樹脂包埋 - 組織染色と評価のnhsl 株式会社...

株式会社 新組織科学研究所 http://www.hslabo.co.jp/ 2017年8月 ご注意: 本案内のサービスおよび装置仕様は、サービス受託の際に変更される場合がございます。 詳しくは、お問い合わせいただくか、ウエブサイト情報にてご確認ください。 樹脂包埋 とは ヒトや動物を対象とした非脱灰標本作製です。近年では医療機器を対象とした材料を用 い病理標本を作製する技法として広く研究対象が拡大し、組織学的な評価の需要が増加 しています。当社ではこれら組織を樹脂に包埋し、研磨や薄切による標本作製およ び組織学的評価を受託しています。 ヒトや動物の骨・歯等の生体材料、金属製インプラント埋植組織、アパタイト埋植組織、 人工関節、人工血管、微細で複雑なステント、コイル留置組織 など さらに、パラフィン包埋では成し得なかった樹脂包埋の連続切片を用いた 3D 画像解析のためのご依頼や、新型の生体吸収型ステ ントでの樹脂標本作製といった高品質の硬組織標本がますます必要とされてきています。本サービスでは、樹脂包埋後、特殊技術 による研磨  ( 通常のミクロトームでは薄切不可能な非脱灰組織や金属を含む サンプル ) 、あるいはタングステンカーバイト製の 刃を用いたミクロ卜ームによる薄切により切片を作製し、染色・封入します。 当社は、独自の技術開発を追求し、高品質な硬組織標本作製業務さらには国内初の免疫染色 ※1 を受託することが可能です。 作製困難と思われるサ ンプルなどがあればお気軽にお問い合わせください。 樹脂包埋 >研磨標本 >薄切標本 >免疫染色 ※1 樹脂標本作製に自信があります! 国内初の免疫染色 ※1 の受託を開始しました。 抗α SMA 抗体染色例 受託サービス内容 当社は研究の主旨にあわせた標本作製の受託・サポートが可能です。 長年の経験から、研究開発の目的に応じて、最適な標本作製方法を提案致します。お気軽に相談ください。 過去の受託例 ・3D 培養細胞の樹脂標本作製(培養機材メンブレン含む) ・「信頼性保証」での樹脂標本サンプル200検体以上 ・医療機器メーカーからの開発品(ステント、インプラント)の非臨床試験研究での標本作製 ・ヒト材料(口腔外科、整形外科、循環器系)の樹脂標本化 ・皮膚連続薄切標本作製:1,000 枚以上 / サンプル ・その他 【受託可能な染色方法】 染色種類 研磨 薄切 観察点の特徴 基本形態確認染色 Cole's HE HE 特殊染色 E-HE( エラスチカ・エイチイー ) 弾性線維 EVG( エラスチカ・ワンギーソン ) 弾性線維 Kossa( コッサ ) カルシウム、石灰化層 TB( トルイジンブルー ) 酸性ムコ多糖、肥満細胞など、形態観察も可能 PAS( パス ) 基底膜、中性粘液、糖質 V.Goldner( ビラネバ・ゴールドナー ) 類骨 免疫染色 α SMA 平滑筋、血管平滑筋 【納期の目安】 樹脂標本のご依頼は、樹脂ブロックの作製や標本作製までに時間がかかりますこと承諾ください。 依頼頂くサンプル数により納期を相談させていただくことがあります。 項目 標準納期 樹脂ブロック作製のみ 研磨用:約8週間 薄切用:約4週間 固定組織から樹脂研磨標本作製まで 約 10 週間 固定組織から樹脂薄切標本作製まで 約 7 週間 免疫染色(α SMA のみ) 約 1 週間 【お問合わせから納品の流れまで】 株式会社新組織科学研究所 〒 198-0005 東京都青梅市黒沢二丁目 979 番地の2 TEL :(0428)74‒4741 FAX :(0428)74‒4505 E-mail : info @ hslabo.co.jp http://www.hslabo.co.jp/ お客様 新組織科学研究所 ① お問い合わせ 当社 HP「お問い合わせフォーム」から http://www.hslabo.co.jp/ ② 1 次回答(原則 E-mail での対応です) ・検査のご紹介・ご説明 ・お見積 ( 現物を確認しないとお見積が難 しい場合は、 サンプル受領後に見積をお 出しする事があります。) ③依頼・検体送付 発注のご連絡をいただけましたら、当社 からの輸送指示に沿ってご発送ください。 ⑤ブロック完成 と切り出し位置確認の連絡 ⑥切り出し位置の決定 ⑦納品、請求 ⑧検収・支払い ④2次回答 ・検体受領と今後のスケジュールの案内 ・ブロック完成予定時期、納品予定連絡

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株式会社 新組織科学研究所http://www.hslabo.co.jp/

2017年8月

ご注意:

 本案内のサービスおよび装置仕様は、サービス受託の際に変更される場合がございます。

 詳しくは、お問い合わせいただくか、ウエブサイト情報にてご確認ください。

樹脂包埋とは ヒトや動物を対象とした非脱灰標本作製です。近年では医療機器を対象とした材料を用

い病理標本を作製する技法として広く研究対象が拡大し、組織学的な評価の需要が増加

しています。当社ではこれら組織を樹脂に包埋し、研磨や薄切による標本作製およ

び組織学的評価を受託しています。

ヒトや動物の骨・歯等の生体材料、金属製インプラント埋植組織、アパタイト埋植組織、

人工関節、人工血管、微細で複雑なステント、コイル留置組織 など

さらに、パラフィン包埋では成し得なかった樹脂包埋の連続切片を用いた 3D画像解析のためのご依頼や、新型の生体吸収型ステ

ントでの樹脂標本作製といった高品質の硬組織標本がますます必要とされてきています。本サービスでは、樹脂包埋後、特殊技術

による研磨  ( 通常のミクロトームでは薄切不可能な非脱灰組織や金属を含む サンプル ) 、あるいはタングステンカーバイト製の

刃を用いたミクロ卜ームによる薄切により切片を作製し、染色・封入します。

当社は、独自の技術開発を追求し、高品質な硬組織標本作製業務さらには国内初の免疫染色※1を受託することが可能です。

作製困難と思われるサ ンプルなどがあればお気軽にお問い合わせください。

樹脂包埋 >研磨標本

 >薄切標本

 >免疫染色※1

樹脂標本作製に自信があります!国内初の免疫染色※1 の受託を開始しました。

抗α SMA抗体染色例

 受託サービス内容

当社は研究の主旨にあわせた標本作製の受託・サポートが可能です。

長年の経験から、研究開発の目的に応じて、最適な標本作製方法を提案致します。お気軽に相談ください。

過去の受託例 ・3D培養細胞の樹脂標本作製(培養機材メンブレン含む)

・「信頼性保証」での樹脂標本サンプル 200 検体以上

・医療機器メーカーからの開発品(ステント、インプラント)の非臨床試験研究での標本作製

・ヒト材料(口腔外科、整形外科、循環器系)の樹脂標本化

・皮膚連続薄切標本作製:1,000 枚以上 /サンプル

・その他

【受託可能な染色方法】染色種類 研磨 薄切 観察点の特徴

基本形態確認染色 Cole's HE HE

特殊染色

E-HE( エラスチカ・エイチイー ) ● 弾性線維EVG( エラスチカ・ワンギーソン ) ● 弾性線維

Kossa( コッサ ) ● ● カルシウム、石灰化層TB( トルイジンブルー ) ● ● 酸性ムコ多糖、肥満細胞など、形態観察も可能PAS( パス ) ● 基底膜、中性粘液、糖質

V.Goldner( ビラネバ・ゴールドナー ) ● 類骨免疫染色 α SMA ● 平滑筋、血管平滑筋

【納期の目安】樹脂標本のご依頼は、樹脂ブロックの作製や標本作製までに時間がかかりますこと承諾ください。

依頼頂くサンプル数により納期を相談させていただくことがあります。項目 標準納期

 樹脂ブロック作製のみ    研磨用:約8週間★

   薄切用:約4週間★

 固定組織から樹脂研磨標本作製まで        約 10 週間 固定組織から樹脂薄切標本作製まで 約 7 週間 免疫染色(α SMA のみ)        約 1週間

【お問合わせから納品の流れまで】

株式会社新組織科学研究所〒198-0005 東京都青梅市黒沢二丁目 979 番地の2

TEL :(0428)74‒4741 FAX :(0428)74‒4505

E-mail : info @ hslabo.co.jp

http://www.hslabo.co.jp/

お客様 新組織科学研究所

① お問い合わせ

当社 HP「お問い合わせフォーム」から

http://www.hslabo.co.jp/

② 1次回答(原則 E-mail での対応です)

・検査のご紹介・ご説明

・お見積 ( 現物を確認しないとお見積が難

しい場合は、 サンプル受領後に見積をお

出しする事があります。)

③依頼・検体送付

発注のご連絡をいただけましたら、当社

からの輸送指示に沿ってご発送ください。

⑤ブロック完成★と切り出し位置確認の連絡⑥切り出し位置の決定

⑦納品、請求⑧検収・支払い

④2次回答

・検体受領と今後のスケジュールの案内

・ブロック完成予定時期、納品予定連絡

バーチャルスライドとは、病理組織スライド標本を高速・高解像度でデジタル画像に

変換するスキャナシステムです。スライド上のサンプル全体のマクロからミクロまで

の任意の位置で任意の拡大縮小までが容易に PC上で行えます。

当社の「バーチャルスライド撮影サービス」は、Only one※1の高倍率と綺麗な高解像

度撮影が可能です。

バーチャル化することにより、貴重な研究材料のデータを複製・共有が可能となり、

スライドガラド標本管理で課題となる「染色劣化」「気泡混入」「破損」「管理・出し入

れの手間」が無くなり、いつでも同じ条件で観察・共有が可能となります。

2017 年 1 月にサービスを開始し、わずか半年でスライド撮影 25000 枚を超えるご依頼を頂いています。お手元の貴重なスライド

標本※5のデジタル保存はいかがでしょうか。

詳細な仕様、お問合せは当社ウェブサイトをご確認ください。

http://www.hslabo.co.jp/scanner/index.html

腸管:TB+ サフラニン

-5,909

 樹脂ブロック・染色例  免疫染色

国内初※1

  過去から「樹脂標本で免疫染色ができないのか」という多くの問い合せに対して積極的 

 な検討を重ねて、樹脂標本の免疫染色の受託を開始しました。本受託は当社への樹脂ブロッ

 クからの作製を依頼いただいた場合に限ります※2.3

材料  :ステント留置冠状動脈(ブタ)                   

材料提供:金沢大学大学院医薬保健学総合研究科循環器病態内科学 森 雅之 先生

※1:2017 年 7月当社調査結果より

※2:当社独自のノウハウで調合された樹脂に限定します。また樹脂化・免疫染色のプロトコールは概要に限定し、詳細は開示できません。独自に調整・作製された樹

脂包埋からの免疫染色の依頼は免責とさせていただきます。

※3:他の項目に関しては現状ではプロトコールが確立できていませんので、受託はできません。

※4:抗α SMA抗体と同じ免疫動物由来のNormal IgG を反応させたものです。

※5:バーチャルスライド化には標本の厚みの制限があります。研磨標本だけではなく、所定以上の厚みのあるスライド標本の取り込みはできないことがあります。

【 HE 染色例 】         【 抗α SMA抗体染色例 】 【 陰性コントロール※4染色例 】

 薄切標本※5のバーチャルスライド化はいかがでしょうか

【 樹脂ブロック 】     

【 樹脂薄切標本 】     

   

ステント留置血管 インプラント

皮膚:HE金属ステント:HE 血管:EVG

骨組織 :Kossa

ステント留置血管:Cole's HE 大腿骨:V.Goldner

骨組織:Cole's HE

【 樹脂研磨標本 】 ステント留置血管:Cole's HE

骨組織:TB