kaleidagraph - synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf ·...

51
KaleidaGraph はじめに

Upload: others

Post on 12-Oct-2019

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraphはじめに

Page 2: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph
Page 3: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

目 次

目 次序説 ...........................................................................................................v

第 1 章 KaleidaGraph のインストール

1.1  動作環境 ...................................................................................................11.2  KaleidaGraph のインストール ................................................................2

1.2.1  Windows 版のインストール .....................................................21.2.2  Macintosh 版のインストール ...................................................31.2.3  KaleidaGraph のアンインストール ..........................................4

第 2 章 KaleidaGraph の基本

2.1  KaleidaGraph の起動 ................................................................................62.2  データウィンドウ ...................................................................................72.3  プロットウィンドウ ...............................................................................82.4  ツールバーの使用法 ...............................................................................92.5  KaleidaGraph ファイルの開き方 ..........................................................102.6  異機種間のファイル共有 .....................................................................102.7  ファイルをバージョン 3.5 形式で保存する ......................................112.8  ヘルプシステムを使用する .................................................................11

2.8.1  Windows 版 ...............................................................................112.8.2  Macintosh 版 .............................................................................122.8.3  ヘルプダイアログ ...................................................................12

2.9  プリファレンスの設定 .........................................................................132.10  KaleidaGraph の終了 ..............................................................................14

第 3 章 KaleidaGraph の使い方

3.1  サンプルデータセットの作成 .............................................................153.1.1  データの入力 ...........................................................................153.1.2  列タイトルの変更 ...................................................................163.1.3  データ形式の変更 ...................................................................163.1.4  データのソート .......................................................................173.1.5  統計の計算 ...............................................................................17

3.2  線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成 .................................173.2.1  散布図の作成 ...........................................................................173.2.2  設定の変更 ...............................................................................183.2.3  確認ツールの使用 ...................................................................183.2.4  線形回帰の適用 .......................................................................193.2.5  回帰曲線の結果のエクスポート ...........................................203.2.6  データ選択ツールの使用 .......................................................203.2.7  エラーバーの追加 ...................................................................20

iii

Page 4: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

3.3  コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成 ...................................................223.3.1  データを開く ...........................................................................223.3.2  コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成 .....................................223.3.3  軸オプションの変更 ...............................................................223.3.4  塗りパターンの変更 ...............................................................243.3.5  コラムオフセットの変更 .......................................................243.3.6  テキストラベルの編集 ...........................................................243.3.7  値ラベルの追加 .......................................................................25

3.4  プロットの印刷用レイアウト .............................................................253.4.1  レイアウトウィンドウ内にプロットを配置する ...............253.4.2  レイアウトウィンドウ内にプロットを並べる ...................253.4.3  レイアウトの修正と書き出し ...............................................26

3.5  例題 補足 ...............................................................................................263.5.1  凡例の編集 ...............................................................................263.5.2  数式入力の使い方 ...................................................................273.5.3  t 検定 ( 対応なし ) の実行 ......................................................293.5.4  一元配置分散分析の実行 .......................................................313.5.5  一般回帰曲線 ( ユーザー定義 ) の適用 .................................323.5.6  データセットの平均と標準誤差のプロット .......................353.5.7  保存済みのプロットデータを編集 .......................................37

3.6  追加情報 .................................................................................................38

索引 .........................................................................................................41

iv

Page 5: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

序説

序説この度は KaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph は

Macintosh/Windows で利用できる、パワフルなグラフ作成・データ分析ツールです。

KaleidaGraph のパワーを 大限に活用し、生産性を向上するためにこのマニュアルに目を

通してください。

このマニュアルについて

このマニュアルでは、KaleidaGraph に関する基本知識について説明します。 インストール

方法、データウィンドウおよびプロットウィンドウの概要、Macintosh と Windows プラッ

トフォーム間でのファイルの転送、ヘルプシステムの使用方法などについて説明します。

また、KaleidaGraph で一般的によく使用される機能についても紹介します。

CD-ROM の内容

KaleidaGraph CD-ROM には次の項目が収録されています。

• KaleidaGraph インストーラ

• PDF マニュアル ( アプリケーションと一緒にインストールされます )

• ReadMe ファイル

KaleidaGraph を始める

KaleidaGraph を初めて使用する場合は、第 3 章のチュートリアルに従って操作することを

お勧めします。 このチュートリアルでは、データセットの作成、2 つの異なるプロットの作

成と編集、複数のプロットを 1 ページに配置する方法を紹介しています。 また、凡例テキ

ストと枠の編集、数式入力の使用方法、t 検定および一元配置分散分析の実施、ユーザー定

義関数の回帰曲線、データセットの平均と標準誤差のプロット、保存済のプロット内のデー

タの修正方法も紹介しています。

KaleidaGraph の使用を開始したら、段階的にマニュアルやヘルプを参照して目的のタスク

のために役立ててください。 ヘルプシステムでは、KaleidaGraph で利用できるコマンドと

ダイアログに関する情報も参照することができます。

v

Page 6: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

ヘルプの使用

このマニュアルで取り上げられていない内容や、特定の項目に関してさらに詳しく知りた

い場合は、次の場所から情報を参照してください。

• KaleidaGraph PDF マニュアル ― KaleidaGraph4.1 フォルダ内の Manuals フォルダ

に、KaleidaGraph マニュアルと Getting Started マニュアルの PDF が保存されてい

ます。KaleidaGraph マニュアルでは、KaleidaGraph の使用方法について詳しく説

明しています。 また、このマニュアルの第 3 章には、例題が用意されてます。

Manuals フォルダには、マクロ計算機や AppleScript (Macintosh のみ ) の使用方法

に関する情報も保存されています。

• ヘルプファイル ― ヘルプファイルでは、KaleidaGraph の使用方法について詳しく

説明しています。また、KaleidaGraph で利用可能なコマンドとオプションに関す

る情報も参照できます。 ヘルプファイルの参照と使用方法についての詳細は、セ

クション 2.8 を参照してください。

• KaleidaGraph Technical Notes ― Synergy Software 社のウェブサイト ( 英語 ) (www.synergy.com) では、PDF マニュアルには掲載されていない情報を紹介する技

術ノートを公開しています。 必要に応じて参照してください。

• テクニカルサポート ― 弊社テクニカルサポートの受付時間は、休日を除く月曜日

から金曜日の午前 9:00 ~ 午後 5:30です。 連絡先については下記を参照してくださ

い。

株式会社ヒューリンクス

〒 103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町 5-14

TEL03-5642-8383 ( テクニカルサポート 受付時間 9:00 ~ 17:30 ) FAX03-5642-8381

Email: [email protected] URL: www.hulinks.co.jp

( Synergy 社では日本語によるサポートは行っておりません )

Synergy Software 2457 Perkiomen Avenue Reading, PA 19606-2049

Phone: 610-779-0522 Fax: 610-370-0548

Internet addresses: Sales/Upgrades: [email protected] Tech support: [email protected]

Web sites: www.kaleidagraph.com www.synergy.com

vi

Page 7: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph のインストール

KaleidaGraph のインストール 1

第 1章

この章では、ハードウェアと OS に関する動作環境、および KaleidaGraph をコンピュータ

にインストールする方法について説明します。

1.1 動作環境

KaleidaGraph をインストールするには、次のハードウェアとオペレーティング システムが

必要です。

Windows 版

Macintosh 版

• Windows XP SP2, Vista, 7 以降

• RAM 256MB 以上

• 45MB のハードディスク空き領域

• QuickTime が必要です。インストールされていない場合は、自動

的にインストールされます

• PowerPC または Intel プロセッサー

• Mac OS X 10.3.9 以降

• RAM 256MB 以上

• 45MB のハードディスク空き領域

1.1  動作環境 1

Page 8: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

1.2 KaleidaGraph のインストール

このセクションでは、Windows および Macintosh のプラットフォームに KaleidaGraph をイ

ンストールする方法について説明します。 また、アンインストールについても説明します。

1.2.1 Windows 版のインストール

インストーラによりハードディスクに新規フォルダが作成され、KaleidaGraph がインス

トールされます。 以前のバージョンからアップグレードする場合、既存の KaleidaGraph の

ファイルはそのまま残ります。

KaleidaGraph のインストール方法は次のとおりです。

1. 実行中の他のプログラムをすべて終了します。

2. KaleidaGraph の CD-ROM を挿入します。

3. KG41Setup を実行して KaleidaGraph をインストールします。

4. 起動画面、ソフトウェア使用許諾契約が表示されます。同意される場合は、はい

をクリックして先に進んでください。

5. KaleidaGraph のプログラムと関連ファイルのインストール先を指定します。 別の

ディレクトリを指定するには、参照をクリックします。 インストール先を指定し

たら、次へをクリックしてください。

6. 実行するインストールの種類を選択し、次へをクリックします。インストールに

は次の種類があります。

• 標準 次を含む KaleidaGraph のすべてのファイルをインストールします。

- KaleidaGraph アプリケーションとすべてのサポートファイル

- Example フォルダ ( 例題のプロット、データファイル、ユーザー定義関

数の回帰曲線 )

- ヘルプと新機能ガイド

- PDF マニュアル

• 最小 ― KaleidaGraph を実行するのに 低限のファイルをインストールしま

す。

• カスタム ― インストールするコンポーネントを選択することができます。

7. KaleidaGraph v3.5 以降が既にインストールされている場合、アンインストールを

確認するダイアログが表示されます。 前のバージョンを残す選択にした場合で

も、後からいつでもアンインストールできます。 同一のコンピュータに複数の

バージョンが存在しても問題ありません。

8. すべてのプログラムファイルがインストールされると、KaleidaGraph のインス

トールが完了したことを知らせるメッセージが表示されます。

2 1.2  KaleidaGraph のインストール

Page 9: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph のインストール

1.2.2 Macintosh 版のインストール

インストーラによりハードディスクに新規フォルダが作成され、KaleidaGraph がインス

トールされます。以前のバージョンからアップグレードする場合、既存の KaleidaGraph の

ファイルはそのまま残ります。

KaleidaGraph のインストール方法は次のとおりです。

1. KaleidaGraph CD-ROM を挿入します。

2. KaleidaGraph 4.1J インストーラアイコンをダブルクリックします。

3. 大切な情報、使用許諾契約が表示されたあと、インストール先のフォルダを選択

する画面が表示されます。インストール先 ( デフォルトはアプリケーション ) を

選択して、続けるをクリックします。

4. インストールの種類 ( 簡易インストール または カスタムインストール ) を選択し

ます。

簡易インストールでは、次の項目が自動的にインストールされます。

• KaleidaGraph アプリケーション

• Example フォルダ ( 例題のプロット、データファイル、ユーザー定義関数の

回帰曲線 )

• 新機能ガイド

• PDF マニュアル

インストールする項目を選択してインストールするには、ポップアップメニューから

カスタムインストールを選択します。

5. インストールをクリックします。 KaleidaGraph4.1 フォルダがハードディスクに作

成され、ファイルがインストールされます。

6. 進行状況ダイアログが表示され、すべてのプログラムファイルがインストールさ

れると、KaleidaGraph のインストールが完了したことを知らせるメッセージが表

示されます。

注意: 設定ファイル ( KG Style、KG Macros、KG Layout、および KG Script ) のデフォル

トの保存場所は、バージョン3.5x以前の保存場所から変更されています。 設定ファ

イルは、ホームフォルダ > Library > KaleidaGraph Preferences > Preferences フォル

ダ内にあります。設定ファイルは、インストーラによって自動的に新しい場所に

移動されます。

1.2  KaleidaGraph のインストール 3

Page 10: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

1.2.3 KaleidaGraph のアンインストール

Windows 版

ソフトウェアをハードディスクから削除する方法は次のとおりです。

• スタート > プログラム > KaleidaGraph 4.1 > KaleidaGraph 4.1 の削除を選択しま

す。

• スタート > コントロールパネルを選択して、プログラムのアンインストールをク

リックします。 表示される一覧から KaleidaGraph 4.1J を選択して、アンインス

トールと変更をクリックします (Windows 7 の場合 )。

Macintosh 版

ソフトウェアをハードディスクから削除する方法は次のとおりです。

1. 実行中の他のプログラムをすべて終了します。

2. KaleidaGraph CD-ROM を挿入します。

3. KaleidaGraph 4.1J インストーラアイコンをダブルクリックします。

4. インストールの種類が表示されるまで進んで下さい。

5. ポップアップメニューからアンインストールを選択して、アンインストールボタ

ンをクリックします。

図 1-1 

4 1.2  KaleidaGraph のインストール

Page 11: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の基本

KaleidaGraph の基本 2

第 2章

この章では、KaleidaGraph に関する以下の基本知識について説明します。

• KaleidaGraph の起動

• データウィンドウとプロットウィンドウの使用

• ツールバーの使用

• 保存済みのファイルを開く

• KaleidaGraph ファイルを別のプラットフォームで開く

• ファイルをバージョン 3.5 の形式で保存する

• ヘルプシステムの使用

• プリファレンス ( 環境設定 ) の設定

• プログラムの終了

5

Page 12: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

2.1 KaleidaGraph の起動

KaleidaGraph の起動方法は次のとおりです。

• Windows 版- KGraph_J アイコンをダブルクリックするか、スタート > プログラ

ム > KaleidaGraph 4.1 > KaleidaGraph を選択します。

• Macintosh 版- KaleidaGraph アイコンをダブルクリックします。

プログラムの初回起動時に、KaleidaGraph の登録画面 ( 図 2-1 ) が表示されます。シリアル

番号と認証コードを入力してください。

図 2-1 パーソナライズ ダイアログ

シリアル番号と認証コードは、製品に同梱されたカードに記載されています。 前のバー

ジョンからアップグレードした場合は、同じシリアル番号を使用してください。

注意: 正しい認証コードを入力するまで、OK はアクティブになりません。 OK がアク

ティブにならない場合は、次の項目を確認してください。

• 数字の 0 ( ゼロ ) ではなく、文字の O ( オー ) を入力した。 認証コードには文

字の O ( オー ) は使用されていません。

• 小文字を入力した。

• タイプミスをした ( X に K を、または 4 に A を入力したなど )。

• 認証コードのテキストをコピーアンドペーストしようとした。

• ダッシュではなくスペースを入力した。

• 全角文字を入力した。

OK をクリックしてこのダイアログを終了すると、データウィンドウと数式入力ウィンド

ウの 2 つのウィンドウが表示されます。 次のセクションでは、データウィンドウを紹介し

ます。 数式入力ウィンドウを使用して、アクティブなデータウィンドウ内のデータの分析

と操作を行う方法については、PDF マニュアルの第 5 章を参照してください。

6 2.1  KaleidaGraph の起動

Page 13: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の基本

2.2 データウィンドウ

データウィンドウ ( 図 2-2 ) には、ワークシートが表示され、データを入力および保存して、

プロットの作成や分析をすることができます。 これは、列に組み込まれた多数のセルで構

成されています。 データウィンドウでは 1000 列まで扱えます。各行では、100 万行まで処

理することができます ( だだしメモリの容量に依存します )。

ツールバー

ホームボタン

垂直分割

現在の位置

水平分割

列タイトル

拡大 / 縮小ボタン

図 2-2 データウィンドウ

データウィンドウの各部分について説明します。

• ツールバー ― このツールバーの各ボタンは、よく使用するコマンドへのショート

カットです。 ツールバーの詳細については、セクション 2.4 を参照してください。

• ホームボタン ― このボタンをクリックすると、データウィンドウの原点 ( 行 0、 列 0) に戻ります。

• 垂直分割と水平分割 ― データウィンドウを複数のペインに分割するために使用

します。 これにより、データウィンドウの 2 つのセクションを同時に参照するこ

とができます。

• 現在の位置 ― データウィンドウのこの部分には、現在のセルの位置が表示されま

す。

• 拡大 / 縮小ボタン ― このボタンをクリックすると、列ヘッダーを拡大または縮小

して、列番号を表示 / 非表示にできます。デフォルトで列番号を表示するには、プ

リファレンスダイアログの列番号を表示するチェックボックスを選択します。

• 列タイトル ― この領域には、各データ列のタイトルが表示されます。 デフォルト

では、新しいデータウィンドウの列タイトルは A、B、C のようになります。 この

タイトルは、データウィンドウで直接編集することができます。

2.2  データウィンドウ 7

Page 14: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

2.3 プロットウィンドウ

データウィンドウにデータを入力して、ギャラリーメニューからプロットタイプを選択す

ると、プロットが作成されます。 プロットするデータ列を選択すると、プロットが生成さ

れ、プロットウィンドウに表示されます。プロットウィンドウまたはレイアウトウィンド

ウがアクティブな場合に、自動的に表示されるプロットウィンドウとツールボックスのサ

ンプルを以下に示します ( 図 2-3 )。

抽出ボタン

プロットタイトル

小目盛り

大目盛り

グリッドライン

軸タイトル

ズーム設定

軸ラベル

ツールボックス

凡例

図 2-3 プロットウィンドウ

プロットウィンドウの各部分について説明します。

• 凡例 ― 凡例は、枠、プロットシンボル、およびプロットの各変数を示すラベルで

構成されます。 デフォルトでは、データウィンドウの列名がラベルになります。 変

数は、選択した順番で凡例に表示されます。

• ツールボックス ― プロットツールは移動可能なパレット上に表示されます。 これ

らのツールは、プロットウィンドウのオブジェクトを作成、修正および強調する

ために使用します。

• 軸ラベル ― 軸ラベルはプロット上の大目盛りに対応した値を表示します。

• ズーム設定 ― このポップアップメニューで、アクティブプロットウィンドウの表

示を変更することができます。

• 抽出ボタン ― このボタンをクリックすると、このプロットが参照するデータウィ

ンドウが表示されます。

• プロットタイトル ― プロットタイトルはグラフの名前です。 デフォルトでは、プ

ロットタイトルはデータウィンドウの名前から付けられます。

• 大目盛り ― 大目盛りは、軸上の大きな区分を示すために使用します。

8 2.3  プロットウィンドウ

Page 15: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の基本

• 小目盛り ― 小目盛りは、大目盛りの区分を示します。

• グリッドライン ― プロット内の各大目盛りと小目盛りに、横や縦のラインを表示

することができます。

• 軸タイトル ― 軸タイトルには、プロットされた列の名前が使われます。 同軸上で

複数の変数をプロットする場合は、 初の列の名前が使われます。

2.4 ツールバーの使用法

データウィンドウには、よく使用するコマンドを並べたツールバーが用意されています

( 図 2-4 ) 。 データウィンドウにツールバーが表示されない場合は、データ > データツール

を表示するを選択すると表示されます。 プリファレンスダイアログで、新しいデータウィ

ンドウのツールバーのデフォルトを管理することができます。

プロットの更新

添付ノート 列の形式 マスク解除 昇順のソート列の追加 行の追加

列の挿入 行の挿入 マスク 降順のソート

統計

マスクの反転

図 2-4 データウィンドウのツールバー

Windows 版では、メニューバーの下にツールバーも表示されます。 データウィンドウから

プロットやレイヤーウィンドウに切り替えると、いくつかのボタンがツールバーに追加さ

れます。 ツールバーおよび利用できる機能を以下に示します ( 図 2-5 および 図 2-6 )。

グループ化

グループ化解除

前方に移動

後方に移動

図 2-5 データウィンドウのツールバー

図 2-6 プロットウィンドウおよびレイアウトウィンドウのツールバー

新規

開く

保存 カット ペースト 取り消し

プリント コピー クリア ヘルプ

2.4  ツールバーの使用法 9

Page 16: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

2.5 KaleidaGraph ファイルの開き方

KaleidaGraph で保存したファイルは、ファイルメニューの開くコマンドを使用して開くこ

とができます。 このコマンドで、Excel ファイル、テキストファイルを開くこともできます。

また、プロットやレイアウトウィンドウに表示したい任意のグラフィック画像を開くこと

も可能です。 読み込みコマンドを使用すると、KaleidaGraph で、マクロ、スタイル、プロ

グラムテキストファイルを開くことができます。Ctrl (Windows) または (Macintosh) を

押しながらファイル名をクリックすると、複数のファイルを同時に開くことができます。

ファイルメニューには、最近使ったファイルコマンドがあります。ここには、KaleidaGraphで 近開いたり、保存したりしたデータやプロットファイルが 8 個までリストされます。

サブメニューからファイル名を選択して、リストの中のファイルを開くことができます。

別のプラットホームで作成された KaleidaGraph ファイルの開き方については、セクション

2.6 を参照してください。

2.6 異機種間のファイル共有

KaleidaGraph では、Macintosh 版と Windows 版の間でファイルを共有することができます。

これを実行するために必要な拡張子とファイルタイプは以下のとおりです。

ファイルの種類 拡張子 Macintosh 版のファイルタイプ

データファイル .QDA QDAT

プロットファイル .QPC QPCT

マクロファイル .EQN EQNS

レイアウトファイル .QPL QPLY

スクリプトファイル .QSC QSCP

スタイルファイル .QST QSTY

Macintosh から Windows へ

Mac OS X では、ファイルの保存時に自動的にファイル拡張子が追加されるため、そのま

ま Windows でファイルを開くことができます。

Windows から Macintosh へ

通常、Macintosh 版の KaleidaGraph では、直接 Windows 版のファイルを開くことができま

す。 何か問題が発生した場合は、Synergy Software 社のウェブサイトで公開している

AppleScript コンバータを使用してください。

注意: 問題が解決しない場合は、KaleidaGraph のバージョンを確認してください。バー

ジョン 4.1 はどの形式でも開くことができますが、 バージョン 3.5x および 3.6x の

場合、3.5 形式で保存されたバージョン 4.1 のファイルしか開くことができません。

10 2.5  KaleidaGraph ファイルの開き方

Page 17: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の基本

バージョン 3.0 の場合は、3.5 以降の形式で保存されたファイルは開くことができ

ません。

2.7 ファイルをバージョン 3.5 形式で保存する

KaleidaGraph 4 では、データウィンドウ、プロットウィンドウ、レイアウトウィンドウを、

バージョン 3.5x や 3.6x で開くために、バージョン 3.5 のファイル形式で保存することがで

きます。 これらのファイルをバージョン 3.0x 形式で保存することはできません。

ファイルをバージョン 3.5 形式で保存する方法は以下のとおりです。

1. ファイルメニューから、データを別名で保存、グラフを別名で保存、またはレイ

アウトを別名で保存を選択します。

2. ファイルの種類 (Windows) または形式 (Macintosh) ポップアップメニューから、

KaleidaGraph 3.5 Data、KaleidaGraph 3.5 Plot、または KaleidaGraph 3.5 Layout を選択します。

3. ファイルの保存場所と名前を指定して、保存をクリックします。

2.8 ヘルプシステムを使用する

2.8.1 Windows 版

オンラインヘルプを起動するには、次のいずれかを実行します。

• ヘルプ > 目次を選択します。

• ダイアログに、ヘルプボタンが表示されている場合は、ヘルプをクリックします。

• ツールバーにある ボタンをクリックします。

• スタート > プログラム > KaleidaGraph 4.1J > KGHelp を選択します。

注意: ヘルプダイアログが表示されない場合は、起動時にヘルプが読み込まれていませ

ん。 これは、KGHelp ファイルの名前が変更されているか、 KGHelp ファイルがヘ

ルプフォルダ (KaleidaGraph フォルダ内にある ) に存在していない場合に発生しま

す。 必要に応じて、カスタムインストールを実行してヘルプファイルを再インス

トールしてください。

2.7  ファイルをバージョン 3.5 形式で保存する 11

Page 18: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

2.8.2 Macintosh 版

オンラインヘルプを使用するには、次のいずれかを実行します。

• ヘルプ > KaleidaGraph ヘルプを選択します。

• キーボードのヘルプキーを押します。

• ダイアログにヘルプボタンが表示されている場合は、ヘルプをクリックします。

2.8.3 ヘルプダイアログ

ヘルプダイアログには、利用できるトピックの目次が表示されます ( 図 2-7 Winodws 版 )。項目をダブルクリックすると、選択した項目に関連した情報がダイアログに表示されます。

目次ページに希望する情報が表示されていない場合は、キーワードや検索ページを使用し

て、特定の言葉からヘルプシステム全体を検索することができます。

図 2-7 ヘルプダイアログ (Windows 版 )

12 2.8  ヘルプシステムを使用する

Page 19: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の基本

2.9 プリファレンスの設定

KaleidaGraph には、プリファレンス ( 環境設定 ) コマンドが用意されており、プログラムの

終了時に保存するファイルや、新規データウィンドウのデフォルトの設定を含む、多くの

設定を管理することができます。選択すると、以下のダイアログが表示 されます ( 図 2-8 )。

図 2-8 プリファレンスダイアログ

ファイル設定タブのポップアップメニューで、プログラムの終了時に適用する内容を各種

のファイルに設定することができます。 データおよびプロットファイルについては、保存

されていないウィンドウがある場合、変更を常に保存するか、確認のダイアログを表示す

るかを選択することができます。 データウィンドウやプロットウィンドウがこれまで 1 度

も保存されていない場合には、保存ダイアログが表示されます。

残りのファイルタイプ ( レイアウト、マクロ、スクリプト、スタイルなど ) についても、変

更があった場合には、確認ダイアログを表示するか、常に保存または保存しないを選択す

ることができます。 これらの各ファイルに保存された情報の詳細については、PDF マニュ

アルの付録 B を参照してください。

注意: このダイアログの設定はスタイルファイルの一部として保存されます。ファイル

設定タブでスタイルに保存しないを選択した場合、ファイル > 書き出し > スタイ

ルを選択して手動でデフォルトのスタイルファイルを上書きする必要がありま

す。

2.9  プリファレンスの設定 13

Page 20: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

2.10 KaleidaGraph の終了

KaleidaGraph を終了してデスクトップに戻るには、終了 (Windows) または KaleidaGraph を

終了 (Macintosh) を選択します。 KaleidaGraph では、変更された内容はプリファレンスダイ

アログのファイル設定タブの指定に従って、デフォルトのスタイルファイル、マクロファ

イル、スクリプトファイル、またはレイアウトファイルに保存されます。 プリファレンス

の設定の詳細については、セクション 2.9 を参照してください。

プリファレンスダイアログのいくつかの項目に確認が設定されていて、変更があった場合

には、以下のようなダイアログが表示されます ( 図 2-9 ) 。

図 2-9 変更の保存ダイアログ

14 2.10  KaleidaGraph の終了

Page 21: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

KaleidaGraph の使い方 3

第 3章

この章では、主に以下の 4 つの用例によって、KaleidaGraph の操作を説明します。 例では以下の操作方法が示されています。

• データの入力、列タイトルとデータ形式の変更、データのソート、そのデータの簡単

な統計を計算する。

• 初の例で作成したデータから、散布図を作成したり、変更したりする。この例では、

変数表示の変更、プロットツールの使用、回帰曲線とエラーバーの追加方法について

説明します。

• 保存したデータセットから、コラムプロットを作成する。この例では、軸の修正、軸

ラベルの表示の変更、コラムの上に値ラベルを追加する方法を説明します。

• レイアウトウィンドウを使用して、これまでの例から作成したプロットを 1 ページ内

に表示する。

凡例テキストと枠の編集、数式入力、一元配置分散分析の実行、ユーザー定義関数による

回帰曲線の適用、保存したプロット内のデータ修正など、上記の例では含まれなかった一

般的な操作の例もいくつか示しています。

この章の 後のセクションでは、PDFマニュアルの各章の概要を紹介しています。 このPDF マニュアルは、KaleidaGraph 4.1 フォルダ内の Manuals フォルダに保存されています。ま

た、KaleidaGraph CD にも収録されています。

3.1 サンプルデータセットの作成

この例では、データウィンドウへのデータの入力、列タイトルとデータ形式の変更、デー

タのソート、生データの統計量の計算の手順を示します。

3.1.1 データの入力

初に、データウィンドウにデータを入力します。 デフォルトでは、行 0、列 0 のセルがア

クティブセルになります。

1. このセルに 4.3 と入力します。

2. Enter (Windows)、return (Macintosh)、または下向き矢印キーを押して、下の行に

移動します。

3.1  サンプルデータセットの作成 15

Page 22: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

3. 2.9、4.8、3.2、3.9、3.5、2.3 と値を入力します。 各値を入力したら、Enter (Windows)、 return (Macintosh)、または下向き矢印キーを押して、下の行に移動します。

4. 行 0、列 1 のセルをクリックします。

5. 同じようにして、列 1 に 8.0、6.2、9.0、5.7、8.8、7.2、4.9 と値を入力します。

3.1.2 列タイトルの変更

次に、これらの 2 つの列のタイトルを変更します。

1. 初の列タイトルをダブルクリックします。 現在の列の名前 (A) が選択されます。

2. 新しい列タイトルとして、Time と入力します。

3. Tab を押して、2 番目の列のタイトルを編集します。

4. 新しい列のタイトルに Test 1 と入力します。

3.1.3 データ形式の変更

各値が小数点一桁の表示になるように、データの表示形式を変更します。

1. データウィンドウから 初の 2 列を選択します (Time と Test 1)。

2. データ > 列の形式を選択するか、データウィンドウで をクリックして、列の形

式パレットを表示します。

3. このパレットを使用して、フォント、カラー、フォントサイズ、列幅、データの

形式など、データウィンドウに関するほとんどの属性を変更することができます。

4. 数値型および形式の、形式ポップアップメニューから、固定を選択します。

5. 小数点ポップアップメニューから 1 を選択します。

6. 適用をクリックして、選択した列を更新します。

データウィンドウは、以下のように表示されます ( 図 3-1 ) 。

図 3-1 データウィンドウ

16 3.1  サンプルデータセットの作成

Page 23: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3.1.4 データのソート

初の列のデータをソートして、値を昇順 ( 低い値から高い値 ) に並べ替えます。

1. まだ選択していない場合は、データウィンドウの 初の 2 列を選択します (Timeと Test 1)。

2. 機能 > 昇順ソートを選択するか、データウィンドウから をクリックしてソート

ダイアログを表示します。

3. OK をクリックすると、データがソートされます。 2 列目のデータも、1 列目のデー

タとともに並べ替えられます。

3.1.5 統計の計算

後に、データ列の一つで、標準的な統計をいくつか計算します。

1. データウィンドウの Test 1 ラベルをクリックして列全体を選択します。

2. 機能 > 統計を選択するか、データウィンドウから をクリックします。12 種類

の統計結果がダイアログに表示されます。統計ダイアログには、 クリップボード

ボタンがあり、結果をデータ、プロット、レイアウトの各ウィンドウにエクスポー

トして使用することができます。

3. 次の例では、このデータを使用してプロットを作成します。

4. OK をクリックします。

ここで中断する場合は、ファイル > データの保存を選択してデータを保存してください。

3.2 線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成

ここでは、前の例のデータを使用して散布図を作成します。 この例では、マーカーのタイ

プとサイズの変更、確認ツールとデータ選択ツールの使用、線形回帰曲線の適用、回帰曲

線方程式の表示、エラーバーの追加方法について示します。

3.2.1 散布図の作成

前の例で入力したサンプルデータを使用してプロットを作成します。

1. ギャラリー > 線形 > 散布図を選択します。 変数選択ダイアログが表示されます。

データファイル名と列のタイトル名が、このダイアログに表示されることに注意

してください。

2. X 変数として Time を、Y 変数として Test 1 を選択します。該当するボタンをク

リックしてください。ここまでの操作で、ダイアログは図 3-2 のように表示され

るはずです。

3.2  線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成 17

Page 24: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

図 3-2 変数選択ダイアログ

3. 新規プロットをクリックして、散布図を作成します。

選択した X 変数は独立変数で、Y 変数は従属変数です。 デフォルトでは、X 変数は横軸に

プロットされ、Y 変数は縦軸にプロットされます。

プロットのタイトルにはデータウィンドウの名前が使われます。 X 軸と Y 軸のタイトルに

は、プロットされた変数の列のタイトルが使われます。 Y 変数タイトルは凡例でも使われ

ます。

3.2.2 設定の変更

作成されたグラフは簡単に編集することができます。 プロット上のデータの表示方法を変

えてみましょう。 変数設定ダイアログを使用して、マーカーのタイプとサイズを変更しま

す。

1. 凡例内に表示されたマーカーをトリプルクリックします ( または、プロット > 変

数設定を選択します )。

2. プロット上に変数を表示するために、マーカーポップアップメニューから別の

マーカーを選択します。左列、 初の 6 つのマーカーは透明色で、残りはすべて

不透明色です。

3. マーカーサイズポップアップメニューで、18 を選択します。

4. OKをクリックすると、プロットの表示が更新され、変更した内容が反映されます。

3.2.3 確認ツールの使用

ツールボックスの確認ツール を使用して、データの座標を表示します。

1. このツールを選択するには、アイコンをクリックするか、キーボードの I を押し

ます。

2. ツールを選択したら、データポイントの 1 つをクリックします。 X 座標と Y 座標

がプロットウィンドウの左上隅に表示されます。

18 3.2  線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成

Page 25: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

座標をプロットの上に直接残しておくこともできます。 これを行う方法は以下のとおりで

す。

• Alt (Windows) または option (Macintosh) を押しながら、マウスボタンを離します。

すると、そのポイントの右側に、座標値のラベルが表示されます。

3.2.4 線形回帰の適用

一連のデータポイントに対して、素早く簡単に回帰曲線をあてはめることができます。 回

帰曲線を追加する方法は以下のとおりです。

1. 回帰曲線 > 線形を選択します。 小二乗法を使って曲線を当てはめる変数を選択

するダイアログが表示されます。

2. チェックボックスをクリックして、変数 Test 1 を選択します。

3. OK をクリックします。 回帰分析が実行され、回帰曲線がプロットに描画されま

す。 デフォルトでは、回帰分析の結果もプロットに表示されます。 数式が表示され

ていない場合は、プロットメニューの数式表示をオンしてください。

選択ツールを使用して、数式の表示位置を変更することができます。

1. ツールボックスの選択ツールをクリックします。

2. 数式を新しい位置にドラッグします。

3. 移動後、ウィンドウ内のどこかをクリックすると、ブジェクトハンドルが消えま

す。

4. 同様にして、凡例を移動することもできます。

ここまでの操作で、プロットは以下のように表示されるはずです ( 図 3-3 )。

図 3-3 散布図

3.2  線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成 19

Page 26: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

3.2.5 回帰曲線の結果のエクスポート

回帰曲線が適用されたら、そのラインの値をデータウィンドウにコピーすることができま

す。 これらの値は、データウィンドウ内の既存データの後に追加されます。 初の列は一続

きの X 値になります。 X 値の数は、回帰オプションダイアログ ( 回帰曲線メニュー ) で指

定した回帰曲線のポイント数と等しくなります。 2 列目には、これらの各位置における回帰

曲線の値が表示されます。

1. 回帰曲線 > 線形を選択します。 回帰曲線の選択ダイアログの表示の下に、ドロッ

プダウン矢印が表示されます。

2. ドロップダウン矢印 ( ▼ ) をクリックし、ポップアップメニューから、回帰曲線

をデータウィンドウにコピーを選択します。

3. OK をクリックすると、プロットウィンドウに戻ります。

3.2.6 データ選択ツールの使用

ツールボックスからデータ選択ツール ( ) を使用すると、プロットからポイントをグラ

フィカルに削除することができます。

1. データ選択ツールは、プロットの範囲を多角形で囲むことで動作します。多角形

の外側のデータポイントは、一時的にプロットから削除されます。Alt (Windows) または option (Macintosh) を押して多角形を作り、その内部のデータを削除するこ

ともできます。

2. ツールをクリックするか、またはキーボードで S を押して、データ選択ツールを

選択します。

3. ツールを選択したら、Alt (Windows) または Option (Macintosh) を押しながら、プ

ロットウィンドウの左下隅のデータポイントの周りに多角形を作成してくださ

い。 多角形を作成すると、プロットからポイントが削除され、回帰曲線が再計算

されます。

4. データ選択ツールをダブルクリックすると、プロットは元の状態に戻ります。

3.2.7 エラーバーの追加

後は、プロットにエラーバーを追加します。 エラーバーは、プロットしたデータの誤差

の範囲を示します。

1. プロット > エラーバーを選択して、エラーバー変数ダイアログを表示します。

2. Y エラーのチェックボックスを選択して、垂直エラーバーを追加します。適用す

るエラーのタイプを選択するダイアログが表示されます。

3. ポップアップメニューから、エラータイプとして標準誤差を選択して下さい。エ

ラーバーのリンクチェックボックスがオンになっているため、上下のポップアッ

プメニュー共に標準誤差が選択されます。そうでない場合は、バーの正の部分 (+)と負の部分 (-) で、異なったエラータイプ ( またはエラーバーなし ) を指定するこ

とができます。これまでの操作で、プロットは 次のように表示されるはずです

( 図 3-4 ) 。

20 3.2  線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成

Page 27: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

図 3-4 エラーバーの設定

4. OK をクリックして、エラーバーの変数ダイアログに戻ります。

5. プロットをクリックして、エラーバーをプロットに追加します。 エラーバーは、全

データ列の標準誤差を示します。

完成したプロットは、以下のようになります ( 図 3-5 )。

図 3-5 完成したプロット

カスタマイズしたプロットが作成できました。 プロットファイルを保存するには、ファイ

ルメニューのグラフの保存を選択します。デフォルトでは、プロットファイル内に保存さ

れます。次の例では、コラムプロットの作成とカスタマイズについて示します。

3.2  線形回帰曲線とエラーバー付き散布図の作成 21

Page 28: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

3.3 コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成

コラムプロットを使用して、大小の目盛り、軸ラベル、プロットカラー、塗りパターン、

コラム間のスペースの調整、ラベルの回転および、コラムの上に値を表示する方法を示し

ます。

3.3.1 データを開く

保存されているデータセットを開きます。

1. ファイル > 開くを選択します。

2. Examples フォルダ内の、Data フォルダを開きます。

3. Housing Starts データファイルをダブルクリックします。

3.3.2 コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成

このデータを使用してプロットを作成します。

1. ギャラリー > 棒グラフ > コラムを選択します。 変数選択ダイアログが表示されま

す。

2. X 変数に Month を、Y 変数に 1966(K) を選択します。

3. 新規プロットをクリックすると、コラムプロットが作成されます。

3.3.3 軸オプションの変更

初に、軸オプションダイアログを使用して変更を行います。 このダイアログで、軸、目

盛り、グリッドライン、軸ラベルのに関するほとんどの設定を行うことができます。

X 軸の目盛りとグリッドラインを削除します。

1. X 軸をトリプルクリック ( または、プロットメニュー > 軸オプションを選択 ) すると、軸オプションダイアログが表示されます ( 図 3-6 )。

22 3.3  コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成

Page 29: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

軸オプションダイアログ

まず、X 軸のメモリとグリッドラインを削除します。

2. 目盛りとグリッドをクリックします。 大小の目盛りとグリッドラインを変更でき

るダイアログが表示されます。

3. このダイアログの大間隔項目の、目盛りを表示とグリッドを表示の各ポップアッ

プメニューで、なしを選択します。

次に、Y 軸の目盛りも変更します。

1. ダイアログの上部にある、Y タブをクリックします。

2. 目盛りを表示ポップアップメニューから外側を選択します。

次に、Y 軸のスケール変更します。

1. 極限をクリックします。 極限 ( 軸の 大 / 小値 ) を設定できるダイアログが表示

されます。

2. 最大の値を 140 から 160 に変更します。

後に、プロット内部に色を追加します。 デフォルトでは、プロットは内部も背景も色な

しで作成されます。 内部カラーを変更する方法を以下に示します。

1. ダイアログの上部ある、すべてタブをクリックします。

2. まだ選択していない場合は、カラーをクリックして、内部ポップアップメニュー

から、透明色を選択します。

3.3  コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成 23

Page 30: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

3. OK をクリックすると、これまでに軸オプションダイアログで行ったすべての変

更がプロットに反映されます。

3.3.4 塗りパターンの変更

変数設定ダイアログを使用して、コラムの塗りパターンを変更します。

1. 凡例内の小さな正方形 ( コラムと同じパターンで塗りつぶされています ) をトリ

プルクリック ( または、プロット > 変数設定を選択 ) します。

2. 塗りパターンポップアップメニューから、別の塗りパターンを選択します。

3. OK をクリックします。

3.3.5 コラムオフセットの変更

コラムの間のスペースを広げます。

1. プロット > プロットオプションを選択します。

2. まだ選択していない場合は、左のリストから棒グラフをクリックして、棒グラフ

とコラムプロットで使用できるオプションを表示します。

3. コラムのオフセット比率を 20% から 40% に変更します。

4. OK をクリックして、プロットを更新します。

ここまでの操作で、プロットは以下のように表示されるはずです ( 図 3-6 )。

図 3-6 コラムプロットの例

3.3.6 テキストラベルの編集

X 軸タイトルの削除、Y 軸タイトルのサイズ変更、X 軸ラベルの回転の方法を示します。

1. X 軸タイトル Month をクリックし、Backspace(Windows) または delete(Macintosh)キーを押します。

2. Y 軸タイトル 1966 (K) をクリックします。 4 つのオブジェクトハンドルのいずれ

かをドラッグして、ラベルのフォントサイズを変更します。 テキストラベルをク

リックしてフォントサイズを変更することもできます。

24 3.3  コラムプロット ( 棒グラフ ) の作成

Page 31: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3. X 軸ラベルのどれかをダブルクリックします。文字列の編集ダイアログが表示さ

れます。

4. 形式 > 90 度回転を選択します。

5. 形式 > 右詰めを選択すると、回転したラベルは均等に並んで配置されます。

6. OK をクリックすると、終了して元のウィンドウに戻ります。

7. X 軸ラベルをドラッグして、X 軸に近づけます。矢印キーを使用して、 選択した

オブジェクトを一度に 1 ピクセルずつ (Shift キーを押しながら矢印キー押した場

合は 10 ピクセルずつ ) 指定した方向に移動することもできます。

3.3.7 値ラベルの追加

後に、各コラムに値を表示します。 プロットメニューから、値の追加を選択します。 値は各コラムの上に表示されます。 値はグ

ループとしてドラッグして、新しい位置に移動することができます。

これでコラムプロットは終了です。

3.4 プロットの印刷用レイアウト

前の例で作成したプロットを、レイアウトウィンドウを使用して 1 ページ内に配置する方

法を示します。

注意: 以下の手順は、これまでに作った2つのプロットが開かれていることが前提となっ

ています。 プロットを保存していったん終了した場合は、ファイルメニューの開

くを使用して、 これらのプロットを開いてください。 プロットを保存していな

かった場合は、Examples フォルダの Plots フォルダから任意の 2 つのプロットを

開いてください。

3.4.1 レイアウトウィンドウ内にプロットを配置する

レイアウトウィンドウにプロットを配置する方法は以下のとおりです。

1. ウィンドウ > レイアウト表示 > KG Layout を選択します。 これまで作成されたレ

イアウトが存在しない場合は、空のレイアウトウィンドウが表示されます。

2. レイアウト > プロットの選択コマンドを使用して、前の例題で作成した 2 つのプ

ロットを選択します。

3.4.2 レイアウトウィンドウ内にプロットを並べる

レイアウトウィンドウにプロットを並べる方法は以下のとおりです。

1. レイアウト> レイアウトの整列を選択します。 レイアウトの整列ダイアログでは、

行と列の数を入力して、レイアウトウィンドウを等間隔のセクションに分割する

ことができます。

3.4  プロットの印刷用レイアウト 25

Page 32: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

2. この列では、デフォルト設定 (2 行 1 列 ) で十分なので、そのまま OK をクリック

して下さい。 レイアウトウィンドウは、等間隔に 2 等分され、プロットの大きさ

が自動的に調整されて配置されます。

3.4.3 レイアウトの修正と書き出し

レイアウトウィンドウには、プロット以外も表示することができます。 プロットツールを

使用して、テキストその他のオブジェクトをレイアウトに追加することができます。 さま

ざまなグラフィックイメージをレイアウトウィンドウ内にインポートすることも可能で

す。 また、背景パターンと枠を、背景の設定コマンド ( レイアウトメニュー ) を使用してレ

イアウトに追加することもできます。

レイアウトウィンドウにテキストラベルを追加する方法は以下のとおりです。

1. ツールボックスからテキストツール( )を選択します。 アイコンをクリックする

か、キーボードの Tキーを押します。

2. レイアウトウィンドウの内部をクリックします。 文字列の編集ダイアログが表示

されます。

3. このダイアログにテキストを入力します。 KaleidaGraph では、書式付きテキスト

がサポートされており、入力したテキストのさまざまな部分を選択して、フォン

トの種類やサイズ、書体、および表示色を変更することができます。 変更は、テ

キストの選択した部分にのみ適用されます。

4. 書式の変更が終了したら、OK をクリックして、テキストラベルをレイアウトウィ

ンドウに追加します。 テキストツールや選択ツールを使用して、ラベルを別の位

置に移動することができます。

5. ファイル > レイアウトのプリントを選択して、レイアウトを印刷することができ

ます。

6. ファイル > 閉じるを選択して、レイアウトウィンドウを閉じます。

3.5  例題 補足

ここでは、KaleidaGraph の優れた機能を紹介する 7 つの例を示します。 これまでに学習し

た例とは違って、以下の例はいずれも順序に従う必要はありません。 使用する目的に合わ

せてトピックを選択してください。

3.5.1 凡例の編集

凡例の枠とテキストを編集する方法について示します。 凡例枠の属性は、ツールボックス

下部にある 3 つのアイコンで設定できます。 凡例枠は、ツールボックスの下部にある、ラ

インスタイルアイコン ( 左 )、ライン幅のアイコン ( 右 ) で変更することができます。

1. Examples フォルダ内の、Plots フォルダにある、Sample Plot ファイルを開きます。

2. 凡例をクリックして選択します。

26 3.5  例題 補足

Page 33: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3. ツールボックスから、ライン幅アイコン ( 上下矢印 ) をクリックして、ポップアッ

プメニューからヘアラインを選択します。 凡例の枠がシャドウからヘアラインの

ライン幅に変更されます。

4. ラインスタイルアイコン ( 上下矢印の左にある線 ) をクリックして、ポップアッ

プメニューから点線のどれかを選択します。 凡例を囲んでいるラインが、選択し

た点線パターンになったことを確認してください。

5. 後に、ラインスタイルポップアップメニューからなしを選択します。これによ

り、凡例の枠は完全に削除されます。

次に、凡例内のテキストを編集します。

1. ツールボックスからテキストツール( )を選択します。 このツールを選択するに

は、アイコンをクリックするか、キーボードの T を押します。

2. 凡例内の 3 つのラベルのいずれかをダブルクリックします。 設定を変更するため

のダイアログが表示されます。

3. このダイアログ内のテキストを削除し、何かテキストを入力してください。 フォ

ント、サイズ、スタイルも好きなように変更できます。

4. OK をクリックしてプロットに戻り、変更を確認してください。

変更は選択したラベルにだけ適用されます。 テキストツールの代わりに選択ツールを使用

すると、凡例のすべてを同時に変更できます。 ただし、選択ツールでテキストを編集する

ことはできません。

3.5.2 数式入力の使い方

データウィンドウを操作するための、数式ウィンドウ ( 図 3-7 ) の使い方を示します。複数

行の数式の実行についても詳しく説明します。

図 3-7 数式入力ウィンドウ

数式入力の概要

数式入力ウィンドウは、データ分析のための強力なツールです。 数式や関数を入力して、

前面のデータウィンドウにデータを生成したり、操作したりすることができます。 数式の

結果はデータ列、セル、またはメモリレジスタに渡すことができます。

メモリロケーションと列番号を数式で使用できます。 メモリロケーションの範囲は 0 ~ 99 で、数式で使用するときは、先頭に m を付ける必要があります (m15、m35 など )。

3.5  例題 補足 27

Page 34: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

列番号の範囲は 0 ~ 999 で、数式で使用するときは、先頭に c を付ける必要があります

(c10、c55 など )。 列番号を表示するには、データウィンドウで拡大 / 縮小ボタン をクリッ

クします。 データウィンドウで選択した場合、選択された第 1 列が列番号 0 になることに

注意してください。

基本的な数式について、いくつか例を示します。

c2=c0+c1; 初 (c0、c1) の 2 列を加算して、結果を列 2(c2) に返す。

c1=c0/1000; 列 0 を 1000 で除算して、結果を列 1 に返す。

c2=cos(c0); 列 0 のコサインを求め、結果を列 2 に返す。

個々の数式の実行

初にいくつかの数式を実行し、データウィンドウがどのように変わるか確認します。 以

降の手順では、実行をクリックする代わりに、Enter (Windows) または return (Macintosh) を

押すこともできます。

1. ファイル > 新規作成を選択して、空のデータウィンドウを表示します。

2. ウィンドウ > 数式入力を選択します。デフォルトでは F1 ボタンが選択されます。

F1 から F8 ボタンには、一般的な数式を登録することができますが、F1 は一般用

途のためにとっておき、数式は F2 から F8 キーに登録することお勧めします。

3. F2 をクリックし、c0 = index()+1 と入力したら、実行をクリックします。 列 0 に

1 から 100 までの値を返します。

4. F3 をクリックし、c1=log(c0) と入力ししたら、実行をクリックします。 この関数

は、列 0 の各値の対数を計算し、結果を列 1 に返します。

5. F4 をクリックし、c2=c1^2 と入力ししたら、実行をクリックします。 この関数は、

列 1 の各値を 2 乗し、結果を列 2 に返します。

6. F5 をクリックし、cell(0,3)=csum(c2) と入力ししたら、実行をクリックします。 こ

の数式は、列 2 の値の合計を計算し、結果を行 0 列 3 のセルに返します。

複数行の数式の実行

各数式を個別に入力 / 実行する必要はありません。 KaleidaGraph では、複数行の数式を入力

して、一度に実行することができます。

F1 ボタンの左には、添付ノートボタン ( ) があります。 このボタンをクリックするとテキ

ストエディタが表示されます。 複数の数式をエディタに入力して、実行をクリックすると、

一度にすべてを実行することができます。 数式は、異なる行で各々の数式の 後にセミコ

ロンを付ける必要があります。

前と同じ数式を、今度は今回は添付ノートのウィンドウを使用して実行します。

1. ファイル > 新規作成を選択して、空のデータウィンドウを表示します。

2. ウィンドウ > 数式入力を選択します。

28 3.5  例題 補足

Page 35: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3. 数式入力ウィンドウの、添付ノートウィンドウをクリックして、テキストエディ

タを表示します。

4. 添付ノートウィンドウに、以下の数式を入力します。 各数式はセミコロンで終了

し、個別の行で表されていることに注意してください。

c0=index() + 1;

c1=log(c0);

c2=c1^2;

cell(0,3)=csum(c2);

5. 数式を入力したしたら、ファイル > 閉じるを選択して数式入力ウィンドウに戻り

ます。 「”実行”をクリックすると •• 数式添付ノート •• を実行します。」というメッ

セージが表示されます。

6. 実行をクリックして、一度にすべての数式を実行させます。

これは一度に複数の数式を実行する際にとても便利な方法です。この方法を使用すると、

添付ノートダイアログ内で、数式をテキストファイルとして保存して、後でまた開くこと

ができます。

3.5.3 t 検定 ( 対応なし ) の実行

サンプルデータファイルを使って t 検定 ( 対応なし ) を実施する例を示します。 この検定で

は、2 つの独立した標本の平均を比較します。 この検定は、標本間に関連性が仮定されてい

なければ、異なる長さの列で実行することができます。グループの水準がテキスト列に割

り当てられた場合、例えば性別の時は、2 列が 2 つのグループで分けられたグループ変数

として使用されます。

結果の一部として、t- 検定における p 値が計算されます。 この値から判断できることは、2 つの平均値の間に、統計的有意差があるかということです。 この値が一定水準 ( 通常 0.05) 未満であれば、2 つのグループの平均値に差があること結論づけることができます。 t 検定

の結果についての詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

データセットを開く

用意されているサンプルデータを使用します。

1. ファイルメニューから開くを選択します。

2. Examples フォルダの内の、Data フォルダを開きます。

3. Student t data ファイルをダブルクリックします。 列 0(Condition) にグループ分け

変数 (A と B)、 列 1(Response) に Condition の水準に関連したデータ値が読み込ま

れます。

3.5  例題 補足 29

Page 36: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

t 検定 ( 対応なし ) の実行

このデータセットに t 検定実行する方法を以下に示します。

1. 機能 > t- 検定を選択して、t- 検定ダイアログを表示します。

2. 等分散を持つ独立 2 群データボタンをクリックします。

3. Condition を選択して、グループ 1 をクリックします。

4. Response を選択して、グループ 2 をクリックします。

5. F- 検定チェックボックスをクリックすると、F 値と F 検定における p 値が計算さ

れます。 F 検定における p 値で判断するのは、2 つのグループに異なる分散がある

かということです。通常、P 値が 0.05 未満の場合は、グループ間に統計的に有意

な分散があると結論づけることができます。

6. 計算をクリックします。t 検定の結果が表示されます ( 図 3-8 )。 このテストでは、

t 検定における p 値に 0.01786 という値が、F 検定における p 値に 0.9288 という値

が得られました。 これらの結果、2 つのグループの平均値に有意差があり、分散の

有意差はないことが分かります。

図 3-8 t- 検定ダイアログ

7. ダイアログ内のボタンを使用して、結果をクリップボードにコピーしたり、印刷

したりすることができます。

8. OK をクリックすると、データウィンドウに戻ります。

30 3.5  例題 補足

Page 37: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3.5.4 一元配置分散分析の実行

サンプルデータファイルを使用して、一元配置分散分析を実施する例を示します。 この検

定では、3 つ以上の異なるグループの平均値が単一の因子によって影響を受けるかどうか

ということが判断できます。 この検定は、3 グループ以上の比較を行うことができる点を除

いては、対応のない t 検定と同じです。

結果の一部として、F 値と p 値が計算されます。 一元配置分散分析の結果についての詳細

は、オンラインヘルプを参照してください。

• F 値 ― この値は、グループの平均平方に対する誤差平均平方の比率です。 この値

が 1.0 に近ければ、グループ間に有意差はないと結論づけることができます。 この

値が大きければ、一つ以上の標本が異なる母集団から抽出されたと結論づけるこ

とができます。 どのグループが異なるかを判断するには、Post Hoc 検定の一つを

利用します。

• p 値 ― この値により判断するのは、グループ間に統計的な有意差があるかという

ことです。 この値が一定水準 ( 通常 0.05) 未満であれば、グループの間に差がある

と結論づけることができます。

データセットを開く

サンプルデータを使用します。

1. ファイル > 開くを選択します。

2. Examples フォルダ内の、Data フォルダを開きます。

3. ANOVA data ファイルをダブルクリックします。

一元配置分散分析の実行

このデータセットに一元配置分散分析を実行する方法を以下に示します。

1. 機能 > 分散分析を選択して、分散分析ダイアログを表示します。

2. 変数を選択し、追加ボタンをクリックして、Sample 1 から Sample 5 までを従属

変数リストに割り当てます。 各サンプルに一つずつ個別に割り当てることも、5 つ

を同時に選択して、一度に割り当てることもできます。

3. 計算をクリックします。一元配置分散分析の結果表示されます ( 図 3-9 )。 この検

定では、p 値に 0.04325 という値が得られました。これは、グループ間に有意差が

あることを示しています。

3.5  例題 補足 31

Page 38: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

図 3-9 分散分析ダイアログ

Post Hoc テストのいずれかを使用します。 Post Hoc テストの一つを使用して、どのグループ

に差があるかおよび、その差の大きさを判断することができます。詳細については、オン

ラインヘルプを参照してください。

1. Post Hoc テストポップアップメニューから Tukey HSD を選択します。

2. 計算をクリックします。 Post Hoc 検定の結果が分散分析の結果の下に表示されま

す。 計算された p 値を比較すると、Sample 4 がその他の Sample と有意差があるこ

とがわかります。

3. ダイアログ内のボタンを使用して、結果をクリップボードにコピーしたり、印刷

したりすることができます。

4. OK をクリックすると、データウィンドウに戻ります。

3.5.5 一般回帰曲線 ( ユーザー定義 ) の適用

保存されているプロットを使用して、ユーザー定義関数による回帰曲線の適用例を示しま

す。 KaleidaGraph の一般回帰曲線では、Levenberg-Marquardt アルゴリズムが使用されます。

フィッティングプロセスにおいて 9 個まで、未知のパラメータを解くことができます。

保存されているプロットを開く

サンプルファイルを開きます。

32 3.5  例題 補足

Page 39: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

1. ファイル > 開くを選択します。

2. Examples フォルダ内の、Plots フォルダを開きます。

3. Inhibition Plot ファイルをダブルクリックします。

一般回帰曲線 ( ユーザー定義 ) の適用

データにシグモイド曲線を適用する手順を以下に示します。

数式は y = a + (b - a) / (1 + (x / c)^d) です。

1. 回帰曲線 > 一般 > fit1 を選択します。 回帰曲線の選択ダイアログが表示されます。

2. 定義をクリックして、一般回帰曲線の定義ダイアログ ( 図 3-10 ) を表示します。

図 3-10 一般回帰曲線の定義ダイアログ

3. フィールドにm1+(m2-m1) / (1+(x/m3)^m4);m1=1;m2=100;m3=1;m4=1と入力し、

OK をクリックします。 回帰式の後に表示される情報は、式の未知のパラメータに

対する初期推測値です。

4. % Inhibition の前のチェックボックスをオンにします。 これにより、この変数に回

帰曲線が適用されます。

5. OK をクリックすると回帰曲線が計算され、プロット上に表示されます。

6. 回帰曲線の結果を含む表が表示されます。 自動的に表示されない場合は、プロッ

トメニューの数式表示をオンにしてください。 表には、未知のパラメータの値と

標準誤差がリストされます。 これはパラメータ値± 標準誤差として解釈します。

結果の一部として、カイ 2 乗値と R 値も表示されます。

7. 選択ツールを使用して、表を別の位置に移動することができます。 表を非表示に

するには、プロットメニューの数式表示をオフにします。

回帰曲線の表示の変更

後に、回帰曲線ののラインスタイルとライン幅を変更します。

1. プロット > 変数設定を選択します。

2. 回帰曲線設定タブをクリックします。これにより、回帰曲線の表示を変更するこ

とができます。

3. 目的のポップアップメニューを使用して、回帰曲線に適用する、新たなラインス

タイルとライン幅を選択します。

4. OK をクリックして、変更した内容を適用します。

3.5  例題 補足 33

Page 40: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

注意: 選択したライン幅によっては、画面では変化が分からないことがありま

すが、印刷すると違いを確認することができます。

Curve Fit ライブラリから回帰式をロードする

KaleidaGraph には、複数のカテゴリ ( 多項、対数、シグモイドなど ) に分類される回帰曲線

の定義が 100 種類以上用意されています。 回帰式の定義は、Examples フォルダ内の、Curve Fits フォルダに保存されています。

回帰式をロードする方法を示します。 この例でも、前の例と同じ数式を使用します。

1. 回帰曲線 > 一般 > fit1 を選択して、回帰曲線ダイアログを表示します。

2. 定義をクリックして、回帰曲線の定義ダイアログを表示します。

3. ファイルをクリックして、テキストエディタを表示します。

4. ファイル > 開くを選択します。

5. 、Curve Fits フォルダ内の、Sigmoidal フォルダにある、dosersplgst ファイルを

開きます。 パラメータの定義と初期推測値がエディタに表示されます。 回帰曲線

定義の初期推測値はすべて 1 に設定されます。

6. ファイル > 閉じるを選択して、一般回帰曲線の定義ダイアログに回帰式を表示し

ます ( 図 3-11 )。

図 3-11 一般回帰曲線の定義ダイアログ

7. m2 パラメータの初期推測値を 1 から 100 に変更します。

8. OK をクリックして、回帰曲線の定義ダイアログを閉じます。

9. 選択していない場合は、% Inhibition の前のチェックボックスをクリックします。

10. OK をクリックすると、回帰曲線が計算されプロットに表示されます。

この処理は、回帰曲線メニューのマスターリストに登録されている回帰曲線の編集には使

用できません。 マスターリストに回帰曲線を追加する方法については、PDF マニュアルま

たはオンラインヘルプを参照してください。

34 3.5  例題 補足

Page 41: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3.5.6 データセットの平均と標準誤差のプロット

サンプルデータセットを開き、数式入力を使用して Y データの平均値と標準誤差の値を計

算し、平均値をプロットする例を示します。それから、標準誤差の値をプロットのエラー

バーとして表示します。

保存済のデータセットを開く

サンプルデータセットを開きます。

1. ファイル > 開くを選択します。

2. Examples フォルダ内の、Data フォルダを開きます。

3. Sunspot Data ファイルをダブルクリックします。

平均値と標準誤差の値の計算

数式入力ウィンドウを使用して、Y データの各行の平均値と標準誤差の値を計算します。

1. ウィンドウ > 数式入力を選択します。

2. 数式入力ウィンドウで添付ノートボタン ( ) をクリックして、テキストエディタ

を表示します。

3. 以下の数式を入力します。 初の 2 つの数式は、列 1 から列 6 の各行の平均と標

準誤差を計算します。 残りの 2 つの数式は、列 7 と列 8 に列タイトル名を表記さ

せます。数式は、1 行づつ書き、 後にセミコロンを付けてください。

c7=mean(1:6);

c8=stderr(1:6);

name("Mean", c7);

name("Std. Error", c8);

4. 数式を入力したら、ファイル > 閉じるを選択して、数式入力ウィンドウに戻りま

す。 「”実行”をクリックすると •• 数式添付ノート •• を実行します。」というメッ

セージが表示されます。

5. 実行をクリックすると、すべての数式が同時に実行されます。

データウィンドウの列 7 と列 8 にデータの各行の平均値と標準誤差の値が表示されます。

平均値による散布図の作成

平均値の散布図を作成します。

1. ギャラリー > 線形 > 散布図を選択して、変数選択ダイアログを表示します。

2. 適切なボタンをクリックして、X 変数に Year を、Y 変数に Mean を選択します。

3. 新規プロットをクリックすると、散布図が作成されます。

3.5  例題 補足 35

Page 42: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

標準誤差の値を示すエラーバーの追加

次に、これまでに計算した標準誤差の値を使用し、プロットにエラーバーを表示します。

1. プロット > エラーバーを選択して、エラーバー変数ダイアログを表示します。

2. Y エラーの下のチェックボックスをクリックして、垂直のエラーバーを追加しま

す。 エラーバー設定ダイアログで、エラータイプを設定します。

3. ポップアップメニューをクリックして、データ列 > Std. Error を選択します。 これ

により、データウィンドウの Std. Error ( 列 8 ) の値がエラーバーに使用されます

( 図 3-12 )。

図 3-12 エラーバー設定ダイアログ

4. OK をクリックします。プロットをクリックして、プロットにエラーバーを追加

します ( 図 3-13 )。

図 3-13 完成したプロット

36 3.5  例題 補足

Page 43: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

3.5.7 保存済みのプロットデータを編集

保存済みのプロットデータを変更して、プロットと回帰曲線を自動的に更新する方法を示

します。

データの抽出

初にサンプルプロットを開き、データを抽出します。

1. ファイル > 開くを選択し、Examples フォルダ内の、Plots フォルダ内にある、

Sample Plot ファイルを開きます。

2. このプロットを 前面にして、プロット > データ抽出を選択します。 プロットを

作成するのに使用した元データが表示されます。 ウィンドウのタイトルは元の

データと同じ名前で始まります。 さらに、日付とタイムスタンプが名前の末尾に

追加され、いつデータがプロット内に保存されたのかを識別することができます。

データの変更とプロットの更新

このデータを変更して、プロットを更新します。

1. プロット > 自動リンクをオンにします。このコマンドがアクティブになっている

と、データを変更するたびにプロットが自動的に更新されます。

2. 2 番目の列の 初の値 (78.5) を削除して、100 と入力します。

3. キーボードの Enter を押すと、 プロットと回帰曲線が自動的に更新され、変更した

データ値が反映されます。

複数データポイントの変更

自動リンクでは、データポイントを修正するたびにプロットが更新されます。そのため、

複数のデータポイントの追加や修正をする必要がある場合は、プロットメニューのプロッ

ト更新コマンドを使用する方が効率的に作業できます。その場合は、自動リンクをオフに

して、データの変更が終了したら、プロット更新を選択するか、データウィンドウで を

クリックします。 プロットが更新され、すべての変更が一度にプロットに反映されます。

3.5  例題 補足 37

Page 44: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

3.6 追加情報

KaleidaGraph の PDF マニュアルでは、さまざまな機能について、さらに詳しく説明していま

す。 各章で紹介している内容は以下のとおりです。

• 第 2 章「データウィンドウを使う」

ナビゲート、選択、行と列の追加と削除、データウィンドウのデータの外観を変

更する方法。

• 第 3 章「データを使う」

データウィンドウのデータを入力、インポート、フォーマット、編集、ソート、

エクスポートする方法。

• 第 4 章「データ分析」

列の統計、ビンデータの参照、複数のパラメトリックおよびノンパラメトリック

統計を使用したデータの分析方法。

• 第 5 章「数式入力を使う」

数式入力ウィンドウを使用して、アクティブなデータウィンドウで計算を実行す

る方法。

• 第 6 章「プロットを使う」

さまざまなプロットタイプの紹介。プロットを作成し、類似のプロットも生成し

ます。

• 第 7 章「プロットを使う」

軸、目盛り、グリッド、マーカー、プロットの色など、プロットを修正する方法。

• 第 8 章「プロットツールとオブジェクトを使う」

プロットツールについて。および、テキストラベルの作成と編集方法。

• 第 9 章「回帰曲線 ( カーブフィット ) とエラーバーを使う」

プロットに回帰曲線 ( カーブフィット ) とエラーバーを追加する方法について。

• 第 10 章「グラフィックスのインポートとエクスポート」

画像オブジェクトをプロットにインポートする、およびプロットをプリンタ、ファ

イルまたは、別のプログラムにエクスポートする方法。

• 第 11 章「レイアウトウィンドウを使う」

レイアウトウィンドウを使用して、1 つのページ上に複数のプロットを配置する

方法。

• 第 12 章「スクリプトを使う」

プロットスクリプトと数式スクリプトを使用して、プロットを作成するプロセス

を自動化する方法。

• 第 13 章「ライブラリの使用方法」

ライブラリを使用して、頻繁に使用する変数、定数、関数、回帰式の省略リファ

レンスを作成する方法。

• 付録では、一般的な参照情報に加えて、設定ファイルとツールボックスのショー

トカットに関する情報を紹介しています。

38 3.6  追加情報

Page 45: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph の使い方

必要に応じて、オンラインヘルプやチュートリアルファイルも参照してください。 オンラ

インヘルプでは、PDF マニュアルに記載されているすべての情報を参照することができま

す。また、KaleidaGraph で利用可能なすべてのコマンドとダイアログに関する情報も参照

することができます。 チュートリアルファイルには、この章で取り扱ったすべての例に加

えて、別の例もいくつか用意されています。

3.6  追加情報 39

Page 46: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

40 3.6  追加情報

Page 47: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

索引

索引

FF 検定チェックボックス 30F 検定における p 値 30F 値 30 - 31

KKaleidaGraph

アンインストール 4インストール 2開始 6終了 14ツールバー 9

KaleidaGraph の終了コマンド 14KaleidaGraph を開始 6KaleidaGraph を終了 14KaleidaGraph をアンインストール 4KaleidaGraph をインストール 2

PPost Hoc テスト 32p 値 29 - 31

RR 値 33

TTukey HSD Post Hoc テスト 32t 検定 29t 検定コマンド 30t 検定における p 値 29

あ値の追加コマンド 25値ラベル 25

い一元配置分散分析 31一般回帰曲線

回帰曲線 32カスタム回帰曲線定義の入力 33

一般回帰曲線(ユーザー定義)の適用 32

えエラーバー 20, 36エラーバーコマンド 20, 36

お大目盛り 8

かカイ 2 乗値 33回帰曲線

一般回帰曲線 32線形 19線形回帰曲線 19非線形 32ラインスタイル 33ライン幅 33

回帰曲線の結果 19 - 20, 33回帰曲線の定義 33 - 34回帰曲線のマスターリスト 34回帰曲線をロード 34回帰式

移動 19, 33表示 19, 33

回帰分析結果のコピー 20回帰分析の結果 19 - 20, 33

データウィンドウへのエクスポート 20表示 19, 33

拡大 / 縮小ボタン 7確認ツール 18カラー 23

41

Page 48: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

くグラフを別名で保存コマンド 11グリッドライン

削除 22説明 9

グリッドを表示ポップアップメニュー 23クリップボードボタン 17

こ小目盛り 9コラムオフセットフィールド 24コラムプロット 22

さ近使ったファイルコマンド 10

座標 18散布図 35散布図プロット 17

し式

初期条件 33入力 33

極限 23タイトル 9, 24ラベル軸

タイトル 8軸オプションコマンド 22自動リンクコマンド 37終了コマンド 14使用

確認ツール 18ツールバー 9データ選択ツール 20

昇順ソートコマンド 17初期設定 33シリアル番号 6シンボル 18

す垂直分割 7水平分割 7数式

入力と実行 28複数行の数式 28メモリ番号の参照 27列の参照 27

数式入力

概要 27数式の入力と実行 28統計量の計算 35複数行の数式 28メモリ番号の参照 27列の参照 28

数式の実行 28数式表示コマンド 33数式を表示 19ズーム設定 8

せ設定

軸の極限 23デフォルト 13プリファレンス 13

線形回帰 19線形回帰曲線 19選択

塗りパターン 24ヘルプトピック 12

た対応のない t 検定 29

ち抽出ボタン 8

つツールバー 9ツールボックス 8追加

値ラベル 25エラーバー 20, 36テキストをレイアウトに 26プロットのレイアウトへの追加 25

42

Page 49: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

索引

てデータ

形式 16ソート 17抽出 37入力 15開く 10

データウィンドウ

開く 10概要 7形式 16ツールバー 9バージョン 3.5 形式での保存 11

データ選択ツールデータ選択ツール 20データ抽出コマンド 37データの形式 16データのソート 17データのマスク 20データを別名で保存コマンド 11テキストツール 26 - 27テキストラベル

編集 24レイアウトウィンドウに追加 26

デフォルト属性 13転送ファイル 10添付ノートウィンドウ 35添付ノートボタン 28, 35

と統計 17, 35統計コマンド 17統計的検定

一元配置分散分析 31統計テスト

対応なしの t 検定 29統計量の計算

数式入力の使用 35統計コマンド 17

動作環境 1等分散を持つ独立 2 群データ(対応なし)ボタ

ン 30閉じるコマンド 26

な内部色 23内部ポップアップメニュー 23

に入力

回帰式 33数式 27データ 15

認証コード 6

ぬ塗りパターン 24塗りパターンポップアップメニュー 24

は背景の設定コマンド 26配置

プロットのレイアウトウィンドウへの配置25

外れ値の削除 20凡例

説明 8テキストの編集 27変数の順序 8枠 27枠の削除 27

ひ非線形回帰曲線 32表示

回帰曲線方程式 19回帰式 33座標 18プロットの作成に使用するデータ 37

標準誤差、計算 35開く

KaleidaGraph ファイル 10データファイル 10プロット 10

開くコマンド 10, 22, 29 - 33, 35, 37

43

Page 50: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

KaleidaGraph

ふファイル

共有 10交換 10バージョン 3.5 形式での保存 11開く 10

ファイル共有 10ファイルの交換 10ファイルのバージョン 3.5 形式での保存 11複数行の数式 28プリファレンスコマンド 13プリファレンス、設定 13プロット

更新 37作成 17, 22, 35データの追加 37バージョン 3.5 形式での保存 11開く 10

プロットウィンドウ

概要 8ツールバー 9

プロットオプションコマンド 24プロット更新コマンド 37プロットしているデータの更新 37プロットシンボル 18プロット選択コマンド 25プロットタイトル 8プロットの作成 17, 22, 35プロットを並べる 25分散分析、一元配置 31分散分析コマンド 31

へ平均、計算 35平均と標準誤差のプロット 35ヘルプシステム 11ヘルプを得る 11変更

回帰曲線の表示 33グリッドライン 22軸の極限 23データ形式 16塗りパターン 24プロットカラー 23プロットのマーカー 18目盛り 22列のタイトル 16

編集

テキストラベル 24凡例テキスト 26

変数

塗りパターン 24マーカー 18

変数設定コマンド 18, 24, 33

ほホームボタン 7

まマーカー 18マーカーサイズポップアップメニュー 18マーカーポップアップメニュー 18

め目盛り

外観 23削除 22

目盛りマーク

説明 8メモリレジスタ 27目盛りを表示ポップアップメニュー 23

よ読み込み

データファイル 10プロット 10

読み込みコマンド 10

らライン幅

凡例 27ラインスタイル

凡例 27回帰曲線 33

ライン幅

回帰曲線 33ラベル

編集 24レイアウトウィンドウに追加 26

44

Page 51: KaleidaGraph - Synergysynergy.com/.../wp-content/themes/inspired/images/downloads/japanese.pdf · 序説 v 序説 この度はKaleidaGraph® をご購入下さいましてありがとうございます。KaleidaGraph

索引

れレイアウトウィンドウ

ツールバー 9テキストラベルの追加 26閉じる 26バージョン 3.5 形式での保存 11プリント 26プロットの配置 25プロットを並べる 25

レイアウトの整列コマンド 25レイアウトのプリントウィンドウ 26レイアウトのプリントコマンド 26レイアウトを別名で保存コマンド 11列

形式 16タイトル 7, 16番号 28

列の形式コマンド 16列番号を表示するチェックボックス 7

ろロック解除コード 6

45