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SDGsを子どもたちに伝える SDGs for Schoolでの実践から考える

『科学館にできること』

一般社団法人Think the Earth 上田壮一

大学・大学院で機械・情報工学を学んだ後、広告会社に就職。阪神淡路大震災を機に退職。以来、ソーシャル・デザイン/ ソーシャル・コミュニケーションが主な仕事

株式会社スペースポート　プロジェクトディレクター一般社団法人Think the Earth 理事一般社団法人日本サステナブルラベル協会理事一般社団法人CEPAジャパン理事多摩美術大学客員教授・非常勤講師 (ソーシャル・デザイン論) グッドデザイン賞審査委員(2015-2017) 科学技術振興機構「STI for SDGsアワード」審査委員国立環境研究所対話オフィスアドバイザーほか

自己紹介

© Think the Earth

社会・環境課題を「自分ごと」として創造的に行動できる

人や会社を増やしたい！

2001年創業以来、30以上のプロジェクトをつくってきました

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SDGs入門トーク

2017～

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SDGs for Schoolの背景

新学習指導要領これからの学校には（中略）一人一人の生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。

SDGs　4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

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2017-2018年、新学習指導要領公示。持続可能な社会の創り手を育成することが、学校の役割であることが前文に明記。

2015年9月、193の国と地域の合意により、国連でSDGsが採択。2030年を目指して世界中の国・企業・自治体等で取り組みが始まる。

情報も教材も模範カリキュラムも不足。先生が多忙で時間が無い。先進的な取り組みはあれど、先生同士のつながりが希薄。

認知・理解の拡大が課題。認知度19%（2019年2月現在）教育現場での取組みはこれから。学びから行動までデザインが重要。

SDGs School 学校現場のニーズ

世界共通の約束

SDGsを学びの場に届け、先生や生徒の学びから行動までを応援するプログラム

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未来の教育をデザインしよう！

（試験のために学ぶのではなく）未来をつくるために学ぶワクワク感を届けたい！

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※本書の売上げの一部がSDGs for Schoolの活動を支えています

『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』 1年間で約500校の希望校に届けました。

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2018年8月9日～16日　中高生ボルネオスタディーツアー

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2018年8月25日～26日　ティーチャーズ・ギャザリング＠都立武蔵高校

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5分でわかるSDGs！

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2030年までの持続可能な開発目標

Sustainable Development Goals サステナブル・デベロップメント・ゴールズ

略してSDGs エス・ディー・ジーズ

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2015年9月

国連加盟国193ヵ国が全会一致で採択

2030年までの持続可能な開発目標

17のゴール（目標）　

169のターゲット　232の指標

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12.3　2030年までに小売・消費レベルにおけ　　　　　　る世界全体の一人当たりの食料の廃棄を　　　半減させ、収穫後損失などの生産・サプ　　　ライチェーンにおける食品ロスを減少さ　　　せる。

具体的な目標（ターゲット）

12.3.1 a)食料損失指数、及び b)食料廃棄指数

指標

12 持続可能な生産消費形態を確保する

目標（ゴール）

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数値目標があるゴールの例

1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。 3.2 全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生 1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。 8.7 2025年までに児童兵士の募集と使用を含むあらゆる形態の児童労働を撲滅する。 10.1 2030年までに、各国の所得下位40%の所得成長率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 14.5 2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。 16.2 子供に対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する。

SDGsのキーワード

誰も置き去りにしない No one will be left behind

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残された課題

男女間の不平等が続く最貧困層と最富裕層の格差都市部と農村部の格差

気候変動と環境悪化が目標を阻んでいる紛争は人間開発の最大の脅威貧困と飢餓はいまだ撲滅の途上地域ではサブサハラ、南アジア諸国

ミレニアム開発目標（Millennium Development Goals= MDGｓ）

「ミレニアム開発目標（MDGs）報告2015」より

私たちの世界を変革する Transforming our world

SDGsのキーワード

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SDGsは世界の共通言語であり、新しい問題解決思考（未来をつくる教育！）

・ルールではなく　 →　ゴールである・フォーキャスティング　 →　バックキャスティング・インサイドアウト　　　 →　アウトサイドイン・トップダウン →　ボトムアップでオープン・これまでのやり方 →　これまでにないやり方・支援　 →　共成長・短期視点 →　中長期視点・単眼思考 →　複眼思考・専門分化 →　統合的・俯瞰的思考・専門家の仕事 →　領域横断、多世代で達成・決めたことに従う →　自発性を奨励

SDGsアクションプラン2019より SDGs推進本部

①SDGsと連動する「Society5.0」の推進 STI for SDGsの推進＝科学技術イノベーションを通じた社会課題解決

　（防災・気候変動・エネルギー・脱プラ・健康長寿…）

②SDGsを原動力とする地方創生、まちづくり SDGs未来都市、「SDGs日本モデル」宣言

③次世代のエンパワーメント ESDの推進（Education for Sustainable Development）次世代のSDGs推進プラットフォーム女性へのSTEM教育　など

地域の科学館に期待される視点として・・・

SDGs未来都市

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北海道　北海道札幌市　北海道ニセコ町　北海道下川町　岩手県　宮城県　宮城県東松島市　秋田県　秋田県仙北市　山形県　山形県飯豊町　福島県　茨城県　茨城県つくば市　栃木県　群馬県　埼玉県　さいたま市　埼玉県越谷市　千葉県　千葉市　東京都　神奈川県　横浜市　川崎市　相模原市　横須賀市　平塚市　鎌倉市　藤沢市　小田原市　茅ヶ崎市　逗子市　三浦市　秦野市　厚木市　大和市　伊勢原市　海老名市　座間市　南足柄市　綾瀬市　葉山町　寒川町　大磯町　二宮町　中井町　大井町　松田町　山北町　開成町　箱根町　真鶴町　湯河原町　愛川町　清川村　富山県　富山県富山市　石川県　石川県珠洲市　石川県白山市　福井県　福井県鯖江市　山梨県　長野県　岐阜県　静岡県　静岡県静岡市　静岡県浜松市　愛知県豊田市　三重県志摩市　滋賀県　京都府　大阪府堺市　奈良県十津川村　和歌山県　鳥取県　島根県　岡山県岡山市　岡山県真庭市　広島県　山口県　山口県宇部市　徳島県　徳島県上勝町　香川県　福岡県　福岡県北九州市　長崎県　長崎県壱岐市　熊本県小国町　鹿児島県　沖縄県　

「SDGs日本モデル」宣言　賛同自治体

SDGsをきっかけに子どもたちの自発的な活動が次々と生まれています

2017年12月　＠JICA

【中高生対象の公開授業】あなたにできるSDGsを一緒に探そう

～SDGsを「知る」から「行動する」へ～ ↓

学校を超えたチームが生まれる！

学生たちも変わります！ 2018年４月21日-22日アースデー東京＠代々木公園

中高生の自発的活動＠アフリカ布ナプキン

アフリカの女子学生が生理になると学校に行けなくなると聞いた、愛知県の高校生の呼びかけで始まった活動。「アフリカに布ナプキンを届けようワークショップ」を開催し、大阪で支援活動を行うSHIHOさんを通じて8月末に126個をアフリカに届けました。

中高生の自発的活動＠回収ボックス・プロジェクトプラスチックゴミ削減のため、学校内にあるペットボトル飲料の自動販売機をなんとかしたい、という想いから、飲料メーカーや自動販売機メーカーへのヒアリングを行い、その結果「回収ボックス」を通じた消費者への啓発活動へとつながりました。現在も、飲料水メーカー、清涼飲料水の業界団体や渋谷区と協働しながら、回収ボックスの調査活動等を行っています。

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地域の持続的発展のために、SDGs視点での科学技術教育を（子どもと社会がSDGsでつながると、何かが起きる！）

　・全国のSDGs関心校への情報発信のお手伝い

　・SCのティーチャー登録　・書籍の卸販売（買取りのみ）　・展示用パネルの貸し出し　・プラネタリウム映像の配給

　　「みずものがたり」「いきものがたり」　・認定エデュケーター育成（講座）

上記をまとめたチラシもつくりました。

詳細はお問い合わせください

SDGs for School（Think the Earth）として科学館の皆様とできそうなこと

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