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Page 3: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

愛知大学経営学部土屋ゼミ

アンフィニ∞

3

Page 4: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

目次

1. エピソード記憶とは

定義

ブランディングにおける効果

2.エピソード記憶を引き出す広告モデル分析

いいちこ広告分析

物語処理

3. 提案

分析結果より導いた法則性

応用の可能性 4

Page 5: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

出典:Tulving, E. 1972 Episodic and semantic memory. In W. Tulving & W. Donaldson(Eds.), Organization of memory. New York : Academic Press.

エピソード記憶(認知心理学用語)

5

提唱者:Endel Tulving (1927‐)

人間の記憶についての世界的権威の一人

Professor emeritus at the University of Toronto

時間的・空間的に定位された

経験の記憶のこと。

定義

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出典:「エピソード記憶と意味記憶」 太田信夫 小松伸一 筑波大学 1983年3月30日

(例) 子どもの頃、近所の公園で自転車の練習をした。

いつ どこで 何をした

エピソード記憶に必要なもの

6

日常生活における記憶のほとんどが

エピソード記憶

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経営学におけるエピソード記憶の役割

7

提唱者:Hans Baumgartner

Professor of Penn State college of business

エピソード記憶を引き出す広告は

において有効

顧客の視点から発想し、

ブランドに対する共感や信頼など

顧客にとっての価値を高めていくこと 出典:ケビン・レーン・ケラー『ケラーの戦略的ブランディング』 Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992) Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

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実 験 概 要

8

By Hans Baumgartner professor(1992)

被験者 (23名) エピソード記憶思い出した

エピソード記憶 思い出さなかった

②思ったことを自由に記述してください

この車 かっこいい‼

1年前家族で 遊園地に

遊びに行った!

9人 14人

出典:Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992) Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

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エピソード記憶を 思い出した被験者

エピソード記憶を 思い出さなかった

被験者

ブランド評価 5.8 4.7

共感(感情移入) 4.4 2.5

広告評価 6.3 5.1

出典:Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992) Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

実験結果(7段階評価) 有意確率

F(1,12)=5.1

F(1,12)=8.0

F(1,12)=11.8

F(1,12)=22.6

F(1,12)=.4

9

エピソード記憶を引き出す広告は

ブランディングにおいて有効

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目次

1. エピソード記憶とは

定義

ブランディングにおける効果

2.エピソード記憶を引き出す広告モデル分析

いいちこ広告分析

物語処理

3. 提案

分析結果より導いた法則性

応用の可能性 10

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三和酒類「いいちこ」

出典:2006年度第12回物学研究会レポート『「いいちこ」のブランドとイメージ戦略』 河北秀也 氏

1979年大分県の 三和酒類が発売

ポスター広告は 30年間毎月更新。

デザイナーの感性で 作られている。 ターゲット

年齢:40代 年収:600万円以上 属性:ビジネスマン

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いいちこ広告の特徴

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

①写真

②フレーズ

③ロゴ

13

④ いいちこ瓶

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いいちこ広告の特徴

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

①写真

②フレーズ

③ロゴ

14

④ いいちこ瓶

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1984年から現在まで 30年間変わらない宣伝方法

362件の広告を発表 (2014年11月まで)

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【目的】エピソード記憶を引き起こす広告と そうでないものの選別 【対象】20代と40代男女(計37名) 【実施日時】2014年11月5日~2014年11月29日 【内容】362枚のいいちこポスターを被験者に提示

STEP1:いいちこ広告の選別

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エピソード記憶を 思い出したポスター

エピソード記憶を 思い出せなかった

ポスター

アンケート概要

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合計 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真

2014 1月 椿節老妓艶姿 5

2014 2月 寒灯 4

2014 3月 何でもない日にあの人といる。 18 a a a a

2014 4月 暮春静穏。 9 a a

2014 5月 某日午後。 9

2014 6月 花のない日のことでした。 10

2014 7月 白昼夢の夏。 13 a a a a

2014 8月 夏果てる岬へ。 12 a a

2014 9月 朝が来て、日が暮れて。 13 a a

2014 10月 いろいろあったと、今は思う。 17 a a

2013 1月 逆風で飛ぶ鳥。 13

2013 2月 小さいけれど氷河と向き合う。 9

2013 3月 いそぎすぎたと花を見て思う。 11

2013 4月 花を目印に来てください。 12

2013 5月 幽境に在り。 3

2013 6月 ふと立ち止まる雨の日です。 15 a a a a

2013 7月 憶えば夏は。 13 a a

2013 8月 空想の惑星で。 7

2013 9月 一人になって、ふり返る。 21 a a

2013 10月 倒れた木が若い木を育てます。 12

2013 11月 やあ、また会いましたね。 15 a a

2013 12月 やがて、大河もあれば、湿布もある。 5

2012 1月 溶ける氷が語ること。 7

2012 2月 しばらく湖畔を歩きます。 10 a a

2012 3月 何事もない穏やかな日です。 17 a a

2012 4月 何だかいい日になりました。 13 a a

2012 5月 熊の親子も住む森です。 7 a a

2012 6月 青の休暇。 11 a a

2012 7月 この星の、この夏。 12

2012 8月 夏を惜しむ日。 17 a a a a

2012 9月 そこで咲いてくれました。 8 a a

2012 10月 遠い日を想う。 13 a a

2012 11月 いつでも待ってます。 12

2012 12月 光は影もつくる。 11

2011 1月 日が差すと開く花です。 7 a a

2011 2月 日差しがあって、話も尽きない。 11 a a

2011 3月 花と暮らす日々。 5

2011 5月 空色の空の下。 12 a a

2011 6月 ある夏の小景。 11 a a

2011 7月 孤島にて。 10

2011 8月 季節の岬で。 2

2011 9月 話の続きを聞かせてください。 15

2011 10月 遥かな歴史を見ています。 6

2011 11月 秋の日に思うこと。 10

2011 12月 エンジェル氷河の想い。 4

2010 1月 あれもそれも置き去りにした。 10 a a

2010 2月 寒山寂寂。 4

2010 3月 あるがままの緑と暮らす。 7 a a

2010 4月 懐かしい歌が流れています。 19 a a

2010 5月 みんな帰ってきて、夕暮れ。 10 a a

2010 6月 海から手紙を出します。 11

2010 7月 小さな私が海に立つ。 11

2010 8月 それもあって、ひとりの海です。 8 a a

2010 9月 メラネシアの海で。 2

2010 10月 木が石になるまでの時間。 3

2010 11月 明日、駆ける。 12 a a

2010 12月 青に浮かぶ、赤に沈むか。 5 a a

2009 1月 朽ちていくもの、生まれてくるもの。 5

2009 2月 歴史が止まった街で。 8

2009 3月 ここで咲いて、ここで枯れる。 14 a a

2009 4月 ありふれた日々。 13 a a

2009 5月 ふわりと鳥、ゆるりと海。 6

2009 6月 本日、休日。 16 a a

2009 7月 誰にも言わずにきた海です。 9 a a

2009 8月 潮騒が追いかけてくる。 8

2009 9月 鳥がきて、また鳥がきて、海。 10 a a

2009 10月 海駆けた日を話してください。 10

2009 11月 過ぎてゆくのは時と風です。 5

2009 12月 どこからか日がさして来ました。 8

2008 1月 いまならあの日に戻れます。 16 a a

2008 2月 水にたとえてお話しします 13 a a

2008 3月 いろいろあるけど花が咲いている。 6 a a

2008 4月 きょうの小さな幸せを乗せて。 7

2008 5月 鳥や魚の水でもあることを。 5 a a

2008 6月 ずいぶん遠い海に来ました。 15 a a

2008 7月 ただ海を見る休暇です。 13 a a

2008 8月 ひとり旅の海で。 11

2008 9月 帰ったら話したいことがある。 16 a a a a

2008 10月 過ぎた日々など思う海です。 12 a a

2008 11月 千年のいとなみを思う。 8

2008 12月 ずっと陽を風の力を借りてきた。 5

2007 1月 水の旅の始まりのころ 9

2007 2月 寂しい海もまた海です。 10 a a

2007 3月 エチュードが聴こえる、午後です。 9

2007 4月 昔のようにのんびり話そう。 8 a a

2007 5月 樹があって、水があって、人がいる。 7

2007 6月 質素というぜいたく。 3

2007 7月 明日の海も晴れるだろうか。 11

2007 8月 一人いる海。 10 a a

2007 9月 忘れろと、空。 15

2007 10月 生きる、という造形か。 5

2007 11月 もの思う日の。 9

2007 12月 崖から歴史を見ています。 7 a a a a

2006 1月 某日、野。 3

2006 2月 のどかな春を待っています。 9 a a

2006 3月 樹のこと、生き物のこと。 4

2006 4月 かすかにピアノが聴こえてきます。 16 a a a a

2006 5月 億年の海、百年の人。 5

2006 6月 思惟の海へ。 7 a a

2006 7月 浮かんでみたり、泳いでみたり。 12 a a a a

2006 8月 何も話さず海を見ている。 16 a a a a

2006 9月 昨日のことはもういいです。 18 a a

2006 10月 空は広いし、畑も広い。 8 a a

2006 11月 やっぱりここに居たんですね。 19 a a

2006 12月 混沌の橋を渡る。 9 a a

2005 1月 さっきの鳥も休んでいった。 6

2005 2月 あの丘の、その向う。 10

2005 3月 すこし遠い散歩。 16 a a

2005 4月 草臥れて。 8 a a

2005 5月 散歩もいいし、昼寝もいいか。 11 a a

2005 6月 青い星の話です。 10

2005 7月 海の言葉が聴こえてきます。 10

2005 8月 ゆく夏を静かに見ています。 16 a a

2005 9月 海が語り始めたこと。 8 a a

2005 10月 水が刻んだ時を思う。 3

2005 11月 空か海か独りか。 5

2005 12月 大河を流れるか、小道をゆくか。 6 a a

2004 1月 よく晴れた日のこと。 11 a a

2004 2月 水の星にいる。 6

2004 3月 ぐるっとまわって帰ります。 18 a a

2004 4月 花の色だけ騒がしい。 3

2004 5月 昼寝でみる夢。 14 a a

2004 6月 波に任せて一日。 13 a a a a

2004 7月 思いはどこへ駆けていく。 10

2004 8月 明日はどんな感動が待っているだろう。 11 a a

2004 9月 白い秋。 7

2004 10月 露時雨の野で。 7 a a

2004 11月 そして、夕凪。 13

2004 12月 独り行く人。 9

2003 1月 寂歴たり幽花の晩 1

2003 2月 漕ぎ出す海はどこにある 7 a a

2003 3月 水にやすらぐ一日です 9 a a

2003 4月 話していても、黙っていていも、春です 10 a a

2003 5月 静物としてのいま。 6

2003 6月 海で思うこと、ひとつふたつ。 11

2003 7月 雲が流れていく方へ。 11 a a

2003 8月 ある夏の引? 7 a a

2003 9月 秋の日の、 13 a a

2003 10月 野の果てにあるもの 3

2003 11月 水を?えば、水は冷たい 8 a a

2003 12月 見上げる空は、澄んでいる。 11 a a

2002 1月 黙ってしぶきを浴びている。 9

2002 2月 険しい道の途中で 13

2002 3月 瞑想と浮遊。 4

2002 4月 風が出るまで。 11 a a

2002 5月 波はもう来ています。 9

2002 6月 ある夏の居場所。 5

2002 7月 海の上、空の下。 7

2002 8月 風とまる。舟とまる。鳥とまる。 5

2002 9月 ひとつ捥いで呉れますか。 7

2002 10月 秋の声。 7 a a

2002 11月 帰れるなら、ラジオの日々。 7

2002 12月 2003年の日差しへ。 5 a a

2001 1月 荒野にも花は咲きます。 4

2001 2月 野の花は、自分で咲く。 8

2001 3月 春の風なら吹いています。 6

2001 4月 億年の大地で。 2

2001 5月 ある日、あの想い。 14

2001 6月 暮雨孤舟。 6

2001 7月 プールサイドで会いましょう。 8 a a

2001 8月 あの夏への帰り道。 18

2001 9月 過ぎた日のことなど。 7

2001 10月 もう少しこうして、 11

2001 11月 不毛も豊饒も。 5

2001 12月 どんな明日が来るのだろう。 13

2000 1月 一緒にふわりと行きますか。 10

2000 2月 咲く花と咲かす花。 6

2000 3月 水は流れ、草は匂う。 10 a a

2000 4月 しばらくここで眺めています。 14 a a

2000 5月 晴れている、暇もある。 10

2000 6月 戻り道を風が消す。 9

2000 7月 鳥は帰り、人は佇む。 4

2000 8月 砂塵と空想。 4

2000 9月 花ある荒野へ。 8

2000 10月 岩に名前をつけながら。 8

2000 11月 大のつく語をいくつも思う。 6

2000 12月 大きなうねりを見ています。 10 a a

1999 1月 混沌の木の下で。 5

1999 2月 いまは氷の上にいる。 12 a a

1999 3月 日かげの庭で。 7

1999 4月 日はどこから射す。 2

1999 5月 次の潮を待つ間。 6

1999 6月 日常という殻。 11

1999 7月 あの夏の日へ。 17

1999 8月 砂漠の薔薇。 5

1999 9月 もうすこし旅を続けます。 8

1999 10月 小さい舟と小さな幸せ。 9 a a

1999 11月 乾いた風が鳴るだけです。 5

1999 12月 星の下、砂の上。 7

1998 1月 まず大地に立ってみる。 9 a a

1998 2月 いつもの所で待っています。 16

1998 3月 たまには賑やかにいきましょう。 7

1998 4月 多面体の午後。 2

1998 5月 昏暮、散策。 5 a a

1998 6月 ある日、静けさの中で。 9

1998 7月 ひとりで見る海。 15 a a

1998 8月 月の夜まで。 7

1998 9月 きょう、長閑。 5 a a

1998 10月 移ろうその色の中で。 10 a a

1998 11月 人を乗せない汽車がいく。 9

1998 12月 二十世紀の西日を浴びて 4

1997 1月 時代も凪も、海。 5 a a

1997 2月 手料理の匂いがする。 10 a a

1997 3月 歩いていくしかない。 17 a a

1997 4月 鳥の自由を思っています。 8

1997 5月 黙って水を聞いています。 17 a a a a

1997 6月 コピーなし 2

1997 7月 昔の礎の夏。 7

1997 8月 名残の海へ。 9 a a

1997 9月 小春をひとつ拾いました。 13 a a

1997 10月 森の瞑想録。 10

1997 11月 火のそばで話そう。 14 a a

1997 12月 浮いては沈む回転木馬。 11

1996 1月 花は土に咲く。 6 a a

1996 2月 歴史には無関係に花。 11 a a

1996 3月 夕暮れまでの時間。 5

1996 4月 花に詳しくなる日。 6

1996 5月 冒険少年漫画の昔。 11

1996 6月 風で眠り、波で起きる。 10 a a

1996 7月 のんびり浮かぶ休暇です。 12

1996 8月 たまには遊びに来てください。 11

1996 9月 砂が入った靴のまま。 13 a a a a

1996 10月 先を行くのは、風。 9 a a

1996 11月 先生の懐かしい字。 16

1996 12月 その歌は民業の中から生まれた。 4

1995 1月 しばらく流れを見ています。 15 a a

1995 2月 春の話をしてください。 7 a a

1995 3月 きょう、春風に会いました。 10

1995 4月 キャッチコピーなし 5

1995 5月 花の時間で、過ごします。 7

1995 6月 いくつも短い夢を見る。 5

1995 7月 雨を待ったり、陽を待ったり。 8

1995 8月 襟足の心地よさを覚えています。 14 a a

1995 9月 めくる季節の片隅で 6

1995 10月 平凡と呼ぶ一日。 12

1995 11月 彼らしい待ち合わせ場所。 7

1995 12月 一九九五年、夜。 9 a a

1994 1月 花か明りか。 2

1994 2月 花の季節に、とそえてある。 1

1994 3月 船がいくから、昼過ぎか。 7 a a

1994 4月 大きな話、を聞かせてください。 8

1994 5月 問う、地球の丸みについて。 7

1994 6月 次はもっといい波が来る。 15

1994 7月 自転車を止めて。 21 a a a a

1994 8月 花を残して夏がゆく。 7

1994 9月 草は枯れ、草は萌える。 6

1994 10月 旅行ガイドにない村へ。 9

1994 11月 過ぎてきた日々。 12

1994 12月 木の匂いと 13 a a

1993 1月 花に休んで 7 a a

1993 2月 水筒と画帖。 8

1993 3月 読みかけの本、流れたままのラジオ。 15 a a

1993 4月 緑に迷う。 11

1993 5月 海の時間、人の時間。 9 a a

1993 6月 話はゆっくり南下する。 5

1993 7月 気持ち漂流す。 7

1993 8月 懐かしい映画のような日。 9

1993 9月 書かれなかった歴史を思う。 4

1993 10月 道のとおりに空がある。 7

1993 11月 雑草夢想。 4

1993 12月 有機質の時間。 6

1992 1月 空山独酌。 3

1992 2月 大気の中で。 7

1992 3月 花を踏まずに歩いてゆく。 16 a a a a

1992 4月 染まってみる。 4

1992 5月 天気はいい、予定はない。 14 a a a a

1992 6月 夏の話になる 鳥の話になる 海の話に 5

1992 7月 何もしないから休暇です。 19 a a

1992 8月 星の上で楽しむ。 8 a a

1992 9月 なんでもない日、なんでもないこと。 6

1992 10月 便箋と鉛筆。 15 a a

1992 11月 古い書物のある部屋へ。 10

1992 12月 懐かしい手紙、懐かしい字。 9

1991 1月 石に憩いて飛泉をくむ 3

1991 2月 花の行方をたどって歩く。 4 a a

1991 3月 風、花に遊ぶ。 5

1991 4月 風がゆく 水がゆく 魚もゆく 9

1991 5月 電車はボーッ。わたしもボーッ。 14 a a

1991 6月 氷は水の花。 7

1991 7月 どこかで草笛が鳴っている。 16 a a

1991 8月 水彩の夏。 6

1991 9月 無伴奏でうたう。 10 a a

1991 10月 燈刻 友人 笑語。 6 a a

1991 11月 石がすごしてきた時間。 9

1991 12月 楽しみはここにある。 12

1990 1月 花暦を繰りながら。 1

1990 2月 いつか話した旅に出ています。 10 a a

1990 3月 ただ咲く花だけが変わってゆく。 7

1990 4月 万丈の庵 1

1990 5月 空色の空の下。 4

1990 7月 見あげれば青、見おろせば白。 14

1990 8月 たまにはふわりと過ごしましょう。 8

1990 9月 無名氏の詩を読む。 6

1990 10月 陽の通る道。 6

1990 11月 地は暖かい。 17 a a a a

1990 12月 街が静かに歌い出す。 13 a a a a

1989 1月 春風が追い越してゆく。 16 a a

1989 2月 歩いても、歩いても、花。 6

1989 3月 地図はない時間はある。 11

1989 4月 或る日。 8

1989 5月 花のにおい 雨のけはい 15 a a a a

1989 6月いくつも波がやってきて、いくつも波が

去っていく。14 a a

1989 7月 ひとつ転がってゆきました。 7 a a

1989 8月 少し酔わせて夏がゆく。 8

1989 9月 うまい魚 うまい酒 そこそこの歌。 6

1989 10月 風に運ばれてここまで来ました。 5

1989 11月 過ぎる時間は日差しでわかる。 6 a a

1989 12月 居酒屋を引くと、tavernという古語が出た。 1

1988 1月 両人対酌山花開 李白 2

1988 2月 雲雀。 4

1988 3月 ヤボネシアの春です。 11 a a

1988 4月 かすかにラジオが鳴っている。 13 a a

1988 5月 ときどき雲もゆく。 8

1988 6月 磊落を思ふ。 2

1988 7月 いい天気だ、とばかり言っている。 10

1988 8月 楽譜のような樹の下で 9 a a

1988 9月 花はないけど酒がある。 4

1988 10月 日の匂い。 11 a a

1988 11月 Stray Bird 5

1988 12月 話はつい長くなる。 13 a a

1987 1月 花間一壺酒 李白 3

1987 2月営業畑の人にも、技術畑の人にも、お花

畑の人にも、6 a a

1987 3月 言葉、風、言葉。 13

1987 4月 回帰線。 5

1987 5月 Bar iichiko 3

1987 6月 Flower 6

1987 7月 碧海青天夜夜心 4

1987 8月 風蕭蕭野茫茫 3

1987 9月 星が出たら飲もう。 8

1987 10月 Iichiko my way 6

1987 11月 鳥の名、魚の名、風の名、 6

1987 12月 おいしい酒だけ飲んでてください。 3

1986 1月 ホーホケキョ、今年もうまさを奏でま 4 a a

1986 2月 三十八歳。露文卒。 5

1986 3月 Spring 13 a a

1986 4月 その水は夜になると星を映す。 7

1986 5月 いいちこ。風で割る。 7

1986 6月 白いシャツが似合う酒。 8 a a

1986 7月 少し飲んで少し眠る。 10

1986 8月 休暇はいつもここにある。 9

1986 9月 色なき風。いいちこ。 7

1986 10月 ラジオをつけて、すこし飲む。 9 a a

1986 12月 トライを決めた者も、ガッツポーズなどいらない。8 a a

1985 1月 下町のなんとか、というお酒。 9

1985 2月 誰だ、こんなところにうまい酒を置いた 5

1985 3月 花は咲くし、酒はうまいし、 3

1985 4月 Good Morning 9

1985 5月 おかえりなさい。 15 a a a a

1985 6月 アナログの酒です。 7

1985 7月 地球地理学がうまさの秘密です。 4

1985 8月その夜、飲みながらニューヨーカー短編

集を読んだ。8 a a

1985 9月 自然に近づくほど、都会人になれる。 4

1985 10月 主人公Fへ。東洋の酒を送ります。 2

1985 11月 その酒は、街の空気で割って飲む。 8

1985 12月 一本の透明なストーリィ。 4 a a

1984 4月広告の世の中だけど噂で飲まれる酒があ

るミスマッチストーリィ3

1984 6月 いいちこって、どうやって飲めるの。 3

1984 8月 はやりうたは歌わない。 13 a a

1984 9月 アマチュア無線ですすめられた人 1人。 3

1984 10月 ノー。 1

1984 11月 部屋は暗いが、酒には明るい。 7 a a

1984 12月 お互いナチュラルよ。 13

計 362 194 79 77 37 37 9 30

なほねえさん 21歳 女みくちゃん 女

37人中過半数以上が エピソード記憶を 思い出せたのは

36個/362個

調査結果

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【目的】いいちこポスターの4つの特徴が どの順番で見られたかを検証 【対象】20歳~29歳の男女100名 【実施日時】2014年11月8日~2014年11月9日 【内容】2枚のいいちこポスターを被験者に提示

STEP2:4つの特徴が見られる順番

18

アンケート概要

写真、フレーズ、 ロゴ、いいちこ瓶

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67.1%

38.6%

50.0%

80.8%

4つの特徴が認知される順番

写真

1番目に

何を見ましたか?

何を見ましたか?

何を見ましたか?

4番目に

何を見ましたか?

フレーズ

資料:本研究よりデータ作成

ロゴ

いいちこ瓶

19

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出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

① 写真

② フレーズ

消費者 20

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出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

① 写真

② フレーズ

消費者 21

手がかり

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記憶を思い出すためには手がかりが有効

出典:Tulving, E. & Pearlstone, Z. 1966 Availability versus accessibility of information in memory for words. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 5, 381-391.

Aグループ

22

(実験)

Bグループ

野菜

手がかり

動物

乗り物

48単語

にんじん

ライオン 新幹線 自動車 トマト ねこ …

(例)

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手がかりの有無と単語再生率の関係

出典:Tulving, E. & Pearlstone, Z. 1966 Availability versus accessibility of information in memory for words. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 5, 381-391.

23

実験概要

0

10

20

30

40

50

60

70

平均単語再生率(

%)

手がかりあり 手がかりあり

Aグループ

手がかりなし

Bグループ

42%

記憶を思い出すためには が有効

63%

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手がかりの有無と単語再生率の関係

出典:Tulving, E. & Pearlstone, Z. 1966 Availability versus accessibility of information in memory for words. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 5, 381-391.

24

0

10

20

30

40

50

60

70

平均単語再生率(

%)

手がかりあり 手がかりあり

Aグループ

手がかりなし

Bグループ

42%

記憶を思い出すためには が有効

63%

記憶を思い出すために

手がかりは重要な役割を果たす

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出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

① 写真 【興味】

② フレーズ 【エピソード記憶を思い出す】

消費者 25

④ いいちこ(商品)

③ ロゴ 【記憶との結びつき】

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出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

① 写真 【興味】

② フレーズ 【エピソード記憶を思い出す】

④ いいちこ(商品) 消費者

③ ロゴ 【記憶との結びつき】

26

物語処理

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物語処理とは

27

接触した広告から個人にもたらされる物語

と個人自身の記憶を結びつける作業。

提唱者:Jennifer Edson Escalas

Professor of Vanderbilt University

出典:Jennifer Edson Escalas NARRATIVE PROCESSING: BUILDING CONSUMER CONNECTIONS TO BRANDS

物語処理によって『消費者の記憶』と

『ブランド』はより強く結びつく

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出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery 2014 10月 http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

① 写真 【興味】

② フレーズ 【エピソード記憶を思い出す】

④ いいちこ(商品) 消費者

③ ロゴ 【記憶との結びつき】

28

『消費者の記憶』+『商品』 ⇒ブランディングの形成

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結びつく

29

通常 いいちこ

結びつく

商品 経験 経験

実体験あり 実体験なし

いいちこ広告が優れている点

「広告効果プロセスの総合的把握「インテグレーションモデル」鈴木宏衛 水野由多加(株式会社 電通)

商品

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小結

広告を見る

エピソード記憶を思い出す

商品とエピソード記憶が結びつく

ブランド・広告の評価が上がる

物語処理

30

手がかり

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目次

1. エピソード記憶とは

定義

ブランディングにおける効果

2.エピソード記憶を引き出す広告モデル分析

いいちこ広告分析

物語処理

3. 提案

分析結果より導いた法則性

応用の可能性 31

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32

合計 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真

2014 1月 椿節老妓艶姿 5

2014 2月 寒灯 4

2014 3月 何でもない日にあの人といる。 18 a a a a

2014 4月 暮春静穏。 9 a a

2014 5月 某日午後。 9

2014 6月 花のない日のことでした。 10

2014 7月 白昼夢の夏。 13 a a a a

2014 8月 夏果てる岬へ。 12 a a

2014 9月 朝が来て、日が暮れて。 13 a a

2014 10月 いろいろあったと、今は思う。 17 a a

2013 1月 逆風で飛ぶ鳥。 13

2013 2月 小さいけれど氷河と向き合う。 9

2013 3月 いそぎすぎたと花を見て思う。 11

2013 4月 花を目印に来てください。 12

2013 5月 幽境に在り。 3

2013 6月 ふと立ち止まる雨の日です。 15 a a a a

2013 7月 憶えば夏は。 13 a a

2013 8月 空想の惑星で。 7

2013 9月 一人になって、ふり返る。 21 a a

2013 10月 倒れた木が若い木を育てます。 12

2013 11月 やあ、また会いましたね。 15 a a

2013 12月 やがて、大河もあれば、湿布もある。 5

2012 1月 溶ける氷が語ること。 7

2012 2月 しばらく湖畔を歩きます。 10 a a

2012 3月 何事もない穏やかな日です。 17 a a

2012 4月 何だかいい日になりました。 13 a a

2012 5月 熊の親子も住む森です。 7 a a

2012 6月 青の休暇。 11 a a

2012 7月 この星の、この夏。 12

2012 8月 夏を惜しむ日。 17 a a a a

2012 9月 そこで咲いてくれました。 8 a a

2012 10月 遠い日を想う。 13 a a

2012 11月 いつでも待ってます。 12

2012 12月 光は影もつくる。 11

2011 1月 日が差すと開く花です。 7 a a

2011 2月 日差しがあって、話も尽きない。 11 a a

2011 3月 花と暮らす日々。 5

2011 5月 空色の空の下。 12 a a

2011 6月 ある夏の小景。 11 a a

2011 7月 孤島にて。 10

2011 8月 季節の岬で。 2

2011 9月 話の続きを聞かせてください。 15

2011 10月 遥かな歴史を見ています。 6

2011 11月 秋の日に思うこと。 10

2011 12月 エンジェル氷河の想い。 4

2010 1月 あれもそれも置き去りにした。 10 a a

2010 2月 寒山寂寂。 4

2010 3月 あるがままの緑と暮らす。 7 a a

2010 4月 懐かしい歌が流れています。 19 a a

2010 5月 みんな帰ってきて、夕暮れ。 10 a a

2010 6月 海から手紙を出します。 11

2010 7月 小さな私が海に立つ。 11

2010 8月 それもあって、ひとりの海です。 8 a a

2010 9月 メラネシアの海で。 2

2010 10月 木が石になるまでの時間。 3

2010 11月 明日、駆ける。 12 a a

2010 12月 青に浮かぶ、赤に沈むか。 5 a a

2009 1月 朽ちていくもの、生まれてくるもの。 5

2009 2月 歴史が止まった街で。 8

2009 3月 ここで咲いて、ここで枯れる。 14 a a

2009 4月 ありふれた日々。 13 a a

2009 5月 ふわりと鳥、ゆるりと海。 6

2009 6月 本日、休日。 16 a a

2009 7月 誰にも言わずにきた海です。 9 a a

2009 8月 潮騒が追いかけてくる。 8

2009 9月 鳥がきて、また鳥がきて、海。 10 a a

2009 10月 海駆けた日を話してください。 10

2009 11月 過ぎてゆくのは時と風です。 5

2009 12月 どこからか日がさして来ました。 8

2008 1月 いまならあの日に戻れます。 16 a a

2008 2月 水にたとえてお話しします 13 a a

2008 3月 いろいろあるけど花が咲いている。 6 a a

2008 4月 きょうの小さな幸せを乗せて。 7

2008 5月 鳥や魚の水でもあることを。 5 a a

2008 6月 ずいぶん遠い海に来ました。 15 a a

2008 7月 ただ海を見る休暇です。 13 a a

2008 8月 ひとり旅の海で。 11

2008 9月 帰ったら話したいことがある。 16 a a a a

2008 10月 過ぎた日々など思う海です。 12 a a

2008 11月 千年のいとなみを思う。 8

2008 12月 ずっと陽を風の力を借りてきた。 5

2007 1月 水の旅の始まりのころ 9

2007 2月 寂しい海もまた海です。 10 a a

2007 3月 エチュードが聴こえる、午後です。 9

2007 4月 昔のようにのんびり話そう。 8 a a

2007 5月 樹があって、水があって、人がいる。 7

2007 6月 質素というぜいたく。 3

2007 7月 明日の海も晴れるだろうか。 11

2007 8月 一人いる海。 10 a a

2007 9月 忘れろと、空。 15

2007 10月 生きる、という造形か。 5

2007 11月 もの思う日の。 9

2007 12月 崖から歴史を見ています。 7 a a a a

2006 1月 某日、野。 3

2006 2月 のどかな春を待っています。 9 a a

2006 3月 樹のこと、生き物のこと。 4

2006 4月 かすかにピアノが聴こえてきます。 16 a a a a

2006 5月 億年の海、百年の人。 5

2006 6月 思惟の海へ。 7 a a

2006 7月 浮かんでみたり、泳いでみたり。 12 a a a a

2006 8月 何も話さず海を見ている。 16 a a a a

2006 9月 昨日のことはもういいです。 18 a a

2006 10月 空は広いし、畑も広い。 8 a a

2006 11月 やっぱりここに居たんですね。 19 a a

2006 12月 混沌の橋を渡る。 9 a a

2005 1月 さっきの鳥も休んでいった。 6

2005 2月 あの丘の、その向う。 10

2005 3月 すこし遠い散歩。 16 a a

2005 4月 草臥れて。 8 a a

2005 5月 散歩もいいし、昼寝もいいか。 11 a a

2005 6月 青い星の話です。 10

2005 7月 海の言葉が聴こえてきます。 10

2005 8月 ゆく夏を静かに見ています。 16 a a

2005 9月 海が語り始めたこと。 8 a a

2005 10月 水が刻んだ時を思う。 3

2005 11月 空か海か独りか。 5

2005 12月 大河を流れるか、小道をゆくか。 6 a a

2004 1月 よく晴れた日のこと。 11 a a

2004 2月 水の星にいる。 6

2004 3月 ぐるっとまわって帰ります。 18 a a

2004 4月 花の色だけ騒がしい。 3

2004 5月 昼寝でみる夢。 14 a a

2004 6月 波に任せて一日。 13 a a a a

2004 7月 思いはどこへ駆けていく。 10

2004 8月 明日はどんな感動が待っているだろう。 11 a a

2004 9月 白い秋。 7

2004 10月 露時雨の野で。 7 a a

2004 11月 そして、夕凪。 13

2004 12月 独り行く人。 9

2003 1月 寂歴たり幽花の晩 1

2003 2月 漕ぎ出す海はどこにある 7 a a

2003 3月 水にやすらぐ一日です 9 a a

2003 4月 話していても、黙っていていも、春です 10 a a

2003 5月 静物としてのいま。 6

2003 6月 海で思うこと、ひとつふたつ。 11

2003 7月 雲が流れていく方へ。 11 a a

2003 8月 ある夏の引? 7 a a

2003 9月 秋の日の、 13 a a

2003 10月 野の果てにあるもの 3

2003 11月 水を?えば、水は冷たい 8 a a

2003 12月 見上げる空は、澄んでいる。 11 a a

2002 1月 黙ってしぶきを浴びている。 9

2002 2月 険しい道の途中で 13

2002 3月 瞑想と浮遊。 4

2002 4月 風が出るまで。 11 a a

2002 5月 波はもう来ています。 9

2002 6月 ある夏の居場所。 5

2002 7月 海の上、空の下。 7

2002 8月 風とまる。舟とまる。鳥とまる。 5

2002 9月 ひとつ捥いで呉れますか。 7

2002 10月 秋の声。 7 a a

2002 11月 帰れるなら、ラジオの日々。 7

2002 12月 2003年の日差しへ。 5 a a

2001 1月 荒野にも花は咲きます。 4

2001 2月 野の花は、自分で咲く。 8

2001 3月 春の風なら吹いています。 6

2001 4月 億年の大地で。 2

2001 5月 ある日、あの想い。 14

2001 6月 暮雨孤舟。 6

2001 7月 プールサイドで会いましょう。 8 a a

2001 8月 あの夏への帰り道。 18

2001 9月 過ぎた日のことなど。 7

2001 10月 もう少しこうして、 11

2001 11月 不毛も豊饒も。 5

2001 12月 どんな明日が来るのだろう。 13

2000 1月 一緒にふわりと行きますか。 10

2000 2月 咲く花と咲かす花。 6

2000 3月 水は流れ、草は匂う。 10 a a

2000 4月 しばらくここで眺めています。 14 a a

2000 5月 晴れている、暇もある。 10

2000 6月 戻り道を風が消す。 9

2000 7月 鳥は帰り、人は佇む。 4

2000 8月 砂塵と空想。 4

2000 9月 花ある荒野へ。 8

2000 10月 岩に名前をつけながら。 8

2000 11月 大のつく語をいくつも思う。 6

2000 12月 大きなうねりを見ています。 10 a a

1999 1月 混沌の木の下で。 5

1999 2月 いまは氷の上にいる。 12 a a

1999 3月 日かげの庭で。 7

1999 4月 日はどこから射す。 2

1999 5月 次の潮を待つ間。 6

1999 6月 日常という殻。 11

1999 7月 あの夏の日へ。 17

1999 8月 砂漠の薔薇。 5

1999 9月 もうすこし旅を続けます。 8

1999 10月 小さい舟と小さな幸せ。 9 a a

1999 11月 乾いた風が鳴るだけです。 5

1999 12月 星の下、砂の上。 7

1998 1月 まず大地に立ってみる。 9 a a

1998 2月 いつもの所で待っています。 16

1998 3月 たまには賑やかにいきましょう。 7

1998 4月 多面体の午後。 2

1998 5月 昏暮、散策。 5 a a

1998 6月 ある日、静けさの中で。 9

1998 7月 ひとりで見る海。 15 a a

1998 8月 月の夜まで。 7

1998 9月 きょう、長閑。 5 a a

1998 10月 移ろうその色の中で。 10 a a

1998 11月 人を乗せない汽車がいく。 9

1998 12月 二十世紀の西日を浴びて 4

1997 1月 時代も凪も、海。 5 a a

1997 2月 手料理の匂いがする。 10 a a

1997 3月 歩いていくしかない。 17 a a

1997 4月 鳥の自由を思っています。 8

1997 5月 黙って水を聞いています。 17 a a a a

1997 6月 コピーなし 2

1997 7月 昔の礎の夏。 7

1997 8月 名残の海へ。 9 a a

1997 9月 小春をひとつ拾いました。 13 a a

1997 10月 森の瞑想録。 10

1997 11月 火のそばで話そう。 14 a a

1997 12月 浮いては沈む回転木馬。 11

1996 1月 花は土に咲く。 6 a a

1996 2月 歴史には無関係に花。 11 a a

1996 3月 夕暮れまでの時間。 5

1996 4月 花に詳しくなる日。 6

1996 5月 冒険少年漫画の昔。 11

1996 6月 風で眠り、波で起きる。 10 a a

1996 7月 のんびり浮かぶ休暇です。 12

1996 8月 たまには遊びに来てください。 11

1996 9月 砂が入った靴のまま。 13 a a a a

1996 10月 先を行くのは、風。 9 a a

1996 11月 先生の懐かしい字。 16

1996 12月 その歌は民業の中から生まれた。 4

1995 1月 しばらく流れを見ています。 15 a a

1995 2月 春の話をしてください。 7 a a

1995 3月 きょう、春風に会いました。 10

1995 4月 キャッチコピーなし 5

1995 5月 花の時間で、過ごします。 7

1995 6月 いくつも短い夢を見る。 5

1995 7月 雨を待ったり、陽を待ったり。 8

1995 8月 襟足の心地よさを覚えています。 14 a a

1995 9月 めくる季節の片隅で 6

1995 10月 平凡と呼ぶ一日。 12

1995 11月 彼らしい待ち合わせ場所。 7

1995 12月 一九九五年、夜。 9 a a

1994 1月 花か明りか。 2

1994 2月 花の季節に、とそえてある。 1

1994 3月 船がいくから、昼過ぎか。 7 a a

1994 4月 大きな話、を聞かせてください。 8

1994 5月 問う、地球の丸みについて。 7

1994 6月 次はもっといい波が来る。 15

1994 7月 自転車を止めて。 21 a a a a

1994 8月 花を残して夏がゆく。 7

1994 9月 草は枯れ、草は萌える。 6

1994 10月 旅行ガイドにない村へ。 9

1994 11月 過ぎてきた日々。 12

1994 12月 木の匂いと 13 a a

1993 1月 花に休んで 7 a a

1993 2月 水筒と画帖。 8

1993 3月 読みかけの本、流れたままのラジオ。 15 a a

1993 4月 緑に迷う。 11

1993 5月 海の時間、人の時間。 9 a a

1993 6月 話はゆっくり南下する。 5

1993 7月 気持ち漂流す。 7

1993 8月 懐かしい映画のような日。 9

1993 9月 書かれなかった歴史を思う。 4

1993 10月 道のとおりに空がある。 7

1993 11月 雑草夢想。 4

1993 12月 有機質の時間。 6

1992 1月 空山独酌。 3

1992 2月 大気の中で。 7

1992 3月 花を踏まずに歩いてゆく。 16 a a a a

1992 4月 染まってみる。 4

1992 5月 天気はいい、予定はない。 14 a a a a

1992 6月 夏の話になる 鳥の話になる 海の話に 5

1992 7月 何もしないから休暇です。 19 a a

1992 8月 星の上で楽しむ。 8 a a

1992 9月 なんでもない日、なんでもないこと。 6

1992 10月 便箋と鉛筆。 15 a a

1992 11月 古い書物のある部屋へ。 10

1992 12月 懐かしい手紙、懐かしい字。 9

1991 1月 石に憩いて飛泉をくむ 3

1991 2月 花の行方をたどって歩く。 4 a a

1991 3月 風、花に遊ぶ。 5

1991 4月 風がゆく 水がゆく 魚もゆく 9

1991 5月 電車はボーッ。わたしもボーッ。 14 a a

1991 6月 氷は水の花。 7

1991 7月 どこかで草笛が鳴っている。 16 a a

1991 8月 水彩の夏。 6

1991 9月 無伴奏でうたう。 10 a a

1991 10月 燈刻 友人 笑語。 6 a a

1991 11月 石がすごしてきた時間。 9

1991 12月 楽しみはここにある。 12

1990 1月 花暦を繰りながら。 1

1990 2月 いつか話した旅に出ています。 10 a a

1990 3月 ただ咲く花だけが変わってゆく。 7

1990 4月 万丈の庵 1

1990 5月 空色の空の下。 4

1990 7月 見あげれば青、見おろせば白。 14

1990 8月 たまにはふわりと過ごしましょう。 8

1990 9月 無名氏の詩を読む。 6

1990 10月 陽の通る道。 6

1990 11月 地は暖かい。 17 a a a a

1990 12月 街が静かに歌い出す。 13 a a a a

1989 1月 春風が追い越してゆく。 16 a a

1989 2月 歩いても、歩いても、花。 6

1989 3月 地図はない時間はある。 11

1989 4月 或る日。 8

1989 5月 花のにおい 雨のけはい 15 a a a a

1989 6月いくつも波がやってきて、いくつも波が

去っていく。14 a a

1989 7月 ひとつ転がってゆきました。 7 a a

1989 8月 少し酔わせて夏がゆく。 8

1989 9月 うまい魚 うまい酒 そこそこの歌。 6

1989 10月 風に運ばれてここまで来ました。 5

1989 11月 過ぎる時間は日差しでわかる。 6 a a

1989 12月 居酒屋を引くと、tavernという古語が出た。 1

1988 1月 両人対酌山花開 李白 2

1988 2月 雲雀。 4

1988 3月 ヤボネシアの春です。 11 a a

1988 4月 かすかにラジオが鳴っている。 13 a a

1988 5月 ときどき雲もゆく。 8

1988 6月 磊落を思ふ。 2

1988 7月 いい天気だ、とばかり言っている。 10

1988 8月 楽譜のような樹の下で 9 a a

1988 9月 花はないけど酒がある。 4

1988 10月 日の匂い。 11 a a

1988 11月 Stray Bird 5

1988 12月 話はつい長くなる。 13 a a

1987 1月 花間一壺酒 李白 3

1987 2月営業畑の人にも、技術畑の人にも、お花

畑の人にも、6 a a

1987 3月 言葉、風、言葉。 13

1987 4月 回帰線。 5

1987 5月 Bar iichiko 3

1987 6月 Flower 6

1987 7月 碧海青天夜夜心 4

1987 8月 風蕭蕭野茫茫 3

1987 9月 星が出たら飲もう。 8

1987 10月 Iichiko my way 6

1987 11月 鳥の名、魚の名、風の名、 6

1987 12月 おいしい酒だけ飲んでてください。 3

1986 1月 ホーホケキョ、今年もうまさを奏でま 4 a a

1986 2月 三十八歳。露文卒。 5

1986 3月 Spring 13 a a

1986 4月 その水は夜になると星を映す。 7

1986 5月 いいちこ。風で割る。 7

1986 6月 白いシャツが似合う酒。 8 a a

1986 7月 少し飲んで少し眠る。 10

1986 8月 休暇はいつもここにある。 9

1986 9月 色なき風。いいちこ。 7

1986 10月 ラジオをつけて、すこし飲む。 9 a a

1986 12月 トライを決めた者も、ガッツポーズなどいらない。8 a a

1985 1月 下町のなんとか、というお酒。 9

1985 2月 誰だ、こんなところにうまい酒を置いた 5

1985 3月 花は咲くし、酒はうまいし、 3

1985 4月 Good Morning 9

1985 5月 おかえりなさい。 15 a a a a

1985 6月 アナログの酒です。 7

1985 7月 地球地理学がうまさの秘密です。 4

1985 8月その夜、飲みながらニューヨーカー短編

集を読んだ。8 a a

1985 9月 自然に近づくほど、都会人になれる。 4

1985 10月 主人公Fへ。東洋の酒を送ります。 2

1985 11月 その酒は、街の空気で割って飲む。 8

1985 12月 一本の透明なストーリィ。 4 a a

1984 4月広告の世の中だけど噂で飲まれる酒があ

るミスマッチストーリィ3

1984 6月 いいちこって、どうやって飲めるの。 3

1984 8月 はやりうたは歌わない。 13 a a

1984 9月 アマチュア無線ですすめられた人 1人。 3

1984 10月 ノー。 1

1984 11月 部屋は暗いが、酒には明るい。 7 a a

1984 12月 お互いナチュラルよ。 13

計 362 194 79 77 37 37 9 30

なほねえさん 21歳 女みくちゃん 女

37人中過半数以上が エピソード記憶を 思い出せたのは

36個/362個

調査結果

Page 33: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

33

合計 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真

2014 1月 椿節老妓艶姿 5

2014 2月 寒灯 4

2014 3月 何でもない日にあの人といる。 18 a a a a

2014 4月 暮春静穏。 9 a a

2014 5月 某日午後。 9

2014 6月 花のない日のことでした。 10

2014 7月 白昼夢の夏。 13 a a a a

2014 8月 夏果てる岬へ。 12 a a

2014 9月 朝が来て、日が暮れて。 13 a a

2014 10月 いろいろあったと、今は思う。 17 a a

2013 1月 逆風で飛ぶ鳥。 13

2013 2月 小さいけれど氷河と向き合う。 9

2013 3月 いそぎすぎたと花を見て思う。 11

2013 4月 花を目印に来てください。 12

2013 5月 幽境に在り。 3

2013 6月 ふと立ち止まる雨の日です。 15 a a a a

2013 7月 憶えば夏は。 13 a a

2013 8月 空想の惑星で。 7

2013 9月 一人になって、ふり返る。 21 a a

2013 10月 倒れた木が若い木を育てます。 12

2013 11月 やあ、また会いましたね。 15 a a

2013 12月 やがて、大河もあれば、湿布もある。 5

2012 1月 溶ける氷が語ること。 7

2012 2月 しばらく湖畔を歩きます。 10 a a

2012 3月 何事もない穏やかな日です。 17 a a

2012 4月 何だかいい日になりました。 13 a a

2012 5月 熊の親子も住む森です。 7 a a

2012 6月 青の休暇。 11 a a

2012 7月 この星の、この夏。 12

2012 8月 夏を惜しむ日。 17 a a a a

2012 9月 そこで咲いてくれました。 8 a a

2012 10月 遠い日を想う。 13 a a

2012 11月 いつでも待ってます。 12

2012 12月 光は影もつくる。 11

2011 1月 日が差すと開く花です。 7 a a

2011 2月 日差しがあって、話も尽きない。 11 a a

2011 3月 花と暮らす日々。 5

2011 5月 空色の空の下。 12 a a

2011 6月 ある夏の小景。 11 a a

2011 7月 孤島にて。 10

2011 8月 季節の岬で。 2

2011 9月 話の続きを聞かせてください。 15

2011 10月 遥かな歴史を見ています。 6

2011 11月 秋の日に思うこと。 10

2011 12月 エンジェル氷河の想い。 4

2010 1月 あれもそれも置き去りにした。 10 a a

2010 2月 寒山寂寂。 4

2010 3月 あるがままの緑と暮らす。 7 a a

2010 4月 懐かしい歌が流れています。 19 a a

2010 5月 みんな帰ってきて、夕暮れ。 10 a a

2010 6月 海から手紙を出します。 11

2010 7月 小さな私が海に立つ。 11

2010 8月 それもあって、ひとりの海です。 8 a a

2010 9月 メラネシアの海で。 2

2010 10月 木が石になるまでの時間。 3

2010 11月 明日、駆ける。 12 a a

2010 12月 青に浮かぶ、赤に沈むか。 5 a a

2009 1月 朽ちていくもの、生まれてくるもの。 5

2009 2月 歴史が止まった街で。 8

2009 3月 ここで咲いて、ここで枯れる。 14 a a

2009 4月 ありふれた日々。 13 a a

2009 5月 ふわりと鳥、ゆるりと海。 6

2009 6月 本日、休日。 16 a a

2009 7月 誰にも言わずにきた海です。 9 a a

2009 8月 潮騒が追いかけてくる。 8

2009 9月 鳥がきて、また鳥がきて、海。 10 a a

2009 10月 海駆けた日を話してください。 10

2009 11月 過ぎてゆくのは時と風です。 5

2009 12月 どこからか日がさして来ました。 8

2008 1月 いまならあの日に戻れます。 16 a a

2008 2月 水にたとえてお話しします 13 a a

2008 3月 いろいろあるけど花が咲いている。 6 a a

2008 4月 きょうの小さな幸せを乗せて。 7

2008 5月 鳥や魚の水でもあることを。 5 a a

2008 6月 ずいぶん遠い海に来ました。 15 a a

2008 7月 ただ海を見る休暇です。 13 a a

2008 8月 ひとり旅の海で。 11

2008 9月 帰ったら話したいことがある。 16 a a a a

2008 10月 過ぎた日々など思う海です。 12 a a

2008 11月 千年のいとなみを思う。 8

2008 12月 ずっと陽を風の力を借りてきた。 5

2007 1月 水の旅の始まりのころ 9

2007 2月 寂しい海もまた海です。 10 a a

2007 3月 エチュードが聴こえる、午後です。 9

2007 4月 昔のようにのんびり話そう。 8 a a

2007 5月 樹があって、水があって、人がいる。 7

2007 6月 質素というぜいたく。 3

2007 7月 明日の海も晴れるだろうか。 11

2007 8月 一人いる海。 10 a a

2007 9月 忘れろと、空。 15

2007 10月 生きる、という造形か。 5

2007 11月 もの思う日の。 9

2007 12月 崖から歴史を見ています。 7 a a a a

2006 1月 某日、野。 3

2006 2月 のどかな春を待っています。 9 a a

2006 3月 樹のこと、生き物のこと。 4

2006 4月 かすかにピアノが聴こえてきます。 16 a a a a

2006 5月 億年の海、百年の人。 5

2006 6月 思惟の海へ。 7 a a

2006 7月 浮かんでみたり、泳いでみたり。 12 a a a a

2006 8月 何も話さず海を見ている。 16 a a a a

2006 9月 昨日のことはもういいです。 18 a a

2006 10月 空は広いし、畑も広い。 8 a a

2006 11月 やっぱりここに居たんですね。 19 a a

2006 12月 混沌の橋を渡る。 9 a a

2005 1月 さっきの鳥も休んでいった。 6

2005 2月 あの丘の、その向う。 10

2005 3月 すこし遠い散歩。 16 a a

2005 4月 草臥れて。 8 a a

2005 5月 散歩もいいし、昼寝もいいか。 11 a a

2005 6月 青い星の話です。 10

2005 7月 海の言葉が聴こえてきます。 10

2005 8月 ゆく夏を静かに見ています。 16 a a

2005 9月 海が語り始めたこと。 8 a a

2005 10月 水が刻んだ時を思う。 3

2005 11月 空か海か独りか。 5

2005 12月 大河を流れるか、小道をゆくか。 6 a a

2004 1月 よく晴れた日のこと。 11 a a

2004 2月 水の星にいる。 6

2004 3月 ぐるっとまわって帰ります。 18 a a

2004 4月 花の色だけ騒がしい。 3

2004 5月 昼寝でみる夢。 14 a a

2004 6月 波に任せて一日。 13 a a a a

2004 7月 思いはどこへ駆けていく。 10

2004 8月 明日はどんな感動が待っているだろう。 11 a a

2004 9月 白い秋。 7

2004 10月 露時雨の野で。 7 a a

2004 11月 そして、夕凪。 13

2004 12月 独り行く人。 9

2003 1月 寂歴たり幽花の晩 1

2003 2月 漕ぎ出す海はどこにある 7 a a

2003 3月 水にやすらぐ一日です 9 a a

2003 4月 話していても、黙っていていも、春です 10 a a

2003 5月 静物としてのいま。 6

2003 6月 海で思うこと、ひとつふたつ。 11

2003 7月 雲が流れていく方へ。 11 a a

2003 8月 ある夏の引? 7 a a

2003 9月 秋の日の、 13 a a

2003 10月 野の果てにあるもの 3

2003 11月 水を?えば、水は冷たい 8 a a

2003 12月 見上げる空は、澄んでいる。 11 a a

2002 1月 黙ってしぶきを浴びている。 9

2002 2月 険しい道の途中で 13

2002 3月 瞑想と浮遊。 4

2002 4月 風が出るまで。 11 a a

2002 5月 波はもう来ています。 9

2002 6月 ある夏の居場所。 5

2002 7月 海の上、空の下。 7

2002 8月 風とまる。舟とまる。鳥とまる。 5

2002 9月 ひとつ捥いで呉れますか。 7

2002 10月 秋の声。 7 a a

2002 11月 帰れるなら、ラジオの日々。 7

2002 12月 2003年の日差しへ。 5 a a

2001 1月 荒野にも花は咲きます。 4

2001 2月 野の花は、自分で咲く。 8

2001 3月 春の風なら吹いています。 6

2001 4月 億年の大地で。 2

2001 5月 ある日、あの想い。 14

2001 6月 暮雨孤舟。 6

2001 7月 プールサイドで会いましょう。 8 a a

2001 8月 あの夏への帰り道。 18

2001 9月 過ぎた日のことなど。 7

2001 10月 もう少しこうして、 11

2001 11月 不毛も豊饒も。 5

2001 12月 どんな明日が来るのだろう。 13

2000 1月 一緒にふわりと行きますか。 10

2000 2月 咲く花と咲かす花。 6

2000 3月 水は流れ、草は匂う。 10 a a

2000 4月 しばらくここで眺めています。 14 a a

2000 5月 晴れている、暇もある。 10

2000 6月 戻り道を風が消す。 9

2000 7月 鳥は帰り、人は佇む。 4

2000 8月 砂塵と空想。 4

2000 9月 花ある荒野へ。 8

2000 10月 岩に名前をつけながら。 8

2000 11月 大のつく語をいくつも思う。 6

2000 12月 大きなうねりを見ています。 10 a a

1999 1月 混沌の木の下で。 5

1999 2月 いまは氷の上にいる。 12 a a

1999 3月 日かげの庭で。 7

1999 4月 日はどこから射す。 2

1999 5月 次の潮を待つ間。 6

1999 6月 日常という殻。 11

1999 7月 あの夏の日へ。 17

1999 8月 砂漠の薔薇。 5

1999 9月 もうすこし旅を続けます。 8

1999 10月 小さい舟と小さな幸せ。 9 a a

1999 11月 乾いた風が鳴るだけです。 5

1999 12月 星の下、砂の上。 7

1998 1月 まず大地に立ってみる。 9 a a

1998 2月 いつもの所で待っています。 16

1998 3月 たまには賑やかにいきましょう。 7

1998 4月 多面体の午後。 2

1998 5月 昏暮、散策。 5 a a

1998 6月 ある日、静けさの中で。 9

1998 7月 ひとりで見る海。 15 a a

1998 8月 月の夜まで。 7

1998 9月 きょう、長閑。 5 a a

1998 10月 移ろうその色の中で。 10 a a

1998 11月 人を乗せない汽車がいく。 9

1998 12月 二十世紀の西日を浴びて 4

1997 1月 時代も凪も、海。 5 a a

1997 2月 手料理の匂いがする。 10 a a

1997 3月 歩いていくしかない。 17 a a

1997 4月 鳥の自由を思っています。 8

1997 5月 黙って水を聞いています。 17 a a a a

1997 6月 コピーなし 2

1997 7月 昔の礎の夏。 7

1997 8月 名残の海へ。 9 a a

1997 9月 小春をひとつ拾いました。 13 a a

1997 10月 森の瞑想録。 10

1997 11月 火のそばで話そう。 14 a a

1997 12月 浮いては沈む回転木馬。 11

1996 1月 花は土に咲く。 6 a a

1996 2月 歴史には無関係に花。 11 a a

1996 3月 夕暮れまでの時間。 5

1996 4月 花に詳しくなる日。 6

1996 5月 冒険少年漫画の昔。 11

1996 6月 風で眠り、波で起きる。 10 a a

1996 7月 のんびり浮かぶ休暇です。 12

1996 8月 たまには遊びに来てください。 11

1996 9月 砂が入った靴のまま。 13 a a a a

1996 10月 先を行くのは、風。 9 a a

1996 11月 先生の懐かしい字。 16

1996 12月 その歌は民業の中から生まれた。 4

1995 1月 しばらく流れを見ています。 15 a a

1995 2月 春の話をしてください。 7 a a

1995 3月 きょう、春風に会いました。 10

1995 4月 キャッチコピーなし 5

1995 5月 花の時間で、過ごします。 7

1995 6月 いくつも短い夢を見る。 5

1995 7月 雨を待ったり、陽を待ったり。 8

1995 8月 襟足の心地よさを覚えています。 14 a a

1995 9月 めくる季節の片隅で 6

1995 10月 平凡と呼ぶ一日。 12

1995 11月 彼らしい待ち合わせ場所。 7

1995 12月 一九九五年、夜。 9 a a

1994 1月 花か明りか。 2

1994 2月 花の季節に、とそえてある。 1

1994 3月 船がいくから、昼過ぎか。 7 a a

1994 4月 大きな話、を聞かせてください。 8

1994 5月 問う、地球の丸みについて。 7

1994 6月 次はもっといい波が来る。 15

1994 7月 自転車を止めて。 21 a a a a

1994 8月 花を残して夏がゆく。 7

1994 9月 草は枯れ、草は萌える。 6

1994 10月 旅行ガイドにない村へ。 9

1994 11月 過ぎてきた日々。 12

1994 12月 木の匂いと 13 a a

1993 1月 花に休んで 7 a a

1993 2月 水筒と画帖。 8

1993 3月 読みかけの本、流れたままのラジオ。 15 a a

1993 4月 緑に迷う。 11

1993 5月 海の時間、人の時間。 9 a a

1993 6月 話はゆっくり南下する。 5

1993 7月 気持ち漂流す。 7

1993 8月 懐かしい映画のような日。 9

1993 9月 書かれなかった歴史を思う。 4

1993 10月 道のとおりに空がある。 7

1993 11月 雑草夢想。 4

1993 12月 有機質の時間。 6

1992 1月 空山独酌。 3

1992 2月 大気の中で。 7

1992 3月 花を踏まずに歩いてゆく。 16 a a a a

1992 4月 染まってみる。 4

1992 5月 天気はいい、予定はない。 14 a a a a

1992 6月 夏の話になる 鳥の話になる 海の話に 5

1992 7月 何もしないから休暇です。 19 a a

1992 8月 星の上で楽しむ。 8 a a

1992 9月 なんでもない日、なんでもないこと。 6

1992 10月 便箋と鉛筆。 15 a a

1992 11月 古い書物のある部屋へ。 10

1992 12月 懐かしい手紙、懐かしい字。 9

1991 1月 石に憩いて飛泉をくむ 3

1991 2月 花の行方をたどって歩く。 4 a a

1991 3月 風、花に遊ぶ。 5

1991 4月 風がゆく 水がゆく 魚もゆく 9

1991 5月 電車はボーッ。わたしもボーッ。 14 a a

1991 6月 氷は水の花。 7

1991 7月 どこかで草笛が鳴っている。 16 a a

1991 8月 水彩の夏。 6

1991 9月 無伴奏でうたう。 10 a a

1991 10月 燈刻 友人 笑語。 6 a a

1991 11月 石がすごしてきた時間。 9

1991 12月 楽しみはここにある。 12

1990 1月 花暦を繰りながら。 1

1990 2月 いつか話した旅に出ています。 10 a a

1990 3月 ただ咲く花だけが変わってゆく。 7

1990 4月 万丈の庵 1

1990 5月 空色の空の下。 4

1990 7月 見あげれば青、見おろせば白。 14

1990 8月 たまにはふわりと過ごしましょう。 8

1990 9月 無名氏の詩を読む。 6

1990 10月 陽の通る道。 6

1990 11月 地は暖かい。 17 a a a a

1990 12月 街が静かに歌い出す。 13 a a a a

1989 1月 春風が追い越してゆく。 16 a a

1989 2月 歩いても、歩いても、花。 6

1989 3月 地図はない時間はある。 11

1989 4月 或る日。 8

1989 5月 花のにおい 雨のけはい 15 a a a a

1989 6月いくつも波がやってきて、いくつも波が

去っていく。14 a a

1989 7月 ひとつ転がってゆきました。 7 a a

1989 8月 少し酔わせて夏がゆく。 8

1989 9月 うまい魚 うまい酒 そこそこの歌。 6

1989 10月 風に運ばれてここまで来ました。 5

1989 11月 過ぎる時間は日差しでわかる。 6 a a

1989 12月 居酒屋を引くと、tavernという古語が出た。 1

1988 1月 両人対酌山花開 李白 2

1988 2月 雲雀。 4

1988 3月 ヤボネシアの春です。 11 a a

1988 4月 かすかにラジオが鳴っている。 13 a a

1988 5月 ときどき雲もゆく。 8

1988 6月 磊落を思ふ。 2

1988 7月 いい天気だ、とばかり言っている。 10

1988 8月 楽譜のような樹の下で 9 a a

1988 9月 花はないけど酒がある。 4

1988 10月 日の匂い。 11 a a

1988 11月 Stray Bird 5

1988 12月 話はつい長くなる。 13 a a

1987 1月 花間一壺酒 李白 3

1987 2月営業畑の人にも、技術畑の人にも、お花

畑の人にも、6 a a

1987 3月 言葉、風、言葉。 13

1987 4月 回帰線。 5

1987 5月 Bar iichiko 3

1987 6月 Flower 6

1987 7月 碧海青天夜夜心 4

1987 8月 風蕭蕭野茫茫 3

1987 9月 星が出たら飲もう。 8

1987 10月 Iichiko my way 6

1987 11月 鳥の名、魚の名、風の名、 6

1987 12月 おいしい酒だけ飲んでてください。 3

1986 1月 ホーホケキョ、今年もうまさを奏でま 4 a a

1986 2月 三十八歳。露文卒。 5

1986 3月 Spring 13 a a

1986 4月 その水は夜になると星を映す。 7

1986 5月 いいちこ。風で割る。 7

1986 6月 白いシャツが似合う酒。 8 a a

1986 7月 少し飲んで少し眠る。 10

1986 8月 休暇はいつもここにある。 9

1986 9月 色なき風。いいちこ。 7

1986 10月 ラジオをつけて、すこし飲む。 9 a a

1986 12月 トライを決めた者も、ガッツポーズなどいらない。8 a a

1985 1月 下町のなんとか、というお酒。 9

1985 2月 誰だ、こんなところにうまい酒を置いた 5

1985 3月 花は咲くし、酒はうまいし、 3

1985 4月 Good Morning 9

1985 5月 おかえりなさい。 15 a a a a

1985 6月 アナログの酒です。 7

1985 7月 地球地理学がうまさの秘密です。 4

1985 8月その夜、飲みながらニューヨーカー短編

集を読んだ。8 a a

1985 9月 自然に近づくほど、都会人になれる。 4

1985 10月 主人公Fへ。東洋の酒を送ります。 2

1985 11月 その酒は、街の空気で割って飲む。 8

1985 12月 一本の透明なストーリィ。 4 a a

1984 4月広告の世の中だけど噂で飲まれる酒があ

るミスマッチストーリィ3

1984 6月 いいちこって、どうやって飲めるの。 3

1984 8月 はやりうたは歌わない。 13 a a

1984 9月 アマチュア無線ですすめられた人 1人。 3

1984 10月 ノー。 1

1984 11月 部屋は暗いが、酒には明るい。 7 a a

1984 12月 お互いナチュラルよ。 13

計 362 194 79 77 37 37 9 30

なほねえさん 21歳 女みくちゃん 女

19人/37人以上が エピソード記憶を 思い出せた ポスターは

36枚/362枚

4人/37人以下しか エピソード記憶を 思い出せなかったポスターは

37枚/362枚

踏まえておくべき4つの要素を抽出

39

入れてはならない 2つの要素を抽出

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本研究における調査からデータ作成

エピソード記憶を 思い出せたポスターの4つの特徴

34

①フレーズの主体が「私」になる 19/36

②誰にでも当てはまる物事がある 22/36

③発話文の形式である 21/36

④写真に人を挿入できる空間がある 30/36

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35

①フレーズの主体が「私」になる

出典:「感覚表現とは何か?」 駿河大学 清海節子教授「人称制限と視点」名古屋大学 甘露統子教授

• 感覚形容詞の断定形(感覚語彙)(悲しい)

• 動詞+助動詞(希望)「~たい」

• 直接法的な現在終止形(思う)

主体が「私」

何でもない日に あの人といる。

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36個のポスターの該当フレーズ

36

部屋は暗いが、酒には明るい。 私は ゆく夏を静かに見ています。

春風が 私を 追い越してゆく。 かすかにピアノが聴こえてきます。

地は暖かい。 私は 何も話さず海を見ている。

どこかで草笛が鳴っている。 昨日のことはもういいです。

私は 花を踏まずに歩いてゆく。 やっぱりここに居たんですね。

私が 何もしないから休暇です。 私は いまならあの日に戻れます。

読みかけの本、流れたままのラジオ。 私は ただ海を見る休暇です。

次はもっといい波が来る。 帰ったら 私は 話したいことがある。

私は 自転車を止めて。 本日、休日。

私は しばらく流れを見ています。 懐かしい歌が流れています。

私は 花の時間で、過ごします。 日が差すと開く花です。

先生の懐かしい字。 何事もない穏やかな日です。

私は 歩いていくしかない。 夏を惜しむ日。

私は 黙って水を聞いています。 私は 遠い日を想う。

私は いつもの所で待っています。 ふと立ち止まる雨の日です。

あの夏の日へ。 私は 一人になって、ふり返る。

あの夏への帰り道。 私は 何でもない日にあの人といる。

私は ぐるっとまわって帰ります。 私は いろいろあったと、今は思う。 出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

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本研究における調査からデータ作成

エピソード記憶を 思い出せたポスターの4つの特徴

37

①フレーズの主体が「私」になる 19/36

②誰にでも当てはまる物事がある 22/36

③発話文の形式である 21/36

④写真に人を挿入できる空間がある 30/36

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38

誰にでも当てはまる 「本日・休日」

②誰にでもあてはまる物事がある

本日、休日。

誰にでもあてはまるもの=ライフサイクル、年中行事

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

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36個のポスターの該当フレーズ

39

部屋は暗いが、酒には明るい。 ゆく夏を静かに見ています。

春風が追い越してゆく。 かすかにピアノが聴こえてきます。

地は暖かい。 何も話さず海を見ている。

どこかで草笛が鳴っている。 昨日のことはもういいです。

花を踏まずに歩いてゆく。 やっぱりここに居たんですね。

何もしないから休暇です。 いまならあの日に戻れます。

読みかけの本、流れたままのラジオ。 ただ海を見る休暇です。

次はもっといい波が来る。 帰ったら話したいことがある。

自転車を止めて。 本日、休日。

しばらく流れを見ています。 懐かしい歌が流れています。

花の時間で、過ごします。 日が差すと開く花です。

先生の懐かしい字。 何事もない穏やかな日です。

歩いていくしかない。 夏を惜しむ日。

黙って水を聞いています。 遠い日を想う。

いつもの所で待っています。 ふと立ち止まる雨の日です。

あの夏の日へ。 一人になって、ふり返る。

あの夏への帰り道。 何でもない日にあの人といる。

ぐるっとまわって帰ります。 いろいろあったと、今は思う。 出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

Page 40: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

本研究における調査からデータ作成

エピソード記憶を 思い出せたポスターの4つの特徴

40

①フレーズの主体が「私」になる 19/36

②誰にでも当てはまる物事がある 22/36

③発話の形式である 21/36

④写真に人を挿入できる空間がある 30/36

Page 41: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

41 出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html 株式会社ぎょうせい 『文章・会話表現』 野元菊雄著

③発話文の形式である

昨日のことは もういいです。

相手の存在がわかる 発話文

・文末が「ね」「の」「よ」「です」

・主語がない文章

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36個のポスターの該当フレーズ

42

部屋は暗いが、酒には明るい。 ゆく夏を静かに見ています。

春風が追い越してゆく。 かすかにピアノが聴こえてきます。

地は暖かい。 何も話さず海を見ている。

どこかで草笛が鳴っている。 昨日のことはもういいです。

花を踏まずに歩いてゆく。 やっぱりここに居たんですね。

何もしないから休暇です。 いまならあの日に戻れます。

読みかけの本、流れたままのラジオ。 ただ海を見る休暇です。

次はもっといい波が来る。 帰ったら話したいことがある。

自転車を止めて。 本日、休日。

しばらく流れを見ています。 懐かしい歌が流れています。

花の時間で、過ごします。 日が差すと開く花です。

先生の懐かしい字。 何事もない穏やかな日です。

歩いていくしかない。 夏を惜しむ日。

黙って水を聞いています。 遠い日を想う。

いつもの所で待っています。 ふと立ち止まる雨の日です。

あの夏の日へ。 一人になって、ふり返る。

あの夏への帰り道。 何でもない日にあの人といる。

ぐるっとまわって帰ります。 いろいろあったと、今は思う。 出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

Page 43: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

本研究における調査からデータ作成

エピソード記憶を 思い出せたポスターの4つの特徴

43

①フレーズの主体が「私」になる 19/36

②誰にでも当てはまる物事がある 22/36

③発話文の形式である 21/36

④写真に人を挿入できる空間がある 30/36

Page 44: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

44

④写真に人を挿入できる空間がある

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

Page 45: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

45

④写真に人を挿入できる空間がある

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

Page 46: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

46

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

④写真に人を挿入できる空間がある

Page 47: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

47

合計 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真 思い出したフレーズ 写真 フレーズ写真

2014 1月 椿節老妓艶姿 5

2014 2月 寒灯 4

2014 3月 何でもない日にあの人といる。 18 a a a a

2014 4月 暮春静穏。 9 a a

2014 5月 某日午後。 9

2014 6月 花のない日のことでした。 10

2014 7月 白昼夢の夏。 13 a a a a

2014 8月 夏果てる岬へ。 12 a a

2014 9月 朝が来て、日が暮れて。 13 a a

2014 10月 いろいろあったと、今は思う。 17 a a

2013 1月 逆風で飛ぶ鳥。 13

2013 2月 小さいけれど氷河と向き合う。 9

2013 3月 いそぎすぎたと花を見て思う。 11

2013 4月 花を目印に来てください。 12

2013 5月 幽境に在り。 3

2013 6月 ふと立ち止まる雨の日です。 15 a a a a

2013 7月 憶えば夏は。 13 a a

2013 8月 空想の惑星で。 7

2013 9月 一人になって、ふり返る。 21 a a

2013 10月 倒れた木が若い木を育てます。 12

2013 11月 やあ、また会いましたね。 15 a a

2013 12月 やがて、大河もあれば、湿布もある。 5

2012 1月 溶ける氷が語ること。 7

2012 2月 しばらく湖畔を歩きます。 10 a a

2012 3月 何事もない穏やかな日です。 17 a a

2012 4月 何だかいい日になりました。 13 a a

2012 5月 熊の親子も住む森です。 7 a a

2012 6月 青の休暇。 11 a a

2012 7月 この星の、この夏。 12

2012 8月 夏を惜しむ日。 17 a a a a

2012 9月 そこで咲いてくれました。 8 a a

2012 10月 遠い日を想う。 13 a a

2012 11月 いつでも待ってます。 12

2012 12月 光は影もつくる。 11

2011 1月 日が差すと開く花です。 7 a a

2011 2月 日差しがあって、話も尽きない。 11 a a

2011 3月 花と暮らす日々。 5

2011 5月 空色の空の下。 12 a a

2011 6月 ある夏の小景。 11 a a

2011 7月 孤島にて。 10

2011 8月 季節の岬で。 2

2011 9月 話の続きを聞かせてください。 15

2011 10月 遥かな歴史を見ています。 6

2011 11月 秋の日に思うこと。 10

2011 12月 エンジェル氷河の想い。 4

2010 1月 あれもそれも置き去りにした。 10 a a

2010 2月 寒山寂寂。 4

2010 3月 あるがままの緑と暮らす。 7 a a

2010 4月 懐かしい歌が流れています。 19 a a

2010 5月 みんな帰ってきて、夕暮れ。 10 a a

2010 6月 海から手紙を出します。 11

2010 7月 小さな私が海に立つ。 11

2010 8月 それもあって、ひとりの海です。 8 a a

2010 9月 メラネシアの海で。 2

2010 10月 木が石になるまでの時間。 3

2010 11月 明日、駆ける。 12 a a

2010 12月 青に浮かぶ、赤に沈むか。 5 a a

2009 1月 朽ちていくもの、生まれてくるもの。 5

2009 2月 歴史が止まった街で。 8

2009 3月 ここで咲いて、ここで枯れる。 14 a a

2009 4月 ありふれた日々。 13 a a

2009 5月 ふわりと鳥、ゆるりと海。 6

2009 6月 本日、休日。 16 a a

2009 7月 誰にも言わずにきた海です。 9 a a

2009 8月 潮騒が追いかけてくる。 8

2009 9月 鳥がきて、また鳥がきて、海。 10 a a

2009 10月 海駆けた日を話してください。 10

2009 11月 過ぎてゆくのは時と風です。 5

2009 12月 どこからか日がさして来ました。 8

2008 1月 いまならあの日に戻れます。 16 a a

2008 2月 水にたとえてお話しします 13 a a

2008 3月 いろいろあるけど花が咲いている。 6 a a

2008 4月 きょうの小さな幸せを乗せて。 7

2008 5月 鳥や魚の水でもあることを。 5 a a

2008 6月 ずいぶん遠い海に来ました。 15 a a

2008 7月 ただ海を見る休暇です。 13 a a

2008 8月 ひとり旅の海で。 11

2008 9月 帰ったら話したいことがある。 16 a a a a

2008 10月 過ぎた日々など思う海です。 12 a a

2008 11月 千年のいとなみを思う。 8

2008 12月 ずっと陽を風の力を借りてきた。 5

2007 1月 水の旅の始まりのころ 9

2007 2月 寂しい海もまた海です。 10 a a

2007 3月 エチュードが聴こえる、午後です。 9

2007 4月 昔のようにのんびり話そう。 8 a a

2007 5月 樹があって、水があって、人がいる。 7

2007 6月 質素というぜいたく。 3

2007 7月 明日の海も晴れるだろうか。 11

2007 8月 一人いる海。 10 a a

2007 9月 忘れろと、空。 15

2007 10月 生きる、という造形か。 5

2007 11月 もの思う日の。 9

2007 12月 崖から歴史を見ています。 7 a a a a

2006 1月 某日、野。 3

2006 2月 のどかな春を待っています。 9 a a

2006 3月 樹のこと、生き物のこと。 4

2006 4月 かすかにピアノが聴こえてきます。 16 a a a a

2006 5月 億年の海、百年の人。 5

2006 6月 思惟の海へ。 7 a a

2006 7月 浮かんでみたり、泳いでみたり。 12 a a a a

2006 8月 何も話さず海を見ている。 16 a a a a

2006 9月 昨日のことはもういいです。 18 a a

2006 10月 空は広いし、畑も広い。 8 a a

2006 11月 やっぱりここに居たんですね。 19 a a

2006 12月 混沌の橋を渡る。 9 a a

2005 1月 さっきの鳥も休んでいった。 6

2005 2月 あの丘の、その向う。 10

2005 3月 すこし遠い散歩。 16 a a

2005 4月 草臥れて。 8 a a

2005 5月 散歩もいいし、昼寝もいいか。 11 a a

2005 6月 青い星の話です。 10

2005 7月 海の言葉が聴こえてきます。 10

2005 8月 ゆく夏を静かに見ています。 16 a a

2005 9月 海が語り始めたこと。 8 a a

2005 10月 水が刻んだ時を思う。 3

2005 11月 空か海か独りか。 5

2005 12月 大河を流れるか、小道をゆくか。 6 a a

2004 1月 よく晴れた日のこと。 11 a a

2004 2月 水の星にいる。 6

2004 3月 ぐるっとまわって帰ります。 18 a a

2004 4月 花の色だけ騒がしい。 3

2004 5月 昼寝でみる夢。 14 a a

2004 6月 波に任せて一日。 13 a a a a

2004 7月 思いはどこへ駆けていく。 10

2004 8月 明日はどんな感動が待っているだろう。 11 a a

2004 9月 白い秋。 7

2004 10月 露時雨の野で。 7 a a

2004 11月 そして、夕凪。 13

2004 12月 独り行く人。 9

2003 1月 寂歴たり幽花の晩 1

2003 2月 漕ぎ出す海はどこにある 7 a a

2003 3月 水にやすらぐ一日です 9 a a

2003 4月 話していても、黙っていていも、春です 10 a a

2003 5月 静物としてのいま。 6

2003 6月 海で思うこと、ひとつふたつ。 11

2003 7月 雲が流れていく方へ。 11 a a

2003 8月 ある夏の引? 7 a a

2003 9月 秋の日の、 13 a a

2003 10月 野の果てにあるもの 3

2003 11月 水を?えば、水は冷たい 8 a a

2003 12月 見上げる空は、澄んでいる。 11 a a

2002 1月 黙ってしぶきを浴びている。 9

2002 2月 険しい道の途中で 13

2002 3月 瞑想と浮遊。 4

2002 4月 風が出るまで。 11 a a

2002 5月 波はもう来ています。 9

2002 6月 ある夏の居場所。 5

2002 7月 海の上、空の下。 7

2002 8月 風とまる。舟とまる。鳥とまる。 5

2002 9月 ひとつ捥いで呉れますか。 7

2002 10月 秋の声。 7 a a

2002 11月 帰れるなら、ラジオの日々。 7

2002 12月 2003年の日差しへ。 5 a a

2001 1月 荒野にも花は咲きます。 4

2001 2月 野の花は、自分で咲く。 8

2001 3月 春の風なら吹いています。 6

2001 4月 億年の大地で。 2

2001 5月 ある日、あの想い。 14

2001 6月 暮雨孤舟。 6

2001 7月 プールサイドで会いましょう。 8 a a

2001 8月 あの夏への帰り道。 18

2001 9月 過ぎた日のことなど。 7

2001 10月 もう少しこうして、 11

2001 11月 不毛も豊饒も。 5

2001 12月 どんな明日が来るのだろう。 13

2000 1月 一緒にふわりと行きますか。 10

2000 2月 咲く花と咲かす花。 6

2000 3月 水は流れ、草は匂う。 10 a a

2000 4月 しばらくここで眺めています。 14 a a

2000 5月 晴れている、暇もある。 10

2000 6月 戻り道を風が消す。 9

2000 7月 鳥は帰り、人は佇む。 4

2000 8月 砂塵と空想。 4

2000 9月 花ある荒野へ。 8

2000 10月 岩に名前をつけながら。 8

2000 11月 大のつく語をいくつも思う。 6

2000 12月 大きなうねりを見ています。 10 a a

1999 1月 混沌の木の下で。 5

1999 2月 いまは氷の上にいる。 12 a a

1999 3月 日かげの庭で。 7

1999 4月 日はどこから射す。 2

1999 5月 次の潮を待つ間。 6

1999 6月 日常という殻。 11

1999 7月 あの夏の日へ。 17

1999 8月 砂漠の薔薇。 5

1999 9月 もうすこし旅を続けます。 8

1999 10月 小さい舟と小さな幸せ。 9 a a

1999 11月 乾いた風が鳴るだけです。 5

1999 12月 星の下、砂の上。 7

1998 1月 まず大地に立ってみる。 9 a a

1998 2月 いつもの所で待っています。 16

1998 3月 たまには賑やかにいきましょう。 7

1998 4月 多面体の午後。 2

1998 5月 昏暮、散策。 5 a a

1998 6月 ある日、静けさの中で。 9

1998 7月 ひとりで見る海。 15 a a

1998 8月 月の夜まで。 7

1998 9月 きょう、長閑。 5 a a

1998 10月 移ろうその色の中で。 10 a a

1998 11月 人を乗せない汽車がいく。 9

1998 12月 二十世紀の西日を浴びて 4

1997 1月 時代も凪も、海。 5 a a

1997 2月 手料理の匂いがする。 10 a a

1997 3月 歩いていくしかない。 17 a a

1997 4月 鳥の自由を思っています。 8

1997 5月 黙って水を聞いています。 17 a a a a

1997 6月 コピーなし 2

1997 7月 昔の礎の夏。 7

1997 8月 名残の海へ。 9 a a

1997 9月 小春をひとつ拾いました。 13 a a

1997 10月 森の瞑想録。 10

1997 11月 火のそばで話そう。 14 a a

1997 12月 浮いては沈む回転木馬。 11

1996 1月 花は土に咲く。 6 a a

1996 2月 歴史には無関係に花。 11 a a

1996 3月 夕暮れまでの時間。 5

1996 4月 花に詳しくなる日。 6

1996 5月 冒険少年漫画の昔。 11

1996 6月 風で眠り、波で起きる。 10 a a

1996 7月 のんびり浮かぶ休暇です。 12

1996 8月 たまには遊びに来てください。 11

1996 9月 砂が入った靴のまま。 13 a a a a

1996 10月 先を行くのは、風。 9 a a

1996 11月 先生の懐かしい字。 16

1996 12月 その歌は民業の中から生まれた。 4

1995 1月 しばらく流れを見ています。 15 a a

1995 2月 春の話をしてください。 7 a a

1995 3月 きょう、春風に会いました。 10

1995 4月 キャッチコピーなし 5

1995 5月 花の時間で、過ごします。 7

1995 6月 いくつも短い夢を見る。 5

1995 7月 雨を待ったり、陽を待ったり。 8

1995 8月 襟足の心地よさを覚えています。 14 a a

1995 9月 めくる季節の片隅で 6

1995 10月 平凡と呼ぶ一日。 12

1995 11月 彼らしい待ち合わせ場所。 7

1995 12月 一九九五年、夜。 9 a a

1994 1月 花か明りか。 2

1994 2月 花の季節に、とそえてある。 1

1994 3月 船がいくから、昼過ぎか。 7 a a

1994 4月 大きな話、を聞かせてください。 8

1994 5月 問う、地球の丸みについて。 7

1994 6月 次はもっといい波が来る。 15

1994 7月 自転車を止めて。 21 a a a a

1994 8月 花を残して夏がゆく。 7

1994 9月 草は枯れ、草は萌える。 6

1994 10月 旅行ガイドにない村へ。 9

1994 11月 過ぎてきた日々。 12

1994 12月 木の匂いと 13 a a

1993 1月 花に休んで 7 a a

1993 2月 水筒と画帖。 8

1993 3月 読みかけの本、流れたままのラジオ。 15 a a

1993 4月 緑に迷う。 11

1993 5月 海の時間、人の時間。 9 a a

1993 6月 話はゆっくり南下する。 5

1993 7月 気持ち漂流す。 7

1993 8月 懐かしい映画のような日。 9

1993 9月 書かれなかった歴史を思う。 4

1993 10月 道のとおりに空がある。 7

1993 11月 雑草夢想。 4

1993 12月 有機質の時間。 6

1992 1月 空山独酌。 3

1992 2月 大気の中で。 7

1992 3月 花を踏まずに歩いてゆく。 16 a a a a

1992 4月 染まってみる。 4

1992 5月 天気はいい、予定はない。 14 a a a a

1992 6月 夏の話になる 鳥の話になる 海の話に 5

1992 7月 何もしないから休暇です。 19 a a

1992 8月 星の上で楽しむ。 8 a a

1992 9月 なんでもない日、なんでもないこと。 6

1992 10月 便箋と鉛筆。 15 a a

1992 11月 古い書物のある部屋へ。 10

1992 12月 懐かしい手紙、懐かしい字。 9

1991 1月 石に憩いて飛泉をくむ 3

1991 2月 花の行方をたどって歩く。 4 a a

1991 3月 風、花に遊ぶ。 5

1991 4月 風がゆく 水がゆく 魚もゆく 9

1991 5月 電車はボーッ。わたしもボーッ。 14 a a

1991 6月 氷は水の花。 7

1991 7月 どこかで草笛が鳴っている。 16 a a

1991 8月 水彩の夏。 6

1991 9月 無伴奏でうたう。 10 a a

1991 10月 燈刻 友人 笑語。 6 a a

1991 11月 石がすごしてきた時間。 9

1991 12月 楽しみはここにある。 12

1990 1月 花暦を繰りながら。 1

1990 2月 いつか話した旅に出ています。 10 a a

1990 3月 ただ咲く花だけが変わってゆく。 7

1990 4月 万丈の庵 1

1990 5月 空色の空の下。 4

1990 7月 見あげれば青、見おろせば白。 14

1990 8月 たまにはふわりと過ごしましょう。 8

1990 9月 無名氏の詩を読む。 6

1990 10月 陽の通る道。 6

1990 11月 地は暖かい。 17 a a a a

1990 12月 街が静かに歌い出す。 13 a a a a

1989 1月 春風が追い越してゆく。 16 a a

1989 2月 歩いても、歩いても、花。 6

1989 3月 地図はない時間はある。 11

1989 4月 或る日。 8

1989 5月 花のにおい 雨のけはい 15 a a a a

1989 6月いくつも波がやってきて、いくつも波が

去っていく。14 a a

1989 7月 ひとつ転がってゆきました。 7 a a

1989 8月 少し酔わせて夏がゆく。 8

1989 9月 うまい魚 うまい酒 そこそこの歌。 6

1989 10月 風に運ばれてここまで来ました。 5

1989 11月 過ぎる時間は日差しでわかる。 6 a a

1989 12月 居酒屋を引くと、tavernという古語が出た。 1

1988 1月 両人対酌山花開 李白 2

1988 2月 雲雀。 4

1988 3月 ヤボネシアの春です。 11 a a

1988 4月 かすかにラジオが鳴っている。 13 a a

1988 5月 ときどき雲もゆく。 8

1988 6月 磊落を思ふ。 2

1988 7月 いい天気だ、とばかり言っている。 10

1988 8月 楽譜のような樹の下で 9 a a

1988 9月 花はないけど酒がある。 4

1988 10月 日の匂い。 11 a a

1988 11月 Stray Bird 5

1988 12月 話はつい長くなる。 13 a a

1987 1月 花間一壺酒 李白 3

1987 2月営業畑の人にも、技術畑の人にも、お花

畑の人にも、6 a a

1987 3月 言葉、風、言葉。 13

1987 4月 回帰線。 5

1987 5月 Bar iichiko 3

1987 6月 Flower 6

1987 7月 碧海青天夜夜心 4

1987 8月 風蕭蕭野茫茫 3

1987 9月 星が出たら飲もう。 8

1987 10月 Iichiko my way 6

1987 11月 鳥の名、魚の名、風の名、 6

1987 12月 おいしい酒だけ飲んでてください。 3

1986 1月 ホーホケキョ、今年もうまさを奏でま 4 a a

1986 2月 三十八歳。露文卒。 5

1986 3月 Spring 13 a a

1986 4月 その水は夜になると星を映す。 7

1986 5月 いいちこ。風で割る。 7

1986 6月 白いシャツが似合う酒。 8 a a

1986 7月 少し飲んで少し眠る。 10

1986 8月 休暇はいつもここにある。 9

1986 9月 色なき風。いいちこ。 7

1986 10月 ラジオをつけて、すこし飲む。 9 a a

1986 12月 トライを決めた者も、ガッツポーズなどいらない。8 a a

1985 1月 下町のなんとか、というお酒。 9

1985 2月 誰だ、こんなところにうまい酒を置いた 5

1985 3月 花は咲くし、酒はうまいし、 3

1985 4月 Good Morning 9

1985 5月 おかえりなさい。 15 a a a a

1985 6月 アナログの酒です。 7

1985 7月 地球地理学がうまさの秘密です。 4

1985 8月その夜、飲みながらニューヨーカー短編

集を読んだ。8 a a

1985 9月 自然に近づくほど、都会人になれる。 4

1985 10月 主人公Fへ。東洋の酒を送ります。 2

1985 11月 その酒は、街の空気で割って飲む。 8

1985 12月 一本の透明なストーリィ。 4 a a

1984 4月広告の世の中だけど噂で飲まれる酒があ

るミスマッチストーリィ3

1984 6月 いいちこって、どうやって飲めるの。 3

1984 8月 はやりうたは歌わない。 13 a a

1984 9月 アマチュア無線ですすめられた人 1人。 3

1984 10月 ノー。 1

1984 11月 部屋は暗いが、酒には明るい。 7 a a

1984 12月 お互いナチュラルよ。 13

計 362 194 79 77 37 37 9 30

なほねえさん 21歳 女みくちゃん 女

19人/37人以上が エピソード記憶を 思い出せた ポスターは

36枚/362枚

4人/37人以下しか エピソード記憶を 思い出せなかったポスターは

37枚/362枚

入れてはならない 2つの要素を抽出

53

踏まえておくべき4つの要素を抽出

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本研究における調査からデータ作成

エピソード記憶を 思い出せなかったポスターの特徴

48

①フレーズの理解が難しい

(長文である・漢詩が含まれている 等)37/37

②主体が自然に関する語であること 15/37

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49

広告の世の中だけど

噂で飲まれる酒がある

ミスマッチストーリィ

①理解が難しいフレーズ

長文であるため 一瞬で理解ができない

出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

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37個のポスターの該当フレーズ

50

幽境に在り。 空山独酌。

季節の岬で。 染まってみる。

メラネシアの海で。 石に憩いて飛泉をくむ

木が石になるまでの時間。 花暦を繰りながら。

質素というぜいたく。 方丈の庵

某日、野。 居酒屋を引くと、tavernという古語が出た。

水が刻んだ時を思う。 両人対酌山花開 李白

花の色だけ騒がしい。 磊落を思ふ。

寂歴たり幽花の晩 花はないけど酒がある。

野の果てにあるもの 花間一壺酒 李白

億年の大地で。 Bar iichiko

日はどこから射す。 風蕭蕭野茫茫

多面体の午後。 自然に近づくほど、都会人になれる。

二十世紀の西日を浴びて 主人公Fへ。東洋の酒を送ります。

(解読不能) 広告の世の中だけど噂で飲まれる酒がある ミスマッチストーリィ

その歌は民業の中から生まれた。 いいちこって、どうやって飲めるの。

花か明りか。 アマチュア無線ですすめられた人 1人。

花の季節に、とそえてある。 ノー。

雑草夢想。 出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

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本研究における調査からデータ作成

エピソード記憶を 思い出せなかったポスターの特徴

51

①フレーズの理解が難しい

(長文である・漢詩が含まれている 等)37/37

②主体が自然に関する語であること 15/37

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52

②主体が自然にかかわる語である

日はどこから射す。

四季、太陽・月・朝・夜、地理・地名、動物、

山野・河・海、雨・雪・風・雲、自然一般、植物、物象

出典:日本文芸社 片山 智志・井上 謙・松井 静夫著『日本文章表現辞典』

木が石になるまでの時間。

「木」「日」という 自然にかかわる語が主体となっている

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37個のポスターの該当フレーズ

53

幽境に在り。 空山独酌。

季節の岬で。 染まってみる。

メラネシアの海で。 石に憩いて飛泉をくむ

木が石になるまでの時間。 花暦を繰りながら。

質素というぜいたく。 万丈の庵

某日、野。 居酒屋を引くと、tavernという古語が出た。

水が刻んだ時を思う。 両人対酌山花開 李白

花の色だけ騒がしい。 磊落を思ふ。

寂歴たり幽花の晩 花はないけど酒がある。

野の果てにあるもの 花間一壺酒 李白

億年の大地で。 Bar iichiko

日はどこから射す。 風蕭蕭野茫茫

多面体の午後。 自然に近づくほど、都会人になれる。

二十世紀の西日を浴びて 主人公Fへ。東洋の酒を送ります。

(解読不能) 広告の世の中だけど噂で飲まれる酒がある ミスマッチストーリィ

その歌は民業の中から生まれた。 いいちこって、どうやって飲めるの。

花か明りか。 アマチュア無線ですすめられた人 1人。

花の季節に、とそえてある。 ノー。

雑草夢想。 出典:Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html

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54

①フレーズの主体が「私」

②誰にでも当てはまる物事

③発話文の形式

④写真に人を挿入できる空間

①理解が難しいフレーズ

②フレーズの主体が「自然」

踏まえておくべき4つの要素

入れてはならない 2つの要素

広告作成時のポイント

本研究により作成

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55

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もっと頑張っていたら、と今は思う。

③「していたら」という発話の形式

①主体が「私」

②誰にでも 当てはまる「学校」

④人を 挿入できる

56

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57

読んでて良かった。

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読んでて良かった。

58

読んでて良かった。

③主語が無い発話形式

①主体が「私」

②誰にでも 当てはまる「仕事」

④人を挿入できる

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正解とは何だろう

59

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正解とは何だろう。

②誰にでも 当てはまる「道」 ④人を

挿入できる

正解とは何だろう。

①主体が「私」

③「何だろう」という 発話の形式

60

Page 61: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

背筋が伸びる、胸を張る

61

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62

背筋が伸びる、胸を張る

②誰にでも 当てはまる「道」

④人を 挿入できる

背筋が伸びる、胸を張る

①主体が「私」 ③主語がない発話の形式

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昨日とは、違って見える景色

63

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もっと知りたくなりました。

64

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あの頃の夢。

先生、お久しぶりです。

65

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かすかにチャイムが聞こえてきます。

66

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あの先生は元気でしょうか。

67

Page 68: 愛知大学経営学部土屋ゼミ アンフィニ∞web-cache.stream.ne.jp/...Professor emeritus at the University of Toronto 時間的・空間的に定位された 経験の記憶のこと。

二人だけの秘密

68

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好き、です。

69

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本研究によるアンケート調査よりデータ作成 2014年11月8日~9日 男女100名インターネット調査

手がかりとなるもの

70

学校関連,

27.4%

自然・風景,

23.1% 遊び・ゲーム,

12.8%

写真・音楽・映

像, 12.8%

友人や身内に関

する思い出,

8.5%

食べ物, 5.1%

匂い, 2.6% その他, 7.7%

20代が懐かしいと感じるもの

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(例)

広告作成時の注意

71

背景と商品の相性

禁止されていること その場にあると違和感のあるもの

学校×ナイフ 病院×酒 映画館×携帯電話

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あの時、もっと頑張っていれば、と今は思う

73 某学習塾ロゴ

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あと一週間あったらなあ。

74 某学習塾ロゴ

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75

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あと一週間あったらなあ。

某学習塾ロゴ 76

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77

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守りたい、この白さ

歯科医院様ロゴ 78

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3秒で決まってしまう、第一印象

歯科医院様ロゴ 79

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鏡の前で笑顔の練習

歯科医院様ロゴ 80

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おいしい、の笑顔が好きです。

歯科医院様ロゴ 81

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82

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83

某学習塾様(愛知県)

・清州校、津島校の2校で採用 ・親向け、子供向けで4種のポスターを設置 ・壁と机の前の仕切りに設置

某歯科医院様(愛知県)

・4種のポスターを設置 ・待合室の壁、掲示板に設置

案件①

案件②

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エピソード記憶は ブランディング において有効

結論

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参考文献 1)Tulving, E. 1972 Episodic and semantic memory. In W. Tulving & W. Donaldson(Eds.),Organization of memory. New York : Academic Press.

2) Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992)Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

3) Tulving, E. & Pearlstone, Z. 1966 Availability versus accessibility of information in memory for words. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 5, 381-391.

4) Kyushu University Psychological Research 2013, Vol.14, 33-40

5) Craik, F. I. M. &Watkins, M. J. 1973 The role of rehearsal in short-term memory. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 12, 599-607

6) PLOS ONE 2014.2.26 Bigelow J & Poremba A『Achilles’ Ear? Inferior Human Short-Term and Recognition Memory in the Auditory Modality』http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0089914

7) Shiffrin,R.M. & Atkinson,R.C. 1969 Storage and retrieval processes in long-term memory. Psychological Review, 76, 179-193.

8)「エピソード記憶と意味記憶」 太田信夫 小松伸一 筑波大学 1983年3月30日

9)小野武年『脳科学ライブラリー3 脳と情動ーニューロンから行動までー』(2012年2月20日)p.172

10)自伝的エピソード記憶想起に伴う主観的特性と感情の関係について―自伝的記憶の主観的特性質問紙を用いた検討関西大学心理学研究 2012 年―関 口 理久子 関西大学社会学部

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参考文献 11)「東京農業大学編「良いものを楽しくしっかり作る三和酒類の文化」『バイオビジネス』(2002年6月)

12)2006年度第12回物学研究会レポート『「いいちこ」のブランドとイメージ戦略』 河北秀也 氏

13)エピソード記憶の検索過程ー日連合記憶の活性化と想起ーPDF 2011

14)「エピソード記憶と意味記憶」 太田信夫 小松伸一 筑波大学 1983年

The Canadian medical hall of fame

15)国税庁「本格焼酎の年別販売量」日本経済新聞 地方経済面 沖縄九州経済 2014年4月24日

16) 『タルヴィングの記憶理論』太田信夫,教育出版 (1985)

17)国税庁「本格焼酎の年別販売量」日本経済新聞 地方経済面 沖縄九州経済 2014年4月24日

18)厚生労働省 国民健康・栄養調査「国民栄養の現状(1993,1999-2002国民健康・栄養調査報告」(2003-2012)

19)アサヒグループホールディングス株式会社 お客様生活文化研究所『「家飲み」に関する意識調査』 2014年7月8日

20)帝国データバンク 福岡支店 特別企画 焼酎メーカー売上高ランキングhttp://www.tdb.co.jp/report/watching/press/s130801_80.html

21)Iichiko 公式ホームページ Graphic Gallery http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/06/06_apr.html (最終閲覧日2014年11月9日)

22)イラスト(絵・バーベキュー・受験勉強) http://www.irasutoya.com/

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23)IDELIAロゴマーク(IDELIA-野村総合研究所)http://www.id.nri.co.jp/concept.html

24)「自己関連付け効果の解釈をめぐる問題」 名古屋大学 堀内孝 1995年 PDF p.157-170

25)Rogers,T.B.,Kuiper,N.A.&Kuiper,W.S 1997 Self-reference and the encording of personal information Journal of Personality and Social Phychology 35,677-688

26)写真 http://www.photo-ac.com/main/download/no-title/72523?url=%2Fdl%2F%3Fp_id%3D72523%26sz%3Dl%26f%3D67d9e6869fa04cf9cfe3698a0a1849b7

27)ケビン・レーン・ケラー『ケラーの戦略的ブランディング』Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992) Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

28)Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992) Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

29)「感覚表現とは何か?」 駿河大学 清海節子教授「人称制限と視点」名古屋大学 甘露統子教授

30)株式会社ぎょうせい 『文章・会話表現』 野元菊雄著

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参考文献

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参考資料

• アンケート用紙

• 焼酎関連

• 記憶のメカニズム

• 想起

• ブランディング

• いいちこ月別まとめ

• 現代の広告の課題

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実施アンケート用紙

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参考資料①

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実施アンケート用紙

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参考資料②

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バウムガートナーの実験の評価基準

《広告評価・ブランド評価項目》

出典:Hans Baumgartner & Mita Sujan (1992) Autobiographical Memories, Affect, and Consumer Information processing

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①好意的/好意的でない ②よい/悪い

③心地よい/不愉快 ④ポジティブ/ネガティブ

《感情移入評価項目》

① 広告の中にいて同じ経験をしているかのように感じた。

② 広告に出てくる登場人物の感情に深入りした。

③ 広告を見ている間、容易に自分自身を登場人物の1人の場所と置き換えることができた。

④ 広告を見ている間、私にその出来事が起こっているかのように感じた。

参考資料③

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長期記憶の分類

長期記憶

非陳述記憶 陳述記憶

手続き記憶 意味記憶 エピソード記憶

(言語化できる記憶) (言語化しにくい記憶)

個人的な記憶にもとづく記憶 日時や場所が特定化される 具体的な出来事

一般的な知識や概念の記憶 モノの名前、言葉の意味、抽象的な概念

認知的な一連の手続きの記憶 運動技能、スピーチ技能、マナー

出典:「びっくりするほどよくわかる記憶の不思議 榎本博明」p.67 92

参考資料④

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記憶のプロセス

93 出典:「びっくりするほどよくわかる記憶の不思議 榎本博明」p.59

記銘 保持 再生

事柄を心に刻む 記銘された内容を維持

保持された内容を引き出す機能

符号化 貯蔵 検索

参考資料⑤

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出典:日本経済新聞 2013年8月16日 朝刊『「黒霧島」霧島酒造、初の1位、焼酎メーカー昨年の売上高。』 東京芸術大教授 河北秀也 著 『「いいちこ」のブランドとイメージ戦略」』 帝国データバンク 福岡支店 特別企画 焼酎メーカー売上高ランキング

単位:万円

17,639

20,788

23,578

29,940

36,872

51,572 51,836

58,728 58,187 57,461 56,825 56,786

50,325 50,002

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2012年 2013年 霧島酒造 三和酒類 雲海酒造 薩摩酒造 二階堂酒造

焼酎メーカーの売上推移

94

参考資料⑥

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1983年より ポスター開始

出典:「東京農業大学編「良いものを楽しくしっかり作る三和酒類の文化」『バイオビジネス』(2002年6月)(家の高協会) 日本経済新聞 2013年8月16日 朝刊『「黒霧島」霧島酒造、初の1位、焼酎メーカー昨年の売上高。』 東京芸術大教授 河北秀也 著 『「いいちこ」のブランドとイメージ戦略」』 帝国データバンク 福岡支店 特別企画 焼酎メーカー売上高ランキングより作成

95

三和酒類「いいちこ」の売上推移

60,000

50,000

40,000

30,000

10,000

20,000

(百万円)

70,000

(年)

参考資料⑦

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本格焼酎の年別販売量

出典:国税庁 日本経済新聞 地方経済面 沖縄九州経済 2014年4月24日

2007年

本格焼酎の販売量は2007年をピークに減少

96

参考資料⑧

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発話・伝達のモダリティ(文法的表現) 命令(こちらへ来い)

誘いかけ(一緒に食べましょう)

意志・希望(今年こと頑張ろう/水が

飲みたい)

願望(明日天気になあれ)

現象描写文(子供が運動場で遊んでい

る)

判断文(彼は評議員に選ばれた)

判断の問いかけ(彼は大学生ですか)

情意・意向の問いかけ(水が飲みた

いの/こちらから電話しましょうか) 出典:日本語のモダリティと人称 仁田義雄【著】

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①働きかけ

②表出

③並び立て

④問いかけ

参考資料⑨

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想起におけるポジティブ感情の優位性

最近1 年間に生じた特定の出来事について想起し、そのエピソード記憶について回答するよう教示された。 (n:54)

自伝的エピソード記憶想起に伴う主観的特性と感情の関係について―自伝的記憶の主観的特性質問紙を用いた検討関西大学心理学研究 2012 年―関 口 理久子 関西大学社会学部

肯定的

実験

中立的

否定的 17%

7% 76%

98