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JP WO2015/190601 A1 2015.12.17
(57)【要約】
本発明は、2-アシルアミノニコチン酸エステル誘導体
及びこれを有効成分とする殺菌剤を提供する。本発明の
2-アシルアミノニコチン酸エステル誘導体は、以下の式
により表される。
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【 特 許 請 求 の 範 囲 】
【 請 求 項 1 】
下 式 [ I ]
(式 中 、 R1は 、 水 素 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 を 示 し
、 R2は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 或 い は R
1と R
2は 互 い に 結 合 し
て 、
を 示 し 、 R3は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R
4は 、 水 素 原 子 、 シ ア ノ
基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア
ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ
ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ 基 、
ま た は フ ェ ニ ル チ オ 基 を 示 し 、 R6は 、 水 素 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ
ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ メ チ ル 基 ま た は
を 示 し 、 R7お よ び R
8は 、 各 々 独 立 し て 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル
基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ ィ
ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ
ア ル コ キ シ 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 を 示 し 、 R9は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~
C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R1 0お よ び R
1 1は 、 各 々 独 立 し て 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、
C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 を 示 し 、 R1 2は 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン
原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 ま た は フ ェ ノ キ シ 基 を 示 し 、 A は
C H ま た は 窒 素 原 子 を 示 す 。 )で 表 さ れ る 、 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 。
【 請 求 項 2 】
R6が 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基
、 ま た は
で あ り 、 但 し 、
(a)R6が C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る 場 合 、
( i) R1は 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 で あ る か 、
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( ii) R2は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( iii) R1と R
2は 互 い に 結 合 し て 、
を 示 す か 、
( iv) R3は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( v) R4は 、 シ ア ノ 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、 ま た は
( vi) R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ
基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ
基 、 ま た は フ ェ ニ ル チ オ 基 で あ る か 、 或 い は 、 オ ル ト 位 も し く は メ タ 位 に お け る
で あ る か 、 或 い は 、 パ ラ 位 に お け る
で あ っ て 、 R7お よ び R
8の う ち 少 な く と も 一 方 が 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基
、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ ィ ニ
ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア
ル コ キ シ 基 も し く は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 で あ る 基 、 で あ る か 、 或 い は 、 パ ラ 位
に お け る
で あ っ て 、 A が 窒 素 原 子 で あ る 基 、 で あ る か 、 或 い は
で あ り 、
(b)R6が C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 で あ る 場 合 、 R
1は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る 、 請 求
項 1 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 。
【 請 求 項 3 】
R5が 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、
C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ
シ 基 で あ る 、 請 求 項 1 又 は 2 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 。
【 請 求 項 4 】
R1と R
2が 互 い に 結 合 し て 、
を 示 す 、 請 求 項 1 ~ 3 の い ず れ か 1 項 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体
。
【 請 求 項 5 】
請 求 項 1 ~ 4 の い ず れ か 1 項 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 を 有 効
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成 分 と し て 含 有 す る こ と を 特 徴 と す る 殺 菌 剤 。
【 発 明 の 詳 細 な 説 明 】
【 技 術 分 野 】
【 0 0 0 1 】
本 発 明 は 、 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 お よ び こ れ を 有 効 成 分 と し て 含 有
す る 殺 菌 剤 に 関 す る 。
【 背 景 技 術 】
【 0 0 0 2 】
農 園 芸 分 野 で は 、 各 種 病 原 菌 の 防 除 を 目 的 と し た 様 々 な 殺 菌 剤 が 開 発 さ れ 、 実 用 に 供 さ
れ て い る 。
【 0 0 0 3 】
し か し な が ら 、 従 来 汎 用 さ れ て い る 農 薬 は 、 そ の 効 果 や 、 ス ペ ク ト ル 、 残 効 性 等 、 更 に
は 、 施 用 回 数 や 、 施 用 薬 量 の 低 減 等 の 要 求 を 必 ず し も 満 足 し て い る と は 言 え な い 。 加 え て
、 従 来 汎 用 の 農 薬 に 対 し て 抵 抗 性 を 発 達 さ せ た 病 原 菌 の 出 現 も 問 題 と な っ て い る 。 例 え ば
、 野 菜 や 、 果 樹 、 花 卉 、 茶 、 ム ギ 類 お よ び イ ネ 等 の 栽 培 に お い て 、 例 え ば 、 ト リ ア ゾ ー ル
系 、 イ ミ ダ ゾ ー ル 系 、 ピ リ ミ ジ ン 系 、 ベ ン ズ イ ミ ダ ゾ ー ル 系 、 ジ カ ル ボ キ シ イ ミ ド 系 、 フ
ェ ニ ル ア ミ ド 系 、 ス ト ロ ビ ル リ ン 系 等 の 様 々 な 型 の 殺 菌 剤 等 に 抵 抗 性 を 発 達 さ せ た 種 々 の
病 原 菌 が 各 地 で 出 現 し て お り 、 こ れ ら の 抵 抗 性 病 原 菌 の 防 除 が 年 々 困 難 に な っ て い る 。 従
っ て 、 従 来 汎 用 の 農 園 芸 用 殺 菌 剤 に 抵 抗 性 を 発 達 さ せ た 各 種 病 原 菌 に 対 し て も 低 薬 量 で 十
分 な 防 除 効 果 を 示 し 、 し か も 環 境 へ の 悪 影 響 が 小 さ い 、 新 規 な 農 薬 の 出 現 が 常 に 望 ま れ て
い る 。
【 0 0 0 4 】
こ れ ら の 要 望 に 応 え る た め の 新 し い 殺 菌 剤 が 種 々 提 案 さ れ て い る が 、 必 ず し も 、 上 記 要
望 に 応 え る も の で は な い 。
【 0 0 0 5 】
特 許 文 献 1 に は 、 殺 菌 活 性 を 有 す る 以 下 の 構 造 を 有 す る カ ル ボ キ サ ミ ド 誘 導 体 が 開 示 さ
れ て い る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 1 に 記 載 の 化 合 物 は 、 ピ リ ジ ン 環 の 3 位 に お い て 、 カ
ル ボ キ サ ミ ド 結 合 を 有 す る も の で あ り 、 エ ス テ ル 結 合 を 有 す る も の で は な い 。 ま た 、 ピ リ
ジ ン 環 の 2 位 に お い て 、 ア ミ ノ 基 を 有 す る も の で あ り 、 ア シ ル ア ミ ノ 基 を 有 す る も の で は
な い 。
【 0 0 0 6 】
特 許 文 献 2 に は 、 殺 菌 活 性 を 有 す る 以 下 の 構 造 を 有 す る カ ル ボ キ サ ミ ド 誘 導 体 が 開 示 さ
れ て い る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 2 に 記 載 の 化 合 物 は 、 ピ リ ジ ン 環 の 3 位 に お い て 、 カ
ル ボ キ サ ミ ド 結 合 を 有 す る も の で あ り 、 エ ス テ ル 結 合 を 有 す る も の で は な い 。
【 0 0 0 7 】
特 許 文 献 3 に は 、 殺 菌 活 性 を 有 す る 以 下 の 構 造 を 有 す る エ ス テ ル 誘 導 体 が 開 示 さ れ て い
る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 3 に 記 載 の 化 合 物 は 、 ピ リ ジ ン 環 の 2 位 に お い て 、 ア ミ ノ 基
を 有 す る も の で あ り 、 ア シ ル ア ミ ノ 基 を 有 す る も の で は な い 。
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【 0 0 0 8 】
特 許 文 献 4 は 、 以 下 の 構 造 を 有 す る ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 を 反 応 中 間 体 と し て 開 示
し て い る 。 し か し 、 ピ リ ジ ン 環 の 2 位 に お い て 、 ア ミ ノ 基 を 有 す る も の で あ り 、 ア シ ル ア
ミ ノ 基 を 有 す る も の で は な い 。 ま た 、 こ の 化 合 物 は 、 あ く ま で も 特 許 文 献 4 の 医 薬 活 性 化
合 物 の 製 造 中 間 体 と し て 開 示 さ れ て い る も の に 過 ぎ ず 、 特 許 文 献 4 は 、 殺 菌 活 性 に つ い て
は 全 く 記 載 し て い な い 。
【 0 0 0 9 】
特 許 文 献 5 は 、 以 下 の 構 造 を 有 す る ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 を 反 応 中 間 体 と し て 開 示
し て い る 。 し か し 、 ピ リ ジ ン 環 の 2 位 に お い て 、 ア ミ ノ 基 を 有 す る も の で あ り 、 ア シ ル ア
ミ ノ 基 を 有 す る も の で は な い 。 ま た 、 こ の 化 合 物 は 、 あ く ま で も 特 許 文 献 5 の 医 薬 活 性 化
合 物 の 製 造 中 間 体 と し て 開 示 さ れ て い る も の に 過 ぎ ず 、 特 許 文 献 5 は 、 殺 菌 活 性 に つ い て
は 全 く 記 載 し て い な い 。
【 0 0 1 0 】
特 許 文 献 6 ~ 1 1 は 、 以 下 の 構 造 を 有 す る 2 - 置 換 ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 を
開 示 し て い る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 6 ~ 1 1 に は 医 薬 活 性 に 関 す る 記 載 が あ る も の の
、 殺 菌 活 性 に 関 し て は 全 く 記 載 さ れ て い な い 。 ま た 、 ピ リ ジ ン 環 の 2 位 に お い て 、 置 換 ア
ミ ノ 基 の 記 載 は あ る が 、 合 成 化 合 物 に 2 - ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル の 記 載 は な い
。
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【 0 0 1 1 】
特 許 文 献 1 2 に は 、 除 草 活 性 を 有 す る 以 下 の 構 造 を 有 す る エ ス テ ル 誘 導 体 が 開 示 さ れ て
い る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 1 2 に 記 載 の 化 合 物 は 、 ピ リ ジ ン 環 の 2 位 に お い て 、 ア ミ
ノ 基 を 有 す る も の で あ り 、 ア シ ル ア ミ ノ 基 を 有 す る も の で は な い 。 ま た 、 特 許 文 献 1 2 に
は 除 草 活 性 に 関 す る 記 載 が あ る も の の 、 殺 菌 活 性 に 関 し て は 全 く 記 載 さ れ て い な い 。
【 0 0 1 2 】
特 許 文 献 1 3 に は 、 除 草 活 性 を 有 す る 以 下 の 構 造 を 有 す る ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス
テ ル 誘 導 体 が 開 示 さ れ て い る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 1 3 は 除 草 活 性 に 関 す る 記 載 が あ
る も の の 、 殺 菌 活 性 に 関 し て は 全 く 記 載 さ れ て い な い 。
【 0 0 1 3 】
特 許 文 献 1 4 に は 、 以 下 の 構 造 を 有 す る ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 誘 導 体 が 開 示 さ れ て い
る 。 し か し な が ら 、 特 許 文 献 1 4 に 記 載 の 化 合 物 は 、 ピ リ ジ ン 環 の 3 位 に お い て 、 カ ル ボ
キ サ ミ ド 結 合 を 有 す る も の で あ り 、 エ ス テ ル 結 合 を 有 す る も の で は な い 。 ま た 、 特 許 文 献
1 4 に は 、 抗 真 菌 活 性 に 関 す る 記 載 は あ る が 、 真 菌 感 染 症 な ど の 医 薬 活 性 に 関 す る も の で
あ り 、 農 薬 活 性 と し て の 殺 菌 剤 に 関 す る 記 載 は な い 。
【 先 行 技 術 文 献 】
【 特 許 文 献 】
【 0 0 1 4 】
【 特 許 文 献 1 】 特 開 2010-083861号 公 報
【 特 許 文 献 2 】 国 際 公 開 第 2014/ 13951号 公 報
【 特 許 文 献 3 】 国 際 公 開 第 2014/ 6945号 公 報
【 特 許 文 献 4 】 国 際 公 開 第 2008/ 82490号 公 報
【 特 許 文 献 5 】 国 際 公 開 第 2000/ 51608号 公 報
【 特 許 文 献 6 】 欧 州 特 許 出 願 公 開 第 347168号 明 細 書
【 特 許 文 献 7 】 国 際 公 開 第 1994/ 434号 公 報
【 特 許 文 献 8 】 米 国 特 許 第 5250548号 明 細 書
【 特 許 文 献 9 】 国 際 公 開 第 2004/ 39795号 公 報
【 特 許 文 献 1 0 】 国 際 公 開 第 2006/ 6741号 公 報
【 特 許 文 献 1 1 】 国 際 公 開 第 2011/ 44157号 公 報
【 特 許 文 献 1 2 】 米 国 特 許 第 4383851号 明 細 書
【 特 許 文 献 1 3 】 国 際 公 開 第 1992/ 17468号 公 報
【 特 許 文 献 1 4 】 国 際 公 開 第 2005/ 33079号 公 報
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【 発 明 の 概 要 】
【 0 0 1 5 】
本 発 明 は 、 各 種 菌 類 の 防 除 に 有 用 な 新 し い 物 質 を 提 供 す る こ と 、 特 に 、 従 来 の 殺 菌 剤 に
対 し て 抵 抗 性 を 示 す 各 種 菌 類 に 対 し て も 高 い 防 除 効 果 を 示 し 、 更 に 、 低 薬 量 で 効 果 を 奏 し
、 従 っ て 、 残 留 毒 性 や 環 境 汚 染 等 の 問 題 が 軽 減 さ れ た 安 全 性 の 高 い 物 質 を 提 供 す る こ と を
目 的 と す る 。
【 0 0 1 6 】
本 発 明 者 ら は 、 上 記 の 課 題 を 解 決 す べ く 鋭 意 検 討 し た 結 果 、 以 下 の 式 で 規 定 さ れ る 2-ア
シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 が 、 上 記 要 望 に 応 え 得 る 特 性 を 有 す る 化 合 物 で あ る
こ と を 見 出 し 、 本 発 明 を 完 成 す る に 至 っ た も の で あ る 。
即 ち 、 本 発 明 は 、 下 式 [I ]、
(式 中 、 R1は 、 水 素 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 を 示 し
、 R2は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 或 い は R
1と R
2は 互 い に 結 合 し
て 、
を 示 し 、 R3は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R
4は 、 水 素 原 子 、 シ ア ノ
基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア
ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ
ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ 基 、
ま た は フ ェ ニ ル チ オ 基 を 示 し 、 R6は 、 水 素 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ
ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ メ チ ル 基 ま た は
を 示 し 、 R7お よ び R
8は 、 各 々 独 立 し て 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル
基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ ィ
ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ
ア ル コ キ シ 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 を 示 し 、 R9は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~
C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R1 0お よ び R
1 1は 、 各 々 独 立 し て 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、
C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 を 示 し 、 R1 2は 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン
原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 ま た は フ ェ ノ キ シ 基 を 示 し 、 A は
C H ま た は 窒 素 原 子 を 示 す 。 )で 表 さ れ る 、 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 (
以 下 、 「 本 発 明 の 化 合 物 」 と も 言 う )お よ び こ れ を 有 効 成 分 と し て 含 有 す る 殺 菌 剤 に 関 す
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る も の で あ る 。
【 0 0 1 7 】
本 発 明 の 一 態 様 に お い て 、 R6は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基
、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 ま た は
で あ り 、 但 し 、
(a)R6が C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る 場 合 、
( i) R1は 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( ii) R2は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( iii) R1と R
2は 互 い に 結 合 し て 、
を 示 す か 、
( iv) R3は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( v) R4は 、 シ ア ノ 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、 ま た は
( vi) R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ
基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ
基 、 ま た は フ ェ ニ ル チ オ 基 で あ る か 、 或 い は 、 オ ル ト 位 も し く は メ タ 位 に お け る
で あ る か 、 或 い は 、 パ ラ 位 に お け る
で あ っ て 、 R7お よ び R
8の う ち 少 な く と も 一 方 が 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基
、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ ィ ニ
ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア
ル コ キ シ 基 も し く は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 で あ る 基 、 で あ る か 、 或 い は 、 パ ラ 位
に お け る
で あ っ て 、 A が 窒 素 原 子 で あ る 基 、 で あ る か 、 或 い は
で あ り 、
(b)R6が C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 で あ る 場 合 、 R
1は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る 。
【 0 0 1 8 】
本 発 明 の 一 態 様 に お い て 、 R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、
C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 ま た
は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ 基 で あ る 。
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本 発 明 の 一 態 様 に お い て 、 R1と R
2は 互 い に 結 合 し て 、
を 示 す 。
【 0 0 1 9 】
本 発 明 の 化 合 物 は 、 各 種 菌 類 に 対 し て 優 れ た 効 果 を 示 す 。
【 発 明 を 実 施 す る た め の 形 態 】
【 0 0 2 0 】
以 下 、 本 発 明 に つ い て 詳 細 に 説 明 す る 。
式 [I ]で 表 さ れ る 本 発 明 の 化 合 物 に お い て 、 R1、 R
2、 R
3、 R
4、 R
5、 R
6、 R
7、 R
8
、 R9、 R
1 0、 R
1 1お よ び R
1 2で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 と し て は 、 例 え ば 、 メ チ
ル 基 や 、 エ チ ル 基 、 n-プ ロ ピ ル 基 、 イ ソ プ ロ ピ ル 基 、 n-ブ チ ル 基 、 イ ソ ブ チ ル 基 、 sec-ブ
チ ル 基 、 tert-ブ チ ル 基 な ど が 挙 げ ら れ る 。
R5、 R
7、 R
8、 R
1 0、 R
1 1お よ び R
1 2で 示 さ れ る ハ ロ ゲ ン 原 子 と し て は 、 例 え ば 、 フ
ッ 素 原 子 や 、 塩 素 原 子 、 臭 素 原 子 、 ヨ ウ 素 原 子 が 挙 げ ら れ る 。
R5、 R
6、 R
7、 R
8、 R
1 0、 R
1 1お よ び R
1 2で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 と し て
は 、 例 え ば 、 メ ト キ シ 基 や 、 エ ト キ シ 基 、 n-プ ロ ポ キ シ 基 、 イ ソ プ ロ ポ キ シ 基 、 n-ブ ト キ
シ 基 、 イ ソ ブ ト キ シ 基 、 sec-ブ ト キ シ 基 、 tert-ブ ト キ シ 基 が 挙 げ ら れ る 。
R5、 R
7お よ び R
8で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 と し て は 、 例 え ば 、 メ チ ル チ
オ 基 や 、 エ チ ル チ オ 基 、 n-プ ロ ピ ル チ オ 基 、 イ ソ プ ロ ピ ル チ オ 基 、 n-ブ チ ル チ オ 基 、 イ ソ
ブ チ ル チ オ 基 、 sec-ブ チ ル チ オ 基 、 tert-ブ チ ル チ オ 基 が 挙 げ ら れ る 。
R7お よ び R
8で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ ィ ニ ル 基 と し て は 、 例 え ば 、 メ チ ル
ス ル フ ィ ニ ル 基 や 、 エ チ ル ス ル フ ィ ニ ル 基 、 n-プ ロ ピ ル ス ル フ ィ ニ ル 基 、 イ ソ プ ロ ピ ル ス
ル フ ィ ニ ル 基 、 n-ブ チ ル ス ル フ ィ ニ ル 基 、 イ ソ ブ チ ル ス ル フ ィ ニ ル 基 、 sec-ブ チ ル ス ル フ
ィ ニ ル 基 、 tert-ブ チ ル ス ル フ ィ ニ ル 基 が 挙 げ ら れ る 。
R7お よ び R
8で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 と し て は 、 例 え ば 、 メ チ ル ス
ル ホ ニ ル 基 や 、 エ チ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 n-プ ロ ピ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 イ ソ プ ロ ピ ル ス ル ホ ニ ル
基 、 n-ブ チ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 イ ソ ブ チ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 sec-ブ チ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 tert-
ブ チ ル ス ル ホ ニ ル 基 が 挙 げ ら れ る 。
R1、 R
5、 R
6、 R
7お よ び R
8で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 と し て は 、 例 え ば
、 モ ノ フ ル オ ロ メ チ ル 基 や 、 ジ フ ル オ ロ メ チ ル 基 、 ト リ フ ル オ ロ メ チ ル 基 、 モ ノ ク ロ ロ メ
チ ル 気 、 ジ ク ロ ロ メ チ ル 基 、 ト リ ク ロ ロ メ チ ル 基 、 モ ノ ブ ロ モ メ チ ル 基 、 ジ ブ ロ モ メ チ ル
基 、 ト リ ブ ロ モ メ チ ル 基 、 1-フ ル オ ロ エ チ ル 基 、 2-フ ル オ ロ エ チ ル 基 、 2,2-ジ フ ル オ ロ エ
チ ル 基 、 2,2,2-ト リ フ ル オ ロ エ チ ル 基 、 2-ク ロ ロ -2,2-ジ フ ル オ ロ エ チ ル 基 、 1-ク ロ ロ エ
チ ル 基 、 2-ク ロ ロ エ チ ル 基 、 2,2,-ジ ク ロ ロ エ チ ル 基 、 2,2,2-ト リ ク ロ ロ エ チ ル 基 、 1-ブ
ロ モ エ チ ル 基 、 2-ブ ロ モ エ チ ル 基 、 2,2-ジ ブ ロ モ エ チ ル 基 、 2,2,2-ト リ ブ ロ モ エ チ ル 基 、
2-ヨ ー ド エ チ ル 基 、 ペ ン タ フ ル オ ロ エ チ ル 基 、 3-フ ル オ ロ プ ロ ピ ル 基 、 3-ク ロ ロ プ ロ ピ ル
基 、 3-ブ ロ モ プ ロ ピ ル 基 、 1,3-ジ フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ ル 基 、 3,3,3-ト リ フ ル オ ロ プ ロ ピ ル
基 、 1,3-ジ ク ロ ロ -2-プ ロ ピ ル 基 、 1,1,1-ト リ フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ ル 基 、 1-ク ロ ロ -3-フ ル
オ ロ -2-プ ロ ピ ル 基 、 1,1,1,3,3,3-ヘ キ サ フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ ル 基 、 1,1,1,3,3,3-ヘ キ サ フ
ル オ ロ -2-ク ロ ロ -2-プ ロ ピ ル 基 、 2,2,3,3,3-ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ ピ ル 基 、 ヘ プ タ フ ル オ ロ
イ ソ プ ロ ピ ル 基 、 ヘ プ タ フ ル オ ロ -n-プ ロ ピ ル 基 、 4-フ ル オ ロ ブ チ ル 基 、 4,4,4-ト リ フ ル
オ ロ ブ チ ル 基 、 ノ ナ フ ル オ ロ -n-ブ チ ル 基 、 ノ ナ フ ル オ ロ -2-ブ チ ル 基 が 挙 げ ら れ る 。
【 0 0 2 1 】
R5、 R
7お よ び R
8で 示 さ れ る C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ 基 と し て は 、 例 え ば 、 モ ノ フ
ル オ ロ メ ト キ シ 基 や 、 ジ フ ル オ ロ メ ト キ シ 基 、 ト リ フ ル オ ロ メ ト キ シ 基 、 モ ノ ク ロ ロ メ ト
キ シ 気 、 ジ ク ロ ロ メ ト キ シ 基 、 ト リ ク ロ ロ メ ト キ シ 基 、 モ ノ ブ ロ モ メ ト キ シ 基 、 ジ ブ ロ モ
メ ト キ シ 基 、 ト リ ブ ロ モ メ ト キ シ 基 、 1-フ ル オ ロ エ ト キ シ 基 、 2-フ ル オ ロ エ ト キ シ 基 、 2,
2-ジ フ ル オ ロ エ ト キ シ 基 、 2,2,2-ト リ フ ル オ ロ エ ト キ シ 基 、 2-ク ロ ロ -2,2-ジ フ ル オ ロ エ
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ト キ シ 基 、 1-ク ロ ロ エ ト キ シ 基 、 2-ク ロ ロ エ ト キ シ 基 、 2,2,-ジ ク ロ ロ エ ト キ シ 基 、 2,2,2
-ト リ ク ロ ロ エ ト キ シ 基 、 1-ブ ロ モ エ ト キ シ 基 、 2-ブ ロ モ エ ト キ シ 基 、 2,2-ジ ブ ロ モ エ ト
キ シ 基 、 2,2,2-ト リ ブ ロ モ エ ト キ シ 基 、 2-ヨ ー ド エ ト キ シ 基 、 ペ ン タ フ ル オ ロ エ ト キ シ 基
、 3-フ ル オ ロ プ ロ ポ キ シ 基 、 3-ク ロ ロ プ ロ ポ キ シ 基 、 3-ブ ロ モ プ ロ ポ キ シ 基 、 1,3-ジ フ ル
オ ロ -2-プ ロ ポ キ シ 基 、 3,3,3-ト リ フ ル オ ロ プ ロ ポ キ シ 基 、 1,3-ジ ク ロ ロ -2-プ ロ ポ キ シ 基
、 1,1,1-ト リ フ ル オ ロ -2-プ ロ ポ キ シ 基 、 1-ク ロ ロ -3-フ ル オ ロ -2-プ ロ ポ キ シ 基 、 1,1,1,3
,3,3-ヘ キ サ フ ル オ ロ -2-プ ロ ポ キ シ 基 、 1,1,1,3,3,3-ヘ キ サ フ ル オ ロ -2-ク ロ ロ -2-プ ロ ポ
キ シ 基 、 2,2,3,3,3-ペ ン タ フ ル オ ロ プ ロ ポ キ シ 基 、 ヘ プ タ フ ル オ ロ イ ソ プ ロ ポ キ シ 基 、 ヘ
プ タ フ ル オ ロ -n-プ ロ ポ キ シ 基 、 4-フ ル オ ロ ブ ト キ シ 基 、 4,4,4-ト リ フ ル オ ロ ブ ト キ シ 基
、 ノ ナ フ ル オ ロ -n-ブ ト キ シ 基 、 ノ ナ フ ル オ ロ -2-ブ ト キ シ 基 が 挙 げ ら れ る 。
R7お よ び R
8で 示 さ れ る ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 と し て は 、 例 え ば 、 モ ノ フ ル オ ロ メ チ ル チ
オ 基 や 、 ジ フ ル オ ロ メ チ ル チ オ 基 、 ト リ フ ル オ ロ メ チ ル チ オ 基 、 モ ノ ク ロ ロ メ チ ル チ オ 基
、 ジ ク ロ ロ メ チ ル チ オ 基 、 ト リ ク ロ ロ メ チ ル チ オ 基 、 モ ノ ブ ロ モ メ チ ル チ オ 基 、 ジ ブ ロ モ
メ チ ル チ オ 基 、 ト リ ブ ロ モ メ チ ル チ オ 基 、 1-フ ル オ ロ エ チ ル チ オ 基 、 2-フ ル オ ロ エ チ ル チ
オ 基 、 2,2-ジ フ ル オ ロ エ チ ル チ オ 基 、 2,2,2-ト リ フ ル オ ロ エ チ ル チ オ 基 、 2-ク ロ ロ -2,2-
ジ フ ル オ ロ エ チ ル チ オ 基 、 1-ク ロ ロ エ チ ル チ オ 基 、 2-ク ロ ロ エ チ ル チ オ 基 、 2,2,-ジ ク ロ
ロ エ チ ル チ オ 基 、 2,2,2-ト リ ク ロ ロ エ チ ル チ オ 基 、 1-ブ ロ モ エ チ ル チ オ 基 、 2-ブ ロ モ エ チ
ル チ オ 基 、 2,2-ジ ブ ロ モ エ チ ル チ オ 基 、 2,2,2-ト リ ブ ロ モ エ チ ル チ オ 基 、 2-ヨ ー ド エ チ ル
チ オ 基 、 ペ ン タ フ ル オ ロ エ チ ル チ オ 基 、 3-フ ル オ ロ プ ロ ピ ル チ オ 基 、 3-ク ロ ロ プ ロ ピ ル チ
オ 基 、 3-ブ ロ モ プ ロ ピ ル チ オ 基 、 1,3-ジ フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ ル チ オ 基 、 3,3,3-ト リ フ ル オ
ロ プ ロ ピ ル チ オ 基 、 1,3-ジ ク ロ ロ -2-プ ロ ピ ル チ オ 基 、 1,1,1-ト リ フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ ル チ
オ 基 、 1-ク ロ ロ -3-フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ ル チ オ 基 、 1,1,1,3,3,3-ヘ キ サ フ ル オ ロ -2-プ ロ ピ
ル チ オ 基 、 1,1,1,3,3,3-ヘ キ サ フ ル オ ロ -2-ク ロ ロ -2-プ ロ ピ ル チ オ 基 、 2,2,3,3,3-ペ ン タ
フ ル オ ロ プ ロ ピ ル チ オ 基 、 ヘ プ タ フ ル オ ロ イ ソ プ ロ ピ ル チ オ 基 、 ヘ プ タ フ ル オ ロ -n-プ ロ
ピ ル チ オ 基 、 4-フ ル オ ロ ブ チ ル チ オ 基 、 4,4,4-ト リ フ ル オ ロ ブ チ ル チ オ 基 、 ノ ナ フ ル オ ロ
-n-ブ チ ル チ オ 基 、 ノ ナ フ ル オ ロ -2-ブ チ ル チ オ 基 が 挙 げ ら れ る 。
R6で 示 さ れ る ア ル コ キ シ メ チ ル 基 と し て は 、 例 え ば 、 メ ト キ シ メ チ ル 基 や 、 エ ト キ シ
メ チ ル 基 、 n-プ ロ ポ キ シ メ チ ル 基 、 イ ソ プ ロ ポ キ シ メ チ ル 基 、 n-ブ ト キ シ メ チ ル 基 、 イ ソ
ブ ト キ シ メ チ ル 基 、 sec-ブ ト キ シ メ チ ル 基 、 tert-ブ ト キ シ メ チ ル 基 が 挙 げ ら れ る 。
本 発 明 の 化 合 物 は 、 文 献 未 記 載 の 新 規 化 合 物 で あ り 、 例 え ば 、 公 知 の 出 発 化 合 物 か ら 、
下 記 反 応 式 に 従 っ て 製 造 す る こ と が で き る 。
【 0 0 2 2 】
反 応 式
【 0 0 2 3 】
(式 中 、 R1、 R
2、 R
3、 R
4、 R
5お よ び R
6は 、 前 記 式 [ I] で 定 義 し た 通 り で あ る 。 )
一 般 式 [ II] で 表 さ れ る 2-ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 と 、 一 般 式 [ III] で 表 さ
れ る ア シ ル ク ロ リ ド 誘 導 体 と を 塩 基 存 在 下 、 不 活 性 溶 媒 中 反 応 さ せ る こ と に よ り 一 般 式 [
I ] で 表 さ れ る 本 発 明 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 を 製 造 す る こ と が で き
る 。
こ こ で 、 化 合 物 [ II] は W O2014/006945等 の 方 法 で 合 成 で き る 化 合 物 で あ り 、 化 合 物 [II
I]は 、 市 販 さ れ て い る 化 合 物 も し く は 当 業 者 で あ れ ば 市 販 の 化 合 物 か ら 直 ち に 合 成 で き る
化 合 物 で あ る 。
本 反 応 に お け る 反 応 温 度 は 、 通 常 -20℃ ~ 120℃ 、 好 ま し く は 20℃ ~ 100℃ の 範 囲 で 、 反
応 時 間 は 、 通 常 0.2時 間 ~ 24時 間 、 好 ま し く は 0.5時 間 ~ 5時 間 の 範 囲 で 行 な わ れ る 。 一 般
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式 [ III] で 表 さ れ る ア シ ル ク ロ リ ド 誘 導 体 は 、 一 般 式 [ II] で 表 さ れ る 2-ア ミ ノ ニ コ チ
ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 に 対 し て 通 常 1~ 5倍 モ ル 、 好 ま し く は 1~ 2倍 モ ル の 範 囲 で 使 用 さ れ る
。
【 0 0 2 4 】
塩 基 と し て は 、 例 え ば 、 水 酸 化 ナ ト リ ウ ム や 、 水 酸 化 カ リ ウ ム 、 炭 酸 ナ ト リ ウ ム 、 炭 酸
カ リ ウ ム 、 炭 酸 水 素 ナ ト リ ウ ム 、 炭 酸 水 素 カ リ ウ ム 等 の 無 機 塩 基 類 ; 酢 酸 ナ ト リ ウ ム 、 酢
酸 カ リ ウ ム 等 の 酢 酸 塩 類 ; カ リ ウ ム -t-ブ ト キ シ ド 、 ナ ト リ ウ ム メ ト キ シ ド 、 ナ ト リ ウ ム
エ ト キ シ ド 等 の 金 属 ア ル コ キ シ ド 類 ; ト リ エ チ ル ア ミ ン 、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン 、
1,8-ジ ア ザ ビ シ ク ロ [ 5,4,0] ウ ン デ ッ ク -7-エ ン 等 の 第 三 級 ア ミ ン 類 ; ピ リ ジ ン 、 ジ メ チ
ル ア ミ ノ ピ リ ジ ン 等 の 含 窒 素 芳 香 族 化 合 物 等 を 挙 げ る こ と が で き る 。 塩 基 の 量 は 一 般 式 [
II] で 表 さ れ る 2-ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 に 対 し て 通 常 1~ 10倍 モ ル 、 好 ま し く
は 1~ 2倍 モ ル の 範 囲 で 使 用 さ れ る 。
本 反 応 は 溶 媒 を 使 用 し て も 使 用 し な く て も 良 い が 、 使 用 で き る 溶 媒 と し て は 、 本 反 応 を
著 し く 阻 害 し な い も の で あ れ ば 良 く 、 例 え ば 、 ジ メ チ ル エ ー テ ル 、 ジ エ チ ル エ ー テ ル 、 ジ
イ ソ プ ロ ピ ル エ ー テ ル 、 ジ ブ チ ル エ ー テ ル 、 テ ト ラ ヒ ド ロ フ ラ ン 、 ジ オ キ サ ン 等 の 鎖 状 又
は 環 状 エ ー テ ル 類 ; ベ ン ゼ ン 、 ト ル エ ン 、 キ シ レ ン 等 の 芳 香 族 炭 化 水 素 類 ; 塩 化 メ チ レ ン
、 ク ロ ロ ホ ル ム 、 四 塩 化 炭 素 等 の ハ ロ ゲ ン 化 炭 化 水 素 類 ; ア セ ト ニ ト リ ル 等 の ニ ト リ ル 類
; 酢 酸 メ チ ル 、 酢 酸 エ チ ル 、 酢 酸 ブ チ ル 等 の エ ス テ ル 類 ; N,N-ジ メ チ ル ホ ル ム ア ミ ド 、 N,
N-ジ メ チ ル ア セ ト ア ミ ド 、 ジ メ チ ル ス ル ホ キ シ ド 、 1,3-ジ メ チ ル -2-イ ミ ダ ゾ リ ジ ノ ン 等
の 極 性 溶 媒 を 挙 げ る こ と が で き 、 こ れ ら の 不 活 性 溶 媒 は 単 独 で 又 は 2種 類 以 上 混 合 し て 使
用 す る こ と が で き る 。
反 応 後 、 目 的 物 は 、 当 該 目 的 物 を 含 む 反 応 系 か ら 常 法 に よ り 単 離 す れ ば 良 く 、 必 要 に 応
じ て 再 結 晶 、 カ ラ ム ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 等 で 精 製 す る こ と に よ り 目 的 物 を 製 造 す る こ と が
で き る 。
【 0 0 2 5 】
本 発 明 の 化 合 物 は 、 果 樹 類 例 え ば 、 ア ボ カ ド 、 あ ん ず 、 い ち じ く 、 い よ か ん 、 う め 、 温
州 み か ん 、 お う と う 、 か き 、 か ぼ す 、 キ ウ イ フ ル ー ツ 、 す も も 、 西 洋 な し 、 た ん か ん 、 で
こ ぽ ん 、 な し 、 な つ み か ん 、 ネ ク タ リ ン 、 は っ さ く 、 パ パ イ ア 、 び わ 、 ぶ ど う 、 ぶ ん た ん
、 マ ン ゴ ー 、 も も 、 ゆ ず 、 り ん ご 、 レ モ ン 等 : 穀 類 例 え ば 、 大 麦 、 小 麦 、 水 稲 、 と う も ろ
こ し 、 ハ ト 麦 、 ラ イ 麦 、 陸 稲 等 : い も 類 例 え ば 、 か ん し ょ 、 ば れ い し ょ 、 さ と い も 、 や ま
の い も 等 : 野 菜 類 例 え ば 、 あ ず き 、 い ち ご 、 い ん げ ん ま め 、 え ん ど う ま め 、 オ ク ラ 、 か ぶ
、 か ぼ ち ゃ 、 キ ャ ベ ツ 、 き ゅ う り 、 ご ぼ う 、 さ さ げ 、 し ろ う り 、 す い か 、 セ ル リ ー 、 そ ら
ま め 、 だ い こ ん 、 だ い ず 、 た ま ね ぎ 、 て ん さ い 、 と う が ら し 、 と う が ん 、 ト マ ト 、 な す 、
に が う り 、 に ん じ ん 、 ね ぎ 、 は く さ い 、 パ セ リ ー 、 ピ ー マ ン 、 へ ち ま 、 メ ロ ン 、 レ タ ス 等
: 特 用 作 物 例 え ば 、 さ と う き び 、 芝 、 た ば こ 、 茶 、 な た ね 、 ポ ッ プ 等 : 花 卉 類 例 え ば 、 あ
じ さ い 、 カ ー ネ ー シ ョ ン 、 ガ ー ベ ラ 、 ガ ザ ニ ア 、 き く 、 キ ン ギ ョ ソ ウ 、 キ ン セ ン カ 、 サ ル
ビ ア 、 宿 根 カ ス ミ ソ ウ 、 ス イ ー ト ピ ー 、 ス タ ー チ ス 、 セ ン ト ポ ー リ ア 、 ダ リ ア 、 チ モ シ ー
、 デ ル フ ェ ニ ウ ム 、 ト ル コ ギ キ ョ ウ 、 バ ー ベ ナ 、 ひ ま わ り 、 ば ら 類 、 ベ ゴ ニ ア 、 ペ チ ュ ニ
ア 、 ポ イ ン セ チ ア 、 ラ イ ラ ッ ク 、 り ん ど う 、 ロ ー ズ マ リ ー 等 : 樹 木 類 例 え ば 、 あ か し あ 類
、 か え で 、 か し 類 、 か つ ら 、 き り 、 け や き 、 さ く ら 類 、 し い の き 類 、 つ つ じ 類 、 つ ば き 類
、 な ら 類 、 は ん の き 類 、 や な ぎ 類 の 病 害 を 防 除 す る た め に 使 用 で き る 。
【 0 0 2 6 】
対 象 と す る 病 害 と し て は 、 植 物 寄 生 性 の 糸 状 菌 、 細 菌 お よ び 放 線 菌 類 が 挙 げ ら れ 、 具 体
的 に は 、 稲 の い も ち 病 (Pyricularia oryzae)、 ご ま 葉 枯 病 (Cochliobolus miyabeanus)、
紋 枯 病 (Rizoctonia solani)、 も み 枯 細 菌 病 ( Burcholderia glumae) 、 白 葉 枯 病 ( Xantho
monas oryzae pv. oryzae) 、 褐 条 病 ( Acidovorax avenae subsp. avenae) 、 内 頴 褐 変 病
( Erinia ananas) 、 葉 梢 褐 変 病 ( Pseudomonas fuscovaginae) 、 立 枯 細 菌 病 ( Burkholde
ria plantarii) 等 ; 麦 類 の う ど ん こ 病 (Erysiphe graminis)、 赤 か び 病 (Gibberella zeae
)、 赤 さ び 病 (Puccinia striiformis, P. graminis, P. recondita, P. hordei)、 雪 腐 病 (
Typhula sp., Micronectriella nivalis)、 裸 黒 穂 病 (Ustilago tritici , U. nuda)、 な ま
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ぐ さ 黒 穂 病 (Tilletia caries)、 眼 紋 病 (Pseudocercosporella herpotrichoides)、 雲 形 病
(Rhynchosporium secalis)、 葉 枯 病 (Septoria trit ici)、 ふ 枯 病 (Leptosphaeria nodorum
)、 網 斑 病 (Pyrenophora teres)、 ひ ょ う も ん 病 (Helminthosporium zonatum Ikata)、 黒 節
病 ( Pseudomonas syringae pv. japonica) 等 ; か ん き つ 類 の 黒 点 病 (Diaporthe citri)、
そ う か 病 (Elsinoe fawcetti)、 果 実 腐 敗 病 (Penicill ium digitatum, P. italicum)、 褐 色
腐 敗 病 (Phytophthora citrophthora, P. nicotianae)、 黒 星 病 (Phyllosticta citricarpa
)、 か い よ う 病 ( Xanthomonas campestris pv. citri) 等 ; り ん ご の モ ニ リ ア 病 (Monilini
a mali)、 腐 ら ん 病 (Valsa mali)、 う ど ん こ 病 (Podosphaera leucotricha)、 斑 点 落 葉 病 (A
lternaria mali)、 黒 星 病 (Venturia inaequalis)、 黒 点 病 (Mycospherella pomi)、 炭 疽 病
(Colletotrichum acutatum)、 輪 紋 病 (Botryosphaeria berengeriana)、 赤 星 病 (Gymnospor
angium yamadae)、 灰 星 病 (Monilinia fructicola)等 ; な し の 黒 星 病 (Venturia nashicola
, V. pirina)、 黒 斑 病 (Alternaria kikuchiana)、 赤 星 病 (Gymnosporangium haraeanum)、
灰 星 病 (Monilinia fructigena)等 ; も も の 灰 星 病 (Monilinia fructicola)、 黒 星 病 (Clado
sporium carpophilum)、 フ ォ モ プ シ ス 腐 敗 病 (Phomopsis sp.)、 せ ん 孔 細 菌 病 ( Xanthomon
as campestris pv. pruni) 等 ; ぶ ど う の 黒 痘 病 (Elsinoe ampelina)、 晩 腐 病 (Colletotri
chum acutatum)、 う ど ん こ 病 (Uncinula necator)、 さ び 病 (Phakopsora ampelopsidis)、
ブ ラ ッ ク ロ ッ ト 病 (Guignardia bidwellii)、 べ と 病 (Plasmopara viticola)、 灰 星 病 (Moni
linia fructigena)、 黒 星 病 (Cladosporium viticolum)、 灰 色 か び 病 (Botrytis cinerea)
、 根 頭 が ん し ゅ 細 菌 病 ( Agrobacterium vitis) 等 ; か き の 炭 疽 病 (Gloeosporium kaki)、
落 葉 病 (Cercospora kaki, Mycoshaerella nawae)等 ;
【 0 0 2 7 】
だ い ず の 紫 斑 病 (Cercospora kikuchii)、 黒 痘 病 (Elsinoe glycines)、 黒 点 病 (Diaporthe
phaseolorum var. sojae)、 斑 点 細 菌 病 ( Pseudomonas savastanoi pv. glycinea) 、 葉 焼
病 ( Xanthomonas campestris pv. glycines) 等 ; い ん げ ん ま め の 炭 疽 病 (Colletotrichum
lindemthianum)、 か さ 枯 病 ( Pseudomonas savastanoi pv. phaseolicola) 、 葉 焼 病 ( Xa
nthomonas campestris pv. phaseoli) 等 ; ら っ か せ い の 黒 渋 病 (Cercospora personata)
、 褐 斑 病 (Cercospora arachidicola)等 ; え ん ど う ま め の う ど ん こ 病 (Erysiphe pisi)等 ;
う り 類 の 炭 疽 病 (Colletotrichum lagenarium)、 う ど ん こ 病 (Sphaerotheca fuliginea, O
idiopsis taurica)、 つ る 枯 病 (Didymella bryoniae)、 つ る 割 病 (Fusarium oxysporum)、
べ と 病 (Pseudoperonospora cubensis)、 疫 病 (Phytophthora sp.)、 苗 立 枯 病 (Pythium sp.
)、 斑 点 細 菌 病 ( Pseudomonas syringae pv. lachrymans) 、 褐 斑 細 菌 病 ( Xanthomonas ca
mpestris pv. cucuribitae) 等 ; ト マ ト の 輪 紋 病 (Alternaria solani)、 葉 か び 病 (Clados
porium fulvum)、 疫 病 (Phytophthora infestans)、 青 枯 病 ( Ralstonia solanacearum) 、
か い よ う 病 ( Clavibacter michiganense subsp. michiganense) 、 茎 壊 疽 病 ( Pseudomona
s corrugata) 、 軟 腐 病 ( Erwinia carotovora subsp. carotovora) 等 ; な す の 褐 紋 病 (Ph
omopsis vexans)、 う ど ん こ 病 (Erysiphe cichoracearum) 、 青 枯 病 ( Ralstonia colanace
arum) 等 ; あ ぶ ら な 科 野 菜 の 黒 斑 病 (Alternaria japonica)、 白 斑 病 (Cercosporella bras
sicae)、 黒 腐 病 ( Xanthomonas campestris pv. campestris) 、 軟 腐 病 ( Erwinia carotov
ora subsp. carotovora) 、 腐 敗 病 ( Pseudomonas syringae pv. marginalis) 等 ; ね ぎ の
さ び 病 (Puccinia allii)等 ; ば れ い し ょ の 夏 疫 病 (Alternaria solani)、 疫 病 (Phytophtho
ra infestans)、 葉 腐 病 菌 ( Rhizoctonia solani) 、 軟 腐 病 ( Erwinia carotovora subsp.
carotovora) 、 黒 脚 病 ( Erwinia carotovora subsp. atroseptica) 、 青 枯 病 ( Ralstoni
a colanacearum) 、 そ う か 病 ( Streptomyces scabies, Streptomyces acidiscabies) 等
; い ち ご の う ど ん こ 病 (Sphaerotheca humuli)、 青 枯 病 ( Ralstonia colanacearum) 芽 枯
細 菌 病 ( Pseudomonas marginalis pv. marginalis) 、 角 斑 細 菌 病 ( Xanthomonas campest
ris, Xanthomonas fragariae) 等 ; 茶 の 網 も ち 病 (Exobasidium reticulatum)、 白 星 病 (El
sinoe leucospila)、 赤 焼 病 ( Pseudomonas syringae pv. theae) 、 立 枯 病 ( Ralstonia s
olanacearum) 、 か い よ う 病 ( Xanthomonas campestris pv. theicola) 等 ; た ば こ の 赤 星
病 (Alternaria longipes)、 う ど ん こ 病 (Erysiphe cichoracearum)、 炭 疽 病 (Colletotrich
um tabacum)、 べ と 病 (Peronospora tabacina)、 疫 病 (Phytophthora nicotianae)、 空 洞 病
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( Erwinia carotovora subsp. carotovora) 等 ; て ん さ い の 褐 斑 病 (Cercospora beticol
a)、 苗 立 枯 れ 病 (Aphanomyces cochliodes)等 ; に ん じ ん の 黒 葉 枯 病 ( Alternaria dauci)
、 こ ぶ 病 ( Rhizobacter dauci) 、 ス ト レ プ ト ミ セ ス そ う か 病 ( Streptomyces scabies)
、 ば ら の 黒 星 病 (Diplocarpon rosae)、 う ど ん こ 病 (Sphaerotheca pannosa)、 根 頭 が ん し
ゅ 病 ( Agrobacterium tumefaciens) 等 ; き く の 褐 斑 病 (Septoria chrysanthemi-indici)
、 白 さ び 病 (Puccinia horiana)、 根 頭 が ん し ゅ 病 ( Agrobacterium tumefaciens) 等 ; 種
々 の 作 物 の 灰 色 か び 病 (Botrytis cinerea)、 菌 核 病 (Sclerotinia sclerotiorum) 等 が 挙
げ ら れ る が 、 限 ら ず し も こ こ に 記 載 し た 菌 類 に 限 定 さ れ る も の で は な い 。
【 0 0 2 8 】
本 発 明 の 化 合 物 は 、 当 業 界 で 汎 用 さ れ る 農 薬 補 助 剤 を 用 い て 製 造 し た 組 成 物 の 形 態 で 、
ま た 、 各 種 の 剤 型 で 、 農 園 芸 用 殺 菌 剤 と し て 使 用 す る こ と が で き る 。 農 園 芸 用 殺 菌 剤 の 形
態 は 、 特 に 限 定 さ れ な い が 、 例 え ば 、 乳 剤 や 、 水 和 剤 、 顆 粒 水 和 剤 、 水 溶 剤 、 液 剤 、 粉 剤
、 フ ロ ア ブ ル 剤 、 ド ラ イ フ ロ ア ブ ル 剤 、 細 粒 剤 、 粒 剤 、 錠 剤 、 油 剤 、 噴 霧 剤 、 煙 霧 剤 等 の
形 態 と す る こ と が 好 適 で あ る 。 上 記 の 化 合 物 の 1 種 又 は 2 種 以 上 を 有 効 成 分 と し て 配 合 す
る こ と が で き る 。
【 0 0 2 9 】
上 記 の 農 園 芸 用 殺 菌 剤 を 製 造 す る た め に 用 い ら れ る 農 薬 補 助 剤 は 、 例 え ば 、 農 園 芸 用 殺
菌 剤 の 効 果 の 向 上 、 安 定 化 、 分 散 性 の 向 上 等 の 目 的 で 使 用 す る こ と が で き る 。 例 え ば 、 担
体 ( 希 釈 剤 ) や 、 展 着 剤 、 乳 化 剤 、 湿 展 剤 、 分 散 剤 、 崩 壊 剤 等 を 用 い る こ と が で き る 。 液
体 担 体 と し て は 、 水 や 、 ト ル エ ン 、 キ シ レ ン 等 の 芳 香 族 炭 化 水 素 、 メ タ ノ ー ル 、 ブ タ ノ ー
ル 、 グ リ コ ー ル 等 の ア ル コ ー ル 類 、 ア セ ト ン 等 の ケ ト ン 類 、 ジ メ チ ル ホ ル ム ア ミ ド 等 の ア
ミ ド 類 、 ジ メ チ ル ス ル ホ キ シ ド 等 の ス ル ホ キ シ ド 類 、 メ チ ル ナ フ タ レ ン 、 シ ク ロ ヘ キ サ ン
、 動 植 物 油 、 脂 肪 酸 等 を 挙 げ る こ と が で き る 。 ま た 、 固 体 担 体 と し て は 、 ク レ ー や 、 カ オ
リ ナ イ ト 、 タ ル ク 、 珪 藻 土 、 シ リ カ 、 炭 酸 カ ル シ ウ ム 、 モ ン モ リ ロ ナ イ ト 、 ベ ン ト ナ イ ト
、 長 石 、 石 英 、 ア ル ミ ナ 、 鋸 屑 、 ニ ト ロ セ ル ロ ー ス 、 デ ン プ ン 、 ア ラ ビ ア ゴ ム 等 を 用 い る
こ と が で き る 。
【 0 0 3 0 】
乳 化 剤 や 、 分 散 剤 と し て は 、 通 常 の 界 面 活 性 剤 を 使 用 す る こ と が 出 来 、 例 え ば 、 高 級 ア
ル コ ー ル 硫 酸 ナ ト リ ウ ム や 、 ス テ ア リ ル ト リ メ チ ル ア ン モ ニ ウ ム ク ロ リ ド 、 ポ リ オ キ シ エ
チ レ ン ア ル キ ル フ ェ ニ ル エ ー テ ル 、 ラ ウ リ ル ベ タ イ ン 等 の 陰 イ オ ン 系 界 面 活 性 剤 、 陽 イ オ
ン 界 面 活 性 剤 、 非 イ オ ン 系 界 面 活 性 剤 、 両 イ オ ン 系 界 面 活 性 剤 等 を 用 い る こ と が 出 来 る 。
ま た 、 展 着 剤 ; ジ ア ル キ ル ス ル ホ サ ク シ ネ ー ト 等 の 湿 展 剤 ; カ ル ボ キ シ メ チ ル セ ル ロ ー ス
、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 等 の 固 着 剤 ; リ グ ニ ン ス ル ホ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 、 ラ ウ リ ル 硫 酸 ナ ト
リ ウ ム 等 の 崩 壊 剤 等 を 用 い る こ と が で き る 。
本 発 明 の 農 園 芸 用 殺 菌 剤 に お け る 、 有 効 成 分 と し て の 本 発 明 の 化 合 物 の 含 有 量 は 、 例 え
ば 、 0.01~ 99.5%で あ り 、 好 ま し く は 、 0.5~ 90% の 範 囲 か ら 選 ば れ 、 製 剤 形 態 、 施 用 方 法
等 の 種 々 の 条 件 に よ り 適 宜 決 定 す れ ば よ い が 、 例 え ば 、 粉 剤 で は 、 約 0.5~ 20質 量 %程 度 、
好 ま し く は 、 1~ 10質 量 %、 水 和 剤 で は 、 約 1~ 90質 量 %程 度 、 好 ま し く は 、 10~ 80質 量 %、
乳 剤 で は 、 約 1~ 90質 量 %程 度 、 好 ま し く は 、 10~ 40質 量 %の 有 効 成 分 を 含 有 す る よ う に 製
造 す る こ と が で き る 。
【 0 0 3 1 】
例 え ば 、 乳 剤 の 場 合 、 有 効 成 分 で あ る 本 発 明 の 化 合 物 に 対 し て 、 溶 剤 及 び 界 面 活 性 剤 を
混 合 し て 原 液 の 乳 剤 を 製 造 す る こ と が で き 、 更 に 、 こ の 原 液 を 使 用 に 際 し て 所 定 濃 度 ま で
水 で 希 釈 し て 施 用 す る こ と が で き る 。 水 和 剤 の 場 合 、 有 効 成 分 の 本 発 明 の 化 合 物 、 固 形 担
体 、 及 び 界 面 活 性 剤 を 混 合 し て 原 液 を 製 造 し 、 更 に 、 こ の 原 液 を 使 用 に 際 し て 所 定 濃 度 ま
で 水 で 希 釈 し て 施 用 す る こ と が で き る 。 粉 剤 の 場 合 、 有 効 成 分 で あ る 本 発 明 の 化 合 物 、 固
形 担 体 等 を 混 合 し て 、 そ の ま ま 施 用 す る こ と が で き 、 粒 剤 の 場 合 に は 、 有 効 成 分 と し て の
本 発 明 の 化 合 物 、 固 形 担 体 、 及 び 界 面 活 性 剤 等 を 混 合 し て 造 粒 す る こ と に よ り 製 造 し 、 そ
の ま ま 施 用 す る こ と が で き る 。 も っ と も 、 上 記 の 各 製 剤 形 態 の 製 造 方 法 は 上 記 の も の に 限
定 さ れ る こ と は な く 、 有 効 成 分 の 種 類 や 施 用 目 的 等 に 応 じ て 当 業 者 が 適 宜 選 択 す る こ と が
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で き る も の で あ る 。
【 0 0 3 2 】
本 発 明 の 農 園 芸 用 殺 菌 剤 に は 、 有 効 成 分 で あ る 本 発 明 の 化 合 物 以 外 に 、 他 の 殺 菌 剤 、 殺
虫 剤 、 殺 ダ ニ 剤 、 除 草 剤 、 植 物 生 育 調 整 剤 、 肥 料 、 土 壌 改 良 剤 等 の 任 意 の 有 効 成 分 を 配 合
し て も よ い 。 本 発 明 の 殺 菌 剤 の 施 用 方 法 は 特 に 限 定 さ れ る も の で は な く 、 茎 葉 散 布 、 土 壌
処 理 、 施 設 内 で の く ん 煙 、 く ん 茎 等 の い ず れ の 方 法 で も 施 用 す る こ と が で き る 。 例 え ば 、
茎 葉 散 布 の 場 合 、 例 え ば 、 5~ 1000ppm、 好 ま し く は 、 10~ 500ppmの 濃 度 範 囲 の 溶 液 を 、 10
ア ー ル 当 た り 、 例 え ば 、 50~ 700リ ッ ト ル 程 度 の 施 用 量 で 用 い る こ と が で き る 。 土 壌 処 理
の 場 合 、 5~ 1000ppmの 濃 度 範 囲 の 溶 液 を 1 m2当 た り 、 0.1~ 1リ ッ ト ル 程 度 の 施 用 量 で 用
い る こ と が で き る 。
【 実 施 例 】
【 0 0 3 3 】
以 下 、 本 発 明 に つ い て 、 更 に 、 実 施 例 、 製 剤 例 及 び 試 験 例 を 使 用 し て 、 詳 し く 説 明 す る
が 、 本 発 明 の 範 囲 は こ れ ら の 実 施 例 、 製 剤 例 及 び 試 験 例 に よ っ て 何 ら 限 定 さ れ る も の で は
な い 。
【 0 0 3 4 】
< 実 施 例 1 > 2-ア セ チ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 -4-フ ェ ノ キ シ ベ ン ジ ル の 合 成
2-ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 -4-フ ェ ノ キ シ ベ ン ジ ル 0.180gを ト ル エ ン に 溶 解 し 、 塩 化 ア セ チ ル 0
.074gと ト リ エ チ ル ア ミ ン 0.109gを 加 え 、 90℃ で 2時 間 加 熱 撹 拌 し た 。 室 温 に 冷 却 後 、 酢 酸
エ チ ル で 抽 出 し 、 水 層 を 更 に 酢 酸 エ チ ル で 抽 出 し た 。 有 機 層 を 合 わ せ て 、 無 水 硫 酸 ナ ト リ
ウ ム で 乾 燥 し た 。 減 圧 下 濃 縮 し 、 得 ら れ た 残 渣 を シ リ カ ゲ ル カ ラ ム ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー で
精 製 す る こ と に よ り 、 2-ア セ チ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 -4-フ ェ ノ キ シ ベ ン ジ ル 0.155g(本 発 明
化 合 物 No.1)を 得 た 。
ま た 、 同 様 に し て 、 本 発 明 の 化 合 物 No.2~ 50を 合 成 し た 。 以 下 の 表 1 に は 、 製 造 さ れ た
本 発 明 の 化 合 物 を 記 載 す る 。
【 0 0 3 5 】
表 1
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-
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【 0 0 3 6 】
以 下 の 化 合 物 に つ い て 、 N M R の 解 析 デ ー タ を 示 す 。
化 合 物 1)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.40(3H,s)、 5.34(2H,s)、 6.85(1H,d)、 7.01-7.06(5H,m)、 7.12(1H
,t)、 7.32-7.41(4H,m)、 8.32(1H,d)、 8.58(1H,d)、 10.73(1H,br)
化 合 物 2)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.48(3H,s)、 2.55(3H,s)、 5.32(2H,s)、 6.85(1H,d)、 7.00-7.05(4H
,m)、 7.14(1H,t)、 7.33-7.41(4H,m)、 8.20(1H,d)、 10.63(1H,br)
化 合 物 4)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.61(3H,s)、 3.67(3H,s)、 5.28(2H,s)、 6.99-7.02(4H,m)、 7.15(1H
,t)、 7.28-7.40(6H,m)、 8.34(1H,d)
化 合 物 25)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.39(3H,s)、 2.51(3H,s)、 2.59(3H,s)、 5.30(2H,s)、 6.86(1H,d)、
6.91-7.01(4H,m)、 7.19(2H,d)、 7.40(2H,d)、 8.20(1H,d)、 10.62(1H,br)
化 合 物 44)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 3.59(3H,s)、 4.17(2H,s)、 5.37(2H,s)、 7.00-7.03(4H,m)、 7.06-7.
14(2H,m)、 7.32-7.41(4H,m)、 8.36(1H,d)、 8.65(1H,d)、 11.58(1H,br)
化 合 物 45)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.60(3H,s)、 3.57(3H,s)、 4.18(2H,s)、 5.33(2H,s)、 6.91(1H,d)、
6.99-7.02(4H,m)、 7.13(1H,t)、 7.32-7.41(4H,m)、 8.20(1H,d)、 11.36(1H,br)
化 合 物 49)1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.61(3H,s)、 5.33(2H,s)、 6.94(1H,d)、 6.95-7.20(7H,m)、 7.26-7.
33(5H,m)、 7.95(2H,d)、 8.20(1H,d)、 11.55(1H,br)
化 合 物 50)
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1H-N M R(CDCl 3 )δ ppm: 2.63(3H,s)、 5.35(2H,s)、 6.95(1H,d)、 7.01-7.17(10H,m)、 7.20(1
H,t)、 7.32-7.42(6H,m)、 8.02(2H,d), 8.23(1H,d)、 11.60(1H,br)
【 0 0 3 7 】
次 に 製 剤 例 を 示 す 。 な お 、 部 は 質 量 部 を 表 す 。
【 0 0 3 8 】
製 剤 例 1 乳 剤
本 発 明 の 化 合 物 (10部 )、 キ シ レ ン (60部 )、 N - メ チ ル - 2 - ピ ロ リ ド ン (20部 )及 び ソ ル
ポ ー ル 3005X (非 イ オ ン 性 界 面 活 性 剤 と ア ニ オ ン 性 界 面 活 性 剤 の 混 合 物 、 東 邦 化 学 工 業 株
式 会 社 、 商 品 名 )(10部 )を 均 一 に 混 合 溶 解 し て 、 乳 剤 を 得 た 。
【 0 0 3 9 】
製 剤 例 2 水 和 剤 - 1
本 発 明 の 化 合 物 (20部 )、 ニ ッ プ シ ー ル NS-K(ホ ワ イ ト カ ー ボ ン 、 東 ソ ー ・ シ リ カ 株 式 会
社 、 商 品 名 )(20部 )、 カ オ リ ン ク レ ー (カ オ リ ナ イ ト 、 竹 原 化 学 工 業 株 式 会 社 、 商 品 名 )(50
部 )、 サ ン エ キ ス P - 2 5 2 (リ グ ニ ン ス ル ホ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 、 日 本 製 紙 ケ ミ カ ル 株 式 会 社
、 商 品 名 )(5部 )及 び ル ノ ッ ク ス P - 65L(ア ル キ ル ア リ ル ス ル ホ ン 酸 塩 、 東 邦 化 学 工 業 株 式
会 社 、 商 品 名 )(5部 )を エ ア ー ミ ル に て 均 一 に 混 合 粉 砕 し て 、 水 和 剤 を 得 た 。
【 0 0 4 0 】
製 剤 例 3 水 和 剤 - 2
本 発 明 の 化 合 物 (20部 )、 ニ ッ プ シ ー ル NS-K(20部 )、 カ オ リ ン ク レ ー (50部 )、 ル ノ ッ ク ス
1000C(ナ フ タ レ ン ス ル ホ ン 酸 塩 縮 合 物 、 東 邦 化 学 工 業 株 式 会 社 、 商 品 名 )(5部 )及 び ソ ル ポ
ー ル 5276(非 イ オ ン 性 界 面 活 性 剤 、 東 邦 化 学 工 業 株 式 会 社 、 商 品 名 )(5部 )を エ ア ー ミ ル に
て 均 一 に 混 合 粉 砕 し て 、 水 和 剤 を 得 た 。
【 0 0 4 1 】
製 剤 例 4 フ ロ ア ブ ル 剤 - 1
予 め 混 合 し て お い た プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル (5部 )、 ソ ル ポ ー ル 7933(ア ニ オ ン 性 界 面 活 性
剤 、 東 邦 化 学 工 業 株 式 会 社 、 商 品 名 )(5部 )、 水 (50部 )に 本 発 明 の 化 合 物 (20部 )を 分 散 さ せ
、 ス ラ リ ー 状 混 合 物 と し 、 次 に こ の ス ラ リ ー 状 混 合 物 を 、 ダ イ ノ ミ ル ( シ ン マ ル エ ン タ ー
プ ラ イ ゼ ス 社 ) で 湿 式 粉 砕 し た 後 、 予 め キ サ ン タ ン ガ ム (0.2部 )を 水 (19.8部 )に よ く 混 合
分 散 さ せ た も の を 添 加 し 、 フ ロ ア ブ ル 剤 を 得 た 。
【 0 0 4 2 】
製 剤 例 5 フ ロ ア ブ ル 剤 - 2
本 発 明 の 化 合 物 (20部 )、 ニ ュ ー カ ル ゲ ン FS-26(ジ オ ク チ ル ス ル ホ サ ク シ ネ ー ト と ポ リ オ
キ シ エ チ レ ン ト リ ス チ リ ル フ ェ ニ ル エ ー テ ル の 混 合 物 、 竹 本 油 脂 株 式 会 社 、 商 品 名 )(5部 )
、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル (8部 )、 水 (50部 )を 予 め 混 合 し て お き 、 こ の ス ラ リ ー 状 混 合 物 を
、 ダ イ ノ ミ ル ( シ ン マ ル エ ン タ ー プ ラ イ ゼ ス 社 ) で 湿 式 粉 砕 し た 。 次 に キ サ ン タ ン ガ ム (0
.2部 )を 水 (16.8部 )に よ く 混 合 分 散 さ せ ゲ ル 状 物 を 作 成 し 、 粉 砕 し た ス ラ リ ー と 十 分 に 混
合 し て 、 フ ロ ア ブ ル 剤 を 得 た 。
【 0 0 4 3 】
次 に 、 本 発 明 の 化 合 物 が 殺 菌 剤 の 有 効 成 分 と し て 有 用 で あ る こ と を 試 験 例 に よ り 示 す 。
な お 、 本 発 明 の 化 合 物 は 、 表 1に 記 載 の 化 合 物 番 号 で 示 し 、 比 較 対 照 に 用 い た 化 合 物 は 下
記 の 化 合 物 記 号 ( 特 許 文 献 3 の 実 施 例 に 記 載 の 化 合 物 ) で 示 す 。
化 合 物 A( 特 許 文 献 3 , 化 合 物 番 号 1 )
【 0 0 4 4 】
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-
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試 験 例 1: キ ュ ウ リ 灰 色 か び 病 に 対 す る 試 験
播 種 12日 後 の き ゅ う り ( 品 種 : 相 模 半 白 ) を 試 験 用 に 準 備 し た 。 こ の き ゅ う り の 葉 軸 を
2cm程 度 残 し て 子 葉 部 分 を 切 り 取 っ た 。 こ れ と は 別 に 32cm× 24cm× 4.5cm( た て × よ こ × 高
さ ) の プ ラ ス チ ッ ク ケ ー ス の 底 部 に 水 で 十 分 に 湿 ら せ た ペ ー パ ー タ オ ル を 敷 き 、 ペ ー パ ー
タ オ ル の 上 に 足 つ き の 網 を 置 い た も の を 準 備 し た 。 こ の 網 の 上 に 、 上 記 の 切 り 取 っ た 子 葉
部 分 を 、 葉 が 水 平 に な る よ う に 並 べ た 。 そ の 子 葉 の 中 心 部 に 、 キ ュ ウ リ 灰 色 か び 病 菌 ( Bo
trytis cinerea) の 胞 子 懸 濁 液 ( 1× 106 個 /ml) を 50 μ Lず つ 滴 下 し た 。 そ の 後 、 子 葉 の
上 に 直 径 6 m mの ペ ー パ ー デ ィ ス ク を 被 せ た 。 こ れ と は 別 に 、 上 記 製 剤 例 1 に 準 じ て 調 製 し
た 乳 剤 を 、 更 に 0.02%Tween20脱 塩 水 水 溶 液 で 希 釈 し て 所 定 濃 度 の 希 釈 液 を 調 製 し た 。 こ の
希 釈 液 を 、 ペ ー パ ー デ ィ ス ク の 上 か ら 50μ Lず つ 滴 下 し た 。 プ ラ ス チ ッ ク ケ ー ス に フ タ を
し て 20 ℃ 条 件 下 に 72時 間 置 い た 後 、 病 斑 直 径 を 測 定 し 下 記 の 式 に て キ ュ ウ リ 灰 色 か び 病
の 防 除 価 を 求 め た 。 結 果 を 表 2 に 示 す 。
【 0 0 4 5 】
防 除 価 ( % ) = [1 - ( 処 理 区 病 斑 直 径 / 無 処 理 区 病 斑 直 径 ) ] × 100
表 2
【 手 続 補 正 書 】
【 提 出 日 】 平 成 28年 12月 21日 (2016.12.21)
【 手 続 補 正 1 】
【 補 正 対 象 書 類 名 】 特 許 請 求 の 範 囲
【 補 正 対 象 項 目 名 】 全 文
【 補 正 方 法 】 変 更
【 補 正 の 内 容 】
【 特 許 請 求 の 範 囲 】
【 請 求 項 1 】
下 式 [ I ]
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-
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(式 中 、 R1は 、 水 素 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 を 示 し
、 R2は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 或 い は R
1と R
2は 互 い に 結 合 し
て 、
を 示 し 、 R3は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R
4は 、 水 素 原 子 、 シ ア ノ
基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア
ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ
ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ 基 、
ま た は フ ェ ニ ル チ オ 基 を 示 し 、 R6は 、 水 素 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ
ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ メ チ ル 基 ま た は
を 示 し 、 R7お よ び R
8は 、 各 々 独 立 し て 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ
ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ
ィ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ
ロ ア ル コ キ シ 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 を 示 し 、 R9は 、 水 素 原 子 ま た は C 1
~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R1 0お よ び R
1 1は 、 各 々 独 立 し て 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子
、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 を 示 し 、 R1 2は 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ
ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 ま た は フ ェ ノ キ シ 基 を 示 し 、 A
は C H ま た は 窒 素 原 子 を 示 す 。 )で 表 さ れ る 、 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体
。
【 請 求 項 2 】
R6が 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基
、 ま た は
で あ り 、 但 し 、
(a)R6
が C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る 場 合 、
( i) R1は 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( ii) R2は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( iii) R1と R
2は 互 い に 結 合 し て 、
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を 示 す か 、
( iv) R3は 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、
( v) R4は 、 シ ア ノ 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る か 、 ま た は
( vi) R5
は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ
基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ
基 、 ま た は フ ェ ニ ル チ オ 基 で あ る か 、 或 い は 、 オ ル ト 位 も し く は メ タ 位 に お け る
で あ る か 、 或 い は 、 パ ラ 位 に お け る
で あ っ て 、 R7お よ び R
8の う ち 少 な く と も 一 方 が 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル
基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル フ ィ
ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル ス ル ホ ニ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ
ア ル コ キ シ 基 も し く は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル チ オ 基 で あ る 基 、 で あ る か 、 或 い は 、 パ ラ
位 に お け る
で あ っ て 、 A が 窒 素 原 子 で あ る 基 、 で あ る か 、 或 い は
で あ り 、
(b)R6
が C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 で あ る 場 合 、 R1は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 で あ る 、 請 求
項 1 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 。
【 請 求 項 3 】
R5が 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、
C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ ル 基 、 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ
シ 基 で あ る 、 請 求 項 1 又 は 2 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 。
【 請 求 項 4 】
R1と R
2が 互 い に 結 合 し て 、
を 示 す 、 請 求 項 1 ~ 3 の い ず れ か 1 項 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体
。
【 請 求 項 5 】
請 求 項 1 ~ 4 の い ず れ か 1 項 に 記 載 の 2-ア シ ル ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ ス テ ル 誘 導 体 を 有 効
成 分 と し て 含 有 す る こ と を 特 徴 と す る 殺 菌 剤 。
【 請 求 項 6 】
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下 式 [ I I]
を 示 し 、 R3は 、 水 素 原 子 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R
4は 、 水 素 原 子 、 シ ア ノ
基 ま た は C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル 基 を 示 し 、 R5は 、 水 素 原 子 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 、 C 1 ~ C 4 の ア
ル キ ル 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル コ キ シ 基 、 C 1 ~ C 4 の ア ル キ ル チ オ 基 、 C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル キ
ル 基 ま た は C 1 ~ C 4 の ハ ロ ア ル コ キ シ 基 を 示 す 。 ) で 表 さ れ る 、 2 - ア ミ ノ ニ コ チ ン 酸 エ
ス テ ル 誘 導 体 。
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(23) JP WO2015/190601 A1 2015.12.17
【 国 際 調 査 報 告 】
-
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フロントページの続き
(81)指定国 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,T
J,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,R
O,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,
BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,H
N,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG
,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,
UA,UG,US
(74)代理人 100123777
弁理士 市川 さつき
(74)代理人 100111796
弁理士 服部 博信
(74)代理人 100162422
弁理士 志村 将
(72)発明者 相澤 亮
埼玉県所沢市下安松852 アグロカネショウ株式会社 所沢研究所内
(72)発明者 岡田 至
埼玉県所沢市下安松852 アグロカネショウ株式会社 所沢研究所内
(72)発明者 畠本 正浩
茨城県結城市結城9511-4 アグロカネショウ株式会社 結城研究所内
(72)発明者 福地 俊樹
茨城県結城市結城9511-4 アグロカネショウ株式会社 結城研究所内
Fターム(参考) 4C031 NA06
4C034 CB06
4C055 AA01 BA02 BA03 BA06 BA13 BA42 BA53 BB02 BB04 BB08
BB15 CA01 CA02 CA03 CA06 CA57 CB02 CB07 CB08 CB09
CB11 DA01 DA06 EA01 FA11 FA32
4H011 AA01 AA03 BB09 BC07 BC18 BC19 BC20 DA15 DA16 DH14
(注)この公表は、国際事務局(WIPO)により国際公開された公報を基に作成したものである。なおこの公表に
係る日本語特許出願(日本語実用新案登録出願)の国際公開の効果は、特許法第184条の10第1項(実用新案法
第48条の13第2項)により生ずるものであり、本掲載とは関係ありません。
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