fluoro trigger 手順書 - arena
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Fluoro Trigger 手順書
Fluoro Triggerは、造影MRA時、リアルタイムで画像を確認しながら造影剤が到達したところを目で見てScanを開始させることができるoptionです。
2 /GE Title or job number /
2007/7/24
・GRxで、造影MRAの撮影範囲を計画します。
・Obl Coronal/Sagital でも撮影可能です。 この時、Phase方向のFOVを出来るだけ絞ります。
・Save Series → Download → Scan と、通常の撮影の手順でScanボタンまでクリックします。
3 /GE Title or job number /
2007/7/24
・ Scanボタンをクリックすると、
左図のような画面に切り替わります。
Ax/Sag/Cor の3Planeの画像が表示されます。
スキャン中の画像が表示されます。
・ Draw Line のボタンをクリックします。
・ スキャン中の画面に 黄色い線と、Goのボタンが現れます。
・ この画面で、目的としたい断面が描出されるように、黄色の線をドラッグして移動させてからGoのボタンを
クリックします。
4 /GE Title or job number /
2007/7/24
・ Goのボタンをクリックすると、
黄色の線を設定した断面がスキャンされます。
・ この作業を繰り返して、必要な断面を表示させていきます。
・ SATのボタンをクリックすると、Saturation Pulse がかかって、
血管の信号強度が低くなり、造影剤が入った場合との区別が付くようになります。
5 /GE Title or job number /
2007/7/24
・ 必要な断面が決定したら、
造影剤の準備が出来ていることを確認します。
・ この間に、造影剤の最終チェックを行う場合は、
撮影をしている必要はありませんので、 Pause Scanning のボタンをクリックしてPauseをかけます。
・ 造影剤・患者様への説明が終了しましたら、
造影剤注入を開始します。
・ 画面を見ていて、血管内に造影剤が到達したら、 Go 3D のボタンをクリックします。
・ Go 3D をクリック後に、 Delayを設けた時間だけのカウントダウンが始まります。
この時間の間に息止めの合図をかけてください。 これで撮影終了です。
注!!) Fluoro Trigger の撮影の画像再構成が終了しないと、
次の撮影は開始できません。
6 /GE Title or job number /
2007/7/24
CV 4 . Image acq. Delay Go 3Dボタンをクリックしてから実際のスキャンが始まるまでの時間を表します。
この時間は患者に息止めの指示を出すために使用されます。
CV 6. Turbo Mode RF持続時間を短縮することにより、TRの短縮を行います。
CV 11. Reverse Elliptical Centric (0=off, 1=on) Elliptic Centricの埋め方と逆の充填方法です。
スキャン時間の一番最後のタイミングが画像のコントラストを決定します。
CV 12. Elliptical Centric (0=off, 1=std, 2=delay)
位相エンコード、スライス選択エンコードの両者をk空間の中心から埋めていく方法です。
スキャン時間の前半でコントラストが決定します
(Centricよりもコントラストを支配する時間は短時間です)。静脈のリターンが早い
頸動脈の撮像に有用です。
2を選択した場合にはk空間の中心より若干外側から中心に向かって収集を始め、
その後また外側へ向かって充填していきます。
1を選択した場合に比較すると、k空間の中心を充填するタイミングが若干後ろにずれます。
CV 13. Centric (0=off, 1=on)
k空間の中心から埋めていく方法です。スキャン時間の前半でコントラストが決定します。
Elliptic Centricよりもコントラストを支配する時間は長いため、
大きなFOVで腹部造影MRAを行う場合に有用です。
CV 14. Reverse Centric (0=off, 1=on) Centricの埋め方と逆の充填方法です。
スキャン時間の最後のタイミングが画像のコントラストを決定します。
7 /GE Title or job number /
2007/7/24
CV 19. Real-time SAT (0=NON- Axial, 1=Axial, 2=In-Plane) i-DriveにおいてSATボタンを押した時のSATの位置を設定します。
0(NON-Axial)の時には、リアルタイム画像の端(S/I方向)にSATが入ります(位置固定)。
1(Axial)の時には、リアルタイム画像に対して平行にSATが入ります。
2(In-Plane)の時には、プリサチュレーションはかかりませんが、I-Drive起動時のスライス厚が80~100mmの厚さに設定され、dephaseグラジェントが付加されます。
これにより血流信号が抑制され、造影剤到達時に信号強度が増強する様子が見やすくなります。
CV 21. Restricted Real-time Navigation (0=Off, 1=On) Onに設定すると、i-Driveにおいて表示されるリアルタイム画像のFOVは、プロトコルで設定した値と同一になります。
但し、Draw Line機能などでObliqueの断面を設定することができません(直行断面のみ使用可能です)。
Offに設定すると、 i-Driveにおいて表示されるリアルタイム画像のFOVは、プロトコルで設定した値よりも大きくなります。
Draw Line機能などでObliqueの断面を設定することも可能です。大きく血流の流れを観察したい場合にはOffに設定してください。
CV 23. Slice Resolution (70% - 100%) kz方向にFractionalなサンプリングを行います。
再構成にはHalf Fourier法が用いられています。70%~100%の範囲で設定が可能です。
小さな値を設定すると、スキャン時間が短縮します。