chronoscapeをカタチにした必然と偶然|ux & service sketch...
TRANSCRIPT
Chronoscapeをカタチにした
必然と偶然
UX & Service Sketch #26 「0からのプロダクトの立ち上げ方」
宮崎 了 (ziba tokyo) / 加来 幸樹 (Septeni)
From TEAMmined
自己紹介INTRODUCTION
加来 幸樹 | KOKI KAKU株式会社セプテーニ
コミュニケーションプランニング本部 クリエイティブ部
シニアチーフディレクター / 専任部長
1983年福岡県生まれ。2006年セプテーニ入社。コミュニケーションデザイン領域のプランナー、
ソーシャルメディア戦略コンサルタントなどを経験した後、パフォーマンス運用型広告クリエイティブの
最適な制作/運用手法の研究開発や動画を活用したコミュニケーションプランニングなどに従事。
また、シェアリングエコノミー型サービス「TimeTicket」を通じたネーミングやコピーライティング、
Google主催の未来のAndroidデバイス開発プロジェクトに参画するなど、プライベートでも幅広く活動中。
主な受賞歴|
販促会議 企画コンペティション2012 : GOLD受賞
Yahoo! インターネットクリエイティブアワード2015 : SILVER & BRONZE受賞
iMedia Direct Summit 2015 : ベストプレゼンター受賞
Google Android Experiments OBJECT : グランプリ受賞
Direct AGENDA 2017 : ベストプレゼンター受賞 など
宮崎 了
Consumer Insight & TrendExperience / Concept DesignerChronoscape Team Leader
Chrono (別の時間の)Scape (景色を見に行く)
これこそまさに・・・
Chronoscapeのできるまでを一緒にさかのぼってみましょう
① どんなアイデアにするのか?
② どんなデバイスにするのか?
③ どんな価値を提供するのか?
④ 何をプロトタイプ展示するのか?
必然的な
アプローチ
By ミヤザキ
偶然的な
アプローチ
By カク
step01. どんなアイデアにするのか?
アイデア × 必然
アイデア × 偶然
アイデア × 偶然的アプローチ
○○○がデバイスとなり、androidとつながったら…?
「メガネ」をデバイスにすると面白いことができそう?
step02. どんなデバイスにするのか?
デバイス × 必然
DEVICE SIZE ? DEVICE TYPE ?
デバイス × 偶然
デバイス × 偶然的アプローチ
その場であった紙ですぐに試せたことで「万華鏡」を連想でき、わざわざ覗き込んで見ることの意味や
予想不可能なランダム性などデバイスのコアな価値のヒントに
単眼鏡 → 万華鏡
無事グランプリを受賞しプロトタイプ制作・展示に向けた
約6ヶ月間のプロジェクトがスタート
step03. どんな価値を提供するのか?
提供価値 × 必然
やらないことを決めるDecide not to do.
提供価値 × 偶然
価値 × 偶然的アプローチ
そんな中で、ある記事とたまたま出会う
Web 4.0超インテリジェントエージェント「Web 4.0」の原動力になっているのは、人と機械のインタラクションだ。いまはまだWeb 3.0 のさなかにあるが、4.0 の時代はもうすぐそこに見えていて、しかも高速で近づいてきている。フェイスブックは先日、チャット上に「エージェントM」という人工知能機能を搭載した。読者の中には、話しかけるだけで答えてくれる「Siri」に馴染んでいる人も多いはずだ。こういった技術や仕組みは、日々洗練されて”スマート”になり、すでに単なる「ウェブ」とは違うものになっている。自動車や住宅のシステムは急速に進化をとげていて、たとえば運転手なしで走行可能な車も、いまや想像上のものではない。そう、すでに私たちは 4.0 時代に足を踏み入れているわけだ。
引用元:https://www.travelvoice.jp/20160212-60021
Web 4.0 × Device
AIによる究極のスマート体験
= Impossible is Nothing
4.0 → 5.0
Web 5.0 ?
必然 → 偶然セレンディピティをテクノロジーで生み出す時代
OUR MISSION
未来をより良くするためのセレンディピティを生み出す
android × デバイスをつくる
Chronoscapeの提供する「価値」とは?
いま訪れている場所の「別の時間」の姿を見せることで訪れた場所での体験やその後の行動をより豊かにしていく
step04. 実際に何を展示するのか?
プロトタイプ展示 × 必然
展示ではここに注力
目指すべきゴールを展示よりも「未来」に設定
余白
プロトタイプ展示 × 偶然
ピント合わせや画面サイズが体験上の課題になっていた…
とはいえ → そもそも
「偶然」を生み出すための思考法
そもそも与えたかったのは「万華鏡」のような体験
”偶然”残っていた余白が「万華鏡」のような
アーティスティックな体験へ
まとめ
必然的な
アプローチ
偶然的な
アプローチ
0からプロダクトを立ち上げるコツ
必然と偶然を意識したチーム構成にする
0からプロダクトを立ち上げるコツ①
偶然的な出来事を必然的に起こす
0からプロダクトを立ち上げるコツ②
THANK YOU