厚労省・中央医療対策協議会の取りまとめに対する 見解を...

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( 1 )第 1392 号 〔昭和 42 年 3 月 4 日第 3 種郵便物認可〕令和元年 9 月 5 日 〒1138621 東京都文京区本駒込22816 電話 0339462121(代) FAX 0339466295 E-mail [email protected] http://www.med.or.jp/ 毎月2回 5日・20日発行 定価 2,400円/年(郵税共) No. 1392 2019. 9. 5 定例記者会見 ………………… 2面 今村副会長に聞く ………………… 4面 第3回生命を見つめる フォト&エッセー 作品募集 ……… 5面 29 12 30 27 23 22 11 厚労省・中央医療対策協議会の取りまとめに対する 見解を公表 日医・全国医学部長病院長会議合同記者会見 厚生労働省の「中央医療対策協議会」(以下、協議会)の議論の取 りまとめが、8月1日付けで公表されたことを受けて、横倉義武会長 は 8 月 6 日、山下英俊全国医学部長病院長会議会長、協議会の委員で もある釜萢敏常任理事と共に記者会見を行い、その方向性を評価する 旨の見解を公表した。 調18 30 調調27

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  • (1)第1392号 日 医 ニ ュ ー ス 〔昭和42年3月4日第3種郵便物認可〕令和元年9月5日

    〒113-8621 東京都文京区本駒込2-28-16電話 03-3946-2121(代)FAX 03-3946-6295E-mail [email protected]://www.med.or.jp/

    発行所

    毎月2回 5日・20日発行 定価 2,400円/年(郵税共)No. 13922019. 9. 5

    ●定例記者会見 ………………… 2面●今村副会長に聞く ………………… 4面●第3回生命を見つめる フォト&エッセー 作品募集 ……… 5面

    本協議会は、医師需給

    分科会の第2次中間取り

    まとめ(平成29年12月)

    や、「医療法及び医師法

    等の一部を改正する法

    律」(平成30年7月)の

    附帯決議において、「医

    師偏在対策に携わる都道

    府県職員が医療政策に精

    通し、医師養成を行う大

    学や地域の医療機関等と

    協力・連携しながら実情

    に即した対応を進めるこ

    とができるよう、都道府

    県に対し適切な支援を行

    うこと」が指摘されたこ

    とを受けて、都道府県に

    おける医療政策人材の育

    成・確保について、国に

    よる支援のあり方や関係

    団体間の連携のあり方等

    について検討することを

    目的として、同年9月に

    設置されたものである。

    今回の取りまとめで

    は、都道府県に求められ

    る医療政策人材として、

    (1)医療政策全般にわ

    たる総合的な知識を取得

    し、医療政策の相互関係

    を理解でき、俯瞰的な視

    点に立つことのできる人

    材、(2)大学、医師会

    や医療機関等の地域の医

    療関係者と情報共有と意

    思疎通を図ることができ

    る人材、(3)データも

    活用しながら医療政策を

    企画・立案できる人材

    ―を明示。都道府県に

    対しては、人材の育成・

    配置は地方自治に属する

    第27回被災者健康支援

    連絡協議会が8月5日、

    日医会館3階小講堂で開

    催された。

    本協議会は、平成23年

    4月22日、政府の被災者

    生活支援特別対策本部か

    らの協力要請を受け、同

    年3月11日に起きた東日

    本大震災の被災者を支援

    厚労省・中央医療対策協議会の取りまとめに対する                  見解を公表

    日医・全国医学部長病院長会議合同記者会見

    との前提に立ちつ

    つも、(1)研修

    の受講ができるよ

    うな人員確保や受

    講に必要な環境整

    備、医療機関等の

    人事交流などを行

    う、(2)まちづ

    くり等の医療政策

    に関連する分野の

    知見を有する人材

    が医療担当部局で

    活かされるよう、

    人事上の配慮を行

    ─こと等を求

    めている。

    また、医療政策

    の実行に当たって

    は、都道府県等の

    行政機関や地域の

    医師会、大学等が

    連携していくこと

    が重要であるとと

    もに、地域医師会

    に対しては、都道府県等

    の行政機関と大学等を結

    びつける等、それぞれに

    対して能動的に働き掛

    け、地域をまとめていく

    役割が期待されるとして

    いる。

    同常任理事は、「医師

    確保対策や地域医療構想

    の策定等、都道府県の医

    療政策には、行政、大学、

    医師会の三者の連携に基

    づいて具体的な施策が協

    議・立案され、実行に移

    していくことが求められ

    る」とした上で、今後も

    全国医学部長病院長会議

    と共に、各都道府県にお

    ける三者の連携を注視

    し、都道府県医師会が更

    なる役割を果たせるよ

     厚生労働省の「中央医療対策協議会」(以下、協議会)の議論の取りまとめが、8月1日付けで公表されたことを受けて、横倉義武会長は8月6日、山下英俊全国医学部長病院長会議会長、協議会の委員でもある釜萢敏常任理事と共に記者会見を行い、その方向性を評価する旨の見解を公表した。

    う、全力を尽くしていく

    とした。

    山下全国医学部長病院

    長会議会長は、「多様化

    する医療政策の課題を解

    決するためには、求めら

    れる業務の質も複雑かつ

    高度な判断が必要になっ

    てきている」と述べると

    ともに、これからは都道

    府県行政が自身のプラン

    を押し切るのではなく、

    大学、医師会などの医療

    関係者と連携して、地域

    住民が安心して暮らして

    いけるような施策を実行

    することが求められてい

    ると指摘。「同会議とし

    ても、人材育成から地域

    医療を守るという観点か

    ら、日医と一緒になって

    地域医療のために汗をか

    く所存だ」とした上で、

    その具体的な方策とし

    て、継続的な人材育成に

    向けた医療政策講座の設

    置などを挙げた。

    会見に同席し、本取り

    まとめに関する考えを求

    められた横倉会長は、「大

    学や医師会を始め、さま

    ざまな医療関係者が協力

    することが必要だとの思

    いが込められている」と

    した上で、「地域医療を

    守っていくためには、行

    政だけでは解決できない

    問題があり、今後も、各

    地域の実情にあった医療

    提供体制を構築できるよ

    う、医療界を挙げて協力

    していくことが必要だ」

    と述べ、都道府県医師会

    がその役割を果たすこと

    に期待感を示した。

    することを目的と

    して設置されたも

    ので、横倉義武会

    長が代表を務めて

    いる。

    当日の協議会

    は、今村聡同協議

    会事務局長(日医

    副会長)の司会で

    開会。冒頭あいさ

    つした横倉代表

    (日医会長)

    は、

    構成団体の日頃の

    活動に対して感謝

    の意を示した上

    で、「本日は、今

    後発生する災害に

    備えて、各団体の

    活動に関する情報共有を

    図ることを目的として、

    開催させてもらった。ぜ

    ひ、忌憚のないご意見を

    聞かせて欲しい」と述べ

    た。引

    き続き、行政並びに

    各団体から活動報告が行

    われた。

    厚生労働省は、昨年度

    から今年度にかけての対

    応として、「災害医療コ

    ーディネーター活動要領

    の作成」「広域災害・救

    急医療情報システム(E

    MIS)の機能改修を本

    年度中に終了予定である

    こと」などを報告。その

    他、病院を対象として行

    った、「耐震改修状況」「非

    常用電源の確保及び点検

    状況」「業務継続計画(B

    CP)策定状況」に関す

    る調査結果についても、

    その概要を説明した。

    環境省は、福島原発事

    故後の健康管理として福

    島県が実施した、当時18

    歳以下の人達を対象とし

    た甲状腺のスクリーニン

    グ検査では、甲状腺がん

    と原発事故との因果関係

    は見られないことなどを

    説明。「今後も、継続的

    にフォローアップしてい

    きたい」とした。

    各団体からの報告で

    は、石川広己常任理事が

    (1)横倉会長が出席し

    ている中央防災会議並び

    に防災推進国民会議の内

    容、(2)昨年度には、

    平成30年7月豪雨災害及

    び北海道胆振東部地震に

    対してJMATを派遣、

    (3)日本医師会「防災

    業務計画」及びJMAT

    要綱を改定し、「日本医

    師会JMAT本部」の明

    確化、被災地JMAT、

    支援JMAT、統括JM

    AT、先遣JMAT機能

    規定の追加等を行ったこ

    と、(4)日本災害医学

    会と災害医療に関する相

    互協定を締結したこと

    ─などを概説。「特に

    防災に関しては、各職種

    が一丸となって対応しな

    ければならない」として、

    引き続きの協力を求め

    た。意

    見交換では横倉会長

    が、厚労省が行った三つ

    の調査について、「調査

    をするのは良いが、耐震

    改修などができない病院

    はなぜできないのか、国

    はその理由もしっかり把

    握し、対応してもらいた

    い」と要望した。

    EMISに関しては、

    石川常任理事が専用の回

    線を設置することが必要

    だと指摘。今村副会長は、

    「その機能を高めるため

    にも、現場の声を聞きな

    がら、改善していっても

    らいたい」と述べた。

    その他、今村副会長は、

    「訪日外国人が増えてき

    ており、その人達が被災

    者になる可能性もある」

    として、その対応への協

    力を求めた。

    最後に、今村副会長が

    「今後も、適宜協議会を

    開催し、情報共有を図る

    ことで引き続き一丸とな

    って活動をしていきたい

    と考えているので、よろ

    しくお願いしたい」と総

    括し、協議会は終了とな

    った。

    構成団体の最近の活動状況について

              

    情報共有を図る

    第27回被災者健康支援連絡協議会

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1392号(2)令和元年9月5日〔第3種郵便物認可〕

    ■■■■■■■■

    令和元年医師会立

    助産師・看護師・

    准看護師学校養成所調査

    結果を公表

    ■■■■■■■■

    スイッチOTC医薬品への

    対応方針示す

    8月6日

    公表した。

    本調査は、医師会立の

    助産師・看護師・准看護

    師学校養成所における入

    学・卒業状況の実態と経

    年変化の把握を目的とし

    て毎年実施しているもの

    で、今年度は333校全

    てから回答を得た。

    また、今年は医師会か

    らの繰入金の有無と現状

    の一方的な見解を鵜呑み

    にした内容に疑問を呈し

    た。ま

    た、7月25日に開催

    された同検討会におい

    て、厚労省事務局に同報

    道への見解を求め、樽見

    英樹医薬・生活衛生局長

    から、(1)本検討会議は、

    スイッチOTC医薬品と

    することの妥当性を専門

    的見地から科学的に検証

    することが目的である、

    (2)スイッチOTC化

    されたから医療用でなく

    なるということはなく、

    医療上必要な医薬品は保

    険でも対象とされている

    と認識している、(3)

    スイッチOTC化につい

    ては本検討会議で引き続

    き丁寧に議論していく

    ―との回答を得た他、

    座長からも、「安全性を

    最優先とし、慎重に検討

    する」との姿勢が示され

    たことを紹介した。

    同常任理事は次に、ス

    イッチOTC医薬品に関

    敏常任理事は、本

    年4月に日医が実施した

    「令和元年医師会立助産

    師・看護師・准看護師学

    校養成所調査」の結果を

    長島公之常任理事は、

    一部全国紙の報道に対す

    る見解並びに日医のスイ

    ッチOTC医薬品につい

    ての対応方針を説明し

    た。同

    常任理事はまず、委

    員として参加している厚

    生労働省の「医療用から

    要指導・一般用への転用

    に関する評価検討会議」

    について、一部の全国紙

    で委員の構成や会議の成

    果など、同検討会議の存

    在意義を疑問視する報道

    がなされたことに触れ、

    「同検討会では、医師で

    ある委員の方々が、医学

    の専門家として科学的に

    検証する立場から発言

    し、他の委員と共に真摯

    に議論している」と述べ、

    当事者ではない調査会社

    する日医の対応方針を説

    明。国民の利便性の向上

    は大切である一方、最優

    先すべきは国民の安全だ

    とした上で、「スイッチ

    OTC化が妥当である医

    薬品の条件として、〝自

    覚症状があり、比較的短

    期間の服用や使用で改善

    が期待できて、自ら服用

    や使用の中止を判断でき

    る〟ということを主張し

    ている」と述べるととも

    に、「スイッチOTC医

    薬品があれば医療用医薬

    品が無くて良い、という

    ことにはならない。医療

    は国民が生きる上でのセ

    ーフティネットであり、

    国民が安心して過不足無

    く適切な医療及び薬物治

    療を受けられるようにす

    ることは国の責務であ

    る」と強調した。

    同常任理事は最後に、

    「日医は今後も、国民の

    安全を確保し、また、国

    民の医療へのアクセスが

    阻害されることがないよ

    う、医薬品のスイッチO

    TC化についてしっかり

    と検討していく」と述べ、

    国民、関係者へ理解を求

    めた。

    の課題、更には今後の見

    通しについても調査を行

    った。

    調査結果の主な概要

    は、以下のとおり。

    【学校数】

    今年度募集を行った学

    校数は、准看護師課程1

    70校、看護師2年課程

    70校、看護師3年課程71

    校、助産師課程5校。特に、

    准看護師課程及び看護師

    2年課程は減少が止まら

    ない状況となっている。

    【入学状況】

    准看護師課程の応募者

    が昨年度の約1万150

    0人から約9600人と

    なり、入学者も大きく定

    員割れをして約6200

    人であった(図1)。平

    均倍率は1・2倍。

    また、看護師3年課程

    でも応募者の平均倍率が

    昨年度2・6倍から2・

    3倍となり、他の課程に

    おいても減少している。

    【卒業後の進路】

    准看護師課程の場合、

    医師会管内(設立母体の

    医師会の管内の医療機関

    に就業した者)が27・

    0%、医師会管外(それ

    以外の県内の医療機関に

    就業した者)は15・8%

    であった。准看護師課程

    は、その性格上進学が多

    く、45・2%。ただし、

    進学者の半数以上(全体

    の26・8%)は医療機関

    に就業しながらの進学で

    あり、全体で7割以上が

    就業している。

    看護師2年課程と3年

    課程は、医師会管内が5

    割強、医師会管外が3割

    弱で、合計8割以上が県

    内の就業である。

    【医師会からの繰入金の

    有無】

    全課程で約6割が医師

    会からの繰り入れがあ

    り、中でも准看護師課程

    の割合が高い(図2)。

    【現状の課題】

    学生・生徒の確保困難

    をはじめ、実習施設・教

    員の確保、収支の不均衡

    等がある。

    【今後の見通し】

    現状を維持できる見通

    しを示されたのが准看護

    師課程では7割、看護師

    2年課程では6割にとど

    まり、残りは維持困難と

    された。

    同常任理事は、応募者

    は1万人を割り、入学者

    も大きく定員割れするな

    ど、各養成所は厳しい状

    況にあるとの認識を示す

    一方、「准看護師は県内

    就業率も高く、地域の看

    護職員の確保に多大な役

    割を果たしており、国も

    准看護師を含めた看護職

    の必要量を確保すること

    が大原則との方針を示し

    ている。日医としても、准

    看護師を含め、看護職の

    養成を止めることは考え

    ていない」として、その

    必要性を改めて強調した。

    また、今後については、

    「引き続き、基金の確保

    や規則の柔軟な運用等の

    他、養成所同士の連携・

    共同運営が可能となるよ

    うな指定規則の検討を厚

    生労働省に対して求めて

    いく」と述べ、状況改善

    に向けた意欲を示した。

    0

    5,000

    10,000

    15,000

    20,000

    25,000

    平成26年度(n=188)

    平成27年度(n=188)

    平成28年度(n=186)

    平成29年度(n=182)

    平成30年度(n=177)

    令和元年度(n=170)

    (人)

    図1 入学状況(准看護師課程)

    22,493

    18,871

    16,487

    14,095

    11,448

    9,557

    21,270

    17,918

    15,572

    13,380

    10,8639,089

    6,920

    8,888 8,770 8,610 8,316 8,083 7,927

    9,595 9,537 9,073 8,5877,819

    8,674 8,559 8,123 7,6926,941

    6,226

    定員

    応募者

    受験者

    合格者

    入学者

    図2 医師会からの繰入金額

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    助産師課程n=3

    看護師3年課程n=39

    看護師2年課程n=42

    准看護師課程n=120

    9.2 20.0 16.7 8.3 12.5 33.3

    66.7

    12.8 17.9

    0.0

    7.7

    33.3

    5.1 12.8

    0.0

    43.6

    16.7 21.4 16.7 9.5 9.5 26.2

    100万円未満 300万円未満 500万円未満 700万円未満 1000万円未満 1000万円以上

  • (3)第1392号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕令和元年9月5日

    横倉義武会長は8月9

    日から15日にかけて、メ

    キシコを訪問。メキシコ

    日系人医師会及びメキシ

    コ日本医療財団のホセ・

    ルイス・アカキ会長から

    の招待に応じ、メキシコ

    シティにおいて開催され

    た野口英世博士来墨10

    0周年記念第6回メキシ

    コ日系医療セミナーに出

    席した。

    本セミナーは、201

    4年から在メキシコ日本

    国大使館の協力の下、日

    系人医師及びメキシコ人

    医師、医療従事者、市民

    が参加して行われている

    もので、今回は約200

    名が参加した。

    10日の同セミナーにお

    いて横倉会長は、昨年ノ

    ーベル医学・生理学賞を

    受賞した本庶佑京都大学

    特別教授が、医師を目指

    した一つのきっかけとし

    て、野口英世博士の伝記

    に啓発されたことを挙げ

    ていたことを紹介した上

    で、「日本の医療と医師

    会活動」をテーマに、が

    んプレシジョン医療プロ

    ジェクト、がん治療の将

    来予測、かかりつけ医を

    中心とした地域包括ケア

    システムの推進、医師会

    が行う疾病対策等につい

    て講演した。

    同行した黒川清日本医

    療政策機構代表理事は、

    自身が座長を務める野口

    英世アフリカ賞等につい

    て説明。本間俊一ニュー

    ヨーク野口英世記念会会

    長(米国日本人医師会元

    会長/コロンビア大学循

    環器系内科学主任教授)

    は、野口博士の歴史と功

    績、ニューヨークのウッ

    ドローン墓地にある同博

    士の墓碑等について講演

    を行った。

    会場では、日本の国際

    医療協力を推進するメデ

    ィカル・エクセレンス・

    ジャパン(MEJ)会員

    企業による展示会が催さ

    れ、日本の先端医療機器

    が紹介された。

    翌11日には、野口博士

    が100年前に来墨し黄

    熱病の研究を行ったユカ

    タン半島メリダ市に移

    動。横倉会長は、メリダ

    市文化センターで行われ

    た「ジャパンフェスティ

    バル2019」に高瀬寧

    在メキシコ日本国特命全

    権大使等と出席し、メリ

    ダ市民に向け、現在に至

    るまで野口博士の功績が

    称えられ、息づいている

    ことに対して感謝の意を

    表した。

    12日には、野口博士来

    墨100周年記念式典が

    横倉会長

    訃 報

    ■野中 博氏(元日医理

    事・元日医常任理事)

    7月29日死去、71歳。

    葬儀並びに告別式は近親

    者のみにて執り行われ

    た。後日、「お別れの会」

    を開催する予定。

    氏は昭和22年東京都出

    身。昭和47年東京医科大

    学卒業。昭和60年野中医

    院継承、平成2年医療法

    人社団博腎会野中医院開

    設。東

    京都医師会理事・副

    会長を経て、平成16年4

    月から平成18年3月まで

    日医常任理事、平成23年

    4月から平成27年6月ま

    で東京都医師会長、平成

    24年4月から平成28年6

    月まで日医理事を務め

    た。平

    成30年に旭日中綬章

    を受章している。

     今年度も、「日本医師会 赤ひげ大賞」の特別企画として、地域で活躍されているかかりつけの医師に対する『患者さんからの応援メッセージ』を募集することになりました。 本紙に募集ポスターを同梱いたしましたので、待合室等への掲示にご協力をお願いいたします。 なお、昨年ご応募頂いたメッセージは、昨年度本賞表彰式会場に掲示された他、赤ひげ大賞の特設サイト(www.akahige-taishou.jp)にも掲載しておりますので、そちらもぜひご覧下さい。

    待合室等に掲示して下さい

    ユカタン自治大学の野口

    英世地域研究センターホ

    ールで行われ、横倉会長

    は祝辞を述べた後、ホ

    セ・ウィリアムズ学長、

    マティルデ・ヒメネス・

    コエーリョセンター長ら

    と共に野口博士の銅像に

    献花を行った。

    その後、横倉会長は、

    「今に生きる野口英世博

    士の功績」をテーマとし

    たパネルディスカッショ

    ン(座長:カルロス・カ

    ストロ・サンソーレス医

    学部長)に参加した。

    13日には、メリダから

    メキシコシティに移動

    し、高瀬大使等と保健省

    を訪問。ホルヘ・アルコ

    セル・バレーラ保健大臣

    と10月のG20保健大臣会

    合などの話題で懇談し

    た。次

    に、医療の質の保証、

    病院の認証、保健に関す

    る公共政策の策定等、国

    の保健制度の中枢を担っ

    ている保健衛生審議会と

    の協議を行った。

    その後、政府の諮問機

    関である国立医学アカデ

    ミーを訪問し、テレシー

    タ・コロナ・バスケス総

    裁等と面談。バスケス総

    裁は、日本の医療、医学

    分野との二国間の交流に

    ついて大きな関心を寄

    せ、高瀬大使、アカキ会

    長にメキシコにおける協

    力、横倉会長に日本から

    の協力をそれぞれ求め

    た。

    ユカタン自治大学の野口英世像像向かって左、高瀬大使、向かって右、ウィリアムズ学長、

    コエーリョセンター長、本間教授らと

    国立医学アカデミーバスケス総裁(中央)

    バレーラ保健大臣(左から2人目)

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1392号(4)令和元年9月5日〔第3種郵便物認可〕

    「オンライン診療の

    適切な実施に関する指針」の

              見直しを受けて

    今村副会長に聞く

     「オンライン診療の適切な実施に関する指針」がこのほ

    ど見直された。

     今号では、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施

    に関する指針見直しに関する検討会」の議論にも参画した

    今村聡副会長に、見直しのポイントなどについて解説して

    もらった。

    日医では、これまで「オ

    ンライン診療は本当に必

    要な方々に提供される」

    「適切なルールの下で実

    施される必要がある」「実

    態を把握するため、そし

    て、オンライン診療に適

    した診療を見極めるた

    め、エビデンスを収集す

    る必要がある」「単なる

    要求(demand

    )ではなく、

    必要性(needs

    )に基づい

    て実施していく必要があ

    る」という基本的な考え

    方の下に、オンライン診

    療を安全かつ適切に普及

    していくためには、ルー

    ルの整備が必要であるこ

    とを強く訴えてきました。

    その結果、「オンライ

    ン診療の適切な実施に関

    する指針」が平成30年3

    月末に発出されたわけで

    すが、同指針については、

    医療を取り巻く環境・情

    報通信技術は目まぐるし

    く進化することを踏ま

    え、「少なくとも1年に

    1回以上更新する」こと

    となっており、今回の見

    直しとなりました。

    主な見直しのポイント

    見直しに当たっては、

    今回のインタビューのポイント◦�今回の指針の見直しは、医療を取り巻く環境・情報通信技術が目まぐるしく進化することを踏まえ、「少なくとも1年に1回以上更新する」ことと定められていることから、行われたものである。◦�「緊急避妊薬(アフターピル)のオンライン診療での処方」については、さまざまな角度から議論が行われ、例外として認めることとなったが、各種条件が付けられている。◦�へき地や離島などにいる医療機関へのアクセスが困難な患者が、オンライン診療と対面診療を組み合わせて、かかりつけ医を受診できる仕組みが構築できれば、今後の少子高齢化社会でも医療提供を行うための大切なツールとなる。オンライン診療を実施される会員の先生方には、「指針」や保険診療における要件等のルールを遵守の上、適切に実施して頂きたい。

    医療機関が初診からオン

    ライン診療を行うことを

    認めることになりまし

    た。た

    だし、この診療を行

    うことができない医療機

    関では「既に対面診療」

    を行っていること、そし

    てその患者さんの情報も

    含め、あらかじめ医療機

    関の間で情報共有がなさ

    れていることが条件とな

    っています。

    緊急避妊薬のオンライ

    ン診療を例外的に認め

    る条件

    また、国民の関心が高

    く、報道もされていまし

    たが、「緊急避妊薬(ア

    フターピル)のオンライ

    ン診療での処方」につい

    ては、さまざまな角度か

    ら議論を行い、例外とし

    て認めることとなりまし

    た。具

    体的には、まず、緊

    急避妊を要する女性が適

    切な医療機関にかかれる

    ようにするため、相談窓

    口を地域ごとに設置し、

    ここから医療機関を紹介

    して対面診療につなぐ仕

    組みを構築することとし

    ています。これが大原則

    です。

    その上で、近隣に対面

    診療可能な医療機関がな

    い場合や、女性の健康に

    関する相談窓口等の医師

    (連携医師も含む)が「女

    性の心理的な状態を鑑み

    て、対面診療が困難」と

    判断した場合には、産婦

    人科医または厚労省指定

    の研修を受講した医師

    が、例外的に初診からオ

    ンライン診療を行うこと

    を認めることとしていま

    す。た

    だし、①1錠のみの

    院外処方とし、受診者は

    研修を受けた薬剤師によ

    る調剤を受け、薬剤師の

    面前で内服する②医師と

    薬剤師はより確実な避妊

    法を適切に説明し、受診

    者が、3週間後に産婦人

    科医による直接の対面診

    療を受けることを確実に

    担保する

    ─ことなどを

    例外として認める条件と

    し、厚労省がこうした事

    項が遵守されているか実

    態調査を行うことになっ

    ています。

    検討会の議論の中で、

    要件として「3週間後の

    産婦人科受診の『約束』

    を確実に行うこと」とさ

    れていましたので、『約

    束』ではなく、確実に受

    診する仕組みが必要であ

    ると主張しました。

    また、「緊急避妊薬を

    オンライン診療で処方す

    る医師は、産婦人科専門

    医、あるいは事前に厚生

    労働省が指定する研修を

    受講することを必須とす

    ること」という要件につ

    いては、産婦人科以外の

    医師が研修を受けること

    で処方が可能であるなら

    ば、地域の医師に同様の

    研修を行うことでアクセ

    スポイントが増えるた

    め、オンライン診療でな

    くても良いのではないか

    と指摘しました。

    加えて、現在30代を中

    心とした産婦人科の医師

    は半分以上が女性の医師

    であることから、「投薬

    をきっかけに女性が相談

    しやすい生涯の健康確保

    のためのかかりつけ医を

    見つけるチャンスを奪う

    ことにもなり、オンライ

    ン診療を認めることにな

    ったとしても、極めて限

    定的な案件にすべき」と

    発言しました。

    その他、オンライン診

    療を実施する際には、情

    報セキュリティに関する

    知識が必要になることか

    ら、2020年4月以降、

    オンライン診療を実施す

    る医師にセキュリティ等

    に関する研修を受講する

    ことが義務付けられるこ

    とになりました。

    この義務は、既にオン

    ライン診療を行っている

    医師にも適用され、20

    20年10月までの猶予が

    設けられています。

    オンライン診療発展の

    ため指針に基づく適切

    な実施を

    オンライン診療は、今、

    黎明期にあります。へき

    地や離島などにいる医療

    機関へのアクセスが困難

    な患者が、対面診療と組

    み合わせて、かかりつけ

    医を受診できる仕組みが

    構築できれば、今後、少

    子高齢化社会において

    も、医療提供を行うため

    の大切なツールとなるで

    しょう。

    しかし、一部で見られ

    るような不適切なオンラ

    イン診療が拡散してしま

    えば、これまで真摯に実

    施してきたオンライン診

    療の信頼まで損なわれる

    恐れがあり、オンライン

    診療の発展にとって有害

    となります。

    そのためにも、オンラ

    イン診療を始める医師、

    そして、これまでオンラ

    イン診療を実施されてき

    た方々には、改めて指針

    に基づいた適切な実施と

    保険診療における要件等

    のルールの遵守をお願い

    するものであり、オンラ

    イン診療が適切な形で普

    及・発展することを切に

    願っています。

     「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の全文、指針に関するQ&Aなどについては、厚生労働省のオンライン診療に関するホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00010.html )をご覧下さい。

    今年1月より同検討会で

    議論が行われました。

    主な見直し点として

    は、(1)オンライン受

    診勧奨・遠隔健康医療相

    談等の整理、(2)「対面

    診療との組み合わせ」「初

    診対面診療原則」や「同

    一医師による診療原則」

    の例外の追加、オンライ

    ン診療時に予測された症

    状への対応の整理、(3)

    適切な通信環境の明確

    化、看護師等が診療を補

    助するオンライン診療の

    明示、(4)オンライン

    診療を提供する場合の

    「研修」必修化

    ─など

    が挙げられます。

    (2)では、例えば、

    離島・へき地などで「常

    勤の医師が1人のみであ

    る」もしくは、「非常勤

    医師が交代勤務をしてい

    る」これらの医師が、急

    病等で診療を行うことが

    できない時、代診を立て

    ることが原則でしたが、

    それが困難等の場合には

    二次医療圏内にある他の

    お 知 ら せ

    日 

    本 

    医 

    師 

    ダイヤルイン

    人事課

    03―3942―6493・総務課

    03―3942―6481/

    03―3942―6477・施設課

    03―3942―7027・経理課

    03―3942―6486・広報課

    03―3942―6483・情報システム課

    03―3942―6135・(会員情報室

    03―3942―6482/電子認証センター

    03―3942―7050)

    医療保険課

    03―3942―6490・介護保険課

    03―3942―6491・年金・税制課

    03―3942―6487・生涯教育課

    03―3942―6139・編集企画室

    03―3942―6488・日本医学会 03―3942―6140・医学図書館

    03―3942―6492・国際課

    03―3942―6489

    総合医療政策課

    03―3942―6514・医事法・医療安全課

    03―3942―6506/03―3942―6484・地域医療課

    03―3942―6137・日本准看護師推進センター

    03―3942―7276・健康医療第一課

    03―3942―6138・健康医療第二課

    03―3942―8181

    感染症危機管理対策室

    03―3942―6485・医賠責対策課

    03―3942―6136・日医総研

    03―3942―7215・女性医師支援センター

    03―3942―6512・治験促進センター

    03―5319―3781(防災センター

    03―3942―6516・日本医師連盟

    03―3947―7815)

  • (5)第1392号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕令和元年9月5日

    いのち

    第3回 生命を見つめるフォト&エッセー募集期間:令和元年5月14日(火)~ 10月3日(木)(必着)

    作 品 募 集 締切迫る

    フォト部門 エッセー部門

    賞 厚生労働大臣賞(1点) 賞金10万円、賞状 他

    一般の部

    厚生労働大臣賞(1点) 賞金30万円、賞状 他

    日本医師会賞(1点) 賞金10万円、賞状 他 日本医師会賞(1点) 賞金30万円、賞状 他

    読売新聞社賞(1点) 賞金10万円、賞状 他 読売新聞社賞(1点) 賞金30万円、賞状 他

    審査員特別賞(1点) 賞金5万円、賞状 他 審査員特別賞(1点) 賞金10万円、賞状 他

    入選(若干名) 賞金3万円、賞状 他 入選(若干名) 賞金3万円、賞状 他

    中高生の部

    最優秀賞(1点) 図書カード3万円分、賞状 他

    優秀賞(若干名) 図書カード5,000円分、賞状 他

    小学生の部

    最優秀賞(1点) 図書カード1万円分、賞状 他

    優秀賞(若干名) 図書カード5,000円分、賞状 他

    概要 生命の尊さ、大切さを感じさせる写真を募集します。人間、動物、自然など被写体は自由です。

    病気やけがをした時の思い出、介護や生命の誕生にまつわる話、医師や看護師、患者との交流など、医療や介護に関するエピソード、お世話になった医師や看護師ら宛てに送ったという想定の「感謝の手紙」などを募集します。小学生の部では、ペットや動物の命にまつわるエピソードも応募可能です。

    審査員

    野町和嘉(写真家/ 日本写真家協会会長)

    岩合光昭 (動物写真家)

    松下奈緒 (女優/音楽家)

    養老孟司(東京大学 名誉教授/解剖学者)

    玄侑宗久 (作家/福聚寺住職)

    水野真紀 (女優)

    応募規定 ◦ 応募作品は、平成28年6月1日以降に撮影したものに限ります。※デジタルカメラで撮影したもの、デジタルプリントも応募可能。※500万画素以上であれば携帯電話等での撮影も可能。※画像処理等の加工、合成及び組み写真は不可。

    ◦ 作品のプリントサイズは、キャビネ判(2L)とします。◦ 応募は1人3点までに限ります。

    ◦ 一般・中高生の部:2,000字(原稿用紙1~5枚)以内。◦小学生の部:1,200字(原稿用紙1~3枚)以内。

    ※パソコン、ワープロ使用の場合、1ページ400字(20字×20行)

    応募方法 ◦ ウェブからの場合は、下記公式ホームページより応募して下さい。◦ 郵送の場合は、応募作品の裏に、題名、氏名(ふりがな)、性別、年齢(生

    年月日)、郵便番号、住所、電話番号(FAXがあればFAX番号も)、メールアドレス、職業(または学校名・学年)、撮影年月日、撮影場所、撮影に使用したカメラ等の機材名を明記した応募用紙(公式ホームページよりダウンロードしてご利用下さい)を貼り、下記の住所に送って下さい。※なお、審査期間中にオリジナルデータを提供して頂く場合があります。

    ◦ウェブからの場合は、下記公式ホームページより応募して下さい。◦ 郵送の場合は、応募作品に題名、氏名(ふりがな)、性別、年齢(生年月日)、

    郵便番号、住所、電話番号(FAXがあればFAX番号も)、メールアドレス、職業(または学校名・学年)を明記した応募用紙(公式ホームページよりダウンロードしてご利用下さい)を貼付し、下記の住所に送って下さい。※ 直筆の場合、鉛筆(Bまたは2B)、ボールペン、万年筆のいずれかを使い、濃く

    書いて下さい。

    注意事項 ◦ 自作(本人撮影・執筆)の未発表作品に限ります。盗作、二重応募、類似、事実でない創作作品の応募は固くお断りいたします。応募作品について、盗作等による著作権侵害の争いが生じても、主催者は責任を負いません。※ 既に書籍化したものや、公の刊行物に掲載されたものは応募不可とします。※違反が確認された際は、受賞決定後も賞の取り消しとなる可能性があります。※フォト部門に応募の際は、被写体の肖像権やプライバシーの侵害、タイトルと被写体の事実関係には十分ご注意下さい。

    ◦ 応募作品は返却いたしません。◦ 入賞作品についての著作権は、フォト部門は撮影者、エッセー部門は主催者に帰属します。入賞作品は、主催者が管理するウェブサイトで使用される他、新聞・

    雑誌・テレビ・ラジオ・書籍・教材などに利用されることがあります。◦入賞作品の発表では、新聞紙面及びウェブサイトに、作品と実名、年齢を掲載します。ペンネーム、イニシャル等による発表はできません。◦ ご記入頂いた個人情報は、受賞した場合の連絡、作品に関する問い合わせ、取材、本コンテストに関するご案内のみに使用し、それ以外の目的での

    使用や、第三者に譲渡することはありません。

    応募・問い合わせ先

    〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞東京本社 事業開発部「生命を見つめるフォト&エッセー」係

    03─3216─8606 (平日午前10時~午後5時)または 公式ホームページ(http://inochi-photo-essay.com)まで

    (C)Iwago Photographic Office

    他 他

    日 

    本 

    医 

    師 

    ダイヤルイン

    人事課

    03―3942―6493・総務課

    03―3942―6481/

    03―3942―6477・施設課

    03―3942―7027・経理課

    03―3942―6486・広報課

    03―3942―6483・情報システム課

    03―3942―6135・(会員情報室

    03―3942―6482/電子認証センター

    03―3942―7050)

    医療保険課

    03―3942―6490・介護保険課

    03―3942―6491・年金・税制課

    03―3942―6487・生涯教育課

    03―3942―6139・編集企画室

    03―3942―6488・日本医学会

    03―3942―6140・医学図書館

    03―3942―6492・国際課

    03―3942―6489

    総合医療政策課

    03―3942―6514・医事法・医療安全課

    03―3942―6506/03―3942―6484・地域医療課

    03―3942―6137・日本准看護師推進センター

    03―3942―7276・健康医療第一課

    03―3942―6138・健康医療第二課

    03―3942―8181

    感染症危機管理対策室

    03―3942―6485・医賠責対策課

    03―3942―6136・日医総研

    03―3942―7215・女性医師支援センター

    03―3942―6512・治験促進センター

    03―5319―3781(防災センター

    03―3942―6516・日本医師連盟

    03―3947―7815)

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1392号(6)令和元年9月5日〔第3種郵便物認可〕

    動物用の食品のコマー

    シャル映像やドラマの中

    で、犬や猫と一緒にベッ

    ドに入る(普段私が診察

    している患者の中にも10

    人ぐらいはいる)、口移

    しで餌を食べさせる(最

    近の私の患者ではアイス

    キャンデーを猫と一緒に

    なめる)、ペットとキス

    をする等の場面によく出

    会う。

    私の診療所の待合室に

    は、一年位前から『近す

    ぎていませんか?ペット

    との距離。』と書いた厚

    生労働省のチラシを貼っ

    ている。しかし、自院を

    訪れる人からの反応はな

    く、全くの無関心である。

    日医はワンヘルスとい

    う言葉を使い、日本獣医

    師会と共に国民への啓発

    を図っているが、残念な

    がら医師を含め、国民に

    は伝わっていない状態で

    ある。

    振り返って私はどうか

    と申すと、日頃、感冒症

    状を訴えて来院した患者

    全員にペットを飼ってい

    るかと聞いているわけで

    はない。また、人獣共通

    感染症を疑ったことは何

    回かあるが、診断したわ

    けではない。ほとんど見

    落としていると思う。

    ある書籍によると、多

    くの人獣共通感染症の初

    期症状はインフルエンザ

    様であり、人から人への

    伝播も起きにくく単発的

    であるため、臨床診断が

    困難な場合が多いとのこ

    とである。

    診断において最も重要

    なことは、患者の疫学的

    背景、すなわち動物の直

    接的、間接的関与を知る

    ことであると思う。

    例えば、パスツレラ症

    は口内常在菌としてイヌ

    の約75%、ネコのほぼ1

    00%が保有しているそ

    うである。�

    (隠)

    テレビを見ていて思ったこと。第2弾

    訂正本紙第1391号の「勤務医のペー

    ジ」に掲載しました「大阪府医師会が進める勤務医部会活動」について、誤った修正を加えて掲載してしまいました。お詫びするとともに、訂正いたします。

    正)�副部会長が阿部源三郎先生(伊藤萬診療所)、関一郎先生(大阪医科大学)、藤田栄隆先生(大阪赤十字病院)であった。

    誤)�副部会長が阿部源三郎先生(伊藤萬診療所)、委員が関一郎先生(大阪医科大学)、藤田栄隆先生(大阪赤十字病院)であった。

    「人生100年時代」

    への備えとして、国民年

    金に上乗せする「公的な

    年金」である国民年金基

    金は重要な選択肢となり

    得るものである。

    加入メリットとして

    は、掛金全額が総所得金

    額から控除できる社会保

    険料控除の対象となるこ

    とが挙げられる。

    この社会保険料控除

    は、1月から12月末まで

    に実際に納付した金額が

    対象となる。

    掛金額の口座引き落と

    しは2カ月遅れであるこ

    とから、9月の中旬まで

    に加入申出書を受け付け

    た場合、9月分(初回分)

    の引き落としは11月とな

    るため、令和元年は2カ

    月分が社会保険料控除の

    対象となるだけでなく、

    一括納付の手続きをすれ

    ば、来年3月分までの納

    付が可能となり、7カ月

    分を控除対象とすること

    もできる。

    本年の控除を考えられ

    ている方は、お早めの加

    入手続きをお勧めする。

    問い合わせは、基金事

    務局(

    0120─

    70

    0650)まで。

    本年の社会保険料控除を希望する方

    は早めに加入を!

    日本医師・従業員支部

    案内

    日医が後援した映画

    「山中静夫氏の尊厳死」

    がこのほど完成し、9月

    21日から物語の舞台とな

    った長野県での先行上映

    が開始される。

    本映画は、現役の医師

    であり、作家の南木佳士

    村橋明郎氏が務めてい

    る。

    なお、来年

    には東京・シ

    ネスイッチ銀

    座を始め、全

    国で順次公開

    されることに

    なっているので、ぜひ、

    ご覧頂きたい。

    氏が執筆した小説を映画

    化したもの。信州にある

    病院を舞台に医師と末期

    がん患者の目を通して、

    死ぬことと最期

    まで生き抜くこ

    との意義を問う

    作品となってい

    る。肺

    がんを患い、

    静岡から故郷の

    信州へ帰ってき

    た患者役を中村

    梅雀氏が、医師

    役を津田寛治氏

    がそれぞれ熱演

    (写真)。監督は

    「山中静夫氏の尊厳死」が完成

    日医後援映画

  • (7)第1392号 日 医 ニ ュ ー ス 〔第3種郵便物認可〕令和元年9月5日

    広島県広島市医師会だよりNo.625より

    カフェ

    河原理枝子

    青森県南黒医師会報第97号より

    鼻濁音

    盛   庸

    宮崎県日州医事第833号より

    撮り鉄

    大森 史彦

    戸外で食事をすると、

    どうしてあんなにおいし

    いのだろう。

    小学生の頃、遠足の日、

    青空の下で広げるお弁当

    のおいしさ。気候の良い

    季節、子どもが幼い頃は

    ピクニックやキャンプに

    よく出掛けたものだ。子

    どもも喜んでいたと思う

    が、親も負けずに楽しん

    でいた。何でもないおむ

    すびでも、不便なキャン

    プの夕食でも、自然の風

    を感じながら、何とおい

    しかったことだろう。

    ウィーンに行った時、

    カフェのテラス席が心地

    良く、あちこちのカフェ

    に通った。落ち着いた美

    しい街並みの空気を感じ

    ながら、おいしいコーヒ

    ーやランチを楽しんだ。

    コーヒーを頼むと海外で

    は珍しく、銀のトレイに

    必ずコップのお水ととも

    に持ってきてくれる。

    レモンを半個たっぷり

    搾って、サクサクしたヴ

    ィーナーシュニッツェル

    の香ばしかったこと!

    時にダイヤモンドダス

    トが見られるという厳寒

    のウィーン、冬はもちろ

    んテラス席はなく、気候

    の許す春~秋まで。あま

    りに交通量が多いと排ガ

    スやホコリで快適とは言

    えないが、その点、ウィー

    ンの街はぴったりで、そ

    こここのクラシックなカ

    フェの個性や活気や静け

    さを楽しむことができる。

    パリのカフェは、より

    華やかでしゃれていて、

    ギャルソンの立ち居振舞

    いも洗練されてスキがな

    い。動きに一分のムダも

    なくピシリと決まって、

    舞台俳優を見ているよう

    だ。名門のしにせ「カフ

    ェ・ド・フロール」で、

    初めての日本人ギャルソ

    ンになった山下哲也氏に

    よると、立ち位置や各テ

    ーブルに行く歩数までお

    のずと決まっている、と

    のこと。

    椅子は、徹底的に外を

    向いている。二人席でも

    向かい合わせでなく、ハ

    の字型に道路の方へ向け

    てある。そこで、街行く

    人を眺めながら過ごす。

    女性は見られることで

    磨かれると言うが、パリ

    の女性がすてきなのは、

    そのせいかも知れない。

    日本の女子と目覚ましく

    違うのは、歩き方。胸を

    張って堂々と、足をすっ

    くと伸ばし、ハイヒール

    の踵

    かかと

    は地に突き刺さらん

    ばかりである。美しい。

    私のクリニックのある

    並木通りを歩いている若

    い女の子。何かしらブラ

    ンドものバッグを下げて

    はいるが、膝を曲げ腰を

    落として内股で……。そ

    う! 

    日本舞踊の歩き

    方。日本人のDNAか。

    「カフェ・ド・フロー

    ル」の初めての日本支店

    が、福岡キャナルシティ

    に開店したというので行

    ってみたが、ほどなく撤

    退してしまった。雰囲気

    も客も、パリ本店とは似

    て非なるものであった。

    日本の土壌には根付くこ

    とができなかったのであ

    ろう。

    青森県黒石市で生ま

    れ、幼稚園、小学校、中

    学校、高校、大学と津軽

    にずっと住み、弘前大学

    医学部耳鼻咽喉科に入局

    し、現在に至る。

    大学医学部時代は12

    0人中100人が青森県

    外出身であったので、標

    準語を使おうとした時期

    があった。津軽弁には、

    よその方には絶対分から

    ない単語がいっぱいある。

    最初の頃、私は単語も

    アクセントも考えて会話

    を試みたが、北海道出身

    の友人に私の言葉は女言

    葉だと言われ挫折した。

    それ以来、単語は標準語、

    アクセントは津軽弁の私

    の会話が始まった。

    ただ、単語は標準語と

    いっても、アクセントの

    他に津軽弁にはもう一つ

    難題がある。それは鼻濁

    音の多さである。私も昭

    和28年生まれの津軽人で

    あるので、かなりの鼻濁

    音の使い手だと思われる

    が、25年ぐらい前に東京

    の某一流ホテルで鼻濁音

    事件に遭遇するまでは、

    鼻濁音を気にすることも

    なかった。

    まず、鼻濁音について

    一般的なことを書いてみ

    ます。「鼻濁音」とは、

    「が、ぎ、ぐ、げ、ご」のガ

    行の音を「んが、んぎ、

    んぐ、んげ、んご」とい

    うふうに、鼻の方へ抜い

    た発声法です。「、、

    、、」というよう

    に、カ行に半濁音をつけ

    た表記もされるようです。

    以下は、『NHK日本

    語発音アクセント新辞

    典』から抜粋した鼻濁音

    の発音法則です。

    1.語頭においては、

    原則として[ガ]行音に

    発音する。(例)ガッコ

    ー(学校) 

    ギモン(疑問) 

    ゴジツ(後日)

    2.助詞の「ガ」は[]

    と発音する。(例)ワタ

    シ(私が)

    3.語間においては、

    原則として[]行音に

    発音する。(例)カ(鍵) 

    ウイス(鶯) 

    エン

    ー(演芸) 

    ゴ(午後) 

    ショーッコー(小学校) 

    ジョッコー(女学校)

    4.「カキクケコ」の

    連濁は原則として[]

    行音に発音する。(例)

    ハルスミ(春霞) 

    ンマリ(本決まり) 

    ウバルマ(乳母車)

    5.数詞の「五」は、

    原則として常に[ゴ]と

    発音する。(例)ゴマン・

    ゴセン・ゴヒャク・ゴジ

    ュー・ゴエン(五萬五千

    五百五十五円)

    6.カナ四字(又は六

    字)から成る擬声語では、

    語間でも[ガ]行音に発

    音する。(例)ガンガン 

    ギシギシ 

    グングン 

    ラゲラ 

    ゴンゴン 

    ガラ

    ンガラン

    7.省略

    8.複合語中、意味上

    よりする心理的ポーズの

    ある場合は、語間でも

    [ガ]行音に発音する。

    (例)オンガク・ガッコ

    ー(音楽学校) 

    ローア・

    ガッコー(聾ろ

    あ唖学校)

    9~19.省略

    鼻濁音の良さは、日本

    語を響かせて美しい音と

    して伝えるものであり、

    舞台芸術や映画の俳優、

    NHKなどテレビ・ラジ

    オ局のアナウンサーの発

    音教育でも鼻濁音の使用

    が徹底されてきたようで

    すが、最近の「鼻濁音(ガ

    行鼻音)」についての調査

    結果では、現在の日本人

    で鼻濁音を使っている人

    は全体の約2割に過ぎず、

    また、若い人ほど使用率

    が下がっているようで

    す。東北地方と北陸地方

    の鼻濁音の使用率は60~

    70%と高いのですが、こ

    の地域でも若い人は鼻濁

    音を使用しないようです。

    25年ぐらい前の東京の

    某一流ホテルでの鼻濁音

    事件についてですが、東

    京での日本耳鼻咽喉科学

    会に出席した際、一緒に

    上京した女房が先にホテ

    ルにチェックインし、銀

    座に出掛けた。私が後か

    らホテルのフロントで、

    「女房がカを預けてい

    ると思うんですけど」と

    告げた。フロント係の女

    性が「……」。もう一度「カ

    を預けていると思うん

    ですけど」。フロント係

    の女性が「当ホテルでは

    生ものは、預からないよ

    うにしているのですが」。

    何で鍵が生ものか分から

    ないでいるうちに、隣に

    いた係員が「ルームキー

    ですね」の助け舟で「カ

    」を手に入れました。

    最初に対応したフロント

    係の女性が部屋まで案内

    してくれましたが、「す

    いません。お客様の言葉

    が『蟹かに』に聞こえてあん

    なことを言ってしまいま

    した」。この事件が鼻濁

    音に興味を抱いた最初で

    した。

    鼻濁音の良さは、日本

    語を響かせて美しい音と

    して相手に伝えることと

    先に書きましたが、使い

    手がどんどん減っている

    現在、これからも残して

    いきたい、特に津軽だけ

    でもと思いながら鼻濁音

    を日々使って研けん

    さん鑽

    してい

    ます。�

    (一部省略)

    若い頃から天体観測、

    特に彗すい

    せい星

    の観測と写真撮

    影が趣味でしたが、医師

    の仕事は忙しく、夜間の

    趣味は難しいので、昼間

    にできる「撮り鉄」を始

    めました。自宅に近い高

    鍋駅周辺の日豊本線を主

    に撮影し、たまに人吉で

    「SL人吉」を撮影して

    います。

    小丸川に架かる小丸川

    鉄橋は、撮り鉄の間では

    有名撮影ポイントだそう

    です。海側から尾鈴山を

    背景にしたり、上流側か

    ら川や海、広がる空を背

    景に撮影したりと、いろ

    んな構図で撮影できま

    す。以前は、JR九州の

    「ななつぼし」が水曜早

    朝にここを通過していた

    ので、診療を始める前に

    撮影できました。

    高速で通過する列車の

    撮影は、一瞬が勝負です。

    球磨川第二橋梁でSLを

    撮影した際、最高の写真

    を撮ろうと欲張り過ぎ

    て、連写をしたり、ズー

    ムしたりした結果、ひど

    い画像になってしまいま

    した。妻がスマホで撮っ

    た写真が、その日のべス

    トショットでした。

    心機一転、10月に人吉

    に出掛け、稲穂が色づい

    た田んぼの中を走るSL

    を撮りました。今回は連

    写無し、ズーム無しのワ

    ンチャンスに賭けまし

    た。結果は、SLが山の

    色と同化して、何を撮っ

    たか分かりませんでした。

    高校の先輩がプロの写

    真家で、風景の中の列車

    も撮っています。一度、

    東京の個展に行きました

    が、作品はどれもすばら

    しく、構図、色彩、光の

    どれをとっても足元にも

    及びませんでした。いつ

    か、あのような感動を与

    える写真を撮れるように

    なりたいなと願います。

    動く対象は難しいか

    ら、じっとしている対象

    はどうかと妻から言われ

    ます。野良猫は岩合光昭

    さんという偉大な先達が

    いるし、お地蔵さんや自

    然には心が動かないし

    ……。やっぱり私は、子

    どもの頃眺めていたSL

    の音や匂いが好きです。

    納得のいく写真が撮れる

    まで「撮り鉄」を続けた

    いと思います。

  • 日 医 ニ ュ ー ス 第1392号(8)令和元年9月5日〔第3種郵便物認可〕

    防災推進国民大会2019 

    日本医師会セッション

    「災害と医療~レジリエントな

    地域づくりとは」

    ◆メインテーマ:「多様

    化する社会と子どもの成

    長~これからの学校医の

    役割~」

    ◆主催:日本医師会

    ◆担当:埼玉県医師会

    ◆日時:11月23日(土・

    祝)午前10時~

    ◆会場:ソニックシティ

    /パレスホテル大宮(さ

    いたま市大宮区桜木町1

    ─7─5)

    ◆参加者:日医会員及び

    学校保健に関係のある専

    門職の者

    ◆参加費:20000円

    (昼食・懇親会費を含む)

    ※ただし、参加申込に対

    して、手配通信費として

    1名につき500円の費

    用負担有り。

    ◆申込方法:大会専用ホ

    ームページから申し込み

    願いたい。

    ◆主なプログラム:

    ・分科会

    ①からだ・こころ②耳鼻

    咽喉科③眼科

    ・開会式・表彰式

    ・基調講演「日本医師会 

    学校医宣言について

    (仮)」(演者未定)

    ・シンポジウム「現代の

    子どもが抱える諸問題に

    ついて(仮)」

    ①「小児在宅ケアの未来

    に向けて(仮)」(松本吉郎

    常任理事)②「子どもの頭

    痛について(仮)」(丸木雄

    一埼玉県医常任理事)③

    「子どもの運動器症候群

    (ロコモ)と運動器検診

    の重要性(仮)」(柴田輝

    明埼玉県医学校医会常任

    理事)④「発達障害の理

    解と対応」(平岩幹男国

    立研究開発法人国立成育

    医療研究センター理事)

    ・特別講演「渋沢栄一を

    育てた環境と時代~栄一

    が携わった社会・公共事

    業と、人づくり~」(鹿島

    高光渋沢栄一記念財団・

    竜門社深谷支部幹事)

    ◆問い合わせ先:埼玉県

    医師会(大会事務局)〔

    048─

    82

    4─

    26

    11

    (代)〕

    ※当日は、会場内に無料

    託児所を設置する予定。

    利用希望者は大会事務局

    に連絡頂きたい。

    令和元年度

    第50回全国学校保健・学校医大会

    令和元年度死体検案研修会(基礎)

    ◆主催:日本医師会

    ◆日時:10月20日(日)

    午前10時~午後5時30分

    ◆場所:日医会館大講堂

    ◆受講対象:医師

    ◆受講料:無料

    ◆申込方法:受講希望の

    方は日医ホームページ

    (http://www.med.or.jp/

    doctor/anzen_siin/

    )か

    ら申込用紙をダウンロー

    ドし、必要事項を明記の

    上、日医医事法・医療安

    全課宛てFAXにて申し

    込み願いたい。

    ◆申込締切:9月30日

    (月)。ただし、定員(3

    00名)になり次第締め

    切る。

    ◆主な講習内容:

    ・「死体検案に係る法令

    の概説、死体検案書の作

    成について」(厚生労働

    省医政局医事課)

    ・「警察の検視、調査の

    視点から」(警察庁選定

    長/和歌山県立医科大学

    法医学講座教授)

    ・「死体検案の実際」(大

    木實福岡県医師会監事)

    ・「救急における死体検

    案」(横田裕行日本救急

    医学会監事)

    ・「在宅死と死体検案」

    (福永龍繁科学警察研究

    所長)

    ・「死体検案における死

    亡時画像診断(Ai)の活

    用」(

    野英行オートプ

    シーイメージング学会理

    事長)

    ◆問い合わせ・申し込み

    先:日医医事法・医療安

    全課〔

    03─

    3942─

    484(直)、

    03─

    39

    46─

    6295〕

    ※本研修会は、日医生涯

    教育制度の対象となり、

    6単位が取得できる。

    第7回

    人間を中心とした医療国際会議

    ワーク・ライフ・バランス:

    課題とその解決手段

    ションホール

    センター

    エリア3F301会議室

    ◆参加料:無料

    ◆申込方法:事前の申し

    込み等は不要ですので、

    当日、会場前に直接お越

    し下さい。

    ◆主な内容:災害対策や

    地域包括ケア等の活動に

    積極的に取り組まれてい

    る愛知県医師会の協力の

    下、災害から地域包括ケ

    ア、地域医療を守り、復

    旧を果たしていくことに

    ついて、教育・介護等の

    さまざまな関係者の参画

    も得て、問題提起やその

    解決策について講義やデ

    ィスカッションを行いま

    す。パ

    ネリストは、石川広

    己常任理事、野田正治愛

    知県医理事、伊藤之一愛

    知県医救急委員会委員

    長、土畠智幸医療法人稲

    生会理事長、古川大祐愛

    知県健康対策課長を予定。

    ◆問い合わせ先:日医地

    域医療課〔

    03─

    394

    2─

    6137(直)〕

    日医は、「防災推進国

    民大会(国民の防災意識

    向上を目的として、防災

    推進国民会議、防災推進

    協議会、内閣府主催によ

    るイベント)」に、毎年

    出展しています。今年度

    も昨年度同様、日医がシ

    ンポジウムセッションを

    提供します。ぜひ、ご参

    加下さい。

    ◆主催:日本医師会

    ◆協力:愛知県医師会

    ◆日時:10月19日(土)

    午後4時30分~6時

    ◆会場:名古屋コンベン

    クロスヘルスEXPO

    2019

    東京ビッグサイトで10

    月9日(水)から11日(金)

    まで開催される「クロス

    ヘルスEXPO

    201

    9」(主催:日経BP社、

    後援:日本医師会他)で

    は、左記の三つのイベン

    トなどが行われます。ぜ

    ひ、ご参加下さい。

    ●パネルディスカッショ

    ン「2040年に向けた

    人口構造の変化をふまえ

    た医療・介護経営とは」

    ◆日時:10月10日(木)

    午後3時~4時20分

    ◆会場:東京ビッグサイ

    トセミナー会場A

    ◆参加費:5000円

    ◆内容:今後求められる

    医療・介護経営のあり方

    について、江澤和彦常任

    理事、相澤孝夫日本病院

    会長、神野正博全日本病

    院協会副会長らが議論を

    行います。

    ●パネルディスカッショ

    ン「社会保障改革の課題

    と限界─

    持続可能な医

    療・介護のあり方とは」

    ◆日時:10月11日(金)

    午前10時~11時40分

    ◆会場:東京ビッグサイ

    トセミナー会場A

    ◆参加費:5000円

    ◆内容:社会保障給付費

    が120兆円を超える

    中、明るい未来に向けて

    医療・介護従事者やヘル

    スケアを支える産業従事

    者らはどんな役割を果た

    すべきなのか、横倉義武

    会長始め、鈴木康裕厚生

    労働省医務技監、宇波弘

    貴財務省主計局次長、江

    崎禎英経済産業省商務・

    サービスグループ政策統

    括調整官らが議論を行い

    ます。

    ●日医コラボレーション

    企画

    「医師のアイデアを製品

    開発に─日本医師会が取

    り組む医療機器開発支援

    事業」

    ◆日時:10月11日(金)

    午前10時30分~12時10分

    ◆会場:東京ビッグサイ

    トセミナー会場C

    ◆参加費:無料

    ◆主なプログラム:

    ・事業説明「『医師主導

    による医療機器開発・事

    業化支援事業』について」

    (羽鳥裕常任理事)

    ・事例報告

    講演①「側弯症診断のた

    めの新たな検査装置」(渡

    辺航太慶應大学医学部整

    形外科学教室准教授)

    講演②「なぜ、全く新し

    い形状を採用した手首式

    血圧計開発が成功したの

    か」(渡邊嘉行総合川崎

    臨港病院理事長・院長)

    ・トークセッション「企

    業との連携がうまく進む

    ためのコツとは(仮)」

    ◆申込方法:「クロスヘ

    ルスEXPO

    2019」

    の公式ホームページ

    (https://expo.nikkeibp.

    co.jp/xhealth/

    )より申

    し込み願いたい。

    ◆問い合わせ先:日経B

    P社 

    クロスヘルスEX

    PO事務局(

    03─

    68

    11─

    8083、

    050─

    153─

    7273、

    xhealthexpo@nikkeibp.

    co.jp

    ◆共催:日本医師会、人

    間を中心とした医療国際

    組織

    ◆日時:11月2日(土)

    午前9時~午後5時45分

    ◆場所:日医会館大講堂

    ◆対象者:医師及び医療

    従事者、一般

    ◆参加費:無料

    ◆主なプログラム:

    ・開会セッション

    ・セッション1「人間中

    心の医療の概念、ワー

    ク・ライフ・バランス及

    び燃え尽き症候群」

    ・セッション2「医療専

    門職における労働時間と

    働き方改革の国際比較」

    ・セッション3「医療専

    門職の訓練及びワーク・

    ライフ・バランスと燃え

    尽き症候群の予防の推

    進」

    ・セッション4「Well-

    being,

    医療制度、管理と

    職業上の安全に関する国

    際展望」

    ・閉会セッション「ワー

    ク・ライフ・バランスに

    関する東京宣言」201

    9の採択及び公表

    ◆申込方法:日医ホーム

    ページ(http://www.med.

    or.jp/doctor/ssi/

    にある申込サイトにアク

    セスの上、申し込み願い

    たい。

    ただし、定員(400

    名)になり次第締め切る。

    ◆問い合わせ先:日医国

    際課〔

    03─

    3946─

    121(代)、

    jmaintl@

    po.med.or.jp

    ※本会議は、日医生涯教

    育制度の対象となり、6

    単位が取得できる他、認

    定産業医であれば専門研

    修6単位が取得できる。

    の講師)

    ・「死体検案 

    総説」(近

    藤稔和日本法医学会理

    事・教育研究委員会委員

    1392-011392-021392-031392-04_051392-061392-071392-08