converting plc-5 or slc 500 logic to logix-based logic ......リファレンスマニュアル plc-5...

リファレンスマニュアル

PLC-5 または SLC 500 ロジックからLogix ベースロジックへの変換

Cat. No. 1756 ControlLogix, 1768 CompactLogix, 1769 CompactLogix, 1789 SoftLogix, 1794 FlexLogix, PowerFlex 700S with DriveLogix

お客様へのご注意

ソリッドステート機器はエレクトロメカニカル機器とは動作特性が異なります。さらにソリッドステート機器はいろいろな用途に使われることからも、この機器の取扱責任者はその使用目的が適切であるかどうかを充分確認してください。この機器の使用によって何らかの損害が生じても当社は一切責任を負いません。詳しくは、パブリケーション・ナンバー SGI-1.1『ソリッド・ステート・コントロール　ソリッドステート装

置のアプリケーション、設置、および保守のための安全ガイドライン』( 当社の営業所または http://literature.rockwellautomation.com からオンラインで入手可能 ) を参照してください。

本書で示す図表やプログラム例は本文を容易に理解できるように用意されているものであり、その結果としての動作を保証するものではありません。個々の用途については数値や条件が変わってくることが多いため、当社では図表などで示したアプリケーションを実際の作業で使用した場合の結果については責任を負いません。

本書に記載されている情報、回路、機器、装置、ソフトウェアの利用に関して特許上の問題が生じても、当社は一切責任を負いません。

製品改良のため、仕様などを予告なく変更することがあります。

本書を通じて、特定の状況下で起こりうる人体または装置の損傷に対する警告および注意を示します。

重要：ソフトウェアをご利用の場合は、データの消失が考えられますので、適当な媒体にアプリケーションプログラムのバックアップをとることをお奨めします。

重要：本製品を日本国外に輸出する際、日本国政府の許可が必要な場合がありますので、事前に当社までご相談ください。

Allen-Bradley, Rockwell Software, Rockwell Automation, および TechConnect は、Rockwell Automation, Inc. の商標です。

Rockwell Automation に属さない商標は、それぞれの企業に所有権があります。

本版は、1756-RM085C-EN-P - August, 2011 の和訳です。1756-RM085C-EN-P を正文といたします。

警告：本書内の「警告」は、人体に障害を加えうる事項、および装置の損傷または経済的な損害を生じうる、危険な環境で爆発が発生する可能性がある操作や事項を示します。

注意：本書内の「注意」は正しい手順を行なわない場合に、人体に障害を加えうる事項、および装置の損傷または経済的な損害を生じうる事項を示します。

感電の危険：危険な電圧が存在する恐れがあることを知らせるために装置の上または内部にラベルを貼っています。

やけどの危険：表面が危険な温度になっている恐れがあることを知らせるために装置の上または内部にラベルを貼っています。

重要本書内の「重要」は、製品を正しく使用および理解するために特に重要な事項を示します。

http://literature.rockwellautomation.com

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EC ( 欧州連合 ) の規格への準拠

本製品に CE マークがある場合は、欧州連合 (EU) および EFA 地域内での使用が承認されています。以下の

規則に適用するように設計されテストされています。

EMC 指令

この製品は、理事会規制 89/336「電磁適合性 (EMC)」および以下の規格の、技術解説ファイルに記載された

内容に完全にまたは部分的に準拠することをテストで確認済みです。

• EN 50081-2 EMC：一般的な放射規格、パート 2 - 産業環境

• EN 50082-2 EMC：一般的なイミュニティ規格、パート 2 - 産業環境

この製品は、産業環境での使用を目的としています。

低電圧指令

この製品は、EN 61131-2「プログラマブルコントローラ、パート 2：機器の必要条件およびテスト」の安全

事項を適用することによって、理事会規制 73/23/EEC「低電圧」に準拠することをテストで確認済みです。

EN 61131-2 に要求される特定の情報については、このマニュアルの対応する項を参照するか、ノイズ防止に

ついては『配線および接地のガイドライン』 (Pub. No. 1770-4.1) を参照してください。

この装置は開放型の装置と分類されており、安全保護の手段として、動作時は筐体内に設置 ( 取付け ) しな

ければなりません。

目次

第 1 章 PLC-5 または SLC 500 プログラムの Logix プロジェクトへの変換

1.1 はじめに ............................................................................................... 1-1

1.1.1 変換ツールに期待すること .............................................. 1-1

1.1.2 PLC-5/SLC 500 アーキテクチャと Logix アーキテクチャの比較 .................................................................................. 1-2

1.1.3 変換処理 .............................................................................. 1-3

1.2 変換するための RSLogix 5 または RSLogix 500 ファイルの準備 1-3

1.3 PLC-5 または SLC 500 プログラムのエクスポート ....................... 1-3

1.3.1 エクスポートオプション .................................................. 1-4

1.4 変換ツールウィザードを使用する PLC-5 またはSLC 500 プログラムの変換 ................................................................ 1-7

1.4.1 ウィザードのステップ 1 の注記 ...................................... 1-8

1.4.2 ウィザードのステップ 2 の注記 ...................................... 1-8

1.4.3 ウィザードのステップ 3 の注記 ...................................... 1-8

1.4.4 ウィザードのステップ 4 の注記 ...................................... 1-9

1.4.5 ウィザードのステップ 4 の注記 ( 続き ) ........................ 1-10

1.4.6 ウィザードのステップ 5 の注記 ...................................... 1-10

1.5 PCE 命令の修正 ................................................................................... 1-10

1.5.1 命令の認識 .......................................................................... 1-10

1.5.2 PCE 命令の検索 .................................................................. 1-11

1.5.3 PCE 命令の解決 .................................................................. 1-11

1.6 UNK 命令の修正 ................................................................................. 1-11

1.7 コントローラおよびシャーシの構成 ............................................... 1-12

1.8 I/O のマッピング ................................................................................. 1-14

1.9 MSG 構成の完了 ................................................................................. 1-15

1.10 その他の注意事項 ............................................................................... 1-15

第 2 章プログラム構造の変換

2.1 はじめに ............................................................................................... 2-1

2.2 タスク、プログラム、およびルーチンへのロジックの分割 ....... 2-1

2.3 連続タスクの作成 ............................................................................... 2-2

2.4 イベントタスクの作成 ....................................................................... 2-2

2.5 時限割込み (STI) 用の周期タスクの作成 ........................................ 2-3

2.6 入力割込み (DII/PII) の変換 ............................................................... 2-3

2.7 ステータスファイルの作成 ............................................................... 2-3

第 3 章データの変換

3.1 はじめに ............................................................................................... 3-1

3.1.1 PLC-5 と SLC 500 ファイルのデータテーブル値の識別方法 .............................................................................. 3-2

3.1.2 Logix ファイルのファイルタイプの識別方法 ............... 3-2

3.2 入力 (I) および出力 (O) データの変換 ............................................. 3-2

3.3 ステータス (S) ファイルタイプの変換 ............................................ 3-3

3.3.1 変換中の GSV から作成されるタグ ................................ 3-5

3.4 バイナリ (B) ファイルタイプの変換 ................................................ 3-5

3.5 タイマ (T) ファイルタイプの変換 .................................................... 3-6

3.5.1 変換ルール .......................................................................... 3-7

3.6 カウンタ (C) ファイルタイプの変換 ................................................ 3-7

Pub.No. 1756-RM085C-JA-P – August 2011 TOC-1

目次

3.7 コントロール (R) ファイルタイプの変換 ........................................ 3-8

3.8 コントロール (R) ファイルタイプからシリアルポート制御への変換 ....................................................................................................... 3-8

3.9 整数 (N) ファイルタイプの変換 ........................................................ 3-9

3.10 浮動小数点 (F) ファイルタイプの変換 ............................................ 3-9

3.11 ASCII (A) ファイルタイプの変換 ..................................................... 3-10

3.12 10 進数 (D) ファイルタイプの変換 ................................................... 3-10

3.13 ブロック転送 (BT) ファイルタイプの変換 ...................................... 3-10

3.13.1 ブロック転送の変換ルール .............................................. 3-11

3.14 M0 および M1 ファイルタイプの変換 ............................................. 3-12

3.15 メッセージ (MG) ファイルタイプの変換 ........................................ 3-12

3.15.1 メッセージの変換ルール .................................................. 3-13

3.16 PID (PD) ファイルタイプの変換 ....................................................... 3-14

3.17 SFC ステータス (SC) タイプの変換 .................................................. 3-15

3.18 ASCII 文字列 (ST) ファイルタイプの変換 ....................................... 3-15

3.19 ControlNet (CT) ファイルタイプの変換 ............................................ 3-17

3.20 定数値の変換 ....................................................................................... 3-18

3.21 間接アドレスの変換 ........................................................................... 3-18

3.21.1 ファイル番号での間接アドレス指定の変換 .................. 3-19

3.22 インデックス付きアドレスの変換 ................................................... 3-20

3.22.1 プロセッサ・ステータス・ワード S:24 で制御されるアドレス .............................................................................. 3-20

3.22.2 ファイル (Logix 配列 ) でデータを指定するアドレス .. 3-20

3.23 エイリアス作成ルール ....................................................................... 3-20

3.24 シンボルの変換 ................................................................................... 3-21

3.24.1 エイリアスが作成されないデフォルト ) ........................ 3-21

3.24.2 作成されるエイリアス ...................................................... 3-21

3.25 アドレスコメントの変換 ................................................................... 3-22

第 4 章命令の変換

4.1 はじめに ............................................................................................... 4-1

4.2 変換ルール ........................................................................................... 4-1

4.3 命令のリスト ....................................................................................... 4-1

4.3.1 CAR ルーチンの変換 ......................................................... 4-12

4.3.2 FOR/NXT/BRK 命令の変換 ............................................... 4-12

付録 A プログラミング変換エラー (PCE) メッセージ

A.1 はじめに ............................................................................................... A-1

A.2 PCE メッセージ ................................................................................... A-1

索引 .......................................................................................................................................................................... I-1

TOC-2 Pub.No. 1756-RM085C-JA-P – August 2011

第 1章

PLC-5 または SLC 500 プログラムのLogix プロジェクトへの変換

1.1 はじめに

RSLogix 5000 プログラミングソフトウェアには、PLC-5 または SLC 500 インポート / エクスポートファイル (PC5 または SLC 拡張子 ) を完全にインポート / エクスポートファイル (L5K 拡張子 ) に変換する変換ツールが装備されています。

本マニュアルでは、Ver. 19 以降の RSLogix 5000 プログラミングソフトウェアに装備されている Translate PLC-5/SLC 2.0 という変換ツールについて説明します。この章には、変換前のファイル準備と変換後の例と、その作業について説明します。

変換ツールは、Rockwell Automation Knowledgebase の Answer ID 69790 からダウンロードすることもできます。

http://rockwellautomation.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/6979

1.1.1 変換ツールに期待すること

変換ツールの目的は、PLC-5 または SLC 500 プログラムから Logix プロジェクトへの移行に伴う作業を軽減することにあります。変換ツールは、プログラムロジックを自動的に変換しますが、完璧なソリューションというわけではありません。アプリケーションによっては、変換後のロジックを正しく機能させるためにさらに作業が必要な場合があります。

変換ツールは構文的に正しいインポート / エクスポートファイルを生成しますが、オリジナルのアプリケーションで正確に意図することが失われることがあります。この損失はルールの違いによって起こることがあります ( 例えば、優先順位や実行順のルール、インデックス付きアドレス指定のルール、または I/O アドレス指定のルール )。変換中にエラーが起こると、変換ツールはそれが発生した Logix ルーチンのラングでのエラーを記録します。そのエラーメッセージを使用して、エラーを分析して解決できます。

重要現在、変換ツールはラダー命令しか変換できません。SFC と構造

化テキストファイルは変換されません。

注意：変換処理を実行後、その結果として作成されたインポート /エクスポートファイルをさらに作業する必要があります。I/O をマップして、BTD, MOV, または CPS 命令を使用してマップされたデータを変換処理によって作成された構造体に配備する必要があります。

Pub.No. 1756-RM085C-JA-P － August 2011 1-1

http://rockwellautomation.custhelp.com/app/utils/login_form/redirect/answers%252Fdetail%252Fa_id%252F6979/session/L2F2LzEvdGltZS8xMzExNzE2NzkyL3NpZC9kdTNMU1p6aw==


1.1.2 PLC-5/SLC 500 アーキテクチャと Logix アーキテクチャの比較

Logix アーキテクチャは、いくつかの点で PLC-5 と SLC 500 プロセッサと異なります。変換ツールは、このような従来のアーキテクチャを Logix アーキテクチャに適合させる最適な方法で変換します。アーキテクチャが異なるため、変換後の Logix プロジェクトを正常に動作させるためには修正が必要なことがあります。

以下の表に、アーキテクチャでの最も重要な相違点をリストします。

アーキテクチャの問題比較

CPU PLC-5 と SLC 500 プロセッサが 16 ビット処理に基づいているのに対して、Logix コントローラは 32 ビット処理を採用している。変換ツールは、従来のロジックを同等の 32 ビットのロジックに変換する。

オペレーティングシステム PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、時限割込み (STI) または入力割込み (DII/PII) として構成できる個別のプログラムファイルをサポートしている。さらに、PLC-5 プロセッサは、複数のメイン・コントロール・プログラム (MCP) をサポートしている。Logix コントローラでは、これらをまとめてタスク、プログラム、およびルーチンに編成する。変換ツールは、このような従来のプログラムタイプを対応する Logix タスクに変換する。

入力および出力 (I/O) PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、I/O メモリを I と O のデータ・テーブル・ファイルにマップする。I/O データはプログラムスキャンと同期して更新されるため、プロセッサがスキャンを開始するたびに最新の値が得られることがわかる。Logix コントローラは、ロジックスキャンと非同期で更新される I/O を参照する。Logix コントローラの場合は、同期コピー (CPS) 命令を使用して、ロジック実行中に静的な値を使用するための I/O データバッファを作成し、必要に応じてバッファを更新する。

変換が完了したら、I/O データを I 配列と O 配列にコピーするために命令を追加する必要がある。この命令をプログラムの開始時または終了時に実行してデータをバッファに入れ、プログラムスキャンと同期して提供されるようにする。

データ PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、すべてのデータをグローバル・データ・テーブルに格納する。このデータには、希望するデータのアドレスを指定することでアクセスできる。Logix コントローラは、特定のプログラム用のローカルなデータと、コントローラ内のタスクすべてにグローバルなデータをサポートしている。さらに、Logix コントローラは他のコントローラとデータを共有できるため、アドレスではなくタグを使用して希望するデータにアクセスできる。

PLC-5 と SLC 500 のどちらのデータ・テーブル・ファイルも、関連データのワードをいくつか保存できる。Logix コントローラは配列を使用して、関連するデータを保存できる。変換ツールは、PLC-5 と SLC 500 データ・テーブル・ファイルを Logix 配列に変換する。

タイマ PLC-5 と SLC 500 は、16 ビットアーキテクチャに基づいて複数のタイムベースを持つことができる。Logix コントローラは、32 ビットアーキテクチャに基づいて 1msec タイムベースのみをサポートしている。変換ツールは、従来のタイマを Logix アーキテクチャに適合させる最適な方法で変換する。変換後のタイマを正常に動作させるためには修正が必要です。

通信 PLC-5 プロセッサは、ブロック転送読取りと書込み (BTR と BTW) 命令、ControlNet I/O (CIO), およびメッセージ (MSG) 命令をサポートしている。SLC 500 プロセッサは、ブロック転送読取りと書込み (BTR 命令と BTW) 命令、および MSG (MSG) 命令をサポートしている。Logix5000 コントローラは、さまざまなタイプの MSG 命令をサポートしている。変換後にすべての MSG 命令を検証して完了することが必要です。

1-2 Pub.No. 1756-RM085C-JA-P － August 2011

PLC-5 または SLC 500 プログラムの Logix プロジェクトへの変換第 1 章

1.1.3 変換処理

変換処理全体では、以下の処理を行ないます。

この章の残りでは、これらのステップを詳細に説明します。

1.2 変換するための RSLogix 5 または RSLogix 500 ファイルの準備

変換ツールを使用する前に、RSLogix5 および RSLogix 500 ファイルを準備することをお奨めします。

• メモリをセーブするには、PLC-5 と SLC 500 アプリケーションファイルからし要していない参照を除去してください。RSLogix 5 または RSLogix 500 ソフトウェアで、以下のオプションを使用できます。

- 使用していないメモリを削除する (Tools → Delete Unused Memory)。

- 使用していないアドレスを削除する (Tools → Database → Delete Unused Addresses)。

• PC5 ファイルで発生した場合に変換ツールが変換しないシンタックスエラーを防ぐには、SFC と STX ルーチンを削除します。

1.3 PLC-5 または SLC 500 プログラムのエクスポート

PLC-5 または SLC 500 ロジックを同等の Logix ロジックに変換する前に、ロジックを ASCII テキストファイル (PLC-5 ファイルの場合は PC5 拡張子、または SLC 500 ファイルの場合は SLC 拡張子 ) に最初にエクスポートする必要があります。

コメントとシンボルを変換することを選択した場合は、文書ファイルのための標準の 6200 プログラミングソフトウェアのフォーマットである TXT ファイルも必要です。

変換手順参照ページ

変換するための RSLogix 5 または RSLogix 500 ファイルの準備 1-3

PLC-5 または SLC 500 プログラムのエクスポート 1-3

変換ツールウィザードを使用する PLC-5 または SLC 500 プログラムの変換

1-7

PCE 命令の修正 1-10

UNK 命令の修正 1-11

コントローラおよびシャーシの構成 1-12

I/O のマッピング 1-14

MSG 構成の完了 1-15



RSLogix 5 または RSLogix 500 エクスポートの手順を使用して、以下の 2 つのタイプのファイルを生成できます。

• データベースファイル (TXT)。これらのファイルには、アプリケーションのシンボル、アドレスコメント、命令コメント、およびラングコメントは入っています。3 つの TXT ファイルが生成されます。

- <program name>.txt：アドレスコメントおよびシンボル

- <program name>1.txt：命令コメント ( これらは変換ツールに無視され

る。)

- <program name>2.txt：ラングコメント ( これらは変換ツールに無視さ

れる。PC5/SLC ファイル内のラングコメントは使用される。)

• プログラム・ファイル・フォーマット (PC5 または SLC)。このファイルには、アプリケーションデータ、RLL ステートメント、およびラングコメントが入っています。

1.3.1 エクスポートオプション

以降に説明するように、いくつかの方法で、RSLogix 5 または RSLogix 500ソフトウェアを使用して変換のためにファイルをエクスポートすることができます。

エクスポートオプション 1: 個別にエクスポートする 2 つを作成

このオプションの場合は、PC5/SLC ファイルをエクスポートしてから、TXT ファイルをエクスポートします。

最初に、以下の手順に従ってエクスポート用の PC5 または SLC ファイルを作成してください。

1. RSLogix 5 または RSLogix 500 で、File → Save As を順番に選択します。Save Program As ダイアログボックスが表示されます。

2. Save in フィールドで、エクスポートしたいプログラムを選択します。デフォルトでは、ソフトウェアは宛先の Project フォルダを指し示しますが、異なる宛先ディレクトリを入力することもできます。

3. Save As type フィールドで、Library Files format (PC5 または SLC) を選択します。

4. コメントとシンボルをエクスポートに含めるようにするには、‘Save data base as external file’ チェックボックスをチェックします。

5. Save をクリックします。Export PC5 Format または Export SLC5000 ダイアログボックスが表示されます。

6. Export format ダイアログボックスで、以下の手順を行なってください

a. Complete Program Save を選択します。

b. エクスポートオプションをすべて選択します。

c. OK をクリックします。



次に、以下の手順に従ってエクスポート用の TXT ファイルを作成してください。

7. RSLogix5 または RSLogix 500 で、Tools メニューから Database → ASCII Export を順番に選択します。

Documentation Database ASCII Export ダイアログボックスが表示されます。

8. AB 6200 タブを選択して、選択を行なってから、OK をクリックします。

Select Export Destination Directory ダイアログボックスが表示されます。

9. Directories で、PC5 または SLC ファイルのあるディレクトリを選択します。

10.コメントとシンボルに関する警告を受入れます。OK をクリックします。



RSLogix 5 プログラミングソフトウェアは、RSP ファイル拡張子を使用してPLC-5 プログラムを格納します。RSLogix 500 プログラミングソフトウェアは、SLC 500 RSS ファイル拡張子を使用してプログラムを格納します。

エクスポートオプション 2: 同時にエクスポートするための TXT ファイルおよび PC5/SLC ファイルの作成

以下の手順に従って、同時にエクスポートするために両方のファイルを作成してください。

1. RSLogix 5 または RSLogix 500 で、File → Save As を順番に選択します。

Save Program As ダイアログボックスが表示されます。以下の例に、RSLogix 5 からの Save As ダイアログボックスを示します。

2. Save as type フィールドで、“Export database” チェックボックスをアクティベートするために X5 または ACH を選択します。

3. “Export database” チェックボックスをチェックします。

4. Export ファイルタイプの下で、使用するプログラミングソフトウェアに従って以下のいずれかを選択します。

• RSLogix 5 の場合は、A.B. 6200 を選択します。

• RSLogix 500 の場合は、A.P. S. を選択します。

5. Save as type フィールドで、ファイルタイプを X5 または ACH から PC5または SLC に変更します。A.B. 6200 フォーマットが灰色表示されているとであっても、データベースはそのフォーマットでエクスポートされます。

6. Save をクリックします。Export PC5 Format または Export SLC 500 Formatダイアログボックスが表示されます。



7. Export format ダイアログボックスで、以下の手順を行なってください。

a. Complete Program Save を選択します。

b. エクスポートオプションをすべてを選択します。

c. OK をクリックします。

1.4 変換ツールウィザードを使用する PLC-5 または SLC 500 プログラムの変換

PLC-5 または SLC 500 プログラムファイルの ASCII テキストファイルがあるときは、ロジックをそれと同等の Logix ロジックに変換できます。RSLogix 5000 では、以下の手順を行なってください。

1. File メニューから、Translate PLC-5/SLC 2.0 を選択します。

2. 変換ウィザードが表示されます。ウィザードを使用してステップ 1 ～ 5を進めます。



1.4.1 ウィザードのステップ 1 の注記

• 始動するには、オプションのボタンのいずれかを選択します。

- PLC-5 to Logix.. ボタンの場合は、このオプションを選択して、PC5ファイルをブラウズします。

- SLC-500 to Logix... ボタンの場合は、このオプションを選択して、SLCファイルをブラウズします。

• プログラムファイル名とは異なる TXT ファイル名を使用するには、‘Documentation file(s) associated with the logic file use the same name’チェックボックスをクリアします。最初のデータベースファイル名(TXT) をブラウズします。

• RSLogix 5 または RSLogix 500 は、ウィザードから起動することもできます。これを行なうには、ダイアログボックスの一番上にある Launch RSLogix 5 または Launch RSLogix 500 アイコンをクリックします。

これが機能するためには、ソフトウェアを変換ツールと同じコンピュータにインストールする必要があります。


• 作成したい RS5000 ファイルをブラウズします。

• デフォルトでは、変換ツールで選択および表示されるファイル名は、RSLogix 5 または RSLogix 500 ファイルと同じです。その拡張子は L5Kで、ファイルのディレクトリに入れられます。

• コントローラのタイプとバージョンを選択します。選択したバージョンは、コンピュータに現在インストールされサポートされている RSLogix 5000 のバージョンと対応していなければなりません。

変換が完了した後に、必要に応じてコントローラタイプを変更して、リビジョンを上げることができます


以下の変換オプションから選択します。

• Create Alias Tag for existing PLC-5/SLC Physical Addresses

このオプションは、すべての I/O ファイルアドレスのエイリアスタグを作成します。例えば、O_001_Bit07 を作成したときは、O:1.7 の PLC-5 アドレスにはエイリアスタグがあります。I1.3/2 の SLC アドレスには、作成した I1_003_Bit02 のエイリアスタグがあります。これによって、エイリアスをプログラムロジックを変更することなく新しい I/O データを指し示すように修正できるため、従来の I/O データを Logix プラットフォームにより簡単にマップできます。

• Create Alias Tag for PLC-5/SLC Symbols

このオプションは、データベースファイルにあるすべてのシンボルのエイリアスタグを作成します。このオプションを選択していないときは、シンボルは変換された従来のタイプにタグコメントとして追加されます。

シンボルの処理方法については、3-21 ページの「シンボルの変換」を参照してください。




• Translate をクリックします。PLC-5 と SLC500 アプリケーションごとに固有であるため、シンタックスエラーが起こることがあります。

• 変換中にシンタックスエラーがあるときは、シンタックスエラーが発生した行を示す Syntax Error ダイアログボックスが表示されます。以下の作業のいずれを行なうか選択できます。

- このダイアログボックスですぐにエラーを編集してから、Save & Retry をクリックして変換を再起動します。

- シンタックスエラーが発生している領域が恒久的に削除できるか、または削除してから後で RSLogix 5000 で再度作成できるかを判断する

ためにオリジナルのアプリケーションを調べる。

- メモ帳を使用して PC5, SLC, および TXT ファイルを編集する。

- よくあるシンタックスエラーとその説明について、以下の表を検討する。

よくあるシンタックスエラー

変換ツールは、プログラムとデータベースファイル内でシンタックスエラーに遭遇する可能性があります。その場合、変換ツールが変換を継続できるように、それらのエラーを解消する必要があります。以下の表を参照して、よくあるエラーについて理解してください。

シンタックスエラー説明エラーの解消方法

Invalid symbol name 変換ツールは、シンボル名が英数字であることを予想している。RSLogix 5 と RSLogix 500 ソフトウェアはこれらのルールを実施し、6200ソフトウェアを使用するかまたはデータベースファイルを手動で編集すると、これらのルールが破られる可能性がある。

英数字ではないシンボル名を検索する。

" (quote) within a " (quote)

引用符は、文字列の値またはラング /命令 / アドレスのコメントの開始と終わりを示すために使用される。ラング / 命令 / アドレスのコメントにに引用符が含まれている場合は、変換ツールは、文字列の終わりではないことがわからなくなる。

引用符を削除するか、または二重引用符 ("")にする。変換ツールは、RSLogix 5000 内の一重引用符として二重引用符を変換する。

% within a % % 文字は、プログラムファイルと、ときにはデータベースファイルでコメントの開始と終わりを示すために使用される。このタイプのコメントは、変換ツールには無視される。コメントに他の% が入っている場合は、変換ツールはコメントの終わりではないことがわからなくなる。

余計な % を削除するか、または 2 つの % にする。変換ツールは、2つの %% を連続するコメントとして処理する。

Errant characters プログラムまたはデータベースファイルに、プログラムまたはデータベースファイルの構文に対応しないランダムな文字または 2 つは含まれている。これは、RSLogix 5 またはRSLogix 500 からの直接エクスポートに比べて、手動で編集されたファイルにはよくあることです。

誤った文字を削除する。

Invalid rung syntax ラングの構文が誤っている (かっこが一致しないなど )。

ラングの構文をチェックして、解決する。



1.4.5 ウィザードのステップ 4 の注記 ( 続き )

• シンタックスエラーをすべて解消して変換を完了したら、Launch RSLogic 5000 をクリックします。

• Save Imported Project As ダイアログボックスでプロジェクトファイルの名前、位置、およびリビジョン番号を選択したら、Import をクリックします。

• RSLogix 5000 version(v)17 ソフトウェアが以下のインポートエラーを生成するときは、続くステップを使用してエラーを解決します。

"MSG configuration incomplete because no local tag is specified"

a. 変換ツールを再起動して、Logix コントローラリビジョンとして v16を選択します。

b. RSLogix 5000 Ver. 16 ソフトウェアにアプリケーアションが成功してインポートできた後に、コントローラリビジョンを v17 に変更します。

c. 変換を継続します。

• ファイルのインポートが完了すると、RSLogix 5000 が開いて、画面の一番下に結果が表示されます。結果のウィンドウのエラーをダブルクリックして、変換ツールがラング内に挿入した PCE (Possible Conversion Error)メッセージを検索できます。


変換ウィザードを使用してステップを完了できたら、Finish をクリックして変換ツールを閉じます。PCE 命令を分析して解決することで始まる残りの変換手順を継続します。

1.5 PCE 命令の修正

変換ツールは、変換時に考えられるエラーを特定しやすいように対応するラダーラングに Possible Conversion Error (PCE) 命令を挿入します。変換処理を完了するには、PCE 命令を使用して不一致を検索して、分析して、解決することが必要です。

PCE 命令エラーのリストについては、「付録 A プログラミング変換エラー(PCE) メッセージ」を参照してください。

1.5.1 命令の認識

PCE 命令のあるラングコメントにテキストが追加されます。メッセージテキストはアスタリスク (*) で始まり、ワード “Generated by Translation Tool”が続いて、アスタリスクで終わります。

PCE 命令の例は、以下の通りです。

*** Generated by Translation Tool: Source and destination types may differ *** ";

N: PCE(120, PCE011) COP(I1_008, N23[0], 4);



1.5.2 PCE 命令の検索

ロジックを確認することによって、PCE 命令のすべてを検索することもできます。Verify → Controller task を順番に選択して、Logix プログラムをコンパイルして、エラーをチェックします。これは、エラーチェックが指摘するため、すべての PCE 命令がどこにあるか探すのに簡単な方法です。PCE 命令を探すには、以下の手順を行なってください。

1. Logic メニューから、Verify → Controller を順番に選択します。

画面の一番下に、結果が表示されます。

2. エラーが存在するラングに直接移動するには、エラーウインドウに示されるエラーをダブルクリックします。

1.5.3 PCE 命令の解決

変換された Logix プロジェクトをインポートした後に、各 PCE 命令を検索します。PCE 命令は考えられる変換エラーをハイライトします。各 PCE 命令を削除して、適切な修正したロジックに置き換えます。

1.6 UNK 命令の修正

変換ツールは、Logix アーキテクチャに同等の命令がない一部の PLC-5 とSLC 500 命令も変換します。これらの命令を Logix プロジェクトにインポートすると、UNK 命令として表示されます。各 UNK 命令を削除して、適切な修正したロジックに置き換える必要があります。



1.7 コントローラおよびシャーシの構成

エラーを解決した後で、RSLogix 5000 の Controller Properties ダイアログボックスを使用して、変換処理を継続して、シャーシサイズとコントローラのスロット番号を割付けます。以下の手順を行なってください。

1. Controller フォルダにカーソルを合わせて、I/O モジュールを指定します。

2. Properties を選択します。Controller Properties ダイアログボックスが表示されます。

3. コントローラのスロット番号とシャーシサイズを指定することで、コントローラを構成します。

4. OK をクリックします。



5. コントローラオーガナイザを使用して、コントローラ用に I/O モジュールと他のデバイスを指定します。以下の例に、I/O モジュールを指定する方法を示します。

a. I/O Configuration を選択します。

b. 右クリックしてから New Module を選択します。



1.8 I/O のマッピング

Logix コントローラのファイル構造はタグベースです。変換を容易にするために、変換ツールはタグとタグの配列を作成して、PLC-5 ファイルの配置とマップを行ないます。例えば、以下のようになります。

物理的な I/O のために作成されたタグ ( 例えば、I.2) は、変換処理の終了時に空になります。

• 変換処理を継続するには、RSLogix 5000 プログラミングソフトウェアを使用して、I/O モジュールすべてを Logix コントローラのツリー構造に追加できます。

• それから、命令をプログラムして Logix I/O タグを変換後のタグにマップします。

- 例えば、16 点入力モジュールをローカルシャーシのスロット 2 に追

加するときは、プログラミングソフトウェアは以下の I/O タグ構造体

を作成します。

Local:1.C (configuration information)Local:1.Data (fault and input data)

- BTD, MOV, または CPS 命令を使用して、Local:1.Data ワードを変換処

理で作成された I2 タグにマップします。

- MOV 命令は、一度に 1 エレメントを移動します。BTD 命令は、ビッ

トのグループを移動して、それによって INT データタイプを DINTデータタイプにマップするときに発生する先頭ビットのオフセットを明確にします。連続する I/O グループを配列内の連続するエレメント

にマップする場合は、CPS 命令の方がより効率的です。

例えば、I:000 から I:007 を Local:1:I.Data[0] から Local:1:I.Data[7] にマップするときは、以下のようになります。

CPSSource Local:1:I.Data[0]Destination :I[0]Length: 8

- MOV 命令を使用する場合は、データタイプを混在させないでくださ

い。データタイプを混在させると、あるデータタイプから他のデータタイプへの変換で、符号ビットが処理され、上位ビットが正しくセットされるか保証できなくなります。

変換ツールが PLC-5 または SLC 500 データテーブルを変換する方法については、「第 2 章プログラム構造の変換」を参照してください。

PLC-5 アドレスマップ先

N7:500 N7[500]

N17:25 N17[25]

R6:100 R6[100]

I:002 I[2]

O:001 O[1]



1.9 MSG 構成の完了

変換ツールは、MSG 命令を部分的にしか変換できます。RSLogix 5000 プログラミングソフトウェアを使用して、Communication タブの情報を入力することで各 MSG 命令を構成できます。

1.10 その他の注意事項

さらに、以下の問題点についても考慮する必要があります。

• 命令のタイムベースは、Logix コントローラの場合は 1msec に固定されています。変換処理は、PLC-5 と SLC 500 の設定値と現在値をそれぞれスケーリングします。例えば、タイムベースが 0.01sec で、設定値が 20の PLC-5 の場合は、タイムベースが 1msec に、設定値が 200 に変換されます。

• 命令のコメントは変換されません。

• Logix コントローラは 32 ビットベースのコントローラです。このため、PLC-5 プロセッサが 16 ビットワードであるのに対して、ほとんどのLogix 命令は 32 ビットワードを使用しています。したがって、マスクを使用する命令は、変換することで動作が変化することがあります。

• 変換処理によって、アドレスコメント用のエイリアスタグが作成されます。これらのエイリアスは、変換後のタグのかわりに使用されます。

エイリアスタグは Logix コントローラのメモリを余計に利用するため、使用する予定のないエイリアスタグを削除したほうがよい場合もあります。プロジェクトをインポートした後に、RSLogix 5000 プログラミングソフトウェアを使用してエイリアスを削除できます。

重要 MSG 命令の構成については、『Logix5000 コントローラ　汎用イ

ンストラクション・セット・リファレンス・マニュアル』(Pub.No. 1756-RM003) を参照してください。

このマニュアルは、RSLogix 5000 プログラミングソフトウェアの

CDROM 内の PDF フォーマットを使用できます。


http://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/rm/1756-rm003_-en-p.pdf


Notes:


第 2章

プログラム構造の変換

2.1 はじめに

Logix 5000 コントローラは、PLC-5 プロセッサまたは SLC 500 プロセッサのいずれとも異なる実行モデルを使用しています。Logix 5000 コントローラのオペレーティングシステムは、IEC 61131-3 適合で以下を使用するプリエンプティブ・マルチタスク・システムです。

• タスク

• プログラム

• ルーチン

この章には、変換結果を理解しやすくするために Logix 5000 コントローラの短い説明を記載しています。

2.2 タスク、プログラム、およびルーチンへのロジックの分割

タスク、プログラム、およびルーチンは以下のように機能します。

• タスク：タスクは、コントローラ実行を構成するために使用されます。タスクによって、1 つまたは複数のプログラムのセットにスケージュールとプライオリティ情報を提供します。連続、周期、またはイベントタスクのいずれかとしてタスクを構成できます。

• プログラム：プログラムは、データとロジックをグループ化するために使用されます。タスクにはプログラムが入っており、それぞれに独自のルーチンとプログラム用タグがあります。タスクがトリガされる ( アクティブになる ) と、タスクに割付けられたプログラムはすべてコントローラオーガナイザにリストされた順番で実行します。

プログラムは、複数のプログラマがプロジェクトを開発するのに便利です。開発中に、プログラム用タグを使用できる 1 つのプログラム内のコードを、タグ名の衝突の可能性を最低限に抑えるために 2 番目のプログラムに複製できます。

• ルーチン：ルーチンは、1 つのプログラミング言語で作成した実行可能なコードをカプセル化するために使用されます。

ルーチンには、実行可能なコードが入っています。各プログラムには、プログラム内で最初に実行するルーチンであるメインルーチンがあります。ロジック、他のルーチンを呼出すサブルーチンジャンプ (JSR) 命令などを使用できます。また、オプションのプログラム・フォルト・ルーチンを指定することもできます。

重要現在、変換ツールはラダー命令しか変換できません。SFC と構造

化テキストファイルは変換されません。



変換ツールが PLC-5 または SLC 500 ロジックを変換するときは、以下の表のプログラム構造について考慮してください。

2.3 連続タスクの作成

Logix コントローラは、自己トリガモードで動作する 1 つの連続タスクをサポートしています。これは実行が完了するたびに自分自身で再起動します。連続タスクは、コントローラ内で最下位のプライオリティのタスクとして動作します ( 最低の周期的タスクよりも低い 1 のプライオリティレベル )。つまり、すべての周期的タスクが連続タスクに割込むことができることを意味しています。

変換ツールは、デフォルトのウォッチドッグ設定が 500msec の MainTask という名前の 1 つの連続タスクを自動的に作成します。このタスクには、MainProgram という名前の 1 つのプログラムが入っており、MainRoutine という名前のメインルーチンを使用します。

変換ツールは連続タスクを作成しますが、PLC-5/SLC 500 の動作をよりよくシミュレーションするために EVENT 命令を使用します。

2.4 イベントタスクの作成

変換ツールは、PLC-5 メイン・コントロール・プログラム (MCP) に構成されたプログラムファイルごとにイベントタスクも作成します。

各イベントタスクを呼出すには、変換ツールが連続タスク内に EVENT 命令を作成します。これは PLC-5 ステータスファイルを使用して、最初の MCPと MainRoutine 内でのそれに応じての順番を決定します。

SLC 500 プロセッサには MCP が含まれていないため、メイン・ラダー・プログラムであるラダープログラム 2 がメインルーチンになります。

変換手順参照ページ

連続タスクの作成 2-2

イベントタスクの作成 2-2

時限割込み (STI) 用の周期タスクの作成 2-3

入力割込み (DII/PII) の変換 2-3

ステータスファイルの作成 2-3

重要 Logix5000 コントローラの詳細は、『Logix5000 コントローラ設計

上の注意事項　リファレンスマニュアル』 (Pub.No. 1756-RM094)を参照してください。


http://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/rm/1756-rm094_-en-p.pdf

プログラム構造の変換第 2 章

2.5 時限割込み (STI) 用の周期タスクの作成

プロセッサ・ステータス・ワード 31 には、必要であれば時限割込み (STI)として使用するように指定されたラダープログラムの番号が含まれています。変換ツールは周期タスクを作成して、_filenumber_STI という名前のこのプログラムファイルをそのメインルーチンに変換します。

変換ツールは、プロセッサ・ステータス・ファイルから STI 間隔を取得します。必要に応じて、変換ツールは、間隔を 1msec タイムベースに変換します。変換後に、タスクプロパティを編集してそのプライオリティを指定する必要があります。

プロセッサ・ステータス・ビット S:2/1 によって、STI を有効 / 無効にすることができます。Logix コントローラはこれをサポートしていません。S:2/1に対する参照が発生する場合は、変換ツールは PCE 命令を生成します。

2.6 入力割込み (DII/PII) の変換

Logix コントローラは、入力割込み (DII または PII) をサポートしていません。PLC-5 プロセッサに PII が、または SLC 500 プロセッサに DII があるときは、変換ツールは連続タスク内のサブルーチンに変換します。変換後のルーチンを呼出すように Logix5000 ロジックを編集する必要があります。

プロセッサ・ステータス・ワード 46 は、プログラムファイルが DII またはPII として使用されているかを識別します。変換ツールは PCE 命令を生成して、変換後の DII/PII ルーチン内で検索します。

2.7 ステータスファイルの作成

連続タスク内で、変換ツールは、StatusFile という名前のサブルーチンを自動的に作成します。この StatusFile には、以下のコントローラ情報をを取得するための GSV 命令が入っています。

• コントローラのその地域の時刻と日付 ( 人間が読取ることができるフォーマットで )

• FAULTLOG オブジェクトによって提供されるコントローラに関するフォルト情報

• バッテリのステータスが不良であるか存在しない。

• CONTROLLERDEVICE オブジェクトによって識別されるコントローラの物理ハードウェア

• モードスイッチのステータスは REMOTE

• 強制のステータスが有効で存在する。



以下の表に示すように、ステータスファイルのデータには特別な注意事項があります。

ステータスデータ処理方法

MCP ステータスデータ PLC-5 プロセッサは、1 ～ 16 のメイン・コントロール・プログラムをサポートできる。各 MCP は 3 ワードのステータスデータを使用する。ステータスワード 80 ～127 にはこの情報が入っている。

STI ステータスデータエンハンスト PLC-5 プロセッサは、時限割込みもサポートしている。プロセッサ・ステータス・ファイルには、割込み時間と実行するプログラムファイル番号が入っている。ステータスワード 31 にはプログラムファイル番号が、ステータスワード30 には割込み時間が入っている。

DII/PII ステータスデータ PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、入力割込みをサポートしている。ステータスワード 46 には実行するプログラムファイル番号が入っている。

Logix コントローラは、この機能をサポートしていない。インポート / エクスポートファイルに PII ステータスデータがあるときは、PII プログラムファイルが変換され、連続プログラムにルーチンとして配置される。また、変換処理は、ルーチンがPII に使用されていることを示すために変換後のルーチンに PCE 命令を配置することもある。

インデックス付きアドレス指定

ステータスワード 24 には、インデックス付きアドレス指定に使用される現在のアドレスインデックスが入っている。Logix コントローラは、インデックス値を使用しない。変換中に、プロセスは S24 のタグを作成する。S24 INT (Radix:=Decimal) := <value>


第 3章

データの変換

3.1 はじめに

PLC-5 と SLC 500 プロセッサの 16 ビットアーキテクチャにであるのに対して、Logix コントローラは 32 ビットアーキテクチャをベースとしています。シームレスな変換を行ない、可能なかぎり最高の性能を得るために、多くのデータテーブルの値は 32 ビット値 (DINT 値 ) に変換されます。この章では、さまざまなファイルタイプの変換についてを詳しく説明します。以下の表に、ファイル変換の「一覧」と、変換の詳細を説明する記載場所を示します。

PLC-5 または SLCファイルタイプ

Logix 配列タイプ基数コメントページ

O INT 2 進数 3-2

I INT 2 進数 3-2

S INT 16 進数 PCE 命令は S アドレスごとに生成される。

3-3

B DINT 2 進数 16 ビット値は 32 ビット位置に符号拡張でコピーされる。

3-5

T PRE 値または ACC 値を参照する各アドレスは PCE 命令を生成する。

3-6

C COUNTER オーバーフロー (.OV) とアンダーフロー (.UN) ビットフィールドが検出されると、PCE 命令が生成される。

3-7

R CONTROL 3-8

R to Serial Port Control

3-8

N DINT 10 進数 16 ビット値は、32 ビット位置に符号拡張でコピーされる。

3-9

F REAL 3-9

A INT 16 進数 3-10

D DINT 16 進数 16 ビット値は、32 ビット位置に 0 を埋めてコピーされる。

3-10

BT MESSAGE 3-10

M0 INT 3-12

M1 INT 3-12

MG MESSAGE 3-12

PD PID 3-14

SC これは SFC ステータスタイプです。

3-15

ST STRING RSLogix 5000 構造体には、1つの 16 ビットワード (INT) と82 の 8 ビットワード (SINT) が含まれる。

3-15

CT MESSAGE 3-17



3.1.1 PLC-5 と SLC 500 ファイルのデータテーブル値の識別方法

PLC-5 と SLC 500 インポート / エクスポートファイルは、DATA ステートメントを使用して、以下の例に示すようにファイルタイプを識別します。

DATA <file_reference>:<last_element_number>

<data_value>

以下の表に、上記の例のフィールドを説明します。

3.1.2 Logix ファイルのファイルタイプの識別方法

Logix インポート / エクスポートファイルは、タグ宣言を使用して値を初期化できます。例えば、以下のようになります。

3.2 入力 (I) および出力 (O) データの変換

I/O データテーブルの変換処理は、PLC-5 と SLC 500 プロセッサの入力と出力イメージテーブルのレイアウトに従って実行されます。これを行なうと、変換処理は、I データ用に 1 つの 1 次元配列を、O データ用に 1 つの 1 次元配列を作成します。PLC-5 または SLC 500 プロセッサの入力と出力イメージテーブルのサイズによって、これらの変換後の配列のサイズが決定します。

変換処理は、I ファイルと O ファイル用に 1 次元の INT 配列を作成します。タグ名は、それぞれ I と O になります。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。

フィールド指定する内容

file_reference ファイルタイプ例えば、N は整数ファイルタイプを示す。

last_element_number ファイルのサイズ変換処理は、この値を使用して、このファイルに使用される配列に入れるエレメント数を判断する。例えば、DATA N7:9 は、ファイル番号 7 は 10 エレメントのある整数ファイルであることを意味する。

data_value ファイルの内容例えば、以下のようになる。DATA N7:210 11 12ファイル番号 7 は 3 つのエレメントのある整数ファイルです。これらのエレメントの値は、以下のようになる。N7:0 10N7:1 11N7:2 12

データ・テーブル・ファイルおよびエレメント変換後指定する内容

F8 (1 エレメント ) REAL := 3.25 1 つの実数値

N7 (3 エレメント ) DINT[3] ={42, -56, 1090} 3 つのエレメントのある整数配列

T4 (2 エレメント ) [2] := {{16#c0000000, 1000, 910}, {16#c0000000, 3000, 2550}

2 つの構造体の配列、各構造体は 3 つのメンバーで構成されている


データの変換第 3 章

例えば、ASCII テキストファイルは以下のようになります。

PLC-5 プロセッサ、SLC 500 プロセッサ、および Logix コントローラは、I/Oデータ用に異なるアドレス指定方法を使用します。例えば、以下のようになります。

オリジナルのアドレスを保持するために、変換処理は物理アドレスに基づいてエイリアスタグを作成します。例えば、以下のようになります。

3.3 ステータス (S) ファイルタイプの変換

ステータスファイルは、PC5 または SLC ファイルを変換するかによって、変換中に異なる方法で処理されます。

PC5 ファイル変換

• RSLogix タグ名は S です。

• RSLogix タグの次元は、従来の DATA ステートメント内のコロンの後の複数の指定された次元です。

• 初期値は、定数変換ルールに従います。

DATA ステートメント変換後

DATA O:1770X0000 0X0000 ......

tag Otype INT[128] (Radix := Binary) := {16#0000, ... }

DATA I:0370X0000 0X0000 ......

tag Itype INT[32] (Radix := Binary) := {16#0000, ... }

コントローラ I/O アドレス指定

PLC-5 プロセッサ Base 8 (8 進数 )

SLC 500 プロセッサ Base 10 (10 進数 )

Logix コントローラ Base 10 (10 進数 )

コントローラオリジナルのアドレス変換後のアドレスエイリアスタグ名

PLC-5 プロセッサ I:007 I[7] I_007

O:010 O[8] O_010

I:021/05 I[17].05 I_021_Bit05

O:035/15 O[29].13 O_035_Bit015

SLC 500 プロセッサ I:007 I[7] I_007

O:010 O[10] O_010

I:021/05 I[21].05 I_021_Bit05

O:035/15 O[35].15 O_035_Bit015



変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・エレメント数と同じです。例えば、ASCII テキストファイルは以下のようになります。

以下の表に、S アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

以下の表に示すように、ステータスファイルの一部のデータには特別な注意事項があります。

SLC ファイル変換

• RSLogix タグ名は S です。

• RSLogix タグの次元は、存在する初期値の数に基づいています。

• 初期値は、定数変換ルールに従います。

• 従来のロジックが数字が続くファイルタイプ (S) を参照する場合は、数字は変換中に削除されます。

PC5 DATA ステートメント変換後

DATA S:1270X0000 0X0000 ......

S: INT[164] (Radix := Hex) := {16#0000, ... };

オリジナルのアドレス変換後のアドレス

S:3 S[3]

S:1/15 S[1].15

S:24 S24

ステータスデータ処理方法

MCP ステータスデータ PLC-5 プロセッサは、1 ～ 16 のメイン・コントロール・プログラムをサポートできる。各 MCP は、3 ワードのステータスデータを使用する。ステータスワード 80 ～127 にはこの情報が入っている。

STI ステータスデータエンハンスト PLC-5 プロセッサは、時限割込みもサポートしている。プロセッサ・ステータス・ファイルには、割込み時間と実行するプログラムファイルの番号が入っている。ステータスワード 31 にはプログラムファイル番号が、ステータスワード 30 には割込み時間が入っている。

DII/PII ステータスデータ PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、入力割込みをサポートしている。ステータスワード 46 には、実行するプログラムファイル番号が入っている。

Logix コントローラはこの機能をサポートしていない。インポート / エクスポートファイルに PII ステータスデータがある場合は、PII プログラムファイルが変換され、連続プログラムにルーチンとして配置される。または、変換処理は、ルーチンが PII に使用されていることを示すために変換後のルーチンに PCE 命令を配置することもある。

インデックス付きアドレス指定

ステータスワード 24 には、インデックス付きアドレス指定に使用される現在のアドレスインデックスが入っている。Logix コントローラは、インデックス値を使用しない。変換中に、プロセスは S24 のタグを作成する。S24 INT (Radix:=Decimal) := <value>



変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。例えば、ASCII テキストファイルは以下のようになります。

3.3.1 変換中の GSV から作成されるタグ

• ステータスと強制ステータスは、変換中に作成された GSV 命令を使用してステータスと強制有効値を取得するための新しい INT タグです。

• DateTime は、変換中に GSV 命令を使用して日付 / 時刻の値を取得するために DINT[7] 配列です。

• MinorFaults は、変換中に作成された GSV 命令を使用してフォルト値を取得するために DINT です。

変換ツールのステータスファイルの作成と GSV 命令の使用については、2-3ページの「ステータスファイルの作成」を参照してください。

3.4 バイナリ (B) ファイルタイプの変換

B ファイルは、16 ビット値を、上位 16 ビットを 0 で埋めた 32 ビット値に変換することによって変換されます。この変換方式によって、B ファイルを処理する命令 (BSL, BSR , および BTD 命令を除く ) を正しく機能させることができます。他の 16 ビットワードに移動させようとしてビットをシフトしても、Logix アーキテクチャの同じ 32 ビットワードの上位または下位の 16ビットにシフトされるだけなので、これらの命令には修正が必要です。

変換処理は、B ファイル用に 1 次元の DINT 配列を作成します。タグ名はBx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。


以下の表に、B アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

SLC DATA ステートメント変換後

DATA S:00X0000 0X0000 ......

DATA S2:00X0000 0X0000 ......

S: INT[128] (Radix := Hex) := { 16#0000, ... };

S: INT[128] (Radix := Hex) := { 16#0000, ... };


DATA B3:15153 227 ......

tag B3type DINT[16] (Radix := Binary) := {153, 227, ... }


B3.4/1 B3[4].1

B3/65 B3[4].1



3.5 タイマ (T) ファイルタイプの変換

PLC-5 と SLC 500 プロセッサのタイマは、16 ビットの設定値、16 ビットの現在 ( 累積 ) 値、および 1sec または 10msec のタイムベースで構成されています。Logix コントローラ内のタイマは、32 ビットの設定値、32 ビットの現在 ( 累積 ) 値、および 1msec タイムベースで構成されています。

変換処理は、T ファイル用に構造体の 1 次元配列を作成します。タグ名はTx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。配列の各エレメントは、3 つの 32ビット DINT ワードで構成される構造体です。以下の表に、PLC-5/SLC 500と Logix の比較を示します。


以下の表に、T アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

ワード PLC-5/SLC 500 ビット Logix ビットニーモニック説明

0 15 31 EN 有効

0 14 30 TT 計時

0 13 29 DN 完了

0 適用しない 28 FS 最初のスキャン(SFC が使用 )

0 適用しない 27 LS 最後のスキャン(SFC が使用 )

0 適用しない 26 OV オーバーフロー

0 適用しない 25 ER エラー

1 適用しない適用しない PRE 設定値

2 適用しない適用しない ACC 現在値


DATA T4:10xE000 1 123

tag T4type [2] := {16#E0000000, 1000, 123000}.PRE 値と .ACC 値は、1sec タイムベースから変換される。


T4:1 T4[1]

T4:1/15T4:1/ENT4:1.0/EN

T4[1].EN

T4:1.1T4:1.PRE

T4[1].PRE

T4:1.2T4:1.ACC

T4[1].ACC



3.5.1 変換ルール

• PRE 値と ACC 値は、タイムベースが 1msec の場合に相当する値に変換されます。

• 個別のタイマのために最初に検出されたタイムベースは、出現するたびに設定値と現在値を変換するために使用されます。

• PRE 値または ACC 値をするロジックごとに PCE 命令を生成します。

3.6 カウンタ (C) ファイルタイプの変換

変換処理は、C ファイル用に COUNTER 構造体の 1 次元配列を作成します。タグ名は Cx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。配列の各エレメントは、3 つの 32 ビットの DINT ワードで構成される COUNTER 構造体です。以下の表に、PLC-5/SLC 500 カウンタと Logix カウンタの比較を示します。


• PRE 値と ACC 値は、変換中に特別な処理を受取りません。

• OV 値または UN 値と共に PCE メッセージが生成されます。

以下の表に、C アドレスとそれに対応する Logix を示します。


0 15 31 CU カウントアップ

0 14 30 CD カウントダウン

0 13 29 DN 完了

0 12 28 OV オーバーフロー

0 11 27 UN アンダーフロー

0 10 26 UA 現在値の更新(SLC のみ )

1 適用しない適用しない PRE 設定値

2 適用しない適用しない ACC 現在値


DATA C5:40xF800 500 0...

tag C5type COUNTER[5] := {{16#F8000000, 500, 0 }, ... }


C5:2 C5[2]

C5:2/15C5:2/CUC5:2.0/CU

C5[2].CU

C5:2.1C5:2.PRE

C5[2].PRE

C5:2.2C5:2.ACC

C5[2].ACC



3.7 コントロール (R) ファイルタイプの変換

変換処理は、R ファイル用に CONTROL 構造体の 1 次元配列を作成します。タグ名は Rx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。配列内の各エレメントは、3 つの 32 ビット DINT ワードで構成される CONTROL 構造体です。以下の表に、PLC-5/SLC 500 Control 構造体と Logix Control 構造体の比較を示します。


LEN 値と POS 値は、変換中に特別な処理を受取りません。

以下の表に、R アドレスとそれに対応する Logix を示します。

3.8 コントロール (R) ファイルタイプからシリアルポート制御への変換

SERIAL_PORT_CONTROL は、コントロール (R) に似た構造体です。R タイプは、R ファイルタイプがシリアルポート命令に使用されているときのみSERIAL PORT CONTROL タグに変換されます。

変換処理中に、PLC-5/SLC からのコントロール (R) ファイルタイプは、RSLogix 5000 内の CONTROL タグ配列と SERIAL_PORT_CONTROL タグ配列の両方にコピーされます。


0 15 31 EN 有効

0 14 30 EU キュー

0 13 29 DN 完了

0 12 28 EM 空

0 11 27 ER エラー

0 10 26 UL アップロード

0 9 25 IN 禁止

1 適用しない適用しない LEN 長さ

2 適用しない適用しない POS 位置


DATA R6:190xFFF00 0 0...

tag R6type CONTROL[20] := {{16#FF000000, 0,0 }, ... }


R6:3 R6[3]

R6:3/15R6:3/ENR6:3.0/EN

R6[3].EN

R6:3.1R6:3.LEN

R6[3].LEN



R データのすべてが SERIAL_PORT_CONTROL タイプに変換されると、同等の R データを除去できます。

R ファイルタイプ ( または SERIAL_PORT_CONTROL タイプのポスト変換 )が必要な命令が、かわりに N ファイルタイプを使用する場合は、N ファイルタイプは R ファイルタイプとして扱われて、変換されます。N ファイルタイプを R ファイルタイプとして扱うためには、3 つの N エレメントが必要です。

3.9 整数 (N) ファイルタイプの変換

変換処理は、N ファイル用に 1 次元の INT 配列を作成します。タグ名は Nxです ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。


以下の表に、N アドレスとそれに対応する Logix を示します。

3.10 浮動小数点 (F) ファイルタイプの変換

変換処理は、F ファイル用に 1 次元の REAL 配列を作成します。タグ名はFx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。


以下の表に、F アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。


DATA N7:99153 227 ......

tag N7type INT[100] (Radix := Decimal) := {153, 227, ... }


N7:0N7:1/2

N7[0]N7[1].2


DATA F8:61.23 4.56 ......

tag F8type REAL[7] := {1.23, 4.56, ... }


F8:3 F8[3]



3.11 ASCII (A) ファイルタイプの変換

変換処理は、A ファイル用に 1 次元の INT 配列を作成します。タグ名は Axです ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。


以下の表に、A アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

3.12 10 進数 (D) ファイルタイプの変換

変換処理は、D ファイル用に 1 次元の INT 配列を作成します。タグ名は Dxです ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。


以下の表に、D アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

3.13 ブロック転送 (BT) ファイルタイプの変換

BT ファイルタイプは、6200 の従来のファイル (PC5) にのみ表示されます。

変換処理は、MESSAGE タグを配列エレメントにできないため、BT ファイル ( 構造体の配列ではなく ) のエレメントごとに個別の l つの MESSAGE 構造体を作成します。タグ名は BTx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。

従来の DATA ステートメントに示される初期値は、6 つの個別のエレメントのセットに最初に分割されます。


DATA A9:124930 25444

tag A9type INT[2] := {24930, 25444}


A9:4 A9[4]

A9:5/6 A9[5].6


DATA D10:2256 512 768

tag D10type INT[3] := {256, 512, 768}


D10:0 D10[0]



BT タイプから RSLogix 5000 MESSAGE タイプへのマッピングを、以下の表に示します。

メッセージタイプ、メッセージ自体、およびメッセージ長から構成される、ローカルメッセージ情報のみが変換されます。変換後に、プログラミンングソフトウェアを使用してメッセージを構成する必要があります。


以下の表に、BT アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

3.13.1 ブロック転送の変換ルール

• MessageType は、PLC-5 ブロック転送命令によってブロック転送読取りまたはブロック転送書込みのいずれかに設定されます。

• LocalTag は、PLC-5 ブロック転送命令に指定されたタグに設定されます。

ワード

PLC-5/SLC 500 ビット Logix ビットニーモニック

RSLogix5000ニーモニック説明

0 15 31 EN EN 有効

0 14 30 EU EU キュー

0 13 29 DN DN 完了

0 12 28 EM EM 空

0 11 27 ER ER エラー

0 10 26 UL UL アップロード

0 9 25 IN IN 禁止

0 8 24 FD FD 強制

0 7 適用しない RW 適用しない

1 適用しない適用しない RLEN REQ_LEN 長さ

2 適用しない適用しない DLEN DN_LEN 位置

3 適用しない適用しない FILE RemoteIndex

4 適用しない適用しない ELEM RemoteElement

5 適用しない適用しない RGS 適用しないラック、グループ、スロット


DATA BT9:1......

BT11_007 : MESSAGE (MessageType := Block Transfer Write, RequestedLength := 21, LocalElement := N9[162], CacheConnections := TRUE);


BT11:5 BT11_5

BT11:5.RLEN BT11_5.RLEN



3.14 M0 および M1 ファイルタイプの変換

変換処理は、M0x および M1x 用に 1 つの 1 次元の INT 配列を作成します( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルのエレメント数と同じです。


以下の表に、M0/M1 アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

3.15 メッセージ (MG) ファイルタイプの変換

MG ファイルは、MESSAGE タイプタグに変換されます。MG ファイルタイプは、6200 の従来のファイル (PC5) にのみ表示されます。

変換処理は、MG ファイルのエレメントごとに個別の MESSAGE 構造体を作成します ( 構造体の配列ではなく )。MESSAGE タグは、配列エレメントにできません。タグ名は MGx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500データ・テーブル・ファイル番号 )。以下の表に、PLC-5/SLC 500 MG 構造体と Logix MESSAGE 構造体の比較を示します。

例えば、ASCII テキストファイルでは以下のようになります。

SLOT ステートメント変換後

SLOT 4 1747-SN SCAN_IN 32 SCAN_OUT 32ISR 0 M0_SIZE 3300 M1_SIZE 3300 G_FILE 8

tag M0_4type INT[3300] () := [0, 0, ...]tag M1_4type INT[3300] () := [0, 0, ...]


M0:0/1 M0_0[1]

M1:1/1 M1_1[1]

メッセージタイプ Logix メッセージタイプ

TYPEDREAD PLC5 Typed Read

TYPEDWRITE PLC5 Typed Write

PLC3_WORDRANGEREAD PLC3 Word Range Read

PLC3_WORDRANGEWRITE PLC3 Word Range Write

PLC2_UNPROTECTEDREAD PLC2 Unprotected Read

PLC2_UNPROTECTEDWRITE PLC2 Unprotected Write

SLC_TYPEDREAD SLC Typed Read

SLC_TYPEDWRITE SLC Typed Write


MG9:0PLC-5 MSGmessage typePLC-2 unprotected readlocal data table addressN7:0size in elements1port1Atargetaddress10target node2local

MG94_019 : MESSAGE (MessageType := PLC5 Typed Write, RequestedLength := 2, LocalElement := CT10[17], RemoteElement := N10:17, CacheConnections := TRUE);



従来の DATA ステートメントに表示される初期値は、56 の個別のエレメントのセットに最初に分割されます。

MG タイプから RSLogix 5000 メッセージタイプへのマッピングを以下に示します。

以下の表に、MG アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

3.15.1 メッセージの変換ルール

• MessageType は、メッセージ命令によって適切なタイプに設定されます。

• MESSAGE 構造体の LocalTag 属性は、以下のように計算されます。

- ファイル番号は、エレメントのために初期値のセットの 16 番目のエ

レメントの最上位バイトから抽出される。

- ワードオフセットは、初期値のセットの 16 番目のエレメントの最下

位バイトから抽出される。

- ファイル番号を使用して、ファイルタイプが使用状況に基づいているかも判断する。

- 生成されるタグは LocalTag 属性の値です。

• 変換後に、メッセージの通信パスを指定する必要があります。

ワード従来の

ビット番号RSLogix 5000ビット番号

従来のニーモニック

RSLogix 5000ニーモニック説明

0 15 31 EN EN 有効

0 14 30 ST ST

0 13 29 DN DN 完了


0 11 27 CO CO

0 10 26 EW EW

0 9 25 NR NR

0 8 24 TO TO

1 N/A N/A ERR ERR エラー値

2 N/A N/A RLEN REQ_LEN 長さ

3 N/A N/A DLEN DN_LEN 位置


MG9:5 MG9_5

MG9:5.ERR MG9_5.ERR



3.16 PID (PD) ファイルタイプの変換

PD ファイルは PID タイプのタグに変換されます。

変換処理は、PD ファイル用の PID 構図体の 1 次元配列を作成します。タグ名は PDx です ( この場合、x は PLC-5 または SLC 500 データ・テーブル・ファイル番号 )。変換後の配列のエレメント数は、オリジナルのデータ・ファイル・ファイルのエレメント数と同じです。配列の各エレメントは、PID 構造体です。


以下の表に、PD アドレスの例とそれに対応する Logix を示します。

PID 命令は変換されますが、PID 命令には RSLogix 5000 へのディレクトリを変換しないパラメータがあります。変換を検証する必要があります。


DATA PD10:10256 0 0 0 0 00 0 0 0 0 00 0.1 0 0 0 00 0 0 0 0 00 0 15 10 1 00 0 0 0 0 00 0 0 0 0 00 0...

tag PD10type PID10[11].1 := {536870912, 0, 0, 0, 0, 0, 0,

0, 0, 0, 0, 0, 0.1, 00, 0, 0, 0, 0, 0, 0,0, 0, 0, 0, 0, 0, [0,0, 0, 0, 0, 0, 0, 0,0, 0, 0, 0, 0, 0, 0]}

...


PD10:1 PD10[1]

PD10:1/15PD10:1/ENPD10:1.0/15

PD10[1].EN

PD10:1.2 PD10[1].SP



3.17 SFC ステータス (SC) タイプの変換

SC タイプの場合は、データを失わないようにするには、UDT は SC を模造してファイルタイプ構造体を作成します。すべての SC 関連ステートメント、アドレス参照、および命令に作成される PCE 命令を探します。以下の表に、ファイルの比較を示します。

3.18 ASCII 文字列 (ST) ファイルタイプの変換

ASCII 文字列ファイルは、PC5 または SLC ファイルを変換するかによって、変換中に異なる方法で処理されます。構造体タイプごとのサイズは同じですが、データタイプに違いがあります。以下の表に、ASCII 文字列構造体とRSLogix 5000 文字列構造体を比較します。

ワード従来の

ビット番号RSLogix5000 UDT

ビット番号ニーモニック説明

0 0 0 SA

0 1 1 FS 最初のスキャン(SFC が使用 )

0 2 2 LS 最後のスキャン(SFC が使用 )

0 3 3 OV オーバーフロー

0 4 4 ER エラー

0 5 5 DN 完了

1 NA NA BASE

2 NA NA PRE

3 NA NA TIM


DATA SC10:00X003F 0 0...

SC10 : SC_UDT[1] := { {16#0000003F, 0, 0, …}, ... };

従来の ASCII 文字列構造体

従来の ASCII 文字列構造体は、最大 42 の 16 ビットワードで構成されている。

ワードニーモニック説明

0 LEN 構造体のこのエレメントには文字列の長さが入っている。

1 ～ 41 N/A これらの 41 ワードには文字列データが入っている。2 つの ASCII バイトがワードごとに保存される。

RSLogix 5000 文字列構造体

RSLogix 5000 構造体には、1 つの 16 ビットワード (INT) と 82 の 8 ビットワード(SINT) が含まれる。

ニーモニックタイプ説明

LEN INT これは文字列の長さです。

STR SINT [82] SINT ごとに 1 つの ASCII 文字が入っている。



データタイプでの違いを、以下に説明します。

PC5 ファイル変換

このファイルフォーマットでは、以下のようになります。

• 文字列のデータ値は文字列のままになります。

• LEN は、RSLogix 5000 タグが初期化されるときを決定します。


SLC ファイル変換

このファイルフォーマットでは、以下のようになります。

• ASCII 文字列は分割されます。つまり、ASCII 文字列ファイルごとではなく、ASCII 文字列ごとにデータステートメントが作成されます。

• それから、変換ツールは 1 次元タグを作成します。

• これらのデータステートメントは、<File Reference> の後の <# of Elements> を表示しません。この場合、この整数は実際のエレメント番号を示します。データ値には整数が入っています。検出された先頭の値は、10 進数のバイト長です。残りの値は、16 進数フォーマットで 41 の 16ビットワードとして示されます。



DATA ST15::1

...

ST15 : STRING[2] := { {5, {72,101,108,108,111,0,...0}},{5, {84,104,101,114,101,0,...0}} };

注 :構造体の初期化では空のスペースは許可されない。そのため、タグの STR エレメントはその内容に 0 を埋めて示される。


DATA ...ST15:0005 0X4865 0X6C6C 0X6F00 0X0000 0X0000 ...

DATA ...ST15:0015 0X5468 0X6572 0X6500 0X0000 0X0000 0X0000

ST15 : STRING[2] := { {5, {72,101,108,108,111,0,...0}},{5, {84,104,101,114,101,0,...0}} };

注 :構造体の初期化では空のスペースは許可されない。そのため、タグの STR エレメントはその内容に 0 を埋めて示される。



以下の表は、文字列に特に関連するラダー命令の簡単なまとめです。

3.19 ControlNet (CT) ファイルタイプの変換

CT タイプは、PC5 ファイルにのみ表示されます。従来の DATA ステートメントに表示される初期値は、22 の個別のエレメントのセットに最初に分割されます。以下の表に、ファイルの比較を示します。

CT 配列の各部分について、新しい RSLogix MESSAGE 構造体が作成されます。この構造体の名前は、従来のファイル名と従来のエレメントインデックスをアンダースコア (_) で分けて連結することで形成されます。

MESSAGE 構造体の MessageType と LocalTag 属性は、4 番目のオペランドとしてこの CT エレメントを使用する CIO 命令が検出されたときに後で設定されます。それから、5 番目のオペランドは LocalTag を設定するために使用されます。

説明 PLC-5 命令 SLC 500 命令 Logix 命令

文字列から整数に変換する。 ACI ACI STOD

整数から文字列に変換する。 AIC AIC DTOS

文字列から実数に変換する。適用しない適用しない STOR

実数から文字列に変換する。適用しない適用しない RTOS

文字が特定の文字と等しいことを比較する。 ASR ASR EQU

文字が特定の文字と等しくないことを比較する。適用しない適用しない NEQ

文字が特定の文字より大きいかを比較する。適用しない適用しない GRT

文字が特定の文字以上であるかを比較する。適用しない適用しない GEQ

文字が特定の文字より小さいかを比較する。適用しない適用しない LES

文字が特定の文字以下であるかを比較する。適用しない適用しない LEQ

文字列と他の文字列を連結する。 ACN ACN CONCAT

文字列の一部分を抽出する AEX AEX MID

文字列内を、適合する文字列がないかを検索する。 ASC ASC FIND

文字列から文字の削除する。適用しない適用しない DELETE

文字列に文字を挿入する。適用しない適用しない INSERT

文字列をすべて大文字に変換する。適用しない適用しない UPPER

文字列をすべて小文字に変換する。適用しない適用しない LOWER

ワード従来の

ビット番号RSLogix 5000ビット番号

従来のニーモニック

RSLogix 5000ニーモニック説明

0 15 31 TO TO

0 14 30 EN EN 有効

0 13 29 ST ST

0 12 28 DN DN 完了


0 10 26 CO CO

0 9 25 EW EW

1 適用しない適用しない ERR ERR エラー値

2 適用しない適用しない RLEN REQ_LEN 長さ

3 適用しない適用しない DLEN DN_LEN 位置

4 適用しない適用しない FILE RemoteIndex

5 適用しない適用しない ELEM RemoteElement



3.20 定数値の変換

変換処理では、定数を保持します。変換された定数のフォーマットは、Logix フォーマット要件に合わせてるためにわずかに変化します。

例えば、以下のようになります。

3.21 間接アドレスの変換

アドレスの一部が他のアドレスへの参照に置き換えられるときは、間接アドレス指定になります。PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、以下のアドレス部分を定義するためにアドレス参照を使用できます。

• ファイル番号

• ワードまたはエレメント番号

• ビット番号 (B タイプのアドレスのみ )

変換ツールは、間接参照が配列指定の場合を除いて間接アドレスをサポートしています。間接的な配列指定は、以下の例に示すようにエイリアスに変換されます。

定数タイプ PLC-5/SLC 500 の例変換変換ルール

整数 &N49-49

49-49

存在する場合は、&N を削除する。

定数の残りをコピーする。

2 進数 &B00110001 2#00110001 &B を 2# に置き換える。


ASCII &A1&Amx

16#003116#6D78

16 進数の定数に変換する。

16 進数 &H00310x00320X0033

16#003116#003216#0033

&H, 0x, または 0X を、16# に置き換える。定数の残りをコピーする。

BCD &D0049 16#0031 16 進数の定数に変換する。

8 進数 &O61 8#61 &O を 8# に置き換える。


浮動小数点 -12.34E-123.45

-12.34E-123.45

この構文は完全に互換性がある。定数をそのままコピーする。

タイプ PLC-5/SLC 500 の例変換変換ルール

ファイル番号 N[N7:0]:5 適用しない変換ツールは間接ファイル番号を変換できない。PCE 命令が生成される。

ワードまたはエレメント番号

N12:[N7:0] N12[N7_0] N7:0 は、配列タグ N7[0] に変換する。

エイリアス N7_0 は、間接アドレスに置き換わる。

N12:[T4:1.PRE] N12[T4_1_PRE] T4:1.PRE は、配列タグ T4[1].PRE に変換する。

エイリアス T4_1_PRE は、間接アドレスに置き換わる。

ビット番号 B3/[N7:0] B3[N7_0 / 16].[N7_0 AND 15] 変換処理は、正しいワードとそのワード内のビットに変換する必要がある。エイリアス N7_0 は、間接アドレスに置き換わる。



3.21.1 ファイル番号での間接アドレス指定の変換

ファイル番号での間接アドレス指定は、オリジナルのデータ・テーブル・ファイルが連続しているときは、変換処理後に実際に処理されます。例えば、PLC-5 プロセッサには、熱処理「レシピ」が格納された 5 つのプログラムファイルがあるとします。

ASCII テキストファイルでは、

DATA N10:50, 5, 350, 15, 200, 60

DATA N11:51, 10, 400, 25, 300, 15

DATA N12:52, 5, 500, 20, 350, 90

DATA N13:53, 50, 300, 120, 150, 90

DATA N14:54, 10, 700, 30, 500, 240

これらのデータファイルは、以下のように変換されます。

N10 : DINT[6] (Radix:=Decimal):=[0, 5, 350, 15, 200, 60];N11 : DINT[6] (Radix:=Decimal):=[1, 10, 400, 25, 300, 15];N12 : DINT[6] (Radix:=Decimal):=[2, 5, 500, 20, 350, 90];N13 : DINT[6] (Radix:=Decimal):=[3, 50, 300, 120, 150, 90];N14 : DINT[6] (Radix:=Decimal):=[4, 10, 700, 30, 500, 240];

テキストエディタを使用して、これらの整数ファイルを 2 次元配列に変更します。

RECIPES : DINT[6, 6] (Radix:=Decimal):=[0, 5, 350, 15, 200, 60,1, 10, 400, 25, 300, 15,2, 5, 500, 20, 350, 90,3, 50, 300, 120, 150, 90,4, 10, 700, 30, 500, 240];

レシピ番号を読取るために、間接アドレスが N[N7:0]:0 を参照しているとすると、変換後のプロジェクトでは RECIPES[N7_0, 0] を使用します ( この場合、N7_0 は N7:0 の形式に変換される )。オリジナルのファイル番号の範囲は 10 ～ 14 ですが、2 次元配列の最初のインデックスの範囲は 0 ～ 4 であるため、境界チェックを修正する必要があります。

エレメント説明

0 レシピ番号

1 加熱セグメント 1: 時間 ( 分単位 )

2 加熱セグメント 1: 温度 (F ° 単位 )

3 加熱セグメント 2: 時間 ( 分単位 )

4 加熱セグメント 2: 温度 (F° 単位 )

5 室内温度の冷却時間 ( 分単位 )



3.22 インデックス付きアドレスの変換

PLC-5 と SLC 500 プロセッサのインデックス付きアドレスは、アドレスの前に # 文字が付けられています。

3.22.1 プロセッサ・ステータス・ワード S:24 で制御されるアドレス

プロセッサ・ステータス・ワード S:24 には、アドレス参照に追加される現在のインデックス値が含まれており、変換処理は S:24 の値にインデックス値を追加して変換して、出力インポート / エクスポートファイルに PCE 命令を配置します。


3.22.2 ファイル (Logix 配列 ) でデータを指定するアドレス

インデックス付きアドレスは、データのファイルを処理するファイル命令でも使用されます。これらの命令は、CONTROL 構造体を使用して、インデックス値 ( ファイル内の現在の位置 ) を判断します。

Logix コントローラは、ファイルではなく配列内にデータを格納します。PLC-5 と SLC 500 ファイル命令のインデックス付きアドレスは、ステータスワード S:24 の値を追加することなく、配列タグに変換されます。


3.23 エイリアス作成ルール

変換ツールは、以下の特定のルールに従って RSLogix 5000 エイリアス宣言を作成します。

• エイリアスは、特定のタグ参照に割付けられたリテラルです。これらのリテラルは関連するタグ参照の場所で使用されます。

• 変換ツールは、従来の文書インポート / エクスポートファイルの内容に基づいてエイリアス宣言を作成します。

• エイリアスは、アドレスのファイル番号、ワードオフセット、またはビットオブセットが間接の場合にも作成されます。

• 変換ツールが変換処理中にエイリアスを作成するように選択しているときに、エイリアスが作成されることがあります。

• エイリアス宣言は常にタグ宣言に関連付けられています。変換ツールによって作成されたタグ宣言に基数が関連付けられているときは、そのタグに基づくエイリアスには同じ基数を割付ける必要があります。

アドレス変換後

#N7:2 N7[2 + S24]

命令変換後

AVE #N10:0 N11:0 R6:0 6 0 AVE(N10[0], 0, N11[0], R6[0], 6, 0)



3.24 シンボルの変換

変換処理は、シンボルを説明に変換します。変換ウィザードには、システムがシンボルのエイリアスタグを作成するオプションがあります。

3.24.1 エイリアスが作成されないデフォルト )

変換ツールは、以下に説明するように、エイリアスを作成することなくシンボルを変換します。

PLC-5 と SLC 500 インポート / エクスポートファイルは、シンボルを識別するために SYM ステートメントを使用します。

SYM <address_reference> <literal>

以下の表に、上記の例のフィールドを説明します。

PLC-5 と SLC 500 プロセッサは、Logix コントローラにサポートされていない一部のシンボルフォーマットをサポートしています。この場合、変換処理はシンボルテキストを修正します。

以下の表に、変換処理のシンボルテキストの修正方法を示します。

アドレス参照にシンボルとアドレスコメントの両方を使用しているときは、変換処理によってアドレスコメントの終わりにシンボルが連結されます。

3.24.2 作成されるエイリアス

変換ツールがエイリアスを作成するように選択されているときは、変換処理は同じですが、( エイリアス ) タグ名として SYM “name” が付けられたRSLogix 5000 エイリアスが生成されます。<address reference> はエイリアス参照です。

エイリアスタグが生成されると、Logix 5000 プロセッサのメモリをさらに使用します。


address_reference アドレス変換処理は、実際のアドレスに対応するタグを作成する。

literal シンボルテキスト変換処理は、シンボルテキストを説明に変換する。

Logix タグ SYM ステートメント修正されたタグ

N7 : INT[9] (Radix := Decimal) SYM N7:2 Kitty N7 : INT[9] (Radix := Decimal, Comment[2]:=”Kitty”)

B3 : INT[5] (Radix := Binary) SYM B3:4/5 Puppy B3 : INT[5] (Radix := Binary, Comment[4].5:=”Puppy”)

T4 : [2] SYM T4:0 DuckySYM T4:1 2ndDuck

T4 : [2] ( Comment[0]:=”Ducky”,Comment[1]:=”_2ndDuck”)

適用しない SYM N[N7:0]:0 Pig このアドレスフォーマットは変換処理にはサポートされていない。タグは作成されない。



以下の表に、シンボル変換オプションでの違いを示します。

3.25 アドレスコメントの変換

変換処理は、アドレスコメントを説明に変換します。

PLC-5 と SLC 500 インポート / エクスポートファイルは、AC ステートメントを使用してアドレスコメントを識別します。

AC [formatting_keyword] <address_reference> <“comment_text”>Where:


アドレス参照にシンボルとアドレスコメントの両方を使用しているときは、変換処理によってアドレスコメントの終わりにシンボルが連結されます。

関連するタグシンボルステートメントシンボルをタグコメントにシンボルをエイリアスに

N7 : INT[9] (Radix := Decimal ); SYM N7:2 Kitty N7 : INT[9] (Radix := Decimal,Comment[2]=”Kitty” );

Kitty OF N7[2]

B3 : INT[5] (Radix := Binary); SYM B3:4/5 Puppy B3 : INT[5] (Radix := Binary,Comment[5]=”Puppy”);

Puppy OF B3[4].5

T4 : [2]; SYM T4:0 DuckySYM T4:1 2dnDuck

T4 : [2] (Comment[0]=”Ducky”,Comment[1] = “_2ndDuck”;

Ducky OF T4[0]_2ndDuck OF T4[1]

N/A SYM N[N7:0]:0 Piglet N/A エイリアスは作成されない。アドレスフォーマットはサポートされていない。


formatting_keyword コメントテキストのフォーマットPLC-5 と SLC 500 プロセッサは、コメントテキストのためにフォーマットコマンドをサポートしている。変換処理はこれらのフォーマットキーワードを無視する。

address_reference アドレス変換処理は、実際のアドレスに対応するタグを作成する。

literal コメントテキスト変換処理は、コメントテキストを説明に変換する。

Logix タグ AC ステートメント修正されるタグ

N7 : INT[9] (Radix := Decimal) AC N7:2 Kitty N7 : INT[9] (Radix := Decimal, Comment[2]:=”Kitty”)

B3 : INT[5] (Radix := Binary) AC B3:4/5 Puppy B3 : INT[5] (Radix := Binary, Comment[4].5:=”Puppy”)


第 4章

命令の変換

4.1 はじめに

この章には、変換ツールの個別の命令の変換方法を説明します。

4.2 変換ルール

命令を変換するときは、変換ツールは以下のルールに従って変換します。

• Logix5000 にサポートされていない命令は、それらのパラメータをすべてそのまま変換します。エラーをハイライトするために PCE (Programming Conversion Error) が生成されます。

• PLC-5 と SLC 500 パラメータは 16 ビットを使用します。Logix パラメータ用に、それらは 32 ビットに拡張されます。

• S:0/0, S:0/1, S:0/2, および S:0/3 に対するすべての参照は、それぞれ Logixキーワードである S:C, S:V, S:Z, および S:N に置き換わります。

• COUNTER ファイルタイプの OV ビットと UN ビットに対する参照は、PCE 命令になります。

• PRE 値または ACC 値に対するロジック参照は、PCE 命令を生成します。

• シリアルポートを示す定数は、常に Logix シリアルポートである 0 に変換されます。

• インポートする前に PC5/SLC ファイルのラダー・ロジックス・テキストを直接修正すると、シンタックスエラーが起こることがあります。変換ツールは、エラーがあることとそれが検出された場所を示します。エラーを解消してから、再度ファイルをインポートするオプションがあります。シンタックスエラーは、プログラムが PLC-5/SLC アプリケーションから直接エクスポートされるときは起こらないはずです。

4.3 命令のリスト

以下の表に、PLC-5 と SLC 500 命令をアルファベット順にリストします。変換時に発生する問題についての注意事項も示します。

命令名称プロセッサパラメータ注意事項

ABL 行のテストバッファ

PLC-5SLC 500

Channel Channel ( チャネル ) は 0 に設定される。シリアルポート制御タグを生成する。Control

Characters

ABS 絶対値 SLC 500 Source

Destination

ACB バッファ内の文字数

PLC-5 Channel Channel ( チャネル ) は 0 に設定される。シリアルポート制御タグを生成する。Control

Characters

ACI ASCII 文字列から整数への変換

PLC-5SLC 500

Source

Destination



ACL ASCII バッファクリア

SLC 500 Channel Channel ( チャネル ) は 0 に設定される。シリアルポート制御タグを生成する。Transmit Buffer

Receive Buffer

ACN ASCII 文字列連結 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

ACS 逆余弦 PLC-5SLC 500

Source A

Destination

ADD 加算 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

AEX ASCII 文字列抽出 PLC-5SLC 500

Source

Index

Number

Destination

AFI 常時 OFF PLC-5 適用しない

AHL ASCII ハンドシェイク回線のセット/ リセット

PLC-5SLC 500

Channel Channel ( チャネル ) は 0 に設定される。シリアルポート制御タグを生成する。

AND Mask インデキシング用の S:24 を変換しない。Control から .POS値を使用する。

OR Mask インデキシング用の S:24 を変換しない。Control から .POS値を使用する。

Control

Channel Status

AIC ASCII 整数から文字列への変換

PLC-5SLC 500

Source

Destination

AND 論理積演算 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

ARD ASCII 文字の読取り

PLC-5SLC 500


Destination インデキシング用の S:24 を変換しない。Control から .POS値を使用する。

Control

String Length

Characters Read

ARL ASCII 行の読取り PLC-5SLC 500


Destination インデキシング用の S:24 を変換しない。Control から .POS値を使用する。

Control

String Length

Characters Read

ASC ASCII 文字列検索 PLC-5SLC 500

Source

Index

Search

Result



命令の変換第 4 章

ASN 逆正弦 PLC-5SLC 500

Source

Destination

ASR ASCII 文字列比較 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

ATN 逆正接 PLC-5SLC 500

Source

Destination

AVE 平均 PLC-5 File インデキシング用の S:24 を変換しない。

Destination Dimension to vary のために 0 を挿入する。

Control File

Length

Position

AWA ASCII アペンドを指定した書込み

PLC-5SLC 500


Source インデキシング用の S:24 を変換しない。Control から .POS値を使用する。

Control

String Length

Characters Sent

AWT ASCII 書込み PLC-5SC 500


Source インデキシング用の S:24 を変換しない。Control から .POS値を使用する。

Control

String Length

Characters Sent

BND ブランチ終了 PLC-5SLC 500

適用しない右かっこ (]) に変換される。

BRK ブレーク PLC-5 適用しない

BSL ビットシフト左 PLC-5SLC 500

File インデキシング用の S:24 を変換しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

Control File

Bit Address

Length Length ( 長さ ) が 1 より大きい場合は、並列ブランチにONS 命令と BTD 命令を使用することによって、正しいビット番号が処理されるようにする。

BSR ビットシフト右 PLC-5SLC 500

File インデキシング用の S:24 を変換しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

Control File

Bit Address

Length Length ( 長さ ) が 1 より大きい場合は、並列ブランチにONS 命令と BTD 命令を使用することによって、正しいビット番号が処理されるようにする。

BST ブランチの開始 PLC-5SLC 500

適用しない左かっこ ([) に変換される。

BTD ビット配分 PLC-5 Source

Source Bit

Destination

Destination Bit

Length




BTR ブロック転送読取り

PLC-5 Rack Rack ( ラック ) パラメータを無視する。命令を MSG 命令に変換して、PCE 命令を生成する。

Group Group ( グループ ) パラメータを無視する。

Module Module ( モジュール ) パラメータを無視する。

Control Block

Data File このデータファイルを使用して、LocalTag 属性を設定する。RES 命令と FAL 命令を追加して、16 ビットから 32ビットへの変換について調整する。

Length Length ( 長さ ) パラメータを無視する。

Continuous Continuous( 連続 ) パラメータを無視する。

BTW ブロック転送書込み

PLC-5 Rack Rack ( ラック ) パラメータを無視する。命令を MSG 命令に変換して、PCE 命令を生成する。

Group Group ( グループ ) パラメータを無視する。

Module Module ( モジュール ) パラメータを無視する。

Control Block

Data File このデータファイルを使用して、LocalTag 属性を設定する。RES 命令と FAL 命令を追加して、16 ビットから 32ビットへの変換について調整する。

Length Length ( 長さ ) パラメータを無視する。

Continuous Continuous ( 連続 ) パラメータを無視する。

CIO ControlNet I/O 転送

PLC-5 Control Block MSG 命令に変換して、PCE 命令を生成する。

CIR カスタム入力ルーチン

PLC-5 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令を生成する。

AGA3, AGA7 および API ルーチンはこの命令を使用する。「CAR ルーチンの変換」を参照してください。

CLR クリア PLC-5SLC 500

Destination

CMP 比較 PLC-5 Expression 変換された式が適切な実行順序であるかをチェックする。

COP ファイルコピー PLC-5SLC 500

Source インデキシング用の S:24 を変換しない。Source ( ソース )と Destination ( 宛先 ) のタイプが異なる場合は、PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

Destination インデキシング用の S:24 を変換しない。

Length

COR カスタム出力ルーチン

PLC-5 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令が生成される。

AGA3, AGA7 および API ルーチンはこの命令を使用する。

COS 余弦 PLC-5SLC 500

Source

Destination

CPT 演算 PLC-5SLC 500

Destination

Expression 変換された式が適切な実行順序であるかをチェックする。

CTD ダウンカウンタ PLC-5SLC 500

Counter

Preset

Accum

CTU アップカウンタ PLC-5SLC 500

Counter

Preset

Accum

DCD デコード SLC 500 Source 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Destination




DDT 診断検出 PLC-5 Source インデキシング用の S:24 を変換しない。並列ブランチのMOV 命令と FAL 命令に DDT 命令を続けて、正しいビットが処理されるようにする。

Reference インデキシング用の S:24 を変換しない。

Result インデキシング用の S:24 を変換しない。

Compare Control

Length

Position

Result Control

Length

Position

DDV 二重除算 SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

DEG ラジアンから度への変換

PLC-5SLC 500

Source

Destination

DFA 診断フォルト通知 PLC-5 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのメッセージディレクトリにメッセージをログする。

DDMC ルーチンは、この命令を使用して HMI に診断と自動メッセージ送信能力を提供する。「CAR ルーチンの変換」を参照してください。

DIV 除算 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

DTR データトランジション

PLC-5 Source

Mask

Reference

ENC エンコード SLC 500 Source 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Destination

EOC SFC 圧縮の終了 PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

EOR ラングの終了 PLC-5SLC 500

適用しない何も行なわない。

EOT エンド・オブ・トランジション

PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

ESE SFC セクションの終了


EOP SFC プログラムの終了


EQU イコール PLC-5SLC 500

Source A

Source B

ERI 入力命令でのエラー

PLC-5 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

ERO 出力命令でのエラー


ESI SFC同時ブランチの終了





FAL ファイル演算 / 論理

PLC-5 Control

Length

Position

Mode

Destination S:24 ではなく、インデキシング用に .POS 値を使用する。

Expression S:24 ではなく、インデキシング用に .POS 値を使用する。適切な評価順であるか、変換された式をチェックする。

FBC ファイルビット比較

PLC-5 Source インデキシング用の S:24 を変換しない。並列ブランチのMOV 命令と FAL 命令に DDT 命令を続けて、正しいビットが処理されるようにする。

Reference インデキシング用の S:24 を変換しない。

Result インデキシング用の S:24 を変換しない。

Compare Control

Length

Position

Result Control

Length

Position

FFL FIFO ロード PLC-5SLC 500

Source

FIFO インデキシング用の S:24 を変換しない。

Control File

Length

Position

FFU FIFO アンロード PLC-5SLC 500

FIFO インデキシング用の S:24 を変換しない。

Destination

Control File

Length

Position

FLL ファイルフィル PLC-5SLC 500

Source

Destination

Length インデキシング用の S:24 を変換しない。

FOR For ループ PLC-5 Label Logix ラベルを数字にできないため、ラベル “n” を“label_n” を変換する。「FOR/NXT/BRK 命令の変換」を参照してください。

Index

Initial Value

Terminal Value

Step Size

FRD BCD から整数への変換

PLC-5SLC 500

Source

Destination

FSC ファイル検索 / 比較

PLC-5 Control

Length

Position

Mode

Expression インデキシング用に S:24 ではなく、.POS 値を使用する。適切な評価順であるか、変換された式をチェックする。




GEQ グレータ・ザン・オア・イコール

PLC-5SLC 500

Source A

Source B

GRT グレータザン PLC-5SLC 500

Source A

Source B

HSC 高速カウンタ SLC 500 Counter 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Preset

HSD 高速カウンタ割込み無効

SLC 500 Type 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Counter

Preset

Accum

HSE 高速カウンタ割込み有効

SLC 500 Counter 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

HSL 高速カウンタロード

SLC 500 Counter 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Source

Length

IDI 即時データ入力 PLC-5 Data File Offset 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Length

Destination

IDO 即時データ出力 PLC-5 Data File Offset 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Length

Destination

IID I/O 割込み無効 SLC 500 Slots 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

IIE I/O 割込み有効 SLC 500 Slots 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

IIM マスク付き即時入力

SLC 500 Slot 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Mask

Length

IIN 即時入力 PLC-5 RRG 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

INT I/O 割込み SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

INV インバート PLC-5 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

IOM マスク付き即時出力

SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

IOT 即時出力 PLC-5 RRG

JMP ジャンプ PLC-5SLC 500

Label Logix ラベルを数字に変換できないため、ラベル “n” を“label_n” に変換する。

JSR サブルーチンジャンプ

PLC-5SLC 500

Ladder Program ルーチン名に変換する。

Input Parameters

Return Parameters

LAB ラベル PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

LBL ラダー・プログラム・ラベル

PLC-5SLC 500

Label Logix ラベルを数字に変換できないため、ラベル “n” を“label_n” に変換する。

変換された FOR 命令を修正する必要がある。

LEQ レス・ザン・オア・イコール

PLC-5SLC 500

Source A

Source B




LES レスザン PLC-5SLC 500

Source A

Source B

LFL LIFO ロード PLC-5SLC 500

Source

LIFO インデキシング用の S:24 を変換しない。

Control File

Length

Position

LFU LIFO アンロード PLC-5SLC 500

LIFO インデキシング用の S:24 を変換しない。

Destination

Control File

Length

Position

LIM リミットテスト PLC-5SLC 500

Low Limit

Test

High Limit

LN 自然対数 PLC-5SLC 500

Source

Destination

LOG 10 を底にする対数

PLC-5SLC 500

Source

Destination

MCR マスタ・コントロール・リレー

PLC-5SLC 500

適用しない

MEQ マスク付き比較 PLC-5SLC 500

Source Operand

Source Mask

Compare Operand

MOD 剰余 PLC-5SLC 500

適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

MOV 移動 PLC-5SLC 500

Source

Destination

MSG メッセージ PLC-5SLC 500

Type メッセージをログして、PCE 命令を生成する。RES 命令とFAL 命令を追加して、16 ビットから 32 ビットへの変換について調整する。

MSG 通信パラメータを構成する必要がある。

MUL 乗算 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

MVM マスク付き移動 PLC-5SLC 500

Source Operand

Source Mask

Destination

NEG 符号変換 PLC-5SLC 500

Source

Destination

NEQ ノットイコール PLC-5SLC 500

Source A

Source B

NOP 動作なし PLC-5 適用しない

NOT 論理否定演算 PLC-5SLC 500

Source

Destination




NSE SFC 次の選択ブランチ


NSI SFC 次の同時ブランチ


NXB 次のブランチ PLC-5SLC 500

適用しないカンマ (,) に変換する。

NXT Next PLC-5 Label ラベル番号を変換しない。変換された FOR 命令を修正する必要がある。「FOR/NXT/BRK 命令の変換」を参照してください。

ONS ワンショット PLC-5 Source Bit

OR 論理和演算 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

OSF 立下り時ワンショット

PLC-5 Storage Bit

Output Bit 出力ビットと出力ワードを組み合わせる。

Output Word

OSR 立上り時ワンショット

PLC-5SLC 500

Storage Bit SLC 500 命令の場合は、ONS 命令に変換する。

Output Bit 出力ビットと出力ワードを組み合わせる。

Output Word

OTE 出力 PLC-5SLC 500

Destination Bit

OTL ラッチ出力 PLC-5SLC 500

Destination Bit

OTU アンラッチ出力 PLC-5SLC 500

Destination Bit

PID PID PLC-5SLC 500

Control Block 変換された PID 構成パラメータを確認する。

PV Value

Tieback Value

CV Value

RAC 高速カウンタ・リセット・アキュムレータ

SLC 500 Counter 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Source

RAD 度からラジアンへの変換

PLC-5SLC 500

Source

Destination

REF SFC リファレンス PLC-5 na SFC セクションの一部として無視される。

REF I/O リフレッシュ SLC 500 Channel 0 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Channel 1

RES リセット PLC-5SLC 500

File Reference

RET リターン PLC-5SLC 500

Return Parameters

RHC ハイスピードクロックの読取り


RMP ランプ SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

RPC プログラムチェックサムの読取り


RPI ペンディング中の割込みのリセット

SLC 500 Slots 変換するが、RSLogix 5000 ソフトウェアはこの命令をサポートしていない。




RTO 保持型タイマ PLC-5SLC 500

Time Base タイムベースを 1msec に変換する。

Preset “?” に置換される。変換された RTO 命令を修正する必要がある。

Accum “?” に置換される。変換された RTO 命令を修正する必要がある。

SBR サブルーチン PLC-5SLC 500

Input Parameters

SCL スケール SLC 500 Source RSLogix 5000 はこの命令をサポートしていないが、CPT 命令に変換する。Rate

Offset

Destination

SCP パラメータ付きのスケール

SLC 500 Input RSLogix 5000 はこの命令をサポートしていないが、CPT 命令に変換する。Input Minimum

Input Maximum

Scaled Minimum

Scaled Maximum

Scaled Output

SDS スマート・ディレクショナル・シーケンサ


SDSC ルーチンは、マシンのセクションに状態マシン制御を提供する SDS 命令を使用して、制御能力を追加する。「CAR ルーチンの変換」を参照してください。

SEL SFC 選択ブランチ PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

SFR SFC リセット PLC-5 File Number 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Restart at Step

SIM SFC 同時ブランチ PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

SIN 正弦 PLC-5SLC 500

Source

Destination

SOC SFC 圧縮の開始 PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

SOP SFC プログラムの開始


SOR ラングの開始 PLC-5SLC 500

適用しない新しい行で出力を開始する。

SQC シーケンサ比較 PLC-5 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

SQI シーケンサ入力 PLC-5SLC 500

File

Mask

Source

Control File インデキシング用の S:24 を変換しない。

Length

Position

SQL シーケンサロード PLC-5SLC 500

File

Source

Control File インデキシング用の S:24 を変換しない。

Length

Position




SQO シーケンサ出力 PLC-5SLC 500

File インデキシング用の S:24 を変換しない。

Destination Mask

Destination

Control File

Length

Position

SQR 開平演算 PLC-5SLC 500

Source

Destination

SRT ソート PLC-5 Sort File インデキシング用の S:24 を変換しない。

Control File Dimension to vary のために 0 を挿入する。

Length

Position

STD 標準偏差 PLC-5 File

Destination Dimension to vary のために 0 を挿入する。

Control File

Length

Position

STD 時限割込み無効 SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

STE 時限割込み有効 SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

STP SFC ステップ PLC-5 適用しない SFC セクションの一部として無視される。

STS 時限割込み開始 SLC 500 File 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Time

SUB 減算 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

SUS サスペンド SLC 500 Suspend ID 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

SVC サービス通信 SLC 500 Channel 0 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Channel 1

SWP スワップ SLC 500 Source 対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。Length

TAN 正接 PLC-5SLC 500

Source

Destination

TDF 時差の演算 SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。

TND テンポラリエンド PLC-5SLC 500

適用しない

TOD 整数から BCD への変換

PLC-5SLC 500

Source

Destination

TOF オフディレイ PLC-5SLC 500

Time Base タイムベースを 1mec に変換する。






4.3.1 CAR ルーチンの変換

変換ツールは CAR ルーチンを変換しません。CAR 関連の命令が検出されるたびに PCE 命令が生成されます。CAR ルーチンには、以下のものがあります。

• AGA3, AGA7 および API：CIR 命令と COR 命令を使用する。

• DDMC：DFA 命令を使用する。

• SDSC：SDS 命令を使用する。

4.3.2 FOR/NXT/BRK 命令の変換

FOR/NXT/BRK ステートメントの構造体は、Logix アーキテクチャでは変更されています。PLC-5 プロセッサでは、FOR 命令と NXT 命令は複数回繰返されるコードはセクションの中に入れられており、一方、BRK 命令では繰返しコードから抜け出すことが許されています。RSLogix アーキテクチャでは、FOR 命令は指定されたルーチンを特定の回数だけ呼出すため、NXT 命令は必要ありません。BRK 命令は、PLC-5 プロセッサの場合と同様に機能します。

このアーキテクチャャは大幅に変更されているので、ロジックの再構築が必要になる可能性があります。

TON オンディレイ PLC-5SLC 500

Time Base タイムベースを 1msec に変換する。



TRC SFC トランジション


UID ユーザ割込み無効 PLC-5 適用しない

UIE ユーザ割込み有効 PLC-5 適用しない

UIF ユーザ割込みフラッシュ

SLC 500 適用しない対応する Logix は存在しない。PCE 命令のあるラングのディレクトリにメッセージをログする。また、変換ツールは Micrologix をサポートしていない。

XIC A 接点 PLC-5SLC 500

Source Bit

XIO B 接点 PLC-5SLC 500

Source Bit

XOR 排他的 OR PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination

XPY X の Y 乗 PLC-5SLC 500

Source A

Source B

Destination



付録 A

プログラミング変換エラー (PCE) メッセージ

A.1 はじめに

以下は、PCE 命令で生成されるすべてのメッセージのリストです。テキストは、PCE 命令のあるラングコメントに追加されます。メッセージテキストはアスタリスク (*) で始まり、ワード “Generated by Translation Tool” が続き、アスタリスクで終わります。

A.2 PCE メッセージ

以下の表に、メッセージの ID ( 識別子 )、説明、およびログされるときをリストします。

ID テキストログされるとき

101 The address references a counter’s Update Accum (UA) bit field. This is not supported in RSLogix 5000 software.

カウンタの UA フィールドに対する参照が検出されるとき (SLC のみ )

102 The address references a counter’s Overflow(OV) or Underflow(UN) field. This has been translated but the translation needs to be validated.

カウンタの OV または UN フィールドに対する参照が検出されるとき

103 Warning: Status files do not exist in RSLogix 5000 software. GSV instructions are used in RSLogix 5000 software to obtain controller information where applicable. This translation must be validated.

S ファイルに対する参照が検出されるとき

105 The address references an indirect file number. It was not translated. 間接ファイル番号付きのアドレス参照が検出されるとき

107 The address reference may have an incorrect index. The translation needs to be validated.

配列への対応するインデックスが決定できないとき

108 The BTR, BTW or MSG instruction has been translated. However, the translation needs to be validated. These instructions have many parameters that cannot be directly translated and require review.

BTR, BTW または MSG 命令が変換されるとき

109 PLC-5 and SLC s use 0.01 second and 1 second timebases. RSLogix 5000 software uses a 0.001 second time base. The address references a ’s Accumulator (ACC) field. The translation needs to be validated.

ACC フィールドに対する参照が検出されるとき

110 PLC-5 and SLC s use 0.01 second and 1 second timebases. RSLogix 5000 software uses a 0.001 second time base. The address references a ’s Preset (PRE) field. The translation needs to be validated.

PRE フィールドに対する参照が検出されるとき

113 Follow the <FBC or DDT> instruction with MOV and FAL instruction on parallel branches to ensure the correct bits are being operated on.

FBC 命令と DDT 命令ごと

114 Although the PID instruction has been translated, the PID instruction has many parameters that do not translate directly to RSLogix 5000 software. The translation must be verified.

PID 命令が変換されるとき

115 16-bit parameters have been extended to 32-bit. Ensure bit manipulation is correct.

BSL, BSR, BTD 命令が変換されるとき

116 The structure of FOR/NXT/BRK statements has changed in the Logix architecture. In the PLC-5 processor, the FOR and NXT instruction enclosed a section of code that was to be iterated multiple times, while the BRK instruction allowed a way to break out of the repeating code. In the RSLogix architecture, the FOR instruction calls a given routine a specific number of times, so a NXT instruction is not needed. The BRK instruction works in a similar fashion as in the PLC-5 processor. Because this architecture change is significant, you will probably have to consider restructuring your logic.

FOR/NXT/BRK 命令が検出されるとき

117 AGA instruction not supported. AGA 命令が検出されるとき

Pub.No. 1756-RM085C-JA-P － August 2011 A-1

付録 A プログラミング変換エラー (PCE) メッセージ

119 CIR/COR not supported. CIR 命令または CIO 命令が検出されるとき

120 Source and destination types differ COP 命令のソースと宛先のタイプが異なる場合

121 DFA instruction not supported DFA 命令が検出されるとき

122 ERI/ERO instruction not supported. ERI 命令または ERO 命令が検出されるとき

123 IDI/IDO instruction not supported. IDI 命令または IDO 命令が検出されるとき

124 IIN/IOT instruction not supported. IIN 命令または IOT 命令が検出されるとき

128 SFC routines aren’t translated. SFR 命令または EOT 命令が検出されるとき

129 Online edit instructions are not supported. SDS, SIZ 命令または SRZ 命令が検出されるとき

130 User Interrupt instructions not supported. UID, UIE 命令または UIF 命令が検出されるとき

131 DDV instruction not supported. DDV 命令が検出されるとき

132 High Speed Counter instructions not supported. HSC/HSD/HSE/ SL 命令または RHC/RAC/TDF 命令が検出されるとき

133 I/O Interrupt Enable/Disable instructions not supported. IID 命令または IIE 命令が検出されるとき

134 IIM/IOM instruction not supported. IIM 命令または IOM 命令が検出されるとき

135 INT instruction not supported. INT 命令が検出されるとき

136 REF instruction not supported. REF 命令 (SLC 内 ) が検出されるとき

137 RPI instruction not supported. RPI 命令が検出されるとき

138 Selectable Timed Interrupt instructions not supported. STD/STE 命令または STS 命令が検出されるとき

139 SUS instruction not supported. SUS 命令が検出されるとき

141 RMP instruction not supported. RMP 命令が検出されるとき

142 RPC instruction not supported. RPC 命令が検出されるとき

143 SVC instruction not supported. SVC 命令が検出されるとき

144 SWP instruction not supported. SWP 命令が検出されるとき

145 SQC instruction not supported. SQC 命令が検出されるとき

146 INV instruction not supported. INV 命令が検出されるとき

147 DCD/ENC instruction not supported. DCD 命令または ENC 命令が検出されるとき

148 The CEM, DEM, or EEM instruction has been translated. However, the translation needs to be validated. These instructions have many parameters that cannot be directly translated and require review.

CEM, DEM または EEM 命令が検出されるとき

149 Modbus messaging is not supported in RSLogix 5000 software. MSG 命令が Modbus 用に構成されている場合

150 MSG instruction and associated MESSAGE tag need to be manually verified.

MSG 命令が検出されるとき

151 Warning: Status files do not exist in RSLogix 5000 software.However this status file value is handled through the StatusFile routine.

RSLogix 5000 ソフトウェアの機能に直接変換できる、S ファイルタイプのインデックス

152 RSLogix 5000 software has a different fault handling mechanism then the PLC-5/SLC. This fault routine will not be called.

確認された従来のプロセッサ・フォルト・ルーチンの先頭

153 This PII/DII routine is not used by RSLogix 5000 software. 確認された従来のプロセッサ PII/DII ルーチンの先頭

ID テキストログされるとき

A-2 Pub.No. 1756-RM085C-JA-P － August 2011

索引

数字10 進数ファイル .......................................................3-10

AA ファイル ................................................................3-10

ASCII ファイル .........................................................3-10

BB ファイル ..................................................................3-5

BRK 命令 ...................................................................4-12

BT ファイル ..............................................................3-10

CC ファイル ..................................................................3-7

CAR 命令 ...................................................................4-12

ControlNet ファイル .................................................3-17

CT ファイル ..............................................................3-17

DD ファイル ................................................................3-10DII .................................................................................2-3

FF ファイル ...................................................................3-9

FOR 命令 ...................................................................4-12

GGSV ..............................................................................3-5

GSV 命令で作成されたタグ .....................................3-5

II/O のマッピング ......................................................1-14

I ファイル ....................................................................3-2

LL5K 拡張子 ..................................................................1-1

MM0/M1 ファイル .......................................................3-12

MG ファイル .............................................................3-12

MSG 命令 .......................................................... 1-15, 4-8

MSG 命令の完了 ......................................................1-15

NN ファイル ..................................................................3-9

NXT 命令 ...................................................................4-12

OO ファイル ..................................................................3-2

PPC5 拡張子 ..................................................................1-1

PCE 命令 ....................................................................1-10

PCE メッセージリスト .............................................A-1

PD ファイル ..............................................................3-14

PID ファイル ............................................................3-14PII .................................................................................2-3

RR ファイル ..................................................................3-8

RSP 拡張子 ..................................................................1-6

RSS 拡張子 ..................................................................1-6

SS ファイル ......................................................... 3-3, 3-20

SC ファイル ..............................................................3-15

SFC ステータスファイル ........................................3-15

ST ファイル ..............................................................3-15STI ................................................................................2-3

TT ファイル ..................................................................3-6

TXT 拡張子 .................................................................1-3

UUNK 命令 ..................................................................1-11

あアドレス

インデックス付き ...........................................3-20

間接 ...................................................................3-18

定数 ...................................................................3-18

アドレスコメント ....................................................3-22

いイベントタスク ..........................................................2-2

インデックス付きアドレス ....................................3-20

えエイリアス、シンボル ............................................3-20

エクスポート

PLC-5 または SLC 500 プログラム .................1-3

エラー、シンタックス ..............................................1-9

かカウンタファイル ......................................................3-7

確認 ............................................................................1-11

間接アドレス ............................................................3-18

Pub.No. 1756-RM085C-JA-P – August 2011 I-1

索引

こコントローラ ........................................................... 1-12

コントローラおよびシャーシの構成 ................... 1-12

コントロールファイル ............................................. 3-8

さ削除、PCE 命令 ....................................................... 1-10

作成

イベントタスク ................................................ 2-2

ステータスファイル ........................................ 2-3

連続タスク ........................................................ 2-2

し時限割込み、「STI」を参照 ..................................... 2-3

シャーシ ................................................................... 1-12

周期タスク ................................................................. 2-3

出力ファイル ............................................................. 3-2

シンタックスエラー ................................................. 1-9

シンボル ..........................................................3-20, 3-21

すステータスファイル ........................................3-3, 3-20

せ整数ファイル ............................................................. 3-9

たタイマファイル ......................................................... 3-6

ち注意事項 ................................................................... 1-15

て定数 ........................................................................... 3-18

データ ......................................................................... 3-1

に入力ファイル ............................................................. 3-2

入力割込み、「DII/PII」を参照 ................................ 2-3

はバイナリファイル ..................................................... 3-5

配列 ........................................................................... 3-20

ふファイルタイプ

A (ASCII) 3-10

B ( バイナリ ) .................................................... 3-5

BT ( ブロック転送 ) ........................................ 3-10

C ( カウンタ ) .................................................... 3-7CT (ControlNet) ................................................ 3-17

D (10 進数 ) ...................................................... 3-10

F ( 浮動小数点 ) ................................................ 3-9

I ( 入力 ) ............................................................. 3-2

M0/M1 ( 特殊 ) ................................................ 3-12

MG ( メッセージ ) .......................................... 3-12

N ( 整数 ) ............................................................ 3-9

O ( 出力 ) ............................................................ 3-2PD (PID) ........................................................... 3-14

R ( コントロール ) ............................................ 3-8

R ( コントロール ) からシリアルポート制御への .................................................................... 3-8

S ( ステータス ) ....................................... 3-3, 3-20

SC (SFC ステータス ) .................................... 3-15

ST ( 文字列 ) .................................................... 3-15

T ( タイマ ) ........................................................ 3-6

ファイルデータ ....................................................... 3-20

ファイルフォーマット

L5K ..................................................................... 1-1

PC5 ..................................................................... 1-1

RSP ..................................................................... 1-6

RSS ..................................................................... 1-6

TXT .................................................................... 1-3

浮動小数点ファイル ................................................. 3-9

プログラム ................................................................. 2-2

プログラム構造 ......................................................... 2-1DII ....................................................................... 2-3

PII ....................................................................... 2-3

STI ...................................................................... 2-3

概要 .................................................................... 2-1

プログラム ........................................................ 2-2

ブロック転送

ファイル .......................................................... 3-10

命令 .................................................................... 4-4

へ変換

A ファイル ...................................................... 3-10

B ファイル ........................................................ 3-5

BT ファイル .................................................... 3-10

C ファイル ........................................................ 3-7

CAR 命令 ......................................................... 4-12

CT ファイル .................................................... 3-17

D ファイル ...................................................... 3-10DII ....................................................................... 2-3

F ファイル ......................................................... 3-9

FOR/NXT/BRK 命令 ....................................... 4-12

I/O データ .......................................................... 3-2

I/O のマッピング ............................................ 1-14

I ファイル .......................................................... 3-2

M0/M1 ファイル ............................................. 3-12

I-2 Pub.No. 1756-RM085C-JA-P – August 2011

索引

MG ファイル ....................................................3-12

MSG 命令 ...........................................................4-8

MSG 命令の完了 .............................................1-15

N ファイル .........................................................3-9

O ファイル .........................................................3-2

PCE 命令 ...........................................................1-10

PD ファイル .....................................................3-14PII ........................................................................2-3

PLC-5 または SLC 500 プログラムのエクスポート .................................................1-3

R ファイル .........................................................3-8

R ファイルからシリアルポート制御への .....3-8

S ファイル ................................................ 3-3, 3-20

SC ファイル .....................................................3-15

ST ファイル .....................................................3-15STI .......................................................................2-3

T ファイル ..........................................................3-6

アドレスコメント ...........................................3-22

インデックス付きアドレス ...........................3-20

ウィザードを使用する PLC-5 ファイル ........1-7

ウィザードを使用する SLC 500 ファイル .....1-7

概要 .....................................................................1-1

確認 ...................................................................1-11

間接アドレス ...................................................3-18

コントロール (R) ファイルタイプからシリアルポート制御への .............................3-8

コントローラおよびシャーシの構成 ...........1-12

シンボル ................................................. 3-20, 3-21

注意事項 ...........................................................1-15

定数値 ...............................................................3-18

データ .................................................................3-1

ファイル ...........................................................3-20

プログラム構造 .................................................2-1

ブロック転送命令 .............................................4-4

命令 .....................................................................4-1

メッセージ ........................................................A-1

変換処理 ......................................................................1-3

変換ステップ ..............................................................1-3

変換ツールウィザード ..............................................1-7

ほ翻訳、「変換」を参照 ................................................1-1

め命令 ..............................................................................4-1

メッセージファイル ................................................3-12

も文字列ファイル ........................................................3-15

Pub.No. 1756-RM085C-JA-P – August 2011 I-3

索引

I-4 Pub.No. 1756-RM085C-JA-P – August 2011

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せるか、または http://www.rockwellautomation.com/support/ をご覧ください。

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てください。また、モジュールの起動と動作を初期支援する特別なカスタマサポート番号に連絡することもできます。

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ロックウェル・オートメーションでは、製造工場から出荷されるときに製品について完全に動作することをテストしていますが、製品が機能しない場合に返品する必要があるときには、以下のように手続きを行なってください。

米国またはカナダ 1.440.646.3434

米国またはカナダ以外

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代理店に連絡してください。

米国代理店に連絡してください。返品手続きを行なうには、代理店にカスタマサポートのケース番号を知らせる必要があります ( ケース番号は上記の電話番号に問い合わせる )。

米国以外返品手続きについては、地域のロックウェル・オートメーションの支店にお問い合わせください。

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Publication Number 1756-RM085C-JA-P – August 2011©Copyright 2011 Rockwell Automation, Inc. All rights reserved. Printed in USA

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