5)&w¤åï©ï¬tåï« ï`h Ô w g¶ « d¹=b h [ Ô [ Ô g¶åï©ï...

16
3 THE世界大学ランキング日本版2019 結果分析 P.10 使文/児山雄介 2 ランキングごとに異なる大学の顔ぶれ アジア版2019 アジア版2019 ~THEの各ランキングにランクインした日本の大学例 日本版2019 1 2 3 4 =5 =5 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 =41 =41 43 44 45 =46 =46 =48 =48 =48 51 52 53 54 55 56 =57 =57 59 =60 =60 62 63 64 =65 =65 67 =68 =68 70 京都大学 東京大学 東北大学 九州大学 北海道大学 名古屋大学 東京工業大学 大阪大学 筑波大学 国際教養大学★ 国際基督教大学★ 広島大学 早稲田大学 慶應義塾大学 一橋大学★ 神戸大学 上智大学 金沢大学 千葉大学 東京外国語大学★ 長岡技術科学大学 東京農工大学 東京医科歯科大学 岡山大学 お茶の水女子大学 会津大学 立命館アジア太平洋大学横浜国立大学 豊橋技術科学大学 横浜市立大学 京都工芸繊維大学 東京海洋大学 立命館大学 神田外語大学★ 同志社大学 東京理科大学 関西学院大学 大阪市立大学 首都大学東京 長崎大学 立教大学 豊田工業大学★ 電気通信大学 芝浦工業大学 新潟大学 福岡女子大学★ 信州大学 秋田大学 学習院大学★ 大阪府立大学 神戸市外国語大学★ 山口大学 中央大学 明治大学 岐阜大学 法政大学 福井大学 津田塾大学★ 山形大学 関西大学 鳥取大学 群馬大学 佐賀大学 愛媛大学 鹿児島大学 近畿大学 名古屋市立大学 公立はこだて未来大学静岡大学 関西外国語大学★ 順位 区分 教育機関 順位 区分 教育機関 8 11 30 =31 34 40 58 66 68 =74 =76 =78 =80 =116 127 =138 147 =148 =156 =160 =166 =166 =168 =173 =176 =186 =188 =193 =200 =200 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 201-250 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 251-300 東京大学 京都大学 東京工業大学 東北大学 名古屋大学 大阪大学 九州大学 東京医科歯科大学 北海道大学 藤田医科大学 筑波大学 帝京大学 首都大学東京 日本医科大学 横浜市立大学 慶應義塾大学 立教大学 広島大学 神戸大学 会津大学 近畿大学 早稲田大学 千葉大学 順天堂大学 東京慈恵会医科大学 兵庫医科大学 東京農工大学 東京医科大学 金沢大学 岡山大学 浜松医科大学 香川大学 関西医科大学 熊本大学 名古屋市立大学 新潟大学 大阪市立大学 札幌医科大学 信州大学 徳島大学 東京理科大学 愛知医科大学 愛媛大学 電気通信大学 群馬大学 高知大学 九州工業大学 長崎大学 大阪府立大学 佐賀大学 埼玉大学 昭和大学 東邦大学 豊橋技術科学大学 山形大学 山梨大学 横浜国立大学 世界版2019 順位 区分 教育機関 東京大学 京都大学 大阪大学 東北大学 東京工業大学 名古屋大学 藤田医科大学 北海道大学 九州大学 帝京大学 東京医科歯科大学 首都大学東京 筑波大学 会津大学 千葉大学 広島大学 順天堂大学 慶應義塾大学 近畿大学 神戸大学 日本医科大学 立教大学 早稲田大学 横浜市立大学 愛知医科大学 浜松医科大学 兵庫医科大学 東京慈恵会医科大学 香川大学 金沢大学 関西医科大学 高知大学 熊本大学 九州工業大学 長崎大学 名古屋市立大学 新潟大学 岡山大学 大阪市立大学 埼玉大学 札幌医科大学 信州大学 東邦大学 徳島大学 東京農工大学 東京医科大学 東京理科大学 豊橋技術科学大学 山形大学 山梨大学 横浜国立大学 *「★」は日本版のみにランクインしている大学 *「=」は同順位の大学あり *同ランクでの掲載順は 原則大学名の英語表記のアルファベット順 各ランキングの 分野と割合 国際性 7.5% 被引用 論文 30% 国立大学 公立大学 私立大学 産業界からの収入 7.5% 教育 25% 研究 30% 日本版2019 世界版2019 教育 30% 産業界からの収入 2.5% 国際性 7.5% 被引用 論文 30% 研究 30% *分野内の指標の内訳はランキングにより 異なる場合がある ほか「71-150位」に81大学がランクイン ほか「1001+位」に52大学がランクイン 【図表1】 2019 5-6 2019 5-6 42 65 251-300 251-300 251-300 301-350 401-500 401-500 401-500 401-500 401-500 401-500 401-500 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 601-800 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 801-1000 国際性 20% 教育 リソース 34% 教育 充実度 30% 教育成果 16% Report 教育力を可視化する 日本大学ランキング Japan University Rankings Times Higher Education(THE)の世界大学ランキング日本版が2019年3月末に発表された。 今回より学生調査が指標に加わり、各大学の教育力を、より鮮明に映し出している。 ランキングを基に、学修者の視点を教育に生かす方法を考える。 学部 研究力 大学院 教育力 日本版が 測定する 領域 世界版が 測定する 領域 ほか「301-351位」に23大学、「351-400位」 に18大学、「401+位」に5大学がランクイン

Upload: others

Post on 11-Feb-2020

9 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

3

THE世界大学ランキング日本版2019 結果分析

 2017年に誕生したTHE世

界大学ランキング日本版(以下、

日本版)。今回で3回目の発表と

なる。同ランキングの世界版やア

ジア版では「大学院」の「研究力」

が重視されるのに対し、日本版は

「学部」の「教育力」を測定して

いる点が特徴だ。ランキングに登

場する大学も異なっており、P.3

の日本版のランキング表で「★」

がついている大学は、日本版のみ

にランクインしている。

 今回は京都大学が前回の1位タ

イから単独トップに。国際教養大

学が公立大学として初めてトップ

10入りし、国際基督教大学が私立

大学トップとなった。

 教育力を可視化した日本版のラ

ンキング一覧表は、高校では偏差

値一覧表と並んで掲示され、大学

選びの参考にされることも増え

た。海外の学生が日本での留学先

を検討する資料としても使われて

いる。こうした国内外への発信力

は、大学の広報戦略に大いに役立

つだろう。そして何より、学修者

本位の教育への転換が求められて

いる現在、その実現への道を探る

ための客観的なデータとして活用

し、改革を前進させたい。

文/児山雄介

2

可視化された教育力を

いかに改革に生かすか

ランキングごとに異なる大学の顔ぶれアジア版2019

アジア版2019

~THEの各ランキングにランクインした日本の大学例

日本版20191234

=5=5789

10111213141516171819202122232425262728293031323334353637383940

=41=41434445

=46=46=48=48=48515253545556

=57=5759

=60=60626364

=65=6567

=68=6870

国国国国国国国国国公私国私私国国私国国国国国国国国公私国国公国国私私私私私公公国私私国私国公国国私公公国私私国私国私国私国国国国国私公公国私

京都大学東京大学東北大学九州大学北海道大学名古屋大学東京工業大学大阪大学筑波大学国際教養大学★国際基督教大学★広島大学早稲田大学慶應義塾大学一橋大学★神戸大学上智大学金沢大学千葉大学東京外国語大学★長岡技術科学大学東京農工大学東京医科歯科大学岡山大学お茶の水女子大学会津大学立命館アジア太平洋大学★横浜国立大学豊橋技術科学大学横浜市立大学京都工芸繊維大学東京海洋大学立命館大学神田外語大学★同志社大学東京理科大学関西学院大学大阪市立大学首都大学東京長崎大学立教大学豊田工業大学★電気通信大学芝浦工業大学新潟大学福岡女子大学★信州大学秋田大学学習院大学★大阪府立大学神戸市外国語大学★山口大学中央大学明治大学岐阜大学法政大学福井大学津田塾大学★山形大学関西大学鳥取大学群馬大学佐賀大学愛媛大学鹿児島大学近畿大学名古屋市立大学公立はこだて未来大学★静岡大学関西外国語大学★

順位 区分 教育機関順位 区分 教育機関8

1130

=313440586668

=74=76=78=80

=116127

=138147

=148=156=160=166=166=168=173=176=186=188=193=200=200

201-250201-250201-250201-250201-250201-250201-250201-250201-250201-250201-250251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300251-300

国国国国国国国国国私国私公私公私私国国公私私国私私私国私国国国国私国公国公公国国私私国国国国国国公国国私私国国国国

東京大学京都大学東京工業大学東北大学名古屋大学大阪大学九州大学東京医科歯科大学北海道大学藤田医科大学筑波大学帝京大学首都大学東京日本医科大学横浜市立大学慶應義塾大学立教大学広島大学神戸大学会津大学近畿大学早稲田大学千葉大学順天堂大学東京慈恵会医科大学兵庫医科大学東京農工大学東京医科大学金沢大学岡山大学浜松医科大学香川大学関西医科大学熊本大学名古屋市立大学新潟大学大阪市立大学札幌医科大学信州大学徳島大学東京理科大学愛知医科大学愛媛大学電気通信大学群馬大学高知大学九州工業大学長崎大学大阪府立大学佐賀大学埼玉大学昭和大学東邦大学豊橋技術科学大学山形大学山梨大学横浜国立大学

世界版2019順位 区分 教育機関

国国国国国国私国国私国公国公国国私私私国私私私公私国私私国国私国国国国公国国公国公国私国国私私国国国国

東京大学京都大学大阪大学東北大学東京工業大学名古屋大学藤田医科大学北海道大学九州大学帝京大学東京医科歯科大学首都大学東京筑波大学会津大学千葉大学広島大学順天堂大学慶應義塾大学近畿大学神戸大学日本医科大学立教大学早稲田大学横浜市立大学愛知医科大学浜松医科大学兵庫医科大学東京慈恵会医科大学香川大学金沢大学関西医科大学高知大学熊本大学九州工業大学長崎大学名古屋市立大学新潟大学岡山大学大阪市立大学埼玉大学札幌医科大学信州大学東邦大学徳島大学東京農工大学東京医科大学東京理科大学豊橋技術科学大学山形大学山梨大学横浜国立大学

*「★」は日本版のみにランクインしている大学*「=」は同順位の大学あり*同ランクでの掲載順は 原則大学名の英語表記のアルファベット順

各ランキングの分野と割合

国際性7.5%

被引用論文30%

国立大学

公立大学

私立大学

産業界からの収入 7.5%

教育25%

研究30%

日本版2019

世界版2019

教育30%

産業界からの収入 2.5%国際性7.5%

被引用論文30%

研究30%

*分野内の指標の内訳はランキングにより 異なる場合がある

ほか「71-150位」に81大学がランクイン

ほか「1001+位」に52大学がランクイン

【図表1】

2019 5-62019 5-6

4265

251-300251-300251-300301-350401-500401-500401-500401-500401-500401-500401-500601-800601-800601-800601-800601-800601-800601-800601-800601-800601-800601-800

801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000801-1000

国際性20% 教育

リソース34%

教育充実度30%

教育成果16%

Report

教育力を可視化する

日本大学ランキングJapan University Rankings

Times Higher Education(THE)の世界大学ランキング日本版が2019年3月末に発表された。今回より学生調査が指標に加わり、各大学の教育力を、より鮮明に映し出している。

ランキングを基に、学修者の視点を教育に生かす方法を考える。

学部

研究力

大学院

教育力

日本版が測定する領域

世界版が測定する領域

ほか「301-351位」に23大学、「351-400位」に18大学、「401+位」に5大学がランクイン

5 4

【図表2】

1234567

=8=810111213

=14=14161718

=19=19

142359

10=23151119142117181225222831

87.084.984.482.581.979.078.877.677.677.576.976.276.074.374.372.671.871.470.170.1

85.482.584.783.481.278.677.972.376.177.674.876.373.875.375.076.771.373.267.767.5

国国国国国公国国公国国私私国国私私私国公

東京大学東京医科歯科大学京都大学東北大学浜松医科大学札幌医科大学大阪大学名古屋大学奈良県立医科大学東京工業大学九州大学日本医科大学愛知医科大学北海道大学筑波大学豊田工業大学東京慈恵会医科大学関西医科大学東京農工大学横浜市立大学

2019順位 2018順位 区分 教育機関 2019スコア教育リソース 教育充実度

教育成果 国際性

国立大学 公立大学 私立大学分野別ランキングTOP20

2018スコア1234

=5=5789

10=11=1113141516171819

=20=20

1=10

7=12213015=3

=12=24

25

1931=32316201718

=41

92.490.484.583.582.882.881.780.980.380.179.979.979.679.178.878.378.277.977.877.577.5

99.898.198.697.794.992.297.499.697.793.999.799.296.291.699.694.197.196.096.696.386.8

公私国私私私国国国国国私私私国私国私国私私

国際教養大学国際基督教大学筑波大学上智大学立命館アジア太平洋大学神田外語大学北海道大学東北大学名古屋大学東京外国語大学東京大学早稲田大学立教大学東洋大学京都大学関西学院大学広島大学立命館大学一橋大学同志社大学津田塾大学

区分 教育機関

区分 教育機関 2019スコア 2018スコア12345

=6=689

1011121314151617181920

132

289

101258

NR116

144

27=20

7351524

100.095.494.086.585.985.085.083.082.782.582.281.080.380.279.379.078.077.676.675.8

100.096.898.970.984.083.380.690.984.5

ー82.490.177.391.571.873.385.766.676.072.4

公私私私私公私私私私私私公国私私私私私公

国際教養大学国際基督教大学立命館アジア太平洋大学大阪女学院大学東京国際大学神戸市外国語大学麗澤大学上智大学名古屋外国語大学長崎外国語大学宮崎国際大学京都外国語大学福岡女子大学東京外国語大学梅光学院大学創価大学名古屋商科大学関西外国語大学神田外語大学会津大学

区分 教育機関 2019スコア 2018スコア

2019順位 2018順位

2019順位 2018順位 2019順位 2018順位

 大学としての教育力を可視化す

るには、継続してエントリーする

ことが望ましい。

 なお、THE世界大学ランキン

グは、ポータルサイトで必要な

データを入力し提出するエント

リー制である。そのうえで左の条

件に該当する大学は除外してい

る。日本の教育事情をよく知るベ

ネッセグループが情報収集等を支

援し、データの収集・集計プロセ

スは *1PwCの監査を受けている。

 指標の概要を、分野ごとに見て

 大学の教育力の実態に即した、

よりよいランキングに育てたいと

の思いから、THEは指標とその

割合(比重)を随時見直している。

前回は「国際性」の項目に「日本

人学生の留学比率」「外国語で行

われている講座の比率」を追加し

て割合を高める変更があった。

 今回は、学生調査をデータソー

スに導入。「教育充実度」の項目数、

割合が増えたことが大きな変更ポ

イントだ。大学の実情を知る研究

者、高校生に大学を勧める高校の

進路指導教員、卒業生を通じて大

学を見る企業の人事担当者に加

え、在学生=「学修者」の視点を

取り入れたことにより、ステーク

ホルダーの声がこれまで以上に多

角的に反映されることになった。

学生調査による3項目が加わり、指標項目数は計16に増加。

指標の内容、前年からの変更点、結果の注目点を解説する。

THE世界大学ランキング日本版2019

いこう。

 「教育リソース」は、資金力や学

生一人あたりの教員比率などを基

に、充実した教育が行われている

可能性を示す。さまざまな教育活

動の土台となる分野であるため、

4分野のうち最も比重が大きい。

 「教育充実度」は、今回加わっ

た学生調査と、高校の進路指導教

員への評判調査を基に、教育に対

する期待の実現度を示す。

 学生調査(P.9参照)は国内

ほぼ全大学を対象に実施し、有効

回答数(今回は50件)に達した大

学のスコアに、有意な指標として

算入されている。「教員・学生の

交流、協働学習の機会」「授業・

指導の充実度」「大学の推奨度」

の3項目で計18%と、全体の中で

も大きな割合を占める。一方高校

教員の評判調査では、「グローバ

ル人材育成の重視」と「入学後の

能力伸長」を聞いている。

 「教育成果」は、企業人事や研

究者への調査から、卒業生の評判

を表したもの。「教育充実度」の

割合が高められた分、割合は計

20%から16%に変わっている。

 「国際性」は、学内の多様性を

示す4つの項目を基に、国際的な

環境の実現度を示す。前回20%に

引き上げられた割合が、今回も引

き継がれている。

指標解説と

分野別ランキング

日本版2019の指標

*「=」:同順位の大学あり*「NR」:ランクインしていない*「 - 」:順位が151位以下のためスコア非表示* 同順位の場合は、総合ランキング順に掲載しています

2019 5-62019 5-6

*1 PricewaterhouseCoopers。世界の4大会計事務所の1つ*2 ( )内は前年度の%(変更があった指標のみ表示)  *3 具体的な質問項目はP.9【図表4】参照  *4 複数の科やコースを設置している高校には、調査票を複数枚送付した場合もある

学生調査が導入された

「教育充実度」に注目

2019スコア 2018スコア

123456789

10111213141516171819

=20=20

21374

=5=58

109

12112013151617181419

=26

98.497.396.996.695.995.795.693.793.693.590.481.480.074.073.672.972.071.871.666.866.8

98.698.997.795.497.295.695.694.893.894.788.189.169.376.672.972.070.669.673.269.464.8

国国国国私国国国私国国国国国国国公国私私公

京都大学東京大学九州大学大阪大学慶應義塾大学名古屋大学東北大学北海道大学早稲田大学東京工業大学筑波大学一橋大学神戸大学広島大学横浜国立大学千葉大学国際教養大学東京農工大学東京理科大学上智大学大阪市立大学

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

〔除外条件〕

前提として、THEのデータコレクション・

ポータルサイトにデータを入力し、提出した

うえで、

▼必須データが揃っていない大学

▼「認証評価」を受けていない大学

▼「学生調査結果」が50件に達していない大学

最も比重が高いのは

学生調査結果

16%(20%)

30%(26%)

34%

20%

大学入力情報

大学入力情報

大学入力情報

大学入力情報

ベネッセ

ベネッセ

大学入力情報

ベネッセ

エルゼビア社

大学入力情報

大学入力情報

国際性Environment

教育成果Outcomes

教育充実度Engagement

教育リソースResources

教員一人あたりの競争的資金獲得数

入学後の能力伸長

研究者の評判調査

6%

7%

8%

8%

5%

8%(10%)

8%(10%)

5%

5%

5%

5%

6%(13%)

6%(13%)

6%(-)

6%(-)

6%(-)

2017年度

2017年度

2013-17年

2017年度

2017年度

2017・18年

2017・18年

ベネッセ2018年

ベネッセ2018年

ベネッセ2018年

2017年度

2017年度

2017年度

2017年度

2017・18年

2017・18年

教員数/在籍学生数

経常収入/在籍学生数

論文数/教員数 ※ScopusよりTHEが抽出

ベネッセ総合学力テストにおける大学合格者の学力

競争的資金制度の大学別の獲得件数/教員数

在籍外国人教員数/教員数

在籍外国人学生数/在籍学生数

留学者数/在籍学生数

外国語で行われている講座数/全講座数

研究者向けの評判調査から日本の大学に関する日本の研究者の回答を抽出

2018年調査対象:日本の高校の進路指導教員。調査書発送校数:5287校、回答校数:2019校(全体の約90%の大学名が挙がっている。特定の地域に有利・不利が出ない集計)※2018年、2017年の結果(回答校数:2415校)の2か年分を使用

日本の大学生・大学院生(留学生含む)。調査書発送校数:744校、有効回答到達校数:226校、総回答数:36881件

調査対象:全上場企業と有力未上場企業4750社、回答数は929社(2018)、847社(2017)の2か年分を使用 調査項目:過去2年間の新卒採用実績上位10大学の学生のイメージを12項目、各6段階で聞いている

外国人学生比率

外国人教員比率

日本人学生の留学比率

外国語で行われている講座の比率

企業人事の評判調査

学生一人あたりの資金

学生一人あたりの教員比率

教員一人あたりの論文数

大学合格者の学力

高校教員の評判調査

日経HR

THE世界大学ランキング

グローバル人材育成の重視

学生調査*3

教員・学生の交流、協働学習の機会

授業・指導の充実度

大学の推奨度

分野 Pillars 項目 Metrics 割合*2 対象年 データ元 備考

*4

*同順位の場合は、総合ランキング順に掲載しています*同順位の場合は、総合ランキング順に掲載しています

7 6

 国からの補助が相対的に厚い国

立大や、医療系私立大など医学部

を持つ大学のスコアが高くなる傾

向にある分野だ。資金力を生かし

て教育環境を充実させている大学

や、教員が優れた論文を書き、競

争的資金を呼び込んでいる大学が

上位にランクインしている。その

意味では、医療系の学部がないな

がら設置区分別のTOP10に入っ

ている、東京工業大学、会津大学、

石川県立大学、豊田工業大学は、

教育環境の充実に力を入れている

大学として要注目と言ってよいだ

ろう。

 前回と指標の項目、割合が変

わっていないためランキング上位

に大きな変動はないが、設置区分

別のTOP10に新たに登場した大

学としては、名古屋大学(前回国

立13位)、静岡県立大学(前回公

立14位)、聖路加国際大学(初)

などがある。

 「教育リソース」は、教育改革

や学生の成長に生かしてこそ意味

がある。長期的には資金力や研究

力の向上などリソースを増やす努

力を行う一方で、短期的には現状

のリソースを最大限活用し、教育

効果を追求する姿勢も必要だ。

「増やす」努力と

「最大限活用する」視点を

 学生調査をソースとする3項目

が追加され、高校教員への調査と

合わせて2つの視点から「教育充

実度」が測られることになった。

協働学習やクリティカル・シンキ

ングなどの要素が入り、時代に合

わせた教育を実施できているかが

問われた。

 P.20〜25で事例として取り上

げているお茶の水女子大学(前回

国立25位、今回14位)、公立はこ

だて未来大学(前回公立17位)、

昭和女子大学(前回私立52位、今

回20位)のほか、神田外語大学

(前回私立15位)、横浜市立大学

(前回公立15位)なども大きく順

位を上げている。学生の満足度を

高める教育を行っていることがう

かがえる。

 また、学生調査という新たな要

素が加わったにもかかわらず高い

順位を保った筑波大学(前回国立

4位)、国際教養大学(前回公立

1位)、国際基督教大学(前回私

立3位)などは、学修者視点の教

育が根づいている大学と言える。

 前回から順位が下がった場合は、

P.9で示した項目についての取

り組みが学生に伝わっているかを

見直してみる必要があるだろう。

学生の声を聞いているか

順位の変動から確認する

 前回、「企業人事の評判調査」

と「研究者の評判調査」がどちら

も10%になるように変更された。

今回は各8%に減じられたため指

標全体に占める割合は小さくなっ

たが、両者の比率は変わらず、分

野内の順位にはほとんど影響がな

かったとみられる。設置区分別T

OP10に今回新たに入った大学

は、神戸市外国語大学(前回ラン

ク外)、公立はこだて未来大学(前

回公立14位)、関西学院大学(前

回私立13位タイ)、関西大学(前

回私立11位)の4大学だけだ。ほ

か、設置区分別11位以降で順位を

上げた大学としては、芝浦工業大

学(前回私立25位タイ、今回14位)

が目を引く。

 この分野で上位の大学の多くは

総合ランキングでも上位であるた

め、他の分野の指標である教育環

境や授業の充実度、キャンパスの

多様性などを着実に生かし、卒業

生の活躍につなげていることが推

し量れる。

 スコアを高めるには、今後の産

業界が求める能力を見極め、産学

協働で養成することも一つの方法

だ。その努力や成果を世間に届け

るための広報戦略も必要だ。

社会が求める力を育て

それを伝えているか

 「国際性」は私立大学の高スコ

アが際立つ分野だ。日本版ランキ

ング初年度は、「国際性」のみに

秀でた私立大学のランクインがめ

だったが、現在は総合ランキング

でも上位の大学が増えた。前回か

ら「日本人学生の留学比率」「外

国語で行われている講座の比率」

が項目に加わり、総合的な教育に

裏打ちされた「国際性」が問われ

るようになっている。

 一方で、比較的努力が反映され

やすく、競争が激しい分野でもあ

り、指標の項目、割合は前回と同

じだった割には、順位の変動もめ

だつ。広島大学(前回国立14位)、

北九州市立大学(前回公立17位)、

大阪女学院大学(前回私立18位)

などが設置区分別TOP10外か

ら、ジャンプアップを果たしてい

る。

 「外国語で行われている講座」

の設置、「外国人学生」や「外国

人教員」を増やすこと、「日本人

学生の留学」の促進はいずれもす

ぐにできるものではなく、手間ひ

まがかかるものであるが、まずは

一項目でも高めることができれば、

学内の国際化、そしてスコア向上

のきっかけとなり得るだろう。

特色ある国際化により

グローバル人材育成を

教育リソース 設置区分別TOP10

教育充実度 設置区分別TOP10

教育成果 設置区分別TOP10

国際性設置区分別TOP10

Resources

Engagement

Outcomes

Environment

2019 5-62019 5-6

34%

▶学生一人あたりの資金:8%

▶学生一人あたりの教員比率:8%

▶教員一人あたりの論文数:7%

▶大学合格者の学力:6%

▶教員一人あたりの競争的資金獲得数:5%

30%

16%

20%

87.084.984.482.581.978.877.677.576.974.3

東京大学東京医科歯科大学京都大学東北大学浜松医科大学大阪大学名古屋大学東京工業大学九州大学北海道大学

123456789

10

順位 教育機関国立

スコア79.077.670.167.766.162.761.660.560.159.2

札幌医科大学奈良県立医科大学横浜市立大学名古屋市立大学大阪市立大学大阪府立大学会津大学石川県立大学静岡県立大学首都大学東京

教育機関 スコア76.276.072.671.871.467.864.261.761.560.5

日本医科大学愛知医科大学豊田工業大学東京慈恵会医科大学関西医科大学順天堂大学昭和大学聖路加国際大学藤田医科大学慶應義塾大学

教育機関 スコア公立 私立

123456789

10

順位123456789

10

順位

123456789

10

順位 教育機関国立

スコア 教育機関 スコア 教育機関 スコア公立 私立

123456789

10

順位12

=3=356789

=10=10

順位84.581.780.980.380.179.978.878.277.877.2

筑波大学北海道大学東北大学名古屋大学東京外国語大学東京大学京都大学広島大学一橋大学九州大学

92.476.474.272.271.670.869.066.964.063.7

国際教養大学会津大学福岡女子大学北九州市立大学公立はこだて未来大学高知工科大学首都大学東京横浜市立大学大阪市立大学神戸市外国語大学

90.483.582.882.879.979.679.178.377.977.577.5

国際基督教大学上智大学立命館アジア太平洋大学神田外語大学早稲田大学立教大学東洋大学関西学院大学立命館大学同志社大学津田塾大学

123456789

10

順位 教育機関国立

スコア 教育機関 スコア 教育機関 スコア公立 私立

123456789

10

順位123456789

10

順位98.497.396.996.695.795.693.793.590.481.4

国際教養大学大阪市立大学大阪府立大学首都大学東京横浜市立大学名古屋市立大学秋田県立大学神戸市外国語大学兵庫県立大学公立はこだて未来大学

京都大学東京大学九州大学大阪大学名古屋大学東北大学北海道大学東京工業大学筑波大学一橋大学

72.066.866.161.457.657.453.953.449.949.4

慶應義塾大学早稲田大学東京理科大学上智大学同志社大学立命館大学明治大学関西学院大学関西大学中央大学

95.993.671.666.866.065.863.160.260.059.1

1=2=2456789

10

順位 教育機関国立

スコア 教育機関 スコア 教育機関 スコア公立 私立

123456789

10

順位123456789

10

順位80.273.473.472.872.271.869.869.368.567.8

国際教養大学神戸市外国語大学福岡女子大学会津大学新潟県立大学愛知県立大学北九州市立大学群馬県立女子大学宮崎公立大学山口県立大学

95.494.086.585.985.083.082.782.582.281.0

国際基督教大学立命館アジア太平洋大学大阪女学院大学東京国際大学麗澤大学上智大学名古屋外国語大学長崎外国語大学宮崎国際大学京都外国語大学

東京外国語大学九州大学東京工業大学北海道大学長岡技術科学大学一橋大学京都大学広島大学東京医科歯科大学名古屋大学

100.085.080.375.868.468.357.454.851.750.3

▶高校教員の評判調査〈グローバル人材育成の重視〉:6%

〈入学後の能力伸長〉:6%

▶学生調査〈教員・学生の交流、協働学習の機会〉:6%

〈授業・指導の充実度〉:6%

〈大学の推奨度〉:6%

▶外国人学生比率:5%

▶外国人教員比率:5%

▶日本人学生の留学比率:5%

▶外国語で行われている講座の比率:5%

▶企業人事の評判調査:8%

▶研究者の評判調査:8%

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

2019 5-69

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

 THEでは2019年4月に新

たに、「大学インパクトランキン

グ(U

niv

ersity Im

pact

Rankings

)」を発表しました。こ

れは、国連が掲げる持続可能な開

発目標(SDGs)に対する各大

学の取り組みに焦点を当てたラン

キングです。インパクトランキン

グでは、SDGs

の17目標のうち、

大学と関連が深い11目標を指標に

取り入れました。

 日本からは41大学がランクイン

しており、国別で最多の数でした。

SDGsの目標別では20位以内

に、目標3「すべての人に健康と

福祉を」で1大学、目標9「産業

と技術革新の基盤をつくろう」で

3大学、目標13「気候変動に具

体的な対策を」で2大学、目標16

「平和と公正をすべての人に」で

1大学が、ランクインしています。

その顔ぶれや順位を見ると、従来

のランキングとは異なった面で大

学に光を当てたランキングだとい

うことがわかるはずです。

 こうしたランキングは大学のさ

まざまな取り組みを可視化し、世

界に示すものです。この機会を捉

えて、自学のブランディングに活

用してみてはどうでしょうか。

 今、大学は優れた研究成果を挙

げ、よい教育を提供するよう、さ

まざまな方面からプレッシャーを

かけられています。しかし、リソー

スは限られている。これは日本に

限った話ではなく、世界中の大学

も同じ状況です。だからこそデー

タを基に、自学の国内での位置付

け、世界の中での位置付けを洞察

して改革を行い、ブランディング

に取り組むことが重要です。

 まず、研究力についてはTHE

世界大学ランキング2019の結

果を分析すると、日本の大学が抱

える課題が見えてきます。日本の

場合、GDPに比べて平均スコア

が高くなく、その要因の一つは「被

引用論文」の低さにあります。よ

い研究・論文であっても、それが

自らプロモーションするわけでは

ありません。外に語り掛け、自分

たちが行っていることをもっと広

める努力が求められます。

 加えて、研究者による「評判調

査」も課題です。日本の大学へ投

票した者の多くは、日本の研究者

で、海外からはほとんどありませ

ん。対照的なのはシンガポール国

立大学で、マレー半島以外の各国

から投票されています。

 一方で、分野別のランキングを

見ると、生命科学や物理科学、工

学・技術、臨床医学の分野では

100位以内に日本の大学が多数

ランクインしています。まずは特

定の分野で強みを発揮し、大学の

プレゼンス向上に努めてはいかが

でしょうか。

 THEでは研究力に焦点を当て

学生調査の国際比較と

日本の大学への期待

取材・文/本間学 撮影/伊藤元章

ランキングから見える

日本の大学の課題

た世界大学ランキングのほかに、

教育力に焦点を当てた教育力ラン

キングを、日本、アメリカ、ヨー

ロッパで実施しています。ランキ

ングを構成する4分野は共通です

が、各国・地域の特徴をふまえて、

一部の項目とその割合は変えてい

ます【図表1】。例えば、学費が

高いアメリカでは学生も保護者も

アウトカムを重視するため、教育

成果の比重を重くし、「卒業6年

後の給与」という指標を入れてい

ます。

 アメリカ、ヨーロッパの教育力

ランキングを見ると、研究力重視

のランキングとは異なる傾向が見

られます【図表2、3】。ヨーロッ

パでは、ナバラ大学、ニューカッ

スル大学、ヨーク大学など、世界

ランキングでは上位に入っていな

い大学がトップ10にランクインし

ています。アメリカの場合、資金

力が強い大学が上位に位置してい

ます。これは資金を教育に投資す

ることができるからです。そのた

め、相対的に州立大学が下がって

います。

 今回の日本版ランキングから

は、その指標に学生調査の結果を

加えています。実際に在学生に聞

いた16項目のうち、7項目をスコ

アに反映させています【図表4】。

 また、16項目のうち11項目はア

メリカ、ヨーロッパと共通の質問

にしており、これにより国際比較

が可能になりました。例えば「授

業は挑戦/やりがいがあるもの

か」という項目では日本の大学が

最もスコアが低かった一方、アメ

リカはこの質問で最もスコアが高

いという結果でした。「クリティ

カル・シンキングのスキルの成長

支援」に関しては、日本のスコア

はそれほど低くはありません。イ

タリアやドイツと比べても高く

なっており、フランスとは同等で

す。「授業や大学の運営の改善に

関して、学生が提案する機会があ

るか」という項目では、日本の大

学は非常によいスコアを出してい

ますが、「その提案が実施された

か明らかにされているか」は低い

スコアでした。このように学生調

査の結果を比較することによっ

て、各国の教育の特徴や課題を明

確にすることができました。

学生調査を用いた

教育力の国際比較

日米欧共通の学生調査により

教育の特徴がより明らかに

Opin ion

大学ランキング、学生調査の国際比較において見えてくる日本の大学の強み、課題は何か?

THEのデータ解析責任者ダンカン・ロスが分析する。

THE世界大学ランキング日本版2019の指標 質問内容 日米欧共通質問

6%

6%

6%

学生一人あたりの教員比率

教員一人あたりの論文数

教材へのアクセスと環境の質★

研究者の評判調査

卒業率

社会で有用なスキル開発★

授業・指導の充実度★

教員・学生の交流、協働学習の機会★

大学の推奨度★

インターンシップの機会提供★

実社会について学ぶ機会★

女子学生比率

女性教員比率

7.5

7.5

5

20

10

5

5

20

10

10

10

5

5

40

10

10

20

8

7

8

6

5

34

8

8

16

6

6

6

6

6

30

5

5

5

5

20

11

8

11

30

10

11

12

7

40

7

4

6

3

20

2

3

3

2

10

各教育力ランキングの指標一覧(アメリカ・日本・ヨーロッパ)【図表1】学生調査の質問項目【図表4】 欧州教育力ランキングTOP10(2018)

【図表2】

1

2

3

4

5

6

7

8

=9

=9

教育機関名順位

オックスフォード大学(英)

ケンブリッジ大学(英)

ソルボンヌ大学(仏)

ウォーリック大学(英)

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(英)

ブリストル大学(英)

マンチェスター大学(英)

ナバラ大学(西)

ニューカッスル大学(英)

ヨーク大学(英)

ヨーロッパ*1

①あなたの大学における学習経験の中で、教授陣や先生方と交流する機会はどの程度ありますか。

③あなたの大学の指導では、クリティカル・シンキングのスキルの成長が支援される機会がどの程度ありますか。

④あなたの大学の指導では、学んだことをじっくり検討したり、学んだことを相互に結びつけたりすることを支援される機会がどの程度ありますか。

⑤あなたの大学の指導では、学習内容を実社会に応用することが支援される機会がどの程度ありますか。

⑥あなたがこれまで大学で受講した授業は、あなたにとって挑戦/やりがいのあるものでしたか。

⑦あなたの友人や家族が大学に行くことを検討していたら、どの程度あなたの通う大学を勧めますか。

⑧あなたの大学では、授業や大学の運営の改善に関して学生が提案する機会がありますか。

⑨あなたの大学は、授業や大学の運営に対する学生の提案がどのように実施されたか、明らかにされていると思いますか。

⑩大学の学部や学科、研究室で学ぶことは、自分に自信を与えてくれていますか。

⑪あなたは、大学の教員やスタッフ、学生のコミュニティの一部だと感じることはありますか。

⑫もし過去に戻り、入学する大学を選び直せるとしたら、現在通っている大学を選びますか。

⑬あなたは、現在の大学で学ぶことで、入学した時と比べて自分が成長したと思いますか。

⑭あなたの大学は、グローバル人材の育成に力を入れていると思いますか。⑮あなたの大学は、社会の変化に対応したカリキュラムになっていると思いますか。

⑯あなたの大学では、専攻以外の知識や経験を積み重ねていくことに対する支援がありますか。

教員・学生の交流、協働学習の機会

授業・指導の充実度

大学の推奨度

・質問①~⑦ :THE世界大学ランキング日本版2019に使用。 ・質問⑧~⑪ :THE世界大学ランキング日本版2019には不使用。欧米との比較検証に使用。・質問⑫~⑯ :THE世界大学ランキング日本版2019には不使用。日本独自の調査。

②あなたの大学では、協同学習(協働学習)の機会はどの程度ありますか。

教育機関名順位

ハーバード大学

マサチューセッツ工科大学

イェール大学

コロンビア大学

カリフォルニア工科大学

スタンフォード大学

ブラウン大学

デューク大学

プリンストン大学

ペンシルべニア大学

米国教育力ランキングTOP10(2019)

【図表3】

1

2

3

4

5

6

=7

=7

9

10

教育リソース

教育成果

教育充実度

環境(国際性)

項目 割合(%)

日本項目 割合(%)

アメリカ項目 割合(%)

合計 合計 合計

合計 合計 合計

合計 合計 合計

合計 合計 合計

学生一人あたりの教員比率

教員一人あたりの論文数

学生一人あたりの資金

研究者の評判調査

卒業率

卒業生の給与

学生ローンの返済能力

授業・指導の充実度★

教員・学生の交流、協働学習の機会★

大学の推奨度★

認定プログラム数

外国人学生比率

学生の人種・民族の多様性

教員の人種・民族の多様性

大学進学第1世代の学生割合*2

学生一人あたりの教員比率

教員一人あたりの論文数

学生一人あたりの資金

大学合格者の学力

教員一人あたりの競争的資金獲得数

研究者の評判調査

企業人事の評判調査

授業・指導の充実度★

教員・学生の交流、協働学習の機会★

大学の推奨度★

グローバル人材育成の重視

入学後の能力伸長

外国人学生比率

外国語で行われている講座比率

日本人学生の留学比率

外国人教員比率

Times Higher Educationデータ・解析ディレクター 

ダンカン・ロス

*1 イギリス、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア、アイルランド、オランダ、ポルトガル *2 家族の中で大学に進学した最初の学生

★は学生調査の結果を使用

2019 5-6 8

2019 5-611 2019 5-6 10

シンガポール国立大学首席広報官

オヴィディア・リム・ラジャラム

NUSのリカレント教育施策~学籍は入学後20年間有効

NUSの生涯教育モデル

 本学はわが国唯一の国立総合大学です。1905年に設立された医学学校がルーツで、1980年に南洋大学、シンガポール大学と合併して現在のシンガポール国立大学(NUS)が生まれました。転機となったのは2005年です。政府との取り決めで、プログラムの策定や重点化する研究分野をある程度自由に決定できるようになり、ユニークな特徴を持つことが可能になりました。 ブランド構築のために、私たちが重要視している点は3つあります。1つ目は「卓越したリーダーシップ」です。リーダーが率先して方針を示さなければ、他大学との差別化は図れません。リーダーが「大学を発展させたい」「イノベーションを起こしたい」と強く思うことで、初めて物事が前進するのです。 2つ目は「慎重な意思決定」です。大学間の資金獲得競争は激しさを増しています。本学のような大規模大学でも、同時に全てのことに挑戦するのは不可能です。何が重要であるかを慎重に判断し、優先順位をつける必要があります。 3つ目は「誠実なつながり」です。私たちはよい評判を保つことを第一に考えています。本学の評

判が傷つくと学位の価値が下がってしまいます。そのため、学生や卒業生、寄附者の声に耳を傾け、その考えを積極的に知るようにしています。 また、学内の綿密なコミュニケーションも欠かせません。私は首席広報官として学長やプロボストと、毎日のようにディスカッションをしています。大学の構成員が同じ価値観のもと、自学が歩む方向性に対して意見を持つことが重要なのです。

 2000年ごろからは研究力強化のために、海外大学とのアライアンスの構築を積極的に推し進めています。リソースが限られる中で、全てを自学でゼロから立ち上げる必要はないとの考えからです。また、海外大学との協働を通じて、これまで存在しなかったものを生み出すことができます。例えばイェール-NUSカレッジでは、リベラルアーツを通して東洋と西洋の概念を同時に学ぶことが可能です。 大学運営面でも連携を進めています。本学の職員を海外大学へ派遣することもありますし、われわれが受け入れることもあります。これによってスタッフのレベルは着実に上がっています。 起業家教育にも海外大との提携を活用しています。NUS Overseas Collegesは本学が展開する海外12拠点で、昼間はベンチャー企業でインターンとして働き、夜間は提携大学で学ぶプログラムです。修了生はすでに2800人以上を数え、370以上の企業をスタートアップさせています。このプログラムはオバマ前米国大統領にも評価されました。 大学の評判は、大学が存在しない場でつくられるものです。優れた教育・研究機関と協働し、構成員の意見に耳を傾け、社会にすばらしい教育を提供する。これにより連携先の関係者や学生、同窓生が、大学のよい評判を広め、それがさらなる評判につながるのです。

大学のミッションと

ブランド構築戦略

 THEでは2019年4月に新

たに、「大学インパクトランキン

グ(U

niv

ersity Im

pact

Rankings

)」を発表しました。こ

れは、国連が掲げる持続可能な開

発目標(SDGs)に対する各大

学の取り組みに焦点を当てたラン

キングです。インパクトランキン

グでは、SDGs

の17目標のうち、

大学と関連が深い11目標を指標に

取り入れました。

 日本からは41大学がランクイン

しており、国別で最多の数でした。

SDGsの目標別では20位以内

に、目標3「すべての人に健康と

福祉を」で1大学、目標9「産業

と技術革新の基盤をつくろう」で

3大学、目標13「気候変動に具

体的な対策を」で2大学、目標16

「平和と公正をすべての人に」で

1大学が、ランクインしています。

その顔ぶれや順位を見ると、従来

のランキングとは異なった面で大

学に光を当てたランキングだとい

うことがわかるはずです。

 こうしたランキングは大学のさ

まざまな取り組みを可視化し、世

界に示すものです。この機会を捉

えて、自学のブランディングに活

用してみてはどうでしょうか。

日本の存在感が光る

SDGsのランキング

海 外 事 例

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

THE 世界大学ランキングの順位・スコア推移95

90

85

80

75

70

65

60

55

502011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019

34位40位

29位

26位 25位

26位24位 =22位 23位

研究総合教育

 日本以上に、少子化が進むシンガポールでは、政府が主導してリカレント教育を推進している。国民が長期にわたって社会で活躍するためには、知識のアップデートが必要だからだ。それに応じてNUSは、学生の学籍を入学後20年間登録し続け、卒業

生は社会人向け短期コースを低価格で受講できるようにしている。AIやデータ解析、医療、人文学などのコースがあるという。 「社会人は大学に戻り、最先端の知識、新しい友人を得ることができる。このことは、教員や在校生にもよい影響を与える。教員は教えていることが現実社会からかけ離れていないかを知ることができるし、学生も社会人から学ぶことは多い。理想的な学び合いの場と言えます」(リム・ラジャラム氏)。

入学 卒業 学び続ける

~20歳 ~30歳~24歳 ~40歳 ~70歳

基礎 経験的、スキルベース、業界に関連する学び

シンガポール国立大学

 今、大学は優れた研究成果を挙

げ、よい教育を提供するよう、さ

まざまな方面からプレッシャーを

かけられています。しかし、リソー

スは限られている。これは日本に

限った話ではなく、世界中の大学

も同じ状況です。だからこそデー

タを基に、自学の国内での位置付

け、世界の中での位置付けを洞察

して改革を行い、ブランディング

に取り組むことが重要です。

 まず、研究力についてはTHE

世界大学ランキング2019の結

果を分析すると、日本の大学が抱

える課題が見えてきます。日本の

場合、GDPに比べて平均スコア

が高くなく、その要因の一つは「被

引用論文」の低さにあります。よ

い研究・論文であっても、それが

自らプロモーションするわけでは

ありません。外に語り掛け、自分

たちが行っていることをもっと広

める努力が求められます。

 加えて、研究者による「評判調

査」も課題です。日本の大学へ投

票した者の多くは、日本の研究者

で、海外からはほとんどありませ

ん。対照的なのはシンガポール国

立大学で、マレー半島以外の各国

から投票されています。

 一方で、分野別のランキングを

見ると、生命科学や物理科学、工

学・技術、臨床医学の分野では

100位以内に日本の大学が多数

ランクインしています。まずは特

定の分野で強みを発揮し、大学の

プレゼンス向上に努めてはいかが

でしょうか。

 THEでは研究力に焦点を当て

た世界大学ランキングのほかに、

教育力に焦点を当てた教育力ラン

キングを、日本、アメリカ、ヨー

ロッパで実施しています。ランキ

ングを構成する4分野は共通です

が、各国・地域の特徴をふまえて、

一部の項目とその割合は変えてい

ます【図表1】。例えば、学費が

高いアメリカでは学生も保護者も

アウトカムを重視するため、教育

成果の比重を重くし、「卒業6年

後の給与」という指標を入れてい

ます。

 アメリカ、ヨーロッパの教育力

ランキングを見ると、研究力重視

のランキングとは異なる傾向が見

られます【図表2、3】。ヨーロッ

パでは、ナバラ大学、ニューカッ

スル大学、ヨーク大学など、世界

ランキングでは上位に入っていな

い大学がトップ10にランクインし

ています。アメリカの場合、資金

力が強い大学が上位に位置してい

ます。これは資金を教育に投資す

ることができるからです。そのた

め、相対的に州立大学が下がって

います。

 今回の日本版ランキングから

は、その指標に学生調査の結果を

加えています。実際に在学生に聞

いた16項目のうち、7項目をスコ

アに反映させています【図表4】。

 また、16項目のうち11項目はア

メリカ、ヨーロッパと共通の質問

にしており、これにより国際比較

が可能になりました。例えば「授

業は挑戦/やりがいがあるもの

か」という項目では日本の大学が

最もスコアが低かった一方、アメ

リカはこの質問で最もスコアが高

いという結果でした。「クリティ

カル・シンキングのスキルの成長

支援」に関しては、日本のスコア

はそれほど低くはありません。イ

タリアやドイツと比べても高く

なっており、フランスとは同等で

す。「授業や大学の運営の改善に

関して、学生が提案する機会があ

るか」という項目では、日本の大

学は非常によいスコアを出してい

ますが、「その提案が実施された

か明らかにされているか」は低い

スコアでした。このように学生調

査の結果を比較することによっ

て、各国の教育の特徴や課題を明

確にすることができました。

リーダーシップと意思決定、構成員とのつながりを重要視

海外連携、構成員の声、優れた教育が大学の評判を高め、広めてくれる

学生数/30727人学部および大学院プログラムは、次の学部・スクールで提供/文学・語学・社会科学、経営学、情報工学、継続・生涯教育、歯学、デザイン・環境学、工学、総合科学・工学、法学、医学、音楽学、公衆衛生、公共政策、理・科学、ユニバーシティ・スカラーズ・プログラム(USP)、イェール‐NUSカレッジ、デューク‐NUSメディカル・スクール▶THE世界大学ランキング2019/23位 ▶同アジア大学ランキング2019/2位▶同世界大学評判ランキング2018/24位

注目!

SDGs目標17 実施手段

SDGs目標13 気候変動

インパクトランキングの指標になった11目標

SDGs目標16 平和SDGs目標12 生産・消費 SDGs目標3 保健

SDGs目標8 成長・雇用

SDGs目標4 教育

SDGs目標5 ジェンダー

SDGs目標11 都市

SDGs目標9イノベーション

SDGs目標10 不平等

総合インパクトランキング〈日本のランクイン大学〉

485291

101-200

301+

京都大学東京大学慶應義塾大学千葉大学北海道大学金沢大学名古屋市立大学大阪大学創価大学東京工業大学宇都宮大学山口大学横浜市立大学広島大学香川大学三重大学大阪市立大学東京理科大学千葉工業大学中京大学中央大学群馬大学羽衣国際大学国際基督教大学順天堂大学神奈川大学神田外語大学熊本大学関西学院大学武庫川女子大学長岡技術科学大学長崎大学岡山大学大阪府立大学立命館アジア太平洋大学成蹊大学芝浦工業大学東北学院大学東海大学東京農業大学鳥取大学

順位 教育機関313339404464667378

=8186

101-200

三重大学京都大学香川大学金沢大学横浜市立大学千葉大学東京大学山口大学長岡技術科学大学大阪大学成蹊大学千葉工業大学中京大学中央大学北海道大学神奈川大学慶應義塾大学熊本大学長崎大学大阪市立大学東北学院大学東海大学東京農業大学東京理科大学

順位 教育機関

699296

101-200

東京大学千葉大学大阪大学千葉工業大学北海道大学神奈川大学金沢大学慶應義塾大学京都大学三重大学長岡技術科学大学名古屋市立大学岡山大学東海大学東京工業大学宇都宮大学

順位 教育機関

82101-200

宇都宮大学千葉大学国際基督教大学関西大学京都大学三重大学大阪大学東京大学横浜市立大学

順位 教育機関

620

=3552

=73=7379

=88=93

101-200

京都大学東京大学東京理科大学宇都宮大学千葉大学三重大学北海道大学山口大学長岡技術科学大学中央大学香川大学神奈川大学熊本大学長崎大学大阪大学成蹊大学東北学院大学東海大学鳥取大学横浜市立大学

順位 教育機関

=834616771798788

101-200

京都大学東京大学創価大学慶應義塾大学関西学院大学金沢大学山口大学千葉大学中京大学広島大学国際基督教大学香川大学神奈川大学三重大学長岡技術科学大学大阪大学東北学院大学東海大学宇都宮大学横浜市立大学

順位 教育機関

3755

=6769

=818588

=95101-200

慶應義塾大学山口大学名古屋市立大学東京大学京都大学大阪大学北海道大学創価大学千葉大学千葉工業大学宇都宮大学横浜市立大学

順位 教育機関

155369

101-200

名古屋市立大学藤田医科大学順天堂大学秋田大学群馬大学北海道大学神奈川歯科大学金沢大学関西医科大学慶應義塾大学熊本大学京都大学長崎大学岡山大学大阪大学大阪市立大学東京大学横浜市立大学

順位 教育機関

39=53=79=8689

100101-200

京都大学東京大学大阪市立大学金沢大学宇都宮大学大阪大学千葉大学香川大学関西学院大学三重大学長岡技術科学大学名古屋市立大学創価大学東京農業大学東京都市大学東京理科大学

順位 教育機関

212

=1736373845

101-200

東京大学東京工業大学東北大学北海道大学慶應義塾大学京都大学広島大学千葉大学群馬大学金沢大学三重大学長岡技術科学大学名古屋市立大学大阪大学大阪市立大学大阪府立大学東海大学東京理科大学鳥取大学山口大学横浜市立大学

順位 教育機関

101-200 国際基督教大学京都大学名古屋市立大学鳥取大学宇都宮大学

順位 教育機関

62101-200

神田外語大学京都大学鳥取大学宇都宮大学

順位 教育機関

SDGsへの貢献度が高い日本の大学~THE大学インパクトランキング2019結果

国立大学

公立大学

私立大学

(年度)

(スコア)

* Sustainable Development Goals

住み続けられるまちづくりをつくる責任つかう責任気候変動に具体的な対策を平和と公正をすべての人にパートナーシップで目標を達成しよう

目標11目標12目標13目標16目標17

目標3目標4目標5目標8目標9目標10

すべての人に健康と福祉を質の高い教育をみんなにジェンダー平等を実現しよう働きがいも経済成長も産業と技術革新の基盤をつくろう人や国の不平等をなくそう

2019 5-62019 5-6

 2018年11月時点で、日本版

ランキングの高校教員の認知度は

72・7%。そして約4割の高校で

は廊下や進路指導室にポスターを

掲示するなど、高校でのTHEラ

ンキングの活用は進みつつある。

日本版の発表イベントにも関心の

高い高校教員が参加した。一部の

教員に協力を仰ぎ、大学の教育力

について会場でヒアリングした結

果をまとめたのが上の一覧だ。

 参加理由や注目した大学、ラン

キングの活用イメージから、高校

教員は大学の教育力を次のように

見ていると言える。

①教育力を「偏差値とは異なる

大学選びの軸」として見ている

②教育充実度や国際性のスコア

が高い「特色ある大学」に注目し

ている

③「世界」基準で見ている

 「偏差値とは異なる視点でも大

学選びを考えさせたい」(B高校)

とあるように、教育力は偏差値と

併用して使用する大学選びの軸と

して考えられている。これは大学

にとって、偏差値とは異なる市場

をつくりだせる可能性を意味する

ものだ。上記の高校以外にも、「中

位以下の大学を受験する生徒には

偏差値だけで選ばず、こうしたラ

ンキングもよく見るように勧め

る」との意見もあった。

 「分野別ランキングを活用」(C

高校)や、「大学の改革を高校側

に伝えるもの」(D高校)との意

見は、大学の中身に注目する視点

だと言える。「偏差値によらない、

世界的な大学選びの基準を生徒に

示す」(A高校)のは、グローバ

ル社会を見据えてのことだ。

 この背景には、高校の進路指導

において、短期的な大学進学のた

めだけではない、長期的な人生設

計としてのキャリア教育の重要性

が高まっていることがある。「人

生として自分のキャリアを考える

キャリア教育が行われるようにな

る」(A高校)という回答から、

その変化がうかがえよう。

 高校でキャリア教育の取り組み

が進めば、大学の教育力への注目

度は一層高まると予想される。自

学で学ぶとどのような力が付くの

か、エビデンスを用いた高校への

情報提供が、これからの募集広報

ではポイントとなるだろう。

これまでも多くの入試改革がなされてきたが、その都度、競争を

激化させてきたように感じる。改革の目的は子どもを「育てる」ことにあるのだが、「競争を勝ち抜く」ことに高校では指導の重点が置かれている。また、本校のインターナショナルコースの生徒は、日本の高校生とは物事に気づく力(視点や視野)がずいぶん違う。世界に出れば、日本の高校生も世界の高校生と渡り合うようになる。基礎学力はもち

ろん、視野を広げる必要性を痛感している。

13 12

参加した理由は?

「THE 世界大学ランキング日本版2019」で

進路指導へのランキングの活用について

以前から、日本版ランキングに興味を持っていたので今回参加した。ランキングについての説明を聞いて、目に見え

てわかる、数字で測りやすいハード面よりも、測りにくいソフト面を重視したランキングであることが理解できた。

国際教養大学、お茶の水女子大学、立命館アジア太平洋大学(APU)国際教養大学の教育については話を聞いたことがあり、順位の高さに納得。実際に視察したいと思っている。お茶の水女子大学は、「新フンボルト入試」を授業の参考にしており、取り組みに注目している。APUは、出口学長の考え方が大学の取り組みに生かされており、それが順位に表れていると感じた。

国際教養大学と横浜市立大学国際教養大学は本校からの進学実績がないため、初めて知った。順位が高いのはなぜか、後できちんと調べてみたい。順位が上昇した大学としてカンファレンスの中で紹介されていた横浜市立大学は、本校から毎年進学者がいる。あらためて上がった理由を調べようと思った。

会津大学、豊橋技術科学大学、国際教養大学教育充実度で、地方の公立大学のスコアが高いことがわかった。地元志向の強い本校の生徒に、このデータを見せて他地域の大学にも目を向けさせ、進路選択の幅を広げたいと思った。特定の項目で上位の大学の場合、「〇〇の分野で社会人として活躍したいなら△△大がよい」というようにデータを基に生徒に勧めやすい。

シンガポール国立大学同大学の取り組みを基調講演で聞いて、とてもワクワクした。入学後20年間学籍が有効で、社会人が大学に戻り、学生や教授と共に理想的な学び合いを実現している。大学が社会の中心的な役割を担っていることに感銘を受けた。

入試が大きく変わる新高2生を指導するうえでは、社会の変化をふまえて指導する必要性を強く感じている。日本国内だけでなく世界の潮流について情報収集するために参加した。シンガポール国立大学の話は、高校現場ではなかなか聞けない話。社会と向き合う大学の姿勢を肌で感じることができ、得難い勉強の機会となった。

偏差値によらない、世界的な大学選びの基準を生徒に示すことで、自分の人生設計や世界の動向を意識した進路選択の指導ができると思う。ネームバリューのある大学が必ずしもよい教育をしているとは限らないので、その視点を生徒に持た

せたい。日本版で使用している学生調査の質問項目は高校でも使えると感じた。自分の学習スタイルに合った大学選びができるのではないか。

校内の掲示板に、偏差値ポスターと日本版ランキングのポスターを並べて貼っている。今は偏差値ポスターのほうに生徒の目は行きがち。しかし今後は、「世界基準の物差しで、あなたの志望大はどうなっているか、調べてみよう」と生徒に指導をして

みたい。偏差値は高くなくとも、教育熱心な大学など、偏差値とは異なる視点でも大学選びを考えさせたい。

現在はランキングポスターを進路部の掲示板に貼っている。

今後は、各クラスに、できれば2年生から掲示したい。分野別ランキングを活用して、例えば、国立大志望者には国際性のスコアを比較して、国際的な研究に取り組めそうな大学を調べさせたり、私大志望者には教育成果に注目して、キャリア教育の充実している大学を調べさせたりする指導ができると思った。

大学で教育改革が進んでいることに、高校の教員は気づいて

いないように思う。日本版ランキングは、そうした大学の改革を高校側に伝えるものだと思った。

高校の進路指導は今後どのように変化するか?

卒業時の進路選択という“狭義”のキャリア教育ではなく、生徒

一人ひとりが人生として自分のキャリアを考えるキャリア教育が行われるようになると考えている。自分のキャリアを考える機会を入学時から頻繁に設けるようになるのではないか。将来的には、進路アドバイザーという専門職を高校に配置することもあるのではないか。

保護者からは、「この大学に進学すると、どんな会社に就職できますか」と聞かれることが多い。しかし私は、自分が疑問に思っていることを追究する場所が大学だと考える。教員が授業を通して生徒の「もっと知りたい」という気持ちを育てること

が大切。自分の探究心を満たせる大学を選ぶようになれば、大学進学後も積極的に勉強するようになると思う。

大学と同じく高校でも、教員が独自に教育プログラムを開発

し、そのために必要な資金を学校外から引っ張ってくることが求められるようになるだろう。現在、大学とは課題研究における共同研究や英語論文の指導で連携しているが、

教育プログラムの開発でも大学と連携を深めたい。幸い、課題研究の題材は本校から無限に思えるほど出てくるので、PBLの課題探しで困っている大学があれば、ぜひ一緒に取り組みたい。

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

*「大学改革カンファレンス2019」(2019年3月27日実施)に参加した高校教員へのヒアリング結果

ランキングで可視化された教育力を

2019年の日本版ランキングが発表された「大学改革カンファレンス2019」に参加した高校教員に、

今回の結果を見ての感想と、進路指導の中での生かし方を聞いた。

大学の教育に対する期待は?

今までねじれていた高大接続が入試改革によって改善し、つながっていくと期待している。大学と高校の結びつきを強くして、高校教員に「主体的、対話的で深い学び」の必要性を、より感じさせるようなことをしてもらいたい。大学が起点となって、日本社会の教育を変革することを期待している。

学生の挑戦を促すような取り組みを期待したい。大学は“動いた者勝ち”のところがあるので、自分から動けばいろいろ経験できるが、動かなければ、何も得られないまま4年間が過ぎてしまう。大学が学生に歩み寄って、学生の背中を押してもらいたい。

与えられたテストを求められるまま正答できる力だけでは、意欲

ある社会人を育成することは難しいと考えている。「知らないこと」「今の自分の力では解決できないこと」を、他者の助けを得ながら自分で解決していく意欲を高大で育成したいと考えている。

シンガポール国立大学が取り組んでいるように、高校生や保護者、高校教員や社会に対して、ワクワクするような働きかけをお願いしたい。大学には、社会の将来ビジョンを描くのに必要

な人材や情報、知財などがあるように思う。社会との関わりを高めてほしい。

高校教員はどう見たか?

注目した大学は?

日本版ランキング発表イベントに

Report

大学の新しい動きについて情報収集するため。自分が大学生だった時代と今の大学の違いを、ランキングという

客観的な視点で確認したかった。基調講演で聞いたシンガポール国立大学の話は印象的で、学生に国を動かす力、国際的に稼ぐ力を身に付けさせるために、国境や分野を越えて連携している点はすごいと思った。

進路部の先輩教員に参加を勧められたから。本校の掲示板には日本版ランキングのポスターが貼ってあり、以前から自分自身も興味を持っていた。この順位がどうやって決まって

いるかを知りたかった。教育力、研究力、資金獲得力を基にランキングがつくられていることがわかった。

A 高 校公 立 私 立 B 高 校 公 立 C 高 校 私 立 D 高 校

*ベネッセコーポレーション調べ(2018年11月 高校教員4246人対象)

課程を通じた学生の学修成果の把握を行っている大学 47.5%

行っている52.5%

行っていない

学修成果の把握方法37 13 190 240(32.2%)

28 14

15 36 51(6.8%)

109 151(20.2%)

26 5 64 95(12.7%)

学修成果に関する情報の活用方法

0 50 100 150 200 250 300(校)

46 25 192 263(35.3%)

20 9

23 6 93 122(16.4 %)

105 134(18.0%)

35 12 127 174(23.4%)

*文部科学省「平成27年度の大学における教育内容等の改革状況について」(2017年)を基に編集部で作成。全て学部段階のデータ

外部の標準化されたテスト等による学修成果の調査・測定(アセスメントテスト等)

学生の学修経験等を問うアンケート調査(学修行動調査等)

学修評価の観点・基準を定めたルーブリック

学修ポートフォリオ

教育課程や教育方法の改善

学習支援環境の整備

学生の就学支援

学生への履修指導やキャリア相談

0 50 100 150 200 250(校)

国立公立

私立

国立公立

私立

学修成果の把握と活用の実態

2019 5-6

問 題 提 起

体系化を図っていなければ、学修成果を正確に測定することも、それを生かすことも難しいでしょう。得られた情報はFDに使うだけではなく、組織的なカリキュラムの改善にも活用することが期待されます。

A ゴール(DP)を決め、それを達成するための体系化されたカリキュラムを提供し、実際にDPが達成されたか成果を評価して、学生もその成果を説明できるようにする、という一連のプロセスが可視化の基本です。それゆえ、ゴールに向かって体系化されていないカリキュラムの下に科目がただ並んでいるだけの状態では、成果の測定そのものができないと指摘されています。また、ゴールに対応した測定が求められるので、例えばコミュニケーション能力を伸ばすという目標があれば、それに対応した測定を行う必要があります。

A 学修成果の可視化について当委員会がめざすゴールは、成果を把握する意義や、把握、活用の方法などについて、共通理解になるような形で指針を示すことです。この指針には強制力はありませんが、各大学の教学マネジメントの確立に生かしていただくことを想定しています。可視化についての議論は夏過ぎから行い、最終的な指針の策定は年末になる予定です。現在、大学や学問分野にかかわらず把握・公表すべきとされているものが右のリストです。一定の範囲で公表を義務付けることも視野に入れられています。 ただし、これは社会的責任を果たすための最低限のものとされています。自学ならではの学修成果を明らかにしようとすれば、ルーブリックや学修ポートフォリオなども組み合わせ、多面的に描き出す必要があると思います。

A 一言で言うと、大学の教育を「大学目線」ではなく「学生目線」で表す、ということです。これまで、「どういう教育をするのか」の情報は発信されていても、その教育成果の情報は多くありませんでした。成果を表すには、まず何を成果とするか、つまり学修上のゴール=ディプロマ・ポリシー(DP)を適切に設定し、学生と共有する必要があります。そのうえで学生がDPにどれぐらい近づけたかを、エビデンスをもって説明できるようにすること、これが学修成果の可視化の重要な要素です。 可視化の結果は、学生と大学自身、そして社会に対して説明される必要があります。学生は、入学後の自身の成長を知り、大学も教育改革のために自身の教育成果を知る必要があります。また、高等教育は公金を含めた社会からの支援によって成り立っていることを考えれば、支援を得て何を成したのか、社会に公表し、信頼を得ることが求められます。研究力の可視化はある程度進んでいますが、学修成果については、まだ情報が不足しています。

A 課程の全体ではなく部分的なものも含めれば、ほとんどの大学は何らかの形で学修成果の可視化に取り組んではいるものの、把握した情報を教学改革に生かせていないことは課題ではないでしょうか。 要因の一つは情報の分析が不十分なことであり、IR機能の拡充が求められます。 もう一つは、そもそも「成果」の内容を定義できていない、あるいは定義できていても、課程全体としてその成果を得られるカリキュラムになっていないことです。建学の精神やDPに照らして、各科目が何の能力を培うものなのか、カリキュラムの

「学修者本位の教育」とは?--大学だけでなく学生自身も  学修成果を説明できる教育です

A 2019年度で終了するAP事業*では、「学修成果の可視化」「卒業時における質保証の取組の強化」といったテーマを設け、先進的な取り組みを支援してきました。独自のアセスメントの実施、レーダーチャートによる図示など、選定大学はさまざまな工夫を凝らして学修成果を可視化しており、各大学において改革に生かせるよう、その成果の普及にも努めています。また、今年度中に国による学生調査の試行も予定しています。 学修成果の可視化は、現在のところ海外にも標準化された方法は存在しません。難しい挑戦ですが、高等教育機関としての責務を果たし、学生が成長を実感し、教学を改革していくためには、不可避のものです。各大学が自学の特性に応じて自主的に取り組むことを強く期待しています。方法論は実に多様であり、一筋縄ではいかないことも理解しています。文部科学省としても、関係者の意見や専門家の知見を得ながら、参考になるような指針を示していければ、と考えています。

学生の声は教学改革に

生かされているか

2019 5-615取材・文/児山雄介 撮影/荒川潤

 中央教育審議会による

 *1「グラ

ンドデザイン(答申)」は、各大

学に「学修者本位の教育」への転

換を求めている。これは、学修者

が何を学び、身に付けることがで

きるのかが明確かつ成果を実感で

きる教育のことだ。そのための取

り組みとして、「学修成果の可視

化と情報公表」などが挙げられて

いる。

 学修成果を把握するにはさまざ

まな手段が考えられるが、学生の

成長実感、満足度、意欲等をつか

むには、調査等によって学生の声

を聞くことが欠かせない。

 文部科学省の調査(図表)によ

ると、2015年度時点で課程を

通じた学生の学修成果を把握して

いる大学は半数以下だ。さらに、

アンケート調査によって学修経験

を問うた大学は全体の20・2%、

教育課程・方法の改善に生かした

大学は全体の35・3%に限られる。

本誌編集部による複数大学へのヒ

アリングでは、「学生調査は試み

ているが回答率が低すぎる」「問

題点は把握できても、教学改革が

進まない」「学生へのフィードバッ

クがない」といった課題が多く見

られた。

 海外においても、高等教育に多

大な公金が投入されていることか

ら、説明責任をどう果たすかにつ

いて、議論と試行が続く。

 アメリカでは、学修成果を総合

的に評価する *2 「CLA」などの

アセスメントや、共通の学修成果

評価基準「VALUEルーブリッ

ク」が運用されている。また情報

公表サイト「College Portrait

には、学生の満足度、非認知能力

の伸長などを掲載している。

 ヨーロッパではボローニャ・プ

ロセスの一環として、資格・学位

のレベルを統一する「欧州資格枠

組み」や、取得した学位の内容を

統一様式で示すディプロマ・サプ

リメントが運用されている。イギ

リスは、国による学生調査の結果

によって各大学の教育力を格付け

する

 *3 「TEF」を実施している。

 学修成果の可視化は、それをど

う使うかが肝心だ。学生調査やア

セスメント等の結果を教育改革や

日々の授業改善に生かす、社会に

対する説明責任を果たし高等教育

への信頼感を醸成する、といった

「活用」ありきで主体的に取り組

むこと。それが「学修者本意の教

育」への第一歩ではないか。

学修成果を把握し、

改革する大学は3割強

可視化は世界的な課題

避けては通れない

「日本版」では学生調査により教育に対する在学生の声を可視化しているが、

一方各大学は学生の声をどの程度把握し、教育に生かしているのだろうか。

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

学生調査と教育力の可視化1

ひらのひろき●早稲田大学政治経済学部卒業、政策研究大学院大学修士課程修了。2002年文部科学省入省。国立大学法人支援課課長補佐、競技スポーツ課課長補佐等を経て、2017年より現職。教学マネジメント特別委員会事務局担当。

文部科学省高等教育局 大学振興課大学改革推進室長

平野博紀

文科省に聞く!

Q「グランドデザイン」での学修成果の可視化とは?

Q 学修成果の可視化について、日本の現状と課題は?

Qどのような観点から測定すればよいのか?

Q 教学マネジメント特別委員会の狙いや動きは?

Q 指針の公表以外に国からのサポートはあるか?

□単位修得・学位取得状況□進路の決定状況等の卒業後の状況 (進学率、就職率等)

□学修時間□学生の成長実感・満足度□学生の学修に対する意欲□入学者選抜の状況□修業年限期間内に卒業する学生の割合□留年率・中途退学率□教員一人あたりの学生数□学事歴の柔軟化の状況□履修単位の登録上限設定の状況□授業の方法や内容・授業計画 (シラバスの内容)

□早期卒業や大学院への飛び入学の状況□FD・SDの実施状況 等

把握・公表すべき学修成果の例

*1 「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」(2018年11月)*2 Collegiate Learning Assessment  *3 Teaching Excellence Framework

*大学教育再生加速プログラム

14

2019 5-62019 5-617 16

▶教学調査「Exit Survey on Academic Matters」:卒業・修了を控えた学生が対象。大学が掲げる教育目標と関連し、学修の探求方法や学位方針の達成度を学修段階別に確認するほか、授業内の能動的学修経験の度合いや授業外学習時間など多角的な視点で自己評価▶授業評価:学部・大学院を通じて全ての科目で毎学期実施。設問は大学の教育目標と関連付けており、当該科目を履修したことによる学修達成度を、学生が自己評価▶学生満足度調査:毎年11月に在学中の全学部生、院生対象にWebで実施。学生の学修・生活全般の満足度測定▶就職ガイダンスアンケート:毎年1回、就職活動を始めた学生が対象▶卒業後の個別キャリア相談

国際教養大学▶学生数/923人▶学部/国際教養▶大学院/グローバル・コミュニケーション実践▶THE世界大学ランキング日本版2019/総合10位、同教育充実度1位

(前回1位)

国際基督教大学▶学生数/3212人▶学部/教養▶大学院/アーツ・サイエンス▶THE世界大学ランキング日本版2019/総合11位、同教育充実度2位(前回10位タイ)

筑波大学▶学生数/16703人▶学群/人文・文化、社会・国際、人間、生命環境、理工、情報、医、体育専門、芸術専門▶大学院/教育、人文社会科学、ビジネス科学、数理物質科学、システム情報工学、生命環境科学、人間総合科学、図書館情報メディア▶THE世界大学ランキング日本版2019/総合9位、同教育充実度3位

(前回7位)

お茶の水女子大学▶学生数/2925人▶学部/文教育、理、生活科学▶大学院/人間文化創成科学▶THE世界大学ランキング日本版2019/総合25位、同教育充実度30位(前回55位)

公立はこだて未来大学▶学生数/1178人▶学部/システム情報科学▶大学院/システム情報科学▶THE世界大学ランキング日本版2019/総合68位タイ、同教育充実度43位タイ(前回112位)

昭和女子大学▶学生数/5916人▶学部/国際、人間文化、生活科学、グローバルビジネス、人間社会▶大学院/文学、生活機構▶THE世界大学ランキング日本版2019/総合95位、同教育充実度39位(前回115位)

▶教学調査および授業評価:教務課が所管。結果は個々の教員へのフィードバックだけでなく、執行部や各プログラム・課程長と共有し、次年度の教育改善に活用▶学生満足度調査:学生課が所管。結果は関係部署と共有し、現状把握と改善策を検討▶就職ガイダンスアンケートおよび卒業後の個別キャリア相談:キャリア開発センターが所管▶IR担当官が、各種調査・データについて横断的な分析を行い、経営・教学両側面での意思決定の一助としている

▶教学調査:結果を基に、教育研究会議および大学院研究科運営委員会において、実施方針の適切性や改善が必要な課題について検証する機会を設け、各プログラム、課程、領域内で共有し、カリキュラム編成の改善に活用▶各課程別の平均値を算出して課程・プログラム内での検証の一助としている▶学生満足度調査:学生生活環境の向上と学生サービス充実のために活用▶就職ガイダンスアンケートをふまえたキャリア支援▶卒業後の個別相談をふまえた在学生へのキャリア支援

▶教学調査の結果をふまえたカリキュラム編成の改善・見直し▶IR担当官による横断的な分析をふまえた、入学前教育の実施・改善

▶Webサイトで各種の情報公開▶学生満足度調査等の結果をふまえた大学運営の改善については、学生生活委員会等を通じて大学と学生間での継続的な対話の機会を設けている

▶入学時調査:毎年4・9月に新入生に対しWebで実施。志望度や進学理由、アドミッション・ポリシーに即した能力をどの程度有しているかを確認▶1年次調査:毎年3・6月に進級前の1年生に対しWebで実施。1年間の学修成果や教育満足度などを確認し、初年次教育の効果を把握▶学生学修意識調査:毎年4月に新3年生に対してWebで実施。2年間の学修成果や教育満足度などを確認し、メジャー(専攻)選択前の教育効果を把握▶卒業時調査:毎年3・6月に卒業前の学生に対しWebで実施。学修成果や教育満足度を確認し、大学全体の教育・サービスの向上に活用▶同窓生調査:数年おきに実施。大学教育が卒業後の進路に与えた影響などを確認し、教育成果を把握▶授業効果調査:毎年6・11・2月にWebで実施。教育効果の把握と授業改善の参考、FDに利用▶進路に関するアンケート:毎年卒業前の学生に対して実施。次年度の進路活動支援の向上に活用

▶教学IRについては学修・教育センターが調査の実施とデータ分析を行い、理事・行政者および全教職員に結果を共有。各部署で改善策を検討・実施。教育・サービスの向上に生かす▶全学IRについてはIRオフィスが担当

▶SGU到達目標の達成指標として活用▶全学的なFD活動への活用▶学生の教育満足度の分析結果を各デパートメントやプログラムと共有し、授業内容やカリキュラム構成の改善・新コースの設置の検討材料として活用。結果を各関係部署に還元し、学生の学修・生活環境の改善に活用▶学生が抱える問題の早期発見・対応に活用

▶卒業時調査:英語開講授業の見直しに活用▶各学生調査:低GPA学生の傾向を把握。退学に至る前の面談への活用を検討中▶各学生調査:日本語論文執筆コースのニーズが判明、カリキュラムに組み込んだ▶授業効果調査:コンフリクトの少ない時間割構成に改善▶学生調査と教務データを横断的に分析し、英語での卒論執筆へのハードルを下げるための施策につなげた

▶学生調査:学生および一般向けに学修・教育センターのWebサイトで概要を掲出▶学生向けに学生調査の結果を基に改善した事例について報告▶授業効果調査:学内Webに公開され、学生が履修計画を立てる際に活用

▶大学院新入生アンケート:志望理由、学修・研究内容、福利・厚生等を調査▶授業評価アンケート:全学的な教育PDCAサイクル構築の一環として、2016年度以降全ての開設授業科目で実施▶学群卒業生・大学院修了生アンケート:全学的なFD活動として実施。学修環境、授業内容、福利・厚生、課外活動等に対する満足度、志望理由等を調査▶卒後20年の卒業生アンケート:ホームカミングデーの際に実施。卒業後のキャリアと大学での学修との関係、現在および今後の筑波大学に関する期待等を調査▶学生生活実態調査:生活全般のさまざまな項目について調査

▶大学院新入生アンケート、授業評価アンケート、学群卒業生・大学院修了生アンケート、卒後20年の卒業生アンケート等の学生調査:全学FD委員会が調査の実施とデータ集計を行い、分析したデータ結果を全学および各教育組織において検証し、教育・研究・学生生活等の改善に活用▶学生生活実態調査:学生生活支援室と学生部を中心に調査の実施とデータ分析を行う

▶FD活動への活用:大学院新入生アンケート、授業評価アンケート、学群卒業生・大学院修了生アンケート、卒後20年の卒業生アンケート等の学生調査は本学のFD活動の活性化と情報の共有のために毎年作成している「筑波大学ファカルティ・ディベロップメント活動報告書」の基礎資料とし、各教育組織間において情報共有。今後のFD活動の見直し・改善等に活用▶学生生活実態調査:学生の経済状況を把握し、今後の経済支援に参照。図書館に対するサービス向上のために参照

▶比較文化学類では学生独自の授業評価アンケートで科目重複など改善要望があり、カリキュラム構成に反映▶工学システム学類では毎年ティーチング・ポートフォリオを作成・提出。各教員が自発的・継続的に教育改善を実施▶歴史・人類学専攻では教員が教育体制・研究環境・設備等に関して各領域の学生の意見を聞く懇談会を開催。増加する留学生のために外国語表記を拡充▶リスク工学専攻では達成度評価委員会で、学生に履修状況の報告を義務付けた。学生の要望については、授業内容の改善を学生側から提出できるしくみとして授業モニタリング制度を設置。リアルタイムで対応▶エンパワーメント情報学プログラムでは学生の授業評価アンケートの結果や履修状況を分析、新規科目を開設

▶筑波大学ファカルティ・ディベロップメント活動報告書:FD活動の一環として実施した各学生調査の結果は、各教育組織間で情報共有および社会に対し広報目的として公開▶学生生活実態調査:Webサイトで調査結果を掲出

▶学修行動比較調査:毎年10月に1・3年次を対象に実施。教学比較IRコモンズにて調査実施、基本集計を行い、参加大学間のデータ比較も可能▶卒業生調査:大学法人評価の際に実施(直近は2016年に実施)▶授業評価アンケート:毎年前期と後期に2回Web授業アンケートシステムにて実施(回答率ほぼ100%)▶新入生の生活に関する調査:毎年▶学生生活とキャリアに関する調査:(随時、直近は2018年に実施) など

▶教学IR・教育開発・学修支援センターで調査の実施、結果分析、ホームページなどでの情報公開を行っている。毎年3月にFD・SD研修会を学外公開で実施し、その概要をビデオで公開

▶学生が学修状況(成績およびその変化)をチェックできるalagin、授業評価アンケート結果を表出するnigala dashboard、学修行動比較調査ファクト分析らを学内Webで公開し、常時フィードバックできる体制がとられている▶調査結果をふまえ学修・生活環境・学生支援の見直しや改善を随時行っている

▶2008年度にスタートした「文理融合リベラルアーツ」科目群について、2016年に学生調査を行い、履修実績と合わせて問題点を分析。全体として満足度は85%を超え、改革の成果を確認し、系列別の演習をより自由な課題設定による「リベラルアーツ演習」に再編し、アクティブ・ラーニングを強化▶授業評価アンケート結果に基づきコア情報科目を再編・強化

▶授業アンケート:個別結果および全体集計を学内Webで公開▶大学のWebサイトに調査結果を掲出▶学生に対しては、調査結果や改善点をWebサイト等で告知

▶新入生アンケート:毎年入学時に全員実施。広報戦略に活用▶授業評価アンケート:毎年前・後期で実施。授業改善に活用▶卒業生アンケート:2017年度実施。学修成果と社会で求められる能力の把握▶英語力調査:英語外部検定を年2回実施▶数学学力診断テスト:1年次の必修科目で実施。フォローアップが必要な学生を把握▶プログラミング学習調査:1・2年次のプログラミング科目で実施。学びの振り返りに活用▶論理的思考力調査:1年次の必修科目で実施▶オリエンテーションアンケート:毎年入学時に全員実施。オリエンテーションの効果の把握▶プロジェクト学習アンケート:3年次全員必修科目であるプロジェクト学習において、配属時、中間発表時、最終成果発表会後に実施。学習ポートフォリオとして、学びの振り返りに活用

▶さまざまな組織・委員会が調査の実施とデータ分析を行い、改善に生かしている

▶必修科目における論理的思考力調査の結果を、入試制度改革で、新たな選抜方法の導入に生かした▶新入生アンケートの結果から、オープンキャンパスの業務ごとの学生配置を入試区分に合わせて行った

▶プロジェクト学習、プログラミング学習等重点的に取り組むプログラムについては、授業改善だけでなく、学生の振り返りに活用、メタ学習につなげている

▶学生向けに学内Webで授業評価アンケートを公開。過去10年以上の結果を公開

▶授業改善(大学)・大学院FDアンケート:毎年前・後期で実施。学生の自己評価と授業・研究環境などへの意見の両面を調査▶学習時間・学修経験に関するアンケート:毎年7月に1・4年次を対象に実施。本学の教育を受けて得た学修成果を測ることが目的▶進路動向調査:4年次で進路未定および不明の学生に対して紙で年4回実施▶卒業生の就業動向調査:卒業後4・8年目の卒業生に調査票を郵送で実施▶就職適性対策テスト:3年次全員を対象に4・11月に民間のテストを実施。就職活動に必要な筆記試験の能力を把握し、就活支援に活用▶昼食および学生食堂に関するアンケート:毎年7月に学生食堂の改善を図るために実施▶学生意識調査:2016年度に生活と健康に関する意識を把握することを目的に実施。本年度も実施すべく検討中▶新歓オリエンテーションアンケート:毎年4月に新入生を対象にオリエンテーションの成果を把握▶プロジェクト活動事前・事後アンケート

▶授業改善・大学院FDアンケート:FD推進委員会が実施▶学習時間・学修経験に関するアンケート:教務部▶就職適性対策テスト:キャリア支援センターで実施▶昼食および学生食堂に関するアンケート、新歓オリエンテーションアンケート:学生支援課で実施▶学生意識調査:学部委員会内の調査部会が実施▶プロジェクト活動事前・事後アンケート:現代ビジネス研究所が毎年度プロジェクトに参加する学生を対象に実施、データを蓄積

▶授業改善・大学院FDアンケート:学科ごとのFD活動、各教員の授業改善、専攻の研究環境改善に活用▶進路動向調査:4年次の進路未定および不明の学生の状況を把握し、進路支援に活用。データは各種調査の報告用としても利用▶卒業生の就業動向調査:OGを招いたイベントや講座の選定等、在学生の進路・キャリア支援で活用▶学生意識調査:報告書を作成し各学科に配布。学生の意識や実態を知るために利用▶プロジェクト活動事前・事後アンケート:PBLの学習効果の分析。PBL推進への活用

▶授業改善では教室の定員改善を実施。大学院では、パソコンおよび周辺機器の整備を実施。教員はアンケート結果に基づく改善を各自行う▶学習時間・学修経験に関するアンケート:専門的な分析、経年比較も行ったうえで、教務部委員会でフィードバック。授業担当教員には、結果に留意し授業運営を行うよう直接呼びかけている。同じ母集団の1年次と4年次に調査を行うため、学生自身が大学の学修で身に付いた能力がわかる。各学科では授業内容やカリキュラム改訂の際に参照。併せてカリキュラムツリーの作成を行い、カリキュラム開発に取り組む▶進路動向調査:学生に適した個別進路支援を行う▶就職適性対策テスト:結果を基にクラス分けを行い、レベルに応じた対策講座を実施

▶授業改善アンケート:授業ごとに作成する改善報告書は学内Web、学科ごとに作成する学科別改善報告書はWebサイトで公開▶大学院FDアンケート:専攻ごとに作成する改善報告書は学内Webで公開▶学習時間・学修経験に関するアンケート結果:学内Webで公開▶進路動向調査:把握した進路状況はWebサイトや各種広報媒体で公開▶学生意識調査:報告書を各学科に配布

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

取り組み実例「THE世界大学ランキング日本版」の「教育充実度」のスコアが高い大学は、学生の学びや成長を可視化して、

積極的に教育に生かしていると考えられる。「教育充実度」上位3大学と今回取材した3大学に、学生調査の活用について尋ねた。

教育充実度が高い大学の学生調査活用例

学生調査と教育力の可視化2

学生調査の活用例

大学

担当部署、体制

情報公表

実施している学生調査

教育の改善改革例

(在学生だけでなく、卒業生向けも含む)

(対学生/対高校や高校生、社会)

182019 5-6

 今回、日本版ランキングに反映

された学生調査では、在学生から

見た大学の教育改革の進捗や浸透

度がわかります。【図表1】は、教

育改革の歩みとそれに関連した学

生調査の質問項目をまとめたもの

です。大学ごとの結果は、ランク

インした大学や調査にご協力いた

だいた大学を中心に返却されてい

ます。ここでは、その結果をどう

読み解くかを簡単に解説します。

 質問は全部で16問あります

(P.9参照)。そのうち、質問1

〜7までは、本ランキングに使用、

8〜11まではランキングには使用

しませんが、欧米との比較検証に

使用しています。質問12〜16はラ

ンキングには不使用で、日本独自

の項目です。学生はこれらに関し

て、0〜10点をつけます。

 調査結果の帳票【図表2】でま

ず注目すべきは、右端の * 「中央

値」一覧です。全中央値のうち、

5以下の肯定度が低い項目はない

かをチェックしてみましょう。

 ちなみに、質問7

他者への推

奨と質問12

自己への推奨は大学

の取り組みについての総合評価と

言える項目です。大学全体の傾向

としては、質問12 は中央値が低

い傾向にあります。現在、入学定

員の厳格化などの影響で受験生の

安全志向が続いていることから、

第一志望ではない大学に多くの学

生が入学する状況が影響している

と考えられます。それよりも質問

他者への推奨の結果を重要視

すべきでしょう。

 この2問以外は大学改革の取り

組みについての評価です。中央値

が5以下で低い場合は、大学は熱

心に取り組んでいるのに学生にそ

れが認知されていないか、知って

はいても内容に課題があるか、ど

ちらかがその理由として考えられ

ます。

 また、質問8 大学運営への提言

機会、質問9 提言へのフィード

バックの結果は併せて見たい項目

です。もし8の中央値は高いが9

は低い場合、学生とのコミュニケー

ションが不足しているのかもしれ

ません。このことは学生の帰属意

識や教育への納得感に影響するの

で、「学修者本位の教育」を推進

するうえでは課題となります。

 なお、今回は最低50人を有効回

答者数としているため、サンプル

が少ないと感じる方もいるかと思

います。実際、各大学が独自に行っ

ている各種学生調査でも、回答率

の向上に苦心しているというお話

をよく伺います。しかし、忙しい

大学生活の中、学生調査に協力す

る学生は、教育に対する意識が高

い、大切なステークホルダーと言

えます。そのような学生の声は、

真摯に受け止め、何らかの形で

フィードバックがなされるべきで

しょう。今回の学生調査結果につ

いては、「改善提案に使いたい」「自

己点検の根拠として使いたい」「国

内外の募集活動において教育の質

を提示する材料として使いたい」

という声を多くいただいていま

す。本調査を教育改革やその可視

化の参考データとしてご活用くだ

さい。

H o w t o

改革は学生にどう映っているか?

教育改革に学生調査を生かすには

2019 5-619

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

学生調査と教育力の可視化3

*緑字は学生調査項目と関連する施策

FD(ファカルティ・ディベロップメント)義務化

キャリア教育の充実・義務化

❶右端の全項目の中央値を見て、肯定度が低い項目(5以下)がないかを見る。

❷大学が取り組んでいる教育改革に関わる項目の中央値を見る。 低い項目があれば、その理由を考えてみる(例 認知の問題か、内容の問題か)。

❸質問8、質問9の結果の差を見て、学生とのコミュニケーションに課題はないか点検する。

❹質問7の結果を見て学生の「総合評価」を確認する。

大学改革実行プラン公表

大学教育再生加速プログラム(AP)

教育の質保証、3つのポリシー(AP・CP・DP)の義務化

2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)

2008

2011

2012

2014

2017

2018

○授業改革(協働学習、PBL、アクティブ・ラーニング、初年次教育)

○社会との接続・参画意識

○主体的に学び・考え・行動する力(課題発見・探究能力、思考力、実行力)○教員と学生とが意思疎通を図りつつ、学生が相互に刺激を与えながら知的に成長する 課題解決型の能動的学修を中心とした教育へと転換○グローバル化に対応した人材育成

○アクティブ・ラーニング○汎用的能力育成○学外学修○学修成果の可視化

○学修者本位の教育への転換

この10年間の教育改革の歩みと学生調査の項目【図表1】

年 度 施 策

なかむらこうじ●1990年(株)福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社。高校事業部にて高校の教育改革支援に携わった後、(株)進研アド九州支社勤務を経て現職。

(株)進研アド Between編集長

中村浩二

調査結果に反映された

教育改革の成果を見る

調査結果を見るポイント【図表3】

「THE世界大学ランキング日本版2019」学生調査(Student Survey)調査結果帳票例【図表2】

*大きさ順にデータを並べたときの真ん中の値

サンプル

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

ケートなどからも、教育に対する

学生のニーズや不満を把握してい

ます。調査結果は部局長の会議な

どで共有し、データを基に改善策

を検討します。「リベラルアーツ

演習」のテーマをより自由に設定

できるようにしたのは、学生の声

を反映した教育改善の一例です。

 また、教育改革の成果を社会に

還元することも大切です。本学は

本年、文部科学省の「数理及びデー

タサイエンスに係る教育強化」協

力校に選定されました。なるべく

数式を使わず、図解やシミュレー

ションによってデータサイエンス

の知識を身に付けるプログラムの

普及を図り、この分野にさらに女

性が進出し、社会的不平等が拡大

しないようにする考えです。

 これからも女性のライフスタイ

ルに合った教育の研究開発を行

い、ロールモデルとなる多様な女

性リーダーを育成していきます。

 本学は創設以来、「グローバル

女性リーダーの育成」をミッショ

ンに掲げています。リーダーには

さまざまな形があり、学生が描く

〝理想のリーダー像〞も人によっ

て異なります。そのため、教養と

専門課程に独自の教育システムを

導入し、一人ひとりが理想とする

リーダー像に向けて成長できるよ

う教育改革を行ってきました。

 教養教育では、2008年度に

「21世紀型文理融合リベラルアー

ツ」を導入しました。これは、現

代世界を読み解く鍵となる5つの

テーマについて、文理双方からア

プローチすることで、領域横断的

な広い視野と、社会変化に柔軟に

対応できる判断力を養うもので

す。演習や実験、実習を通して、

発信・交渉力も高めていきます。

 こうした学際的・実践的な力は、

専門科目を学ぶうえで土台となる

ものであり、同時に出産や子育て

といったライフイベントによって

分断されることが多い女性のキャ

リア形成を支える力にもなりま

す。つまり、教養教育を通して学

生は、生涯にわたって自在に(リ

ベラル)使える技(アーツ)を手

に入れるのです。

 専門教育では、2011年度に

「複数プログラム選択履修制度」

を導入しました。これは、主専攻

を軸に、自分の関心や進路に合わ

せて最大3つまで学修プログラム

を選択できる制度です。自分らし

い専門力を身に付け、希望進路の

実現をめざすことが目的です。文

系学生の約4割が、主副の〝二刀

流〞の学びに取り組んでいます。

 これらに、自分の将来像を明確

にするキャリア教育、文化を越え

てコミュニケーションする力を養

成するグローバル教育を加えた4

つが、本学のグローバル女性リー

ダー育成の柱です。

 本学では、学生の声を基に教育

改善を行い、改革の実質化を図っ

ています。というのも、いくら改

革を行っても、それが学生にとっ

て意味あるものでなければ、教育

効果は期待できないからです。

 その一環として、大学執行部と

学生とが直接対話する学生懇談会

を毎年7月に開催しています。学

生からは、「英語での専門教育の

充実」、「カフェがほしい」など、

教務や学生支援・施設などに関す

る具体的な要望や質問が寄せられ

ます。その一つひとつに回答し、

ウェブ上に公開しています。

 定期的に実施する授業評価アン

お茶の水女子大学

2019 5-621 2019 5-6 20取材・文/本間学 撮影/荒川潤

みうらとおる●1975年東京大学教養学部卒業。出版社勤務を経て、1987年東京大学大学院人文科学研究科東洋史学専門課程博士課程退学。1999年お茶の水女子大学文教育学部教授。2007年理事・副学長。2010年放送大学客員教授、2011年お茶の水女子大学文教育学部長等を経て、2017年より現職。

 お茶の水女子大学は先ごろ2つの施設を整備した。2018年にリニューアルオープンさせた附属図書館は、学生や教員の要望をもとに構想。さまざまな形の学習に使えるグローバルラーニングコモンズやグループ学習室のミニコモンズ、アカデミック・ラーニングスペースなど、学習スペースを充実させた。今では1日約1000人が利用する。 2019年に新築した「国際交流留学生プラザ」には留学生の交流拠点となる国際教育センターや、一般の人も利用できるカフェ、幼小中高大の同窓会施設などが設置されており、国際交流、地域貢献、世代間交流の3つの目的を持つ集いの場となっている。

理事・副学長 三浦 徹

協働学習と国・世代を越えた交流を促進する2施設を整備

女性のキャリアを支える

リベラルアーツ教育

Case S tudy

学生の声を基に

教育改善を推進

教育リソース

教育充実度

教育成果

国際性

教員と学生の交流

協働学習の機会

学修内容の実社会への応用支援

学 生 調 査 の 主 な 項 目 取 り 組 み 例

批判的思考力の養成支援

文理融合型の学び(学んだことを相互に結びつけて課題解決)

分 野 スコア 順 位 参考データ

64.7(63.7)

76.0(81.2)

50.9(45.1)

56.1(59.9)

29(=40)位

30(55)位

=81(124)位

65(=53)位

外国人学生比率/4.6%

日本人学生の留学比率/11.3%

外国語で行われている講座比率/4.3%

海外大学との交流協定校数/69校

教育の充実に向けた取り組み例

教育リソース

教育充実度

教育成果

国際性総合

THE世界大学ランキング日本版2019の結果

64.2(63.8) 25(32)位自らが描く〝リーダー像〞の実現を支援

学生数/2925人 学部/文教育、理、生活科学大学院/人間文化創成科学●THE世界大学ランキング2019/1001+位●同アジア大学ランキング2019/301-350位

※( )内:前年度結果

50.9

76.0

64.7

56.1

お茶の水女子大学では、文理融合型の教養教育の導入と学生の声を基にした教育改善により、

女性リーダーの育成を推進している。その取り組みについて話を聞いた。

▶専門科目の演習(ゼミ)では常時、発表・討論が行われている▶コア(教養)科目では「授業・学習支援システム」を利用。課題の提出、 教員からのフィードバックをWebサイト上で随時行う  

▶学生が自分でインターン先を選ぶ科目「インターンシップ」の実施▶文部科学省「次世代アントレプレナー育成事業」(2017~2021年度) では大学コンソーシアムを形成し、起業家育成に取り組む

▶文理融合リベラルアーツ演習では、学期末に合同発表会を実施▶キャリア教育科目では、グループ単位のテーマ学習を実施。発表会を開き、 相互批評をする

▶卒業研究・卒業論文を全学生に課し、中間発表会・最終発表会を実施。 質疑やコメントを通じて、成果の確認と掘り下げを行う 

▶2008年度より「文理融合リベラルアーツ」を導入。文理を横断する5つの テーマに沿って多様な分野の科目群を配置。学際的・実践的な力を養成

注目!

▶国際交流留学生プラザ

(隈研吾設計)

* 生命と環境、色・音・香、生活世界の安全保障、ことばと世界、ジェンダー

◀ 附 属 図 書 館グローバルラーニングコモンズ

2019 5-6

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

きた学び方を広めていきます。一

案としてプロジェクト学習を、函

館の高校生や社会人に定着させた

いという構想があります。

 特に人口減少が深刻な道南地域

では、地域に立脚した大学という

姿勢は保ちつつも、外へ外へと市

場を広げる必要があります。現在、

国や産業界がAIやデータサイエ

ンス人材の育成を喫緊の課題とし

て掲げていますが、本学はまさに

この分野の人材育成機関です。学

外の人が受講できるプログラムを

つくり、修了者に一定の能力を保

証する認定証を発行するしくみを

検討しています。

 高大接続改革により高校も、従

来の学力偏重の教育観から変わり

つつあります。学外に向けた取り

組みを進めることにより全国の高

校に、新たな教育観に適合した大

学として本学を認識してほしいと

考えています。

 本学は開学時から「オープンス

ペース、オープンマインド」のス

ローガンの下、今までにない「学

びの共同体」としての教育環境を、

学生と教員に提供しています。そ

の象徴が吹き抜け、総ガラス張り

の校舎で、授業や研究の様子は常

に公開状態です。

 透明度の高い環境はコミュニ

ケーションが取りやすく、教員と

学生、また教員同士の距離を近づ

け、自発性や協働学習を自然と促

します。アクティブ・ラーニング

は開学時から実践しており、近年

はメタ学習の一環として学生同士

の学び合いやリフレクションを通

じて成長を促す

 *1

ピアチュータ

リングも取り入れています。

 学生の反応や声は、日ごろから

各授業に反映されています。

 *2

業アンケートはオンライン上で収

集し、教員は学生にフィードバッ

クするとともに、自主的に取り組

みを改善する習慣が根付いていま

す。アンケートやアセスメントは、

学修成果の振り返りに学生自身が

活用しているものが多いため、学

生も調査に協力することに納得感

があるのではないかと思います。

 今回、学生調査の結果が反映さ

れた「教育充実度」の順位が70位

近く上がったのは、こうした「学

びの共同体」としての本学の教育

が学生に支持されているからでは

ないかと考えます。

 教員間の健全な競争意識も、教

育の質を高めるサイクルの一部と

なっています。例えば、本学の特

徴的なプログラムである3年次必

修のプロジェクト学習(コラム参

照)は、テーマごとに専門を問わ

ず、チームで実社会の課題解決に

挑むものです。テーマの選択に際

しては、学生向けに担当教員がプ

レゼンを行います。魅力的な企画

でないと学生が集まらず、集まら

ないプロジェクトは中止になるた

め、教員は必死で工夫を重ねてい

ます。

 プロジェクト学習の取り組みは

海外からも注目され、昨年度から

台湾の静宜大学の学生が1チーム

として参加、東京での企業向け成

果発表会にも出場しました。

 本学の教育の課題は、ランキン

グの結果からもわかるように「国

際性」です。アウトバウンドの促

進とともに、海外協定校を拡大し、

プロジェクト学習における学部生

の協働や、研究者間での共同研究

を展開するつもりです。

 併せて国内でも、本学が培って

2019 5-623取材・文/児山雄介 撮影/野村新吾

かたぎりやすひろ●1976年東京大学工学部卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。日本電信電話公社(現NTT)、ATRメディア情報科学研究所所長等を経て、2005年公立はこだて未来大学教授。2016年より現職。専門は認知科学。日本認知科学会会長(2007~2008年)。

 「プロジェクト学習」は、3年次に1年間かけて行うPBL形式の必修科目。10~15人の学生と2~3人の教員がチームを組み、地域課題をはじめとする問題解決に挑む。テーマは教員が企画するが、主役はあくまで学生だ。開発・制作だけでなく、スケジューリングや体制作り、企業や地域との折衝なども行う。「自発性、協働性、リーダーシップ、コミュニケーション能力などが顕著に伸びます」(片桐学長)。成果発表会は企業の注目を集めており、2006年からは東京でも実施。300社500人ほどが集まる。 配属時、中間・最終発表時に実施しているアンケートは、教員の教育改善だけでなく、学生の学修ポートフォリオとしても活用されている。

理事長学長 片桐恭弘

学生主体のPBLと振り返りが汎用的能力の育成に効果

透明度の高さが促す

学びのコミュニケーション

Case S tudy

共同体としての学びを

世界に、全国に展開

教員と学生の交流

協働学習の機会

学修内容の実社会への応用支援

学 生 調 査 の 主 な 項 目 取 り 組 み 例

批判的思考力の養成支援

文理融合型の学び(学んだことを相互に結びつけて課題解決)

「学びの共同体」としての教育環境提供

2000年の開学以来、「オープン」な環境が学内コミュニケーションを促進し、

教員、学生ともに、主体的に協働して学びに取り組み、改善する姿勢をつくり上げている。

注目!

公立はこだて未来大学

教育リソース

教育充実度

教育成果

国際性

49.4

71.6

50.8

36.6

学生数/1178人 学部/システム情報科学大学院/システム情報科学

▶3年次必修の「プロジェクト学習」をはじめ、多くの授業にグループワークを取り入れている。同様に成果の公表(発表や展示)も各授業で随時行われており、学内各所に作品やポスターの展示がある

▶「オープンスペース、オープンマインド」をコンセプトに、ガラス張りの研究室を配すなどのキャンパスの環境が、教員と学生との交流を促している

▶学修ポートフォリオをシステム化。教員からのフィードバックなどに活用

▶批判的思考力に相当する力として、「計算論的思考」「数理思考」をアドミッション・ポリシーやカリキュラム・ポリシーに掲げ、育成している

▶メタ学習センターを中心に自律を促し、「なぜ学ぶか」を自問させている

▶「プロジェクト学習」では、複数のコースの学生が混成チームを組んで課題解決に取り組んでいる。現実の課題は文理に分かれてはいないため、解決の過程で文系的な素養も求められる

▶「プロジェクト学習」では、地域の企業、公共機関、自治体と連携。実社会の課題解決をテーマにしたプロジェクトが多い

▶企業実習(インターンシップ)を単位認定し、奨励している

プロジェクト学習の4STEP

問題発見教員のプレゼンを聞いて、テーマを選択し、チームを編成。各人の役割を決め、調査やヒアリングを行う。

共同作業課題に対してどのような装置やサービスをつくるか試案を出し合い、中間発表に臨む。

問題解決それまで学んだ知識に加えて専門知識を身に付けながら、システム開発、作品制作を通じて実践する。

 報 告最終レポートを提出。発表会は学内で行うほか、企業や地域向けに函館と秋葉原でも開催。

22

*1 ITTPC(International Tutor Training Program Certification)国際チューター育成プログラム認定(レベル1)*2 得られた成果、シラバスの記載との一致度、満足度などを学生アンケートにより調査するシステム。全教職員、学生が結果を閲覧できる

教育リソース

教育充実度

教育成果

国際性

分 野 スコア 順 位 参考データ

50.8(49.5)

71.6(60.4)

49.4(40.8)

36.6(44.6)

84(105)位

=43(112)位

=92(138)位

=142(120)位

外国人学生比率/0.7%

日本人学生の留学比率/ー

外国語で行われている講座比率/2.2%

海外大学との交流協定校数/19校

総合

THE世界大学ランキング日本版2019の結果

=68(101-110)位

※( )内:前年度結果

54.0(48.6-49.9)

教育の充実に向けた取り組み例

特集●教育力を可視化する日本大学ランキング

り組みを通じて学生は、大学での

学びを自分の人生設計の一部分と

して捉えるようになります。

 一方でグローバル教育は、女性

が社会で活躍する場を広げるもの

として位置づけています。なぜな

ら、女性にとって男性が活躍する

既存の分野は競争の激しいレッド

シーですが、グローバル化により

新たに出現する分野はブルーオー

シャンになり得るからです。本学

は1980年代から海外キャンパ

ス「昭和ボストン」を英語教育、

国際交流の拠点としてきました。

2019年8月には、敷地内にテ

ンプル大学日本校が移転します。

これによりキャンパスが一気にダ

イバーシティな場へと変わること

でしょう。

 女子大だからこそ、女性が強く

なることに特化した教育ができま

す。その強みを生かした改革を、

これからも推進していきます。

 本学では2018年度から「日

本版ランキングで100位以内」

を教育改革の目標の一つに掲げて

きました。それを達成できたこと

は教職員の励みになっています。

今回から「教育充実度」の項目に

学生調査が加わり、そのスコアが

伸びたことは、本学の教育に対す

る在校生の支持の表れであると受

け止めています。

 本学は開学以来、学生と教員と

の密なコミュニケーションによる

教育を大切にしてきました。この

伝統は教員が学修面、生活面の相

談に乗る「クラスアドバイザー

制」、学生と教員が3泊4日の間

寝食を共にする「学寮研修」といっ

た形で、今も受け継がれています。

 しかし、教育というものは、時

代に合わせてその中身を変えてい

くべきものです。かつて女子大に

求められていたのは、家庭や社会

での規範的な行動を教え、「言わ

れたことを、きちんとできる女性」

を育てる〝しつけ〞でした。しかし、

今は正解のない時代です。女性に

とってまだ困難の多い社会を生き

抜くには「自身で考え、選択し、

最後までやり遂げる力」を育てる

必要があります。そのため、学生

にさまざまなチャレンジを促す

こと――プロジェクト活動やオ

ナーズプログラムなど、学びの機

会拡大に努めてきました。

 女性が生涯にわたって社会的・

職業的に自立するためには、キャ

リア教育やグローバル教育に力を

入る必要があります。

 キャリア教育については、学科

ごとに「キャリアデザイン・ポリ

シー」を定めて取り組んでいます。

これは、大学での学びと社会的・

職業的自立とのつながりを示すも

ので、めざす職業ごとに履修モデ

ルを作成し、学生に提示していま

す。学生はこれを基に、めざす職

業を思い描きながら学修を進めて

いきます。加えて、多様な就業経

験、人生経験を持つ女性社会人メ

ンターに相談できるしくみを設

け、キャリアプランニングをサ

ポートしています。

 目標の具体化と併せて、学修の

振り返りも大切にしています。全

学生に配付しているオリジナルの

「ドリーム手帳」をポートフォリ

オとして活用し、学びの指針であ

る「夢を実現する7つの力」の達

成度を可視化しています。クラス

アドバイザーとの面談などでこの

手帳を活用し、学生は自分の強み

や成長を確認します。こうした取

昭和女子大学

2019 5-625取材・文/本間学 撮影/荒川潤

ばんどうまりこ●1969年東京大学卒業。総理府(後の内閣府)に入府し、内閣総理大臣官房参事官を経て、1995年埼玉県副知事。2001年内閣府男女共同参画局長。2004年昭和女子大学女性文化研究所所長、2007年学長(2016年3月まで)、2014年理事長、2016年より総長。       

 昭和女子大学は2019年8月、敷地内に新校舎を建設。アメリカ・ペンシルベニア州立テンプル大学の日本校であるテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)と共有する。学生はTUJの提携プログラムを受講し、単位を取得することも可能。また、昭和女子大学で3年間、TUJで2年間学ぶことで、両大学の学位が与えられるダブルディグリー・プログラムも用意する。 TUJは約60か国から学生が集まる大学であり、キャンパスのグローバル化が一気に進むのは間違いない。加えてFD・SDのための共同ワークショップも計画している。学生だけでなく教職員の交流も促し、教学面での国際標準化を進めたい考えだ。

理事長総長 坂東眞理子

海外大学と校舎を共有し、キャンパスのグローバル化を図る

伝統を残しつつ

時代に即して教育を改革

Case S tudy

キャリア教育を通して

学びを自分ごと化

教育リソース

教育充実度

教育成果

国際性

教員と学生の交流

協働学習の機会

学修内容の実社会への応用支援

学 生 調 査 の 主 な 項 目 取 り 組 み 例

批判的思考力の養成支援

文理融合型の学び(学んだことを相互に結びつけて課題解決)

分 野 スコア 順 位 参考データ

32.8(-)

72.9(59.0)

31.7(-)

60.6(56.9)

=148(-)位

39(115)位

141(-)位

54(64)位

外国人学生比率/0.9%

日本人学生の留学比率/15.0%

外国語で行われている講座比率/6.0%

海外大学との交流協定校数/24校

教育の充実に向けた取り組み例

教育リソース

教育充実度

教育成果

国際性総合

THE世界大学ランキング日本版2019の結果

50.2(42.6-44.5)95(131-140)位女性活躍社会を見据えた教育改革

学生数/5916人 学部/国際、グローバルビジネス、人間文化、人間社会、生活科学大学院/文学、生活機構

※( )内:前年度結果

31.7

72.9

32.8

60.6

学生調査の結果が反映された結果、前回から順位を大きく上げた昭和女子大学(131-

140位↓95位)。

在校生から支持される同大学の教育について、理事長に聞いた。

▶「クラスアドバイザー制」を実施。教員が学生の学修、生活などの指導にあたる▶教員と学生が寝食を共にする「学寮研修」を実施(3泊4日、1~3年次 参加必須)。協調性や責任感、奉仕の精神などの社会性を養う   

▶女性メンターにキャリアプランを相談できる「社会人メンター制度」を設け、 働く女性の現実を知ることで、なりたい自分をリアルに描くのに役立てる

▶企業や地域と協働するさまざまなプロジェクト活動を実施。学生が自ら企画 したものや、企業から依頼されたものなど、プロジェクト内容はさまざま▶テンプル大学ジャパンキャンパスと連携し、グローバルな協働学習を提供

▶批判的思考力を「課題を見つける力」「優先順位をつける力」と定義し、 オナーズプログラム「リーダーズアカデミー」を開講。著名人の講義、 グループ討議、発表などを通して課題発見力や決断力を養成

▶学びのポートフォリオである「ドリーム手帳」を学生に配付。「目標・計画の立 案」「行動の記録」「振り返り」「新たな目標・計画の立案」などを書き込み、 クラスアドバイザーとの面談などで活用し、さまざまな学びを自分ごと化

注目!

▲TUJとの単位互換プログラムは、TUJに在籍する「認定留学」、昭和女子大学に在籍したまま、空き時間を利用して受講する「科目等履修」などがある。

* グローバルに生きる力、外国語を使う力、ITを使いこなす力、コミュニケーションをとる力、問題を発見し目標を設定する力、一歩踏み出して行動する力、自分を大切にする力

2019 5-6 24

総合ランキング

THE世界大学ランキング日本版2019

* Tim

es Higher E

ducationが2019年

3月27日

に公

表し

た情

報に

基づ

いて

いま

す *

1~100位

は個

別に

順位

がつ

きま

す。101位

以下

は150位

まで

各10校

程度

を同

順位

とし

てい

ます

* 同

順位

の場

合は

、原則

とし

て英

文表

記の

大学

名の

アル

ファ

ベット

順に

掲載

して

いま

す *

= : 同

順位

の大

学あ

り/

―:

各分

野の

順位

が151位

以下

のた

めス

コア

非表

示/

NR

: ラン

クイ

ンし

てい

ない

* 前

年エ

ントリ

ーし

なか

った

大学

が今

年エ

ントリ

ーし

、前年

順位

がN

Rにな

って

いる

場合

があ

りま

* 世

界2019 : W

orld University R

ankings2019(2018年

9月発

表)/

アジ

ア2019 : A

sia University R

ankings2019(2019年

5月発

表)を

示し

てい

ます

教育

成果

Outcomes

総合

Overall

2019順

位2018順

位区

分教

育機

関都

道府

県ア

ジア

2019順

位世

界2019

順位

国際

性Environment

教育リソース

Resources教育充実度Engagement

教育

成果

Outcomes

総合

Overall

2019順

位2018順

位区

分教

育機

関都

道府

県ア

ジア

2019順

位世

界2019

順位

国際

性Environment

教育リソース

Resources教育充実度Engagement

教育

成果

Outcomes

総合

Overall

2019順

位2018順

位区

分教

育機

関都

道府

県ア

ジア

2019順

位世

界2019

順位

国際

性Environment

教育リソース

Resources教育充実度Engagement

教育

成果

Outcomes

総合

Overall

2019順

位2018順

位区

分教

育機

関都

道府

県ア

ジア

2019順

位世

界2019

順位

国際

性Environment

教育リソース

Resources教育充実度Engagement

1234=5=578910111213141516171819202122232425262728293031323334

353637383940

=41

=41434445

=46

=46

=48

=48

=48515253545556

=57

=5759

=60

=60626364

=65

=6567

=68

=6870

=71

=717374

=75

=75

=7578

=79

=79

=79

=79838485868788

=89

=8991

=92

=92

=9295

=96

=969899

100

101-110

111-120

121-130

131-140

141-150

=1=135674891216131110141815201917

=2129

=39

=253234

=21

=25384642412333

283031

=43

=36

=4327

=68

=5548

=51625458616583

=39

=5135975357

=554745

=756463

=79

=6849

=77

101-110

72

=75

=100

=8866

=10074706750

=868192

121-130

 =84

101-1107371

101-1109199

=7996

=77

=88

NR

131-140

141-150

111-120

=94

=86

111-120

101-110

111-120

=94

111-120

101-110

141-150

=84

101-110

131-14098

121-130

NR

131-140

NR82

111-120

141-150

101-110

NR

121-130

NR

101-110

141-150

111-120

111-120

NR

131-140

121-130

=88

121-130

NR

131-140

131-140

131-140

121-130

111-120

NR

141-150

NR

121-130

121-130

NR

131-140

111-120

NRNR

131-140

NR

141-150

NRNR

国国国国国国国国国公私国私私国国私国国国国国国国国公私国国公国国私私

私私私公公国私私国私国公国国私公公国私私国私国私国私国国国国国私公公

国私公公私私私国国私公公私私 公国国国私国国国私国私私私国国私私国公私私私国公私私私私

私私

私国私国私私私国私私私私国公公私私私私私私私私国私国私私私私公私私私私私公公公

京都

東京

宮城

福岡

北海

愛知

東京

大阪

茨城

秋田

東京

広島

東京

東京

東京

兵庫

東京

石川

千葉

東京

新潟

東京

東京

岡山

東京

福島

大分

神奈

川県

愛知

神奈

川県

京都

東京

京都

千葉

京都

東京

兵庫

大阪

東京

長崎

東京

愛知

東京

東京

新潟

福岡

長野

秋田

東京

大阪

兵庫

山口

東京

東京

岐阜

東京

福井

東京

山形

大阪

鳥取

群馬

佐賀

愛媛

鹿児

島県

大阪

愛知

北海

静岡

大阪

愛知

静岡

東京

愛知

東京

埼玉

栃木

東京

秋田

福岡

京都

東京

高知

徳島

岩手

茨城

東京

香川

沖縄

富山

京都

宮崎

東京

東京

東京

静岡

三重

東京

埼玉

島根

兵庫

神奈

川県

兵庫

愛知

北海

北海

東京

福岡

東京

東京

京都

大学

東京

大学

東北

大学

九州

大学

北海

道大

名古

屋大

東京

工業

大学

大阪

大学

筑波

大学

国際

教養

大学

国際

基督

教大

広島

大学

早稲

田大

慶應

義塾

大学

一橋

大学

神戸

大学

上智

大学

金沢

大学

千葉

大学

東京

外国

語大

長岡

技術

科学

大学

東京

農工

大学

東京

医科

歯科

大学

岡山

大学

お茶

の水

女子

大学

会津

大学

立命

館ア

ジア

太平

洋大

横浜

国立

大学

豊橋

技術

科学

大学

横浜

市立

大学

京都

工芸

繊維

大学

東京

海洋

大学

立命

館大

神田

外語

大学

同志

社大

東京

理科

大学

関西

学院

大学

大阪

市立

大学

首都

大学

東京

長崎

大学

立教

大学

豊田

工業

大学

電気

通信

大学

芝浦

工業

大学

新潟

大学

福岡

女子

大学

信州

大学

秋田

大学

学習

院大

大阪

府立

大学

神戸

市外

国語

大学

山口

大学

中央

大学

明治

大学

岐阜

大学

法政

大学

福井

大学

津田

塾大

山形

大学

関西

大学

鳥取

大学

群馬

大学

佐賀

大学

愛媛

大学

鹿児

島大

近畿

大学

名古

屋市

立大

公立

はこ

だて

未来

大学

静岡

大学

関西

外国

語大

愛知

県立

大学

静岡

県立

大学

東洋

大学

名古

屋外

国語

大学

明治

学院

大学

埼玉

大学

宇都

宮大

青山

学院

大学

秋田

県立

大学

北九

州市

立大

京都

外国

語大

創価

大学

高知

工科

大学

徳島

大学

岩手

大学

茨城

大学

順天

堂大

香川

大学

琉球

大学

富山

大学

京都

産業

大学

宮崎

大学

武蔵

大学

聖路

加国

際大

昭和

女子

大学

浜松

医科

大学

三重

大学

東京

農業

大学

獨協

大学

島根

大学

兵庫

県立

大学

北里

大学

甲南

大学

名古

屋商

科大

小樽

商科

大学

札幌

医科

大学

成蹊

大学

西南

学院

大学

昭和

大学

東京

女子

大学

桜美

林大

東京

慈恵

会医

科大

工学

院大

奈良

女子

大学

日本

大学

大分

大学

東邦

大学

東海

大学

東京

国際

大学

山梨

大学

愛知

医科

大学

福岡

大学

日本

女子

大学

名城

大学

室蘭

工業

大学

奈良

県立

医科

大学

新潟

県立

大学

麗澤

大学

龍谷

大学

玉川

大学

東京

都市

大学

千葉

工業

大学

中京

大学

同志

社女

子大

福岡

工業

大学

福島

大学

日本

医科

大学

滋賀

大学

帝京

大学

東京

電機

大学

愛知

大学

藤田

医科

大学

福井

県立

大学

神奈

川大

関西

医科

大学

共愛

学園

前橋

国際

大学

宮崎

国際

大学

大阪

女学

院大

県立

広島

大学

滋賀

県立

大学

山口

県立

大学

84.4

87.0

82.5

76.9

74.3

77.6

77.5

78.8

74.3

51.4

54.3

66.7

53.1

60.5

52.4

66.7

45.9

65.8

64.6

44.9

58.7

70.1

84.9

62.0

64.7

61.6

34.5

55.3

67.5

70.1

61.2

62.9

42.5

36.6

42.4

55.5

41.3

66.1

59.2

61.7

39.3

72.6

64.4

49.0

59.2

51.9

60.8

58.3

43.9

62.7

36.8

54.3

46.1

42.9

64.9

39.8

61.1

39.4

56.6

44.1

61.7

62.3

58.0

56.5

57.7

42.1

67.7

50.8

53.1

47.2

60.1

‒‒‒

48.7

45.5

40.4

58.0

34.8

34.2

37.4

53.3

62.8

51.0

46.6

67.8

56.1

51.0

56.5

36.4

60.0

61.7

32.8

81.9

52.4

42.9

52.0

54.6

56.7

37.3

‒‒

79.0

42.3

64.2

36.6

71.8

49.7

55.5

38.1

56.9

58.9

39.1

57.5

76.0

38.2

45.8

38.4

44.8

77.6

32.4

‒‒

38.3

40.0

35.8

33.7

40.7

46.1

76.2

38.4

36.9

35.7

61.5

48.1

71.4

‒‒‒

49.0

47.1

35.3

98.4

97.3

95.6

96.9

93.7

95.7

93.5

96.6

90.4

72.0

50.1

74.0

93.6

95.9

81.4

80.0

66.8

60.6

72.9

66.3

64.2

71.8

27.6

62.8

50.9

31.8

52.3

73.6

53.3

57.6

64.6

58.2

65.8

54.4

66.0

71.6

60.2

66.8

61.4

53.5

59.0

47.3

62.6

57.8

56.5

62.0

59.8

56.6

66.1

53.4

50.4

59.1

63.1

55.8

58.8

49.8

52.4

55.0

60.0

56.8

57.1

52.8

54.7

57.2

55.6

57.4

49.4

58.6

53.1

34.0

41.4

48.4

48.0

49.9

57.2

60.2

56.2

53.9

48.3

48.9

47.8

35.8

52.4

59.2

57.6

47.4

55.2

45.2

49.6

43.5

50.9

 31.7

53.2

56.0

52.0

46.7

49.9

58.5

56.8

37.2

46.2

55.5

52.4

38.8

49.9

47.3

48.9

27.6

48.0

40.9

46.3

47.1

49.5

46.0

44.4

47.2

47.8

‒‒‒

48.4

50.3

46.5

44.8

44.6

33.2

‒‒

52.8

45.7

55.3

28.2

45.2

46.6

‒‒‒‒‒

40.4

69.8

63.8

63.2

73.4

72.8

67.8

73.4

62.4

61.8

100.0

95.4

69.3

72.4

58.0

71.8

52.7

83.0

58.8

51.2

80.2

72.2

53.3

68.5

59.3

56.1

75.8

94.0

56.7

65.0

48.8

61.1

56.2

66.9

76.6

60.8

64.3

37.8

45.3

46.4

63.4

49.0

44.5

56.7

40.8

80.3

36.6

46.7

61.0

39.4

85.0

44.3

48.9

47.8

43.2

49.2

42.5

53.0

45.8

36.8

39.3

37.7

35.6

43.3

36.6

39.3

77.6

68.3

37.4

62.4

82.7

59.6

46.4

42.9

40.0

57.4

81.0

79.0

37.7

‒‒‒‒

35.6

38.8

48.6

38.6

50.9

64.0

 60.6

‒‒‒

54.2

37.2

‒‒

39.8

78.0

49.6

36.3

53.6

46.9

66.5

39.6

41.8

‒‒‒

37.4

85.9

36.2

36.0

‒‒

38.8

68.4

85.0

42.4

40.7

40.0

51.6

44.9

40.8

37.6

‒‒

54.6

‒‒

42.0

64.6

82.2

86.5

41.8

50.3

82.0

81.9

80.2

79.5

79.3

79.3

79.0

77.9

77.5

76.7

72.7

71.8

71.5

70.4

68.5

68.0

67.9

66.6

66.4

65.9

65.6

65.5

65.4

64.4

64.2

64.1

63.7

63.4

63.1

62.9

62.4

62.0

61.7

61.3

60.4

60.3

60.0

59.9

59.7

59.6

59.4

59.4

58.7

58.6

58.4

58.0

58.0

57.3

57.3

57.3

57.2

56.6

56.5

56.4

55.9

55.8

55.6

55.6

55.5

55.4

55.4

55.1

54.9

54.6

54.5

54.5

54.1

54.0

54.0

53.9

53.5

53.5

53.2

53.0

52.9

52.9

52.9

52.8

52.7

52.7

52.7

52.7

52.6

52.4

52.1

51.8

51.6

51.2

51.0

51.0

50.8

50.7

50.7

50.7

50.2

50.1

50.1

50.0

49.9

49.6

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

48.4-49.5

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

46.8-48.2

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

45.6-46.7

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

44.2-45.5

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

42.0-44.1

6542

251‒300

401‒500

401‒500

301‒350

251‒300

251‒300

401‒500

NR

NR

601‒800

601‒800

601‒800

NR

601‒800

1001+

801‒1000

601‒800

NR

1001+

801‒1000

401‒500

801‒1000

1001+

601‒800

NR

801‒1000

801‒1000

601‒800

1001+

1001+

1001+

NR

1001+

801‒1000

1001+

801‒1000

401‒500

801‒1000

601‒800

NR

1001+

1001+

801‒1000

NR

801‒1000

1 001+

NR

1001+

NR

1001+

1001+

1001+

1001+

1001+

1001+

NR

801‒1000

1001+

1001+

1001+

1001+

1001+

1001+

601‒800

801‒1000

NR

1001+

NR

NR

1001+

1001+

NR

NR

801‒1000

1001+

1001+

NR

NR

NR

NR

NR

801‒1000

1001+

1001+

601‒800

801‒1000

1001+

1001+

NR

1001+

NR

NR

 N

R

801‒1000

NR

1001+

NR

1001+

1001+

1001+

NR

NR

NR

801‒1000

NR

NR

1001+

NR

NR

801‒1000

1001+

NR

NR

1001+

801‒1000

1001+

NR

801‒1000

801‒1000

NR

NR

1001+

1001+

1001+

NR

NR

NR

NR

1001+

1001+

NR

NR

NR

NR

601‒800

NR

401‒500

1001+

NR

401‒500

NR

1001+

801‒1000

NR

NR

NR

NR

NR

NR

118

=315868343040

=76

NR

NR

=148

=166

=138

NR

=156

301~350

=200

=168

NR

301~350

=18866

=200

301~350

=160

NR

251~300

251~300

127

301~350

301~350

351~400

NR

401+

201~250

351~400

201~250

=80

251~300

147

NR

251~300

351~400

201~250

NR

201~250

351~400

NR

251~300

NR

301~350

301~350

301~350

301~350

301~350

351~400

NR

251~300

351~400

351~400

251~300

251~300

251~300

301~350

=166

201~250

NR

301~350

NR

NR

301~350

401+

NR

NR

251~300

401+

301~350

NR

NR

NR

NR

NR

201~250

301~350

351~400

=173

201~250

351~400

301~350

NR

301~350

NR

NR

NR

201~250

NR

351~400

NR

301~350

351~400

301~350

NR

NR

NR

201~250

NR

NR

251~300

NR

NR

=176

351~400

NR

NR

351~400

251~300

351~400

NR

251~300

251~300

NR

NR

351~400

301~350

301~350

NR

NR

NR

NR

351~400

401+

NR

NR

NR

NR

=116

NR

=78

401+

NR

=74

NR

351~400

201~250

NR

NR

NR

NR

NR

NR

78.8

79.9

80.9

77.2

81.7

80.3

76.7

77.1

84.5

92.4

90.4

78.2

79.9

76.3

77.8

73.2

83.5

76.1

75.2

80.1

69.7

64.9

61.5

71.3

76.0

76.4

82.8

71.6

62.0

66.9

63.5

67.1

77.9

82.8

77.5

77.4

78.3

64.0

69.0

69.2

79.6

57.8

59.7

71.2

70.1

74.2

66.9

61.7

70.4

58.4

63.7

70.7

72.0

73.9

54.2

76.7

61.2

77.5

71.3

72.1

60.0

59.9

62.9

63.8

61.9

75.6

71.6

62.4

69.2

61.1

63.4

79.1

64.3

75.2

59.8

64.3

73.6

63.6

72.2

56.7

55.2

70.8

53.2

61.6

66.0

61.9

58.2

56.9

58.9

69.1

73.4

56.5

 72.9

55.6

68.1

70.9

56.7

‒‒

65.1

66.5

69.8

62.2

67.0

65.6

66.0

‒ ‒‒

69.8

‒‒

63.1

60.9

‒‒

63.9

56.1

60.4

‒‒

57.3

57.0

64.7

54.8

55.0

66.7

59.5

65.3

65.8

57.5

‒‒

63.8

59.3

64.1

‒‒

61.2

64.5

58.7

54.8

‒‒

59.2

27 2019 5-6 262019 5-6

東京

東京

東京

奈良

東京

大分

東京

神奈

川県

埼玉

山梨

愛知

福岡

東京

愛知

北海

奈良

新潟

千葉

京都

東京

東京

千葉

愛知

京都

福岡

福島

東京

滋賀

東京

東京

愛知

愛知

福井

神奈

川県

大阪

群馬

宮崎

大阪

広島

滋賀

山口

教育リソ

ースR

esources区

分教

育機

関都

道府

教育リソース

* 同

順位

の場

合は

、総合

ラン

キン

グ順

に掲

載し

てい

ます

* =

:同

順位

の大

学あ

り/

NR

:ラ

ンク

イン

して

いな

い*

前年

エント

リーし

なか

った

大学

が今

年エ

ントリ

ーし、前

年順

位が

NRに

なっ

てい

る場

合が

あり

ます

教育リソ

ースR

esources区

分教

育機

関都

道府

教育リソ

ースR

esources2019順

位2018順

位区

分教

育機

関都

道府

教育

充実

度Engagem

ent区

分都

道府

教育充実度

* 同

順位

の場

合は

、総合

ラン

キン

グ順

に掲

載し

てい

ます

* =

:同

順位

の大

学あ

り/

NR

:ラ

ンク

イン

して

いな

い*

前年

エント

リーし

なか

った

大学

が今

年エ

ントリ

ーし、前

年順

位が

NRに

なっ

てい

る場

合が

あり

ます

教育

充実

度Engagem

ent区

分都

道府

教育

充実

度Engagem

ent区

分都

道府

分野別ランキング

分野別ランキング

2019順

位2018順

位2019順

位2018順

教育

機関

教育

機関

2019順

位2018順

位教

育機

2019順

位2018順

位2019順

位2018順

1234567=8=810111213=14=14161718=19=19212223=24=24262728293031323334353637=38=38=3841424344

45=46=464849=50=5052535455=56=56=58=5860616263=64=6466=67=676970=71=717374=75=75=77=77798081=82=828485=86=8688899091929394=95=9597

9899100101102103104

=105=105107108109110111112113114115116117118

=119=119121

=122=122124125126127128129130

=131=131133134135136137138139

=140=140142143144145146147

=148=148150

14235910=2315111914211718122522283127=2933=2938353251=4042753747463448=4073=52N

R3643=5644

61=5654=67=76=59=9855=526362=5950=76=56=64746670=80=71=7183829186=9679=80=9389100=989287=93117=9610110510395104106N

R=115=111138107

=119121136124

131125

=134=126=122114

=119139

=132=144118137

=126=134140N

R=144

NR

NR

=141150148N

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

RN

R

国国国国国公国国公国国私私国国私私私国公私公国国国公国国国国国私国国公国国国国私公私国国

国私公公国公国国私国国国公国公国国私国国国国私国国公私国私公私国国国国公公国国公私私公国私公私公公国私国私

私国公国国私私私私私私私私私私私私私私私私私公私私国私私私私私私公私私私私私私公公私私私私私私私私私私私公

東京

大学

東京

医科

歯科

大学

京都

大学

東北

大学

浜松

医科

大学

札幌

医科

大学

大阪

大学

名古

屋大

学奈

良県

立医

科大

学東

京工

業大

学九

州大

学日

本医

科大

学愛

知医

科大

学北

海道

大学

筑波

大学

豊田

工業

大学

東京

慈恵

会医

科大

学関

西医

科大

学東

京農

工大

学横

浜市

立大

学順

天堂

大学

名古

屋市

立大

学豊

橋技

術科

学大

学広

島大

学神

戸大

学大

阪市

立大

学金

沢大

学岐

阜大

学お

茶の

水女

子大

学千

葉大

学電

気通

信大

学昭

和大

学東

京海

洋大

学徳

島大

学大

阪府

立大

学群

馬大

学岡

山大

学長

崎大

学鳥

取大

学聖

路加

国際

大学

会津

大学

藤田

医科

大学

京都

工芸

繊維

大学

福井

大学

信州

大学

慶應

義塾

大学

石川

県立

大学

静岡

県立

大学

宮崎

大学

首都

大学

東京

新潟

大学

筑波

技術

大学

東邦

大学

長岡

技術

科学

大学

秋田

大学

佐賀

大学

秋田

県立

大学

鹿児

島大

学茨

城県

立医

療大

学山

梨大

学大

分大

学北

里大

学山

形大

学愛

媛大

学富

山大

学香

川大

学東

京理

科大

学奈

良女

子大

学横

浜国

立大

学兵

庫県

立大

学国

際基

督教

大学

山口

大学

星薬

科大

学高

知工

科大

学早

稲田

大学

静岡

大学

一橋

大学

三重

大学

島根

大学

福岡

女子

大学

国際

教養

大学

岩手

大学

琉球

大学

公立

はこ

だて

未来

大学

工学

院大

学芝

浦工

業大

学県

立広

島大

学埼

玉大

学日

本獣

医生

命科

学大

学福

井県

立大

学麻

布大

学愛

知県

立大

学滋

賀県

立大

学茨

城大

学中

央大

学福

島大

学上

智大

日本

女子

大学

宇都

宮大

学埼

玉県

立大

学東

京外

国語

大学

室蘭

工業

大学

関西

大学

学習

院大

学明

治大

学東

京農

業大

学朝

日大

学立

命館

大学

同志

社大

学成

蹊大

学近

畿大

学関

西学

院大

学福

岡工

業大

学青

山学

院大

学東

京都

市大

学法

政大

学津

田塾

大学

立教

大学

東海

大学

前橋

工科

大学

北海

道医

療大

学名

城大

学滋

賀大

学玉

川大

学福

岡大

学日

本大

学創

価大

学甲

南大

学帝

京大

学神

戸市

外国

語大

学神

田外

語大

学東

京女

子大

学京

都産

業大

学千

葉工

業大

学東

京電

機大

学大

阪工

業大

学山

口県

立大

学北

九州

市立

大学

立命

館ア

ジア

太平

洋大

学愛

知工

業大

学東

京工

科大

学京

都外

国語

大学

明海

大学

武庫

川女

子大

学同

志社

女子

大学

広島

工業

大学

新潟

医療

福祉

大学

昭和

女子

大学

日本

薬科

大学

新潟

県立

大学

東京

都東

京都

京都

府宮

城県

静岡

県北

海道

大阪

府愛

知県

奈良

県東

京都

福岡

県東

京都

愛知

県北

海道

茨城

県愛

知県

東京

都大

阪府

東京

都神

奈川

県東

京都

愛知

県愛

知県

広島

県兵

庫県

大阪

府石

川県

岐阜

県東

京都

千葉

県東

京都

東京

都東

京都

徳島

県大

阪府

群馬

県岡

山県

長崎

県鳥

取県

東京

都福

島県

愛知

県京

都府

福井

長野

県東

京都

石川

県静

岡県

宮崎

県東

京都

新潟

県茨

城県

東京

都新

潟県

秋田

県佐

賀県

秋田

県鹿

児島

県茨

城県

山梨

県大

分県

神奈

川県

山形

県愛

媛県

富山

県香

川県

東京

都奈

良県

神奈

川県

兵庫

県東

京都

山口

県東

京都

高知

県東

京都

静岡

県東

京都

三重

県島

根県

福岡

県秋

田県

岩手

県沖

縄県

北海

道東

京都

東京

都広

島県

埼玉

県東

京都

福井

県神

奈川

県愛

知県

滋賀

県茨

城県

東京

都福

島県

東京

東京

都栃

木県

埼玉

県東

京都

北海

道大

阪府

東京

都東

京都

東京

都岐

阜県

京都

府京

都府

東京

都大

阪府

兵庫

県福

岡県

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都神

奈川

県群

馬県

北海

道愛

知県

滋賀

県東

京都

福岡

県東

京都

東京

都兵

庫県

東京

都兵

庫県

千葉

県東

京都

京都

府千

葉県

東京

都大

阪府

山口

県福

岡県

大分

県愛

知県

東京

都京

都府

千葉

県兵

庫県

京都

府広

島県

新潟

県東

京都

埼玉

県新

潟県

87.084.984.482.581.979.078.877.677.677.576.976.276.074.374.372.671.871.470.170.167.867.767.566.766.766.165.864.964.764.664.464.262.962.862.762.362.061.761.761.761.661.561.261.1

60.860.560.560.160.059.259.259.058.958.758.358.058.057.757.757.556.956.756.656.556.556.155.555.555.354.654.354.354.053.353.153.152.452.452.051.951.451.051.050.849.749.049.048.748.648.147.647.247.146.646.146.145.9

45.845.545.144.944.844.143.942.942.942.742.542.442.342.141.340.740.440.039.839.439.339.139.138.938.438.438.338.238.137.437.336.936.836.636.636.435.835.735.535.334.834.534.334.334.234.133.833.733.433.232.832.832.4

1234=5=578910=11=1113141516171819=20=20222324=25=252728293031=32=32343536373839404142=43=43

=45=45474849505152=53=5355=56=565859606162=63=636566=67=6769707172737475=76=76787980=81=818384858687888990=91=9193=94=94=96=96

98=99=99101

=102=102104105106107108109110111112113114115116117118119120121122123124

=125=125127128

=129=129131132133134135

=136=136138139140

=141=141143

=144=144146147148149150

1=107=12213015=3=12=24251931=32316201718=412298=1029406=3355=26=2450=64=12=26492811544373943112

3238=525979546046=52=335157587456667645

=1086783696172758011092884712611168739563104N

R91103102=849490N

R82=70106114105142113121

78=1291247793=64

=100N

R988912799=8496

=118116N

R9787=139145135125N

R=129=84131N

R147N

R138117143123N

RN

RN

RN

RN

RN

RN

R144N

R=118

NR

NR

146N

RN

RN

RN

RN

R=148

公私国私私私国国国国国私私私国私国私国私私私国国国私公私国国私国私公私私私国私公私私国公

国国私私公国私国国私国国私私公私国私公国私私国私私私私私国私私私国私公私国私公公国公私国私国私私国国私国公

国国公私国私公私公私国国国国私私公私国公私公国私私国公私私私国私国私私私私私国私私私私私私私国私私公私私国

国際

教養

大学

国際

基督

教大

学筑

波大

学上

智大

学立

命館

アジ

ア太

平洋

大学

神田

外語

大学

北海

道大

学東

北大

学名

古屋

大学

東京

外国

語大

学東

京大

学早

稲田

大学

立教

大学

東洋

大学

京都

大学

関西

学院

大学

広島

大学

立命

館大

学一

橋大

学同

志社

大学

津田

塾大

学東

京理

科大

学九

州大

学大

阪大

学東

京工

業大

学法

政大

学会

津大

学慶

應義

塾大

学金

沢大

学お

茶の

水女

子大

学近

畿大

学千

葉大

学明

治学

院大

学福

岡女

子大

学明

治大

学青

山学

院大

学武

蔵大

学神

戸大

学昭

和女

子大

学北

九州

市立

大学

関西

大学

中央

大学

横浜

国立

大学

公立

はこ

だて

未来

大学

岡山

大学

山形

大学

芝浦

工業

大学

獨協

大学

高知

工科

大学

山口

大学

学習

院大

学新

潟大

学小

樽商

科大

学日

本大

学長

岡技

術科

学大

学長

崎大

学関

西外

国語

大学

京都

産業

大学

首都

大学

東京

東京

農業

大学

東京

海洋

大学

西南

学院

大学

横浜

市立

大学

信州

大学

千葉

工業

大学

名古

屋商

科大

学茨

城大

学桜

美林

大学

福岡

工業

大学

東京

女子

大学

同志

社女

子大

学甲

南大

学東

京農

工大

学龍

谷大

学共

愛学

園前

橋国

際大

学名

古屋

外国

語大

学宇

都宮

大学

愛知

大学

大阪

市立

大学

福岡

大学

愛媛

大学

帝京

大学

神戸

市外

国語

大学

秋田

県立

大学

京都

工芸

繊維

大学

静岡

県立

大学

東海

大学

佐賀

大学

中村

学園

大学

静岡

大学

成蹊

大学

國學

院大

學豊

橋技

術科

学大

学鹿

児島

大学

順天

堂大

学秋

田大

学宮

崎公

立大

岩手

大学

東京

医科

歯科

大学

群馬

県立

女子

大学

東北

学院

大学

福井

大学

神奈

川大

学愛

知県

立大

学東

京国

際大

学長

崎県

立大

学名

城大

学鳥

取大

学群

馬大

学埼

玉大

学電

気通

信大

学中

京大

学東

京電

機大

学山

口県

立大

学駒

澤大

学富

山大

学名

桜大

学宮

崎国

際大

学大

阪府

立大

学香

川大

学豊

田工

業大

学北

星学

園大

学福

島大

学新

潟県

立大

学ノ

ートル

ダム

清心

女子

大学

成城

大学

麗澤

大学

琉球

大学

京都

外国

語大

学島

根大

学広

島修

道大

学聖

路加

国際

大学

日本

女子

大学

明星

大学

武庫

川女

子大

学三

重大

学大

阪経

済法

科大

学創

価大

学広

島工

業大

学東

京都

市大

学玉

川大

学大

阪女

学院

大学

大正

大学

岐阜

大学

福岡

女学

院大

学神

奈川

工科

大学

茨城

県立

医療

大学

愛知

工業

大学

東北

公益

文科

大学

徳島

大学

秋田

県東

京都

茨城

県東

京都

大分

県千

葉県

北海

道宮

城県

愛知

県東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

京都

府兵

庫県

広島

県京

都府

東京

都京

都府

東京

都東

京都

福岡

県大

阪府

東京

都東

京都

福島

県東

京都

石川

県東

京都

大阪

府千

葉県

東京

都福

岡県

東京

都東

京都

東京

都兵

庫県

東京

都福

岡県

大阪

府東

京都

神奈

川県

北海

岡山

県山

形県

東京

都埼

玉県

高知

県山

口県

東京

都新

潟県

北海

道東

京都

新潟

県長

崎県

大阪

府京

都府

東京

都東

京都

東京

都福

岡県

神奈

川県

長野

県千

葉県

愛知

県茨

城県

東京

都福

岡県

東京

都京

都府

兵庫

県東

京都

京都

府群

馬県

愛知

県栃

木県

愛知

県大

阪府

福岡

県愛

媛県

東京

都兵

庫県

秋田

県京

都府

静岡

県神

奈川

県佐

賀県

福岡

県静

岡県

東京

都東

京都

愛知

県鹿

児島

県東

京都

秋田

県宮

崎県

岩手

県東

京都

群馬

県宮

城県

福井

県神

奈川

県愛

知県

埼玉

県長

崎県

愛知

県鳥

取県

群馬

県埼

玉県

東京

都愛

知県

東京

都山

口県

東京

都富

山県

沖縄

県宮

崎県

大阪

府香

川県

愛知

県北

海道

福島

県新

潟県

岡山

県東

京都

千葉

県沖

縄県

京都

府島

根県

広島

県東

京都

東京

都東

京都

兵庫

県三

重県

大阪

府東

京都

広島

県東

京都

東京

都大

阪府

東京

都岐

阜県

福岡

県神

奈川

県茨

城県

愛知

県山

形県

徳島

92.490.484.583.582.882.881.780.980.380.179.979.979.679.178.878.378.277.977.877.577.577.477.277.176.776.776.476.376.176.075.675.275.274.273.973.673.473.272.972.272.172.071.671.6

71.371.371.270.970.870.770.470.169.869.869.769.269.269.169.068.167.167.066.966.966.766.566.066.065.865.665.365.164.964.764.564.364.364.164.063.963.863.863.763.663.563.463.162.962.862.462.262.262.061.961.961.761.7

61.661.561.561.461.261.261.160.960.760.460.059.959.859.759.559.359.259.058.958.858.758.458.257.857.657.557.357.157.157.056.956.756.756.656.556.156.055.855.655.655.255.155.054.854.854.454.254.254.154.053.753.553.2

29 2019 5-6 282019 5-6

教育成果

* 同

順位

の場

合は

、総合

ラン

キン

グ順

に掲

載し

てい

ます

* =

:同

順位

の大

学あ

り/

NR

:ラ

ンク

イン

して

いな

い*

前年

エント

リーし

なか

った

大学

が今

年エ

ントリ

ーし、前

年順

位が

NRに

なっ

てい

る場

合が

あり

ます

国際性

* 同

順位

の場

合は

、総合

ラン

キン

グ順

に掲

載し

てい

ます

* =

:同

順位

の大

学あ

り/

NR

:ラ

ンク

イン

して

いな

い*

前年

エント

リーし

なか

った

大学

が今

年エ

ントリ

ーし、前

年順

位が

NRに

なっ

てい

る場

合が

あり

ます

分野別ランキング

分野別ランキング

31 2019 5-6 302019 5-6

教育

成果

Outcom

es区

分教

育機

関都

道府

県区

分教

育機

関都

道府

教育

成果

Outcom

es2019順

位2018順

位区

分教

育機

関都

道府

区分

都道

府県

区分

都道

府県

区分

都道

府県

2019順

位2018順

位2019順

位2018順

教育

機関

教育

機関

2019順

位2018順

位教

育機

2019順

位2018順

位2019順

位2018順

12345678910111213141516171819=20=20222324252627282930313233=34=34363738394041424344

45=46=4648=49=4951=52=52545556575859606162636465666768697071=72=72=74=74=7477787980=81=81838485=86=86=86899091=92=92=94=9496=97

=9799=100=100=102=102104

=105=105=107=107109110111112113114115116117

=118=118120121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140141142143144145146147

=148=148150

21374=5=5810912112013151617181419=2631212522=33363230=33502349=4442412461384348583754

=7157474035805253=266939=5975110=6370=7166=5597=71=9568N

R51=8976=77111122100N

R=777946N

R12465=55=98126749110483=81102138

=136135=84=87=98

=11210914492=6312086N

RN

R=107=132=81119

=10794128N

R=11693125123=59

=116121115=95=89N

R=149127

=112103

=11662N

R=149

NR

139140

=132N

RN

RN

RN

RN

RN

R=136

NR

NR

NR

NR

NR

NR

国国国国私国国国私国国国国国国国公国私私公国公私私国国私国国国公国私国私国国私私私国私国

私公国公国国国国私私国私私国私私私国国国私公国公国国私国国私国私私私私私国私国私私私私公国私国公私私私私私

私公私私私国国私私私私私国私私私国私私私国公私私私私国私公私国公私私私公私私公私私私公私私私私私私私国国公

京都

大学

東京

大学

九州

大学

大阪

大学

慶應

義塾

大学

名古

屋大

学東

北大

学北

海道

大学

早稲

田大

学東

京工

業大

学筑

波大

学一

橋大

学神

戸大

学広

島大

学横

浜国

立大

学千

葉大

学国

際教

養大

学東

京農

工大

学東

京理

科大

学上

智大

学大

阪市

立大

学東

京外

国語

大学

大阪

府立

大学

同志

社大

学立

命館

大学

京都

工芸

繊維

大学

長岡

技術

科学

大学

明治

大学

岡山

大学

電気

通信

大学

信州

大学

首都

大学

東京

金沢

大学

関西

学院

大学

宇都

宮大

学関

西大

学秋

田大

学岩

手大

学中

央大

学立

教大

学法

政大

学静

岡大

学北

里大

学東

京海

洋大

芝浦

工業

大学

横浜

市立

大学

茨城

大学

名古

屋市

立大

学鹿

児島

大学

埼玉

大学

群馬

大学

鳥取

大学

甲南

大学

学習

院大

学新

潟大

学青

山学

院大

学東

京農

業大

学岐

阜大

学近

畿大

学成

蹊大

学東

京電

機大

学琉

球大

学山

形大

学愛

媛大

学神

田外

語大

学秋

田県

立大

学長

崎大

学神

戸市

外国

語大

学豊

橋技

術科

学大

学三

重大

学関

西外

国語

大学

佐賀

大学

滋賀

大学

津田

塾大

学徳

島大

学西

南学

院大

学立

命館

アジ

ア太

平洋

大学

獨協

大学

大阪

工業

大学

東京

工科

大学

お茶

の水

女子

大学

武蔵

大学

山口

大学

玉川

大学

国際

基督

教大

学明

治学

院大

学東

京女

子大

学兵

庫県

立大

学福

井大

学京

都産

業大

学山

梨大

学公

立は

こだ

て未

来大

学多

摩美

術大

学京

都外

国語

大学

工学

院大

学駒

澤大

学東

洋大

龍谷

大学

北九

州市

立大

学名

古屋

外国

語大

学日

本大

学創

価大

学室

蘭工

業大

学香

川大

学豊

田工

業大

学桜

美林

大学

名城

大学

日本

福祉

大学

東海

大学

島根

大学

神奈

川大

学東

京都

市大

学東

邦大

学小

樽商

科大

学福

岡大

学帝

京大

学広

島工

業大

学富

山大

学福

井県

立大

学千

葉工

業大

学中

京大

学日

本女

子大

学東

北学

院大

学宮

崎大

学福

井工

業大

学静

岡県

立大

学大

東文

化大

学大

分大

学滋

賀県

立大

学武

蔵野

大学

昭和

大学

名古

屋商

科大

学高

知工

科大

学甲

南女

子大

学國

學院

大學

愛知

県立

大学

日本

獣医

生命

科学

大学

福岡

工業

大学

星薬

科大

学会

津大

学昭

和女

子大

学湘

南工

科大

学亜

細亜

大学

麻布

大学

成城

大学

東京

家政

大学

愛知

大学

東京

医科

歯科

大学

奈良

女子

大学

下関

市立

大学

京都

府東

京都

福岡

県大

阪府

東京

都愛

知県

宮城

県北

海道

東京

都東

京都

茨城

県東

京都

兵庫

県広

島県

神奈

川県

千葉

県秋

田県

東京

都東

京都

東京

都大

阪府

東京

都大

阪府

京都

府京

都府

京都

府新

潟県

東京

都岡

山県

東京

都長

野県

東京

都石

川県

兵庫

県栃

木県

大阪

府秋

田県

岩手

県東

京都

東京

都東

京都

静岡

県神

奈川

県東

京都

東京

都神

奈川

県茨

城県

愛知

県鹿

児島

県埼

玉県

群馬

県鳥

取県

兵庫

県東

京都

新潟

県東

京都

東京

都岐

阜県

大阪

府東

京都

東京

都沖

縄県

山形

県愛

媛県

千葉

県秋

田県

長崎

県兵

庫県

愛知

県三

重県

大阪

府佐

賀県

滋賀

県東

京都

徳島

県福

岡県

大分

県埼

玉県

大阪

府東

京都

東京

都東

京都

山口

県東

京都

東京

都東

京都

東京

都兵

庫県

福井

県京

都府

山梨

県北

海道

東京

都京

都府

東京

都東

京都

東京

京都

府福

岡県

愛知

県東

京都

東京

都北

海道

香川

県愛

知県

東京

都愛

知県

愛知

県神

奈川

県島

根県

神奈

川県

東京

都東

京都

北海

道福

岡県

東京

都広

島県

富山

県福

井県

千葉

県愛

知県

東京

都宮

城県

宮崎

県福

井県

静岡

県東

京都

大分

県滋

賀県

東京

都東

京都

愛知

県高

知県

兵庫

県東

京都

愛知

県東

京都

福岡

県東

京都

福島

県東

京都

神奈

川県

東京

都神

奈川

県東

京都

東京

都愛

知県

東京

都奈

良県

山口

98.497.396.996.695.995.795.693.793.693.590.481.480.074.073.672.972.071.871.666.866.866.366.166.065.864.664.263.162.862.662.061.460.660.260.260.059.859.259.159.058.858.658.558.2

57.857.657.657.457.257.257.156.856.856.656.556.256.055.855.655.555.355.255.054.754.453.953.553.453.353.253.152.852.852.452.452.452.352.051.851.250.950.950.450.350.149.949.949.949.849.649.549.449.448.948.948.848.4

48.448.348.048.047.847.847.447.347.347.247.247.146.746.646.546.346.246.045.745.445.245.244.844.644.444.043.541.641.441.340.940.439.538.837.235.834.434.234.033.333.232.231.831.731.030.630.229.228.728.227.627.627.4

12345=6=689101112131415161718192021=22=2224=25=25=252829303132333435363738394041=42=4244

4546=47=4749505152535455565758596061=62=626465666768697071=72=727475767778798081828384858687888990=91=91=93=93959697

9899100101102103104105106107108109

=110=110112113

=114=114116117118

=119=119=121=121123124

=125=125=127=127129130131

=132=132=132135

=136=136=136=139=139141

=142=142144145146147148

=149=149

132289101258N

R11614427=207351524162617=32192529=202236135023=3765=3230494131=37N

R4239

18409351345244106436468N

R7356487412263=7976=5355=587177784672759957

=130=88

=138N

R=79878612383=88=8412411495=96103=96

=107=8410213261

10592829498133

=128104

=134121

=14990N

R=128

NR

=149=146

NR

NR

NR

141100N

R=138=107

NR

NR

=144=138142N

R=53N

R115

=130116

=134143N

RN

RN

RN

R=146

NR

NR

120N

RN

RN

RN

RN

RN

RN

R

公私私私私公私私私私私私公国私私私私私公私国国国私私私国国国私国国公公国私私国私私私私国

私国国私私国国私私私私国私国私私公国私国国公私私私国私国私私公私国私公国私私私公私私私公私私国公国国私公私

私国国私私国国国私私私公国公私私国国私私私私私私私私公国国国国国私公国公私国公私公国私国国公私私国私私国国

国際

教養

大学

国際

基督

教大

学立

命館

アジ

ア太

平洋

大学

大阪

女学

院大

学東

京国

際大

学神

戸市

外国

語大

学麗

澤大

学上

智大

学名

古屋

外国

語大

学長

崎外

国語

大学

宮崎

国際

大学

京都

外国

語大

学福

岡女

子大

学東

京外

国語

大学

梅光

学院

大学

創価

大学

名古

屋商

科大

学関

西外

国語

大学

神田

外語

大学

会津

大学

大阪

経済

法科

大学

九州

大学

東京

工業

大学

北海

道大

学早

稲田

大学

亜細

亜大

学大

阪観

光大

学長

岡技

術科

学大

学一

橋大

学京

都大

学城

西国

際大

学広

島大

学東

京医

科歯

科大

学新

潟県

立大

学愛

知県

立大

学名

古屋

大学

立命

館大

学桜

美林

大学

豊橋

技術

科学

大学

共愛

学園

前橋

国際

大学

関西

学院

大学

聖路

加国

際大

学恵

泉女

学園

大学

東京

大学

立教

大学

東北

大学

大阪

大学

東洋

大学

北陸

大学

筑波

大学

京都

工芸

繊維

大学

学習

院大

学同

志社

大学

昭和

女子

大学

明治

学院

大学

岡山

大学

関西

国際

大学

金沢

大学

慶應

義塾

大学

福岡

女学

院大

学北

九州

市立

大学

横浜

国立

大学

芝浦

工業

大学

東京

海洋

大学

お茶

の水

女子

大学

群馬

県立

女子

大学

愛知

大学

獨協

大学

西南

学院

大学

東京

農工

大学

津田

塾大

学神

戸大

学明

海大

学東

北公

益文

科大

学宮

崎公

立大

学中

京大

学千

葉大

学武

蔵大

学山

口県

立大

学小

樽商

科大

学法

政大

学豊

田工

業大

学中

央大

学横

浜市

立大

学京

都産

業大

学明

治大

学広

島修

道大

学下

関市

立大

学羽

衣国

際大

学東

京女

子大

学秋

田大

学名

桜大

学長

崎大

学埼

玉大

学関

西大

学首

都大

学東

京同

志社

女子

大学

広島

女学

院大

学電

気通

信大

学山

口大

学天

理大

学近

畿大

学岐

阜大

学宇

都宮

大学

福井

大学

龍谷

大学

名古

屋経

済大

学神

奈川

大学

長崎

県立

大学

奈良

女子

大学

県立

広島

大学

ノート

ルダ

ム清

心女

子大

学佛

教大

学新

潟大

学福

島大

学玉

川大

学追

手門

学院

大学

北星

学園

大学

青山

学院

大学

東京

都市

大学

甲南

大学

武蔵

野大

学工

学院

大学

大阪

府立

大学

佐賀

大学

静岡

大学

琉球

大学

室蘭

工業

大学

宮崎

大学

広島

経済

大学

大阪

市立

大学

愛媛

大学

高知

工科

大学

白鷗

大学

滋賀

大学

静岡

県立

大学

東海

大学

前橋

工科

大学

島根

大学

大東

文化

大学

鳥取

大学

信州

大学

公立

はこ

だて

未来

大学

福井

工業

大学

成蹊

大学

山梨

大学

福岡

大学

京都

橘大

学鹿

児島

大学

香川

大学

秋田

県東

京都

大分

県大

阪府

埼玉

県兵

庫県

千葉

県東

京都

愛知

県長

崎県

宮崎

県京

都府

福岡

県東

京都

山口

県東

京都

愛知

県大

阪府

千葉

県福

島県

大阪

府福

岡県

東京

都北

海道

東京

都東

京都

大阪

府新

潟県

東京

都京

都府

千葉

県広

島県

東京

都新

潟県

愛知

県愛

知県

京都

府東

京都

愛知

県群

馬県

兵庫

県東

京都

東京

都東

京都

東京

都宮

城県

大阪

府東

京都

石川

県茨

城県

京都

府東

京都

京都

府東

京都

東京

都岡

山県

兵庫

県石

川県

東京

都福

岡県

福岡

県神

奈川

県東

京都

東京

都東

京都

群馬

県愛

知県

埼玉

県福

岡県

東京

都東

京都

兵庫

県千

葉県

山形

県宮

崎県

愛知

県千

葉県

東京

都山

口県

北海

道東

京都

愛知

県東

京都

神奈

川県

京都

府東

京都

広島

県山

口県

大阪

府東

京都

秋田

県沖

縄県

長崎

県埼

玉県

大阪

府東

京都

京都

広島

県東

京都

山口

県奈

良県

大阪

府岐

阜県

栃木

県福

井県

京都

府愛

知県

神奈

川県

長崎

県奈

良県

広島

県岡

山県

京都

府新

潟県

福島

県東

京都

大阪

府北

海道

東京

都東

京都

兵庫

県東

京都

東京

都大

阪府

佐賀

県静

岡県

沖縄

県北

海道

宮崎

県広

島県

大阪

府愛

媛県

高知

県栃

木県

滋賀

県静

岡県

神奈

川県

群馬

県島

根県

東京

都鳥

取県

長野

県北

海道

福井

県東

京都

山梨

県福

岡県

京都

府鹿

児島

県香

川県

100.095.494.086.585.985.085.083.082.782.582.281.080.380.279.379.078.077.676.675.875.373.473.472.872.472.472.472.271.869.869.769.368.568.468.367.866.966.565.064.664.364.064.063.8

63.463.262.462.462.261.861.161.060.860.659.659.359.258.858.057.857.456.756.756.256.154.854.654.253.653.353.052.752.752.651.751.651.250.950.349.649.249.048.948.848.647.847.447.147.046.946.746.746.446.445.845.344.9

44.844.544.343.543.343.242.942.542.442.242.041.941.841.841.241.140.840.840.740.540.440.040.039.839.839.639.439.339.338.838.838.638.137.837.737.737.737.637.437.437.437.237.236.836.636.636.536.336.236.035.835.635.6

教育

成果

Outcom

es

国際

性Environm

ent国

際性

Environment

国際

性Environm

ent

33 2019 5-6 2019 5-6 32

* 総

合ラ

ンキ

ング

で1

50

位以

内に

ラン

クイ

ンし

てい

る大

学を

掲載

して

いま

す*

同順

位の

場合

は、原

則と

して

英文

表記

の大

学名

のア

ルフ

ァベ

ット順

に掲

載し

てい

ます

* =

: 同

順位

の大

学あ

り/

―:

各分

野の

順位

が1

51

位以

下の

ため

スコ

ア非

表示

地域別ランキング

1234567891011121314

国私国公国国公国国私国私私私

福岡

県大

分県

長崎

県福

岡県

佐賀

県鹿

児島

県福

岡県

沖縄

県宮

崎県

福岡

県大

分県

福岡

県福

岡県

宮崎

96.952.353.5

‒52.857.248.355.243.552.440.946.033.2

79.563.759.658.054.954.552.751.050.7

48.4-49.546.8-48.245.6-46.744.2-45.542.0-44.1

九州

大学

立命

館ア

ジア

太平

洋大

学長

崎大

学福

岡女

子大

学佐

賀大

学鹿

児島

大学

北九

州市

立大

学琉

球大

学宮

崎大

学西

南学

院大

学大

分大

学福

岡大

学福

岡工

業大

学宮

崎国

際大

65.464.263.462.962.061.360.359.759.458.758.657.356.556.455.855.653.252.952.952.852.751.650.750.750.250.049.9

48.4-49.548.4-49.548.4-49.548.4-49.546.8-48.246.8-48.246.8-48.246.8-48.246.8-48.246.8-48.246.8-48.245.6-46.745.6-46.745.6-46.745.6-46.744.2-45.544.2-45.544.2-45.544.2-45.542.0-44.1

123456789101112131415=

16=

1618=19=19=

21=

21=

23=

23=

23

69.862.452.761.166.960.864.337.839.485.045.843.377.681.048.6

‒39.841.8

‒42.444.937.6

‒86.5

京都

大学

大阪

大学

神戸

大学

京都

工芸

繊維

大学

立命

館大

学同

志社

大学

関西

学院

大学

大阪

市立

大学

大阪

府立

大学

神戸

市外

国語

大学

関西

大学

近畿

大学

関西

外国

語大

学京

都外

国語

大学

京都

産業

大学

兵庫

県立

大学

甲南

大学

奈良

女子

大学

奈良

県立

医科

大学

龍谷

大学

同志

社女

子大

学滋

賀大

学関

西医

科大

学大

阪女

学院

大学

滋賀

県立

大学

12345678910

国国私私私国私国国国

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都千

葉県

東京

都東

京都

87.077.554.353.160.552.445.964.644.970.1

79.976.790.479.976.377.883.575.280.164.9

97.393.550.193.695.981.466.872.966.371.8

63.873.495.472.458.071.883.051.280.253.3

81.979.072.771.570.468.567.966.465.965.5

東京

大学

東京

工業

大学

国際

基督

教大

学早

稲田

大学

慶應

義塾

大学

一橋

大学

上智

大学

千葉

大学

東京

外国

語大

学東

京農

工大

1112131415161718192021222324252627=

28=

28303132=

33=

33353637=

38=

38=

38=

38=

42=

42=

42=

42=

42=

42=

42=

49=

49=

49=

49=

53=

53=

53=

5357

国国国公国私私公私国私私私私私私私私国私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私

東京

都東

京都

神奈

川県

神奈

川県

東京

都千

葉県

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

埼玉

県東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

埼玉

県神

奈川

県東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都東

京都

東京

都神

奈川

県埼

玉県

東京

都千

葉県

東京

都東

京都

千葉

県東

京都

東京

都東

京都

神奈

川県

84.964.755.370.162.936.655.559.239.364.449.043.946.142.939.839.4

‒‒48.740.437.467.8

‒61.732.842.9

‒56.742.364.236.6

‒71.849.738.158.939.1

‒45.8

‒38.340.035.876.236.935.7

61.576.071.666.967.182.877.469.079.659.771.270.472.073.976.777.579.175.259.873.655.261.973.456.572.968.170.9

‒62.2

‒65.666.0

‒‒69.8

‒63.160.956.157.054.855.066.7

‒63.859.361.2

27.650.973.657.658.254.471.661.459.062.657.856.659.163.158.852.448.449.957.256.247.8

‒50.9

‒31.756.052.058.555.538.849.947.3

‒48.948.046.347.1

‒44.4

‒50.346.544.8

‒45.755.346.6

首都圏埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県中国・四国鳥取県/島根県/岡山県

広島県/山口県/徳島県

香川県/愛媛県/高知県九州・沖縄福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県

大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県

68.556.156.748.856.276.6

‒45.363.444.556.761.048.947.849.253.062.459.646.440.079.0

‒50.964.060.6

‒54.2

‒36.3

‒46.966.5

‒39.6

‒‒37.485.9

‒85.040.740.0

‒‒‒‒42.0

79.366.663.159.455.955.654.154.053.553.553.051.050.150.1

48.4-49.545.6-46.745.6-46.744.2-45.542.0-44.142.0-44.142.0-44.1

名古

屋大

学金

沢大

学豊

橋技

術科

学大

学豊

田工

業大

学岐

阜大

学福

井大

学名

古屋

市立

大学

静岡

大学

愛知

県立

大学

静岡

県立

大学

名古

屋外

国語

大学

富山

大学

浜松

医科

大学

三重

大学

名古

屋商

科大

学愛

知医

科大

学名

城大

学中

京大

学愛

知大

学藤

田医

科大

学福

井県

立大

12345678=9=91112=13=1315=

16=

1618=

19=

19=

19

国国国私国国公国公公私国国国私私私私私私公

愛知

県石

川県

愛知

県愛

知県

岐阜

県福

井県

愛知

県静

岡県

愛知

県静

岡県

愛知

県富

山県

静岡

県三

重県

愛知

県愛

知県

愛知

県愛

知県

愛知

県愛

知県

福井

77.665.867.572.664.961.167.753.147.260.1

‒56.581.952.4

‒76.038.4

‒‒61.548.1

80.376.162.057.854.261.2

‒62.461.163.464.358.9

‒55.666.5

‒60.459.564.1

‒‒

95.760.653.347.355.849.857.458.634.041.448.045.2

‒53.237.2

‒47.244.628.2

‒45.2

北陸・東海富山県/石川県/福井県/

岐阜県/静岡県/愛知県/三重県

67.858.865.049.043.242.5

‒39.368.337.482.7

‒‒‒78.0

‒‒51.654.6

‒‒

滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県/和歌山県 首都圏

埼玉県/千葉県

東京都/神奈川県

123456789=10=101213

国国公公国国公公国国公国国

宮城

県北

海道

秋田

県福

島県

秋田

県山

形県

北海

道秋

田県

岩手

県北

海道

北海

道北

海道

福島

82.574.351.461.658.356.650.858.051.0

‒79.044.846.1

80.981.792.476.461.771.371.663.661.669.8

‒‒57.5

95.693.772.031.859.855.049.453.959.246.2

‒47.8

63.272.8100.075.846.7

‒36.6

‒‒49.6

‒38.840.8

80.279.376.764.157.355.554.052.752.1

48.4-49.548.4-49.545.6-46.744.2-45.5

東北

大学

北海

道大

学国

際教

養大

学会

津大

学秋

田大

学山

形大

学公

立は

こだ

て未

来大

学秋

田県

立大

学岩

手大

学小

樽商

科大

学札

幌医

科大

学室

蘭工

業大

学福

島大

北海道・東北

北海道

青森県/岩手県/宮城県

秋田県/山形県/福島県

123456789=

10=

10

国国国国国公国国国公公

広島

県岡

山県

山口

県鳥

取県

愛媛

県高

知県

徳島

県香

川県

島根

県広

島県

山口

66.762.054.361.756.553.362.856.152.049.035.3

78.271.370.760.063.870.853.258.256.7

‒59.2

74.062.850.456.854.735.852.447.446.7

‒‒

69.359.344.336.837.737.7

‒35.637.241.850.3

71.864.456.655.454.652.652.451.249.6

42.0-44.142.0-44.1

広島

大学

岡山

大学

山口

大学

鳥取

大学

愛媛

大学

高知

工科

大学

徳島

大学

香川

大学

島根

大学

県立

広島

大学

山口

県立

大学

76.934.561.751.958.057.734.851.060.0

‒56.938.240.7

77.282.869.274.262.961.972.256.9

‒67.0

‒63.965.858.7

73.494.046.480.339.335.657.438.838.653.6

‒36.0

‒82.2

12345678910

国国国国国国国国公私

茨城

県新

潟県

新潟

県長

野県

群馬

県栃

木県

茨城

県山

梨県

新潟

県群

馬県

74.358.759.260.862.345.546.657.532.4

84.569.770.166.959.964.366.0

‒57.364.5

90.464.256.562.057.160.257.649.5

‒‒

61.872.240.836.6

‒42.9

‒36.268.464.6

77.565.658.458.055.152.951.8

46.8-48.245.6-46.742.0-44.1

筑波

大学

長岡

技術

科学

大学

新潟

大学

信州

大学

群馬

大学

宇都

宮大

学茨

城大

学山

梨大

学新

潟県

立大

学共

愛学

園前

橋国

際大

北関東・甲信越茨城県/栃木県

群馬県/新潟県

山梨県/長野県

東京

医科

歯科

大学

お茶

の水

女子

大学

横浜

国立

大学

横浜

市立

大学

東京

海洋

大学

神田

外語

大学

東京

理科

大学

首都

大学

東京

立教

大学

電気

通信

大学

芝浦

工業

大学

学習

院大

学中

央大

学明

治大

学法

政大

学津

田塾

大学

東洋

大学

明治

学院

大学

埼玉

大学

青山

学院

大学

創価

大学

順天

堂大

学武

蔵大

学聖

路加

国際

大学

昭和

女子

大学

東京

農業

大学

獨協

大学

北里

大学

成蹊

大学

昭和

大学

東京

女子

大学

桜美

林大

学東

京慈

恵会

医科

大学

工学

院大

学日

本大

学東

邦大

学東

海大

学東

京国

際大

学日

本女

子大

学麗

澤大

学玉

川大

学東

京都

市大

学千

葉工

業大

学日

本医

科大

学帝

京大

学東

京電

機大

学神

奈川

大学

国国国国私私私公公公私私私私私公私国公私私国私私公

京都

府大

阪府

兵庫

県京

都府

京都

府京

都府

兵庫

県大

阪府

大阪

府兵

庫県

大阪

府大

阪府

大阪

府京

都府

京都

府兵

庫県

兵庫

県奈

良県

奈良

県京

都府

京都

府滋

賀県

大阪

府大

阪府

滋賀

84.478.866.761.242.542.441.366.162.736.844.142.1

‒34.236.454.637.355.577.6

‒33.738.471.4

‒47.1

78.877.173.263.577.977.578.364.058.463.772.175.669.256.769.1

‒65.1

‒‒64.765.3

‒‒54.8

98.496.680.064.665.866.060.266.866.153.460.055.653.148.949.649.956.827.6

‒48.4

‒52.8

‒‒40.4

82.077.968.062.461.760.460.059.957.357.255.454.553.952.750.8

48.4-49.548.4-49.546.8-48.245.6-46.745.6-46.744.2-45.544.2-45.542.0-44.142.0-44.142.0-44.1

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

教育

成果

Outcom

es教

育リソース

Resources

順位

区分

教育

機関

都道

府県

教育

充実

度Engagem

ent国

際性

Environment

総合

Overall

近畿