道徳教育研究発表会 要項...平成28・29年度 新潟県中学校教育研究会...

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平成28・29年度 新潟県中学校教育研究会 指定研究 道徳教育研究発表会 要項 研究主題 豊かなかかわり合いを通して、よりよく生きようとする生徒の育成 ~自己肯定感を高める学び合いのある授業の工夫~ 平成29年11月16日(木) 新潟市立木崎中学校 13:10 13:30 13:50 14:00 14:50 15:00 15:45 16:00 16:40 全体会① 公開授業 授業協議会 全体会② 指導 新潟県中学校教育研究会 道徳部 新潟市中学校教育研究会 道徳部

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Page 1: 道徳教育研究発表会 要項...平成28・29年度 新潟県中学校教育研究会 指定研究 道徳教育研究発表会 要項 研究主題 豊かなかかわり合いを通して、よりよく生きようとする生徒の育成

平成28・29年度 新潟県中学校教育研究会 指定研究

道徳教育研究発表会 要項

研究主題

豊かなかかわり合いを通して、よりよく生きようとする生徒の育成

~自己肯定感を高める学び合いのある授業の工夫~

期 日 平成29年11月16日(木)

会 場 新潟市立木崎中学校

13:10 13:30 13:50 14:00 14:50 15:00 15:45 16:00 16:40

受全体会① 公開授業 授業協議会

全体会②

付 指導

新潟県中学校教育研究会 道徳部

新潟市中学校教育研究会 道徳部

Page 2: 道徳教育研究発表会 要項...平成28・29年度 新潟県中学校教育研究会 指定研究 道徳教育研究発表会 要項 研究主題 豊かなかかわり合いを通して、よりよく生きようとする生徒の育成

1 日 程

13:10~13:30 受付

13:30~13:50 全体会①

14:00~14:50 公開授業

15:00~15:45 授業協議会

16:00~16:40 全体会②

2 指導者 新潟市矢代田小学校 校長 藤井 正人 様

3 内 容

【全体会①】

1 開式の言葉 新潟市立金津中学校 校長 中山 利之

2 開催校校長あいさつ 新潟市立木崎中学校 校長 佐藤 壮

3 研究の概要 新潟市立白根北中学校 教諭 嵐田 浩二

4 諸連絡 新潟市立亀田中学校 教諭 佐藤 美貴

【公開授業】 ※授業会場をまわって参観されてかまいません。

No 授業会場 資 料・主 題 名 授 業 者

Ⅰ 1年1組 「裏庭のできごと」

主題名:誠実な生き方 1-(3) 立川 佳代 教諭

Ⅱ 2年2組 「ステンドグラスの輝き」

主題名:集団生活の充実 4-(7) 小林 正文 教諭

Ⅲ 3年2組 「空虚な問答」

主題名:社会生活の向上 4-(4) 小林 由香 教諭

【分科会】 ※申し込みをされた分科会にご参加いただきます。

No 分科会会場 司会者 助言者

Ⅰ 1年2組 亀田中学校 教諭 佐藤 美貴 新潟市立金津中学校

校長 中山 利之

Ⅱ 2年1組 上山中学校 教諭 石原 栄子 新潟市立西川中学校

校長 柏木 茂幸

Ⅲ 3年3組 内野中学校 教諭 江口 昌己 新潟市立矢代田小学校

校長 藤井 正人

【全体会②】

1 指導講評 新潟市立矢代田小学校 校 長 藤井 正人 様

2 閉式の言葉 新潟市立西川中学校 校 長 柏木 茂幸

3 アンケート記入

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1年1組道徳科指導案(略案)

日 時 平成 29年 11月 16日(木)第5校時

場 所 1年1組 教室

授業者 教 諭 立川 佳代

1 主題名 「誠実な生き方」 内容項目 1-(3)

2 資料名 「裏庭のできごと」 出典 『あすを生きる1』 日本文教出版

3 本時の計画

(1)本時のねらい

・健二の行動を考えることで、誠実な生き方の大切さを理解し、実践しようとする態度を育てる。

(2)手だて

ア 4段階スケールを用いて,健二のとった行動について考える。

イ 話し合いを通して、誠実な生き方について考える。

(3)本時の展開

学習活動 授業者の働きかけ(○) 生徒の反応(・) 留意点(○) 評価(◇)

自分で正直に言っ

て、逆に褒められた

経験はないかを考え

る。

○「まずいことをしたなあ」と思ったことを正

直に言って、逆に褒められた経験はないかを

質問する。

・教師の問いかけに答える。

○生徒の経験を引き出す

ことを主として、あまり

深入りしない。

* 誠実 = 他人

や仕事に対して、

まじめで真心がこ

もっていること。

2 枚目のガラスを割

ったことを正直に言

えず、どうしたらよ

いかわからない健二

の気持ちがどのくら

いわかるか、4 段階

スケールを用いて考

える。

○ストーリーのあらすじや、登場人物の言動を

質問しながら確認する。

・確認のため、テキストを開く。

・確認後、教師の質問に答える。

○健二の気持ちへの共感度を、ワークシートの

4段階スケールに記入し、その理由を書かせ

る。

・ワークシートに理由を記入する。

3の例「先生に怒られるかもしれない」

2の例「友達のことは裏切れない」

1の例「実際経験してみないと分からない」

0の例「正直に言った方がよい」

・記入し終わってから、黒板の大きな 4段階

スケールにネームプレートを貼る。

・なぜその位置なのかを交流することで、健二の

気持ちに対する共感度を明確にする。

○パワーポイントを使用。

(朝読書の時間を利用し

て範読済み)

○大輔、雄一、健二の

似顔絵を用意。

○ネームプレートを貼り

にいっている間に、意見

を確認。

○4段階スケールごとに色

分けし、生徒のネームプ

レートに目印の付せん

を貼る。

学習課題: どういう生き方が誠実な生き方なのだろうか。

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(4)本時の評価

・健二の行動を考えることで、誠実な生き方の大切さを理解し、実践しようとする態度を育てるこ

とができたか。

ガラスを割ってしま

ったことを正直に言

うため、1 人職員室

へ向かう健二をどう

思うか、A or Bの二

者択一をし、考える。

* 支持 = 意見

などに賛成してそ

の後押しをするこ

と。

自分の心を揺らした

他の人の意見がなか

ったか、考える。

意見交換を通して、

様々な考え方を理解

する。

○健二のとった行動(どうして1人で行こうと

思ったのか)をについて考えさせ、その理由

を書かせる。

・ワークシートに記入する。

A「自分の責任だから1人でも行くべき」

A「大輔のことは隠して1人で行くべき」

A「健二だけでも正直に報告する方がよい」

A「自分のことしか考えない大輔は放っておく」

B「一緒に遊んでいたのだから2人で」

B「正直に2人であやまった方がよい」

B「健二1人だと大輔の立場が悪くなる」

B「勝手に決心しないで大輔を説得すべき」

・4段階スケールから、A「支持する」B「支持

しない」へネームプレートを貼り替える。

○4人班になり、意見を出し合い、ホワイトボ

ードにまとめさせる。

・小グループでの話し合いを通して、自分の考

えをまとめる。(5分間)

○Aと Bの意見の中から、発表させる。

・挙手もしくは指名にて、各自の考えを発表す

る。

○4段階スケールからのネ

ームプレート移動によ

り、共感はしていても支

持は違っていることが

わかる。(可視化)

○各班のホワイトボード

を黒板に貼り、出た意見

のキーワードを使いな

がらまとめる。

◇健二の行動について考

えることができたか。

末 誠実な生き方とはど

のような生き方かを

考える。

自分の行動へとつな

げる振り返りをす

る。

○ワークシートに「誠実な生き方」について書

かせる。

・ワークシートに自分の考えを書く。(他の人

の意見を参考にしてもよい)

○今日の授業を振り返って、「先生に話し終わっ

た健二」にかける言葉を考えさせる。

・ワークシートに自分自身の言葉で記入する。

○今までの意見交換を通

して、各自のたどりつい

た考えをまとめる。

◇誠実な生き方の大切さ

を理解することができ

る。

◇授業の学びを生かした

文章を書くことができ

る。

主発問: 1人で職員室へ向かった健二を支持しますか?

まとめ: 物事を正直に言うことが、誠実な生き方へとつながる。

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道徳 月 日( )

裏庭でのできごと 1年 組 番 氏名

学習課題:

〇 あなたは、2 枚目のガラスを割ったことを「正直に言えず、どうしたらよいかわからない」健二の気持ち

がどのくらいわかりますか?

スケールに〇をつけてみましょう。

〇 そう考える理由は・・・

○ あなたは、「健二が職員室へ 1人で 向かった」行動を支持しますか?

A か B どちらかに○をつけてみましょう。

A 支持する B 支持しない

〇 そう考える理由は・・・

〇 この話から学んだことから、「誠実な生き方」とはどういう生き方だと思いますか?

〇 授業をふりかえり、今後の自分の行動に生かしていきたいことは何ですか?

あなたが考える「より誠実な生き方」とは?

3 とても 2 まあまあ 0 まったくできない 1 少し

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学習課題

どういう生き方が誠実な生き方

なのだろうか?

〇 あなたは、2枚目のガラスを割った

ことを「正直に言えず、どうしたら

よいかわからない」健二の気持ちが

どのくらいわかりますか?

〇 そう考える理由は・・・

○ あなたは、健二が職員室へ 1人 で

向かった行動を支持しますか?

A 支持する B 支持しない

3 とても 2 まあまあ 0 まったくできない 1 少し

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〇 この話で学んだことから、

「誠実な生き方」とはどういう生き方

だと思いますか?

まとめ

物事を正直に言う。 「1人でも正直に言う」 「仲間とともに正直に言う」

ふりかえり

〇授業をふりかえり、今後の自分の行動

に生かしていきたいことは何ですか?

あなたが考える「より誠実な生き方」

とは?

ホワイトボードのまとめ方

・それぞれの意見を短くまとめて書く

・かぶった意見はひとまとめにする

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雄一

大輔

健二

ガラスをわる

先生に報告にいく

二人でサッカー

ガラスをわる

(先生を連れてくる)

二枚ともわった

ことに・・

うまくごまかす

本当のことを

言うべきか

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2年2組 道徳科指導案(略案)

日 時 平成29年11月16日(木)第5校時

場 所 2年2組 教室

授業者 教諭 小林 正文

1 主題名 学校の一員として

内容項目4-(7)より良い学校生活、集団生活の充実

2 資料名 「ステンドグラスの輝き」(鹿児島県教育委員会『ふるさとの心』より)

出典『新 あすを生きる 2』 日本文教出版

3 本時の計画

(1)本時のねらい

・集団の中での自分の役割と責任を自覚して、集団生活の充実に努めようとする態度

を養う。

(2)手だて

ア 導入部で、合唱祭の練習の様子を映像で提示することで、教材への意欲をかき立

てる。

イ 共感4段階スケールを用いて,生徒の率直な考えを引き出す。

(3)本時の展開

学習活動 授業者の働きかけ(○) 留意点(○)

生徒の反応(・) 評価(◇)

○合唱祭練習の最初の頃の写真を見せる。 ○机上には、資料

導 学習課題の ○学校行事でリーダーになった人で、困ったことや苦労した とネームプレート

設定を行う。ことはないだろうか。応援幹部、合唱祭実行委員、学年委員 と4色の付箋を用

入 などに聞く。 意する。

・みんなが協力してくれない。 ・ふざけている。

・指示通り整列してくれない。

○ そこで、今日は、より良い学校生活のために、このことに

ついて考えてみます。板書する。

学習課題 みんなで活動する場面で大切なことは何だろうか。

資料を読む。○資料P74を開き、資料を範読する。

○実行委員のA君が下絵を切り裂いたことを理由を聞く。

展 ・みんなで協力しないから。

・おしゃべりをしていて、教室の隅に集まって関係ないこ

開 とをしているから。

共感度スケ ○ワークシートを配布する。

ールを使っ ○周りと相談しな

て、A君の あなたは、下絵を切り裂いたA君の気持ちをどれくらいわ いで○を付けさせ

気持ちのわ かりますか。 る。

かり度合い

を自分で考 ・個人で考え、ワークシートの 4段階スケールに○を付ける。 4段階スケールでえる。 ネームプレートに色の付箋を貼ってから、黒板のスケールに 3:赤の付箋

貼り付ける。学級全体の考えを知る。 2:黄の付箋

○スケールで集中した段階に生徒1~2人を指名し、発表さ 1:緑の付箋

せる。 0:青の付箋

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・3:とてもわかる。みんなが協力してくれないので、頭に ○ワークシートに

きたから。 は理由は書かせず、

・2:まあまあわかる。10人くらいでしか作っていないから。テンポ良く進める。・1:少しわかる。みんなが協力してくれないけれど、自分

たちで作った下絵を切り裂く気持ちはあまり理解できない。

・0:全くわからない。協力してくれないで怒りがこみ上げ

てくるが、自分たちが作った下絵を切り裂くことはやり過ぎ

で、全く理解できない。

○「一体感を感じない活動」に皆さんは怒りを感じるよね。

A君の行動 中心発問

について考 下絵を切り裂いたA君の行動を支持しますか。支持しませ

える。 んか。

A君の気持 ・個人で考え、ワークシートの 2段階スケールに○を付ける。ちと行動の 黒板の2段階スケールの場所にネームプレートを貼り付け

間の葛藤を 直す。黒板を見て、学級全体の考えを知る。

説明する。 ・支持する:A君の行動でクラスは協力することに気付き、

まとまったから。

・支持しない:今まで作ってきた作品を壊すのは、どんな理

由があってもよくない。

切り裂かなくても、自分の気持ちを伝えられ

ると思うから。

○気持ちと行動が一致しない、4段階スケールで3と2で「気 ○赤・黄の付箋が持ちはわかる」が「支持しない。」生徒を指名し、理由を聞く。貼ってあり、「指示

・少数の人でしかやっていないので怒って下絵を切り裂くの しない」生徒を指

はわかるが、行動に移すのはよくないから。 名する。

・切り裂く行動をしなくても、気持ちを伝えられる方法はあ ○少数だろうが、

ると思うから。 緑・青の付箋が貼

・声を掛ければやってくれたかもしれないにのに、頑張って ってあり、「指示す

作った下絵を切るのはやり過ぎだから。 る」生徒も指名し、

○黒板を見て、【①「支持する」が多かったら、下絵を切るっ 理由を聞く。

ていいことなのか。②「支持しない」が多かったら、結果的

にA君のおかげでクラスはまとまったよね。】と生徒にゆさぶ

りをかける。

集団生活の ○A君のような行動を生まないために、どうすればよかった

充実につい だろうか。個人で3分間考え、ワークシートに記入させる。

て班で考え 3分後、4人班で、意見を発表し合い、クラス、実行委員に

る。 分けて発表させる。

・教卓からホワイトボードを持って行き、班で話し合い、意

見をもまとめて、ホワイトボードに書く。 ○できた班からホ

○班から出されたホワイトボードを読み、、まとめのキーワー ワイトボードを黒

ドを拾い出す。 板に貼りに行かせ、

・自分勝手な行動をせず、実行委員に協力する。(クラス) 座席を最初の状態

・協力していない人に、「頑張ってやろう。」と声を掛ける。(ク に戻す。

ラス) ◇班で発表するこ

・仲間を信じて4人の実行委員が協力して、声かけを行い、 とで、互いに考え

やる気にさせる。(実行委員) を深めている。

・A君や実行委員は困り感を仲間に相談する。(実行委員)

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終 意見をもと ○今日のまとめをします。

に、本時の ○黒板に貼ってあるホワイトボードをまとめとして使い、ア ○生徒からでた意

末 まとめを行 ンダーラインを引いたり、付け加えて書き込む。 見のキーワードを

う。 使う。

まとめ

協力すること。 人任せにしない。 ○学習課題と照ら

間違っていることを注意すること。 注意されたら直す。 し合わせて傍観者

仲間を信じること。 人の気持ちを考える。 にならず仲間を信

困っていることは相談すること。 じ、協力すること

の大切さを最後に

確認する。

自分の学校 ○今日学んだことをふまえて、学校生活で集団活動するとき ◇自分を客感的に

生活に生か にどうやっていくか。具体的に書いてみよう。 見て、授業の学ん

すために、 だことを生かした

振り返りを 振り返り(各自でリーダー・フォロアーは決める。) 今後に生きる文を

行う。 リーダー:「言うべきことはしっかりという。」 書くことができる。

「話し合う。」「みんなに振る。」 ○時間があれば、

フォロアー:「文句を言わない。」「協力する。」 書いた内容を発表

「リーダーの考えを聞く。」「代案を提案する。」 させる。

(4)本時の評価

・共感度スケールの使用や学び合い活動を通して、協力することの大切さがわかり、

これからの生活に生かしていこうとする気持ちが高まったか。

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道徳 11月16日(木)

18 ステンドグラスの輝き

2年 組 番 氏名

学習課題

1 あなたは、「 下絵を切り裂いたA君の気持ち 」をどれくらいわかりますか。

共感度スケールに○をつけてみましょう。

3 とてもわかる 2 まあまあわかる 1 少しわかる 0 まったくわからない

2 あなたは、「 」を支持しますか。

支持する 支持しない

そう考える理由は

3 A君のような行動を生まないために、

4 まとめ

5 振り返り

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3年2組道徳科指導案(略案)日 時 平成29年11月16日(木)5校時

場 所 3年2組 教室

授業者 教 諭 小林 由香

1 主題名 「社会生活の向上」 内容項目 4-(4)

2 資料名 「空虚な問答」 出典『あすを生きる3』日本文教出版

3 単元の目標

社会生活を送る上での望ましい行動について理解するとともに、社会の一員としての自覚と責任をもち、

集団生活の向上に努める態度を育てる。

4 本時の計画

(1)本時のねらい

・集団生活を送る上で望ましい行動を考えさせることを通して、自覚と節度について理解する。

・小グループの話し合いを通して、他の意見を認め、自分の考えを深める。

(2)手だて

ア 4段階スケールを用いて、多様な考えを引き出す。

イ 中年男性、男子学生、他の乗客、筆者と視点を変えて気持ちを考えさせる。

(3)本時の展開

学習活動 授業者の働きかけ(○)生徒の反応(・) 留意点(○)評価(◇)

導 ○導入 ○「電車のマナー違反を注意するか」の調査結果に ○調査結果を黒板に掲示

入 ついて考えさせる。 する。

学習課題 マナーとは?

展 ○教科書の範読 ○範読用CDを場面ごとに区切りながらストーリー ○剣道防具(実物)と電

○ストーリーの整理 のあらすじや登場人物の言動を確認するための質問 車のボックス席を再現

をする。 し、場面確認表を黒板に

・範読CDを聞きながら教師の質問に答える。 示しながらあらすじを確

認する。

〇そのまま次の動きがない。(区切り①) 登場人物の確認をする。

※なぜ男子学生Aは次の動きがなかったのか。 男子学生をA、

※他の乗客はどう思っただろうか。 連れ合いをBとする

〇「次?ばかやろ。~おい。」(区切り②)

※へらへらした笑いとはどんな様子か。

※中年男性の言い方をどう感じるか。

○4段階スケール ○ P131 L10「自分の荷物を手に取ると立ち上がって無言で車

両のドア付近へ向かう。」

について

男子学生Bのこの行動を支持するか。

○大きな4段階スケール

・ワークシートの4段階スケールに記入し、その理 にネームプレートを貼っ

由を記入する。 て互いの支持度を可視化

させる。

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○話し合い ○整理する方法について確認する。 ○ホワイトボードを黒板

・班員それぞれの理由を肯定的理由になる部分と否 に貼らせる。

開 定的理由になる部分に分けて出し合い、ホワイトボ

ードに整理する。

肯定的理由…

・中年男性の言い方が悪いから仕方ない

・自分から席を立ったからよい

・反抗していないから

否定的理由…・謝らないのは悪い

・礼儀がなっていない

○意見の共有・深化 ○詳しく聞きたい意見について質問をする。 ○中年男性の気持ち、他

【切り返しの発問】 の乗客の気持ち、筆者の

○男子学生Bはなぜ席を立ったのか。 気持ちについても取り上

○中年男性が優しい言い方だったら男子学生たちの げて質問をする。

反応は違っていたのか。

○「謝る」とは誰に謝るのか。

○車内にはどんな空気が漂っていたのか。

○浮かび上がった問題点を確認する。

中心発問 男子学生たちはどのような行動をとるのが正しかったのか。

・ワークシートに意見を記入する。 ○それぞれの場面での行

動の是非に焦点を絞る。

・素直になれない年ごろだけど~、すべきだ。

(感情) (正しい行動) ○筆者の感想を見直し、

周りの乗客がどう思って

○感情を乗り越えた上で正しい行動をしなければい いたかに焦点をあてる

けないという意見を書いた生徒数名に発表させる。 と、男子学生たちがどう

すべきだったか見えてく

ることに触れる。

○まとめ ○まとめをする。 ○生徒から出た意見のキ

終 ーワードを使いながらま

とめる。

まとめ ○一人一人が社会のルールやマナーを守らなければいけないのだが、

間違った行動をしたときは素直に反省し、行動で表すこと。

末 ○振り返り ○「無言で席を立った」男子学生B君に声をかける ◇授業の学びを生かした

としたら、どんな言葉をかけるか考えさせる。 文章を書ける。

・ワークシートに自分の考えを書く。

(4)本時の評価

4段階スケールの使用や話し合い活動を通して、場に応じた正しい行動をするとはどういうこと

かを理解し、実際の生活の中で生かしていこうとする気持ちを育むことができたか。

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月 日 ( )

学習課題

○ P131 L10「自分の荷物を手に取ると立ち上がって無言で席を立った。」

あなたは、男子学生Bのこの行動を支持しますか。

4段階スケールで一番近い場所を○で囲み、理由を書きましょう。

3 支持する 2 まあまあ支持する 1 少し支持する 0 全く支持しない

【理由】

○ 今日の授業をふりかえって

~今後のB君のために声をかけてください。(自分の言葉で書いてください)

3年 組 番

名 前29 空虚な問答

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◆全体会メモ◆

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◆協議会メモ◆

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トイレ

男子 女子

生徒会室 図 書 室

被服

準備室

音楽室3階

調理室2階被服室

調理

準備室

音楽

準備室

美術

準備室

美術室

トイレ

男子 女子

適応教室

理科

準備室

理科室相談室

スタジオ

印刷室

教 務 室校長室

調理場

相談室

トイレ 清掃用具男子 女子

1階職

員玄関

保健室

用務員

少人数指導

教室④

少人数指導

教室②3-1

技術室

中 庭

1-1

1年授業会場

2-1

2年協議会会場

3-2

3年授業会場

技術準備室1-2

1年協議会会場

2-2

2年授業会場

3-3

3年協議会会場

コンピュータ

梨の花学 級

少人数指導

教室③

少人数指導

教室①

校舎案内図新潟市立木崎中学校 

体 育 館

武 道 場

ボランティア

用具室

ステー

生徒玄関1階

3階 2階

全体会会場

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