理工学研究科 - meiji.ac.jp ·...

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理工学研究科では、自然の法則と数理の構造を理解 し、その知見を応用して人類の継続的な発展と幸福に 貢献する、人間性豊かな研究者と高度専門職業人の養 成を目標としています。各専攻に設置された科目を通 して専門的な学力の修得を図ると共に、全専攻に共通 する広域的なテーマや学際領域に関わる授業科目を バランスよく配置し、理工学の専門的な知識のみなら ず、科学技術を社会との関わりの中で捉える広い視野 と、境界領域や新しい分野をも開拓しうる柔軟性を育 成します。 また、連携大学院制度の導入、他大学との単位互換 協定への参画など、実社会や他大学院学生との交流も 積極的に行っています。国内外の学会参加の費用補助 やRA・TA、助手への採用の制度、その他奨学金制度な ど経済的支援も整っており、積極的に研究を行おうと 考える大学院学生にとって、充実した研究生活を送る ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し ています。 国際建築都市デザイン系 国際建築都市デザイン系では、国際的環境で通用する 建築・都市デザインのプロフェッショナル、特に国際的な 環境において建築・都市の創造・再生を実践的に担えるプ ランナーやデザイナーを育成する。 博士前期課程では、国際的な環境における建築デザイン・ 都市デザインの実践に必要な知識、語学力及び技能を有す る研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程で は、博士前期課程で培った専門性を一層高め、国際社会で の先導的役割を担う研究者・教育者・実務家を育成する。 総合芸術系 総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察 と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究 へとつなげていくことのできる人材を育成する。博士前 期課程では、特定の芸術分野における深い知識と、分野 を横断する広い知識を併せ持つ研究者・教育者・作家を育 成する。 博士後期課程では、博士前期課程で培った研究の専門 性を一層高め、各芸術分野においてより先導的役割を担 う人材を育成する。 1. 日本から世界へ・世界から日本へ[グローバルに活躍出来る人材]の育成 サステイナブルな低炭素社会の実現に向けた学際的視野の獲得 世界的都市問題と地域固有の問題に対応した多角的な視野の育成 マーケットのグローバル化に対応した東アジア・環太平洋地域との連携 2. 建築・都市デザイン分野における日本で初めての完全英語教育と学際的教育の実施 ワークショップ・ディスカッション重視の欧米スタジオ形式のインタラクティブ指導の実践 欧米・アジアの建築・都市デザイン分野の大学との連携による多様な学習スタイルの提供 JABEE およびUNESCO/UIA 認定プログラムによる国際的通用性のある建築教育プログラムの提供 3. 知的プラットフォームの構築による国内外での多様な就業・実務機会の提供 海外建築・都市デザイン事務所との連携による就業支援プログラムの提供 海外大学との連携による留学機会の提供 グローバルなネットワークの構築とコミュニケーション能力のスキルアップによる多様な就業・実務機会の創出 建築・都市学専攻の人材育成その他教育研究上の目的 建築・都市デザイン教育で世界をつなぐ 建築・都市学専攻 3つの特色 プログラム(博士前期課程2年間) UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム 入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum Policy)、 理工学研究科の人材養成その他教育研究上の目的については、      を参照してください。 高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成 Graduate School of Science and Technology 問合先 平 日8 30 16 30 土曜日8 30 12 00 電 話044-934-7562 Eメール理工学研究科 Web ページ 明治大学大学院 理工学研究科 sst@ mics.meiji.ac.jp 検索 国際的視野に立ち、総合的かつ実践 的に課題に対処出来るプロフェッショ ナルの育成を目指し、ワークショップ・ ディスカッション重視の指導による、 国際的通用性のある高度専門教育を行 います。 学位:工学修士号、建築学修士号、学術修士号 UIA建築教育憲章に準拠した教育プログラムとして日本での認定機関であるJABEEより認定を得ることにより、 国際的通用性の担保された建築教育を提供します。 都市建築 デザイン スタジオ1 都市建築 デザイン スタジオ2 都市建築 デザイン スタジオ3 修士設計 [第1セメスター] [第2セメスター] [第3セメスター] [第4セメスター] 講義 ワークショップ インターンシップ 講義 ワークショップ インターンシップ RATA制度、助手制度については P.008 P.100-103 を参照してください。 178 Meiji University Graduate School

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Page 1: 理工学研究科 - meiji.ac.jp · ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し

理工学研究科では、自然の法則と数理の構造を理解

し、その知見を応用して人類の継続的な発展と幸福に

貢献する、人間性豊かな研究者と高度専門職業人の養

成を目標としています。各専攻に設置された科目を通

して専門的な学力の修得を図ると共に、全専攻に共通

する広域的なテーマや学際領域に関わる授業科目を

バランスよく配置し、理工学の専門的な知識のみなら

ず、科学技術を社会との関わりの中で捉える広い視野

と、境界領域や新しい分野をも開拓しうる柔軟性を育

成します。

また、連携大学院制度の導入、他大学との単位互換

協定への参画など、実社会や他大学院学生との交流も

積極的に行っています。国内外の学会参加の費用補助

やRA・TA、助手への採用の制度、その他奨学金制度な

ど経済的支援も整っており、積極的に研究を行おうと

考える大学院学生にとって、充実した研究生活を送る

ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く

の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し

ています。

【 国際建築都市デザイン系 】

国際建築都市デザイン系では、国際的環境で通用する建築・都市デザインのプロフェッショナル、特に国際的な環境において建築・都市の創造・再生を実践的に担えるプランナーやデザイナーを育成する。

博士前期課程では、国際的な環境における建築デザイン・都市デザインの実践に必要な知識、語学力及び技能を有する研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では、博士前期課程で培った専門性を一層高め、国際社会での先導的役割を担う研究者・教育者・実務家を育成する。

【 総合芸術系 】

総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究へとつなげていくことのできる人材を育成する。博士前期課程では、特定の芸術分野における深い知識と、分野を横断する広い知識を併せ持つ研究者・教育者・作家を育成する。

博士後期課程では、博士前期課程で培った研究の専門性を一層高め、各芸術分野においてより先導的役割を担う人材を育成する。

1. 日本から世界へ・世界から日本へ[グローバルに活躍出来る人材]の育成 ● サステイナブルな低炭素社会の実現に向けた学際的視野の獲得 ● 世界的都市問題と地域固有の問題に対応した多角的な視野の育成 ● マーケットのグローバル化に対応した東アジア・環太平洋地域との連携

2. 建築・都市デザイン分野における日本で初めての完全英語教育と学際的教育の実施 ● ワークショップ・ディスカッション重視の欧米スタジオ形式のインタラクティブ指導の実践 ● 欧米・アジアの建築・都市デザイン分野の大学との連携による多様な学習スタイルの提供 ● JABEE およびUNESCO/UIA 認定プログラムによる国際的通用性のある建築教育プログラムの提供

3. 知的プラットフォームの構築による国内外での多様な就業・実務機会の提供 ● 海外建築・都市デザイン事務所との連携による就業支援プログラムの提供 ● 海外大学との連携による留学機会の提供 ● グローバルなネットワークの構築とコミュニケーション能力のスキルアップによる多様な就業・実務機会の創出

建築・都市学専攻の人材育成その他教育研究上の目的

建築・都市デザイン教育で世界をつなぐ 建築・都市学専攻 3つの特色

プログラム(博士前期課程2年間)

UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム

入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum Policy)、理工学研究科の人材養成その他教育研究上の目的については、      を参照してください。

高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成理工学研究科

Graduate School of Science and Technology

問合先

平 日▶ 8:30 ~ 16:30

土曜日▶ 8:30 ~ 12:00

電 話▶ 044-934-7562

Eメール▶

理工学研究科Webページ

明治大学大学院 理工学研究科

[email protected]

検索

国際的視野に立ち、総合的かつ実践的に課題に対処出来るプロフェッショナルの育成を目指し、ワークショップ・ディスカッション重視の指導による、国際的通用性のある高度専門教育を行います。

学位:工学修士号、建築学修士号、学術修士号◎ UIA建築教育憲章に準拠した教育プログラムとして日本での認定機関であるJABEEより認定を得ることにより、  国際的通用性の担保された建築教育を提供します。

都市建築デザインスタジオ1

都市建築デザインスタジオ2

都市建築デザインスタジオ3

修士設計

[第1セメスター] [第2セメスター] [第3セメスター] [第4セメスター]

講義ワークショップ

インターンシップ講義

ワークショップインターンシップ

※RA・TA制度、助手制度については P.008

P.100-103

を参照してください。

178 Meiji University Graduate School

Page 2: 理工学研究科 - meiji.ac.jp · ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し

理工学研究科では、自然の法則と数理の構造を理解

し、その知見を応用して人類の継続的な発展と幸福に

貢献する、人間性豊かな研究者と高度専門職業人の養

成を目標としています。各専攻に設置された科目を通

して専門的な学力の修得を図ると共に、全専攻に共通

する広域的なテーマや学際領域に関わる授業科目を

バランスよく配置し、理工学の専門的な知識のみなら

ず、科学技術を社会との関わりの中で捉える広い視野

と、境界領域や新しい分野をも開拓しうる柔軟性を育

成します。

また、連携大学院制度の導入、他大学との単位互換

協定への参画など、実社会や他大学院学生との交流も

積極的に行っています。国内外の学会参加の費用補助

やRA・TA、助手への採用の制度、その他奨学金制度な

ど経済的支援も整っており、積極的に研究を行おうと

考える大学院学生にとって、充実した研究生活を送る

ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く

の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し

ています。

【 国際建築都市デザイン系 】

国際建築都市デザイン系では、国際的環境で通用する建築・都市デザインのプロフェッショナル、特に国際的な環境において建築・都市の創造・再生を実践的に担えるプランナーやデザイナーを育成する。

博士前期課程では、国際的な環境における建築デザイン・都市デザインの実践に必要な知識、語学力及び技能を有する研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では、博士前期課程で培った専門性を一層高め、国際社会での先導的役割を担う研究者・教育者・実務家を育成する。

【 総合芸術系 】

総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究へとつなげていくことのできる人材を育成する。博士前期課程では、特定の芸術分野における深い知識と、分野を横断する広い知識を併せ持つ研究者・教育者・作家を育成する。

博士後期課程では、博士前期課程で培った研究の専門性を一層高め、各芸術分野においてより先導的役割を担う人材を育成する。

1. 日本から世界へ・世界から日本へ[グローバルに活躍出来る人材]の育成 ● サステイナブルな低炭素社会の実現に向けた学際的視野の獲得 ● 世界的都市問題と地域固有の問題に対応した多角的な視野の育成 ● マーケットのグローバル化に対応した東アジア・環太平洋地域との連携

2. 建築・都市デザイン分野における日本で初めての完全英語教育と学際的教育の実施 ● ワークショップ・ディスカッション重視の欧米スタジオ形式のインタラクティブ指導の実践 ● 欧米・アジアの建築・都市デザイン分野の大学との連携による多様な学習スタイルの提供 ● JABEE およびUNESCO/UIA 認定プログラムによる国際的通用性のある建築教育プログラムの提供

3. 知的プラットフォームの構築による国内外での多様な就業・実務機会の提供 ● 海外建築・都市デザイン事務所との連携による就業支援プログラムの提供 ● 海外大学との連携による留学機会の提供 ● グローバルなネットワークの構築とコミュニケーション能力のスキルアップによる多様な就業・実務機会の創出

建築・都市学専攻の人材育成その他教育研究上の目的

建築・都市デザイン教育で世界をつなぐ 建築・都市学専攻 3つの特色

プログラム(博士前期課程2年間)

UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム

入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum Policy)、理工学研究科の人材養成その他教育研究上の目的については、      を参照してください。

高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成理工学研究科

Graduate School of Science and Technology

問合先

平 日▶ 8:30 ~ 16:30

土曜日▶ 8:30 ~ 12:00

電 話▶ 044-934-7562

Eメール▶

理工学研究科Webページ

明治大学大学院 理工学研究科

[email protected]

検索

国際的視野に立ち、総合的かつ実践的に課題に対処出来るプロフェッショナルの育成を目指し、ワークショップ・ディスカッション重視の指導による、国際的通用性のある高度専門教育を行います。

学位:工学修士号、建築学修士号、学術修士号◎ UIA建築教育憲章に準拠した教育プログラムとして日本での認定機関であるJABEEより認定を得ることにより、  国際的通用性の担保された建築教育を提供します。

都市建築デザインスタジオ1

都市建築デザインスタジオ2

都市建築デザインスタジオ3

修士設計

[第1セメスター] [第2セメスター] [第3セメスター] [第4セメスター]

講義ワークショップ

インターンシップ講義

ワークショップインターンシップ

※RA・TA制度、助手制度については P.008

P.100-103

を参照してください。

Meiji University Graduate School 179

Meiji U

niversity Graduate School

Graduate School of Science and Technology

理工学研究科

※2019年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。

※2019年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。

Architecture and Urban Design Studies 小林 正美Architecture and Urban Design Studies 佐々木 宏幸Architecture and Urban Design Studies ブンタム ダヴィシArchitecture and Urban Design Studies タルディッツ マニュエル

Advanced Design Studio 小林 正美、佐々木 宏幸 ブンタム ダヴィシAdvanced Architectural Design 小林 正美Advanced Urban Design 佐々木 宏幸Independent Study ブンタム ダヴィシUrban and Architectural History 青井 哲人Advanced Project Management 杉山 久哉

特修科目

専修科目

佐々木 宏幸 准教授

教員情報 P.181

青木 凪AOKI Nagi

建築・都市学専攻国際建築都市デザイン系博士前期課程 2年

師事している教員は?

私の所属する建築・アーバンデザイン研究室では建築デザイン、都市デザインを連続した一連の創造活動と捉え、都市のあるべき姿とその創造手法をゼミ生全員で研究するとともに、地域住民や自治体と連携したプロジェクトへの参画を通してアーバンデザインとプランニングに実践的に取組んでいます。

博士前期課程 Master’s Program

■ カリキュラム一覧

■ 院生からのメッセージ

学びの中で自分を知る

建築・都市学専攻 国際建築都市デザイン系

都市や建築分野における教育・研究・実務の領域では、国を超えた共通の課題や地域に根ざした固有の問題などを解決するために、国際的視野に立った高度専門家の育成が緊急の課題となっています。一方、近年、グローバルな経済変動の中で国内建築業界は長期停滞傾向にさらされ、今後ますます海外進出を視野に入れた建築技術者の養成が求められています。

建築・都市学専攻 国際建築都市デザイン系

建築・都市学専攻国際建築都市デザイン系(I-AUD)では、国際経験豊かな先生や外国人の先生のもとで都市スケールから建築スケールまで学ぶことができます。また、海外からの正規・交換留学生が非常に多く在

籍し、必然的に英語を使う機会が多くなる点や彼らと共に行う授業の形式もグループワークから個人のものがありそこから得られる学びも数多くあります。さらに海外の大学・機関と連携し、一年を通して

数多くの国際ワークショップが行われます。ワークショップは文化や歴史等様々な違いがある国々の学生たちが互いの価値観を尊重し合い、共に学ぶことのできる素晴らしい機会です。その中で、自分は何ができて何ができないのか、長

所短所は、と様々なことを考え、自分自身を知る機会になります。このような機会・環境が揃うのは I-AUDだけでは

ないでしょうか。

■ 2018年度 修士論文テーマ

Temporary Informal Space in Mumbai -focusing on amateur tectonics of local workers-▲

A Study on Spatial Configurations in Contemporary High-Density Housing -Urban Intervention with Local Characters in Hong Kong-▲

A Study on Open Building Theory and How It Reflects Regional Characteristics: through a Case Study on "Redesign of NAN-JI-CHANG Apartment Using Open Building Theory" in Taipei, Taiwan▲

Proposal for Redesigning Temporary Enclosure as a Public Place▲

A Study on the Relationship Between Flood Control and the Community Surrounding its Riverbank in the Countryside▲

Study on Redevelopment Methods of Slums along Canals in Thailand -from a Perspective of Asian Urbanism-▲

Study on Possibilities of Street Market on Pedestrian Decks in Japan▲

SHIBUYA CULTURE AND PUBLIC LIFE -FOCUSING ON SHIBUYA CROSSING AND HACHIKO PLAZA-▲

New Method of Residential Development by Using Abandoned Farmlands in Suburban Bangkok

Arrival City of “Low-end Population” in Shanghai - The Regeneration of Happiness Village -▲

Study on Future Possibilities of Public Cemeteries in Tokyo▲

Study on Subjective Landscape -Case Study of Nihon-bashi-▲

Study on Utilization of Thinning Woods for Forest Regeneration in Japan▲

Study on Brownfield Redevelopment on Factory Sites▲

Temporary Installation as Catalyst of Urban Residual Space in Beijing's Hu Tong Area▲

The Spirit and Architecturesque of Buddhist Architecture in Contemporary China and Taiwan▲

Study on the Symbiosis Network in Urban Environments▲

A Study on "In-between Small Situations" through Nomadic Discoveries in Takinokawa▲

Publicness and Sense of Community in Hong Kong’s Vertical Malls▲

Instilling Stillness - Exploring the Principles of Infusing Stillness into Secular Architecture in a Mundane Urban Context -

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180 Meiji University Graduate School

理工学研究科

総合芸術研究 アート造形学 アーカイブ・コンテンツ特論 倉石 信乃総合芸術研究 映画と都市 文学と都市 清岡 智比古総合芸術研究 映像文化特論 コンテンツ批評特論 管 啓次郎総合芸術研究 総合芸術特論 メディア図書館法 波戸岡 景太総合芸術研究 環境と人文学 環境とデザイン 鞍田 崇

主要科目 特修科目 担当教員

※2019年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。※一部の科目について、生田キャンパスで開講する場合があります。

鞍田 崇 准教授

教員情報 P.181

髙橋 侑里TAKAHASHI Yuri

建築・都市学専攻総合芸術系博士前期課程 2年

師事している教員は?

ゼミでは、哲学書を毎時間役割分担して読み進めています。建築系など他の分野の学生もいるので、多様なモノゴトと結びつけて理解を深めています。また、このゼミを通して自分の研究の幅も広がっています。研究していることに置き換えて読むことで自分では発見しきれない筋道を見つけることができるので、食らいついています。

今、細分化された学問分野それぞれの垣根を超えた学びや研究が進んでいます。総合芸術系は、正しく学際的に研究できる場です。私自身、学部生の時は数学を学んでいましたが、今はエシカルファッションを軸に研究をしています。以前からエシカルファッションに興味があり、それを学問として追求したいという意思が芽生え進路を大きく変えてまで進学することを決めました。その背景には、エシカルに対する自分の考えが曖昧だった故に生まれた疑問があります。エシカルと言っても何が良くて、何がエコで、どうなれば解決されたことになるのか、あるいはどんな世の中が理想なのかといった疑問が自分の中で膨らんでいきました。これらの疑問に自分なりの答えを見つけたいという思いが大学院進学の決め手で

あると言い換えることもできます。自らが疑問に思うことを追求できる時間ほど贅沢な時間はないと思っています。

博士前期課程 Master’s Program

■ カリキュラム一覧

■ 2018年度 修士論文テーマ

増村保造試論 ―非人間的なものの映画になるまで―

建築・都市学専攻 総合芸術系

総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究へとつなげていくことの出来る人材育成を目的とします。修了後の進路としては、高等教育機関教員、アーティスト、キュレー

ター、批評家、ジャーナリスト、自治体・企業等における文化支援部門の専門職などが挙げられます。

建築・都市学専攻 総合芸術系

■ 院生からのメッセージ

ふとした疑問に答える

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Meiji University Graduate School 181

Graduate School of Science and Technology

Meiji U

niversity Graduate School

Graduate School of Science and Technology

理工学研究科

小林 正美KOBAYASHI Masami

工学博士教授

研究分野 建築設計および都市デザイン論

【最終学歴】東京大学大学院 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】「シャレットワークショップ」の実践と評価/視覚的シークエンスの研究/ユビキタス技術による都市回遊性の研究 【主な著書・論文】「ボストン建築探訪」(丸善)/「東京再生」(学芸出版社)/市民が関わるパブリックスペースのデザイン(エクスナレジ社)

清岡 智比古KIYOOKA Tomohiko

教授 研究分野 映画論/詩論/都市論

【最終学歴】上智大学大学院 【担当授業科目】映画と都市/文学と都市 【研究テーマ】都市論と映画論を組み合わせ、現代のディアスポラの様相を探る/日本近現詩論 【主な著書・論文】『東京詩』/『エキゾチック・パリ案内』/『パリ移民映画』/『混成世界のポルトラーノ』(共著)

倉石 信乃KURAISHI Shino

教授 研究分野 近現代美術史・写真史・美術館学

【最終学歴】多摩美術大学 【担当授業科目】総合芸術研究/アート造形学/アーカイブ・コンテンツ特論 【研究テーマ】複製技術時代以降の視覚芸術の可能性を、具体的な作品・資料に拠って考察する 【主な著書・論文】『スナップショット─写真の輝き』(大修館書店・2010年)/『反写真論』(オシリス発行・河出書房新社・1999年)/『失楽園:風景表現の近代1870-1945』(共著・大修館書店・2004年)

管 啓次郎SUGA Keijiro

教授 研究分野 比較詩学/批評理論

【最終学歴】ワシントン大学(シアトル) 博士論文提出資格取得 【担当授業科目】総合芸術研究/映像文化特論 【研究テーマ】現代地球社会における文化創造の分析 【主な著書・論文】『コロンブスの犬』/『狼が連れだって走る月』/『斜線の旅』(読売文学賞)/『時制論』(詩集)/『ストレンジオグラフィー』

鞍田 崇KURATA Takashi

博士(人間・環境学)准教授

研究分野 哲学/デザイン/環境人文学

【最終学歴】京都大学大学院 【担当授業科目】環境と人文学/環境とデザイン 【研究テーマ】地球規模の環境・社会変化を克服する人文的アプローチの確立 【主な著書・論文】『フードスケープ』(共著・アノニマスタジオ・2016年)/『民藝のインティマシー―「いとおしさ」をデザインする』(単著・明治大学出版会・2015年)/『「生活工芸」の時代』(共著・新潮社・2014年)/『人間科学としての地球環境学』(共著・京都通信社・2013年)/『〈民藝〉のレッスン─つたなさの技法』(編著・フィルムアート社・2012年)

波戸岡 景太HATOOKA Keita

博士(文学)教授

研究分野

現代文学およびポップカルチャーを中心とした表象文化論

【最終学歴】慶應義塾大学大学院 【担当授業科目】総合芸術研究/文芸コンテンツ特論 【研究テーマ】ピンチョン文学にあらわれた近現代史観を基礎とする、コンテンツ批評の実践 【主な著書・論文】『オープンスペース・アメリカ―荒野から始まる環境表象文化論』(2009年)/『ピンチョンの動物園』(2011年)/『ラノベのなかの現代日本―ポップ/ぼっち/ノスタルジア』(2013年)/『ロケットの正午を待っている』(2016年)/『映画原作派のためのアダプテーション入門』(2017年)

佐々木 宏幸SASAKI Hiroyuki

博士(芸術工学)准教授

研究分野 アーバンデザイン/都市・地域計画

【最終学歴】カリフォルニア大学バークレー校大学院 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】戦略的アーバンデザインの実践手法/フォーム・ベースド・コード/ニューアーバニズム/公共空間のデザインと活用 【主な著書・論文】「歩行者利用可能な路上駐車帯「フレキシブル・ゾーン」を有する街路に関する研究」/「Urban Design Education in Japan:Current Issues and Future Prospects」/路上駐車帯の屋外飲食空間としての利用に関する研究

タルディッツ,マニュエル コヴィTardits Manuel Covi

博士(工学)特任教授

研究分野

建築と都市のデザイン関係の理論研究

【最終学歴】東京大学大学院 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】経済や人口構造の変化の時に将来の日本の都市における新たな課題に対処します。新しい都市部と建築の計画に関する研究 【主な著書・論文】団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ」/「Post-office -ワークスペース改造計画-」/「Tokyo, Portraits and Fictions」/『日本、家の列島』

ブンタム ダヴィシBOONTHARM Davisi

建築都市デザイン博士特任教授

研究分野

Urban and Environmental Studies, Sustainable City, Architecture and Urban Design, Commercial Space and urban development, Urban Morphology and Typology in Asian Cities

■ 建築・都市学専攻 教員一覧

国際建築都市デザイン系 総合芸術系

※2019年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。

【最終学歴】PhD in Architecture and Urban Design, University of Paris 8 Vincennes-Saint-Denis 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】Environmental and Cultural Sustainability, Urban Regeneration and Creative Milieu in Asian Cities, Art and Requalification, Southeast Asian modern vernacular (shophouse) 【主な著書・論文】‘Creative Milieu of Fashion and Reuse in Tokyo, Bangkok and Singapore’ / Tokyo | Bangkok | Singapore : Intensities, Reuse and Creative Milieu / --, RADOVIC D., (eds.), small Tokyo /Bangkok: Forme du commerce et évolution urbaine.