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SuperJ Engine® Framework フレームワーク管理ツール ユーザーズマニュアル 株式会社日立ソリューションズ

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SuperJ Engine® Framework

フレームワーク管理ツール

ユーザーズマニュアル

株式会社日立ソリューションズ

2

法定通知

重要

本書に記載されている情報は、予告なしに変更されることがあります。本書は“現状のまま”で提供され、特定用途に

対する市場性または適合性に関する暗示的な保証や条件を含めて、これらに限定されることなく、明示であるか暗黙で

あるかに関わらず、いかなる保証も行いません。また、株式会社日立ソリューションズは、本書における記述の誤りに

対しても、またこの資料の性能や使用に関連して発生してしまった利益損失を含めた、二次的損害または間接損害に対

しても、そういった損害が保証、契約、または他の法理論に基づいている場合であっても、一切責任を負わないものと

します。

本書には、著作権で保護される所有者固有の情報が含まれています。本書のいかなる部分も、株式会社日立ソリューシ

ョンズの事前の許可なしに、何らかの形式で複製したり、データベースシステムや検索システムに格納したり、その他

の何らかの手段によって転送したり配布したり、電子的、機械的にコピーしたり、録音したりすることはできません。

SuperJ Engine® Framework フレームワーク管理ツール ユーザーズガイド

第6版 2011年 7月

All Rights Reserved, Copyright (C) 2001,2011, Hitachi Solutions, Ltd.

SuperJ Engine は株式会社日立ソリューションズの登録商標です。Java 及び全ての Java 関連製

品の商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国 Oracle の商標または登録商標です。

それ以外の会社名、商標または登録商標はすべて、それぞれの所有者の財産です。

3

目次

第 1章 製品概要 ............................................................ 5 1.1. はじめに .................................................................. 5 1.2. 機能一覧 .................................................................. 5 第 2章 システム構成 ......................................................... 7 2.1. システム全体構成 .......................................................... 7 2.2. SuperJ Engine Framework ................................................... 7 2.3. Http サービスバンドル ...................................................... 8 2.4. Log サービスバンドル ....................................................... 8 2.5. Event Admin サービスバンドル ............................................... 8 2.6. Deployment Admin サービスバンドル .......................................... 8 2.7. フレームワーク管理ツール用バンドル ......................................... 8 2.8. Web ブラウザ ............................................................... 8 第 3章 起動方法 ............................................................ 9 3.1. 起動方法 .................................................................. 9 3.2. 起動例 .................................................................... 9 3.3. 起動時の注意事項 ......................................................... 12 第 4章 操作方法 ........................................................... 13 4.1. Bundles メニュー .......................................................... 13

4.1.1. バンドルの詳細情報表示 ............................................................................... 13 4.1.2. バンドルのインストール ............................................................................... 14 4.1.3. バンドルのアップデート ............................................................................... 15 4.1.4. バンドルのアンインストール ........................................................................ 16 4.1.5. バンドルのスタート ...................................................................................... 16 4.1.6. バンドルのストップ ...................................................................................... 17 4.1.7. バンドルのスタートレベル管理 .................................................................... 18 4.2. Services メニュー ......................................................... 18

4.2.1. サービスの詳細情報表示 ............................................................................... 18 4.3. Java Packages メニュー .................................................... 19

4.3.1. パッケージの詳細情報表示 ........................................................................... 19 4.3.2. パッケージのリフレッシュ ........................................................................... 20

4

4.4. Deployment Packages メニュー .............................................. 21 4.4.1. デプロイメントパッケージの詳細情報表示 .................................................. 21 4.4.2. デプロイメントパッケージのインストール .................................................. 22 4.4.3. デプロイメントパッケージのアップデート .................................................. 23 4.4.4. デプロイメントパッケージのアンインストール ........................................... 24 4.4.5. デプロイメントパッケージのスタート ......................................................... 24 4.4.6. デプロイメントパッケージのストップ ......................................................... 25 4.5. Permissions メニュー ...................................................... 25

4.5.1. パーミッションの表示 .................................................................................. 25 4.5.2. パーミッションの設定 .................................................................................. 27 4.5.3. パーミッションの削除 .................................................................................. 28 4.5.4. パーミッションの初期化 ............................................................................... 29 4.6. Framework Properties メニュー ............................................. 30

4.6.1. フレームワークの設定情報表示 .................................................................... 30 4.6.2. フレームワークのスタートレベルの設定 ...................................................... 31 4.6.3. バンドルのデフォルトスタートレベルの設定 ............................................... 31 4.7. System Properties メニュー ................................................ 32

4.7.1. システムプロパティの表示 ........................................................................... 32 4.8. Logs メニュー ............................................................. 33

4.8.1. ログの表示 .................................................................................................... 33 4.8.2. ログ表示件数の変更 ...................................................................................... 34

第 5章 関連資料 ........................................................... 36 第 6章 制限事項 ........................................................... 37

5

第1章 製品概要

1.1. はじめに 「SuperJ Engine Framework フレームワーク管理ツール」(以下、本ツール)は、SuperJ Engine

Framework(以下、フレームワーク)上で動作するバンドル(入れ替え可能なアプリケーション)の

管理を容易にすることを目的としています。具体的には、バンドルのライフサイクル管理(イン

ストール、スタート、アップデート、ストップ、アンインストール)や、バンドルの状態管理(ヘ

ッダ情報、パッケージやサービスに対する依存関係など)を、Web ブラウザから行なうことがで

きます。

1.2. 機能一覧 表 1に本ツールが提供する機能を示します。

表 1 本ツールの機能一覧

メニュー 機能説明

Bundles バンドルの詳細情報 インストールされているバンド

ルの情報を表示する。

インストール バンドルをインストールする。

URL 指定または、ファイル名指定

による 2 種類のインストール方

法がある。

スタート バンドルをスタートさせる。

アップデート バンドルをアップデートする。

ストップ バンドルをストップさせる。

アンインストール バンドルをアンインストールす

る。

スタートレベルの設定(Set) バンドルのスタートレベルを設

定する。

Java Packages パッケージの詳細情報 バンドルがエクスポートしてい

るパッケージの一覧を表示す

る。

パッケージのリフレッシュ

(Refresh)

バンドル間のパッケージ依存関

係(エクスポート/インポート)

を更新する。

Deployment Packages デプロイメントパッケージの

詳細情報

インストールされているデプロ

イメントパッケージの情報を表

示する。

6

インストール デプロイメントパッケージをイ

ンストールする。URL 指定また

は、ファイル名指定による 2 種

類のインストール方法がある。

スタート デプロイメントパッケージ内の

バンドルをスタートさせる。

アップデート デプロイメントパッケージをア

ップデートする。

ストップ デプロイメントパッケージ内の

バンドルをストップさせる。

アンインストール デプロイメントパッケージをア

ンインストールする。

Permissions パーミッション一覧の表示 ある特定のバンドルに与えるパ

ーミッションの一覧を表示す

る。

パーミッションの設定 ある特定のバンドルに与えるパ

ーミッションを設定する。バン

ドルをインストールする前に、

そのバンドルに与えるパーミッ

ションを設定することも可能。

パーミッションの初期化 本ツールに最低限必要なパーミ

ッションに初期化する。

Services バンドルが登録しているサービスに関する情報を表示する。

System Properties システムプロパティを表示する。

Logs ログサービスが保持しているログ情報を表示する。

Framework Properties プロパティ一覧の表示 フレームワークプロパティの一

覧を表示する。

フレームワークスタートレベ

ルの設定

フレームワークスタートレベル

を設定する。

初期バンドルスタートレベル

の設定

初期バンドルスタートレベルを

設定する。

7

第2章 システム構成

2.1. システム全体構成 本ツールはフレームワーク上で動作するバンドルとして提供されます。本ツールは、Http

サービスを利用して、フレームワークを操作するためのサーブレットを公開します。それに対

して本ツールの使用者は、クライアント PC の Web ブラウザから操作を行います。本ツールを

使用する際のシステム構成を図 1に示します。

ターゲットプラットホーム

SuperJ Engine Framework

Http サービス バンドル

(Webサーバ)

管理ツール用 バンドル

(管理ツール本体)

Log サービス バンドル

クライアント PC

Web ブラウザ

http通信

Event Admin サービス バンドル

Deployment

Admin

サービス バンドル

図 1 システム構成

2.2. SuperJ Engine Framework SuperJ Engine Framework はバンドルに関する以下の機能を提供します。

1. バンドルのライフサイクル管理機能

2. バンドルが持つ情報を取得する状態管理機能

3. バンドル間でクラス名が重複していても問題なく独立実行可能

4. バンドル間の依存関係の解決

5. 他のバンドルへ提供可能な機能を登録するサービス登録機能

6. 他のバンドルが提供する機能へアクセスするサービス呼び出し機能

8

2.3. Http サービスバンドル Web サーバ及び、サーバ側でプログラムを動作させることのできるサーブレットコンテナ機能

を提供します。

2.4. Log サービスバンドル バンドルのログの出力及び、取得機能を提供します。

2.5. Event Admin サービスバンドル バンドル間のイベントの配信機能を提供します。

2.6. Deployment Admin サービスバンドル 複数バンドルの一括インストール/アップデート/アンインストール機能を提供します。

2.7. フレームワーク管理ツール用バンドル このバンドルが管理ツールの本体となります。SuperJ Engine Framework の機能であるバンド

ルのライフサイクル管理、状態管理を Web ブラウザから容易に管理する機能を提供します。

2.8. Web ブラウザ 管理ツールを操作するためには Web ブラウザが必要です。以下のブラウザの使用を推奨します。

− Microsoft Internet Explorer 7.0 または 8.0

− Mozilla Firefox 3.6 または 4.0

なお、javascript を有効にする必要があります。

9

第3章 起動方法

本章では、本ツールの起動方法について説明します。

3.1. 起動方法 本ツールの一般的な起動方法を以下に示します。具体的な起動例は3.2節を参照下さい。

(1) フレームワークを起動します。

(2) Log サービスバンドル(log.jar)をインストールし、スタートさせます。

(3) Http サービスバンドル(http.jar)をインストールし、スタートさせます。

(4) Event Admin サービスバンドル(event.jar)をインストールし、スタートさせます。

(5) Deployment Admin サービスバンドル(deploymentadmin.jar)をインストールし、スタートさ

せます。

(6) フレームワーク管理ツールバンドル(sjef-console-web.jar)をインストールし、スタート

させます。

(7) Web ブラウザを使用して以下のアドレスへのアクセスを行うと、フレームワーク管理ツール

が提供する Web ページが表示されます。(ただし、http サービスの設定によっては、ポート

番号の指定が必要な場合があります。)

http://(ターゲットマシンの IP アドレス)/webconsole/view

上記、(1)~(7)の手順を踏まないと、フレームワーク管理ツールバンドルをスタートさせるこ

とは出来ません。

3.2. 起動例 本節では例として、ターゲットマシンの「/framework」ディレクトリ以下にフレームワークを

インストールし、本ツールを使用するまでの手順を説明します。ただし、以下では、ポート 80

番と 2345 番が使用可能であることを前提としています。(ポート 80 番は Http サービスが使用

します。)

(1) 本製品の bundles および lib ディレクトリを、ターゲットマシンの「/framework」ディレ

クトリ以下にコピーします。コピー後は、ターゲットマシンに以下の 2 つのディレクトリ

が存在しています。

10

/framework/bundles

/framework/lib

(2) 「/framework/run」ディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。

# mkdir /framework/run

# cd /framework/run

(3) osgi.properties ファイルおよび policy ファイルをこのディレクトリに作成し、フレーム

ワークの起動設定を記述します。詳細は表 9の項番1を参照してください。osgi.properties

ファイルの例を以下に示します。

java.security.policy=policy

org.osgi.framework.security=osgi

org.osgi.framework.bootdelegation=\

sun.*, \

com.sun.*, \

javax.net.*

org.osgi.framework.system.packages=\

javax.net.ssl; specification-version=1.0, \

javax.security.auth.login; specification-version=1.0, \

javax.microedition.io

org.osgi.vendor.deploymentadmin=\

jp.hitachisoft.superj.impl.service.deploymentadmin

図 2 osgi.properties ファイルの記載例

policy ファイルの例を以下に示します。

grant {

permission java.security.AllPermission;

};

図 3 policy ファイルの記載例

(4) コマンドプロンプトから、以下のコマンドを入力してフレームワークを起動します。

# cvm -jar /framework/lib/sjef.jar -console 2345

11

起動すると「/framework/run/FWDATA」ディレクトリが作成されます。このディレクトリ以

下に、フレームワークの状態やインストールされたバンドルなどが記録されます。また、

「-console」オプションの指定により、ポート2345番を使用してコンソールが起動します。

オプションの詳細は、表 9の項番1を参照してください。

(5) ターミナルソフトを使用し、フレームワークを起動したマシンのポート2345に接続します。

(6) ターミナル上に表れるコンソールから以下のコマンドを順番に入力し、フレームワーク管

理ツールの起動に必要なバンドルをインストールし、起動します。この時、ターミナルソ

フトのローカルエコー機能を有効にし、改行文字を CR+LF に設定することを推奨します。

> install log "/framework/bundles/log.jar"

> start log

> install http "/framework/bundles/http.jar"

> start http

> install event "/framework/bundles/event.jar"

> start event

> install deploymentadmin "/framework/bundles/deploymentadmin.jar"

> start deploymentadmin

> install webconsole "/framework/bundles/sjef-console-web.jar"

> start webconsole

(7) bundles コマンドによってインストールされているバンドルの状態を確認します。以下の例

の様に、全てのバンドルが ACTIVE 状態であればフレームワーク管理ツールが使用可能にな

ります。

> bundles

0 ACTIVE System Bundle

1 ACTIVE log

2 ACTIVE http

3 ACTIVE event

4 ACTIVE deploymentadmin

5 ACTIVE webconsole

(8) Web ブラウザを使用して、以下のアドレスを入力しターゲットマシンにアクセスします。フ

レームワーク管理ツールが提供する Web ページが表示されます。

http://(ターゲットマシンの IP アドレス):80/webconsole/view

フレームワーク管理ツールの具体的な操作方法については、第 4章「操作方法」をご覧くださ

い。

12

3.3. 起動時の注意事項 (1) フレームワーク管理ツールに必要なバンドルをアンインストールすると、フレームワーク管

理ツールの使用が不可となります。具体的には、sjef.jar、http.jar、deploymentadmin.jar、

log.jar、event.jar、sjef-console-web.jar です。

(2) sjef.jar 以外の上記バンドルに対してアップデートを実行すると、一時的にフレームワー

クの使用が不可となりますが、再度アクセスすると、再び使用することが可能です。

(3) フレームワーク本体に対してアップデートを実行すると、フレームワークがシャットダウン

します。その場合は、もう一度フレームワークを起動する必要があります。

13

第4章 操作方法

4.1. Bundles メニュー Bundles メニューの各操作方法について説明します。

4.1.1. バンドルの詳細情報表示 バンドルの詳細情報を表示する操作手順と、この操作で表示される情報の内容について説明し

ます。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Bundle List」から詳細情報表示を行うバンドル名をクリックします。

(3) バンドルの詳細情報が表示されます。

図 4 バンドルの詳細情報表示

14

表 2 バンドルの詳細情報表示内容

情報 説明

Status バンドルの状態一覧

BundleId バンドルの ID

State バンドルの状態設定

Location バンドルの場所

Start Level バンドルのスタートレベル設定

Uninstall バンドルのアンインストール実施

Update バンドルのアップデート実施

Dependencies バンドルの依存情報一覧

Registered Services 登録されているサービス名

Used Services 使用されているサービス名

Export Packages エクスポートされているパッケージ名

Import Packages インポートされているパッケージ名

Fragments Fragments Bundle の表示

Host Host Bundle の表示

Requiring Bundles Requiring Bundles の表示

Headers バンドルのヘッダ情報一覧

4.1.2. バンドルのインストール バンドルのインストール方法には、URL 指定から行う方法と、ファイル指定から行う方法があ

ります。ともに、インストール操作は「Bundle Installation」から行います。図 5はインスト

ール画面であり、ラジオボタンで URL 指定、ファイル指定を切り替えることが出来ます。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Installation」ボタンをクリックします。

(3) 「Location」フィールドにバンドル名を入力します。「Location」フィールドにバンド

ル名を入力した場合、入力した文字列が location 文字列として設定されます。

「Location」フィールドを入力しない場合は、自動的に URL またはファイルパスからフ

ァイル名のみを抜き出した文字列が location 文字列として設定されます。

「Automated」チェックボックスにチェックが入っている場合、「URL」フィールドまた

は「FILE」フィールドに入力された際に、自動で「Location」フィールドに値が設定され

ます。

<URL 指定の場合>

(1) 「URL」のラジオボタンをクリックします。

(2) 「URL」フィールドにバンドルの URL を入力します。

15

(3) 「Install」ボタンをクリックするとインストールが完了します。

<ファイル指定の場合>

(1) 「FILE」のラジオボタンをクリックします。

(2) 「FILE」フィールドの「参照」ボタンをクリックし、ファイル選択画面からファイルを

選択します。

(3) 「Install」ボタンをクリックするとインストールが完了します。

図 5 バンドルのインストール画面

4.1.3. バンドルのアップデート バンドルのアップデート方法を説明します。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Bundle List」からアップデートするバンドル名をクリックします。

(3) 「Bundle Information」欄の「Status」で URL、または FILE のラジオボタンのいずれ

かを選択します。

(4) 選択した方のフィールドにバンドルのパスを入力します。

(5) 「Update」ボタンをクリックします。

16

図 6 バンドルの状態管理画面(「アップデート」ボタン)

4.1.4. バンドルのアンインストール バンドルのアンインストール方法を説明します。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Bundle List」からアンインストールするバンドル名をクリックします。

(3) 「Bundle Information」欄の「Status」から、「Uninstall」ボタンをクリックします。

4.1.5. バンドルのスタート バンドルのスタート方法を説明します。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Bundle List」からスタートさせるバンドル名をクリックします。

(3) 「Bundle Information」欄の「Status」から、「Start」ボタンをクリックします。(バ

ンドルがスタートしている場合、ボタンは「Stop」と表示されています。)

17

図 7 バンドルの状態管理画面(「スタート」ボタン)

4.1.6. バンドルのストップ バンドルのストップ方法を説明します。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Bundle List」からストップさせるバンドル名をクリックします。

(3) 「Bundle Information」欄の「Status」から、「Stop」ボタンをクリックします。(バ

ンドルがストップしている場合、ボタンは「Start」と表示されています。)

図 8 バンドルの状態管理画面(「Stop」ボタン)

18

4.1.7. バンドルのスタートレベル管理 バンドルのスタートレベルを設定するための操作手順を説明します。

(1) 「Bundles」メニューをクリックします。

(2) 「Bundle List」からスタートレベルを設定するバンドル名をクリックします。

(3) 「Bundle Information」欄の「Start Level」フィールドにスタートレベルを入力しま

す。

(4) 「Set」ボタンをクリックすると、(3)で選択したスタートレベルが設定されます。

図 9 バンドルの状態管理画面(スタートレベル設定)

4.2. Services メニュー

4.2.1. サービスの詳細情報表示 サービスの詳細情報を表示する操作手順と、この操作で表示される情報の内容について説明し

ます。

(1) 「Services」メニューをクリックします。

(2) 「Service List」から目的のサービス名をクリックします。

19

図 10 サービスの詳細情報表示

表 3 サービスの詳細情報表示内容

情報 説明

Service Information サービスの一覧情報

Source Bundle サービスを提供しているバンドルの名前

Client Bundle サービスを利用しているバンドルの名前

Registration Properties プロパティの情報

4.3. Java Packages メニュー パッケージ管理に関する各操作方法について説明します。

4.3.1. パッケージの詳細情報表示 パッケージの詳細情報を表示する操作手順と、この操作で表示される情報の内容について説

明します。

20

(1) 「Java Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Java Package List」から目的のパッケージ名をクリックします。

(3) パッケージの詳細情報が表示されます。

図 11 パッケージの詳細情報表示

表 4 パッケージの詳細情報表示内容

情報 説明

Java Package Information パッケージの一覧情報

Version パッケージのバージョン

Exporters パッケージをエクスポートしているバンドル名

Importers パッケージをインポートしているバンドル名

4.3.2. パッケージのリフレッシュ 以下に操作手順を説明します。

(1) 「Java Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Java Package List」欄上部の「Refresh all packages」ボタンをクリックします。

21

図 12 パッケージのリフレッシュ

4.4. Deployment Packages メニュー デプロイメントパッケージ管理の各操作方法について説明します。

4.4.1. デプロイメントパッケージの詳細情報表示 デプロイメントパッケージの詳細情報を表示する操作手順と、この操作で表示される情報の内

容について説明します。

(1) 「Deployment Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Deployment Package List」から詳細情報表示を行なうデプロイメントパッケージ名

をクリックします。

(3) デプロイメントパッケージの詳細情報が表示されます。

22

図 13 デプロイメントパッケージの詳細情報表示

表 5 デプロイメントパッケージの詳細情報表示内容

情報 説明

Information デプロイメントパッケージの詳細情報

Bundles 内蔵されているバンドルの表示

DeploymentPackage-SymbolicName シンボリックネームを表示

DeploymentPackage-Version バージョンを表示

Start デプロイメントパッケージ内のすべて

のバンドルのスタート

Stop デプロイメントパッケージ内のすべて

のバンドルのストップ

Uninstall デプロイメントパッケージのアンイン

ストール

Update デプロイメントパッケージのアップデ

ート

4.4.2. デプロイメントパッケージのインストール デプロイメントパッケージのインストール方法には、URL 指定から行う方法と、ファイル指定

から行う方法があります。ともに、インストール操作は「Deployment Package Installation」

から行います。図 14は、デプロイメントパッケージのインストール画面であり、ラジオボタン

で URL 指定、ファイル指定を切り替えることが出来ます。

23

(1) 「Deployment Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Installation」ボタンをクリックします。

<URL 指定の場合>

(1) 「URL」のラジオボタンを選択します。

(2) 「URL」フィールドにデプロイメントパッケージの URL を入力します。

(3) 「Install」ボタンをクリックするとインストールが完了します。

<ファイル指定の場合>

(1) 「FILE」のラジオボタンを選択します。

(2) 「FILE」フィールドの「参照」ボタンをクリックし、ファイル選択画面からファイルを

選択します。

(3) 「Install」ボタンをクリックするとインストールが完了します。

図 14 デプロイメントパッケージのインストール画面

4.4.3. デプロイメントパッケージのアップデート デプロイメントパッケージのアップデート方法を説明します。

(1) 「Deployment Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Deployment Package List」からアップデートするデプロイメントパッケージ名をク

リックします。

(3) 「Deployment Package Information」欄の「Information」で URL、または FILE のラジ

オボタンのいずれかを選択します。

(4) 選択した方のフィールドにデプロイメントパッケージまでのパスを入力します。

(5) 「Update」ボタンをクリックします。

24

図 15 デプロイメントパッケージの状態管理画面(「Update」ボタン)

4.4.4. デプロイメントパッケージのアンインストール デプロイメントパッケージのアンインストール方法を説明します。

(1) 「Deployment Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Deployment Package List」からアンインストールするデプロイメントパッケージ名

をクリックします。

(3) 「Deployment Package Information」欄の「Information」から、「Uninstall」ボタン

をクリックします。

4.4.5. デプロイメントパッケージのスタート デプロイメントパッケージのスタート方法を説明します。デプロイメントパッケージのスター

ト操作では、デプロイメントパッケージ内のすべてのバンドルをスタートします。

(1) 「Deployment Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Deployment Package List」からスタートさせるデプロイメントパッケージ名をクリ

ックします。

(3) 「Deployment Package Information」欄の「Information」から、「Start」ボタンをク

リックします。

25

図 16 デプロイメントパッケージの状態管理画面(「Start」ボタン)

4.4.6. デプロイメントパッケージのストップ デプロイメントパッケージのストップ方法を説明します。デプロイメントパッケージのストッ

プ操作では、デプロイメントパッケージ内のすべてのバンドルをストップします。

(1) 「Deployment Packages」メニューをクリックします。

(2) 「Deployment Package List」からストップさせるデプロイメントパッケージ名をクリ

ックします。

(3) 「Deployment Package Information」欄の「Information」から、「Stop」ボタンをク

リックします。

4.5. Permissions メニュー パーミッション管理の各操作方法について説明します。

4.5.1. パーミッションの表示 バンドルに設定されているパーミッションを表示する操作手順と、この操作で表示される情報

の内容について説明します。

(1) 「Permissions」メニューをクリックします。

(2) パーミッションの設定画面が表示されます。

26

図 17 パーミッションの詳細情報表示

表 6 パーミッションの表示情報内容

情報 説明

The permission list バンドルのパーミッション一覧

Priority 優先度

Name パーミッションの名前

Access type アクセス制限のタイプ

Conditions バンドルに対するパーミッション適用条件

Permission Information バンドルのパーミッション情報

Add a permission to the list バンドルのパーミッション追加設定

Name パーミッションの名前

Access type アクセス制限のタイプ

Conditions バンドルに対するパーミッション適用条件

27

Permission Information バンドルのパーミッションの入力フィールド

Up 追加するパーミッションの優先度を上げる

Down 追加するパーミッションの優先度を下げる

Add パーミッションを追加する

Delete 選択したパーミッションを削除する

Reset to the default setting バンドルのデフォルトパーミッションの設定

Reset デフォルトパーミッションに設定しなおす

4.5.2. パーミッションの設定 バンドルに対するパーミッション設定の追加方法を説明します。

(1) 「Permissions」メニューをクリックします。

(2) 「Add a permission to the list」領域の「Up」ボタンまたは「Down」ボタンを押下し、

パーミッション優先度を決定する。

(3) 「Name」フィールドに、追加するパーミッション設定の名称を指定します。指定しない

場合、フレームワークで自動的に割り当てられます。

(4) 「Access type」ラジオボタンで、下記で指定するパーミッションを許可するか、もし

くは、拒否するかを選択します。許可する場合は「Allow」を、拒否する場合は「Deny」

を選択します。

(5) 「Conditions」項目のドロップダウンと文字列フィールドで、パーミッションを適用す

るバンドルの条件を指定します。

(6) 「Permission Information」テキスト領域に、パーミッションの内容を入力します。

(7) 「Add」ボタンを押下します。パーミッションの設定が完了します。

(8) 一覧で設定したパーミッションを確認することができます。

図 18 パーミッションの設定画面

28

「 Permission Information 」 テ キ ス ト 領 域 に は 、

org.osgi.service.permissionadmin.PermissionInfo ク ラ ス の コ ン ス ト ラ ク タ

PermissionInfo(java.lang.String encodedPermission)に引き数として指定する文字列を入力

します。複数のパーミッションを指定する場合は「,(カンマ)」や空白、改行を使用して区切っ

て指定します。例として、AdminPermission と PackagePermission を指定する場合は、以下を

そのまま「Permission Information」テキスト領域に指定して下さい。

※パーミッションの設定をした時、既にインストール済みのパーミッションを持っていないバン

ドルには、AllPermission が与えられます。

(org.osgi.framework.AdminPermission)

(org.osgi.framework.PackagePermission "javax.servlet" " EXPORTONLY")

何もパーミッションを設定しない場合は、「Permission Information」を空のままにします。

4.5.3. パーミッションの削除 設定済みパーミッションの削除方法について説明します。

(1) 「Permissions」メニューをクリックします。

(2) 削除対象となるパーミッション項目のチェックボックスにチェックを入れます。

(3) 「Delete」ボタンを押下します。

(4) 一覧が更新され、対象となるパーミッション項目が削除されたことを確認できます。

29

図 19 パーミッションの削除

4.5.4. パーミッションの初期化 パーミッションの初期化方法について説明します。初期化後のパーミッションセットは、本ツ

ールの動作に必要な最小限のセットとなります。

(1) 「Permissions」メニューをクリックします。

(2) 画面下部の「Reset to the default setting」欄の「Reset」ボタンを押下します。

(3) 一覧が更新され、パーミッションが初期化されたことを確認できます。

30

図 20 パーミッションの初期化

4.6. Framework Properties メニュー フレームワークやバンドルのスタートレベルに関する内容を説明します。

4.6.1. フレームワークの設定情報表示 フレームワークのスタートレベルやプロパティ、バンドルのデフォルトスタートレベルを表示

する操作手順と、この操作で表示される情報の内容について説明します。

(1) 「Framework Properties」メニューをクリックします。

図 21 フレームワークプロパティ情報表示画面

31

表 7 フレームワークのプロパティ情報表示内容

情報 説明

A setup of a Start Level スタートレベルの設定

Framework Start Level フレームワークのスタートレベルの設定

Initial Bundle Start Level バンドルのデフォルトスタートレベルの設定

Properties フレームワークのプロパティ一覧表示

4.6.2. フレームワークのスタートレベルの設定 以下に操作手順を説明します。

(1) 「Framework Properties」メニューをクリックします。

(2) 「A setup of a Start Level」の「Framework Start Level」フィールドにフレームワ

ークのスタートレベルを入力します。

(3) 「Set」ボタンをクリックすると、フレームワークのスタートレベルの設定が完了しま

す。

図 22 フレームワークスタートレベル設定画面

4.6.3. バンドルのデフォルトスタートレベルの設定 以下に操作手順を説明します。

(1) 「Framework Properties」メニューをクリックします。

(2) 「A setup of a Start Level」の「Initial Bundle Start Level」フィールドにバンド

ルのデフォルトスタートレベルを入力します。

(3) 「Set」ボタンをクリックします。バンドルのデフォルトスタートレベルの設定が完了

します。

32

図 23 バンドルのデフォルトスタートレベル設定画面

4.7. System Properties メニュー

4.7.1. システムプロパティの表示 以下に操作手順を説明します。

(1) 「System Properties」メニューをクリックします。

(2) 「System Information」が表示されます。

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図 24 システムプロパティ表示画面

4.8. Logs メニュー このメニューでは、Log サービスバンドルが取得したログ内容を表示します。

4.8.1. ログの表示 ログを表示する操作手順と、この操作で表示される情報の内容について説明します。

(1) 「Logs」メニューをクリックします。

(2) ログの詳細情報が表示されます。最新の 20 件のログが表示されます。

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図 25 ログ情報表示画面

Logs メニューの表示内容を表 8に示します。

表 8 ログの表示内容

情報 説明

ログ項目

No. 取得したログの一連番号

Bundle ログを出力したバンドル名

Level ログレベル

Message メッセージ

Time ログに登録された時間

Refresh 最新のログ情報を取得する。

Logs per page 取得するログ項目の最大件数を設定する

4.8.2. ログ表示件数の変更 ログ表示件数を変更する手順について説明します。

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(1) 「Logs」メニューをクリックします。

(2) ログの詳細情報が表示されます。最新の 20 件のログが表示されます。

(3) 「Logs per page」ドロップダウンから最大表示件数を選択します。

(4) 「Refresh」ボタンを押下します。

(5) 一覧が更新され、指定された最大表示件数で取得可能なログが表示されます。

図 26 ログ情報表示画面(表示件数の変更)

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第5章 関連資料

表 9 関連資料一覧

項番 資料名 発行者

1 SuperJ Engine Framework version 4.0 ユーザー

ズマニュアル

Hitachi Solutions, Ltd.

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第6章 制限事項

フレームワーク管理ツールには、以下の制限事項が存在します。

項目 制限事項

バンドル、及び、デプロイメントパ

ッケージのインストール画面

新たにデプロイメントパッケージをインストー

ルする場合、そのデプロイメントパッケージに

内蔵されているバンドルと、既にインストール

されているバンドルのシンボリックネームが一

致している場合、インストールは成功しません。

これは逆のケースでも同様です。

各画面 本ツール起動中、なんらかの理由でフレームワ

ークが再起動された場合、本ツール画面上のリ

ンクが不正になる場合があります。その場合は、

画面上部のメニューを再度押下してください。

これにより本ツールはフレームワークから情報

を取得しなおします。