「若年性認知症対策の推進」...「若年性認知症対策の推進」...
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「若年性認知症対策の推進」 ~若年性認知症の人と家族を支える体制整備事業~
「目黒Dカフェ推進事業」 ~認知症の人と家族を支える医療機関連携型
介護者支援事業~
目黒区 健康福祉部 地域ケア推進課
認知症施策推進係 橋川久美子
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⋆ 総人口 277,803人 ⋆ 高齢人口 54,886人 ⋆ 高齢化率 19.8% ⋆ 何らかの認知症の 症状がある人(推計) 7,574人*(高齢人口の13.8%) ⋆ 見守り又は支援の必要な認知症の人 (推計) 5,598人*(高齢人口の10.2%)
*東京都「要介護者数・認知症高齢者等の分布調査」(平成29年3月)より
目黒区の概況 (平成30年4月1日現在)
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*若年性認知症者数(推計)
全国 37,800人
目黒区(平成30年4月1日現在) 89人
厚労省「若年性認知症の実態などに関する調査結果(平成21年3月)」より、18歳~64歳人口10万人に対して47.6人の出現率より推計
「若年性認知症施策の推進」
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若年性認知症の特徴
高齢期の認知症に比べて発症数は少ないが・・・
現役世代で発病するため、認知症の診断・治
療の遅れのみならず、症状の激しさ、就労継続や
経済的な問題、家族問題など一人一人の抱えて
いる問題はとても大きい。
しかし、現状は社会資源は少なく、十分な支援
体制が整備されていない。
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テーマ:私らしく生きるには?
~働き続ける、社会のために活躍する~
日時:平成29年9月16日(土)13時~16時
会場:目黒区総合庁舎 大会議室
参加人数:130人
対象者:一般区民だけでなく、広く医療機関や 一般企業や事業所等
内容:①基調講演「若年性認知症の早期診断と 就労支援」 順天堂大学教授 新井 平伊氏
②情報提供「活用できる制度等について」
③ワイドミーティング
④展示
普及啓発と支援体制の整備を目的とした
若年性認知症フォーラムの開催
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家族同士の交流と情報交換の場づくりを目的とした
若年性認知症家族会の実施
日時:平成30年2月21日(水) 14時~15時半
会場:目黒区総合庁舎1階 D・E会議室
当日は、4名の家族と2名の当事者(区外の方2名)が参加
認知症疾患医療センター長を交え、認知症支援コーディネー
ターも参加し、不安や悩みの共有、介護の様子などを語り
合った。
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当事者の社会参加の場づくりを目的とした
見守りサポーター活動
見守りサポーターコース 見守り協力事業所への声掛け
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相談体制の充実
*若年性認知症支援連絡会の開催
(平成22年~年1回開催)
*認知症相談と医療の連携会議(年2回)
*認知症支援コーディネーター連絡会(年6回開催)
*地域包括支援センターを中心とした、対応力向上の
ための職員研修の実施(平成29年度は2回実施)
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「目黒Dカフェ推進事業」
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事業目的
地域における認知症に対する正しい理
解と適切な対応の普及を図り、認知症の
人やその家族の地域での生活を支援す
ること。
認知症の人や家族を支える地域づくり
を目的としている。
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事業概要(1)
平成26年7月より、NPO法人Dカフェまちづくり
ネットワーク(通称:Dカフェnet)に委託して開始。
先駆的包括補助事業として実施。
平成29年度からは、自主事業として位置づけ、
包括補助事業(選択事業)として実施している。
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主な活動
*Dカフェの運営
*学習会の実施
*普及啓発活動
*認知症情報誌「でぃめんしあ」
の発行(年2回 各1万部)
Dカフェnet
認知症の介護を体験した人と現役の介護者が 立ち上げたNPO法人
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事業概要(2) 現在、区内に10か所(ラミヨは月2回その他は月1回定
期開催)
医療機関:4か所(三宿病院・厚生中央病院・東京医
療センター・西小山診療所)
民家(ラミヨ)・高齢者センター・特養ホーム・デイサー
ビス・訪問看護ステーション・店舗
平成29年度実績
開催回数 延べ123回 参加人数延べ 2,602人
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Dカフェ・せらぴあの様子 (認知症疾患医療センター三宿病院)
おしながき&ドリンクメニュー
セラピストによるコグニサイズ
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事業成果と今後の展開について
「Dカフェ」を通して、認知症の人と家族、介護・医
療関係者、民生委員、地域の方など様々な交流が
生まれ、認知症を入り口としたネットワークが広がっ
ている。 自主事業と位置付けたことでDカフェnetの独自性
を引き出し、事業の発展も期待できると考えている。
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