高専ニュースタートvol 6表 4e3%80%80no... · 2017-08-10 ·...
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奥寺絵里さん(左)と大木美佐緒さん(右)
特集:今、輝いている福島高専女子‼
福島工業高等専門学校 / 男女共同参画・キャリア教育支援室
発行日/平成26年8月21日
〒970-8034 福島県いわき市平上荒川字長尾30URL http://www.fukushima-nct.ac.jp
福島工業高等専門学校 / 男女共同参画・キャリア教育支援室発行
男女共同参画・キャリア教育支援室の女子学生支援
佐藤(旧姓:勝部)成美コミュニケーション情報学科/中央台南中学校 平成21年度卒業
女子中学生の皆さんへ
女子中学生の皆さん、こんにちは。
私は、福島高専を卒業後、銀行員として資産運用の窓口の仕事をしています。でも入学
した当初はそんな未来を全く想像していませんでした。ただなんとなく英語の勉強がした
くて志望し入学したのです。しかし、高専にはたくさんの可能性があります。高専には一
般科目の他に様々な専門性の高いカリキュラムがあり、5年間の学校生活の中でそれを自ら選択しながらじっくり学び、将
来の可能性を広げることができます。もちろん、自分磨きのために様々な資格取得に挑戦することもできます。
また、現代は女性の活躍がより期待される時代となっています。実際に、女性が輝き、活躍できる職場がたくさんあります。
皆さんが仕事に就く頃はもっともっと女性が活躍できる時代になっているでしょう。女性には女性ならではの繊細な感性と
発想があります。それを活かし、自分らしく生涯仕事を続けるために様々な勉強をしたり、自分磨きをしたりするのは私達
女性の生涯の課題であると思います。
将来の夢がすでに決まっている方はもちろん、まだ決めかねている方も、是非高専への進学を考えてみてはいかがでしょ
うか?自分と違う夢を持った仲間と過ごす5年間は皆さんに良い刺激を与え、一生の宝物になると思います。
キャリア・コンサルティング実施日/ 毎週水曜日午後1:00 ~ 5:30
奥 寺 絵 里 /2級キャリアコンサルティング技能士 ㈱ 飛馬オープンカレッジいわき校 (コミュニケーション情報学科3期生/玉川中学校)
大木 美佐緒 /2級キャリアコンサルティング技能士 ㈱ 飛馬オープンカレッジいわき校
女子学生に対するキャリア・進路支援
女子学生に対する勉学生活支援
女子中学生の入学支援
今、輝いている福島高専女子!!今、輝いている福島高専女子!! 去年の夏に行われた東北地区高専学生会交
流会に参加し、他高専の校内イベントについ
て様々な刺激を受けました。そこで学んでき
たものを生かそうと思い、今年「七夕イベン
ト」を企画しました。企画から実行に至るまで
大変なこともありましたが、多くの学生に参
加してもらえたことはとても嬉しかったです。今回のイベントを通
して私自身成長できたと実感しました。学生会に入っているからこ
そこのような貴重な経験ができましたし、自分の手で学校生活を変
えることができるのだと思いました。
“留学生がクラスに編入する!”これは、私にとって初めての体験であり、
ましてやチューターとしてコミュニケーションをとり、言語の壁を越えサ
ポートすることは、とても大変なことでした。ですが、ここ物質工学科で学ん
でいくことの目的に違いはありません。カンボジアから来たユーゲックさん
(今ではみんな“ゆーちゃん”と呼んでいます)との寮や教室での共同生活の
中で互いの文化の違いを確認し合える経験は本当に貴重で、こらからもお互
いに高め合っていきたいと思っています。
多少言葉が通じない中での共同生活は、限られたコミュニケーションの術
を用いる事で、お互いを高め合える素敵な環境です。
イベント企画を通して感じたこと若松 未来(コミュニケーション情報学科4年/勿来第二中学校)
第二種電気工事士は、筆記と技能の2つの試験がある国家資格です。筆記試験は事
前に勉強することで合格出来ましたが、技能試験はそうはいきません。早く正確な作
業が求められるため、授業が終わると毎日練習に励みました。電気工学科には、
施工に使う器材や教材が揃えられており、また作品を細かく評価されることで
より試験を意識した練習が出来ました。「やりたい」を実現できる学科です。
興味がある貴女、電気工学科を目指してみては?
私はある一人の先輩にあこがれて福島高専
卓球部に入り、今3年目を迎えました。そして
「中国遠征」「2度目のインターハイ出場」「福島
県国体代表」と先輩が果たしたことと同じ目標
を果たすことができ、とても充実した生活を
送っています。正直勉強との両立は大変です
が、中学生のみなさんには何かしらの部に入ることを強く勧めたい
です。部活で活動している人としていない人ではやはり、人との付き
合い方に大きく差が出てきます。クラスの友達や先生との交流はも
ちろん、部活の指導者の方や先輩・後輩と家族のように一緒に過ごし
ているおかげで、人間として日々成長できている気がします。
インターハイ・国体代表・中国遠征の目標達成大浦 悠(建設環境工学科3年/磯原中学校)
国籍を越えたコミュニケーションユーゲック(物質工学科3年/国費留学生(カンボジア)/左)今泉沙緒莉(物質工学科3年/郡山第二中学校/右)
第二種電気工事士を取得大内田 優香(電気工学科3年/小野中学校)
私は特別研究でMCFゴムを用いた触覚セ
ンサの試作を行っています。
資料を作成する時は必ず、何を伝えたいの
か、どうすればわかりやすいか等を考えてい
ます。発表時には、先生方から鋭いご指摘を受
け答えに詰まることもありますが、その後の
研究の参考になるのでとても勉強になります。また、新しい発見や今
までとは違う考え方ができるので、他の人の発表を聞くのも勉強に
なります。研究発表は数回あるので、少しずつプレゼンが上手になり
人前に立つことも慣れてくるので、自分の成長を実感できます。
特別研究発表を通して成長を実感坂内 菜都美(機械・電気システム工学専攻2年/好間中学校)
3年生の春休み、本校卒業生の佐藤辰彦氏
から奨学金を出資していただき、中国での海
外インターンシップ(企業研修)に参加しま
した。3週間の研修・滞在で、仕事について学
ぶだけでなく、「海外」を体験することが出来
ました。話に聞く中国と、実際に体験する中
国は大きく異なり、自分の視野が広がりました。
福島高専は、たくさんの可能性を学生に提示してくれる学校です。
みなさんも、福島高専で自分の可能性を広げてみませんか?
海外 上海でのインターンシップ佐藤 文(コミュニケーション情報学科4年/四倉中学校)
「復興を担う人材の育成を」、と専攻科に復興
人材育成特別コースが開設されました。
コース選択者の一人として私は、再生可能エ
ネルギーの1つである太陽光発電による発電
電力をより利用しやすくする方法についての
研究を行っています。
研究で得られた成果は学内に限らず、学会やシンポジウム等でも報
告します。その度に様々な分野の研究をしている方と交流し、時にはア
ドバイスを頂きながら、研究をより良いものにすべく努めています。
再生可能エネルギーの研究大内田 優理(機械・電気システム工学専攻2年/小野中学校)
▲七夕企画を仲間とともに準備中
▲昨年度は4名の女子学生が この資格を取得しました。
◀リングスリーブ(結線する部品)を圧着している所 電気工事士実技試験の練習風景▲平成25年度全国高専体育大会(八戸)
(株)いわき民報社 平成26年5月17日付より ▲寮食堂の様子
▶研究室にてMCFゴムを
製作しているところ
▶上海博物館前でのワンショット
▲◀蓄電池を利用して太陽光発電の 出力平滑化のシミュレーション を行っています。
▲研修先の正門前でお世話 になった方々と記念撮影
▶食事風景(寮食堂にて)