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情報処理技法(リテラシ)II 13佐々木康成

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情報処理技法(リテラシ)II第13回佐々木康成

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本日の内容• テーマ:プレゼンテーションソフト(PowerPoint)の基本操作

• プレゼンテーションに関する一般的な準備の流れと操作実習、またレポートとプレゼンテーションに共通する著作権と引用について最小限の内容を扱う

• 講義1:プレゼンテーションの設計

• 実習1:PowerPointにおけるスライドの設定と箇条書きを利用したスライド

• 実習2:スライドにおける図表の利用と画面切り替え

• 講義2:プレゼンテーションにおける発表準備

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プレゼンテーションの設計

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プレゼンテーションの設計• プレゼンテーションは口頭で相手に情報を伝達する手段

• 適切な設計を行い、相手に理解してもらわなくてはならない

• 相手の時間を拘束する

• 伝わらなかったら相手も自分も時間を浪費する

• 貴重な時間を浪費させるわけにはいかない

• きちんとした準備を

制限時間

発表内容 スライド資料

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骨子を明確にする• 伝えたいことを相手に伝えるためには

• 伝えたいことの骨子を明確にする

• 紙にキーワードを書き出す

• ブレのないプレゼンのために必ず行うこと

• 発表内容は三本柱を用意するパターンがわかりやすい

• 「今日紹介する内容は3つあります」はプレゼンの定番

準備をしっかりと

伝わる資料を

リハーサルは重要

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裏付けの収集• 主張の裏付けとなる資料を収集する

• 自分の主張したいことの裏付けは大変重要

• 可能な限り多くの資料に当たる

• 自分の立場に反する資料も集める

• 会場には反対の立場の人もいるかも?

• 立場を理解した上で資料としては用いない、という選択もあり

資料収集

情報検索

データの収集

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持ち時間を把握する• 自分に与えられた時間を把握する

• オーバーすることはご法度

• 短すぎてもいけない

• 聞き手の時間を奪ってはいけない

• 時間を有効活用するために、制限時間を把握した上で資料を吟味すること

• 何度もリハーサルをする必要がある

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発表対象を絞る• 聴衆が誰かを明確にする

• 大学の先生?

• 自分の祖父母?

• 対象によって、言い回しや用語、説明の例などを変える

• 専門用語を噛み砕いて説明するなどの工夫は重要

• あくまでも相手に理解してもらえるかどうかという観点から調整する

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ストーリーの作成• プレゼンは「なるほど!」と感じる体験が必要

• 内容を理解しやすく並べた情報を「ストーリー」と呼ぶ

• どの順番で何を話すか?

• 吟味すること

• 基本的には「要約(発表の要点)→ディティール(具体的な内容)→要約(発表のまとめ)」と進めるのが良い

発表の要約(予告)

具体的な発表内容

発表の要約(まとめ)

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スライド資料の作成の前に• スライド資料の作成の前にクリアすべき内容

• テーマの書き出し

• 資料の収集

• 利用できる時間の把握

• 対象となる人の絞り込み

• どの順番で何を話すか(ストーリー)

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スライドの設定と箇条書きを利用したスライド

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スライドの設定1• PowerPointの起動

• スライドのデザイン選択

• 「タイトルを入力」にはタイトル(プレゼンテーションのタイトルやスライドのタイトルなど)を入力する

• 「サブタイトル」は所属や名前などを入力することが多い

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スライドの設定2• スライドのデザインの変更

• 「デザイン」タブの「テーマ」から選択

• プレゼンテーションの内容と合致するようなテーマを選択する方が良い

• さらに「バリエーション」から配色やフォントなどを変更できる

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「新しいスライド」とスライドの「レイアウト」変更• 「新しいスライド」ボタンを押すと、「タイトルとコンテンツ」レイアウトのスライドが作成される

• 最も基本的なスライド

• 「レイアウト」から様々な種類のスライドに変更できる

• まずは「タイトルとコンテンツ」レイアウトで箇条書きを利用する

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箇条書きスライドの利用• 一枚のスライドには一つの話題のみ

• 箇条書きは五行程度に収める

• インデントで階層関係を表現する

• 行頭でTabキーを押すとレベルが下がる

• 行頭でShift+Tabキーを押すとレベルが上がる

• 箇条書きは二行以内

• 文字は大きめにする

• 最低限24ポイント(もっと大きい方が良い)

• できるだけ「見てわかる」スライドを心がける

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図表の利用と画面切り替え

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画像などの利用• 「挿入」タブ

• 表・画像(各種)・図形・アイコン・3Dモデル・SmartArt・グラフ

• 画像の挿入

• ファイルから挿入

• 図のスタイルの変更

• 図ツールの利用

• 画像はPowerPoint上で編集できる

• トリミングや画像の調整、アート効果、枠の設定などができる

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画像の利用と情報伝達• スライドに画像を利用する

• 直感的な理解につながる

• 画像は文字情報よりも直感的に理解しやすい

• 著作権フリー素材なども活用するとよい

• インターネットからダウンロードしてきた画像には引用元のURLとウェブページ名、画像の著作権者、閲覧年月日などを記載する

• 美味しそうなお刺身でした

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SmartArtの利用• SmartArtは様々な(一から作るには複雑な)図をテンプレートから作成する機能

• 「SmartArtグラフィックの挿入」から選ぶ

• 目的に応じたものを選択し、内容を埋めることでインスタントに作成可能

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図形描画• 単純な図を組み合わせて地図などを描くことができる

• Shiftキーを押しながら描画すると正方形や正円を描ける

• 後に描いたものが上に重なる

• 順番は「配置」で変更可能

• 塗りつぶしと枠線の属性を変更できる

• 色はテーマで用意されたものを使うと別のテーマにしたときに別の色に自動的に置き換えられる

• テキストボックスの利用

• スライド中に自由に文字を配置できる

• 注釈などにも活用

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スライドショーと画面切り替え

• スライドショー

• 「スライドショー」タブ→「スライドショーの開始」で作成したスライドショーを開始できる

• スペースキーで次々にスライドを表示できる

• 途中でやめる場合はEscキーを押す

• スライド画面の切り替え効果

• 切り替え時にアニメーションする

• 「画面切り替え」タブ→「画面切り替え効果」を選択

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その他の機能

• 教科書にはその他の機能も紹介されているが、ここでは扱わない

• 時間外に試してみること

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プレゼンテーションにおける発表準備

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プレゼンテーションとNVC• NVC(ノンバーバルコミュニケーション)

• 非言語的なコミュニケーション

• 言葉の内容以外にも伝わること

• 声の様子や表情・姿勢・身振りなど

• プレゼンテーションではNVCが重要な役割を果たす

• 感情に訴えかける手法など

表情姿勢身振り

声の調子声の大きさ

話す速度視線の動き

手の動き

NVC

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発表時に意識すべきNVCの要素1

• 声の要素

• 大きくはっきりと

• ゆっくりと落ち着いて伝える

• 表情の要素

• なるべく意識して平静かつ朗らかに

• 姿勢の要素

• 胸を軽く張り、堂々と

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発表時に意識すべきNVCの要素2

• 視線の要素

• ゆっくりと会場全体を見回すように

• 聞き手の表情にも注目する

• 伝わっていないようならもっと分かりやすい例を出す

• 身振りの要素

• 手の表情にも気をつけると効果的

• 聴衆に背中を向けないこと

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上手なプレゼンを観る• 故Steve Jobsによる初代iPhone発表時(2007年)のプレゼン動画を確認する(7分程度)

• スライドの内容やプレゼンターの立ち居振る舞いなどに注目する

• プレゼンターの声の大きさや速度、姿勢、手の動きなどはどうだろうか

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出席課題提出

• 本日作成したファイルは、14回に提出のこと。

• 日付-学籍番号.pptx として提出する