予防歯予防歯科歯科企画・制作 読売新聞社広告局 広 告...

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企画・制作 読売新聞社広告局 広 告 年齢を重ねるとできやすくなるむし歯もあります。その1 つが、加齢などの影響で歯ぐきが下がって露出した歯の 根元部分(根面)にできる「根面う蝕(以下、根元むし歯)」。 歯の根元の「象牙質」は酸に対する抵抗力が弱いため進行 しやすく、治 療もしにくいので、「 歯を失うリスクが 高い むし歯」といえます。 歯の根元が露出した人は、露出していない人に比べて、 5年後に根元むし歯になるリスクが3倍高い といわれます。 30代以上 皆さん 根元むし歯などに ご注意 「しっかりケアしよう」と意識するあまり、ブラッシ ングの際につい力を入れすぎている人も多いようで す。しかし強すぎるブラッシング(オーバーブラッシ ング)は「歯ぐきの損傷」や「歯ぐき下がり」を引き起 こしやすく、やがては根元むし歯につながることも。 歯や歯ぐきを傷つけることなく口の中の汚れを落 とすには「歯に当てたハブラシの毛先が開かないく らいの軽い力」でブラッシングするのが理想的です。 オーバーブラッシング 歯ぐき下がり 原因 にも Q Q 食べ物が歯にはさまる 歯の根元がしみる 歯の根元が黄ばんできた ※ 未処置および処置歯有病者率(歯肉退縮がある者での割合・2016) ※ 杉原直樹・高柳篤史監著『「サイエンス」×「超高齢社会」で紐解く 根面う蝕の臨床戦略』2018.より g※ ライオン調べ 【 歯の根元が露出すると むし歯になりやすい 】 0 15 30 45 60 % 【 成人における根面う蝕 】 男性 女性 6 4 10 日は 健康週間 です (2020年度 歯と口の健康週間の標語) 歯科 予防歯科 歯科 予防歯科 近年はむし歯や歯周病などに“なってから” 治療するのではなく、日頃から口の状態を チェックして適切なオーラルケアに取り組む 「予防歯科」が注目されています。 そこで改めて、大人の皆さんが自分にあっ た予防歯科を実践するために気を付けるべき ことについて、日本歯科医師会に聞きました。 根面う蝕 こんめん しょく 0 0 18 18 6 6 22 22 30 30 26 26 29 29 45 45 50 50 309 309 179 179 普通の ハブラシ オーバーブラッシング を防ぐハブラシ A A A A A A 自宅で行うセルフケアは「フッ素を歯に残す」「歯垢 (プラーク)を落とす」「細菌を増やさない」という予防歯科 の“3つのポイント”を意識して実践することが大切です。 そのために「オーバーブラッシングを防ぐハブラシ」や「歯の 根元をケアできるハミガキ」など、自分の状態や年齢に 合ったオーラルケアアイテムを選びましょう。 一方、根元むし歯に代表される大人のむし歯に自分で 気付くことはなかなか難しいので「プロケア」も欠かせま せん。定期的に歯科医院を受診して、セルフケアについても 指導を受けることをおすすめします。 定期的 歯科医院 受診 して プロ 指導 受けましょう Q A A A オン調べ です歯の 齢に フッ素 フッ素 歯垢 歯垢 細菌 細菌 歯科 予防歯科 予防歯科3つポイント 予防歯科3つポイント 【参考文献】 ※1)Peng X, Xu X, Li Y, Cheng L, Zhou X, Ren B. :Transmission routes of 2019-nCoV and controls in dental practice. Int J Oral Sci.12(1) :9, 2020 ※2)松山州徳:プロテアーゼ依存的な コロナウイルス細胞侵入.ウイルス.61巻1号,pp.109-116,2011. ※3)安藤朗編:腸内細菌と臨床医学.別冊・医学のあゆみ.医歯薬出版, 2018. ※4)Olsen I, Yamazaki K. :Can oral bacteria affect the microbiome of the gut? J Oral Microbiol. 11(1):18, 2019  ※5)Beck JD, Slade G, Offenbacher S.: Oral disease, cardiovascular disease and systemic inflammation.Periodontol 2000.23:110-20, 2000. ウイルス感染への水際対策 口腔健康管理(口腔清掃) ウイルス感染への水際対策 不潔だと 肺炎リスク 不潔だと 肺炎リスク 高まる 食べ物や唾液が気道に入ってし まう「誤嚥」が起きた際、お口の中が 不潔だとたくさんの細菌が肺にまで 至り、誤嚥性肺炎を起こすことも。 また、歯周病菌や歯ぐきの炎症に よって生み出された炎症性物質が 血流に乗って全身を駆け巡ること で、あちこちに炎症を起こしたり ※5 ウイルス感染による炎症症状が進 みやすくなる場合もあります。 不潔 口内環境全身免疫力 弱める 腸は全身の免疫と密接に 関わっているので、腸内細菌 のバランスが崩れると、感染 症にかかりやすくなることが 知られています ※3 口 腔 内の 細 菌 が 食 道・胃 を通って腸内にたどり着き、 腸内細菌のバランスを乱して 全身疾患発症の原因となる ことが分かってきました ※4 ウイルスの感染は鼻と口と目か ら起こります ※1 。口 腔 内 に潜 む 細菌が出すタンパク分解酵素は、 ウイルスの粘膜細胞への感染を 促進してしまうので ※2 、口腔 内の 衛生管理は重要です。 守ろう歯 健 康! 年に2回以上は、歯科医院でプロフェッショナルケアを受けましょう。 日本歯科医師会 日本歯科医師会 CLINIC 歯科医院などでの 歯みがき指導や予防処置 プロケア 歯科医師や歯科衛生士に 指導してもらったことを 自分で行う歯のお手入れ セルフケア あっ べき 環境 口内環境 細菌 促進 衛生 日本歯科医師会は様々な感染症から身を守る 上でも口腔ケアが重要だと考えています。むし歯 や歯周病を予防するだけでなく、全身の健康を守る ためにも、丁寧なお口のケアを心がけてください。 心がけたい 日々 健康習慣 心がけたい 日々 健康習慣 いまこそ し歯 守る さい不潔 や歯周 ため ※ 出典:「根面う蝕の臨床戦略」クインテッセンス出版(株) 使用テストによるブラッシング圧測定結果(平均) 【 適切なブラッシング圧に 】 0 50 100 150 200 250 300 350 こんめん しょく ご えん 歳代 20 50 60 30 40

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Page 1: 予防歯予防歯科歯科企画・制作 読売新聞社広告局 広 告 年齢を重ねるとできやすくなるむし歯もあります。その1 つが、加齢などの影響で歯ぐきが下がって露出した歯の

企画・制作 読売新聞社広告局広 告

 年齢を重ねるとできやすくなるむし歯もあります。その1つが、加齢などの影響で歯ぐきが下がって露出した歯の根元部分(根面)にできる「根面う蝕(以下、根元むし歯)」。歯の根元の「象牙質」は酸に対する抵抗力が弱いため進行しやすく、治療もしにくいので、「歯を失うリスクが高いむし歯」といえます。 歯の根元が露出した人は、露出していない人に比べて、5年後に根元むし歯になるリスクが3倍高い※といわれます。

30代以上の皆さんは「根元むし歯」などにご注意を

 「しっかりケアしよう」と意識するあまり、ブラッシングの際につい力を入れすぎている人も多いようです。しかし強すぎるブラッシング(オーバーブラッシング)は「歯ぐきの損傷」や「歯ぐき下がり」を引き起こしやすく、やがては根元むし歯につながることも。 歯や歯ぐきを傷つけることなく口の中の汚れを落とすには「歯に当てたハブラシの毛先が開かないくらいの軽い力」でブラッシングするのが理想的です。

オーバーブラッシングは歯ぐき下がりの原因にも!

Q Q

食べ物が歯にはさまる歯の根元がしみる歯の根元が黄ばんできた

※ 未処置および処置歯有病者率(歯肉退縮がある者での割合・2016)※ 杉原直樹・高柳篤史監著『「サイエンス」×「超高齢社会」で紐解く  根面う蝕の臨床戦略』2018.より

ブラッシング荷重(g)

※ ライオン調べ

【 歯の根元が露出するとむし歯になりやすい 】

0

15

30

45

60%

【 成人における根面う蝕 】男性 女性

6月4日ー10日は「歯と口の健康週間」です (2020年度 歯と口の健康週間の標語)

予防歯歯科予防歯科歯科予防歯科 近年はむし歯や歯周病などに“なってから”治療するのではなく、日頃から口の状態をチェックして適切なオーラルケアに取り組む「予防歯科」が注目されています。 そこで改めて、大人の皆さんが自分にあった予防歯科を実践するために気を付けるべきことについて、日本歯科医師会に聞きました。

菌酸

根面う蝕こんめん しょく

0 0

181866

22223030 2626 2929

4545 5050

309309

179179

普通のハブラシ

オーバーブラッシングを防ぐハブラシ

AAA AAA

 自宅で行うセルフケアは「フッ素を歯に残す」「歯垢(プラーク)を落とす」「細菌を増やさない」という予防歯科の“3つのポイント”を意識して実践することが大切です。そのために「オーバーブラッシングを防ぐハブラシ」や「歯の根元をケアできるハミガキ」など、自分の状態や年齢に合ったオーラルケアアイテムを選びましょう。 一方、根元むし歯に代表される大人のむし歯に自分で気付くことはなかなか難しいので「プロケア」も欠かせません。定期的に歯科医院を受診して、セルフケアについても指導を受けることをおすすめします。

定期的に歯科医院を受診してプロの指導を受けましょう

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イオン調べ

です。歯の齢に

分でせまても

フッ素フッ素

歯垢歯垢

細菌細菌

予防歯科予防歯科33つつののポポポポイイイイポポポポポ ンントト予防歯科3つのポイント予防歯科3つのポイント

【参考文献】 ※1)Peng X, Xu X, Li Y, Cheng L, Zhou X, Ren B.:Transmission routes of 2019-nCoV and controls in dental practice. Int J Oral Sci.12(1):9, 2020 ※2)松山州徳:プロテアーゼ依存的なコロナウイルス細胞侵入.ウイルス.61巻1号,pp.109-116,2011. ※3)安藤朗編:腸内細菌と臨床医学.別冊・医学のあゆみ.医歯薬出版, 2018. ※4)Olsen I, Yamazaki K.:Can oral bacteria affect the microbiome of the gut? J Oral Microbiol. 11(1):18, 2019  ※5)Beck JD, Slade G, Offenbacher S.: Oral disease, cardiovascular disease and systemic inflammation.Periodontol 2000.23:110-20, 2000.

はウイルス感染への水際対策

● 口腔健康管理(口腔清掃)は ウイルス感染への水際対策

が不潔だと 肺炎のリスクも● 口が不潔だと 肺炎のリスクも高まる 食べ物や唾液が気道に入ってしまう「誤嚥」が起きた際、お口の中が不潔だとたくさんの細菌が肺にまで至り、誤嚥性肺炎を起こすことも。 また、歯周病菌や歯ぐきの炎症によって生み出された炎症性物質が血流に乗って全身を駆け巡ることで、あちこちに炎症を起こしたり※5、ウイルス感染による炎症症状が進みやすくなる場合もあります。

  の を● 不潔な口内環境は 全身の免疫力を弱める 腸は全身の免疫と密接に関わっているので、腸内細菌のバランスが崩れると、感染症にかかりやすくなることが知られています※3。 口腔内の細菌が食道・胃を通って腸内にたどり着き、腸内細菌のバランスを乱して全身疾患発症の原因となることが分かってきました※4。

 ウイルスの感染は鼻と口と目から起こります※1。口腔内に潜む細菌が出すタンパク分解酵素は、ウイルスの粘膜細胞への感染を促進してしまうので※2、口腔内の衛生管理は重要です。

守ろう歯の健康! 年に2回以上は、歯科医院でプロフェッショナルケアを受けましょう。日本歯科医師会� � � � � � � � � � � � � � �

検 索日本歯科医師会

CLINIC

歯科医院などでの歯みがき指導や予防処置

プロケア歯科医師や歯科衛生士に指導してもらったことを自分で行う歯のお手入れ

セルフケア

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あっべきした。

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 日本歯科医師会は様々な感染症から

身を守る

上でも口腔ケアが重要だと考えています

。むし歯

や歯周病を予防するだけでなく、全身の健

康を守る

ためにも、丁寧なお口のケアを心がけて

ください。

心がけたい日々 の健康習慣心がけたい日々 の健康習慣

いまこそ

細ウ促衛

し歯守るさい。

●● 不潔不潔

や歯周ため

※ 出典:「根面う蝕の臨床戦略」クインテッセンス出版(株)

使用テストによるブラッシング圧測定結果(平均)【 適切なブラッシング圧に 】

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こんめん しょく

るまるご えん

歳代20 50 6030 40