水 中 捨 石 均 し 工 法レベル 既設ケーソン又は岸壁...

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2007年 7月 13日 特許取得 番号 特許第 3984644 水中捨石均し装置及び水中捨石均し工法 2008年 2月 15日 特許取得 番号 特許第 4079986 水中捨石均し装置及び水中捨石均し工法 2010年 2月 19日 特許取得 番号 特許第 4460619 水中捨石均し装置 水 中 捨 石 均 し 工 法 株式会社 肥前建設

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Page 1: 水 中 捨 石 均 し 工 法レベル 既設ケーソン又は岸壁 左右に円を描くように行う。 均し装置の移動は、クレーンの中心を軸として 5.捨石均し(移動)

2007年 7月 13日 特許取得

番号 特許第 3984644 号

水中捨石均し装置及び水中捨石均し工法

2008年 2月 15日 特許取得

番号 特許第 4079986 号

水中捨石均し装置及び水中捨石均し工法

2010年 2月 19日 特許取得

番号 特許第 4460619 号

水中捨石均し装置

水 中 捨 石 均 し 工 法

株式会社 肥前建設

Page 2: 水 中 捨 石 均 し 工 法レベル 既設ケーソン又は岸壁 左右に円を描くように行う。 均し装置の移動は、クレーンの中心を軸として 5.捨石均し(移動)

上部重錘櫓

台座

水抜き孔

水中捨石均し装置及び捨石均し工法

下部重錘櫓

既設ケーソン又は岸壁

施工手順水中捨石均し装置

レベル

ガイド パイプ

精度の高い均し施工が出来る。 従来工法より 捨石の砕けも少なく 、 濁り 発生も少ない環境的にもやさしい

③ 荒均した捨石面上に下部重錘を叩く 前にセット するため、 確実に施工することが出来る事と潮の流れに

ワイヤーは緩めておく 。上部重錘落下時の荷重が影響しない為である。

工法である。設計仕様の仕上高の確保は陸上より レベル測量にて行なう 。

( 捨石上面にあて盤を置きその上を叩く 要領である。) このときに留意することは下部重錘を吊っている

②  上部重錘を吊っている鋼製櫓は1m~2mの上下のスト ロークで下部重錘の台座上に荷重を伝達する。

左右されない利点がある。施工中は下部重錘の台座を解して上部重錘の荷重が伝わるために、均一な、

施工水深と対比して水面より 出しておく 。ガイドパイプは継ぎ足しが可能な設計であり 均し機の傾き等が、

事前測量にて竹入れし、捨石投入完了後、 荒均しされた捨石面上に潜水士の指示の下、上部重錘

この時、特許工法の工法理念から下部重錘のガイドパイプ(鋼管)の頭が海面から水没しないよう に

及び下部重錘をセット する。( 位置決めにおいて潮流が早い場所ではGPSを使用することも考慮する。)

水深表示が必要であり 、 常に海面より 出ていなければならない。

クレーンオペレーターに目視確認をする為である。又、ガイドパイプに設計施工高さのレベル確認を行う 為の

①  クレーンの主巻で上部重錘を吊り 、補巻で下部重錘を吊り 、 本均し施工位置まで移動する。

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2.0

2.5

2.5

本体 25t2.0

17.

188

13.8

0

7.0

5

24.

238

0.1 

1.5

7

15.

37

台座 10t

台座

計 35t

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 水糸の高さに合わせ、オレンジバケットにて荒整形を平均に

3.オレンジバケットによる荒整形

余盛り高さに水糸を張る。

潜水士

潜水士の指示にて行う。

2.計画高測量、水糸張り

計画高に測量杭を設置する。

1.捨石投入

ガット船にて直接投入する。

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レベル

既設ケーソン又は岸壁

左右に円を描くように行う。

 均し装置の移動は、クレーンの中心を軸として

5.捨石均し(移動)

 ブームの角度を順次変え、均しを行う。

着底後、下部重錘底面と施工計画高を考慮し視点を一点に定め、陸上部にセットしたレベルにて測定する。

それと同時に、補巻にて下部重錘を吊り上げその後、捨石均し基面に降下する。捨石基面に下部重錘を

必要以上の小割(砕け)を防止することも考慮している。捨石のマウンド厚や捨石投入現場の土質状況で

捨石基面を均し施工する。高い位置からの上部重錘の落下で発生すると海底における捨石上の濁りや捨石の

下部重錘はあくまでも、捨石基面上にセットしたままで、上部重錘の上下可動反力(最大2m前後)のみで

荒整形後、起重機船を施工計画位置にセットする。クレーン主巻にて、均し装置の上部重錘を吊り上げ

4.捨石均し

過大にせず小さく、こまめに慎重に施工することが一番適切であることが過去の工事実績からも実証されている。

均し後の捨石面の施工精度の確認は随時レベルにて測定確認を行い管理図を作成し記録を残す。

その時は、捨石上の法肩部より中央のくぼみに向って均して施工する。

この捨石均し施工においては捨石基面の転圧も併用していることにより、均しのエネルギー源を

スムーズに捨石が計画高に下がらない場合は、捨石均し基面のほぼ中央部にオレンジバケットにて

捨石を取ってくぼみ(溝)を構築し、捨石の逃げ場を作り上部重錘での転圧で捨石の高さの調節を行なう。

この施工手順にて、工事施工に伴う仕様書の許容値を確保することが出来る。

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No 工 事 名 発注者 元請名 期 間 工事数量 施工水深

平成20年度 安房港改修工事1工区  (鹿児島県) 鹿児島県 五洋・丸福JV H20、11月~12月 本均し、±5㎝  1,256㎡ -17.0m

平成20年度 安房港改修工事2工区  (鹿児島県) 鹿児島県 森山・グリーンJV H21、1月~2月 本均し、±5㎝  1,480㎡ -17.0m

平成21年度 伊万里港(七ツ島地区) 国交省 りんかい日産建設㈱ H21、6月~7月 本均し、±4㎝  1,599㎡ -13.5m

        岸壁(-13m)築造外1件工事  (佐賀県)

平成23年度 伊万里港(七ツ島地区) 国交省 りんかい日産建設㈱ H23、5月~7月 本均し、±4㎝  2,081㎡ -13.5m

          岸壁(-13m)築造工事  (佐賀県)

平成23年度 苅田港(南港地区)防波堤築造工事 国交省 神野建設㈱ H23、11月 本均し、±5㎝  602㎡ -2.5m

                           (福岡県)

4

5

工 事 実 績

1

2

3

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工事実績

苅田港(南港地区)防波堤築造工事

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水中捨石均し装置及び水中捨石均し工法

2008年 2月 15日 特許取得 特許第 4079986 号

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・水中均し装置   総重量 35t

・潜水士船

・起重機船     120t吊

 1. 捨石投入 オレンジバケットにて天端整形を行う。

 2. 天端均し(水中捨石均し装置使用)を行う。

 3. オレンジバケットにて、法面を勾配に合わせて0.3m~0.5mの範囲を目安に、

   不陸均しを行う。

 4. 天端均しが完了したマウンドに起重機船にて、(L=2.5m、B=2.0m、H=1.0m、

   重量10t)方塊を法肩より1~2mの位置に潜水士の指示にて順次設置する。

    方塊と方塊の間隔は2.5mとし、チェーンにて接続しておく。

 5. 水平用台座と法面用台座を連結し、起重機船より水中に降ろし天端方塊と

   チェーンにて接続し、潜水士の指示にて法面を転圧する。

    法長が長くなる時は、均しが完了した位置より2.5mづつ天端方塊及びチェー

   ンを延ばしながら法尻迄均す。

 6. 延長方向への移動は、均しが完了した位置より2.5mづつ天端方塊及びチェー

   ンを利用していく。

 7. 勾配の管理は、潜水士の確認で管理する。

本  工  事

「水中捨石法面均し工法」

~  肥  前  工  法  ~

施 工 手 順

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