TimeMachineGreen Hills Software 動的実行解析ツール

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TimeMachineは、Green Hills Software社製（GHS社）

統合開発環境MULTIを拡張し、バグ、性能の劣化や、

悪夢のようなテストの原因となる複雑なソフトウェア

の相互作用に起因する障害を解析するためのウインド

ウを提供します。わかりやすく情報を表示することで、

開発者は短時間でよりよいコードを作成し、トレース

データをすばやく検索することができます。

開発サイクルの全工程に利用

TimeMachineは、開発サイクルの全工程で利用可能です。

▲ TimeMachineの革新的な機能を利用することで、

短時間でバグを発見・修正し、開発期間を短縮す

ることができます。

▲ 強力なTimeMachineの性能解析ツールにより、シ

ステムのボトルネックを取り除き、スムーズにプ

ログラムの性能改善ができます。

▲ 先進的なTimeMachineのコードカバレッジツール

を使ってテストコードを検証することで、より完

全なテストが行えます。

TimeMachineデバッガのインターフェースは、時間を遡ってプログラムの逆実行やステップ実行、順方向に実行やステップ実行ができ、時系列で関数履歴を表示する先進的な解析ツールPathAnalyzerと統合されています。

利　点

▲ より早いバグ修正

先進のデバッグ機能とビジュアル化により、組込

みソフトウェア開発者は、バグの発見や修正をよ

り迅速に行うことができます。

▲ 容易な最適化

強力な実行解析ツールにより、開発したシステム

のチューニングを簡単に行うことができます。

▲ 信頼に基づくテスト

ユニークなコードカバレッジツールで、総合的な

システムテストを保証します。

もしも時を遡ることができるなら・・・

▲ 発見が難しいバグの原因に向かって過去に遡ること

ができます。

TimeMachineTMは、順方向と逆実行へのデバッグが

可能です。発見が難しいバグでさえも簡単に見つ

けることができます。

▲ あなたのソフトウェアを今まで以上に速くすること

ができます。

TimeMachineの一機能であるPathAnalyzerTMは、従

来のツールではわからなかったプログラムのボト

ルネックを素早く簡単に発見するための、実行履

歴表示機能です。

▲ デバッガで行ったシングルステップを戻すことがで

きます。

意図的であろうと偶然であろうと、あなたが既に

行ったステップ実行を戻すことができれば、格段

にデバッグ効率が向上します。

▲ ギガバイト単位の実行履歴を利用して、プログラム

が完全にテストされたかを検証することができます。

TimeMachineには、統合開発環境MULTI®の実行プ

ロファイル機能が統合され、完全なカバレッジテ

ストを行うことができます。

▲ その他の問題はどうなるでしょう？

TimeMachineのオープンな仕様により、ソフトウェ

ア開発プロジェクト固有の問題を解決するための独

自の解析ツールを開発することができます。

よりよいコードを短時間で生成

TimeMachineのさまざまなトレース解析ツールによ

り、組込みソフトウェア開発者は、より早くバグを発

見・修正し、容易に最適化を行い、信頼に基づいたテ

ストを行うことができます。

PathAnalyzerPathAnalyzerTimeMachineメインデバッグウィンドウTimeMachineメインデバッグウィンドウ

TimeMachineGreen Hills Software 動的実行解析ツール

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EventAnalyzerEventAnalyzer

EventAnalyzerは、全てのOSイベントをグラフィカルに表示するこ

とにより、悪い相互作用を見つけ出すためのデバッグと、最も時間

のかかった動作をすばやく表示できる最適化の両方に役立ちます。

容易なプログラムチューニング

TimeMachineにより、組込みソフトウェアアプリケー

ションで最高のパフォーマンスを得ることが可能とな

ります。

▲ 例えば、割り込み遅延時間、コンテキスト切り替

え時間、より正確なブート時間などの重要なシス

テムメトリクスを簡単に計測できます。

▲ 長時間にわたる実行の解析を詳細に行うことがで

きます。

▲ 特定されたパフォーマンスの問題を素早くデバッ

グできます。

実行プロファイル機能を統合しており、組込みコード

のパフォーマンスの問題をより簡単に特定できます。

▲ PathAnalyzerPathAnalyzerは、最も時間を要している関数を明確

にすることにより、パフォーマンスのボトルネッ

クを特定するために理想的なツールです。その使

いやすいインターフェースにより、より簡単で、

生産的にパフォーマンスを最適化するための独自

レベルの詳細情報を提供できます。

▲ EventAnalyzerEventAnalyzerは、オペレーティングシステムのカ

ーネルサービスコール、割り込み、例外やコンテ

キスト切り替えなどのイベントをグラフィカルに

表示します。この情報を用いることにより、タス

クが何の動作に最も時間がかかっているか、どこ

を改善すべきなのかが瞬時に明確になります。

▲ MULTI実行プロファイル機能

MULTI実行プロファイル機能とTimeMachineの統合

により、アプリケーションが様々な場所でどのくら

いの時間を費やしたかをすぐに割り出すことができ

ます。MULTI実行プロファイル機能は、パフォーマ

ンスの問題を見つけ、簡単に修正するためにブロッ

ク、ソース、および関数ごとの情報を明確化し、有

用なレポートを作成することができます。

さらに全てのツールは、TimeMachineデバッガと統合さ

れているため、開発者はTimeMachineデバッガを利用す

るだけで問題の原因を簡単に見つけることができます。

より早いバグ修正

TimeMachineデバッガは、開発者が時間を遡ってプロ

グラムの逆実行やステップ実行、順方向に実行やステ

ップ実行を行うための革新的な機能を、なじみのある

デバッガインターフェースに組合わせています。さら

にプログラムの実行やデータブレークポイントなど、

全ての一般的なデバッグ機能が利用できます。それら

の機能を利用すると、たとえ問題が明らかになるずっ

と以前に発生した事象でも、開発者はより簡単にバグ

の根本原因を突き止めることができます。

TimeMachineを用いると、開発者はより簡単にプロセ

ッサの実行調査をすることができ、結果としてより早

くバグを発見し修正できます。

TimeMachineは次のような機能も提供します。

▲ トレースデータのいかなる時点でもレジスタやメ

モリの値を確認できます。

▲ 実行・データブレークポイントを利用して、特定

の時点におけるトレースデータを見つけることが

できます。

▲ RTOS（リアルタイムOS）データ構造を検証し、

タスクの相互作用によるバグも迅速に発見するこ

とができます。

▲ INTEGRITY® RTOSの下で実行されるアプリケー

ションでは、仮想アドレス空間を含むアプリケー

ションのデバッグも可能です。

TimeMachineは、アプリケーションをより速く効率的に

デバッグするための、次のようなツールを提供します。

▲ PathAnalyzerアプリケーションの関数呼び出し履歴を時系列に

表示することにより、PathAnalyzerではバグや効率

の悪いコードを特定できます。PathAnalyzerを使う

と、開発者はそのコードが期待したパスから外れ

たのはどこか、例えば予期しない割り込みや他の

ランダムな問題など、イベントの原因となる特異

なバグを徹底的に調べ、素早く解決することがで

きます。

▲ EventAnalyzerTM

TimeMachineはオペレーティングシステムのイベ

ントを時系列に表示するMULTIのEventAnalyzerと統合されています。この表示により、システムの

望ましくない振る舞いの原因となる、様々なタス

ク間のデッドロックのような悪い相互関係を徹底

的に調べることができます。TimeMachineは

INTEGRITY,velOSityTM,μ-velOSityTMなどの、全て

のGHS社製のRTOSをサポートしています。

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SystemsimulatorSystem

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In-memorydata

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Busdata

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Hardwaredataports

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SuperTrace ProbeSuperTrace Probe

ProfilerProfiler

どんな組込みアプリケーションでも仮想的にTimeMachineの強力なデバッグと解析ツールを利用することができます。

ターゲットハードウェアでの利用

TimeMachineによって解析されたトレースデータは、

以下の4つの方法で収集できます。

▲ リアルタイムトレースポート内蔵のマイクロプロ

セッサを使用

▲ トレース機能をサポートするエミュレータを使用

▲ トレース機能を持たないプロセッサのためのトレ

ース収集ソリューションであるGHS社のTraceEdgeTM

を使用

▲ 命令セットシミュレータを使用

In-Memory TimeMachineと命令セットシミュレータ以外

の場合には、GHS社のSuperTraceTM Probeを使用します。

シミュレータやTraceEdgeの機能を用いて、ハードウェ

アトレースの機能を備えたプロセッサだけではなく、ど

んな組込みアプリケーションでも仮想的にTimeMachineの強力なデバッグと解析ツールを利用できます。

リアルタイムハードウェアトレース

マイクロプロセッサに内蔵されているリアルタイムト

レースポートとトレース機能をサポートするエミュレ

ータを使用する場合は、TimeMachineの全ての機能を

利用でき、システムの振る舞いを制限したり、コード

にタグの埋め込みを行ったりせずに出荷する製品上で

ソフトウェアを実行しながらトレースデータを収集し

ます。

TimeMachineはシステムがトレースデータを収集して

いる間、全てのバグを見つけ出すだけでなく、非常に

正確にパフォーマンスメトリクスを測定できます。組

込み市場において、最大かつ高速なトレースバッファ

を持つトレースプローブであるSuperTrace Probeは、

最大1GBのトレースデータを集めることができます。

この大きなバッファにより、多くのシステムの動きを

把握することができ、結果として、より簡単にバグの

原因を見つけ出すことができます。大きなトレースバ

ッファだけでなく、SuperTrace Probeは最も高速なト

レースインターフェースが利用できます。トレースポ

ートスピード300MHz以上、プロセッサコアクロック

レート最大1.2GHzでデータを収集することができます。

その他には・・・

全てのソフトウェア開発プロジェクトには固有の要求

があります。TimeMachineのオープンな仕様を利用す

れば最も複雑なプロジェクトの要求に応えるカスタム

ツールを作成することもできます。ギガバイトサイズ

のTimeMachineデータを活用することにより、たとえ

問題に遭遇しても、なぜシステムが意図と異なる動作

をするのかを検証できます。

TimeMachine APIにより直接TimeMachineデータにア

クセスできるため、開発者が求める方法でプログラム

の実行履歴を解析できます。これによりTimeMachineでバグを修正し、パフォーマンスを最適化するととも

に、様々な条件下でソフトウェアをテストできます。

TimeMachine APIで作成されたツール例としては、C2コードカバレッジツール、高度なキャッシュメモリア

ナライザー、波形ビジュアライザーなどがあります。

TimeMachine APIは、組込み民生機器における消費電

力の低減にも利用されています。

In-Memory TimeMachineIn-Memory TimeMachineは、開発プラットフォームに

対し、特別なハードウェアやプラットフォームの変更、

およびアプリケーションの再コンパイルの必要なく、

プログラム中に埋め込んだ特定コードから出力される

情報を収集することにより、TimeMachineの全ての機

能を利用可能にします。

MULTI実行プロファイル機能は、どのブロックやソース行が実

行されていないかを明確にし、コードカバレッジレポートを生

成することにより、チューニングとテストに役立ちます。

信頼に基づくテスト

TimeMachineの強力なカバレッジツールにより、アプ

リケーションのどの命令が実行されなかったかを簡単

に特定できます。この情報からテストスイートの品質

を解析し、テストされていないコードセグメントの特

定が容易になります。

▲ MULTI実行プロファイル機能

MULTI実行プロファイル機能は、どのブロックやソ

ース行が実行されていないかを簡単に割り出すコー

ドカバレッジレポートを提供します。この情報を使

用して、既存のテストスイートを修正し、コードの

全てを実行させるようにすることができます。

Green Hills Software 動的実行解析ツール

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Green Hills Software, Green Hills ロゴ、および INTEGRITY, INTEGRITY-178B, MULTI, CodeBalance, CodeFactor, GateD は、米国、およびその他の国における Green Hills Software, LLC の登録商標です。

また、AdaMULTI, DoubleCheck, EventAnalyzer, G-Cover, GHNet, GMART, Green Hills Probe, GSTART, Integrate, Multivisor, PathAnalyzer, ResourceAnalyzer, Secure Virtualization, SuperTrace Probe, TimeMachine, μ-velOSity は、米国、およびその他の国における Green Hills Software, LLC の商標です。

文中のその他の名称は、当該各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。

Copyright © 2019 Advanced Data Controls Corp. & Green Hills Software, LLC All rights reserved.

本社 〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-4 oak神田鍛冶町 TEL：03 (3251) 3170 FAX：03 (3251) 3167名古屋 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-11-11 名古屋インターシティ テクニカルセンター TEL：052 (231) 9980 FAX：052 (231) 0035大阪 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ テクニカルセンター TEL：06 (6347) 7780 FAX：06 (6347) 7712URL : www.adac.co.jp E-mail : sales@adac.co.jp

GHSシミュレータ

G H Sの命令セットシミュレータでは、完全な

TimeMachine機能がサポートされ、ターゲットハード

ウェアを接続することなく、ソフトウェアデバッグや

解析が行えます。またシミュレータを利用することに

より、ターゲットハードウェアを入手する前に、ソフ

トウェア開発を始めることができます。さらにコード

の記述にもいち早く取り掛かることができ、ソフトウ

ェアでの回避方法が困難なハードウェアのバグがわか

っている場合や、ターゲットハードウェアが不足して

いる場合でも、継続してテストとデバッグを可能にし、

開発サイクルの短縮に役立ちます。

TimeMachineは、ISIMTM（INTEGRITYシミュレータ）も

サポートしています。ISIMを結合することによって、

INTEGRITYアプリケーションがより速く実行する

ためにチューニングでき、 T i m e M a c h i n e や

INTEGRITY,velOSity,μ-velOSityを用いることにより、

アプリケーションは最も高度なデバッグツールや解析

ツールを利用して開発することができます。

サポート済みのターゲット

リアルタイムハードウェアトレース

▲ ETMつきのARM7, ARM9, ARM10, ARM11,およびCortex

▲ PowerPC405, PowerPC440

▲ Freescale MAC71xx ファミリ（ARM）

▲ Freescale PowerPC MPC55xx / 56xx ファミリ

▲ Freescale ColdFire MCF52xx / 53xx / 54xx ファミリ

▲ 東芝 Tx49xx ファミリ

▲ ルネサスエレクトロニクス SH-2A / V850

▲ 富士通 FR60 / FR60 Liteなどのリアルタイムトレースポートを持つ各種プロセッサ

TraceEdgeソリューション

▲ PowerPC

▲ MIPS

GHS社製 ハードウェアシミュレータ

▲ PowerPC

▲ ColdFire

▲ ARM

▲ MIPS32※最新情報は、弊社までお問い合わせください。

トレース機能を持たないプロセッサのためのTraceEdgeGHS社のTraceEdgeソリューションは、トレースポー

トが内蔵されていないプロセッサでも、TimeMachineの全てのハードウェアトレースポートの多くの利点を

利用することができます。

TraceEdgeソリューションは、完全なTimeMachineの

サポートを可能にするため、ソフトウェアに最小限の

計測コードを埋め込みます。その結果、他の計測コー

ドが必要なソリューションと比べ、TraceEdgeにはい

くつかのユニークな利点があります。

▲ 実行時の性能への影響を最小にします。通常、

TraceEdgeはそれぞれの計測ポイントに、特定の

命令をひとつだけ挿入します。

▲ 単にプログラムを再リンクするだけなので、今ま

で手間や時間がかかった再コンパイルなしに生成

コードにすばやく追加することができます。

▲ プログラミング言語に依存せず、ソースコードは

不要です。

▲ アプリケーションソフトウェア、ライブラリ、OS、

デバイスドライバなど、システム全体のトレース

が可能です。

▲ 柔軟なテクノロジによりPCI、システムメモリ、

プロセッサのローカルバスなどの様々なメカニズ

ムを使用することで、TimeMachineのデータ収集

が可能です。

またTraceEdge-PCIは、多くの組込み機器で利用可能

なPCIスロットにハードウェアアダプタを挿入するこ

とにより、TimeMachineで利用可能なデータ収集が行

えます。