〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕...
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〔2014年1~3月期の景況/4~6月期の予想〕�
【調査要項】
実施期間:2014年2月24日~3月10日
調査対象:県内の当金庫のお取引先 989社(下記参照)
調査方法:郵送および面談によるアンケート調査
分析方法:業況、売上、収益、資金繰り、人手などについて、「良い」(増加など)と答えた企業割合から
「悪い」(減少など)と答えた企業割合を差し引いた値(DI:Diffusion Index)を中心に分析
製造業�
対象先数�
回答数�
回答率(%)�
429�
366�
85.3
卸売業�
136�
117�
86.0
小売業�
72�
62�
86.1
飲食業�
30�
26�
86.7
建設業�
152�
137�
90.1
不動産業�
41�
38�
92.7
運輸業�
37�
33�
89.2
サービス業�
92�
81�
88.0
合計�
989�
860�
87.0
結果概要
1~3月期の景況
★全産業の景況感2期連続のプラス。幅広い業種に消費増税前の駆け込み需要。
★自動車部品製造業は好調を維持。自動車生産の増加が寄与。
★小売業の景況感が大幅に改善、22年ぶりの水準。建設業はリフォーム工事も増加。
4~6月期の予想
★駆け込み需要の反動減を懸念。予想DIは大幅悪化へ。
★機械器具部品製造業はDIプラスを維持する見通し。国内設備投資の回復背景。
業 種 前 期(10~12月)
今 期(1~3月)
予 想(4~6月)
業 種 前 期(10~12月)
今 期(1~3月)
予 想(4~6月)
印 刷全 産 業
食 料 品製 造 業
卸 売 業非 製 造 業
小 売 業
飲 食 業
自動車部品
機 械 器 具部 品
建 設 業金 属 製 品
不 動 産 業窯業・土石
運 輸 業
サービス業
木材・木製品
繊 維 製 品
業種別天気図 数値は業況判断DI
6.5
1.4
10.3
7.2
5.5
△ 2.5
△ 5.9
0.0
△14.8
6.5
4.7
7.9
13.5
9.2
△ 9.1
0.0
42.8
△9.6
△21.9
△22.9
△21.1
△45.8
1.9
△ 6.4
△33.3
△28.5
△45.0
△36.3
△4.0
9.4
△19.1
△46.2
39.5
17.1
9.3
1.2
△33.3
△20.0
10.5
△1.6
△38.5
22.6
0.0
18.2
1.2
△33.4
△16.0
△20.9
△32.3
△65.4
△11.0
△5.7
△54.8
△9.9
調査レポート�調査レポート�
△50.0DI △5.0 5.0 50.0
〔天気図の見方〕�
〔全産業〕
★ 1~3月期の企業の景況感を表す業況判
断DI(業況を「良い」と答えた企業の
割合から「悪い」と答えた企業の割合
を差し引いた値)は6.5となり、10~12
月期(6.5)と変わらなかった。DIのプ
ラスは2四半期連続。全体として景況感
は回復している。
★ 4~6月期の予想業況判断DIはマイナス21.9と、28.4ポイントの悪化を見込む。
〔製造業〕
★ 業況判断DIは4.7。10~12月期(1.4)にくらべ3.3ポイントの改善。改善は4四半期連続。2四半期
連続のプラス。消費増税前の駆け込み需要が幅広い業種で見られた。
・ DIが改善したのは、自動車部品、機械器具部品、窯業・土石、木材・木製品、繊維製品、印刷。
悪化したのは、金属製品と食料品。
・ 自動車部品は3四半期連続のプラス。駆け込み需要で自動車生産が増加したことが寄与。
★ 予想業況判断DIはマイナス22.9。駆け込み需要の反動で景況感は悪化する見通し。
・ 金属製品と食料品は改善を予想。
・ 機械器具部品はDIのプラスを維持する見通し。国内の設備投資が回復しつつあるのが背景。
〔非製造業〕
★ 業況判断DIは7.9。10~12月期(10.3)にくらべ2.4ポイントの悪化。
業況判断
(単位:%ポイント △はマイナス)�
前期�〔10~12月期〕�
今期�〔1~3月期〕�
予想�〔4~6月期〕�
全産業�
製造業�
非製造業�
6.5�
1.4�
10.3
6.5�
4.7�
7.9
△ 21.9�
△ 22.9�
△ 21.1
-28.4�
-27.6�
-29.0
↓�
↓�
↓�
0.0�
3.3�
-2.4
-�
↑�
↓�
変化幅�
前期→今期�今期→予想�
業況判断DI40
20
0
-20
-40
-60
-80
-100
(%ポイント)�
全産業�製造業�非製造業�
89�(年)�
良い�→�
悪い�←�
90� 91� 92� 93� 94� 95� 96� 97� 98� 99� 00� 01� 02� 03� 04� 05� 06� 07� 08� 09� 10� 11� 12� 13� 14�
阪神淡路大震災�(95年1月)�
バブル崩壊�(90年)�
消費税5%�(97年4月)�拓銀・山一證券破綻�(97年11月)� ITバブル�
崩壊(00年)�
米同時多発テロ�(01年9月)�
リーマンショック�(08年9月)�
東日本大震災�(11年3月)�
第2次安倍内閣�(12年12月)�
予想�
消費税8%�(14年4月)�
調査レポート�調査レポート�
・ DIが改善したのは、卸売業、小売業、飲食業、運輸業。悪化したのは、建設業と不動産業。
・ 卸売業は5四半期連続の改善。建設材料や機械器具を扱う企業は堅調推移、食品・飲料を扱う企
業も回復。
・小売業は大幅に改善。22年ぶりにDIがゼロ付近へ。
・建設業は増税前の駆け込み需要でリフォーム工事も増加。
・ サービス業は、対法人向けサービスと対個人向けサービスで明暗。法人向けは駆け込み需要で
好調を維持、個人向けは振るわなかった。
★ 予想業況判断DIはマイナス21.1。大幅な悪化を予想。
〔全産業〕
★ 前年同期比売上額判断DI(売上額が前年
同期とくらべ「増加」したと答えた企業
の割合から「減少」したと答えた企業の
割合を差し引いた値)は17.9〔増加〕。
増収は3四半期連続。
★ 前年同期比収益判断DI(収益が前年同期
とくらべ「増加」したと答えた企業の割
合から「減少」したと答えた企業の割合
を差し引いた値)は2.6〔増加〕。増益は
2四半期連続。
(%ポイント)�
-100
40
20
0
-20
-40
-60
-80
前年同期比売上額判断DI
増加�→�
減少�
→�
製造業�全産業�
非製造業�
2009 2010 2011 2012 2013 2014
製造業�
非製造業�
1~3月期の業況�
改善した業種� 悪化した業種�
建設業�不動産業�
卸売業�小売業�飲食業�運輸業�
製造業�
非製造業�
4~6月期の予想�
自動車部品�機械器具部品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�
金属製品�食料品�
自動車部品�機械器具部品�窯業・土石�木材・木製品�繊維製品�印刷�
金属製品�食料品�
改善予想の業種� 悪化予想の業種�
卸売業�小売業�飲食業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�サービス業は横ばい�
売上額・収益
調査レポート�調査レポート�
〔製造業〕
★ 前年同期比売上額判断DIは17.0〔増加〕。
増収は2四半期連続。
★ 前年同期比収益判断DIは3.6〔増加〕。増益
は7四半期ぶり。
・ 増収増益となったのは、自動車部品、機
械基器具部品、金属製品、窯業・土石、
繊維製品。
〔非製造業〕
★ 前年同期比売上額判断DIは18.6〔増加〕。増収は4四半期連続。
★ 前年同期比収益判断DIは1.8〔増加〕。増益は2四半期連続。
・ 増収増益となったのは、卸売業、建設業、不動産業。
〔全産業〕
★ 販売価格判断DI(販売価格が3ヵ月前とくらべ「上昇」と答えた企業の割合から「下落」と答え
た企業の割合を差し引いた値)は6.5〔上昇〕。
★ 仕入価格判断DI(仕入価格が3ヵ月前とくらべ「上昇」と答えた企業の割合から「下落」と答え
た企業の割合を差し引いた値)は45.2〔上昇〕となった。
〔製造業〕
★ 販売価格判断DIはマイナス1.6〔下落〕
(%ポイント)�
-100
40
20
0
-20
-40
-60
-80
前年同期比収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
製造業�全産業�
非製造業�
2009 2010 2011 2012 2013 2014
製造業�
非製造業�
前年同期に比べた売上額�
印刷�食料品�
自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土木�木材・木製品�繊維製品�
増加した業種� 減少した業種�
卸売業�小売業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�
製造業�
非製造業�
前年同期に比べた収益�
印刷�食料品�
増加した業種� 減少した業種�
小売業�飲食業�運輸業�
卸売業�建設業�不動産業�
自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�繊維製品�
�
飲食業は変わらず�
木材・木製品は変わらず�
サービス業�
販売価格・仕入価格
調査レポート�調査レポート�
★ 原材料仕入価格判断DIは40.8〔上昇〕。
・ このところ販売価格の下落は収まって
きたが、原材料仕入価格の上昇は、円
安などを背景に幅広い業種にまだ広が
っていることが確認できる。
〔非製造業〕
★ 販売価格判断DIは12.7〔上昇〕。5四半
期連続の上昇。
★ 仕入価格判断DIは48.5〔上昇〕。
・ 価格転嫁が進んでいるとみられる。
・ 不動産業では物件価格の上昇傾向が続
いているが、「関東や関西のファンド系
が土地価格を押し上げている」との指
摘もある。
・ 食材が値上がりしている飲食業と燃料
価格が上昇している運輸業で仕入価格
の上昇を訴える企業が多い。
〔全産業〕
★ 資金繰り判断DI(資金繰りが3ヵ月前
とくらべ「楽」と答えた企業の割合
から「苦しい」と答えた企業の割合
を差し引いた値)はマイナス0.2〔苦
しい〕。
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス9.3
〔苦しい〕。
〔製造業〕
★ 資金繰り判断DIはマイナス2.3〔苦しい〕。
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス9.6〔苦しい〕。
〔非製造業〕
★ 資金繰り判断DIは1.4〔楽〕。
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス9.3〔苦しい〕。
資金繰り
2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014
資金繰り判断DI
-50
10
-40
-30
-10
-20
0
(%ポイント)�
楽�→�
苦しい�
→�
製造業�非製造業�
予想�全産業�
2009 2010 2011 2012 2013 2014
販売価格判断DI・仕入価格判断DI (非製造業) �
-30
-40
-10
-20
-50
10
0
20
30
40
50(%ポイント)�
上昇�→�
下落�
→�
仕入価格�販売価格�
予想�
2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014
販売価格判断DI・原材料仕入価格判断DI(製造業)�
-30
-10
-20
-40
10
0
20
30
40
50(%ポイント)�
上昇�→�
下落�
→�
原材料仕入価格�販売価格�
予想�
調査レポート�調査レポート�
〔全産業〕
★ 残業時間判断DI(残業時間が3ヵ月前
とくらべ「増加」と答えた企業の割
合から「減少」と答えた企業の割合
を差し引いた値)は15.3〔増加〕。
★ 予想残業時間判断DIはマイナス6.4
〔減少〕。
★ 人手過不足判断DI(人手が「過剰」
と答えた企業の割合から「不足」と
答えた企業の割合を差し引いた値)
はマイナス29.4〔不足〕となり、人手
不足感が広がっている。
★ 予想人手過不足判断DIはマイナス19.1
〔不足〕となっている。
〔製造業〕
★ 残業時間判断DIは20.0〔増加〕。
・ 繊維製品と食料品を除く、すべての
業種で残業時間が増加。
★ 予想残業時間判断DIはマイナス6.4〔減少〕。
★ 人手過不足判断DIはマイナス25.2〔不足〕。
★ 予想人手過不足判断DIはマイナス9.8〔不足〕。
製造業�
非製造業�
3ヵ月前と比べた残業時間�
自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�木材・木製品�印刷�
増加した業種� 減少した業種�
飲食業�不動産業�
繊維製品�食料品�
卸売業�小売業�建設業�運輸業�サービス業�
製造業�
非製造業�
人手過不足感�
自動車部品�機械器具部品�金属製品�窯業・土石�繊維製品�印刷�
卸売業�小売業�飲食業�建設業�不動産業�運輸業�サービス業�
人手過剰� 人手不足�
木材・木製品、食料品は過不足感なし�
雇 用
2009� 2010� 2011� 2012� 20142013�
残業時間判断DI
-70
30
-50
-40
-60
-30
-10
-20
10
20
0
(%ポイント)�
増加�→�
減少�
→�
製造業�非製造業�
予想�全産業�
2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014
人手過不足判断DI
-40
60
-20
-10
-30
0
20
10
40
50
30
(%ポイント)�
過剰�→�
不足�
→�
製造業�非製造業�
予想�
全産業�
調査レポート�調査レポート�
〔非製造業〕
★ 残業時間判断DIは11.8〔増加〕。予想残業時間判断DIはマイナス3.0〔減少〕。
・ 飲食業と不動産業を除く、すべての業種で残業時間が増加。
★ 人手過不足判断DIはマイナス32.6〔不足〕。予想人手過不足判断DIはマイナス26.0〔不足〕。
・ 建設業は深刻な人手不足。とくに専門職人が不足している。
・ 運輸業にも人手不足感が広がっている。
〔全産業〕
★ 設備過不足判断DI(設備が「過剰」
と答えた企業の割合から「不足」
と答えた企業の割合を差し引いた
値)はマイナス7.1〔不足〕となっ
た。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス
6.6〔不足〕。
★ 1~3月期に設備投資(リース・レ
ンタルを含む)を実施した企業は
33.2%。
★ 4~6月期 に設備投資を計画してい
る企業は27.6%。
〔製造業〕
★ 設備過不足判断DIはマイナス5.4
〔不足〕。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス
2.6〔不足〕。
★ 1~3月期に設備投資(リース・レ
ンタルを含む)を実施した企業は
32.3%。
・ 内訳としては、機械・設備の新増設54.1%、機械・設備の更改30.6%、車両24.3%、事務機器
21.6%などとなっている。
・ 設備投資の目的としては、老朽化に伴う更新が37.8%、能力増強が33.3%、合理化・省力化が
30.6%などとなった。
★ 4~6月期に設備投資を計画している企業は30.8%。
(%)� 設備投資実施割合�
0
40
30
20
製造業�非製造業�
2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014
計画�全産業�
(%ポイント)� 設備過不足判断DI
-20
30
20
40
10
0
-10
製造業�全産業�
非製造業�
2009� 2010� 2011� 2012� 2013� 2014
過剰�→�
不足�
→�
予想�
設 備
調査レポート�調査レポート�
〔非製造業〕
★ 設備過不足判断DIはマイナス8.4〔不足〕。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス9.9〔不足〕。
・ 1~3月期 に設備投資(リース・レンタルを含む)を実施した企業は33.9%。
・ 内訳としては、車両が43.4%、事務機器が29.4%、土地建物16.8%、機械・設備の新増設が 15.4%
などとなっている。
・ 設備投資の目的としては、老朽化に伴う更新が50.3%、販売拡大が21.0%、合理化・省力化が
18.2%、競争力の維持・強化が10.5%などとなった。
★ 4~6月期に設備投資を計画している企業は24.9%。
9.9
54.1
30.6
21.6 24.3
5.4
16.8 15.4 12.6
29.4
43.4
9.1
1~3月期の設備投資の内訳�
0
(%)�
事業用の�
土地・建物�
機械・設備の�
新増設�
機械・設備の�
更改�
事務機器�
車両�
その他�
30
40
50
60
20
10
製造業� (%)�
事業用の�
土地・建物�
機械・設備の�
新増設�
機械・設備の�
更改�
事務機器�
車両�
その他�
非製造業�
0
30
40
50
60
20
10
30
40
0
(%)� 業種別の設備投資の実施と計画�
自動車部品�
20
10
60
50
1~3月期の実施�4~6月期の計画�
製造業� 非製造業�
機械器具部品�
金属製品�
窯業・土石�
木材・木製品�
繊維製品�
印刷�
食料品�
卸売業�
小売業�
飲食業�
建設業�
運輸業�
サービス業�
32.5
50.0
28.228.6
40.9
30.6
16.7
27.327.331.3
0.0
39.639.1
21.6
32.3
5.0
37.933.3
22.6 24.0
33.3
20.0
43.8
38.7
20.8
50.0
16.4
31.4
調査レポート�調査レポート�
53.356.2
47.351.2
33.226.9
30.528.8
20.219.2
販路を広げる�
経費を節減する�
人材を確保する�
情報力を強化する�
新製品・技術を開発する�
製造業�
0 20 40 60 80 100(%)�
非製造業�
今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�
今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�
(%)�
48.348.1
40.942.3
39.935.3
18.620.5
21.618.4
経費を節減する�
販路を広げる�
人材の確保�
情報力の強化�
教育訓練の強化�
0 20 40 60 80 100
40.940.2
30.424.4
26.227.1
23.222.4
15.018.0
売上の停滞・減少�
原材料高�
利幅の縮小�
販売納入先からの値下げ要請�
同業者間の競争激化�
製造業�
0 20 40 60 80 100(%)�
非製造業�
今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�
今期(1~3月期)�前期(10~12月期)�
(%)�
38.038.4
32.234.9
30.831.0
30.429.5
15.720.1
売上の停滞・減少�
同業者間の競争激化�
人手不足�
原材料(燃料)高�
利幅の縮小�
0 20 40 60 80 100
経営上の問題点
当面の重点経営施策
50.3
9.810.5
2.13.50.7
4.9
18.221.0
37.8
6.33.69.911.7
1.87.2
30.633.3
1~3月期の設備投資の主な目的�
0
(%)�
30
50
60
40
20
10
製造業�
0
(%)�
30
50
60
40
20
10
非製造業�
能力増強�
省エネ化�
研究開発�
新製品開発�
新規事業�
への進出�
競争力の�
維持・強化�
老朽化に�
伴う更新�
その他�
合理化�
省力化�
販売拡大�
省エネ化�
研究開発�
新商品の�
取扱い�
新規事業�
への進出�
競争力の�
維持・強化�
老朽化に�
伴う更新�
その他�
合理化�
省力化�
調査レポート�調査レポート�
1~3月期の景況
業況判断DIは13.5となり、10~12月期
(7.2)にくらべ改善した。5四半期連続の改
善で、プラスは3四半期連続。消費増税前の
駆け込み需要で新車販売が好調なことが寄
与した。
トヨタ自動車の日当たり(国内)生産台
数が、1月以降1万4,000台を超える高い水準
で推移するなか、残業時間が増加、製造現
場には繁忙感が広がっている。〔残業時間判
断DIは29.9〕
ただ、作っている部品の車種によって業
況に差が生じていることは否めない。ハイ
ブリッド車や小型車の部品製造は比較的堅
調。企業間格差が広がりつつある。
前年同期とくらべた売上額はプラス〔増
加〕、同収益もプラス〔増加〕に転じている。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△45.8。景況感は大幅
に悪化する見通し。駆け込み需要の反動減
が、どの程度で、いつごろまで続くかを懸
念する声が多い。
1~3月期の景況 …… 5期連続で景況感改善、増税前の駆け込み需要
4~6月期の予想 …… 反動減を懸念、予想判断DIは大幅な悪化へ
(%ポイント)業況判断DI
良い→
悪い
→
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
△45.8
13.5予想
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)残業時間DI・人手過不足判断DI
増加・過剰→
減少・不足
→
残業時間人手過不足
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80予想
2013 201420122011201020092008
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
販売納入先からの値下げ要請
42.4
0 20 40 60 80 100(%)
30.9
28.9
21.6
19.6
41.2
16.2
18.2
25.3
29.3利幅の縮小
人件費の増加
人手不足 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
経費を節減する
販路を広げる
人材を確保する
新製品・技術を開発する
教育訓練を強化する
64.6
0 20 40 60 80 100(%)
42.3
33.0
28.9
23.7
53.6
15.2
28.3
45.5
27.3
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
製造業� 自動車部品�
業 種 別 動 向 �業 種 別 動 向 �
1~3月期の景況
業況判断DIは9.2と、10~12月期(5.5)に
くらべ改善した。改善は4四半期連続。
前年同期比売上額判断DIと同収益判断DI
をみると、ともにプラスを維持。このとこ
ろ国内の設備投資が徐々に回復しており、
機械部品製造業には増収増益の企業が比較
的多く見られた。受注残も増加傾向が続い
ている。
残業時間は増えており、人手不足感は収
まっていない。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは1.9。1~3月期にくらべ
悪化する予想だが、プラス域にとどまった。
予想DIがプラスになったのは、全業種中、
機械器具部品製造業のみ。
受注残や売上額の予想DIも引き続きプラ
ス〔増加〕となり、消費増税の反動減で大
幅な落ち込みを見込む他の業種にくらべ、
底堅い面がうかがえる。
1~3月期の景況 …… 景況感の改善続く、国内設備投資の回復で
4~6月期の予想 …… 予想DIは悪化を見込むも、プラスを維持
(%ポイント)業況判断DI
良い→
悪い
→
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
1.9
9.2
予想
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)残業時間判断DI・人手過不足判断DI
増加・過剰→
減少・不足
→
残業時間人手過不足
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80予想
2013 201420122011201020092008
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
人手不足
原材料高
同業者間の競争激化
利幅の縮小
39.8
0 20 40 60 80 100(%)
25.9
25.0
23.1
21.3
41.7
18.2
15.9
28.4
21.6
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
0 20 40 60 80 100(%)
48.650.6
経費を節減する 40.436.0
人材を確保する 38.534.8
新製品・技術を開発する30.328.1
情報力を強化する22.913.5
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
製造業� 機械器具部品�
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
良い・増加→
悪い・減少
→
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
予想
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
良い・増加→
悪い・減少
→
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
予想
2013 201420122011201020092008-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
〔金属製品〕
業況判断DIは△9.1。10~12月期(△2.5)
にくらべ悪化した恰好。ただ、前年同期比
売上額判断DIや同収益判断DIはプラス〔増
加〕に転じており、駆け込み需要の影響が
表れている。経営上の問題点をみると「原
材料高」をあげる企業が急増している。
予想業況判断DIは△6.4と、やや改善する
見通し。
金属製品� 窯業・土石�製造業�
経営上の問題点�
原材料高
同業者間の競争激化
10.3
0 20 40 60 80 100(%)
34.4
31.3
25.0
21.9
46.9
12.8
23.1
33.3
30.8売上の停滞・減少
利幅の縮小
工場・機械の狭小・老朽化
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
〔窯業・土石〕
業況判断DIは0.0。10~12月期(△5.9)に
くらべ改善した。前年同期比売上額判断DI、
同収益判断DIはともにプラス〔増加〕。収益
判断DIのプラスは、「窯業・土石」として集
計を始めた2007年10~12月以来はじめての
こと。公共事業の増加や住宅の駆け込み需
要などが寄与したとみられる。
予想業況判断DIは△33.3。
経営上の問題点�
47.1
0 20 40 60 80 100(%)
原材料高 55.6
同業者間の競争激化 55.6
47.1
売上の停滞・減少 33.3
41.2
17.6
22.2 仕入先からの値上げ要請
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
経費を節減する
59.0
51.3
0 20 40 60 80 100(%)
50.0
34.4
31.3
31.3
75.0
20.5
28.2
33.3人材を確保する
新製品・技術を開発する
機械化を推進する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�0 20 40 60 80 100(%)
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
70.6
経費を節減する 66.7
販路を広げる 66.7
52.9
新製品・技術を開発する38.9
23.5
17.6
22.2 提携先を見つける
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
良い・増加→
悪い・減少
→
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
-60
-40
-20
0
20
40予想
2013 201420122011201020092008
繊維製品� 食料品�製造業�
〔繊維製品〕
業況判断DIは△9.6となり、10~12月期
(△14.8)にくらべ改善した。駆け込み需要
の影響もあって、前年同期にくらべた売上
額や収益も上向いた。経営上の問題点には、
依然として「原材料高」をあげる企業が多
い。
予想業況判断DIは△45.0。景況感は大幅
に悪化する見通し。
(%ポイント)
業況判断DI�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
良い・増加→
悪い・減少
→
業況判断前年同期比売上額前年同期比収益
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40予想
2013 201420122011201020092008
経営上の問題点�
原材料高
売上の停滞・減少
輸入製品との競争激化
40.7
0 20 40 60 80 100(%)
38.1
28.6
23.8
19.0
52.4
22.2
33.3
40.7
29.6
利幅の縮小
人件費の増加 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
情報力を強化する
70.4
14.8
0 20 40 60 80 100(%)
47.6
28.6
28.6
23.8
66.7
37.0
14.8
51.9経費を節減する
人材を確保する
新製品・技術を開発する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
〔食料品〕
業況判断DIは△20.0。10~12月期(△4.0)
にくらべ大幅に悪化した。前年同期比売上
額判断DIも同収益判断DIもマイナス〔減少〕
域にあって、景況感は芳しいものではなか
った。売上の停滞に加え、原材料価格の値
上がりが響いたとみられる。
予想業況判断DIは△16.0。
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
原材料高
利幅の縮小
46.2
0 20 40 60 80 100(%)
54.2
29.2
20.8
20.8
62.5
15.4
19.2
46.2
26.9
同業者間の競争激化
合理化の不足 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
経費を節減する53.8
0 20 40 60 80 100(%)
23.128.0
64.0
新製品・技術を開発する 40.050.0
販路を広げる 60.073.1
人材を確保する
23.120.0 情報力を強化する 今期(1~3月期)
前期(10~12月期)
1~3月期の景況
業況判断DIは10.5となり、10~12月期
(9.4)にくらべ少し改善した。改善は5四半
期連続、DIのプラスは2四半期連続。総じて
景況感は回復している。
建設材料や機械器具を扱う企業は引き続
き堅調、ここにきて食品・飲料を扱う企業
の景況感も回復した。消費増税前の駆け込
み需要の影響が出ている。このなかで農畜
産物・水産物を扱う企業の回復の遅れが目
立っている。
仕入価格と販売価格は上昇傾向が続いて
おり、価格転嫁がおおむね進んでいるとみ
られる。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△20.9。駆け込み需要
の反動で、景況感の大幅な悪化が見込まれ
ている。とくに建設材料を扱う企業でその
影響を懸念するところが比較的に多い。
1~3月期の景況 …… DIが5期連続の改善、食品・飲料も回復
4~6月期の予想 …… 建設材料、大幅な反動減の影響を懸念
良い→
悪い
→
-80
-60
-40
-20
0
20(%ポイント)
業況判断DI
△20.9
10.5
予想
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加→
減少
→
前年同期比売上額前年同期比収益
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
2013 201420122011201020092008
�
上昇�→�
下落�
→�
(%ポイント)�販売価格判断DI・仕入価格判断DI
販売価格�仕入価格�
予想�
2013 201420122011201020092008-40
-20
0
20
40
60
80
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
利幅の縮小
46.1
0 20 40 60 80 100(%)
34.8
33.9
18.3
14.8
43.5
9.6
10.4
46.1
30.4
仕入先からの値上げ要請
取引先の減少 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
販路を広げる
経費を節減する
68.1
49.1
0 20 40 60 80 100(%)
49.1
30.7
24.6
15.8
70.2
11.2
24.1
37.9情報力を強化する
人材を確保する
教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 卸売業�
業況判断DI
機械器具卸�
建設材料卸�
食品・飲料卸�
農畜産物・水産物卸�
27.0�
△10.0�
△30.8�
△40.0
25.0�
28.5�
△27.3�
△35.3
13.1�
36.4�
7.7�
△25.0
△13.0�
△31.9�
△7.7�
△31.2
7~9月�10~12月�1~3月�4~6月�(予想)�
1~3月期の景況
業況判断DIは△1.6。10~12月期(△19.1)
にくらべ大幅な改善が見られた。改善幅の
17.5ポイントは非製造業のなかで最大。DI
が深い水面下からゼロ付近の水準に達する
のは、1991年10~12月期以来、およそ22年
ぶりのこと。
消費増税前の駆け込み需要の影響が出て
おり、足元の売上や収益も久方ぶりに上向
いた形(プラス)となった。「サラリーマン
の購買意欲が少し出てきた感じがする」「紳
士服の売上げが伸びている」といった声が
聞かれた。
経営上の問題点をみると、「売上の停滞・
減少」に代わって「同業者間の競争激化」
がトップにあがった。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△32.3と、悪化する予
想となった。駆け込み需要の反動減が懸念
されている。
1~3月期の景況 …… 判断DI 22年ぶりの水準に、売上・収益も上向く
4~6月期の予想 …… 駆け込み需要の反動減で、景況感は大幅悪化へ
(%ポイント)業況判断DI
△32.3
△1.6
良い→
悪い
→
-80
-60
-40
-20
0
20予想
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)�売上額判断DI・収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
売上額�収益�
-80
-60
-40
-20
0
20
予想�
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)�販売価格判断DI・仕入価格判断DI
上昇�→�
下落�
→�
仕入価格�販売価格�
予想�
2013 201420122011201020092008-40
-20
0
20
40
60
経営上の問題点�
同業者間の競争激化
売上の停滞・減少
利幅の縮小
38.1
0 20 40 60 80 100(%)
37.7
36.1
18.0
14.8
39.3
7.9
11.1
50.8
41.3
仕入先からの値上げ要請
店舗の狭小・老朽化 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
経費を節減する
品揃えを改善する
54.8
32.3
0 20 40 60 80 100(%)
43.3
23.3
23.3
23.3
58.3
30.6
21.0
22.6宣伝・広告を強化する
人材を確保する
教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 小売業�
1~3月期の景況
業況判断DIは△38.5。10~12月期(△46.2)
にくらべ改善した格好にはなったが、依然
として水面下にあって、厳しい業況は変わ
っていない。他業種にくらべマインド回復
の遅れが目立っている。
前年同期比売上額判断DIは0.0の横ばいと
なったが、同収益判断DIは△34.6〔減少〕
と、マイナスのまま。食材仕入価格の上昇
が収益を圧迫している構図が浮き彫りとな
った。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△65.4となり、大幅な
悪化が予想されている。
消費税率引き上げ前の影響はほとんどみ
られなかったが、引き上げ後に消費者心理
が悪化し、外食が抑えられるのではないか
と心配する声が少なくない。
人手不足は慢性化しており、重点経営施
策をみると「人材を確保する」のポイント
が増えている。
1~3月期の景況 …… マインドの回復遅れ、水面下の景況長引く
4~6月期の予想 …… 消費者心理の悪化を懸念、予想DIは大幅悪化へ
(%ポイント)�業況判断DI
△65.4
△38.5
良い�→�
悪い�
→�
-100
-80
-60
-40
-20
0
20予想�
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
2013 201420122011201020092008
上昇・過剰�→�
下落・不足�
→�
(%ポイント)�
材料仕入価格判断DI�販売価格判断DI・人手過不足判断DI
予想�
2013 201420122011201020092008-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100材料仕入�販売価格�人手過不足�
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
人手不足
56.0
24.0
0 20 40 60 80 100(%)
38.5
38.5
38.5
26.9
50.0
16.0
44.0
44.0利幅の縮小
仕入先からの値上げ要請
店舗の狭小・老朽化 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
経費を節減する
人材を確保する
68.0
20.0
0 20 40 60 80 100(%)
46.2
26.9
26.9
23.1
65.4
12.0
44.0
24.0店舗・設備を改装する
教育訓練を強化する
品揃えを改善する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 飲食業�
1~3月期の景況
業況判断DIは22.6。プラスは5四半期連続。
公共事業や民間建設(住宅)の工事はおお
むね増加しており、消費増税前の駆け込み
需要でリフォーム工事も増加している。生
産工場の補修やメンテナンス関連のニーズ
も多い。
ただ、前回調査(39.5)にくらべDIは低
下しており、やや慎重に業況を判断する企
業も増えている。
懸念材料は深刻な人手不足、とくに専門
職人が不足している。資材価格の高騰を問
題視するところも少なくない。旺盛な建設
需要を映して、請負価格もジワジワと上が
っている。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△11.0と、マイナス域
に転じる見通し。駆け込み需要の反動減で、
「4月以降は不透明」という企業が少なくな
い。
当面の重点経営施策には「人材を確保す
る」がトップにあがっている。この先も人
手不足は収まりそうにない。
1~3月期の景況 …… 旺盛な建設需要つづく、人手不足と材料高を懸念
4~6月期の予想 …… 業況判断DIマイナスへ、駆け込み需要の反動減で
(%ポイント)� 業況判断DI
△11.0
22.6良い�→
�
悪い�
→�
予想�
2013 201420122011201020092008-80
-60
-40
-20
0
20
40
上昇→
下落
→
(%ポイント)
材料価格請負価格
材料価格判断DI・請負価格判断DI
予想
2013 201420122011201020092008-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
(%ポイント)人手過不足判断DI・残業時間判断DI
過剰・増加→
不足・減少
→
人手過不足残業時間
予想
2013 201420122011201020092008-60
-40
-20
0
20
40
経営上の問題点�
人手不足
材料価格の上昇
下請の確保難
52.6
0 20 40 60 80 100(%)
46.7
34.8
31.1
28.9
48.1
22.2
31.1
33.3
37.0
同業者間の競争激化
売上の停滞・減少 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
人材を確保する
経費を節減する
54.1
45.1
0 20 40 60 80 100(%)
43.0
40.0
37.8
22.2
60.7
26.3
39.1
41.4販路を広げる
技術力を高める
情報力を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 建設業�
1~3月期の景況
業況判断DIは0.0。10~12月期(17.1)に
比べ悪化した形になったが、足元の売上額
や収益は上向いている。前年同期比売上額
判断DIは16.2、同収益判断DIは5.6と、とも
にプラス〔増加〕になった。
商品物件の価格上昇傾向も続いているよ
うで、物件不足を問題点として指摘する企
業も少なくない。なかには「関東や関西の
ファンド系が土地価格を押し上げている」
との指摘もあった。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△5.7。DIはマイナスに
転じ、マインドは悪化する見通しとなって
いる。
1~3月期の景況 …… 価格の上昇傾向つづく、ファンドが押し上げの声も
4~6月期の予想 …… 予想DIはマイナス、マインド悪化の見通し
(%ポイント)� 業況判断DI
0.0
△5.7
良い�→�
悪い�
→�
-60
-40
-20
0
20
予想�
2013 201420122011201020092008
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
-60
-40
-20
0
20
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)販売価格判断DI・仕入価格判断DI
上昇→
下落
→
販売価格仕入価格
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60予想
2013 201420122011201020092008
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
商品物件の不足
38.9
0 20 40 60 80 100(%)
47.2
44.4
30.6
27.8
50.0
30.6
33.3
50.0
47.2
利幅の縮小
大手企業との競争激化
今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
情報力を強化する69.4
0 20 40 60 80 100(%)
30.630.6
66.7
宣伝・広告を強化する33.336.1
販路を広げる 44.455.6
経費を節減する
13.925.0 人材を確保する 今期(1~3月期)
前期(10~12月期)
非製造業� 不動産業�
1~3月期の景況
業況判断DIは18.2となり、10~12月期
(9.3)にくらべ改善した。プラスは2四半期
連続。自動車生産の増加にともなって、部
品輸送関連企業を中心に景況の回復が見ら
れた。「期間限定の仕事が増えた」という声
もあった。
ただ、駆け込み需要で売上は増えたもの
の、燃料価格高騰で収益はあまり伸びなか
ったようである。前年同期比売上額判断DI
が24.3とプラス幅を広げたのに対し、同収益
判断DIは△3.1と減少域へと没している。経
営上の問題点も「燃料価格の上昇」をあげ
る企業が増えている。
人手不足感もかなり広がっているようす。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△54.8と、景況感の大
幅な悪化が見込まれている。悪化幅は全業
種中最大。駆け込み需要の反動減に加え、
燃料価格高が引き続き収益の足を引っ張る
と見る向きが多い。
1~3月期の景況 …… 景況感2期連続の改善、企業収益は増えず
4~6月期の予想 …… 反動減と燃料高で、大幅なDI悪化を予想
(%ポイント)業況判断DI
良い→
悪い→
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
△54.8
18.2予想
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加�→�
減少�
→�
前年同期比売上額�前年同期比収益�
-100
-80
-60
-40
-20
0
20
40
2013 201420122011201020092008
上昇・過剰→
下落・不足
→
(%ポイント)
燃料価格判断DI�運賃価格判断DI・人手過不足判断DI
燃料価格運賃価格人手過不足
-80
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100予想
2013 201420122011201020092008
経営上の問題点�
燃料価格の上昇
人手不足
売上の停滞・減少
68.8
0 20 40 60 80 100(%)
54.5
30.3
27.3
24.2
75.8
9.4
18.8
37.5
40.6
利幅の縮小
人件費の増加 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
人材を確保する
経費を節減する
37.5
53.1
0 20 40 60 80 100(%)
54.5
48.5
36.4
15.2
57.6
21.9
28.1
53.1販路を広げる
教育訓練を強化する
新しい事業を始める 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� 運輸業�
1~3月期の景況
業況判断DIは1.2となり、10~12月期(1.2)
と変わらず、全体としてマインドは横ばい
推移した。
機械設備メンテナンスなどの対法人向け
サービスは、消費増税前の駆け込み需要も
あって好調を維持したが、対個人向けサー
ビスは振るわなかった。法人向けサービス
のDIが23.5だったのに対し、個人向けサー
ビスは△29.4と、明暗が分かれる形となった。
人手不足感は依然として収まっておらず、
経営上の問題点には「売上の停滞・減少」
とともに「人手不足」が上位にあがってい
る。
4~6月期の予想
予想業況判断DIは△9.9。1~3月期にくら
べ悪化する見込み。対法人向けサービス、
対個人向けサービス、ともに悪化が予想さ
れているが、法人向けは4.3と、プラスを維
持する見通し。
良い�→�
悪い�
→�
予想�
2013 201420122011201020092008
業況判断�対法人向けサービス�対個人向けサービス�
-60
-40
-20
0
20
40(%ポイント)� 業況判断DI
増加�→�
減少�
→�
-60
-40
-20
0
20
前年同期比売上額�前年同期比収益�
(%ポイント)�前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
2013 201420122011201020092008
(%ポイント)人手過不足判断DI・残業時間判断DI
過剰・増加→
不足・減少
→
人手過不足残業時間
予想
2013 201420122011201020092008-40
-20
0
20
経営上の問題点�
売上の停滞・減少
同業者間の競争激化
人手不足
38.5
0 20 40 60 80 100(%)
33.3
30.9
23.5
22.2
39.5
23.1
24.4
29.5
37.2
利幅の縮小
人件費の増加 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
当面の重点経営施策�
経費を節減する
販路を広げる
46.2
42.3
0 20 40 60 80 100(%)
40.0
36.3
31.3
26.3
48.8
32.1
23.1
44.9人材を確保する
技術力を強化する
教育訓練を強化する 今期(1~3月期)前期(10~12月期)
非製造業� サービス業�
1~3月期の景況 …… 景況感は横ばい推移、人手不足感収まらず
4~6月期の予想 …… 予想DI悪化へ、法人向けはプラスを維持
○ 金型メーカーには新規受注が、かなり
入っているようす。金型の製作を頼め
るところが無いくらいなので景気は上
向いていると思うが、親会社からの要
求はさらに厳しくなっている。(自動車
部品)
○ 小規模な下請企業は大幅に単価を引き
下げられたままで、とても賃上げはで
きない。親企業に単価の見直しを少し
でも考えてもらいたい。(自動車部品)
○ 利益が出ている時ほど設備投資をした
いものだが、内部留保も必要だ。特別
償却等の優遇措置を強化する税制改革
(本当の意味での景気回復につながる制
度)を期待する。(自動車部品)
○ インフラ整備の方向が見えない状態が
長引いていて、建設関連の川下には競
争激化やコスト削減の疲労感がみられ
る。短兵急に公共事業を拡大しても経
済活動の源泉たる「人・物・金」が追
いつかないのではないか。(溶接金網)
○ 景気の先行きは見通せない状況が続い
ている。親メーカーは打ち合せから発
注までの時間が長い。それなのに、発
注から納入期限までは短い。これでは
残業が増えたり、経費がかかったりし
て、利幅は小さくなる。(製缶)
○ 世界経済に影響を受けない安定した産
業を確立する必要がある。(工作機械)
○ 大企業ではベースアップするとのこと。
当社は消費税アップ、固定費アップ。
ベースアップどころではない。(油圧・
空圧バルブ)
○ 企業間格差が広がって、小規模企業の
倒産や廃業が増えている。大企業の生
産拠点の海外移転 →国内生産の縮小
→正規社員の減少 →非正規社員の増加
→生活の不安定化 →景気の悪化・社会
不安。こんなシナリオが描けると思う。
(工業用ゴム製品)
○ 石製品が生活必需品ならば良いが、そ
うではない。その石製品を外国から仕
入れて販売している業者は、自社工場
で製造販売している当社よりも利益を
出しているようす。当社はとても大変。
むかし、岡崎は石製品づくりが盛んな
「石屋の街」と呼ばれていて、採石業者
(山石屋)もたくさんいたが、今は輸入
品を扱う業者が増えてしまったために
廃業せざるを得ない採石業者もいる。
(石製品)
お客様から寄せられた声*景気動向調査表に記載のあった意見などをご紹介しています。
製造業のお客様
○ 消費税率引き上げ後の売上が、どの程
度になるのか読めない。(花火)
○ 電気料金などの経費が増えている。(ア
イスクリーム)
○ 消費税率の引き上げよりも電気料金や
人件費(最低賃金の引き上げ)のほう
が問題。(特紡糸)
○ 消費税率引き上げ前の駆け込み需要で
出荷量が増加しているが、引き上げ後
の反動減を警戒している。(瓦用粘土)
○ この5~6年の低迷していた経済が、安
倍政権で少し明るさを取り戻したかの
ように感じる今日このごろ。問題は円
安。円安で恩恵を受けているのは大手
輸出企業だけで、国内の99.7パーセン
トを占める中小企業は困っているとこ
ろが多いと思う。今後、円安が進行し
すぎれば、景気に大きなマイナス。(せ
んべい)
○ 技術力のない企業の生き残りが困難に
なってきていると最近は感じる。顧客
の要求は、技術力をベースにしながら
も、コンプライアンス、アフターフォ
ローなどの“アナログ”部分に移って
きていると思う。(クレーン・ホイスト)
○ アベノミクス効果があらわれている。
河川工事(公共事業)の土木資材の注
文が多くきていて、生産ラインをフル
稼働させている。原料の反毛や再生糸
が不足しており、値上げ要請もある。
(土木資材)
○ 昨年8~9月に増えた受注で、このとこ
ろ施工が増加、それが売上増につなが
っている。(ドア特殊金具)
○ 静岡方面から大手企業が来社。先方は
「コストだけではなく、これから長くお
付き合いをしたい」と切り出した。そ
の会社の周辺は、対応力(技術力)の
ある中小金型メーカーが激減している
ようで、これまで使い捨てにしてきた
反動が出ている印象をうけた。金型は
産業の要だということに改めて気づき
始めているのではないか。やはり、“人
財”と技術を残すことが大切。それは
大変なことだけれども・・・。(金型)
○ 円安で原材料が値上がりしていること
と、4月からの電気料金の値上げで頭が
痛い。(自動車部品)
○ 残業代の削減。さらなる機械化で稼働
率がアップした。(精密切削工具)
○ 政府の医療費抑制策で売上げがあまり
伸びない。期待できるのは新製品の開
発。特長のある新製品開発に注力して
いる。人工歯根インプラントの売上げ
がようやく伸びはじめた。利益率のよ
い商品だから期待している。(歯科用材
料)
○ 住宅設備機器に関連する段ボールの特
需があった。(段ボールケース)
小売業・飲食業のお客様
卸売業のお客様
○ このさき小売業が厳しくなるのは間違
いない。そのなかで、どう戦うかがポ
イント。より一層アスクルビジネスの
拡大をめざす。(事務用品)
○ 総額表示の義務化でとても厳しい思い
をしたのに、今さら外税表示可能と言
われても困惑するだけ。あの時、義務
化されなかったら、今回の消費増税に
あたり、どれだけ楽に転嫁できること
か。よく考えて物事を進めてほしい。
(イタリア料理)
○ 中古のアメリカ車を扱っているが、1月
以降、仕入価格が上昇しているため思
うように仕入ができない。(自動車)
○ 紳士服の売上が伸びている。(メンズス
ーツ)
○ 当社のような専門店(路面店)の客層
は高年齢の方が多く、若い人は大型店
やドラッグストアで買物をする傾向に
ある。40~50年前、岡崎市内には化粧
品専門店が50店舗以上あったが、客層
の変化や後継者不足(店を継ぐよりサ
ラリーマンへ)で減少。現状、過去の
栄光を夢見るのは無理だと思う。(化粧
品店)
○ アベノミクスは期待先行。当社の業況
にはプラスに作用していない。(パス
タ・デザート)
○ 消費増税前の駆け込み需要が貴金属な
どの高額品でみられた。しかし、期待
したほどではなかった。(百貨店)
建設業・不動産業のお客様
○ 「見積もりに社会保険料(法定福利費)
を上乗せして、それを別建てで示した
金額を請求し、支払ってもらうように」
という国土交通省からの要請があった。
少しずつだが、元請業者にも理解して
もらえるようになってきた。(左官業)
○ 駆け込み需要は見られないが、自動車
業界の先行きが心配。(磨棒鋼)
○ 道路関連業界は予算がつき、大変に忙
しい状況ですが、人材が不足気味で、
せっかくのビジネスチャンスを活かし
きれない状態。(道路資材)
○ 新車販売の増加で中古車市場は供給過
多。それが中古車の値崩れを引き起こ
している。(中古車)
運輸業・サービス業のお客様
○ このさき、取引先である飲食店が来店
客に消費増税分を転嫁できるかどうか
不安。(おしぼりタオルのレンタル)
○ 少子化の傾向が強まり、同業間競争で
経営が苦しくなってきた。(産婦人科病
院)
○ 4月からの消費税アップも大変だが、来
年10月に予定されている消費税10%へ
の引き上げを心配している。(介護)
○ 期間限定の運送業務が増えている。(運
輸)
○ 賃金の引き上げ〔アベノミクス〕は、
中小企業まで浸透していない。大企業
で止まっている。中小企業は依然とし
て苦しい状態が続いており、先行きは
不透明。入札に大手企業が踏み込んで
きて、中小企業が落札しにくい状況。
(一般土木建築工事)
○ 駆け込み需要がなくなる4月からは、新
規営業が必要になる。(建設業)
○ 消費増税の影響で今後の工事量に不透
明な部分がある。人材不足で戦略が立
てにくくなっている。(住器設備・タイ
ル施工)
○ 個人の受注に関しては、消費税を気に
して「3月中にお願いしたい」という要
望が非常に多い。対応しきれない分は
当社が負担して契約している状況。(フ
ロアコーティング)
○ 消費増税にともない、とくに太陽光発
電関連の駆け込み需要がある。(鳶・土
木工事)
○ 関東や関西のファンド系が名古屋に進
出。土地価格を上げている。(不動産賃
貸・仲介)
○ 受注が多過ぎて人手が足りない。その
ため工事が完了せず、資金が回収でき
ない現場が多い。材料価格が契約時よ
りも値上がっているので、利益が当初
の見込みよりも少なくなってしまう現
場もある。(土木建築)
○ 業績が向上しているトヨタ関連企業は、
工場補修やメンテナンスなどのニーズ
が旺盛。(建設)
○ 駆け込み需要で契約金や手付金が増え、
一時的に運転資金が潤った。(一般土木)
○ ダンピング受注は一部に残っているが、
全体として収束に向いつつある。人手
不足で受注したくても受注できない状
況にある。(建設)