多久高校 バドミントン愛好会

バドミントン愛好会主将３年 さん

えりぐち りな

江里口 梨奈

には人材や練習場所などの環境が

整っていることから、山下さんが

運営するスクールを、多久市で開

設する運びとなりました。

多久育ちの選手が大活躍

　2人の指導者の相乗効果で、多

久市のバドミントンレベルは向上

し、九州大会でも優勝するなど、

活躍する選手が増えてきました。

　長年の取り組みが実を結び始め、

県内のバドミントン界で、多久市は

一目置かれる存在となっています。

　田中さんは「強い選手を育てたい

のはもちろんですが、バドミントン

は小さいお子さんの体づくりに向い

ているスポーツです。動体視力や瞬

発力、持久力など、身体能力を磨く

ことができますし、生涯スポーツと

しても楽しめます。ぜひ、気軽に初

めていただきたいですね」とその魅

力を語られました。

多久で強い

バドミントン選手を育てたい

　「地元多久市で、ジュニアから育

てたいという思いと、教員として

スポーツを通じ、子どもたちに関

わりたいという思いから、平成2

年に当時の勤務先の、多久西部小

（現：東原庠舎西渓校）でチームを

発足しました。現在は、幼児から

中学生を対象に、バドミントンの

楽しさを伝えると共に、技術の向

上、そして多久市のバドミントン

のレベル向上に取り組んでいます」

と話す田中さんの元には、約30人

の子どもたちが通い、日々の練習

で汗を流しています。

　その甲斐あって、徐々に大会で

結果を出す選手が出てくる中、田

中さんは、実業団でプレーをして

いた山下大介さんから、地元佐賀

で子どもたちにバドミントンの指

導をしたいと相談を受け、多久市

コートを縦横無尽に走り回り、素早い動きで力強いスマッシュや柔らかいショット、相手とのかけひきでポイントを決めるバドミントン。近年では、世界を舞台に日本人選手の飛躍が報じられる中、佐賀県内でも、多久市の選手の活躍が輝きを放っています。地域の中で育成に取り組んでこられた指導者たちと、その関わりを紹介します。

なか

た

き

まさ

◀

目標に向けて、

課題や練習内容などチームで共有

◀

県高校総体で念願の初優勝

　これまで30年に渡り、多久市

でバドミントンの普及と育成に

尽力してこられた、スポーツピ

ア「バドミントンJr」の監督を

務める田中昌樹さんに、その歩

みを伺いました。

　結成3年目の多久高

校バドミントン愛好会

が、佐賀県高等学校総

合体育大会（県高校総

体）で、強豪校の佐賀

女子高校を倒し初優勝

を収め、インターハイ

初出場を果たしました。

　他の高校からも声をかけていただいていましたが、強豪校を倒してインターハイに行きたいと思っていました。山下監督には小学校の時から指導を受けていて、高校でも指導していただければもっと強くなれると思い、多久高校で愛好会を作ることになりました。　愛好会をスタートした直後は、分からないことだらけでしたが、チームメイトが支えてくれたおかげで、ここまでやってくることができました。また、部員が少ないからこそ、たくさん練習ができ、チームの気持ちも一つにまとまりやすかったと思います。

　田中監督とのご縁があっ

て、多久市でバドミントン

スクールを行っています。

多久高校3年生で、主将の

江里口梨奈選手ら3人は、

小学生の時から指導をさせ

ていただいています。3人

とも中学時代に、九州大会

で優勝していましたが、高

校はさらにハイレベル。そ

れでも子どもたちは、少数

精鋭ながらもインターハイ

出場を目指して、仲間と切

磋琢磨し、県で優勝するこ

とができました。この優勝

をきっかけに、多久市でバ

ドミントンがもっと盛り上

がってくれたら嬉しいです。

～社会体育が育てた希望～

多久高校バドミントン　　　　愛好会が全国の舞台へ

取材協力

　バドミントン Jr監督取材協力 たなか まさき

田中 昌樹 さん

　バドミントン愛好会 監督やました だいすけ

山下 大介 さん

初!!高校総体県大会優勝の快挙！

特 集

バドミントンで多久市を盛り上げる　田中さんと山下さんの尽力と強くなりたいという選手たちの熱意で、多久出身のバドミントン選手が九州大会などでも優秀な成績を収めています。　今後、多久から日本代表やオリンピックに出場する選手が輩出できるよう、多久市みんなで応援していきましょう。

3 2018. ９問い合わせ 多久バドミントンJr　☎75−3911　　多久高校　☎75−3191