グローバル人財開発グローバル人財開発

UNU Global Seminar 8th Okinawa Session

20062006年年1212月月1717日日日産日産自動車株式会社　自動車株式会社　

人事部人事部 人事企画人事企画担当部長担当部長 兼兼 人財開発担当部長　人財開発担当部長　西沢西沢 正昭正昭

AgendaAgenda

1. 日産自動車の概要紹介

2.　中期経営計画推移　　NRPNRP, , 日産１８０日産１８０,, 日産バリューアップ日産バリューアップ

3.　日産自動車の人事制度

4.　日産自動車の人財開発

5.　持続的な成長を支えるために

2

1. 1. 日産自動車の概要紹介日産自動車の概要紹介

3

日産自動車会社概要日産自動車会社概要

本　社　　　　　　　　：東京都中央区銀座６－１７－１

創　立　　　　　　　 ：１９３３年１２月２６日

資本金　　　　　　　 ：６,０５８億円

グローバル販売台数　　 ：３５７万台

連結売上高　　　　　　：９兆４，２８０億円（連結ベース）

連結営業利益　　　　　：８，７１８億円（連結ベース）

連結売上高営業利益率 ：９．２％

投下資本利益率（自動車事業） ：１９．４％

従業員数　　　　　　　 ：３３,０２５名（連結ベース１８２,２７３名）

（決算数値についてはすべて2005年度、2006年3月末時点）

4

主要主要商品ラインナップ商品ラインナップ

セダンセダンSedanSedan

コンパクトカーコンパクトカーCompact CarCompact Car

ミニバンミニバンMini VanMini Van

ｽﾎﾟｰﾂｽﾎﾟｰﾂ&&ｽﾍﾟｼｬﾘﾃｨｽﾍﾟｼｬﾘﾃｨ / / SUVSUVSports & Speciality / SUVSports & Speciality / SUV

ｽﾃｰｼｮﾝﾜｺﾞﾝｽﾃｰｼｮﾝﾜｺﾞﾝStation WagonStation Wagon

商用車商用車Commercial VehicleCommercial Vehicle

5

22．．中期経営計画中期経営計画　　　　NRP, NRP, 日産１８０日産１８０, , 日産バリューアップ日産バリューアップ　　　　NRPNRP：：Nissan Revival PlanNissan Revival Plan

6

中期経営計画推移中期経営計画推移

日産リバイバルプラン日産リバイバルプラン 日産日産180180 日産バリューアップ日産バリューアップ

会社の再生

再建を完了し、

利益ある成長へ

軸足を移動

更なる発展と価値創造

00年度の黒字化

02年度までに売上高

　　　　営業利益率＞4.5％

02年度までに自動車事業

実質有利子負債50％削減

05年9月末まで　　

　　　 グローバルで100万台増販

売上高営業利益率8％

自動車事業

　　　　実質有利子負債ゼロ

08年度に420万台

業界トップレベルの売上

高営業利益率を維持

投下資本利益率（ROIC）

　　　　期間平均20％

コミットメントコミットメント

00年度 02年度 05年度

7

日産リバイバルプラン日産リバイバルプラン発表発表以前以前の状況の状況

0

10,000

15,000

20,000

25,000

5,000

(億円)

-1%

0%

1%

2%

3%

4%

5%

7%

8%

9%

6%

22,57021,000

13,490

21,52023,980

27,37028,660

28,55026,040

91年度

2.70%

0.60%

-0.80% -1.00%

0.70%

3.00%

1.30%

1.70%

1.40%

20％

92年度 96年度 99年度97年度 98年度95年度94年度93年度

有利子負債

売上高営業利益率

ﾏｰｹｯﾄｼｪｱ　　　(日本市場）

8

日産リバイバルプラン日産リバイバルプラン発表発表当時当時の日産の状況の日産の状況

問題の問題の原因原因

① 利益追求の不徹底

lack of profit orientation② 顧客指向性の不足

lack of customer orientation③ 機能､地域､職位横断型業務の不足

lack of cross-functional, cross-border work④ 危機意識の欠如

lack of sense of urgency⑤ 全社員が共有したビジョンや中長期計画の欠如

lack of shared vision or a common long-term plan

9

売上高営業利益率売上高営業利益率 / / 有利子負債（自動車事業）有利子負債（自動車事業）

9,527

-2,159-86

00年度 01年度 02年度 03年度 04年度99年度

6,000

9,000

3,000

12,000

15,000

0

-4,535

億円

0

7.5％

5.0％

10.0％

4,317

1.4%

4.75%

7.9%

10.8%11.1%13,497

10.0%

売上高営業利益率

有利子負債

2.5％

12.5％

10

2,200

2,800

3,000

2,600

99年度 00年度 01年度 02年度 03年度 04年度

3,200

3,400

2,400

2,597

3,057

2,633

2,530

2,771

　日産180のコミットメント達成　　ｺﾐｯﾄﾒﾝﾄ：

　　　01年度の販売台数＋1,000千台増販

グローバル販売台数グローバル販売台数千台

3,671

3,388

05年9月末

3,600

11

売上高利益率とマーケットシェアの変化売上高利益率とマーケットシェアの変化

12

　Business　development

Purchasing

Manufacturing & Logistics

R&D

Sales & Marketing

G&A

Finance Cost

Product Phasing out

Organization

CFT CFT （（Cross Functional TeamCross Functional Team））活動活動

　Business　development

　Purchasing

　Manufacturing & Logistics

　R&D

　Sales & Marketing

　G&A

　Finance Cost

　Complexity reduction 　

　Quality of management

　Cost of investment

　Diversity

　Time reduction

CFT 発足当時 2006年3月

13

NRPNRP達成に向けた取り組み達成に向けた取り組み

ﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑ（車型）の削減による開発、生産ｺｽﾄ削減

（24ﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑ → 12ﾌﾟﾗｯﾄﾌｫｰﾑ）

過剰生産能力の集約（3車両工場・2ﾊﾟﾜ-ﾄﾚｲﾝ工場の閉鎖）

Global商品ﾗｲﾝﾅｯﾌﾟの整理

（北米；02年迄に4ﾓﾃﾞﾙ,欧州；03年迄に全ﾓﾃﾞﾙ）

部品調達コスト削減（3年間で20％）

Globalで２万１千人の人員削減

各分野でﾙﾉｰとのｼﾅｼﾞｰ効果を高める活動

不動産及びﾉﾝｺｱ事業の売却

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グローバル組織のイメージグローバル組織のイメージ

地域地域

MManagement anagement CCommitteeommittee（（ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｺﾐｯﾃｨ）ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｺﾐｯﾃｨ）

ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ日産本社日産本社

GNXGNX

販売・ﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ

商品企画

技術・開発

生産

購買

経理・財務

人事

ｺｰﾎﾟﾚｰﾄｻﾎﾟｰﾄ

グローバルファンクション

グローバルファンクション

グローバルファンクション

日本日本 ｱﾒﾘｶｱﾒﾘｶ 欧州欧州 GOMGOMﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ

15GOM: General Overseas Market（日米欧を除く一般海外市場）

ダイバダイバーーシティマネジメントシティマネジメント

多様性多様性ダイバダイバーーシティシティ

GenderlessGenderless

Cross Cross RegionRegion

Cross Cross CulturalCultural

Cross Cross FunctionFunctionCross Cross

CompanyCompany

Cross Cross GenerationGeneration

多様性が価値を生む！多様性が価値を生む！16

ゴーンマネジメントの特徴ゴーンマネジメントの特徴

　　Establishing Strategic Direction Establishing Strategic Direction

　　Selling the VisionSelling the Vision

　　Communication with ImpactCommunication with Impact

　　Change LeadershipChange Leadership

　　Cultural Interpersonal EffectivenessCultural Interpersonal Effectiveness

　　Coaching/TeachingCoaching/Teaching

　　Empowerment/DelegationEmpowerment/Delegation

　戦略の立案　戦略の立案

　シンプルなコミュニケーション　シンプルなコミュニケーション

　実行の組織化　実行の組織化

　権限委譲とモチベーション　権限委譲とモチベーション

　マネジメントのプロセス　マネジメントのプロセス 　　Executive CompetenciesExecutive Competencies

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3. 3. 日産自動車の人事制度日産自動車の人事制度

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主な人事制度、人財開発の変遷主な人事制度、人財開発の変遷

Management Institute の設立FA制度（Shift Career）の導入,社内公募制度（Open Entry）の常時化

グローバル従業員サーベイ（日産バリューアップサーベイ）の実施Global 日産社長賞の設立

人事諮問委員会（NAC）の設立

部課長層人事制度の改訂

グローバルエグゼクティブトレーニング（GET）の開発と導入

コーチング研修等、各種マネジメント研修の開発と導入キャリアコーチ制の導入

一般層人事制度の改訂キャリアデザイン研修の導入ラーニング・マネジメント・システム「キャリアポータル」、「らーなび」の導入Diversity　Development　Officeの設立

人事制度、人財開発制度の変遷

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

19

2006年 NISSAN WAYの浸透に向けた活動開始Global Recruitment Platform（Website)の導入

人事中期計画方針人事中期計画方針

~ 継続的な利益ある成長を支える人事として ~

2. 組織能力の向上

1. グローバルHR機能の確立

- 真のグローバル日産人事へ

- 仕事の効率と質

- 従業員のモチベーション

- 最適な人財資源配置

- 人財育成

3. Diversityの推進

- 女性の活用をファーストステップとした、多様性のあるカルチャーの定着

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グローバル共通人事活動グローバル共通人事活動

1. NISSAN WAY Deployment 日産ウェイの浸透促進

2. Global Competency & PMD Process　共通コンピテンシー・評価プロセス

3. Global Functional NAC　機能部門別人事委員会

4. Young High Potential Person 若手層からの人財発掘

5. Global Training　グローバルトレーニング

6. Expertise Development　専門性強化

7. Critical Resources　クリティカルリソースの確保

8. Global Recruitment Platform　採用Webサイト

9. Diversity Development ダイバーシティ推進

10. Global Headcount and Labor Cost Management　人員・労務費管理

11. Global HR Data Warehouse　人事データウエアハウス

12. Nissan Value-Up Employee Survey　グローバル従業員意識調査

13. Global HR Scorecard　人事スコアカード1721

連結の中長期業績

行動・能力

（ｺﾝﾋﾟﾃﾝｼｰｻｰﾍﾞｲ）人財育成

役割別年俸バンド

個人の貢献水準

評　価 報　酬

　人財育成

トレーニング／

キャリアパス

業界トップの水準

業界で競争力のある水準

労働市場での競争力確保と成果に対する

魅力ある報酬水準

PMDPerformanceManagementDevelopment

個人の単年度業績＋連結の単年度業績

短期：単年度インセンティブ＜Variable Compensation＞

中長期インセンティブ＜ストックオプション＞

フリンジベネフィット＜退職金等＞

基本年俸

人事制度（部課長）人事制度（部課長） ～評価・報酬～～評価・報酬～

22

基本年俸（ABS）

VC最大額*ABS ＊ X％

コミットメント・ターゲットの達成状況により、機械的に決定

*Max achievable % は

　地域・階層により異なる

-- 業績評価と単年度インセンティブ制度業績評価と単年度インセンティブ制度 --

Variable Compensation

コミットメント達成(50%)

ターゲット達成(100%)

コミットメント未達(0%)

人事制度（部課長）人事制度（部課長） ～評価・報酬～～評価・報酬～

23ABS: Annual Basic Salaryの略

4. 4. 日産自動車の人財開発日産自動車の人財開発

24

人財開発方針（中期計画）人財開発方針（中期計画）

••20022002年度　年度　次世代次世代リーダーリーダーの育成の育成

••20032003年度　ミドルマネジメントの開発年度　ミドルマネジメントの開発

••22004004年度　年度　専門性専門性向上向上//キャリア開発キャリア開発

••20052005年度　年度　Nissan Learning Center Nissan Learning Center 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Management InstituteManagement Institute設立設立

25

2005年4月ｵｰﾌﾟﾝ（箱根）

ﾐｯｼｮﾝ：ﾘｰﾀﾞｰｼｯﾌﾟの育成、将来の発展に必要な専門性の養成、ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝを創造する「場」の

　　　　 提供を通して、日産の価値創造に貢献する

26

27

Management InsManagement Insttituteituteのご紹介のご紹介（ビデオ）（ビデオ）

Value Creation

Consortium Program

Leadership

Cultural Diversity

NISSAN WAY

Leadership Program

Knowledge Creation

Critical Expertise

Innovation

Management Institute ConceptManagement Institute Concept

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人財の発掘　人財の発掘　-- NAC NAC 【【Nomination Advisory CouncilNomination Advisory Council】】 立ち上げ立ち上げ --

従来従来 現在現在

会社共通の資産グローバル管理

各地域バラバラ各地域バラバラ各社別・部門別管理各社別・部門別管理

次世代次世代リーダリーダーー育成育成

1.1.グローバル主要ポストに対する後継者プラン作成　グローバル主要ポストに対する後継者プラン作成　

22..次世代次世代リーダーリーダーの発掘と育成プランの作成の発掘と育成プランの作成

構成メンバー：　構成メンバー：　CEOCEO、、EVPEVP、、人事担当役員（月一回開催）人事担当役員（月一回開催）

原則：原則： メンバー全員の意見によって判断メンバー全員の意見によって判断

※※ NACNACの役割の役割

29

　

開発

販売ﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ

生産

コーポレートNACコーポレートNAC

日本日本NACNAC

ｱﾒﾘｶｱﾒﾘｶNACNAC

欧州欧州NACNAC

人財の発掘人財の発掘 -- NACNACの構成の構成 --

リージョナルリージョナルNACNAC

GOMGOMNACNAC

ファ

ンク

ショ

ナル

ファ

ンク

ショ

ナル

NA

CN

AC

キャリアコーチ１．キーポジション（グローバル）の最適人財配置をトップに提案１．キーポジション（グローバル）の最適人財配置をトップに提案

２２..　部課長層のコーチング及び能力開発を支援　部課長層のコーチング及び能力開発を支援

３３..　組織、マネジメント、教育プログラム及び　組織、マネジメント、教育プログラム及びHRHRシステムの改善に関する提言システムの改善に関する提言

グローバル全ての会議体に自由に参加できる権限を有する

次世代次世代リーダリーダーー育成育成

30

異動異動//配置配置

ポストに求められる要件　＋　本人のキャリアパスポストに求められる要件　＋　本人のキャリアパス

部門を越えて幅広く人選

CFT､CCT､FTT､V-up等パイロット

販売会社､部品販売会社､　製造委託会社との人財交流

現地本社、販売、製造、開発各拠点

戦略的人財交流（強みの相互補完）ルノー

プロジェクト的アサイン

国内

海外

主要ポスト

日産圏

社内

社外

将来リーダーには経営視点が求められるポジションを経験させる。

次世代次世代リーダリーダーー育成育成

31

研修機会の提供研修機会の提供

-- Global Executive Training (GET) Global Executive Training (GET) --

サクセッションプランのサポートを目的としたリーダーシップ研修サクセッションプランのサポートを目的としたリーダーシップ研修（（20022002年度より開始）年度より開始）

Advanced 全世界から20-25人/年　選抜

Intermediate 全世界から30-40人/年　選抜

次世代リ次世代リーダーダーー育成育成

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Programs of Management InstitutePrograms of Management Institute

Global Executive Training

Cross Culture Training

Global Learning Alliance

Global Marketing Program

NISSAN WAY Workshop

OthersStrategic Engineering ProgramLeadership Program for Innovative Engineers (Nissan Foundation)

33

5. 5. 持続的な成長を支えるために持続的な成長を支えるために

34

[[The power comes from inside]The power comes from inside]

NISSAN WAY NISSAN WAY 日産ウェイ日産ウェイ

Global Recruitment Home PageGlobal Recruitment Home Page

Global Search page

CareersGlobal Careers

採用担当者ページ

•グローバルな応募者検索•他地域の空きポジション閲覧•応募者情報のトラッキング管理

応募者用ページNISSAN GLOBAL Web Siteより募集職種検索・応募へ

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Overall view of the websitehttps://www.nissan-expat.com/

Nissan Expatriate Website Nissan Expatriate Website 海外出向者向け海外出向者向けHPHP

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Main Contents

Explanation of

•Global FSA Policy

•Expatriate compensation

Explanation of

what to prepare before/during/end of assignment

•Company information(basic info, working hours, organization chart etc)

•City information(accommodation, education, VISA info etc)

Explanation of

•basic appraisal rule for expatriate

•appraisal process of expatriate

•Process related questions

•Living related questions

•Ask a question

Nissan Expatriate Website Nissan Expatriate Website 海外出向者向け海外出向者向けHPHP

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　Reward & Recognition Reward & Recognition 褒賞褒賞制度の拡充　制度の拡充　-- ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ日産日産社長賞社長賞 --1. 目的

ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ日産への貢献を適切に認知し、報奨することで、従業員のﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝを向上させること、

日産ウェイの浸透を促進するﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄﾂｰﾙとして、より多くの人・組織に賞を拡大する。

2. ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ日産社長賞の種類

　２つのタイプ

●Global NISSAN President AWARD for all NISSAN employees.年度に１件の表彰を行う。

● Global NISSAN President AWARD for all NISSAN executives.年度に１名の表彰を行う。

FY05 FY05

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NEW NISSAN SKYLINE

ご清聴ありがとうございましたご清聴ありがとうございました