なぐらいです。古くからの友人も郡山、つくば、南相馬とはなれているので、会話をする人がい

ない。月に1回の交流会を楽しみに外出をしています。

Page 31: 4 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)shimin.hum.ibaraki.ac.jp/files/genshiryokuchosa20190305.pdf第4 回 茨城県広域避難者アンケート調査結果(速報)

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避難生活と、子供を抱えた日々の生活、就業場所が遠いなど、日々の生活がとても忙しく、なかなか

先の事、住居の事など、検討する時間も無い。今後の道筋も避難元でも何も決まっていない。これから

どうしたらいいのか、教えてほしい。

国の本音としては、済んだことにしたいのだろうが、せめて復興という建前は、五輪後も保持を望む。

農作物の放射能を計る線量計を個人で使われる機器を、いくらでもいいから助成してほしいです。

これから引越しは大変なので、現状のまま住宅を提供してほしい。

それぞれ賠償にかかる時間がまちまちななか、なかなか進まない方がおきざりにされて、いろいろな

(本来なら手続きできるであろう)軽減措置もなくなり、賠償手続もきびしくなり、家を求めるのも、途中

で止まって先に進めずにいます。失敗しない土地、家の求め方をもっと早く相談できる所がほしかっ

た。もう…なんかつかれました。

できるだけ早く復興お願いします。

8年もたってしまって、要望も何もないです。賠償も短いし、支援も薄い。何もかも、じっと耐えているの

が現状です。当事者しか分からないけど、もっともっと支援して頂きたい事ばかり。机上での判断しかし

て頂けないのが、今の日本です。

健康診断(無料)を受けたい。甲状腺検査を受けるために、いわき市まで帰れない。避難前は、家族で

住んでいましたが、私と子ども二人で水戸に住んでいますが、いわき市に居る家族は、子どもにとって

祖父母なので家族ではないと言われ、高速道路の無料の申請は断られましたが、出来ないものなの

か…。

・甲状腺検査での欠席があり、1年間の皆勤賞とならなくない、子供が検査で休んだのに、と言ってい

たことがあり、親としても残念な気持ちとなった。

・住民票を移していないことへの避難先への罪悪感を拭ってほしいです。

・相続が発生して、避難元に住んでいない人が、遺留分ということで権利の行使を強く訴えております

が、被災者の権利の優劣の法的な解釈を明確にして頂きたいです。

・今の制度のままでは、震災の被害にもあわずに、苦しい時に親の面倒すらみなかった人が、遺留分

をたてにして、東電賠償の上乗せ分を着服できる制度となっていることに強い憤りを感じます。

双葉郡の原発立地自治体は、国・県と共に原発に恩恵を受けた自治体である認識と、被害自治体で

はあるが安全管理等(危機管理)に関して責任があった事実も含め、加害自治体である事を認識して、

事故以前の原発事業や補助金、税に頼らない自治体になる事を考えてほしい‼

高速料金の無料化を継続してほしいと思います。

色々な面で精神的に追い込められて、市を考える事がある。

ふうあいねっとには、長い間、お世話になりました。これからも、頑張ってください。

避難先の土浦の公共機関、学校関係、お母さま父兄、皆様に本当に良くして貰いました。有難うござい

ました。

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茨城県で警備員をして、細々と同居人3人(+1人)でやっていますが、今年、事故で車が無くなって、

66歳になってもうローンが組めなくなって、本当に保険の切り崩しなどで四苦八苦。静かに普通にくら

していければそれだけ。やっぱり助けがほしいです。

モルモットの意見は、反映されないとあきらめています。

国、東電よりの弁護士でない人、人道支援の強い弁護士などの情報が欲しい。ADRの仲介案しだい

で民事訴訟も考えているので。茨城県、福島県、その他の弁護士。

原子力に頼るのはやめたほうがいい(日本全体の問題)。風力、水力、火力で電気をまかなえたら安

全です!!安全第一。“第二の福島県を出してはいけない”年より、子供がかわいそうです。

茨城県にお世話になり、7年が過ぎました。ようやく地元へ帰れるようになったので、安堵感にひたって

おります。

以 上■

ご協力いただき、ありがとうございました。