困難ケースにおける

移乗の基本 リハビリフィットネス訪問看護ステーション旭

蒲生一将/佐藤晃嘉

介助 「介」という字は人に八印で介ですが、人が両側の間をなかだちすると言うような意味なんです。介助とは？人が両側の間をなかだちするのを助けることです。

利用者

介護者

運搬

主導

利用者 移乗

利用者 主導

職場における腰痛予防対策指針

今日のテーマ

• 移乗の基本を知ろう • 　基礎を見直す事から始めましょう。

身体の作り方・使い方 　実技を通して、変化を感じる。

移乗を分けてみよう

準 備

立ち上がり

回 転

着 座

整える

準 備

決まる!!

移乗は 準備で

足部の位置

殿部の位置

車椅子の位置　　

座面の高さ

準 備

車椅子の位置　　

殿部が

ぶつかりにくい

アームレストが

持ち易い

隙間がない

足部の位置

殿部の位置

車椅子の位置　　

座面の高さ

準 備

BED

車椅子 足の向きはどうすればいいの？

足の位置はどうすればいいの？

足の位置はどうすればいいの？

体幹 体幹

足部の位置

殿部の位置

車椅子の位置　　

座面の高さ

準 備

BED

車椅子 殿部の位置はどうすればいいの？

BED

車椅子 殿部の向きはどうすればいいの？

殿部の動かし方

横移動

前方移動

後方移動

横移動

前方移動

後方移動

足部の位置

殿部の位置

車椅子の位置　　

座面の高さ

準 備

座面の高さを調節していますか？

お尻の位置が膝の位置よりも低い場合

ここまでが特に大切!!

足部の位置

殿部の位置

車椅子の位置　　

座面の高さ

立ち上がり

支持基底面

ふ 　　ぁ

ふ

　　ぁ

立ち上がり

の

老化

Point

骨盤

速く立ち上がる

ゆっくり立ち上がる

重心

を

足底へ

ゆっくり立ち上がる

ゆっくり立ち上がる

運動軌跡をイメージしよう

立ち上がり 介助

着 座

お辞儀

後ろではなく下へ

骨盤の後ろを

そっと触れる

移乗の為の 身体作りと意識作り

基本を押さえた上で 次に大事な事！！

移乗の為には

•  色々な介助方法がありますが •  主に深く沈み込む事が大切

•  ◎相手の重心が自分の支持基底面に入る◎　　 •  　　　　（もしくはきわめて近い）

　　　　　1.椅子を遠めで持つ 　　　　　2.椅子を近くで持ち上げる 　　　　　3.椅子を身体に密着させて持つ 　　　　　4.椅子を腰を落として密着させて持つ

やってみましょう

身体の作り方

トレーニング①

四股

トレーニング②

四股での回旋

トレーニング③ 四股からストンと身体を落とす

身体意識の作り方

腰の意識では・・ •  腰で頑張ってしまう。 •  腰の筋肉は小さく弱い。 •  腰の関節は細かく繊細

股関節の意識では •  股関節周りの筋肉は大きな力を出す •  関節はシンプル •  付け根に手を挟んでしゃがむ

手の使い方

ここまでのまとめ①

•  移乗は準備で決まります。車椅子の位置、足の位置、お尻の位置、座面の高さを再検討しましょう。 •  立つ時は前方へ、座るときは下へ動くよう介助をしましょう。

ここまでのまとめ②

•  介助者の身体作りから見直してみましょう。上手い人と身体を痛める人の違いはそこにあるかもしれません。 •  意識の使い方、手の使い方の一工夫が大切です。