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WRC造部の規定
+「配筋指針」
W RC
W RC
W
RC
W 13m以下(軒9m以下)
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(1)
W RC
W RC
W
500m2以下 国交告 第593号改正 (H23.4.27)
RC
13m以下(軒9m以下)
b)500m2超 ①告示の定める規模毎に
Exp.Jで分離。
a)500m2以下
①3000m2以下 木造部分の地震力を割り増ししてルート2。
Σ2.5αAw + Σ0.7αAc≧ZAiWi ①柱・壁等の水平断面積の規定
②床版はRC造 ※無ければ一気にルート3(保有耐力計算)
WRC造の場合
◆必要壁量(1/2)
Σ2.5 αAw + Σ0.7α Ac≧ZAiWi
◆必要壁量(1/2)
コンクリート強度による補正係数 α = √18/Fc ←WRC設計規準ではα=1.0
(補正を認めていない)
←WRC規準では「壁率」規定
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(2)
主寝室
作業室 車庫
ポーチ 玄関
EV 物入 階段
WCL
物置
1階平面図(WRC造階)
壁の水平断面の総面積Σ Aw = Σ(壁厚さt×壁長さl w)
但し 1≦α(=√Fc /18)≦√2
WRC造規準の壁量・壁厚規定 + 補強筋規定
Σ2.5 αAw + Σ0.7α Ac≧ZAiWi
◆必要壁量(1/2)
コンクリート強度による補正係数 α = √18/Fc ←WRC設計規準ではα=1.0
(補正を認めていない)
←WRC規準では「壁率」規定
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(2)
壁の水平断面の総面積Σ Aw = Σ(壁厚さt×壁長さl w)
但し Fc0 ≦√FcFc0≦√2Fc0、 Fc0 =18N/mm2 √Fc Fc0(0.14ΣAw + 0.04ΣAc)≧ZAiWi
※石山会長提案:単位に関係のない形式へ
但し 1≦α(=√Fc /18)≦√2
2.5 ⇒ 25kg/cm2
0.7 ⇒ 7kg/cm2 壁の終局せん断応力度
柱の終局せん断応力度
ZAiWi
ベースシアー係数1.0g
各階の層せん断力 各階の保有耐力の略算値 ≧
×1.0 C0
☜ 左辺と右辺の単位が? (N、mm2でなければ成立しない。)
「Σ2.5 αAw + Σ0.7α Ac≧ZAiWi 」
120 120
120
※地階:200
◆必要壁量(1/2)
150
120 120
150
◆必要壁量(2/2) ←WRC設計規準では「標準壁量」。
←WRC規準では「壁率」規定
標準壁量がOK⇒必要壁量(1/2)の検証はほぼ問題ない。
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(2)
150 (110)
210 (150) 330 (290)
240 (180) 390 (340) 500 (460)
※木造の必要壁量(基準法) ①在来(カッコは軽い屋根) 枠組:多雪地域以外
単位:mm/m2
390 (250)
510 (330) 570 (430)
550 (350) 680 (510) 740 (600)
②枠組:多雪地域-軽い屋根+2m- (カッコは1m)
Σ2.5 αAw + Σ0.7α Ac≧ZAiWi
コンクリート強度による補正係数 α = √18/Fc ←WRC設計規準ではα=1.0
(補正を認めていない) 但し 1≦α(=√Fc /18)≦√2
断面積
長さ
×
( 厚さによる低減係数α×コンクリート強度による低減係数β×Z )
α = Σ(t・lw)
t0・Σlw
但し t≧t0の場合のみ
※但し、低減できるのは(必要壁量-50)まで。
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(2)
◆必要壁量(1/2) ←WRC規準では「壁率」規定
◆必要壁量(2/2) ←WRC設計規準では「標準壁量」。 標準壁量がOK⇒必要壁量(1/2)の検証はほぼ問題ない。
120 120
120
※地階:200 150
120 120
150
単位:mm/m2
←WRC設計規準:低減量は最大30mm/m2まで (ラーメンにならないため)。
Σ2.5 αAw + Σ0.7α Ac≧ZAiWi
コンクリート強度による補正係数 α = √18/Fc ←WRC設計規準ではα=1.0
(補正を認めていない) 但し 1≦α(=√Fc /18)≦√2
断面積
長さ
◆必要壁厚さt0
[鉛直支点間距離/25] [鉛直支点間距離/22] 120mm 150mm
180mm 150mm
150mm
※地階 180mmかつ [鉛直支点間距離/18]
◆耐力壁長さlw:450mm以上かつ下図以上 ←WRC規準 ←道計算例 「900mm以上」
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(3)
910mm
※
↑ 道計算例「900mm以上」
←手引き
◆必要壁厚さt0
[鉛直支点間距離/25] [鉛直支点間距離/22] 120mm 150mm
180mm 150mm
150mm
※地階 180mmかつ [鉛直支点間距離/18]
◆耐力壁線間隔
◆耐力壁長さlw:450mm以上かつ下図以上 ←WRC規準
規定はないが「8m以下を目安にする。」 ←手引き
◆耐力壁線に囲まれる面積 60m2以下 構造計算によって除外可能。
←道計算例 「900mm以上」
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(3)
構法 耐力壁線間距離 耐力壁線区画面積 枠組壁工法 12m以下 40m2以下 (60~72m2まで可) 在来軸組構法 8m以下 ― (面材壁は12mまで可) CB造 耐力壁の厚さの50倍以下 60m2以下 WRC造 8m以下を目安 60m2以下
←品確法
←手引き
※
耐力壁に力を有効に伝えるための水平構面の大きさの目安
S
S
WS hS WS
S
※WRC造規準の壁量・壁厚規定
・地震力算定用重量 12kN/m2
・各階の階高 3.0m以下 ☜ W造部分はもっと軽い:安全側 ☜ 法令・手引きは3.5m :危険側
◆検討の諸元
・積雪 「注意する必要がある」 :不明確
1Gex
2GF
WF
GR
WF GF
Gin Gex
Gin Gex
Gin
天井+軽い屋根(繊維混入セメント瓦)GR : 0.93kN/m2
×屋根形状係数μB= √cos(1.5θ) 、θ=20°
天井+重い屋根(葺き土無し瓦葺き)GR :1.274kN/m2
軽い外装(ラスモル)Gex :0.735kN/m2
重い外装(土塗)Gex :1.176kN/m2
内装(石膏ボード)Gin :0.196kN/m2
床(地震時)GF :0.588kN/m2
積載荷重(地震時)WF :0.598kNg/m2
屋根上積雪深さhS (m)
雪荷重(3kN/m3×軒1.3)ρS :3.9hskN/m2
屋根上雪積荷重(地震時)WS:1.27hskN/m2
×地震時0.35
= 0.93
W造
※品確法
RC造耐力壁1Gex:4.32kN/m2
RC造床スラブ2GF :5.75kN/m2
コンクリート 0.20m×24kN/m3 = 4.8kN/m2
畳床 0.40kN/m2
ビニールクロス張り 0.05kN/m2
木造間仕切り 0.50kN/m2
コンクリート 0.18m×24kN/m3 = 4.32kN/m2
WRC造
◎
◎
・1階の階高 :3.5m
・建物高さ :13m
・屋根上積雪深さ :2m
・C0=0.2
◆確認:WRC造部の壁量・壁厚規定とせん断耐力
・Z=1.0、Rt=1.0
W造
WRC造
雪
◆確認:WRC造部の壁量・壁厚規定とせん断耐力 ※WRC造規準の壁量・壁厚規定
T =(0.02+0.01λ)h
(鉄骨造または木造部の高さ) λ = (建築物の高さ)
h=13m 1F:RC造3.5m
建築物の動的応答(Dynamic Response of Structure)
◆建築基準法:構造種別をλで考慮
T (sec)= (0.02+0.01λ)×高さh(m)
(鉄骨造または木造部の高さ) λ = (建築物の高さ) ここで、
建築物の耐震設計の基礎
h RC造
T (sec)= 0.02h(m)
h
S造 or
W造
T (sec)= 0.03h(m)
h
RC造
S造 or
W造 λ
λ=0.0 λ=1.0
ex)ちょっと考察
ex)ちょっと試算h=13m 混構造のT(sec): 0.26<T<0.39
→
※ WRC造規準の壁量・壁厚規定
w3= 4.157S
w2= 2.558S
w1= 9.292S ※Ai算定用:5.116S
A3 = 1.46
A2 = 1.26
A1 = 1.00
(A3 = 1.46)
(A2 = 1.26)
(A1 = 1.00) ※カッコ内は1F階高3.0m
Q01 = C0A1ZRt ×ΣWi
平均せん断応力度
コンクリートの短期許容せん断応力度 Fc/30×1.5 → Fc =18N/mm2 → 0.900N/mm2
OK!!!
= 0.2×1.00×16.01 = 3.20kN/m2
= 0.148N/mm2
S
S
WS hS WS
S
1Gex
2GF
WF
GR
WF GF
Gin Gex
Gin Gex
Gin
T =(0.02+0.01λ)h
(鉄骨造または木造部の高さ) λ = (建築物の高さ)
T=0.355sec ※RC造3.0m
⇒ 0.360sec
h=13m 1F:RC造3.5m
←C0=0.2、Z=1.0、Rt=1.0
÷(最小壁量120mm/m2×最小壁厚180mm)
◆確認:WRC造部の壁量・壁厚規定とせん断耐力
◆耐力壁の配筋:必要せん断補強筋比ps0は縦・横とも同じ。
※地階:0.25% 0.15% 0.20%
0.20% 0.15%
0.15%
0.25%
耐力壁厚さt (mm) 配筋方法
120≦ t <165 単配筋 165≦ t ≦200 単配筋 or 複配筋千鳥配置 200< t 複配筋対称配置 ※1:縦筋・横筋はD10以上とする。 ※2:複配筋は原則200mm以上。縦筋・横筋がD10かつ端部曲げ
補強筋がD16以下の時は180mmの複配筋としても良い。
←WRC規準 耐力壁厚さと配筋方法の想定
構造計算によって0.15%まで低減可能(壁量が標準壁量を超える場合)。
※その他 ・耐力壁の端部、交差部、開口部鉛直縁の曲げ補強筋 ・開口部水平縁 ・RC床版との交差部 の仕様
←壁梁の主筋以外の縦、横筋も同じ。
@300以下
@300以下
@450以下
←WRC規準
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(4)
←配筋指針
←WRC規準
1-D13 1-D13
2-D13 1-D13
1-D13
2-D13
←WRC規準
※地階:2-D13
1-D13 2-D13
2-D13 2-D13
2-D13
2-D16 ※地階:2-D16
曲げ補強筋に沿った 開口部縁の高さ h0≦1m
曲げ補強筋に沿った 開口部縁の高さ h0 >1m
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(5)
←道計算例
◆耐力壁の配筋:端部・交差部などの曲げ補強筋
◆設計基準強度Fc:18~36N/mm2
◆鉄筋:原則D25以下、6φ以下の溶接金網
◆階高:3.5m以下
◆壁梁:せい450mm以上、幅180mm以上かつ(壁線間隔/20)以上
180mm以上かつ(壁線間隔/20)以上
450mm以上
←WRC規準
← WRC規準
・告示:3.5m超で保有耐力計算等
・WRC設計規準:3.0m以下
・WRC計算規準:3.0m超で特別な計算が必要(総曲げモーメントの確認) 4.0m超で保有水平耐力の検討
主筋D13以上
※縦筋、横筋は前々頁参照。
ルート1(告示4号)の対象:WRC造部の規定(6)
←WRC規準。法令は径12mm以上。
←WRC規準
腹筋
構造計算によって除外可能。
モデルプランの特徴 ① ○ホームエレベーターを設置 →・エレベーター対応耐力壁の設定(P20)と耐力壁の扱い(P18) ・エレベーター対応耐力壁を含めないで所定の壁量を確保(21P) ・エレベーター対応耐力壁を含めて所定の壁量の1.1倍を確保(22P) ○やや大きな吹抜を設定して、将来居室にすることや間仕切り壁を撤去して広い空間にすることを想定 →・耐力壁の扱い(P18~) ○斜めの外壁(Z通り)を設定 →・壁量や許容せん断耐力の計算をどうするか(P20など) ○木造部分の軽易な間仕切壁をのぞき、耐力壁や主要な柱は全て、壁式 RCの耐力壁や梁の上に設置 →・混構造のではあるが、力の流れは明確な設定 ・RC造部分の構造検討を複雑にしない計画 ○1階に車庫や物置だけではなく、玄関と居室も設定 →・混構造3階建て住宅の可能性の拡大 ・ホームエレベーターの設置と併せて、住宅密集地の高齢化対応住 宅としての役割(1階の床を低くできることや陽当りの良さなど)
P5~
4.壁式鉄筋コンクリート造部分の計算
木造部分の計算に必要な基礎知識は、工業高校で学ぶ程度のものが多いが、それらを的確に、 設定条件に合わせて使いこなすのはかなり難しい。 鉄筋コンクリート造の構造計算には、大学レベルの基礎知識が必要である。
壁式鉄筋コンクリート造は、5階建てまで可能な工法であるから、2・3階が木造で 軽い混構造3階建てでは、計算をしても問題ない項目が多い。 しかし、上記のような明快な設定をしないと、混構造であるために計算が難しくなる こともある。
P47~
混構造3階建ての最下階のRCの壁厚 を使い分けるケースは少ないと思われ るため、壁量の検討が重要である。
4.2.1 壁厚等の検討
構造上の階高 3000mm ≦ 3000 OK
壁厚 180mm > 3000/22=136.4 OK
※本設計は、小規模な住宅であり、化粧目地を設けない設定であるため、壁厚は基準値と同じ
180mmとしている。
4.2.2 壁量・壁率の検討
壁量
X方向 Y1 900+1578+1105+2620+2335 = 8538 Y2 2000
Y7 1310+7855+1770 = 10935 Y9 2900+1105+2620+2035 = 8660 Z (1200+1088)×cos276° = 134 30267 mm
30267/75.36 = 402mm/㎡ > 120 OK
Y方向 X1 1080 Z (1200+1088)×sin276° = 2154 X4 1830 X7 2740 X10 2000 X12 2000 11804 mm
11804/75.36 = 157mm/㎡ > 120 OK
P47・48
※Σ2.5 Aw≧ZWi Ai X方向
13,620,150≧1,155,510 Y方向
5,311,800≧1,155,510
標準壁量がOK ⇒必要壁量(1)の検証はほぼ問題ない。
このような仕様を標準化することができる。
壁梁の曲げモーメントの算出は、耐力壁・壁梁とも見付幅の中心線にラーメンの 軸線を設定し、上記の地震力によるせん断力を作用させた時の応力を算定する。
4.5.2 地震力による壁梁の応力
壁厚が全て 180mm のため、壁長 1mm 当りのせん断力により算定する。
X方向 207990÷30267 = 6.87 N/mm
Y方向 207990÷11804 = 17.62 N/mm
端部の曲げモーメント(CE)とせん断力(QE)の算定は以下の図に示す。
左右に開口幅や梁背の異なる壁梁または地中梁が接続している場合は、壁梁等の剛比に応じて
接点モーメントを分配する。
開口幅:l 梁背:D 分配比 D13/l1:D23/l2
4.4 耐力壁の補強筋
縦・横共せん断補強筋比(Pso)が 0.25%以上となるように配筋し、 配筋はダブル配筋とする。 鉄筋間隔ⅹ
ⅹ≦aS/PSO・t=2×71/0.0025×180=316mm
→ D10@250mm ダブル配筋
耐力壁端部などの曲げ補強筋 ho≦1mの場合 2-D13 ho>1mの場合 2-D16
P49・P50
←t0=180mmなので千鳥が望ましい。
Y1通り壁梁の曲げモーメント図
壁梁と耐力壁の中心線を 青線のラーメンに置換
1階の反曲点高比 0.6 開口部の高さを4:6に 分割した点を基準とする
耐力壁長×壁長1m当たりのせん断力
耐力壁のせん断力(17.9)× 梁の中心から反曲点までの 高さ(0.842)
曲げモーメントを左右の梁の 剛比に応じて分配
P52
4.5.3 鉛直荷重による壁梁の応力
2階の床荷重は短辺長さの 1/2 の等分布荷重とする。
梁上に壁がない梁については、2階床+2階壁+自重の等分布荷重による応力を算定する。
梁上に壁がある梁については、上記に加え、木造部分の荷重を等分布荷重として算定する。
上下の主筋を同一とする配筋を採用するため、端部モーメント(C)のみ算出する。
両端固定の場合 C=wl2/12 Q=wl/2
1端固定の場合 C=wl2/8 Q=5wl/8
2連続小梁の場合 C=1.3wl2/12 Q=wl/2+0.7wl/12=0.56wl
スパン lは固定端では梁背の 1/4を加え、それ以外は通芯までの長さとする。
梁符号 w l C Q GX11
(2連続小
梁)
2階屋根 1.1375×7.19 自重 0.18×0.3×24
= 8.2 = 1.3 計 9.5
3.64 13.6 19.4
GX12 (1端固定)
2階床 1.365×5.55 2階外壁 2.45×0.65 自重 0.18×0.7×24
= 7.6 = 1.6 = 3.0 計 12.2
1.95 5.8 14.9
階床
P53
↑ SM
↑ SQ1
SQ2
↑ LH
↑ LQ1
LQ2
それぞれの算定値が応力を上回る梁で決定する。 G3,G4はG1と同じ主筋で梁せいが大きい。
2-D16 スターラップ D10@200 腹筋 2-D10 2-D16
at=398 b=180 j=400×7/8=350 LM = 197×398×350×10-6 = 27.4 KN・m SM = 295×398×350×10-6 = 41.1 LQ1 = 0.73×180×350×10-3 = 46.0 KN SQ1 = 1.095×180×350×10-3 = 69.0 LQ2 = 1.54×100×350×10-3 = 53.9 SQ2 = 1.54×1.5×100×350×10-3 = 80.9 Pt = {398/(180×400)}×100 = 0.55% >0.4 Pw = {143/(180×200)}×100 = 0.40% >0.2
P55・56
日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算用資料集」の規準式による値
P57
lx
ly
※住宅なので、検討を簡略化してモチアミ配筋としている。 ※大きなスラブで算定するが、lxとλ(= ly /lx)のバランスで決まるため、 数箇所で計算する必要があることが多い。
lx :短辺長さ ly :長辺長さ
4.7 基礎の設計
基礎検討用の総荷重を算定する
鉛直荷重検討用総荷重 1732.25
1階 RC床 (11.83×2.73+3.035×1.82+1.515×1.6)×5.55 = 223.35
1階木造床 {(5.005+5.915)×3.64÷2+1.515×2.04+
3.035×1.82}×2.0 = 56.98
2012.58 KN ※構造計算では、検討箇所に加わる荷重を必ず算定する。
P57
P49の総荷重
1階床荷重
布基礎フーチング幅(Bo)
基礎1m当りの荷重で算定する。
Po+PF1: 建築物の地上部分の荷重
地反力: 地盤の許容支持力度-γDF
地盤面下の荷重: γDF・ Bo γ: 土とコンクリートの平均単位容積重量 (γ=19.6 KN/m3)
P58
基礎スラブの設計
平均地反力 (Po+PF1)/0.6=59.5 KN/m2
荷重の偏在を考慮して 59.5×1.2=71 KN/m2 で検討する
QF=71×0.21=14.9 KN=14900 N
MF=71×0.212/2=1.6 KN/m=1600000 N/mm
フーチングの背 D=150mm d=D-70=80 j= d87
=70
D10 使用 鉄筋間隔:b
b=1000・Lft・a・j/MF=1000×197×71×70/1600000=612mm
b=1000・Lfa・ψ・j/QF=1000×2.31×30×70/14900=326mm
b=250mm とする
FG1
※この配筋を片持梁として算定している。
P58
P58
w=Po+PF1=3.42+1.2=35.4 KN/m
梁背の小さい FGX121 と FGX122 で検定する
FGX121(1端固定・l=1.95m)
長期 C=wl2/8=16.8 Q=5wl/8=43.1
水平 CE=43.9 QE=25.4 2QE=50.8
短期 C+CE=60.7 Q+2QE=93.9 →FG1
FGX122(2連続小梁・l=2.73m)
長期 C=1.3wl2/12=28.6 Q=0.56wl=54.1 →FG1
※基礎梁の算定は、住宅の場合、梁せいが小さくlが大きい 車庫の入口で検討することが多い。