2016...「blue skies for our children...

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経営企画部 環境安全企画室 Tel.03-5412-1155/Fax.03-5412-1154 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 本田技研工業株式会社 <内容に対するお問い合わせ先> 発行2016年10月 200001610 S A M2 2016

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Page 1: 2016...「Blue Skies for Our Children ~子どもたちに青空を~」。CVCCエンジンの開発に取り組んだあの頃から 揺らぐことのない想いを胸に、 Hondaは青空の広がる未来に向けて

経営企画部 環境安全企画室 Tel.03-5412-1155/Fax.03-5412-1154

〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1

本田技研工業株式会社

<内容に対するお問い合わせ先>

発行2016年10月 200001610S AM2

2016

Page 2: 2016...「Blue Skies for Our Children ~子どもたちに青空を~」。CVCCエンジンの開発に取り組んだあの頃から 揺らぐことのない想いを胸に、 Hondaは青空の広がる未来に向けて

子どもたちに美しい青空を。青空の下を走ることの喜びを。子どもたちに美しい青空を。青空の下を走ることの喜びを。

子どもたちに青空を。子どもたちに青空を。

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美しい青空を次の世代へ。その想いがHondaを動かしています。未来を担う子どもたちに青空を残したい。

この空の青さを、透きとおる海の美しさを、

大地にあふれる緑の鮮やかさを、

子どもたちに手渡していきたい。

その想いがHondaの環境取り組みの原点であり、

今日も私たちを動かし続ける原動力です。

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世界を変えたのはひとつのエンジンでした。

1970年代、社会が成長と繁栄を急ぐあまり、青いはずの空が灰色に淀んでしまった時代。光化学スモッグ

による子どもたちの健康被害が社会問題となり、その原因のひとつが街にあふれるクルマの排気ガスだと

言われました。クルマは人々 に幸せをもたらすもの。そう信じてきたHondaは、クルマをつくり続けるために、

ある決意を抱きます。

「子どもたちに青空を」この言葉のもとに結集し、空気を汚さない、

世界一きれいなクルマをつくり出そう。子どもたちに再び青く美しい空を

取り戻し、永遠に守り続けよう。1972年、その想いはひとつのエンジン

に結実します。それは低公害という性能を徹底的に追求し、独自に

生み出した革新技術を投入したエンジンでした。

CVCCと名づけられたこのエンジンは、当時世界一厳しく達成不可能と

言われた米国の大気浄化法(マスキー法)を世界で初めてクリア。翌年、

あらゆる人に幸せになってほしいとの願いから「シビック(市民の)」

と名づけられたクルマに搭載され、世界の人々へと届けられました。

「環境性能のHonda」の歴史は、ここから始まったのです。

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変わることのない想いを宿して、今。2016年、Hondaは自ら「究極のクリーンカー」と位置づける燃料電池自動車の最新モデル、「クラリティ FUEL CELL」

を世に送り出しました。水素を燃料とし、走行中にCO2をまったく排出しないこのクルマは、燃料電池パワー

トレインを劇的に小型化してボンネット内におさめ、流麗なフォルムと大人5人が余裕を持って乗れるキャビンを

実現。さらにガソリンエンジン車と遜色ない動力性能、航続距離、使い勝手をも実現しています。

Hondaは「究極のクリーンカー」にも、クルマとしての付加価値を妥協せず追い求めます。それは、魅力のないクルマ

は人々に選ばれず、それでは最先端の環境性能を人々に届けることができないから。「子どもたちに青空を」この

変わることのない想いをすべての人に届けるために、Hondaはすべての製品のすべての性能を磨き続けています。

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どこへでも、どこまでも。自由な移動の喜びを、いつまでも。

自分の意思で、いつでも好きな時に、あの場所へ、あの人のもとへ向かう。

一人で、二人で、家族や仲間と一緒に、さまざまな場所へ行き、新しい人、新しいものに出合う。

そう、自由に移動することは、かけがえのない喜びです。

私たちはいつまでも、その喜びを人々に届ける存在であり続けたい。

そう願うからこそ、Hondaは製品の性能を磨き、環境負荷の低減に、真 に取り組み続けます。

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二輪車 四輪車 汎用製品

その一台に、青空への意思を込めて。現在、重点的に取り組んでいる環境課題のひとつが、気候変動問題

です。Hondaはモビリティメーカーとしてこれに対応すべく、

2020年までに、製品の使用時におけるCO2排出量を2000年に

比べて30%低減する目標を定め、これに取り組んでいます。

これからもクルマの窓から眺める緑が鮮やかであり続けるように。

Hondaは、日々低燃費技術を磨き、新たな環境技術を開発して

いくことで、製品のCO2排出量低減に挑み続けます。

2015年度の製品におけるCO2排出量低減実績(2000年比)

(g/km当たり)  (g/km当たり) (kg/1時間当たり)-33.2% -22.4% -27.8%※Hondaの製品から排出されるCO2の全世界平均値集計対象範囲:日本、北米、欧州、アジア・大洋州、中国、南米の各地域の国々を対象とし、二輪車・四輪車・汎用製品のそれぞれにおいてHondaの全世界の販売台数のおよそ90%以上を網羅する

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すべての活動で、一人ひとりが未来を見つめて。お届けする製品の環境負荷はもちろん、自らが行う企業活動の環境負荷も最小でありたい。

Hondaは、商品開発や生産、輸送、販売などすべての企業活動において、従業員一人ひとりが未来に向けて負った責任

を自覚しながら、環境負荷の低減に取り組んでいます。2015年度には、企業活動全体におけるCO2排出量を2000年度

に比べて16%、同じく廃棄物等発生量を20%、水資源使用量を36%低減し、2016年度までの期間で定めた環境負荷

低減目標を一足早く達成しました。Hondaはこれからも歩みを止めることなく、企業活動全体における環境負荷の最

小化に取り組み続けていきます。    

OCCO22

※上記は日本の企業活動における売上高当たりのCO2排出量、廃棄物等発生量、水資源使用量の値 本田技研工業(株)、(株)本田技術研究所、ホンダエンジニアリング(株)、(株)ホンダアクセスを対象範囲としています

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Hondaが思い描く理想の未来、それはすべてのモビリティの環境負荷をゼロにして、すべての

人々が心から自由に移動する喜びを味わえる世界を実現することです。この想いを夢で終わらせ

ないために、Hondaは2030年をめどに、四輪車販売台数の3分の2をハイブリッド車やプラグイン

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車などの環境負荷の低い電動化モビリティに置き換える

ことを目指します。これは、理想の未来に踏み出す第一歩。Hondaは移動という行為そのものを革新し、

それを暮らしの中にも広げる技術を生み出して、もう一度、世界を新しくすることに挑戦します。

さぁ、もう一度、世界を新しくしていこう。

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電気でつながる

電気をつかう

電気をつくる

水素とつながる

水素をつかう

水素をつくる

電気で「つくる」「つかう」「つながる」

水素で「つくる」「つかう」「つながる」

クルマにもバイクにも、そして電気製品にも同じように使

える大容量のバッテリーがあったら、電気をもっと効率

的につかえる。そんなワクワクする未来に向けて、Honda

はモバイルバッテリーパックを開発しました。再生可能

エネルギーでつくった電気をバッテリーパックに充電し、

さまざまな電動モビリティの電源に。そして家庭や移動

先ではクレードルを介して電気製品に電力を供給。こうし

た製品や仕組みにより、CO2フリーの電気を暮らしに活用

する世の中を目指しています。

水素は地球上にほぼ無限にあり、人の手によって取り出す

こと、循環させることが容易で、輸送や貯蔵もできる次世代の

有望なエネルギーです。Hondaは水素を燃料としてCO2

を一切出さずに走行する燃料電池自動車に加え、水素製造

からCO2排出をゼロにすることを目指して、再生可能エネ

ルギー由来の電気で水素をつくるスマート水素ステー

ション(SHS)を開発。さらに燃料電池自動車にV2H対応

DC普通充電器や外部給電器をつなげて家庭や電気製品

に電力を供給できるようにすることで、CO2フリーの水素

エネルギーを暮らしに活用する世の中を目指しています。

燃料電池自動車

外部給電器

V2H対応DC普通充電器

スマート水素ステーション

充放電クレードル風力発電

太陽光発電

電動モビリティ

モバイルバッテリーパック

「つくる」「つかう」「つながる」が暮らしをCO2フリーにしていく。

Hondaはモビリティを活用し、暮らしのCO2排出までゼロにするCO2フリーの未来を想い描いています。その実現の

を握るのが、Hondaの「つくる」「つかう」「つながる」技術です。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを

利用し、CO2を排出せずに水素や電気をつくり出す(つくる)。そのCO2フリーの水素や電気を燃料電池自動車や電気

自動車に供給することで、完全にCO2フリーの移動を実現する(つかう)。さらにその燃料電池自動車や電気自動車から

外部へ電気を供給することで、暮らしの中にもCO2フリーのエネルギーを広げていく(つながる)。

Hondaは「つくる」「つかう」「つながる」で暮らしをCO2フリーにし、豊かで持続可能な社会の実現を目指します。

※一部はコンセプトモデルです

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この美しい空の下で、生きていこう。子どもたちに、さらにその先の子どもたちに、

いつまでも、いつまでも美しい地球と自由な移動の喜びを残していきたい。

「Blue Skies for Our Children ~子どもたちに青空を~」。

CVCCエンジンの開発に取り組んだあの頃から

揺らぐことのない想いを胸に、

Hondaは青空の広がる未来に向けて

全力で進んでいきます。

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www.honda.co.jp/environment

www.facebook.com/honda.epress

Hondaの多彩な環境情報をポータルサイトで随時公開しています。

私たちの取り組みみははは、、今今今今ここここの瞬瞬間間もも。

環境取り組みの背景にある

「人と技術」のストーリーを

ご紹介します。

Hondaのさまざまな

環境取り組みを

いち早くレポートします。

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出演イベントをご紹介します。

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Hondaは「『自由な移動の喜び』と『豊かで持続可能な社会』の実現」をグローバル環境・

安全ビジョンとして掲げています。そしてこのビジョンの達成に向けた意思表明として、

グローバル環境スローガン「Blue Skies for Our Children」を定め

ました。青い空と海、緑に包まれた地球をモチーフに、スローガンを

可視化したグローバル環境シンボルを目にした時は、ぜひHondaの

環境への想いを思い起こしてください。