運動を生活カルチャー化する 健康イノベーション拠 …2014/11/7 2 3 現状...

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2014/11/7 1 4 プロジェクトリーダー 革新的イノベーション創出プログラム COI STREAM(トライアル) 1 東洋紡株式会社総合研究所 コーポレート研究所 快適性工学センター 部長 石丸 園子 立命館大学スポーツ健康科学部 教授 伊坂 忠夫 リサーチリーダー 運動を生活カルチャー化する 健康イノベーション拠点 全体概要の説明 運動を生活カルチャー化する 健康イノベーション拠点 全体概要の説明 2 COI STREAM ビジョン1 ビジョン1 「少子高齢化先進国としての持続性確保」 少子高齢化の課題先進国である我が国において、高 齢でも健康を保持し、一人一人が人とのつながり中で豊かな生活を送ることができる、持続性を確保 した社会を構築する。

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Page 1: 運動を生活カルチャー化する 健康イノベーション拠 …2014/11/7 2 3 現状 本プロジェクト 現状および 本プロジェクトの目標(ビジョン)

2014/11/7

1

2013 年10月4

プロジェクトリーダー

革新的イノベーション創出プログラム COI STREAM(トライアル)

1

東洋紡株式会社総合研究所 コーポレート研究所快適性工学センター 部長

石丸 園子立命館大学スポーツ健康科学部教授

伊坂 忠夫リサーチリーダー

運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点

全体概要の説明

運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点

全体概要の説明

2

COI STREAM ビジョン1

ビジョン1 「少子高齢化先進国としての持続性確保」

少子高齢化の課題先進国である我が国において、高齢でも健康を保持し、一人一人が人とのつながりの中で豊かな生活を送ることができる、持続性を確保した社会を構築する。

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本プロジェクト

本プロジェクト

現状

現状および

本プロジェクトの目標(ビジョン)

健康寿命の延伸5年延長

医療費の削減4兆円(10%)削減

健康コミュニティの活性化

運動による生活習慣病の減少420万人(30%)

削減

世界をリードする日本発の新健康産業

(健護産業)

不健康期間の延長男性:9年 女性:13年

医療費の増加約40兆円

コミュニティの弱体化

生活習慣病の増加1400万人

健康産業分野予防医療産業の未発達

4

運動の生活カルチャー化

運動を生活の一部に、中心に

なくてはならない⇒ あると便利、なければ生活できない

楽しい、かっこいい

運動のカルチャー化

従来の運動しなければならない(強制)、した方が良い、我慢

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スマートウェアを用いた

生活インターフェイス

スマートウェアで取得できる生体情報(動作/生理量)により生活機器をコントロール

生活する = 運動する⇒ 健康になる

• 体調監視• 個人認証• 生活機器コントロール

スマートウェアを生活の中心に

5

+R

生体信号

音・光

6

運動の継続、カルチャー化

楽しさの付加スマートウェア、空間シェアリング

(運動空間の共有)

スマートウェア(週/月/年毎の評価)

運動効果のフィードバック

スマートウェア(運動/生活履歴の利用)

適切な運動指導

スマートウェア(体調の監視)

運動・体調不安の軽減

空間シェアリング(リアル・バーチャル空間

の共有/創造)

運動の“場”の確保

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公共空間で3つの“間”を共有できるようにガイド例)空間:特定の空間への誘導

時間:特定の時間に誘導仲間:空間と時間と運動の共有

実現のためには、個人に対するインターフェイス(スマートウェア)だけでは不十分

集団に対するインターフェイス

交流の接点をもたらす音/映像による空間シェアリング技術集団に対するインターフェイス

交流の接点をもたらす音/映像による空間シェアリング技術

交流の接点をもたらす音/映像による

空間シェアリング技術

コミュニティ形成の基本

空間/時間/仲間 ⇒ 3つの“間”の共有

8

本プロジェクトの目標(ビジョン)

健康社会の実現

身体異常の予兆発見

運動する空間の創造

遊休施設の再利用

生活・運動履歴(ビッグデータ)を利用した個人/団体向け運動指導

コミュニティ形成(安全安心空間)

スポーツ指導

スマートウェア技術

空間シェアリング技術

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新産業創出

大学

地域・企業

スマートウェアの事業化

運動誘導システム(身体、心理、社会)

の事業化

空間シェアリング

システムの事業化

スマートウェアセンサの開発スマートウェアセンサの開発スマートウェアセンサの開発

大学・地域・企業連携で

運動促進による健康革命

運動継続のインセンティブ要因の特定

運動継続のインセンティブ要因の特定

ICTを活用した運動継続システムの開発ICTを活用した運動継続システムの開発

9

運動

健康生活

カルチャーコミュニティ

共用空間運動処方

自宅内エクササイズ

マルチユース環境で機能が変わる

+R

生体信号

音・光衣服圧シミュレーション衣服圧シミュレーション

テキスタイル基板・回路の開発テキスタイル基板・回路の開発

音像、映像インターフェイスの開発と応用音像、映像インターフェイスの開発と応用

・運動したくなる・集いたくなる・たのしくなる・着たくなる

空間シェアリングを用いた健康サービス/商品の開発

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健康寿命の延伸、子供の健全な成長高齢者の健康、地域コミュニティ再生

課題の解決

子供の遊び場減少/子供の体力低下高齢者の運動機会確保世代を超えたコミュニケーション機会減少

運動誘導テクノロジー

空間シェアリングテクノロジー

スマートウェアテクノロジー

新産業創出健やかさを護る

健護産業

運動の生活カルチャー化インターフェイス

健康産業建築健康サービススポーツ産業エンターテイメント紡績・アパレル情報家電介護教育

新産業“健護産業”の創出

健康機器産業・健康サービス産業のグローバル展開

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立命館大学 スポーツ健康科学部 准教授

塩澤 成弘× ×

スマートウェアグループ報告

革新的イノベーション創出プログラムCOI STREAM(トライアル)

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スマートウェアCOIプロジェクト最終目標

すべての生活場面で活躍する“着るだけ”生活インターフェイス

心電図(心拍数)

呼吸

運動(関節運動)

体温

発汗

磁芯材

1次コイル

2次コイル

スマートウェアとの電力/通信インターフェイス

瞬時心拍、換気量、エネルギー消費、メンタルストレス、覚醒度

姿勢、歩調、関節角度、転倒、運動開始/停止

発熱、異常発汗、快適環境温/湿度

+R光る文字

音音

無線による外部との通信

血圧

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様々な生活場面での応用

居眠り運転、酒酔い運転の検知、操作ミスの予見/警告

高齢者のパフォーマンス監視・体調監視、事故の予見/警告

安全・安心

心筋梗塞、脳卒中の予知/警告

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様々な生活場面での応用

心拍、呼吸に同期して、シャツのハートマークが光る

心拍に合わせて歩く

歩調に合わせて音楽のテンポが変化する

健康

運動メニューの提示運動効果のフィードバック

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様々な生活場面での応用

みんなのタイミングを揃える

スポーツパフォーマンス向上のためのリアルタイムバイオフィードバックシステム

動作や生理量をフィードバックし運動状態や目標動作を教示

正しいフォームの習得トレーニング効果のフィードバック

スポーツ

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様々な生活場面での応用

パフォーマンスで音楽を奏でるパフォーマンスで絵を描く

集団パフォーマンス 参加型映画館への応用

健康イベントへの応用(リアル脱出ゲームをイメージ)

アミューズメントエンターテイメント

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様々な生活場面での応用

生活インターフェイス

動作情報送信 動作情報受信

体調に合わせた温度コントール

フィットネス自転車:身体負荷に応じたパワーアシスト

スマートウェアで取得できる生体情報(動作/生理量)により生活機器をコントロール

特定の動作 機器の動作

特定の動作や運動を行うことで生活機器をコントロール

心拍

最適負荷

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立命館大学 情報理工学部 教授

西浦 敬信

理工学部 准教授

武田 史朗

× ×

空間シェアリンググループ報告

革新的イノベーション創出プログラムCOI STREAM(トライアル)

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音像による空間創造

• 音像、映像技術にて運動空間を創造し、部屋にいながら屋外(たとえば森林や海辺など)空間を構築

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超音波スピーカの原理

• 超音波スピーカ

– 超音波のもつ高い指向性という利点を利用した,超指向性スピーカ

振幅変調器

超音波

(キャリア波)

○超音波をキャリアとして、音を伝播○可聴域の音波と比べて高周波数帯を使用す

るので直進性が非常に高い○超音波はツィータ板を用いて音を放射するた

め小型の振動板を使用(筐体を小さくできる)

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空間シェアリング技術による新しい公共空間のかたち

空間の断絶は「ひきこもり」を誘発し、運動の継続を阻害する。

ウルサイ!

指向性スピーカー

音環境による空間シェアリングは、公共空間への誘導効果を持つ。

楽しそう!

誘導 誘導

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Step1

• スマートウェア+健康情報サービス+指向制スピーカー

• 進化した健康遊具

Step2

• 個人の日常的な運動の動機付け

• 日常的空間での健康コミュニティの育成

Step3• トータルヘルスケアのある街へ!

展開例1:「健康コミュニティ公園」事業

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展開例2:「健康コミュニティ付」マンション

• 集会室やロビー空間が健康コミュニティの拠点に

• 運動習慣の増進・維持• 柔らかい見守りがつくる

「安心安全」の住み心地

健康コミュニティサービス

安心して運動できる!

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2013 年10月4革新的イノベーション創出プログラム COI STREAM(トライアル)

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運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点

体制・メンバー紹介

運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点

体制・メンバー紹介

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“異分野融合研究拠点”

マネジメント組織図

スマートウェア事業化グループ

機構長(プロジェクトリーダー):東洋紡 部長 石丸 園子

副機構長(研究リーダー):スポーツ健康科学部 教授 伊坂 忠夫

運動誘導システム事業化グループ

オムロンヘルスケア

東洋紡

立命館大学塩澤成弘(スポーツ健康科学部)牧川方昭(理工学部)萩原啓(情報理工学部)

近畿大学岡田志麻(理工学部)

大和ハウス工業

パナソニック

立命館大学西浦敬信(情報理工学部)武田史朗(理工学部)野間春生(情報理工学部)

立命館大学善本哲夫(経営学部)八重樫文(経営学部)山浦 一保(スポーツ健康科学部)佐久間 春夫(スポーツ健康科学部)

滋賀医科大学今井晋二(医学部)

東大阪スタジアム

COI-T課題

空間シェアリングシステム事業化グループ

スマートウェアプロトタイプ開発

COI-T課題 検証用空間シェアリングシステム開発

COI-T課題 研究開発/社会実装体制構築・

強化

機構戦略支援統括村上正紀 牧川方昭 飯田健夫

機構サポートスタッフ野口義文 川村夏子

産学官連携支援統括中谷吉彦 橋本敏信助石功嗣(東大阪スタジアム)

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企業・団体名 担当者 役職 役割 業種

東洋紡株式会社総合研究所

石丸園子 コーポレート研究所快適性工学センター部長

プロジェクトリーダー衣服圧シミュレーション技術によるスマートウェアの設計・評価

衣料繊維・樹脂メーカー

オムロンヘルスケア株式会社(オムロングループ)

小林洋 執行役員常務 フレキシブルセンサの開発・スマートウェア商品化構想

計測機器メーカー

パナソニック株式会社(パナソニックグループ)

梶本一夫 R&D本部 クラウドソリューションセンター第五グループ理事

空間シェアリングテクノロジーの事業化 家電・ハウスメーカー

大和ハウス工業株式会社

高橋利治 総合技術研究所副所長ライフサポート研究室室長

スマートハウス技術による日常モニタリング技術の開発・事業化空間シェアリング技術の住環境への応用検討

ハウスメーカー

株式会社東大阪スタジアム

助石功嗣 本社統括部部長

運動継続システムの開発・運動誘発モデル構築

フィットネスクラブ・運動施設運営

参画企業の役割

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参画研究者の役割

氏名 所属・役職 役割 専門分野

伊坂忠夫 スポーツ健康科学部・教授

研究リーダー拠点技術を応用した運動継続プログラムの開発

スポーツバイオメカニクス

塩澤成弘 スポーツ健康科学部・准教授

衣類組み込み型生体計測センサ開発 生体計測

牧川方昭 理工学部・教授 衣類組み込み型生体計測センサ開発 生体計測

萩原啓 情報理工学部・教授

衣類組み込み型生体計測センサ開発 生体生理工学

西浦敬信 情報理工学部・准教授

空間シェアリング要素技術開発 音響学

野間春生 情報理工学部・教授

空間シェアリング要素技術開発 バーチャルリアリティ

武田史朗 理工学部・准教授 活動の共存性と誘発性を高める空間デザインツールの開発 建築設計・ランドスケープデザイン

善本哲夫 経営学部・准教授 地域活性化を導く新たな空間機能の創出可能性の検討及びレファレンス・モデルの構築

社会デザインマネジメント

八重樫文 経営学部・准教授 地域活性化を導く新たな空間機能の創出可能性の検討及びレファレンス・モデルの構築

社会デザインマネジメント

その他 立命館大学教員19名 ・ 他大学教員複数名

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