毛筆用具の後片づけ...・硯に残った墨汁は,墨汁の容器に戻さないようにします。戻すと墨汁が腐敗しやすくなってしまいま...

1
・硯に残った墨汁は,墨汁の容器に戻さないようにします。戻すと墨汁が腐敗しやすくなってしまいま す。バケツに水を少し入れて,そこに捨てるようにします。墨汁が捨てられたバケツは,係の児童が 静かに排水口に捨てて洗っておきます。書写用のバケツを用意しておくのもよいでしょう。 ・バケツの中に新聞紙を数枚敷いておくと,新聞紙ごと捨てることができ,バケツが汚れません。     硯に残った墨汁 墨汁の捨て方 「ごみがでない書写指導」のために 反故紙も紙ばさみに はさんでおく。 ・書き損じた紙,運筆練習で使った紙など(「反故紙」とい います)を丸めたりせず,筆や硯の後片づけに有効に使う 方法を教えることで,半紙を最後まで大切に使う習慣を身 につけることができます。 をとっておく ・ペットボトルは児童数分まとめて,箱やかご等に入れておくとよいです。学習前に係の児童がいつも 水を入れておくとすぐに使えます。 ・筆の墨を取ったり,水気を吸い取ったりした反故紙は,最後に硯を拭く時にも活用するので丸めない ようにします。 ・硯を拭くところまで使い,小さく折り畳められた紙だけは,教室で捨ててもよいことにします。 筆の墨は,あらかじめ反故紙でとって おく。向こうから手前に筆を動かし, 筆は決して逆立てないように気をつけ る。 汚れたペットボトルの水は流しの 排水口のところに静かに捨てる。 ペットボトルの中の水で,筆を軽く振 りながら洗う。 余った墨汁を硯の角から静かにバケツ に捨てる。 硯の下にぞうきんを添えて,バケツの 近くに持っていく。 ペットボトルの口の部分で水気を切 る。 墨汁を垂らさないように,硯の角をぞ うきんで静かに押さえる。 反故紙でさらに水気を切る。 反故紙を八つ折くらいに折り畳む。 反故紙で硯を拭く。 使用前の半紙も何枚か入れておくと,半 紙を出す手間が省け,しわにもならず気 持ちよく書ける。 ・紙ばさみには,授業で教材文字を書いた半紙や練習用紙, 反故紙などを入れておきます。新聞紙の間に一枚ずつ入れ ます。マチを作っておくと,あまり開かなくても入れやす く,席に座った状態で入れることができます。 紙ばさみの使い方 筆の洗い方(反故紙とペットボトルを活用して) 硯の後片づけ 汚れた部分を中に折り返しながら反故 紙で何度か拭く。 みんなで考えよう! 書写指導4(毛筆編) 毛筆用具の後片づけ その他の注意点

Upload: others

Post on 12-Jun-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 毛筆用具の後片づけ...・硯に残った墨汁は,墨汁の容器に戻さないようにします。戻すと墨汁が腐敗しやすくなってしまいま す。バケツに水を少し入れて,そこに捨てるようにします。墨汁が捨てられたバケツは,係の児童が

・硯に残った墨汁は,墨汁の容器に戻さないようにします。戻すと墨汁が腐敗しやすくなってしまいます。バケツに水を少し入れて,そこに捨てるようにします。墨汁が捨てられたバケツは,係の児童が静かに排水口に捨てて洗っておきます。書写用のバケツを用意しておくのもよいでしょう。・バケツの中に新聞紙を数枚敷いておくと,新聞紙ごと捨てることができ,バケツが汚れません。    

硯に残った墨汁

墨汁の捨て方

「ごみがでない書写指導」のために

反故紙も紙ばさみにはさんでおく。

・書き損じた紙,運筆練習で使った紙など(「反故紙」といいます)を丸めたりせず,筆や硯の後片づけに有効に使う方法を教えることで,半紙を最後まで大切に使う習慣を身につけることができます。

反ほ

故ご

紙し

をとっておく

・ペットボトルは児童数分まとめて,箱やかご等に入れておくとよいです。学習前に係の児童がいつも水を入れておくとすぐに使えます。・筆の墨を取ったり,水気を吸い取ったりした反故紙は,最後に硯を拭く時にも活用するので丸めないようにします。・硯を拭くところまで使い,小さく折り畳められた紙だけは,教室で捨ててもよいことにします。

➡❶筆の墨は,あらかじめ反故紙でとっておく。向こうから手前に筆を動かし,筆は決して逆立てないように気をつける。

❺汚れたペットボトルの水は流しの排水口のところに静かに捨てる。

❷ペットボトルの中の水で,筆を軽く振りながら洗う。

❷余った墨汁を硯の角から静かにバケツに捨てる。

❶硯の下にぞうきんを添えて,バケツの近くに持っていく。

❸ペットボトルの口の部分で水気を切る。

❸墨汁を垂らさないように,硯の角をぞうきんで静かに押さえる。

❹反故紙でさらに水気を切る。

❶反故紙を八つ折くらいに折り畳む。 ❷反故紙で硯を拭く。

使用前の半紙も何枚か入れておくと,半紙を出す手間が省け,しわにもならず気持ちよく書ける。

・紙ばさみには,授業で教材文字を書いた半紙や練習用紙,反故紙などを入れておきます。新聞紙の間に一枚ずつ入れます。マチを作っておくと,あまり開かなくても入れやすく,席に座った状態で入れることができます。

紙ばさみの使い方

筆の洗い方(反故紙とペットボトルを活用して)

硯の後片づけ

❸汚れた部分を中に折り返しながら反故紙で何度か拭く。

みんなで考えよう! 書写指導4(毛筆編)

毛筆用具の後片づけ

その他の注意点