脳血管内治療における 最新デバイスのご案内

テルモ株式会社 ニューロバスキュラー営業部

第44回 東海循環器画像研究会

2016年2月20日（土）

創業 1921年（大正10年）創立

» 優秀な体温計の国産化を目指して、北里柴三郎博士をはじめ 国内の医学者が発起人となり、創立・創業。

» 売上高4,895億円、従業員19,934名（2015年3月現在）

社名の由来 » 「体温計」を意味するドイツ語から命名。 » “termometer”（テルモメーター）

MivroVention社 本社：米国カリフォルニア州（1997年設立）

» 2006年からテルモグループ子会社 » 脳塞栓コイルでは世界シェア第2位

テルモ株式会社

2.3

3.7

3.9

4.7

4.7

5.5

5.5

5.6

6.7

7.2

7.2

8.3

9.3

11.0

11.8

15.2

16.4

17.0

18.1

28.1

28.7

NIPRO (日本)

OLYMPUS (日本)

TOSHIBA (日本)

TERUMO (日本)

ZIMMER (米国)

Abbott Laboratories (米国)

3M (米国)

ST.Jude Medical (米国)

Allergan (米国)

Essilor (フランス)

Boston Scientific (米国)

Becton Dickinson (米国)

Stryker (米国)

Cardinal Health (米国)

Koninklijke Philips (オランダ)

Fresenius (ドイツ)

Baxter (米国)

SIEMENS (ドイツ)

General Electric (米国)

Medtronic (米国)

Johnson & Johnson (米国)

2014年売上高ランキング 日経ビジネスより抜粋

単位：十億ドル

Hospital company

45% （2,292億）

Vascular company 36%（1,815億）

Blood company 19%（989

億）

事業紹介

MicroVention持続成長を実現中

脳動脈瘤 74%

血管狭窄 7%

脳梗塞 4%

血管奇形 15%

ニューロ市場 1,600億円 1. Medtronic

2. Stryker

3. J&J

4. TERUMO

5. Penumbra

6. BALT

3.7億ドル

3.4億ドル

2.7億ドル

1.3億ドル

0.6億ドル

0.5億ドル

0

50

100

150

200

(100M JPY) テルモグループへ

二桁成長を継続中

非コイル製品が市場の伸長を牽引

-

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

2009 2010 2011 2012 2013E 2014E 2015E 2016E

頸動脈ステント＋プロテクション 脳梗塞デバイス 狭窄用ステント 液体塞栓材 バルーン アシストステント 血流改変ステント アクセスデバイス コイル

CAGR ‘10-’16

非コイル12%

コイル 6%

合計 10%

コイルは新規参入・新製品増、競争激化（CAGR 約 7%） ステント市場は継続伸長、難しい症例をより簡単に (CAGR 約 30%）

脳血管内治療のトレンド

より好成績を目指して進化中

クリッピング術 ⇒侵襲が高い 長期安定性に優れる

コイル塞栓術 ⇒低侵襲 充填しきれない

既存のコイル改良

より小さく 柔軟なコイル

ポリマーコイル

塞栓率の向上 より高い治療成績

バルーンアシスト/ステントアシスト

血流改変ステント/液体塞栓剤

難症例向け

新技術

80年代 90年代 00年代

開頭か？ 血管内か？ 開頭手術 塞栓術 症例 1,070人 1,073人 不良 30.6% 23.7%

塞栓術はクリッピングより転帰不良を 約2割減らすことができる

100人治療すると、塞栓術の方が 転帰良好が7人多い

ISAT

血管内手術は今後も増加

*ISAT：血管内手術の5年後の死亡リスクが外科的クリップ治療に比べて優位に低い（Molyneux AJ）

0%

50%

100%

2004 2013 2016

欧米諸国

0%

50%

100%

2004 2013 2016

新興国

Coil 塞栓術

10%

Clip 開頭術

-4%

CAGR ’04-’13

70%

39% 35%

90%

65% 57%

30%

61% 65%

10%

35% 43%

ISAT*臨床データ (2005年）

ISAT*臨床データ (2005年）

国内症例数推移FY14

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

Coil/未破裂

Coil/破裂

Clip/未破裂

Clip/破裂

Clip 67%：Coil 33% Coililing 対前年7%伸長 Clipping 対前年-3%伸長

ISAT

The birth of an industry…1991年 【産業が生まれる】 コイル塞栓術を上手く行う事で、動脈瘤内での生化学的な変化が始まり、連鎖反応の末に 動脈瘤は治療される。

連鎖反応 －血流状態の変化 －血栓の形成 －組織の形成

組織反応を経る事で、 恒久的な循環分離を行う事が出来る

GDC coil：Guido Guglielmi，MD

At day 0 At 7 days At 2 week At 1 month At 2 months At 3 months

Flow Diversion at the Inflow zone

Thrombus formation

Transformation into Cellular tissue

Development of Endothielial cells at neck

Development smooth muscle cells along inflow

Collegen deposits fibrocellular or granulation tissue inside sac

Coil作成中

塞栓コイルの基本構造 ワイヤーフィラメント：コイルを構成する基本のワイヤー

一次形状（Primary Wind） ： ワイヤーフィラメントをコイル形状にする最初の巻き

＊一次形状のコイルピッチ、角度で硬さに変化

二次形状（Secondary Wind）： 一次形状を特徴的な形、立体的な構造に形状付けしたもの

（Helical、Complex、3D、etc）

ストレッチレジスタンス(SR)： 一次形状が伸びる（アンラベル）する事を防ぐ為に付けられた構造

フィラメント

一次形状 二次形状

一次径：0.0013”等 Wire Filament

二次径：0.010-0.015”等 Primary

三次径：直径1~24mm

0.03mm

0.25mm~

開発のコンセプト • 脳血管内治療成績の向上 ⇒ VER + Inflow Zone + 安全性

• 限りなくneck部を100%塞ぐ為に、

固体物質ではなく液体塞栓

◆形状は最適化するが、 液体物質塞栓の手技的難しさ ◆末梢塞栓、デリバリ－

HydroGelの開発 Magic Bullet：魔法の弾丸 ゲルを瘤内全体に充填 ゲルが透視で見れない 適切な配置を確認出来ない 膨潤率100倍以上

Segmented Foam：くびれた泡 ゲルセグメントの先に最低1つのマーカー配置 見えにくい、コントロールが難しい リポジションタイムが規定出来ない（PEG注入） 膨潤率10倍

String of Pearls：真珠の首飾り プラチナワイヤー先に細かいゲルを配置 膨潤の均一性をコントロール出来なかった

HydroGel

Volume Comparison

Hydro-18 Hydro-14 Hydro-10 18 10 Platinum

・HydroCoil長が50%を超える場合は、 再治療率は0%。

・全体の充填密度が40%を超える場合と HydroCoilの使用が充填体積の60%を超える 場合には、重度再発は見られなかった(0%）

・HydroCoilが動脈瘤に使用されたコイル長の75%以上であった場合、再発率は0%であった。 ・HydroCoilが最後に使用されたコイルであった場合の再発率は低かった。

・HydroCoilのパーセント長が50%以上の場合、算定された塞栓率は有意に高かった。

・HydroCoilは特に最終コイルとして使用した場合に、再開通を減少させる事が明らかになった。 ・動脈瘤のネック部に挿入されたHydroGelは新生内膜形成の促進に役立つ可能性があり、これにより臨床診療でのコイル圧縮および動脈瘤再開通が低減すると考えられる。

多くのスタディーから得られた分析を元に、

HydroGelの特性を 更に動脈瘤治療に活かせる

検証を行いました

Primary Wind deformation

Bare Coil

Hydro Soft/Frame

Primary Wind deformation

血流の入るネック近傍にHydroGelの存在が再開通・再発を防止

HydroGel coil Family

HydroCoil

HydroSoft HydroFrame

HydroFiil

MicroVention New Device

Coil

Access

Stroke

Other

stent

END

テルモは、ユニークな輝く技術で 人にやさしい医療を実現します。