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2014 6 月改訂(19 ) 日本標準商品分類番号:872325 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 2 受容体拮抗剤 シメチジン細粒 20/40%「トーワ」 シメチジン錠 200mg/400mg「トーワ」 CIMETIDINE FINE GRANULES 20% “TOWA”/FINE GRANULES 40% “TOWA”/ TABLETS 200 “TOWA”/TABLETS 400 “TOWA” ≪シメチジン細粒/錠≫ シメチジン細粒 20%「トーワ」 シメチジン細粒 40%「トーワ」 シメチジン錠 200mg「トーワ」 シメチジン錠 400mg「トーワ」 細粒剤 フィルムコーティング錠 該当しない 1g 日局 シメチジン 200mg 含有 1g 日局 シメチジン 400mg 含有 1 錠中 日局 シメチジン 200mg 含有 1 錠中 日局 シメチジン 400mg 含有 名:シメチジン (JAN) 名:Cimetidine (JANINN) 製造販売承認年月日 2014 1 27 2013 11 12 薬価基準収載年月日 2014 6 20 1990 7 13 1994 7 8 1990 7 13 2009 11 13 開発・製造販売( 輸入) 提携・販売会社名 製造販売元:東和薬品株式会社 医薬情報担当者の連絡先 電話番号: FAX東和薬品株式会社 学術部 DI センター(24 時間受付対応) 0120-108-932 TEL 06-6900-9108 FAX 06-6908-5797 http://www.towayakuhin.co.jp/forstaff IF 2014 6 月改訂の添付文書(18 版、販売名の変更)の添付文書の記載に基づき作成した。 最新の添付文書情報は医薬品医療機器情報提供ホームページ http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html にてご確認ください。

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  • 2014 年 6 月改訂(第 19 版) 日本標準商品分類番号:872325

    医薬品インタビューフォーム

    日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成

    H 2受容体拮抗剤

    シメチジン細粒 20%/40%「トーワ」 シメチジン錠 200mg/400mg「トーワ」

    CIMETIDINE FINE GRANULES 20% “TOWA”/FINE GRANULES 40% “TOWA”/

    TABLETS 200㎎ “TOWA”/TABLETS 400㎎ “TOWA”

    ≪シメチジン細粒/錠≫

    製 品 名 シメチジン細粒

    20%「トーワ」 シメチジン細粒

    40%「トーワ」 シメチジン錠

    200mg「トーワ」 シメチジン錠

    400mg「トーワ」

    剤 形 細粒剤 フィルムコーティング錠

    製 剤 の 規 制 区 分 該当しない

    規 格 ・ 含 量 1g 中 日局 シメチジン

    200mg 含有

    1g 中 日局 シメチジン

    400mg 含有

    1 錠中 日局 シメチジン

    200mg 含有

    1 錠中 日局 シメチジン

    400mg 含有

    一 般 名 和 名:シメチジン (JAN) 洋 名:Cimetidine (JAN、INN)

    製 造 販 売 承 認 年 月 日 2014 年 1 月 27 日 2013 年 11 月 12 日

    薬 価 基 準 収 載 年 月 日 2014 年 6 月 20 日

    発 売 年 月 日 1990 年 7 月 13 日 1994 年 7 月 8 日 1990 年 7 月13 日 2009年 11月 13日

    開発・製造販売(輸入)・ 提 携 ・ 販 売 会 社 名

    製造販売元:東和薬品株式会社

    医薬情報担当者の連絡先 電話番号: FAX:

    問 い 合 わ せ 窓 口

    東和薬品株式会社 学術部 DI センター(24 時間受付対応) 0120-108-932 TEL 06-6900-9108 FAX 06-6908-5797 http://www.towayakuhin.co.jp/forstaff

    本 IF は 2014 年 6 月改訂の添付文書(第 18 版、販売名の変更)の添付文書の記載に基づき作成した。 最新の添付文書情報は医薬品医療機器情報提供ホームページ

    http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html にてご確認ください。

  • IF利用の手引きの概要 -日本病院薬剤師会-

    1.医薬品インタビューフォーム作成の経緯

    医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書(以下、添付文書と略す)がある。医療現場で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には、添付文書に

    記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合がある。 医療現場では、当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者等に情報の追加請求や質疑をして情報を補

    完して対処してきている。この際に必要な情報を網羅的に入手するための情報リストとしてインタビュー

    フォームが誕生した。 昭和 63 年に日本病院薬剤師会(以下、日病薬と略す)学術第 2 小委員会が「医薬品インタビューフォーム」(以下、IF と略す)の位置付け並びに IF 記載様式を策定した。その後、医療従事者向け並びに患者向け医薬品情報ニーズの変化を受けて、平成 10 年 9 月に日病薬学術第 3 小委員会において IF 記載要領の改訂が行われた。 更に 10 年が経過し、医薬品情報の創り手である製薬企業、使い手である医療現場の薬剤師、双方にとって薬事・医療環境は大きく変化したことを受けて、平成 20 年 9 月に日病薬医薬情報委員会において IF 記載要領 2008 が策定された。 IF 記載要領 2008 では、IF を紙媒体の冊子として提供する方式から、PDF 等の電磁的データとして提供すること(e-IF)が原則となった。この変更にあわせて、添付文書において「効能・効果の追加」、「警告・禁忌・重要な基本的注意の改訂」などの改訂があった場合に、改訂の根拠データを追加した最新版の e-IFが提供されることとなった。 最新版の e-IF は、(独)医薬品医療機器総合機構の医薬品情報提供ホームページ(http://www.pmda.go.jp/)から一括して入手可能となっている。日本病院薬剤師会では、e-IF を掲載する医薬品情報提供ホームページが公的サイトであることに配慮して、薬価基準収載にあわせて e-IF の情報を検討する組織を設置して、個々の IF が添付文書を保管する適正使用情報として適切か審査・検討することとした。 2008 年より年 4 回のインタビューフォーム検討会を開催した中で指摘してきた事項を再評価し、製薬企業にとっても、医師・薬剤師等にとっても、効率の良い情報源とすることを考えた。そこで今般、IF 記載要領の一部改訂を行い IF 記載要領 2013 として公表する運びとなった。

    2.IFとは

    IF は「添付文書等の情報を補完し、薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な、医薬品の品質管理のための情報、処方設計のための情報、調剤のための情報、医薬品の適正使用のための情報、薬学的な患

    者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬

    剤師等のために当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。 ただし、薬事法・製薬企業機密等に関わるもの、製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師自らが

    評価・判断・提供すべき事項等は IF の記載事項とはならない。言い換えると、製薬企業から提供されたIF は、薬剤師自らが評価・判断・臨床適応するとともに、必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている。

  • [IFの様式]

    ①規格は A4 版、横書きとし、原則として 9 ポイント以上の字体(図表は除く)で記載し、一色刷りとする。ただし、添付文書で赤枠・赤字を用いた場合には、電子媒体ではこれに従うものとする。

    ②IF 記載要領に基づき作成し、各項目名はゴシック体で記載する。 ③表紙の記載は統一し、表紙に続けて日病薬作成の「IF 利用の手引きの概要」の全文を記載するものとし、2 頁にまとめる。

    [IFの作成]

    ①IF は原則として製剤の投与経路別(内用剤、注射剤、外用剤)に作成される。 ②IF に記載する項目及び配列は日病薬が策定した IF 記載要領に準拠する。 ③添付文書の内容を補完するとの IF の主旨に沿って必要な情報が記載される。 ④製薬企業の機密等に関するもの、製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師をはじめ医療従

    事者自らが評価・判断・提供すべき事項については記載されない。 ⑤「医薬品インタビューフォーム記載要領 2013」(以下、「IF 記載要領 2013」と略す)により作成された IF は、電子媒体での提供を基本とし、必要に応じて薬剤師が電子媒体(PDF)から印刷して使用する。企業での製本は必須ではない。

    [IFの発行]

    ①「IF 記載要領 2013」は、平成 25 年 10 月以降に承認された新医薬品から適用となる。 ②上記以外の医薬品については、「IF 記載要領 2013」による作成・提供は強制されるものではない。 ③使用上の注意の改訂、再審査結果又は再評価結果(臨床再評価)が公表された時点並びに適応症の拡大等がなされ、記載すべき内容が大きく変わった場合には IF が改訂される。

    3.IFの利用にあたって

    「IF 記載要領 2013」においては、PDF ファイルによる電子媒体での提供を基本としている。情報を利用する薬剤師は、電子媒体から印刷して利用することが原則である。電子媒体の IF については、医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページに掲載場所が設定されている。 製薬企業は「医薬品インタビューフォーム作成の手引き」に従って作成・提供するが、IF の原点を踏まえ、医療現場に不足している情報や IF 作成時に記載し難い情報等については製薬企業の MR 等へのインタビューにより薬剤師等自らが内容を充実させ、IF の利用性を高める必要がある。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては、IF が改訂されるまでの間は、当該医薬品の製薬企業が提供する添付文書やお知らせ文書等、あるいは医薬品医療機器情報配信サービス等により薬剤師等自らが整備するとと

    もに、IF の使用にあたっては、最新の添付文書を医薬品医療機器情報提供ホームページで確認する。 なお、適正使用や安全性の確保の点から記載されている「臨床成績」や「主な外国での発売状況」に関す

    る項目等は承認事項に関わることがあり、その取扱いには十分留意すべきである。

    4.利用に際しての留意点

    IF を薬剤師等の日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用して頂きたい。しかし、薬事法や医療用医薬品プロモーションコード等による規制により、製薬企業が医薬品情報として提供でき

    る範囲には自ずと限界がある。IF は日病薬の記載要領を受けて、当該医薬品の製薬企業が作成・提供するものであることから、記載・表現には制約を受けざるを得ないことを認識しておかなければならない。 また製薬企業は、IF があくまでも添付文書を補完する情報資材であり、今後インターネットでの公開等も踏まえ、薬事法上の広告規制に抵触しないよう留意し作成されていることを理解して情報を活用する必要

    がある。

    (2013 年 4 月)

  • 目 次 Ⅰ.概要に関する項目 ............................................1

    1.開発の経緯 ..........................................................1 2.製品の治療学的・製剤学的特性 ..........................1

    Ⅱ.名称に関する項目 ............................................2 1.販 売 名 ..............................................................2 2.一 般 名 ..............................................................2 3.構造式又は示性式 ................................................2 4.分子式及び分子量 ................................................2 5.化学名(命名法) ...................................................2 6.慣用名、別名、略号、記号番号 ..........................3 7.CAS登録番号 ...................................................3

    Ⅲ.有効成分に関する項目 ...................................4 1.物理化学的性質 ...................................................4 2.有効成分の各種条件下における安定性................5 3.有効成分の確認試験法.........................................5 4.有効成分の定量法 ................................................5

    Ⅳ.製剤に関する項目 ............................................6 1.剤 形 ..............................................................6 2.製剤の組成 ..........................................................7 3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意 ...................8 4.製剤の各種条件下における安定性 .......................8 5.調製法及び溶解後の安定性 ............................... 12 6.他剤との配合変化(物理化学的変化) .................. 12 7.溶出性................................................................ 13 8.生物学的試験法 ................................................. 17 9.製剤中の有効成分の確認試験法 ........................ 18 10.製剤中の有効成分の定量法 ............................... 18 11.力価 ................................................................... 18 12.混入する可能性のある夾雑物 ........................... 18 13.注意が必要な容器・外観が特殊な容器に

    関する情報 ........................................................ 18 14.その他 ............................................................... 18

    Ⅴ.治療に関する項目 .......................................... 19 1.効能・効果 ........................................................ 19 2.用法・用量 ........................................................ 19 3.臨床成績 ............................................................ 19

    Ⅵ.薬効薬理に関する項目 ................................. 21 1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群 .......... 21 2.薬理作用 ............................................................ 21

    Ⅶ.薬物動態に関する項目 ................................. 22 1.血中濃度の推移・測定法 ................................... 22 2.薬物速度論的パラメータ ................................... 25 3.吸 収 ............................................................ 26 4.分 布 ............................................................ 26 5.代 謝 ............................................................ 26 6.排 泄 ............................................................ 26 7.トランスポーターに関する情報 ........................ 27 8.透析等による除去率 .......................................... 27

    Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 .. 28 1.警告内容とその理由 .......................................... 28 2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む) .............. 28 3.効能・効果に関連する使用上の注意と

    その理由 ........................................................... 28 4.用法・用量に関連する使用上の注意と

    その理由 ........................................................... 28 5.慎重投与内容とその理由 ................................... 28 6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法 ...... 28 7.相互作用 ............................................................ 29 8.副作用 ............................................................... 31 9.高齢者への投与 ................................................. 32 10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与........................ 32 11.小児等への投与................................................. 32 12.臨床検査結果に及ぼす影響 ............................... 32 13.過量投与 ........................................................... 33 14.適用上の注意 .................................................... 33 15.その他の注意 .................................................... 33 16.その他 ............................................................... 33

    Ⅸ.非臨床試験に関する項目 ............................ 34 1.薬理試験 ............................................................ 34 2.毒性試験 ............................................................ 34

    Ⅹ.管理的事項に関する項目 ............................ 35 1.規制区分 ............................................................ 35 2.有効期間又は使用期限 ...................................... 35 3.貯法・保存条件 ................................................. 35 4.薬剤取扱い上の注意点 ...................................... 35 5.承認条件等 ........................................................ 35 6.包装 ................................................................... 35 7.容器の材質 ........................................................ 36 8.同一成分・同効薬 ............................................. 36 9.国際誕生年月日 ................................................. 36 10.製造販売承認年月日及び承認番号 .................... 36 11.薬価基準収載年月日 ......................................... 37 12.効能・効果追加、用法・用量変更追加等の

    年月日及びその内容 ......................................... 37 13.再審査結果、再評価結果公表年月日及び

    その内容 ........................................................... 37 14.再審査期間 ........................................................ 37 15.投薬期間制限医薬品に関する情報 .................... 38 16.各種コード ........................................................ 38 17.保険給付上の注意 ............................................. 38

    ⅩⅠ.文 献 ....................................................... 39 1.引用文献 ............................................................ 39 2.その他の参考文献 ............................................. 39

    ⅩⅡ.参考資料 ....................................................... 40 1.主な外国での発売状況 ...................................... 40 2.海外における臨床支援情報 ............................... 40

    ⅩⅢ.備 考 ....................................................... 40 その他の関連資料 .................................................... 40

  • 1

    Ⅰ.概要に関する項目

    1.開発の経緯 シメチジン細粒及びシメチジン錠は H2受容体拮抗剤であり、本邦では 1982 年に上市されている。東和薬品株式会社が後発医薬品として、チーカプト細粒(20%)、チーカプト細粒 40 及びチーカプト錠(200mg)の開発を企画し、薬発第 698 号(昭和 55 年 5 月 30 日)に基づき、規格及び試験方法を設定、加速試験、生物学的同等性試験を実施し、チーカプト細粒は 1989 年 12 月に、チーカプト錠は 1989 年 11 月に、チーカプト細粒 40 は 1994 年 3 月にそれぞれ承認を取得、チーカプト細粒及びチーカプト錠を 1990 年 7 月に、チーカプト細粒 40 を 1994 年 7 月に発売した。 その後、医療事故防止のため、2004 年 7 月にチーカプト細粒及びチーカプト細粒 40 は、それぞれチーカプト細粒 20%及びチーカプト細粒 40%と販売名の変更を、またチーカプト錠は 2007年 12 月にチーカプト錠 200mg と販売名の変更を行った。更に、2014 年 6 月にシメチジン細粒20%「トーワ」、シメチジン細粒 40%「トーワ」及びシメチジン錠 200mg「トーワ」と販売名の変更を行い、現在に至る。 また、チーカプト錠 400mg は、「後発医薬品の必要な規格を揃えること等について」(平成 18 年3 月 10 日 医政発第 0310001 号)により開発を企画し、2009 年 7 月に承認を取得、2009 年 11月に発売した。 その後、医療事故防止のため、2014 年 6 月にシメチジン錠 400mg「トーワ」と販売名の変更を行い、現在に至る。

    2.製品の治療学的・製剤学的特性 臨床的特性

    有用性:シメチジン細粒 20%「トーワ」、シメチジン細粒 40%「トーワ」、シメチジン錠 200mg「トーワ」及びシメチジン錠 400mg「トーワ」は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に対しては、通常、成人にはシメチジンとして 1 日 800mg を 2 回(朝食後及び就寝前)に分割して経口投与、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison 症候群、逆流性食道炎、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)に対しては、通常、成人にはシメチジンとして 1 日 800mg を 2 回(朝食後及び就寝前)に分割して経口投与、急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善に対しては、通常、成人にはシメチジンとして 1 日 400mg を 2 回(朝食後及び就寝前)に分割して経口投与することにより、有用性が認められている。 安全性:本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 副作用として、発疹、女性化乳房、便秘等が報告されている。〔Ⅷ.8.(3) その他の副作用の項を参照〕 重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー様症状、再生不良性貧血、汎血球減少、無

    顆粒球症、血小板減少、間質性腎炎、急性腎不全、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)、肝障害、房室ブロック等の心ブロック、意識障害、痙攣があらわれることがある。〔Ⅷ.8.(2) 重大な副作用と初期症状の項を参照〕

  • 2

    Ⅱ.名称に関する項目

    1.販 売 名

    (1) 和 名 シメチジン細粒 20%「トーワ」

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    シメチジン錠 200 ㎎「トーワ」

    シメチジン錠 400 ㎎「トーワ」

    (2) 洋 名

    CIMETIDINE FINE GRANULES 20% “TOWA”

    CIMETIDINE FINE GRANULES 40% “TOWA”

    CIMETIDINE TABLETS 200㎎ “TOWA”

    CIMETIDINE TABLETS 400㎎ “TOWA”

    (3) 名称の由来

    一般名+剤形+規格(含量)+「トーワ」 〔「医療用後発医薬品の承認申請にあたっての販売名の命名に関する留意事項について」(平成 17 年 9 月 22 日 薬食審査発第 0922001 号)に基づく〕

    2.一 般 名

    (1) 和 名(命名法)

    シメチジン(JAN)

    (2) 洋 名(命名法)

    Cimetidine(JAN、INN)

    (3) ステム

    -tidine:シメチジン系 H2受容体拮抗剤

    3.構造式又は示性式

    4.分子式及び分子量

    分子式:C10H16N6S 分子量:252.34

  • 3

    5.化学名(命名法)

    2-Cyano-1-methyl-3-{2-[(5-methyl-1H-imidazol-4-yl)methylsulfanyl]ethyl}guanidine (IUPAC)

    6.慣用名、別名、略号、記号番号

    該当しない

    7.CAS登録番号

    51481-61-9

  • 4

    Ⅲ.有効成分に関する項目

    1.物理化学的性質

    (1) 外観・性状

    白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。光によって徐々に着色する。

    (2) 溶 解 性

    溶 媒 1g を溶かすのに要する溶媒量 溶 解 性

    メタノール 1mL 以上 10mL 未満 溶けやすい

    酢酸(100) 1mL 以上 10mL 未満 溶けやすい

    エタノール(95) 30mL 以上 100mL 未満 やや溶けにくい

    水 100mL 以上 1000mL 未満 溶けにくい

    ジエチルエーテル 10000mL 以上 ほとんど溶けない

    本品は希塩酸に溶ける。

    (3) 吸 湿 性

    該当資料なし

    (4) 融点(分解点)・沸点・凝固点

    融点:140~144℃

    (5) 酸塩基解離定数

    pK a:7.05

    (6) 分配係数

    該当資料なし

    (7) その他の主な示性値

    該当資料なし

  • 5

    2.有効成分の各種条件下における安定性

    室内及び 50℃で 24 時間及び 48 時間保存するとき、pH1.2 及び pH3.5 の緩衝液中で保存したものは経時的に含量が減少した。 室内散光(500Lux)下で 6 箇月間及び陽光ランプ下で 9 日間保存したとき、いずれも外観及び溶状においてわずかに黄色味を示した。

    3.有効成分の確認試験法

    (1) クエン酸・無水酢酸試液による呈色反応 (2) 赤外吸収スペクトル測定法(臭化カリウム錠剤法)

    4.有効成分の定量法

    電位差滴定法

  • 6

    Ⅳ.製剤に関する項目

    1.剤 形

    (1) 剤形の区別、外観及び性状

    製品名 シメチジン細粒20%「トーワ」 シメチジン細粒

    40%「トーワ」 シメチジン錠

    200mg「トーワ」 シメチジン錠

    400mg「トーワ」 剤形の区別 細粒剤 フィルムコーティング錠

    性状 白色~微黄白色の細粒。1 包 1g の分包品もある。

    白色~微黄白色の細粒。1 包 0.5g 及び 1g の分包品もある。

    白色~微黄白色のフィルムコーティング錠

    白色のフィルムコーティング錠

    識別 コード

    本体

    TwTI Tw263

    包装 Tw.TIT

    外形

    側面

    錠径(mm) 8.6 11 厚さ(mm) 4.8 5 質量(mg) 233 450

    (2) 製剤の物性 製品名 シメチジン錠 200mg「トーワ」 シメチジン錠 400mg「トーワ」 硬度 12.9kg 重 12.4kg 重

    (3) 識別コード

    (1) 剤形の区別、外観及び性状の項を参照

    (4) pH、浸透圧比、粘度、比重、無菌の旨及び安定な pH域等

    該当しない

  • 7

    2.製剤の組成

    (1) 有効成分(活性成分)の含量

    シメチジン細粒 20%「トーワ」 1g 中 日局 シメチジン 200mg を含有する。

    シメチジン細粒 40%「トーワ」 1g 中 日局 シメチジン 400mg を含有する。

    シメチジン錠 200mg「トーワ」 1 錠中 日局 シメチジン 200mg を含有する。

    シメチジン錠 400mg「トーワ」

    1 錠中 日局 シメチジン 400mg を含有する。

    (2) 添 加 物

    シメチジン細粒 20%「トーワ」

    使 用 目 的 添 加 物 賦形剤 白糖 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 滑沢剤 タルク

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    使 用 目 的 添 加 物 賦形剤 白糖、D-マンニトール 結合剤 エチルセルロース、マクロゴール 滑沢剤 無水ケイ酸

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    使 用 目 的 添 加 物 賦形剤 セルロース 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン 崩壊剤 デンプングリコール酸 Na 分散剤 ラウリル硫酸 Na 滑沢剤 無水ケイ酸、ステアリン酸 Mg コーティング剤 ヒプロメロース、マクロゴール、タルク、酸化チタン

  • 8

    シメチジン錠 400mg「トーワ」

    使 用 目 的 添 加 物 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 崩壊剤 カルメロース Ca 滑沢剤 ステアリン酸 Mg コーティング剤 ヒプロメロース、酸化チタン、タルク

    (3) その他

    該当資料なし

    3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意

    該当しない

    4.製剤の各種条件下における安定性

    (1) 加速試験

    シメチジン細粒 20%「トーワ」1)

    包装形態:ポリエチレンセロファンで分包(1g 分包)した製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月

    性状 白色の細粒であり、

    分包品であった 同左

    確認試験 適合 同左

    粒度試験 適合 同左

    製剤均一性 適合 同左

    含量(%) 98.7~101.4 98.7~102.2

    包装形態:ポリエチレン瓶に入れた製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月 性状 白色の細粒 同左

    確認試験 適合 同左

    粒度試験 適合 同左

    製剤均一性 適合 同左

    含量(%) 98.7~101.4 100.1~103.3

  • 9

    シメチジン細粒 40%「トーワ」2)

    包装形態:貼り合わせアルミ箔で分包(1g 分包)した製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月

    性状 白色の細粒であり、

    分包品であった 同左

    確認試験 適合 同左

    粒度試験 適合 同左

    製剤均一性 適合 同左

    含量(%) 99.2~102.2 97.8~102.5

    包装形態:貼り合わせアルミ箔で分包(0.5g 分包)した製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月

    性状 白色の細粒であり、

    分包品であった 同左

    確認試験 適合 同左

    粒度試験 適合 同左

    製剤均一性 適合 同左

    含量(%) 99.2~102.2 99.0~102.6

    包装形態:ポリエチレン瓶に入れた製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月 性状 白色の細粒 同左

    確認試験 適合 同左

    粒度試験 適合 同左

    含量(%) 99.2~102.2 98.7~101.9

    シメチジン錠 200mg「トーワ」3)

    包装形態:PTP 包装した製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月

    性状 白色~微黄白色の

    フィルムコーティング錠 同左

    確認試験 適合 同左

    崩壊時間(分) 1.0~3.4 2.7~8.8 含量(%) 97.5~100.6 96.7~101.4

  • 10

    包装形態:ポリエチレン袋に入れた製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月

    性状 白色~微黄白色の

    フィルムコーティング錠 同左

    確認試験 適合 同左

    崩壊時間(分) 1.0~3.4 2.4~8.0 含量(%) 97.5~100.6 96.3~101.3

    シメチジン錠 400mg「トーワ」4) 包装形態:PTP 包装した製品 試験条件:40℃、75%RH、3 ロット(n=3)

    試験項目 開始時 6 箇月

    性状 白色のフィルム

    コーティング錠 同左

    確認試験 適合 同左

    崩壊時間(分) 崩壊試験 第 1 液 4~8 4~8

    水 6~11 6~11 含量(%) 98.3~101.9 99.8~102.0

    最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度 75%、6 箇月)の結果、シメチジン細粒 20%「トーワ」、シメチジン細粒 40%「トーワ」、シメチジン錠 200mg「トーワ」及びシメチジン錠400mg「トーワ」は通常の市場流通下においてそれぞれ 3 年間安定であることが推測された。

    (2) 長期保存試験 シメチジン細粒 20%「トーワ」5)

    包装形態:分包包装した製品 試験条件:遮光・室温保存、3 ロット(n=1)

    試験項目 開始時 3 年

    性状 白色~微黄白色の細粒 同左

    溶出率(%)* 93.0~98.3 91.4~101.8

    含量(%) 99.3~102.1 98.2~98.8 *:別ロットで実施した試験

    シメチジン細粒 40%「トーワ」6) 包装形態:分包包装した製品 試験条件:遮光・室温保存、3 ロット(n=1)

    試験項目 開始時 3 年

    性状 白色~微黄白色の細粒 同左

    溶出率(%)* 94.6~98.4 97.4~105.0

    含量(%) 100.9~102.9 98.8~99.3 *:別ロットで実施した試験

  • 11

    シメチジン錠 200mg「トーワ」7) 包装形態:PTP 包装し貼り合わせアルミ箔包装した製品 試験条件:室温保存、3 ロット(n=1)

    試験項目 開始時 3 年

    性状 白色~微黄白色の

    フィルムコーティング錠 同左

    溶出率(%) 97.4~106.0 99.5~102.9

    含量(%) 98.6~101.7 98.0~100.5

    包装形態:ポリエチレン袋に入れ、缶に入れた製品 試験条件:室温保存、3 ロット(n=1)

    試験項目 開始時 3 年

    性状 白色~微黄白色の

    フィルムコーティング錠 同左

    溶出率(%) 97.4~106.0 96.6~102.6

    含量(%) 98.6~101.9 97.3~99.5

    長期保存試験(室温保存、3 年)の結果、シメチジン細粒 20%「トーワ」、シメチジン細粒 40%「トーワ」及びシメチジン錠 200mg「トーワ」は通常の市場流通下においてそれぞれ 3 年間安定であることが確認された。

    (3) 無包装状態における安定性

    シメチジン細粒 20%「トーワ」8)

    *1:白色→白色、特異な臭いがした (1 箇月)、白色、特異な臭いがした (3 箇月) *2:白色→白色、特異な臭いがした (30 万 lx・hr)、黄色みを帯びた白色、特異な臭いがした(60 万 lx・hr) 注)「(社)日本病院薬剤師会:錠剤・カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について(答申)、平成 11 年 8 月 20 日」に準じて試験を実施した。

    試験項目 開始時 温度

    (40℃) 湿度

    (25℃、75%RH、3 箇月)

    1 箇月 3 箇月 30 万 lx・hr 60 万 lx・hr

    外観 問題なし 問題なし*1 問題なし*1 問題なし 問題なし*2 問題なし*2

    含量 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    溶出性 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

  • 12

    シメチジン細粒 40%「トーワ」9)

    試験項目 開始時 温度

    (40℃) 湿度

    (25℃、75%RH、3 箇月)

    1 箇月 3 箇月 30 万 lx・hr 60 万 lx・hr

    外観 問題なし 問題なし*1 問題なし*1 問題なし 問題なし*2 問題なし*2

    含量 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    溶出性 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし *1:白色→白色、特異な臭いがした (1 箇月)、白色、特異な臭いがした (3 箇月) *2:白色→わずかに黄色みを帯びた白色、特異な臭いがした (30 万 lx・hr)、微黄白色、特異な臭いがした(60 万lx・hr) 注)「(社)日本病院薬剤師会:錠剤・カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について(答申)、平成 11 年 8 月 20 日」に準じて試験を実施した。

    シメチジン錠 200mg「トーワ」10)

    試験項目 開始時 温度

    (40℃) 湿度

    (25℃、75%RH) 光 (60 万 lx・hr) 1 箇月 3 箇月 1 箇月 3 箇月

    外観 問題なし 問題なし 問題なし*1 問題なし 問題なし*1 問題なし*2

    含量 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    硬度 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    溶出性 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    *1:若干のくすみ *2:微橙色に変化 注)「(社)日本病院薬剤師会:錠剤・カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について(答申)、平成 11 年 8 月 20 日」に準じて試験を実施した。

    シメチジン錠 400mg「トーワ」11)

    試験項目 開始時 温度 (40℃、3 箇月) 湿度

    (25℃、75%RH、3 箇月) 光

    (120 万 lx・hr)

    外観 問題なし 問題なし 問題なし 素錠部分が 微黄色に変化した

    含量 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    硬度 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし

    溶出性 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし 注)「(社)日本病院薬剤師会:錠剤・カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について(答申)、平成 11 年 8 月 20 日」に準じて試験を実施した。

    5.調製法及び溶解後の安定性

    該当しない

    6.他剤との配合変化(物理化学的変化)

    該当しない

  • 13

    7.溶出性

    (1) 規格及び試験方法 12)13)14)15)

    シメチジン細粒 20%「トーワ」、シメチジン細粒 40%「トーワ」、シメチジン錠 200mg「トーワ」及びシメチジン錠 400mg「トーワ」は、日本薬局方外医薬品規格第 3 部に定められたシメチジン細粒並びにシメチジン錠の溶出規格にそれぞれ適合していることが確認されてい

    る。 方 法:日局溶出試験法(パドル法) 試験液:水 900mL 回転数:50rpm 測定法:紫外可視吸光度測定法 規 格:細粒 20% / 細粒 40%;15 分間の溶出率が 85%以上のときは適合とする。

    錠 200mg / 錠 400mg;30 分間の溶出率が 80%以上のときは適合とする。 〔出典:日本薬局方外医薬品規格第 3 部〕

  • 14

    (2) 品質再評価

    シメチジン細粒 20%「トーワ」16)

    名称

    ① pH1.2 ② pH4.0

    0分 5分 10分 15分 30分 0分 5分 10分 15分 30分

    0 99.5 99.9 100.0 99.8 0 100.0 101.4 101.6 101.5

    0 97.3 98.9 99.3 99.1 0 99.4 99.5 99.5 99.4

    ③ pH6.8 ④ 水

    0分 5分 10分 15分 30分 0分 5分 10分 15分 30分

    0 100.0 101.1 101.7 102.1 0 97.7 99.1 101.0 102.8

    0 92.4 100.0 101.0 101.0 0 89.7 99.7 101.6 101.6

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    試 験 液

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    pH1.2 pH4.0

    pH6.8 水

    シメチジン細粒20%「トーワ」の溶出試験

    シメチジン細粒20%「トーワ」につき、標準製剤を用いて、品質再評価(第4次)で指定された下記4種の試験液を用いて溶出試験を行った。

    有 効 成 分 名剤    形 200mg/g 含 量細粒剤

    溶出試験条件

    :日本薬局方試薬・試液のリン酸塩緩衝液(1→2)

    回 転 数界面活性剤

    50rpmなし

    ④ 水 :日本薬局方精製水

    販  売  名 シメチジン細粒20%「トーワ」シメチジン

    ③ pH6.8

    :日本薬局方崩壊試験の第1液:酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.05mol/L)

    ① pH1.2② pH4.0

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出率

    (%)

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出率

    (%)

    自社製剤

    標準製剤

    後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドラインに従い、自社製剤と標準製剤の4種の試験液における溶出挙動の同等性を判定した結果、自社製剤と標準製剤は同等であると判定された。

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出率

    (%)

    自社製剤

    標準製剤

  • 15

    シメチジン細粒 40%「トーワ」17)

    名称

    ① pH1.2 ② pH4.0

    0分 5分 10分 15分 30分 0分 5分 10分 15分 30分

    0 101.3 101.7 101.2 101.6 0 101.0 100.8 100.5 101.1

    0 98.2 99.4 99.0 99.1 0 92.9 100.0 99.5 100.1

    ③ pH6.8 ④ 水

    0分 5分 10分 15分 30分 0分 5分 10分 15分 30分

    0 100.3 100.5 99.7 99.9 0 100.4 101.0 100.3 101.1

    0 66.0 88.2 95.8 99.5 0 60.6 82.3 92.3 100.9

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    試 験 液

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    pH1.2 pH4.0

    pH6.8 水

    シメチジン細粒40%「トーワ」の溶出試験

    シメチジン細粒40%「トーワ」につき、標準製剤を用いて、品質再評価(第4次)で指定された下記4種の試験液を用いて溶出試験を行った。

    有 効 成 分 名剤    形 400mg/g 含 量細粒剤

    溶出試験条件

    :日本薬局方試薬・試液のリン酸塩緩衝液(1→2)

    回 転 数界面活性剤

    50rpmなし

    ④ 水 :日本薬局方精製水

    販  売  名 シメチジン細粒40%「トーワ」シメチジン

    ③ pH6.8

    :日本薬局方崩壊試験の第1液:酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.05mol/L)

    ① pH1.2② pH4.0

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出率

    (%)

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドラインに従い、自社製剤と標準製剤の4種の試験液における溶出挙動の同等性を判定した結果、自社製剤と標準製剤は同等であると判定された。

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 5 10 15 20 25 30

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

  • 16

    シメチジン錠 200mg「トーワ」18)

    名称

    ① pH1.2 ② pH4.0

    0分 5分 10分 15分 30分 45分 0分 5分 10分 15分 30分 45分

    0 16.0 67.7 96.0 100.3 100.1 0 22.9 76.7 96.0 100.3 100.4

    0 58.4 82.4 92.9 100.3 100.6 0 55.5 79.7 86.3 93.7 98.6

    ③ pH6.8 ④ 水

    0分 5分 10分 15分 30分 45分 0分 5分 10分 15分 30分 45分

    0 47.0 81.5 97.9 99.2 100.1 0 44.9 78.7 92.6 98.4 98.7

    0 50.1 70.5 80.5 93.5 98.8 0 57.4 74.9 81.8 92.3 97.2

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    :日本薬局方崩壊試験の第1液:酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.05mol/L)

    ① pH1.2② pH4.0

    シメチジン

    pH6.8 水

    販  売  名 有 効 成 分 名剤    形

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    pH1.2 pH4.0

    溶出試験条件

    :日本薬局方試薬・試液のリン酸塩緩衝液(1→2)

    回転数界面活性剤

    50rpmなし

    ④ 水

    シメチジン錠200mg「トーワ」の溶出試験

    シメチジン錠200mg「トーワ」につき、標準製剤を用いて、品質再評価(第1次)で指定された下記4種の試験液を用いて溶出試験を行った。

    :日本薬局方精製水

    試 験 液③ pH6.8

    200mg 含 量錠剤

    シメチジン錠200mg「トーワ」

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 15 30 45

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 15 30 45

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 15 30 45

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドラインに従い、自社製剤と標準製剤の4種の試験液における溶出挙動の同等性を判定した結果、自社製剤と標準製剤は同等であると判定された。

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 15 30 45

    試験液採取時間(分)

    溶出率

    (%)

    自社製剤

    標準製剤

  • 17

    シメチジン錠 400mg「トーワ」19)

    名称

    ① pH1.2 ② pH4.0

    0分 5分 10分 15分 30分 45分 60分 0分 5分 10分 15分 30分 45分 60分

    0 81.9 97.7 99.6 99.5 99.1 98.6 0 79.5 93.9 96.9 98.6 98.1 97.5

    0 54.3 80.1 90.8 98.9 98.5 98.1 0 57.5 78.6 87.8 98.2 100.3 100.2

    ③ pH6.8 ④ 水

    0分 5分 10分 15分 30分 45分 60分 0分 5分 10分 15分 30分 45分 60分

    0 74.9 93.0 96.4 98.2 98.0 97.6 0 67.8 89.1 95.3 100.1 99.7 99.6

    0 55.2 76.9 85.6 97.0 99.1 99.2 0 51.0 78.9 87.7 96.4 98.9 98.6

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    :日本薬局方崩壊試験の第1液:酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.05mol/L)

    ① pH1.2② pH4.0

    シメチジン

    pH6.8 水

    販  売  名 有 効 成 分 名剤    形

    自社製剤

    標準製剤

    自社製剤

    標準製剤

    pH1.2 pH4.0

    溶出試験条件

    :日本薬局方試薬・試液のリン酸塩緩衝液(1→2)

    回転数界面活性剤

    50rpmなし

    ④ 水

    シメチジン錠400mg「トーワ」の溶出試験

    シメチジン錠400mg「トーワ」につき、標準製剤を用いて、品質再評価(第1次)で指定された下記4種の試験液を用いて溶出試験を行った。

    :日本薬局方精製水

    試 験 液③ pH6.8

    400mg 含 量錠剤

    シメチジン錠400mg「トーワ」

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 10 20 30 40 50 60

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 10 20 30 40 50 60

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 10 20 30 40 50 60

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )自社製剤

    標準製剤

    後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドラインに従い、自社製剤と標準製剤の4種の試験液における溶出挙動の同等性を判定した結果、自社製剤と標準製剤は同等であると判定された。

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    0 10 20 30 40 50 60

    試験液採取時間(分)

    溶出

    率(%

    )

    自社製剤

    標準製剤

    8.生物学的試験法 該当しない

  • 18

    9.製剤中の有効成分の確認試験法

    シメチジン細粒 20%「トーワ」

    (1) クエン酸・無水酢酸試液(1→50)による呈色反応 (2) 紫外可視吸光度測定法 (3) 薄層クロマトグラフィー

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    (1) クエン酸・無水酢酸試液(1→50)による呈色反応 (2) 次亜塩素酸ナトリウム試液による呈色反応 (3) 紫外可視吸光度測定法 (4) 薄層クロマトグラフィー

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    (1) クエン酸・無水酢酸試液(1→50)による呈色反応 (2) 紫外可視吸光度測定法 (3) 薄層クロマトグラフィー シメチジン錠 400mg「トーワ」

    (1) 希塩酸及びライネッケ塩試液による沈殿反応 (2) 紫外可視吸光度測定法 (3) 薄層クロマトグラフィー

    10.製剤中の有効成分の定量法

    液体クロマトグラフィー

    11.力価

    該当しない

    12.混入する可能性のある夾雑物

    該当資料なし

    13.注意が必要な容器・外観が特殊な容器に関する情報

    該当しない

    14.その他

    該当しない

  • 19

    Ⅴ.治療に関する項目

    1.効能・効果 ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison 症候群、逆流性食道炎、上部消化

    管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)

    ・下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善

    急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期

    2.用法・用量

    ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍

    通常、成人にはシメチジンとして1日 800 ㎎を2回(朝食後及び就寝前)に分割して経口

    投与する。また、1日量を4回(毎食後及び就寝前)に分割もしくは1回(就寝前)投与

    することもできる。

    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    ・吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群、逆流性食道炎、上部消化管出血(消化性潰瘍、

    急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)

    通常、成人にはシメチジンとして1日 800㎎を2回(朝食後及び就寝前)に分割して経口

    投与する。また、1日量を4回(毎食後及び就寝前)に分割して投与することもできる。

    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    ただし、上部消化管出血の場合には、通常注射剤で治療を開始し、内服可能となった後は

    経口投与に切り替える。

    ・下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善

    急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期

    通常、成人にはシメチジンとして1日 400㎎を2回(朝食後及び就寝前)に分割して経口

    投与する。また、1日量を1回(就寝前)投与することもできる。

    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    【用法・用量に関連する使用上の注意】

    1) 腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、次の表を参考にして投与量を減ずるか

    投与間隔をあけて使用すること。

    2) シメチジンは血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合

    は、透析後に投与すること。なお、腹膜透析においては、シメチジンの除去率はわずか(投

    与量の約5%以下)である。

    3.臨床成績 (1) 臨床データパッケージ

    該当資料なし

    (2) 臨床効果 該当資料なし

  • 20

    (3) 臨床薬理試験 該当資料なし

    (4) 探索的試験

    該当資料なし

    (5) 検証的試験

    1) 無作為化並行用量反応試験

    該当資料なし

    2) 比較試験

    該当資料なし

    3) 安全性試験

    該当資料なし

    4) 患者・病態別試験

    該当資料なし

    (6) 治療的使用

    1) 使用成績調査・特定使用成績調査(特別調査)・製造販売後臨床試験(市販後臨床試験)

    該当資料なし

    2) 承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要

    該当しない

  • 21

    Ⅵ.薬効薬理に関する項目

    1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群

    H2受容体拮抗剤 2.薬理作用

    (1) 作用部位・作用機序

    胃酸分泌細胞(壁細胞)のヒスタミン H2受容体を遮断して胃酸分泌を抑制する。生理的には、胃酸はヒスタミン、アセチルコリン、ガストリンによって分泌されるが、胃酸分泌に関与する

    受容体の中では、H2 受容体が最も重要な受容体であり、この受容体においてヒスタミンと拮抗すると最も強力な胃酸分泌抑制を示すことになる。H2 受容体は胃酸分泌に重要な役割を演じているが、中枢以外に重要な生理的役割を演じていないので、H2 受容体遮断に起因する副作用は少ない。

    (2) 薬効を裏付ける試験成績

    該当資料なし

    (3) 作用発現時間・持続時間

    該当資料なし

  • 22

    Ⅶ.薬物動態に関する項目

    1.血中濃度の推移・測定法 (1) 治療上有効な血中濃度

    該当資料なし

    (2) 最高血中濃度到達時間 (3) 臨床試験で確認された血中濃度の項を参照

    (3) 臨床試験で確認された血中濃度 生物学的同等性試験

    シメチジン細粒 20%「トーワ」20)

    シメチジン細粒 20%「トーワ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1 g(シメチ

    ジンとして 200 ㎎)健康成人男子(n=14)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定

    し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学

    的同等性が確認された(昭和 55年5月 30日 薬審第 718号に基づく)。

    薬 物 動 態 パ ラ メ ー タ

    血漿中濃度並びに AUC、Cmax 等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

  • 23

    シメチジン細粒 40%「トーワ」21)

    シメチジン細粒 40%「トーワ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ 0.5g(シメチ

    ジンとして 200 ㎎)健康成人男子(n=14)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定

    し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学

    的同等性が確認された(昭和 55年5月 30日 薬審第 718号に基づく)。

    薬 物 動 態 パ ラ メ ー タ

    血漿中濃度並びに AUC、Cmax 等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

    シメチジン錠 200mg「トーワ」22)

    シメチジン錠 200 ㎎「トーワ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(シメチ

    ジンとして 200 ㎎)健康成人男子(n=14)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定

    し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学

    的同等性が確認された(昭和 55 年5月 30日 薬審第 718号に基づく)。

  • 24

    薬 物 動 態 パ ラ メ ー タ

    血漿中濃度並びに AUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試

    験条件によって異なる可能性がある。

    シメチジン錠 400mg「トーワ」23)

    シメチジン錠 400 ㎎「トーワ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(シメチ

    ジンとして 400 ㎎)健康成人男子(n=16)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定

    し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学

    的同等性が確認された(昭和 55年5月 30日 薬審第 718号に基づく)。

  • 25

    薬 物 動 態 パ ラ メ ー タ

    血漿中濃度並びに AUC、Cmax 等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

    (4) 中毒域 該当資料なし

    (5) 食事・併用薬の影響 該当資料なし

    (6) 母集団(ポピュレーション)解析により判明した薬物体内動態変動要因 該当資料なし

    2.薬物速度論的パラメータ (1) 解析方法

    該当資料なし

    (2) 吸収速度定数 該当資料なし

    (3) バイオアベイラビリティ 該当資料なし

    (4) 消失速度定数 該当資料なし

    (5) クリアランス 該当資料なし

    (6) 分布容積 該当資料なし

    (7) 血漿蛋白結合率 該当資料なし

  • 26

    3.吸 収 該当資料なし

    4.分 布 (1) 血液-脳関門通過性

    該当資料なし

    (2) 血液-胎盤関門通過性 該当資料なし

    (3) 乳汁への移行性 Ⅷ.10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与の項 2)を参照

    (4) 髄液への移行性 該当資料なし

    (5) その他の組織への移行性 該当資料なし

    5.代 謝 (1) 代謝部位及び代謝経路

    該当資料なし

    (2) 代謝に関与する酵素(CYP450等)の分子種 該当資料なし

    (3) 初回通過効果の有無及びその割合 該当資料なし

    (4) 代謝物の活性の有無及び比率 該当資料なし

    (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ 該当資料なし

    6.排 泄 (1) 排泄部位及び経路

    該当資料なし

  • 27

    (2) 排泄率 該当資料なし

    (3) 排泄速度 該当資料なし

    7.トランスポーターに関する情報

    該当資料なし

    8.透析等による除去率

    Ⅴ.2.用法・用量の項を参照

  • 28

    Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

    1.警告内容とその理由

    該当しない

    2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)

    【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

    シメチジンに対し過敏症の既往歴のある患者

    3.効能・効果に関連する使用上の注意とその理由

    該当しない

    4.用法・用量に関連する使用上の注意とその理由 【用法・用量に関連する使用上の注意】

    1) 腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、次の表を参考にして投与量を減ずるか

    投与間隔をあけて使用すること。

    2) シメチジンは血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合

    は、透析後に投与すること。なお、腹膜透析においては、シメチジンの除去率はわずか(投

    与量の約5%以下)である。

    5.慎重投与内容とその理由

    慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

    1) 腎障害のある患者(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)

    2) 肝障害のある患者

    3) 薬物過敏症の既往歴のある患者

    4) 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

    6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法

    重要な基本的注意

    治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめ、本剤で

    効果がみられない場合には他の療法に切り替えること。なお、血液像、肝機能、腎機能等に注

    意すること。

  • 29

    7.相互作用

    (1) 併用禁忌とその理由

    該当しない

  • 30

    (2) 併用注意とその理由 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    肝薬物代謝酵素P-450の活性低下

    により代謝、排泄が遅延する薬剤

    主な薬剤:

    クマリン系抗凝血剤

    ワルファリン

    ベンゾジアゼピン系薬剤

    ジアゼパム

    トリアゾラム

    ミダゾラム

    抗てんかん剤

    フェニトイン

    カルバマゼピン

    抗うつ剤

    三環系抗うつ剤

    イミプラミン

    パロキセチン

    β-遮断剤

    プロプラノロール

    メトプロロール

    ラベタロール

    カルシウム拮抗剤

    ニフェジピン

    抗不整脈剤

    リドカイン

    キサンチン系薬剤

    テオフィリン

    アミノフィリン

    これらの医薬品の血中濃度を

    高めることが報告されている

    ので、これらの医薬品を減量す

    るなど慎重に投与すること。

    本剤が肝臓の薬物代謝酵素

    P-450(CYP1A2、CYP

    2C9、CYP2D6、CYP3A4等)を

    阻害して、これらの医薬品

    の代謝、排泄を遅延させる。

  • 31

    プロカインアミド これらの医薬品の血中濃度を

    高めることが報告されている

    ので、これらの医薬品を減量す

    るなど慎重に投与すること。

    本剤が近位尿細管における

    プロカインアミドの輸送を

    阻害し、腎クリアランスを

    減少させる。

    エリスロマイシン 機序不明

    8.副作用

    (1) 副作用の概要 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

    (2) 重大な副作用と初期症状

    重大な副作用(頻度不明)

    (1) ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状(全身発赤、呼

    吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には

    投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    (2) 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少:再生不良性貧血、汎血球減少、

    無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあるので、初期症状として全身けん怠、脱力、

    皮下・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められ

    た場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    (3) 間質性腎炎、急性腎不全:間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、初期症

    状として発熱、腎機能検査値異常(BUN、クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直

    ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    (4) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群):皮膚

    粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)があらわれ

    ることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与

    を中止し、適切な処置を行うこと。

    (5) 肝障害:黄疸、また、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等があらわれることがあるので、定期的

    に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するこ

    と。

    (6) 房室ブロック等の心ブロック:房室ブロック等の心ブロックがあらわれることがあるの

    で、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    (7) 意識障害、痙攣:意識障害、痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常

    が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。特に腎機能障害を有する患

    者においてあらわれやすいので、注意すること。

    (3) その他の副作用

    その他の副作用

    次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う

    こと。

    頻度不明 腎臓 BUN上昇、一過性のクレアチニン上昇

    過敏症注 1) 発疹、末梢神経障害注 2)

  • 32

    内分泌注 1) 女性化乳房、乳汁分泌、帯下増加、勃起障害

    精神神経系 可逆性の錯乱状態、痙攣、頭痛、めまい、四肢のしびれ・こわばり感、眠

    気、ヒポコンドリー様症状、無気力感、うつ状態、幻覚

    循環器 頻脈、徐脈、動悸

    消化器 便秘、腹部膨満感、下痢

    その他 発熱、全身熱感、排尿困難、筋肉痛、膵炎、脱毛

    注1)これらの症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    注2)過敏性血管炎に基づく末梢神経障害が報告されている。

    (4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧

    該当資料なし

    (5) 基礎疾患、合併症、重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度

    該当資料なし

    (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法

    注意:「Ⅷ-2. 禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)」、「Ⅷ-5.慎重投与内容とその理由」、「Ⅷ-8-(2)重大な副作用と初期症状」及び「Ⅷ-8-(3)その他の副作用」の項参照 試験法:該当資料なし

    9.高齢者への投与 高齢者への投与

    高齢者では減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与すること。[本剤は、主として腎臓

    から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため血中濃度が持続するおそ

    れがある。]

    10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与

    妊婦、産婦、授乳婦等への投与

    1) 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断さ

    れる場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]

    2) 授乳中の女性への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避け

    させること。[母乳中に移行することが報告されている。]

    11.小児等への投与

    小児等への投与

    小児等に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ない)

    12.臨床検査結果に及ぼす影響

    該当しない

  • 33

    13.過量投与 過量投与

    症状・徴候:外国において、シメチジン 20gから 40gを投与後に意識喪失等の重篤な中枢神経

    症状が発現した症例、及び 40g以上のシメチジンを単回経口服用した成人での死亡症例の報告

    がある。日本では1回 50 錠(10g)、外国では 100 錠(20g)までの過量投与の報告があるが、特

    に重大な影響はみられなかった。

    処置:催吐、胃洗浄等を行うとともに適切な療法を行うこと。

    14.適用上の注意

    適用上の注意

    薬剤交付時:PTP 包装の薬剤は PTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシ

    ートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤

    な合併症を併発することが報告されている。]

    15.その他の注意

    その他の注意

    1) 動物の毒性試験で弱い抗アンドロジェン作用に基づく前立腺及び精のう重量の減少が報

    告されている。

    2) ラットに 24 ヵ月投与した毒性試験で良性の精巣の間細胞腫の発生が増加したとの報告が

    ある。

    3) 本剤の投与が胃がんによる症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ

    投与すること。

    16.その他

    該当しない

  • 34

    Ⅸ.非臨床試験に関する項目

    1.薬理試験

    (1) 薬効薬理試験

    該当資料なし

    (2) 副次的薬理試験

    該当資料なし

    (3) 安全性薬理試験

    該当資料なし

    (4) その他の薬理試験

    該当資料なし

    2.毒性試験

    (1) 単回投与毒性試験

    該当資料なし

    (2) 反復投与毒性試験

    該当資料なし

    (3) 生殖発生毒性試験

    Ⅷ.15.その他の注意の項 1) 2)を参照

    (4) その他の特殊毒性

    該当資料なし

  • 35

    Ⅹ.管理的事項に関する項目

    1.規制区分

    該当しない

    2.有効期間又は使用期限

    使用期限:3 年(外箱、ラベルに記載)

    3.貯法・保存条件

    貯法:遮光・室温保存、気密容器(細粒剤) 遮光・室温保存(錠剤)

    4.薬剤取扱い上の注意点

    (1) 薬局での取り扱い上の留意点について

    Ⅷ.14.適用上の注意の項を参照

    (2) 薬剤交付時の取扱いについて

    患者向け医薬品ガイド:無 くすりのしおり:有 その他の患者向け資材:無

    (3) 調剤時の留意点について

    Ⅷ.14.適用上の注意の項を参照

    5.承認条件等 該当しない

    6.包装

    製品名 包装形態 内容量(重量、容量又は個数等)

    シメチジン細粒 20%「トーワ」

    分包包装 1g×1000 包 バラ包装 500g

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    分包包装 0.5g×1000 包、1g×1000 包 バラ包装 500g

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    PTP 包装 100 錠、1000 錠 バラ包装 1000 錠

    シメチジン錠 400mg「トーワ」 PTP 包装 100 錠

  • 36

    7.容器の材質 製品名 包装形態 材質

    シメチジン細粒 20%「トーワ」

    分包包装 分包 :セロファン・ポリエチレン ラミネート

    バラ包装 瓶、蓋(乾燥剤入り) :ポリエチレン

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    分包包装 分包 :セロファン・ポリエチレン・ アルミラミネート

    バラ包装 瓶、蓋(乾燥剤入り) :ポリエチレン

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    PTP 包装 PTP :ポリ塩化ビニル、アルミ箔 ピロー :アルミ・ポリエチレン・

    ポリエチレンテレフタレート ラミネート

    バラ包装 瓶、蓋(乾燥剤入り) :ポリエチレン

    シメチジン錠 400mg「トーワ」 PTP 包装

    PTP :ポリ塩化ビニル、アルミ箔 ピロー :ポリエチレン・ポリプロピレ

    ンラミネート

    8.同一成分・同効薬

    同一成分:タガメット錠 200mg、タガメット錠 400mg、タガメット細粒 20% 同効薬:ラニチジン塩酸塩、ファモチジン、ロキサチジンアセタート塩酸塩、ニザチジン、

    ラフチジン

    9.国際誕生年月日

    不明

    10.製造販売承認年月日及び承認番号 製品名 製造販売承認年月日 承認番号 備考

    シメチジン細粒 20%「トーワ」

    1989 年 12 月 20 日 (01AM0879) 2004 年 2 月 24 日 21600AMZ00293000 販売名変更による 2014 年 1 月 27 日 22600AMX00114000 販売名変更による

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    1994 年 3 月 15 日 (06AM)0709 2004 年 2 月 24 日 21600AMZ00294000 販売名変更による 2014 年 1 月 27 日 22600AMX00113000 販売名変更による

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    1989 年 11 月 7 日 (01AM)0650 2007 年 8 月 6 日 21900AMX01092000 販売名変更による 2014 年 1 月 27 日 22600AMX00112000 販売名変更による

    シメチジン錠 400mg「トーワ」

    2009 年 7 月 13 日 22100AMX02085000 2013 年 11 月 12 日 22500AMX01850000 販売名変更による

  • 37

    11.薬価基準収載年月日 製品名 薬価基準収載年月日 備考

    シメチジン細粒 20%「トーワ」

    1990 年 7 月 13 日 2004 年 7 月 9 日 販売名変更による 2014 年 6 月 20 日 販売名変更による

    シメチジン細粒 40%「トーワ」

    1994 年 7 月 8 日 2004 年 7 月 9 日 販売名変更による 2014 年 6 月 20 日 販売名変更による

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    1990 年 7 月 13 日 2007 年 12 月 21 日 販売名変更による 2014 年 6 月 20 日 販売名変更による

    シメチジン錠 400mg「トーワ」

    2009 年 11 月 13 日 2014 年 6 月 20 日 販売名変更による

    12.効能・効果追加、用法・用量変更追加等の年月日及びその内容

    シメチジン細粒 20%「トーワ」及びシメチジン錠 200mg「トーワ」

    用法・用量追加年月日:1992 年 2 月 27 日 内容:記載標記の変更及び胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜

    病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善における就寝前 1 回投与の追加 シメチジン細粒 40%「トーワ」

    用法・用量追加年月日:2003 年 7 月 1 日 内容:記載標記の変更及び胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜

    病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善における就寝前 1 回投与の追加

    13.再審査結果、再評価結果公表年月日及びその内容

    再審査結果:該当しない

    シメチジン錠 200mg「トーワ」

    品質再評価結果公表年月日:1999 年 3 月 23 日 品質再評価結果:薬事法第 14 条第 2 項各号(承認拒否事由)のいずれにも該当しないとの結果

    を得た。 シメチジン細粒 20%/細粒 40%「トーワ」

    品質再評価結果公表年月日:2000 年 12 月 21 日 品質再評価結果:薬事法第 14 条第 2 項各号(承認拒否事由)のいずれにも該当しないとの結果

    を得た。

    14.再審査期間

    該当しない

  • 38

    15.投薬期間制限医薬品に関する情報

    本剤は、投薬(あるいは投与)期間に関する制限は定められていない。 ただし、Ⅷ.6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法の項に注意喚起の記載がある。

    16.各種コード

    製品名 HOT 番号 厚生労働省薬価基準 収載医薬品コード レセプト電算コード

    シメチジン細粒 20%「トーワ」 104288702 2325001C1134 620428802

    シメチジン細粒 40%「トーワ」 104296201 2325001C2106 620429601

    シメチジン錠 200mg「トーワ」 104297916 2325001F1572 620429716

    シメチジン錠 400mg「トーワ」 119477701 2325001F2269 621947702

    17.保険給付上の注意

    本剤は診療報酬上の後発医薬品である。

  • 39

    ⅩⅠ.文 献

    1.引用文献

    1) 東和薬品株式会社 社内資料:加速試験(細粒 20%) 2) 東和薬品株式会社 社内資料:加速試験(細粒 40%) 3) 東和薬品株式会社 社内資料:加速試験(錠 200mg) 4) 東和薬品株式会社 社内資料:加速試験(錠 400mg) 5) 東和薬品株式会社 社内資料:長期保存試験(細粒 20%) 6) 東和薬品株式会社 社内資料:長期保存試験(細粒 40%) 7) 東和薬品株式会社 社内資料:長期保存試験(錠 200mg) 8) 東和薬品株式会社 社内資料:無包装状態における安定性試験(細粒 20%) 9) 東和薬品株式会社 社内資料:無包装状態における安定性試験(細粒 40%)

    10) 東和薬品株式会社 社内資料:無包装状態における安定性試験(錠 200mg) 11) 東和薬品株式会社 社内資料:無包装状態における安定性試験(錠 400mg) 12) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(細粒 20%) 13) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(細粒 40%) 14) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(錠 200mg) 15) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(錠 400mg) 16) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(細粒 20%) 17) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(細粒 40%) 18) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(錠 200mg) 19) 東和薬品株式会社 社内資料:品質再評価;溶出試験(錠 400mg) 20) 東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験;血漿中未変化体濃度 (細粒 20%) 21) 東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験;血漿中未変化体濃度 (細粒 40%) 22) 東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験;血漿中未変化体濃度 (錠 200mg) 23) 東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験;血漿中未変化体濃度 (錠 400mg)

    2.その他の参考文献

    該当資料なし

  • 40

    ⅩⅡ.参考資料

    1.主な外国での発売状況

    該当資料なし

    2.海外における臨床支援情報

    該当資料なし

    ⅩⅢ.備 考

    その他の関連資料

    東和薬品株式会社 製品情報ホームページ http://med.towayakuhin.co.jp/medical/product/index.php

    http://med.towayakuhin.co.jp/medical/product/index.php

  • 19 版-6

    表  紙IF利用の手引きの概要目  次Ⅰ.概要に関する項目1.開発の経緯2.製品の治療学的・製剤学的特性

    Ⅱ.名称に関する項目1.販 売 名2.一 般 名3.構造式又は示性式4.分子式及び分子量5.化学名(命名法)6.慣用名、別名、略号、記号番号7.CAS登録番号

    Ⅲ.有効成分に関する項目1.物理化学的性質2.有効成分の各種条件下における安定性3.有効成分の確認試験法4.有効成分の定量法

    Ⅳ.製剤に関する項目1.剤  形2.製剤の組成3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意4.製剤の各種条件下における安定性5.調製法及び溶解後の安定性6.他剤との配合変化(物理化学的変化)7.溶出性8.生物学的試験法9.製剤中の有効成分の確認試験法10.製剤中の有効成分の定量法11.力価12.混入する可能性のある夾雑物13.注意が必要な容器・外観が特殊な容器に関する情報14.その他

    Ⅴ.治療に関する項目1.効能・効果2.用法・用量3.臨床成績

    Ⅵ.薬効薬理に関する項目1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群2.薬理作用

    Ⅶ.薬物動態に関する項目1.血中濃度の推移・測定法2.薬物速度論的パラメータ3.吸  収4.分  布5.代  謝6.排  泄7.トランスポーターに関する情報8.透析等による除去率

    Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目1.警告内容とその理由2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)3.効能・効果に関連する使用上の注意とその理由4.用法・用量に関連する使用上の注意とその理由5.慎重投与内容とその理由6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法7.相互作用8.副作用9.高齢者への投与10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与11.小児等への投与12.臨床検査結果に及ぼす影響13.過量投与14.適用上の注意15.その他の注意16.その他

    Ⅸ.非臨床試験に関する項目1.薬理試験2.毒性試験

    Ⅹ.管理的事項に関する項目1.規制区分2.有効期間又は使用期限3.貯法・保存条件4.薬剤取扱い上の注意点5.承認条件等6.包装7.容器の材質8.同一成分・同効薬9.国際誕生年月日10.製造販売承認年月日及び承認番号11.薬価基準収載年月日12.効能・効果追加、用法・用量変更追加等の年月日及びその内容13.再審査結果、再評価結果公表年月日及びその内容14.再審査期間15.投薬期間制限医薬品に関する情報16.各種コード17.保険給付上の注意

    ⅩⅠ.文  献1.引用文献2.その他の参考文献

    ⅩⅡ.参考資料1.主な外国での発売状況2.海外における臨床支援情報

    ⅩⅢ.備  考その他の関連資料