9.就職・進学 - nfu.jp · 9.就職・進学 1)就職活動 ......
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第6章
学生生活
9.就職・進学
1)就職活動
● 就職情報の活用
本学美浜キャンパスの「キャリア開発課」では、通信教育部の学生向けに本学宛ての求人情報の提供
を行っています。
本学では、各企業・法人等への求人依頼時に通学課程各学部と合わせて通信教育部への求人について
も先方に確認しています。ただし、求人の内容については、若年の新規学卒者が主体となっていますの
で、このことをご理解の上、特に求人情報の提供を希望する学生は、下記の「求職票登録」を行ってく
ださい。登録後は、「求人検索 NAVI」(https://nfu.jp/career/CP300.jsp)にログイン可能となり、
就職関連情報(求人情報)を閲覧できるようになります。
なお、一般に就職活動は、学生各自で就職情報サイト※ 1に登録したり、ハローワーク(公共職業安
定所)※2などで情報を得たり、各地で行われる就職説明会(合同・単独)に申込・参加するなどして、
採用試験を受験していきます。
*1:リクナビ、マイナビをはじめ多くの就職情報サイト(ホームページ)が利用されています。
*2:ハローワークは、各都道府県に 1ヶ所程度、福祉分野の求人等を重点的に集約する部署を設置していま
す。福祉求人を希望する学生は、こちらの利用もおすすめします(所在地については、お近くのハロー
ワークにお問合せください)。
● 求職票登録
「求職票登録」は下記のとおり行います。
登録時期:3年次の 1月下旬
登録方法:登録時期になりましたら【nfu.jp】の【掲示板】でお知らせします。
※登録した学生は、就職活動の状況登録(活動時の随時)や進路決定報告(4 年生の 1 月中旬以降)の手続
きをしてください。
本学では、通信教育部在籍生からの就職相談対応を行っておりませんので、あらかじめご了承くだ
さい。
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第6章
学生生活
2)大学院進学のアドバイス
ここでは、通信教育部を卒業された後、「より高度で専門的な学問を学びたい」「研究したいテーマが
あるので、論文を書いてみたい」といった理由から、大学院への進学を志望される方に対して、簡単な
アドバイスを行います。
希望する研究科のカリキュラム情報や入試情報などは、その大部分がインターネットを介して収集す
ることが可能で、出願要項もインターネットで請求できる大学院が増えています。大学院の入学試験は、
それぞれの研究科によって異なり、研究計画書の提出だけでよいところから、これにあわせて外国語や
専門科目の試験、小論文、口頭試験などを課す研究科もあります。そのため事前に希望する大学院の入
学案内の内容をよく確かめたうえで、出願準備をするよう心掛けてください。
一般的に大学院では、修士課程(博士課程が設置されている場合は博士前期課程)において何を研究
するのかということを、出願の際に明らかにします。これを研究計画書としてまとめ、出願書類と一緒
に提出するのが一般的です。研究計画書では、研究主題名・問題意識・研究目的・研究背景・研究課題・
研究方法・研究内容・引用文献・参考文献などを、明瞭かつ論理的に記述することが求められます。
なお、本学大学院の社会福祉学研究科・社会福祉学専攻(通信教育)では、2018 年度(2019 年度入
試に向けた)より入学相談会の直前に、新たに公開セミナー(「研究計画への誘い」)を、東京及び大阪
で開催しています。次年度の開催日程・場所等詳細は、まだ決まっておりませんが、本学大学院への進
学をご検討の方は、大学院 HP の「入学相談会」等に併せ、この企画のご案内もする予定ですので、各
位、是非ご覧いただき、ご参加ください。
次ページからは、本学の大学院に開設されている研究科・専攻について紹介します。
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第6章
学生生活
3)日本福祉大学大学院の紹介
■ 研究科・専攻の概要
□ 修士課程 (標準修業年限:2年)
■ 各研究科・専攻紹介
① 修士課程
● 社会福祉学研究科
大学院社会福祉学研究科は 1969 年、わが国ではじめて「社会福祉学」の名称を持つ研究科として開
設され、社会福祉ならびに関連領域等で活躍する人材を世に送り出してきました。2003 年に「心理臨
床専攻」、さらに 2004 年に「社会福祉学専攻(通信教育)」を開設しました。
1)社会福祉学専攻(通信教育)
保健・医療・福祉・教育等の幅広い領域における現代の諸課題に対応するため、日本福祉大学が
これまで培ってきた社会福祉学研究を基礎としながら、問題解決型・実用型の援助技術と政策・制
度の開発をめざした教育と研究を行い、高度な専門的知識の教授と研究指導を通じて、複雑化する
現代社会の環境変化に対応できる鋭敏な視点を養います。
本専攻では、本学が独自に開発した双方向型・対話形式の通信教育システムを活用して講義や研
究指導を行います。自宅学習とスクーリングの併用による研究・学習により、問題解決志向の研究
能力および実践力を備え、実践現場における指導的・中核的役割を担うことのできる優れた実践者、
指導者および研究者を養成する、現職社会人を対象とした通信制大学院です。
研究科 専攻 学位 開講形態 入学定員
社会福祉学研究科
社会福祉学専攻
(通信教育)修士(社会福祉学) 通信教育 30 名
心理臨床専攻 修士(心理臨床) 通学(夜間開講) 10 名
医療・福祉マネジメ
ント研究科
医療・福祉マネ
ジメント専攻
修士(医療・福祉
マネジメント)通学(夜間開講) 30 名
国際社会開発研究科国際社会開発
専攻(通信教育)修士(開発学) 通信教育 25 名
研究科 専攻 学位 開講形態 入学定員
福祉社会開発研究科
社会福祉学専攻 博士(社会福祉学) 通学 8名
福祉経営専攻 博士(福祉経営) 通学 2名
国際社会開発
専攻(通信教育)博士(開発学) 通信教育 4名
□ 博士課程 (標準修業年限:3年)
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学生生活
《特 徴》
・日本福祉大学の教授陣、および学内外の各分野の研究のスペシャリストによる、質の高い
カリキュラムと指導体制を誇ります。
・講義・演習は、nfu.jp システム上に開講し、効果的な研究・学習が行えます。テキスト
教材による学習を基礎としながら、インターネットを通じて教員から助言・指導を受け、
また院生間で討議や意見交換を行いながら、学習・研究を進めます。現職社会人も、時間
を有効活用しながらの修学が可能です。
・入学後、後期開始前(7 月中旬頃)に、院生の希望に基づき、修士論文指導教員が決定さ
れ、後期から、本格的な研究を開始します。修士論文指導教員から、スクーリング、
nfu.jp システム、Eメール等を活用して、きめ細やかな論文指導を受け、質の高い修士論
文執筆を目指します。2 年次の 11 月下旬/ 12 月上旬の修士論文第 1 次提出に向けて、1
年次の年明け 2月に修士論文構想発表会、2年次の 7月に修士論文中間報告会が開催され、
また上記の第 1次提出をした後に、修士論文報告会が開催されます。これらの発表会では、
広く教員や院生による評価や助言を受けて、発表・質疑を経験します。プレゼンテーショ
ン能力を高めるとともに、研究の到達点や課題を再確認し、修士論文執筆に生かします。
つまり、様々な質疑や意見、助言などを参考にしながら、更に指導教員の指導を受けて研
究と執筆を展開・進展させ、その段階の論文や研究の問題点を訂正または修正する、質を
向上させる等を通して修士学位審査請求論文の完成度を高めていくプロセスが何重にも設
けられているということです。
そして、最終的に、1月上旬に修士論文及び要旨の提出(修士学位審査請求/学位申請)
を行います。
遠隔地に住む院生も不利益なく、計画的に研究が進められるよう、一人ひとりに合わせた
修士論文指導体制を整備しています。
・スクーリングは、社会人が学びやすいよう土日に開催(年間6回)し、対面授業、修士論文
指導、修士論文発表会、教員・院生交流会など、多彩な内容のプログラムを設けています。
また、会場である本学名古屋キャンパスは、名古屋市の都心部に立地(名古屋駅から JR
で約 10 分)しており、全国各地から集まる院生にとっては抜群の交通アクセスです。
2)心理臨床専攻[通学(夜間開講)]
医療・福祉・教育・産業・司法領域において、社会福祉を理解した心理臨床の専門職を育成する
ことを目的としています。
心理臨床の援助理論と実践教育・研究指導、および社会福祉学に関する教育を通じて、幅広い視
点から問題解決に取り組むことができる心理臨床の実践力を身につけることを目標としています。
※本専攻は、(公財)日本臨床心理士資格認定協会より第 1種指定大学院として認定を受けています。
※「公認心理師」養成カリキュラム(大学院における必要な科目)に対応しています。
● 医療・福祉マネジメント研究科 医療・福祉マネジメント専攻[通学(夜間開講)]
医療制度改革、介護保険制度、障害者自立支援制度、NPO 法人制度の導入など、医療・福祉を巡る
環境は変化しています。そこでは限られた資源で提供するサービスの質を高め、利用者に選ばれること
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学生生活
が求められます。介護福祉士や社会福祉士の国家試験にも経営学分野が取り入れられたように、これか
らの医療や福祉に関わる専門職には、高度な医療・福祉の専門知識や医療・福祉マインドとともにビジ
ネスマインドと経営能力を併せ持つ人材が求められています。また、社会的排除対策やコミュニティ再
生など、社会福祉の課題ヘの取り組み主体として注目される社会的企業やコミュニティビジネスなどで
は、営利企業とは異なるマネジメントのあり方が求められています。
このような時代と社会の要請に応えられる医療・福祉分野の高度専門職業人を養成するのが、医療・
福祉マネジメント研究科です。研究力養成を目指す「特別研究コース」と、高度専門職業人養成を目指
す「実践研究コース」の 2つのコースを設置しています。ケースメソッド演習や、医療福祉現場の実務
家による講義の導入など、多面的な分析力・問題解決能力・コミュニケーションカを修得するための特
徴あるカリキュラムを整備し、社会福祉領域、医療福祉サービス領域および組織・人材マネジメント領
域(旧医療福祉経営領域)の専門知識や考え方を身につけた人材を養成します。主に医療・福祉現場の
社会人を迎え入れる夜問制の大学院です。
● 国際社会開発研究科 国際社会開発専攻(通信教育)
国際開発協力は、近年、国家間レベルの経済開発援助から、福祉・保健・教育などを住民レベルの交
流を通じて促進する「人間中心の開発」へと重点を移してきました。本研究科は、開発における総合能
力を養いながら、こうした時代の要請に応えうる開発人材養成をおこなう通信制大学院です。
いわゆる開発途上国の問題に焦点を置きながらも、それに対応する日本の経験や課題に視野を広げ、
福祉と開発の統合領域―貧困、障害、環境、ジェンダー、居住、生計、住民参加、地域再生―といった
分野を扱います。
日常的にはインターネットを活用した双方向の授業運営をおこない、いつでも世界中のどこからでも、
学びに参加できます。あわせて国内外 3ヵ国の社会開発・地域福祉現場でのフィールドワーク型スクー
リングや、個別対面指導を実施することにより、通学制以上の厚みのある教育・研究指導を実現してい
ます。現場にいながらその実務経験を理論的に掘り下げ、修士論文作成を通じてプロとしての力量を高
めます。
なお、本研究科では長期履修制度を設けています。同制度は職業等の事情により標準修業年限(2
年間)を超えて計画的に 3年間での履修を認めるものです。
※本研究科修士課程の博士課程に位置づく専攻として、福祉社会開発研究科博士課程のもとに国際社会開発専攻
(通信教育)が設置されています。
② 博士課程
● 福祉社会開発研究科
本研究科は、文部科学省 21 世紀 COE プログラム「福祉社会開発の政策科学形成」の成果を踏まえ、
「社会福祉学専攻」「福祉経営専攻」「国際社会開発専攻(通信教育)」の 3専攻をおき、福祉、医療、経
営、開発等の現代的諸課題に対応する研究領域に取り組む全国的にも類をみないユニークな博士課程研
究科です。
1)社会福祉学専攻
社会福祉の専門研究者として自立して研究を進めることができる能力を養い、将来、社会福祉研
究・教育の中心的な担い手となる人材の養成を目指すとともに、社会福祉の現場で社会福祉学を基
盤とする高度な研究能力、指導力を備えた専門職業従事者として関連領域の専門職と協働して活躍
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第6章
学生生活
できる人材の養成を目標としています。
2)福祉経営専攻
利用者本位の安全で質の高い医療・福祉サービスを持続的に供給する「医療・福祉経営」のあり
方を研究します。また、医療福祉関連の機器や用具、材料、薬品、金融商品、情報システムなどを
製造・販売する民間企業や、その他の企業に関する経営のあり方を、戦略、マーケティング、会計、
ファイナンス、ベンチャービジネスといった切り口を通して研究します。
このような研究教育を通じて、本専攻では、特に保健・医療・福祉領域の職業に従事する社会人
やこれらの領域を対象とする企業などに勤める社会人を対象に、高度専門職業人を養成することを
目指します。
3)国際社会開発専攻(通信教育)
国際社会開発や開発教育領域での専門職業人としての基礎的な研究能力を身に着けており、開発
学的方法論を自ら発展させつつ、実践経験を論理化し、普遍化できる高度専門職業人の養成を目標
としています。
■ 大学院 入学相談会開催について
本学大学院では、大学院に関心のある方や入学を検討している方を対象に、「入学相談会」を開催し
ています。
※開催日程は、例年 8 月、9 月、10 月下旬、11 月下旬、12 月中旬ですが、詳細な日程は、関係教員の調整を経て 5
月頃に決定します。決定後は、速やかにホームページ等に掲載・公開しますので、ご参照ください。
大学院の入学相談会では、履修方法、年間スケジュール、修士論文の指導方法、研究・学習のすすめ
かた、入試書類審査(研究計画書の作成)、スクーリング、学費や学生生活など、専攻に関わる全般に
ついての説明が行われ、専攻の全体説明の他、担当教授による個別相談や、大学院で使用している教材
資料の展示なども行われます(実施日により事務職員が対応する入学相談会もあります。大学院HP参
照)。
進路選択のため、大学院の研究科・専攻の研究・学習内容をよく理解できる機会ですので、入学を検
討されている方や関心のある方には、出願前に大学院入学相談会に参加されることをお勧めします。
■ 資料請求・問い合わせ先
パンフレットや入試要項の取り寄せは、先の記述のとおり、大学院のホームページから請求できます。
問い合わせ等は、「大学院事務室」までお願いいたします。
また、入学相談会も開催していますので、大学院に関心のある方は是非ご参加ください。
住 所:〒460-0012 名古屋市中区千代田 5-22-35
日本福祉大学名古屋キャンパス北館 6階
大学院事務室
電 話:052-242-3050 ファックス:052-242-3072
URL:https://www.n-fukushi.ac.jp/daigakuin.htm
※大学院ホームページから資料請求(パンフレット、入試要項)を行うことができます。
※大学院ホームページには、入学相談会日程、各研究科・専攻の紹介ページ、公開講義のお知らせ等が掲載さ
れています。