お薬の安心・安全のために、 医療連携の充実に努め …放送日 7月11日...

市立病院 87・1161 87・5624) 1004613 熱中症の発生は 7 月から 8 月がピークです。毎年、全国各地で熱中症とみられる症 状で亡くなる人や、病院に搬送される人が相次いでいますのでご注意ください。 特に今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためマスクを着用してい る人が多く、熱中症になりやすいと考えられています。 また、これからは冷房を使用することが多くなるかと思いますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、 密閉空間にしないよう、窓やドアを開けるなどのこまめな換気をお願いします。 健康センター(☎ 86・0056 83・2421) 熱中症にご注意ください! 講座・ご案内 いずれも無料、申し込み不要 ● がんサロン〜がんセンター職員による ミニレクチャー&茶話会〜 月1回開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染 拡大を防止するため、当面の間中止します。 ● 乳腺外科に女性医師が赴任しました 乳腺外科専門医として赴任しました柳 やな です。 患者さんの気持ちに寄り添 い、地域医療に貢献してまいります。よろ しくお願いします。 ● 市民公開講座 新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、 当面は開催延期とします。 ● 健康測定・健康よろず相談 当院看護師が血圧の測定と健康に関する相談などを受 け付けます。 月1回開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡 大を防止するため、中止します。 「たからづかタウンガイド」の 「市立病院の得した気分!」 毎月第2土曜 17時20分〜40分 エフエム宝塚【83.5MHz】で放送中 当院の医師などが、専門分野からテーマを選び、知って 得する、ためになる情報などを分かりやすくお届けします。 放送日 7月11日㈯17時20分~40分 再放送 7月12日㈰18時~18時半 テーマ 電話再診による処方箋 せん 発行など (薬剤部長吉岡睦 むつ のぶ 27 2015退退Q.1 Q.2 Q.3 よし おか むつ のぶ 地域医療連携部での勤務を経て、平成30(2018)年 に薬剤部長に就任。宝塚市医師会・薬剤師会と共に 地域連携を推進。入院中の減薬経緯や理由を記載した 『退院時薬剤情報提供書』を活用して、市内の医療機 関同士で薬剤情報を共有する基礎を築き、現在全国の 地域医療連携の手引きとなっている。 お薬の安心・安全のために、 医療連携の充実に努めています 薬剤部 部長  よし おか むつ のぶ ◆救急の受け入れに努めています 3か月ごとに受け 入れ状況をお知 らせしています。 受け入れ総数 うち救急車の 受け入れ件数 受け入れでき なかった件数 3月 4月 5月 (件) 200 400 600 800 1000 557 557 400 400 131 131 132 132 516 516 256 256 121 664 664 277 277 お知らせ イキイキ 2 1 熱中症予防のポイント ◦こまめに水分補給       ◦ほどよく塩分補給        ◦睡眠環境を快適にする ◦バランスの良い食事      ◦上手に扇風機やエアコンを利用  ◦涼しい服装 ◦日傘や帽子で日差しを避ける  ◦こまめな休憩 要注意!夏のマスク マスクを着用していると、喉の渇きに気づきにくくなります。また、体に熱がこもりやすくなり、体温調整がしにくく なることがあります。 こまめに水分補給をすること、熱を逃がすこと、休憩することを意識してください。 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合は、適宜マスクをはずしてください。 こんな症状の時は 注意! めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれん(こむら返り)、汗が止まらないなどの初期症状 すぐに病院へ!頭痛、吐き気、だるさがある すぐに救急車を!自力で水分補給ができない、意識がない 熱中症になったら ◦涼しい場所へ避難する ◦衣服をゆるめ、身体を冷やす ◦水分・塩分を補給する かかりやすい高齢者・子ども・障碍 がい 者は特に注意 周囲が協力して注意深く見守るようにしましょう。熱中症患者のおよそ半数は高齢者 ( 65 歳以上 ) です。高齢者は暑さ やのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。こまめに室温を確認し、のどの渇きを感じなくても水分補給をするよう心が けましょう。 No.1266 令和2(2020)年7月号 /市外局番の記載のないものは(0797)です 27 No.1266 令和2(2020)年7月号 26 1004784

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  • 〜市民の健康といのちを守ります〜

    だより

    立病院

    市立病院(☎87・1161 87・5624) 1004613

     熱中症の発生は7月から8月がピークです。毎年、全国各地で熱中症とみられる症状で亡くなる人や、病院に搬送される人が相次いでいますのでご注意ください。 特に今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためマスクを着用してい

    る人が多く、熱中症になりやすいと考えられています。 また、これからは冷房を使用することが多くなるかと思いますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、密閉空間にしないよう、窓やドアを開けるなどのこまめな換気をお願いします。

    健康センター(☎86・0056 83・2421)

    熱中症にご注意ください!

    講座・ご案内 いずれも無料、申し込み不要 ● がんサロン〜がんセンター職員による  ミニレクチャー&茶話会〜月1回開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、当面の間中止します。

    ● 乳腺外科に女性医師が赴任しました 乳腺外科専門医として赴任しました柳

    やな井い

    亜あ矢や子こです。患者さんの気持ちに寄り添

    い、地域医療に貢献してまいります。よろしくお願いします。

    ● 市民公開講座 新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、当面は開催延期とします。

    ● 健康測定・健康よろず相談 当院看護師が血圧の測定と健康に関する相談などを受け付けます。月1回開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、中止します。● 「たからづかタウンガイド」の  「市立病院の得した気分!」

    毎月第2土曜 17時20分〜40分エフエム宝塚【83. 5MHz】で放送中

     当院の医師などが、専門分野からテーマを選び、知って得する、ためになる情報などを分かりやすくお届けします。放送日 7月11日㈯17時20分~40分再放送 7月12日㈰18時~18時半テーマ �電話再診による処方箋

    せん発行など�

    (薬剤部長�吉岡睦むつ展のぶ)

    安心・安全な服薬について日常

    的に取り組んでいることは何で

    すか?

     

    市では平成27(2015)年以降、医師

    会・薬剤師会・病院など地域の関係者が一

    丸となって、ポリファーマシー(害のある

    多剤服用)の適正化に取り組む風土を段階

    的に醸成してきました。市立病院では、地

    域の多職種が集まる研修会や病院と保険

    薬局の薬剤師が集まる研修会を頻繁に開

    催して、ポリファーマシーの適正化に必要

    な知識や対応法を修得しました。

     入院中に薬を減らした場合、経緯や理由

    を記載した『退院時薬剤情報提供書』をク

    リニックや保険薬局に提供します。また地

    域で情報を引き継いでもらうなど医療機

    関同士の情報共有を盛んにすることで、患

    者さんが個別に注意すべきポイントが明

    確になり、より安全に服薬できます。患者

    さんは入院中に受けた説明と退院後に引

    き継がれるクリニックや保険薬局で受け

    る説明が同じであるため、納得して服薬で

    きるようになります。

    新型コロナウイルス感染症に対

    応し、取り組んでいることあり

    ますか?

     我々は、患者さんが在宅で服薬できるよ

    う市内の医療機関と日々連携して取り組

    んでいます。

     

    新型コロナウイルス感染症の感染拡大

    に伴い、電話診療が認められました。これ

    により、患者さんから電話で依頼があれ

    ば、かかりつけ医はいつもの服用薬と関連

    薬の処方ができるようになりました。

     

    処方箋せんは病院から患者さんが希望する

    保険薬局にファクスで送信し、保険薬局が

    電話による服薬指導を行います。受け取り

    は、郵送や薬局での受け取り、薬剤師が自

    宅に持参するなど、品質が保たれる確実な

    方法で行い、その確認も電話で行います。

    場合によっては、保険薬局の薬剤師が患者

    さん宅へ訪問し、服薬や副作用の確認をし

    て、主治医に情報提供することもありま

    す。これらは市内の病院と保険薬局の医療

    連携が充実しているからこそできること

    です。最

    後に一言お願いします

     市内の医療機関同士の医師・薬剤師が顔

    と顔の見える関係性を築くことは、宝塚の

    医療をワン・チームで対応できることにほ

    かなりません。我々は患者さんが納得でき

    る服薬支援を目指し、地域の薬物治療を縁

    の下で支え続けます。

    Q.1

    Q.2Q.3

    吉よ し

    岡お か

    睦む つ

    展の ぶ

    地域医療連携部での勤務を経て、平成30(2018)年に薬剤部長に就任。宝塚市医師会・薬剤師会と共に地域連携を推進。入院中の減薬経緯や理由を記載した『退院時薬剤情報提供書』を活用して、市内の医療機関同士で薬剤情報を共有する基礎を築き、現在全国の地域医療連携の手引きとなっている。

    お薬の安心・安全のために、    医療連携の充実に努めています薬剤部 部長 吉

    よし

    岡おか

    睦むつ

    展のぶ

    ◆救急の受け入れに努めています3か月ごとに受け入れ状況をお知らせしています。■ 受け入れ総数■ うち救急車の

    受け入れ件数■ 受け入れでき

    なかった件数3月 4月 5月(件)2004006008001000

    557557

    400400 131131 132132516516

    256256 121

    664664

    277277

    お知らせ

    健康センター(☎86・0056)

    イ キ イ キ

    21 世紀の健康

    づくり

    熱中症予防のポイント◦こまめに水分補給       ◦ほどよく塩分補給        ◦睡眠環境を快適にする◦バランスの良い食事      ◦上手に扇風機やエアコンを利用  ◦涼しい服装◦日傘や帽子で日差しを避ける  ◦こまめな休憩

    要注意!夏のマスク マスクを着用していると、喉の渇きに気づきにくくなります。また、体に熱がこもりやすくなり、体温調整がしにくくなることがあります。 こまめに水分補給をすること、熱を逃がすこと、休憩することを意識してください。 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合は、適宜マスクをはずしてください。

    こんな症状の時は注意! �めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれん(こむら返り)、汗が止まらないなどの初期症状

    すぐに病院へ!�頭痛、吐き気、だるさがあるすぐに救急車を!�自力で水分補給ができない、意識がない

    熱中症になったら◦涼しい場所へ避難する ◦衣服をゆるめ、身体を冷やす ◦水分・塩分を補給する

    かかりやすい高齢者・子ども・障碍がい

    者は特に注意 周囲が協力して注意深く見守るようにしましょう。熱中症患者のおよそ半数は高齢者 (65歳以上 ) です。高齢者は暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。こまめに室温を確認し、のどの渇きを感じなくても水分補給をするよう心がけましょう。

    No.1266 令和2(2020)年7月号 ☎ /市外局番の記載のないものは(0797)です27 No.1266 令和2(2020)年7月号 26

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