アレルギー性鼻炎 花粉症...

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アレルギー性鼻炎/花粉症/アレルギー性結膜炎 1. 現状と問題点 2. 診療/治療の課題 千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学 岡本 美孝 資料 1

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Page 1: アレルギー性鼻炎 花粉症 アレルギー性結膜炎平均16年(10年以上)経過後,再受診症例 千葉大耳鼻咽喉科 アレルギー性鼻炎受診患者の長期経過:自然改善は少ない

アレルギー性鼻炎/花粉症/アレルギー性結膜炎

1. 現状と問題点

2. 診療/治療の課題

千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学

岡本 美孝

資料 2

1

Page 2: アレルギー性鼻炎 花粉症 アレルギー性結膜炎平均16年(10年以上)経過後,再受診症例 千葉大耳鼻咽喉科 アレルギー性鼻炎受診患者の長期経過:自然改善は少ない

アレルギ−性鼻炎 (/アレルギー性結膜炎)

全体として国民の約4割: 罹患数第1位の疾患女性>男性近年増加傾向 (特に花粉症)

・通年性アレルギ−性鼻炎男 > 女学童に多い

・花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)女 > 男20-30歳代に多い

鼻アレルギー診療ガイドライン2016年版

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5

10

15

20

25

30

35

1年 2年 3年 4年 5年 6年

アレルギー性鼻炎

1992年 2002年 2012年

小学生のアレルギー性鼻炎の有病率:依然増加

西間三馨 他. 日小ア誌 27, 2013.

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有病率(%)

0

10

20

30

0

10

20

30

【男性】

【女性】

95 04 0595 04 05 95 04 05 95 04 05 95 04 05

1995年に40代 (n=59)

1995年に50代 (n=79)

1995年に70代 (n=29)

1995年に60代 (n=118)

+5.1% +6.3%

-2.5%

+4.5%

変化なし +1.4%

スギ花粉症有病率の10年間の推移(同一705名):中高年でも増加1995年と2005年は記録的大量飛散、2004年は記録的少量飛散

95 04 0595 04 05 95 04 05 95 04 05 95 04 05

1995年に40代 (n=112)

1995年に50代 (n=139)

1995年に70代 (n=27)

1995年に60代 (n=140)

40歳代 50歳代 60歳代 70歳代

80歳代

Yonekura S et al. Int Arch Allergy Immunol 157 2012

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平均16年(10年以上)経過後,再受診症例千葉大耳鼻咽喉科

アレルギー性鼻炎受診患者の長期経過:自然改善は少ない

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

薬物療法 免疫療法0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

薬物療法 免疫療法

改善なし・増悪

改善

寛解

小児患者(n = 60) 成人患者(n = 117)

改善率20%

改善率67%

改善率42%

改善なし・増悪

改善なし

改善なし・増悪

改善なし

改善率77%

(n=29) (n=31) (n=61) (n=56)

平成19年厚生労働省科学研究報告書

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スギ花粉症患者8600名の初診時の重症度分類:重症/最重症例が多い

無症状5%

軽症 8%

中等症19%

重症33%

最重症36%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

重症度 今野昭義 他. Prog. Med. 28, 2008

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花粉症で最もつらい症状:鼻以外にアレルギー性結膜炎

岡本 美孝 他. Prog Med. 28,2008

2008年インターネット調査(1,202名)

35.2

25.7

7.2

22.6

2.7 2.8 3.7

32.6

23.8

8.2

23.1

3.7 3.25.5

31.8

23.0

11.7

19.7

6.0

2.64.0

0

10

20

30

40

鼻みず 鼻づまり くしゃみ 目のかゆみ

のどの不快感

頭 痛 全身の倦怠感

スギ花粉飛散前

スギ花粉飛散ピーク期

スギ・ヒノキ科花粉飛散終了後

回答

率(

%)

(n=1,202)

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花粉症の症状による睡眠への影響:睡眠障害も強い花粉症の症状による睡眠への影響:睡眠障害も強い

岡本美孝、他. Prog.Med 28,,2008

0.0%

20.0%

40.0%

60.0%

80.0%

100.0%

とても影響がある やや影響がある

どちらともいえない あまり影響がない

全く影響がない

56.7%

53.8%

35.3%

27.7%

13.4%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0%

熟睡できない

翌日だるい眠気がある

寝つきが悪い

夜中に目が覚める

朝早く目が覚める

Q. 花粉症の症状が睡眠に及ぼす影響がありますか?(スギ・ヒノキ科花粉飛散終了後調査)

25.4%

51.4%

9.0%13.3%

0.8%n=1,188

76.8%(n=913例)の睡眠障害の内容(複数回答)

76.8%(n=913)

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従業員の状態による一年間に失われた平均総生産性

生産性を低下させる疾患ランキング

アレルギー性鼻炎

高度のストレス

片頭痛

うつ

リウマチ、関節炎

不安障害

気道感染症

高血圧

糖尿病

喘息

冠動脈疾患

1年間に失われた生産性

(1人あたりの賃金換算)*

$593

$518

$277

$273

$269

$248

$181

$105

$95

$85

$40

*:27社(8,267人)を対象とした調査で、1年間に上記疾患を理由に就業できなかった時間の総和×平均時間給/ 母集団数Lamb C.E. et al. Current Medical Research and Opinion; 22, 2006 9

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国内アレルギー性鼻炎患者の労働生産性の低下による経済的損失

* :実質労働日数は、祝日14日、平均年次休暇日数8.6日から、年47.5週、週5日労働と仮定

** :アレルギー性鼻炎患者の年間平均罹患日数

岡本美孝、他. 医薬ジャーナル,50 ,201410

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One airway, one disease

上気道と下気道

・つながった一つの気道の中で

関連が深い疾患.

・治療にも関連がある.

アレルギー性鼻炎=喘息

好酸球性副鼻腔炎=喘息

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【初診時の疾患分布】

食物アレルギー/アトピー性皮膚炎(気管支喘息の発症なし)

気管支喘息

60例 平均3.2歳 42例 平均5.8歳

アレルギー性鼻炎合併率 42% アレルギー性鼻炎合併率 69%

ARあり25例

ARあり29例

ARなし35例

ARなし13例

経過中に12例が喘息を発症

Yonekura S et al. Acta Otolaryngol. 132, 201212

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喘息(BA)発症経過

初診時BAの発症なし60例

ARの合併あり25例

ARの合併なし35例

BA発症 BA発症BA・AR

同時期発症

AR発症

5例 5例 2例

アレルギー性鼻炎(AR)発症経過

初診時ARの発症なし48例

BAの合併あり13例

BAの合併なし35例

AR発症AR・BA

同時期発症

4例 2例14例

AR発症(BAなし)

BA新規発症12例中10例でAR先行(83%) AR新規発症20例中4例でBA先行(20%)

初診時

3.5年追跡

発症者の初診時年齢2.5±0.7歳 発症者の初診時年齢2.9±1.8歳

喘息発症にアレルギー性鼻炎の先行が多いが、逆は少ない.Yonekura S et al. Acta Otolaryngol. 132, 2012

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One airway, one disease

上気道と下気道

・スギ花粉喘息は稀

(スギ花粉は下気道には侵入しない)

・スギ花粉症により喘息症状は悪化する.

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花粉飛散室でのスギ花粉曝露(3時間、2日間):血中好酸球数が増加

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

試験前(10月初旬) 試験後(12月初旬)

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

試験前(10月初旬) 試験後(12月初旬)

全白血球中の好酸球の割合(%) 好酸球の実数(個/ml)% 個/μℓ

p<0.00000001 p<0.00000001

曝露前 曝露試験後 曝露前 曝露試験後

n=50

単に鼻症状のみでなく、全身の臓器に影響する可能性 15

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スギ花粉症患者の花粉曝露前後の変化花粉曝露前NO<50ppb群とNO≧50ppb群での花粉曝露後の変化:

呼気NOの増加、1秒率の低下

測定項目(差: 誘発後-誘発前)<50ppbn=65

≧50ppbn=11 p値

1秒量(FEV1.0) -0.018 -0.22 0.02

1秒率(FEV1.0%) -1.26 -5.39 0.15

呼気NO (ppb) 1.96 19.2 <0.001

鼻腔抵抗(Pa/cm3/sec) -0.02 -0.03 0.89

鼻腔容積 (cm3) -0.26 -1.10 0.51

血中好酸球数 (/μL) 94.5 118.9 0.39

ECP(μg/L)

総IgE(IU/mL) 3.35 -4.54 0.25

スギIgE(UA/mL) 0.13 1.44 0.22

ダニIgE(UA/mL) 0.03 0.42 0.06

Yonekura S et al. 欧州アレルギー学会, 201616

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アレルギ-性鼻炎の治療

・抗原の回避

・薬物療法

・免疫(減感作)療法

・手術療法

・鼻処置

・患者とのコミュ二ケーション 17

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採取方法;ダーラム型花粉捕集器を用いたスライド落下法.

花粉の算定;顕微鏡による目視.

計測単位;1cm2あたりの花粉の個数

花粉飛散量の評価;

「少ない」1cm2あたり10個未満

「やや多い」同10~30個未満

「多い」同30~50個未満

「非常に多い」同50個以上

ワセリンを塗った

スライドガラス

花粉飛散

・花粉飛散予報・花粉飛散開始予測・自動花粉測定器によるリアルタイム花粉飛散情報

これらの精度は? 検証は? 患者視点での情報か? 18

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アレルギー性鼻炎治療に対する実態調査:2014年厚生労働科学研究

調査対象やバイアスを防ぐため検診参加者を対象・ その医療機関を受診している患者は対象としない.・ インターネットを利用した調査は一般患者のものとは乖離がある.

【方法】 質問紙形式調査

1,年齢、発症時期

2,原因抗原

4,病院での治療の効果

5,OTCの治療の効果

7,治療の満足度

9,今後希望する治療

6,治療の費用

8,治療への不満の理由3,最近1年間の治療内容

3080名のアレルギー性鼻炎患者を対象に調査を実施(千葉大、三重大). 19

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【通年性アレルギー性鼻炎】 【スギ花粉症】

(%) (%)

41.7%

25.0%

5.0%

41.7%

63.5%

24.7%

7.9%

16.3%

1.1%

3.4%

最近一年間の治療: 無治療者も多い

2014年厚生労働科学研究報告書

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タイピングテスト

プラセボ群 ロラタジン群クロルフェニラミン群

Mean±S.E.解析方法 : 分散分析

N.S

P<0.051200

1150

1100

1050

1000

正入力数

薬物療法

P<0.05

Nakano S et al: Jpn J Clin Pharmacol Ther 38, 2007より改変

OTC: 海外では使用禁止薬も含まれる.

医薬品:海外では用いられない薬剤や使用法

科学的評価を受けているか?

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アレルゲン免疫療法(減感作療法)

舌下免疫療法

・頻回な通院での注射治療が必要(2年以上)・痛みを伴う・時に重い副作用

・自宅での投与が可能・痛みがない・重篤な副作用が激減

課題:効果の持続、寛解率を明らかにする.バイオマーカー、効果予測因子を確立する.

従来からの皮下免疫療法

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慢性鼻副鼻腔炎

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難治性の慢性副鼻腔炎:好酸球性副鼻腔炎の増加

従来からの慢性鼻副鼻腔炎 好酸球性副鼻腔炎

症状 膿性鼻汁、後鼻漏 嗅覚障害、鼻閉

鼻内所見 中鼻道中心の鼻polyp 多発性鼻polyp

画像所見 上顎洞優位に陰影 篩骨洞優位に陰影

喘息の合併 少ない 多い

再発 少ない 多い

組織学的所見 リンパ球浸潤 好酸球浸潤、リンパ球浸潤

経口ステロイド 効果不明 有効

病態の解明と有効な治療法の開発が求められる.24

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アレルギー性鼻炎の今後の課題のまとめ

1、早期診断と管理・すべての年代でアレルギー性鼻炎は認められるが、特に就学前の児童、高齢者では見落としや未診断が非常に多い.・臨床診断は困難;非アレルギー性鼻炎、鼻副鼻腔疾患と関連する.

2、患者の層別化・重症例;生活の質、睡眠、学業・仕事の成績の低下.

3、花粉飛散の開始時期、飛散状況・スギ花粉以外も検討、気象条件、大気汚染の関与.

4、症状の継続的な管理

5、合併症の評価・アレルギー性結膜炎、慢性副鼻腔炎、喘息の合併率は高く、これらのコントロールが重要.

6、集学的医療チームの必要性・薬剤師、プライマリケア医、専門医、看護師、その他の医療従事者.

7、バイオマーカーの確立

8、臨床試験の標準化・評価項目、評価法.

9、患者のエンパワーメント・患者が主体的に自身の病気の治療について考え、行動するようにする.. Bousquet L et al. Allergy 70, 2015

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