市街劇『ねずみくずし』説明資料
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市街劇 『ねずみくずし』 説明資料 var.002
団長 仲 悟志http://blood-panda.net
住民の皆さん
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『ねずみくずし』 市街劇『ねずみくずし』概要市街地を闊歩する出演者、チラシ、インターネット、スマートフォンアプリケーション、映像を利用し、市街地を舞台に架空の出来事を進行させます。「噂」「情報」が現実に浸透し、現実を作りあげていくことに着目した市街劇です。ホームページ、アプリケーション、映像作品などを、実行の半月前に順次公開します。舞台となる地域の住民の皆さんにも協力をあおぎ、町に来た人を観客として劇中に巻き込みます。
役者たち
市街地に貼られるチラシなど
市街劇があることを知っていて目撃者になる人
偶然通りかかった人
ネット上で展開される情報
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『ねずみくずし』 市街劇『ねずみくずし』あらすじ
山間部で竹が花を付け、それを餌にしてネズミが大量に発生した。竹林は急遽伐採されたが、一部のネズミは越冬に成功し増え続け、餌を求めて密かに移動を続け、ついに市街地に到達。実は大量のネズミが発生しているという噂がある。これまでは山間部や一部の大きな施設でだけ目撃され駆除されてきていたネズミが、ついに中心市街地の民家へも侵入を始めているという報告を受け、行政から業務委託を請けている『東京衛生センター』は大規模な駆除作戦に乗り出す。しかし、この地域は古くからネズミが豊穣の印として好意的に捉えられており、住民の協力が得られるかが問題視されている。
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『ねずみくずし』
『ねずみくずし』舞台となる市街地の皆様へ
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『ねずみくずし』 市街劇『ねずみくずし』で何をしたいのか?
市街地は目で見える情報に満ちています。お店はあるか。楽しい場所か。少し寂しい場所か。
市街地の持つ情報を、あえて何かの方向に誘導すると、そこで何かが起こっているという雰囲気を出すことができます。
元来、訪れる人に対して非日常の感覚を与えていた場所。その力を使えば、市街地は簡単に物語の舞台になります。
市街地を物語にまみれさせたい。それが市街劇『ねずみくずし』の目指すところです。
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『ねずみくずし』 市街劇『ねずみくずし』実現のためにご協力ください。
居合わせた人々に何かが起こっていることを感じさせるために、住民の皆さんの協力が必要です。実行当日の午後、役者達が町中を闊歩するので、ご協力ください。1. 事前に「ネズミに注意」というビラを配布します。玄関先の目立つ場所に掲示をお願いします。
2. 家にあるネズミの小物、飾りなどがあれば、玄関先に飾ってください。3. 市街劇実行の当日、役者達が「東京防疫センターからネズミの駆除に参りました」と、訪ねてきます。 彼らに、「うちは大丈夫だから、必要無いよ」と伝えてください。
4. 市街劇実行の当日、役者達は東京防疫センターの白衣と作業服で町中をうろうろしています。気軽に「ご苦労様。ねずみ居ないでしょ?」と、声をかけてください。
5. 当日のスケジュールなど、詳しいことは追ってお知らせします。できる範囲でのご協力をお願いします。
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『ねずみくずし』
『ねずみくずし』東京防疫センター職員とは
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『ねずみくずし』 市街劇『ねずみくずし』に演者として協力してください。
居合わせた人々に何かが起こっていることを感じさせるために、実行当日の午後、東京防疫センターの職員として町中を闊歩してください。1. 事前に「ネズミに注意」というビラを配布してあります。玄関先にこのビラを掲示している家を「東京防疫センターからネズミの駆除に参りました」と訪ねてください。必要無いと言われるので、「ありがとうございます。何かあったら、スタッフが町中に居ますんで、声かけてください」と、言ってその家から立ち去ってください。
2. 町中をうろうろしていると、こえをかけられる可能性が高いので、「ありがとうございます。ネズミの情報があれば、よろしくお願いします」という、職務上の受け答えを中心に、臨機応変に対応してください。
3. 3人程度のグループを作って行動してもらいます。各グループ毎にTwitterアカウントを作成しますので、ガイドラインに従って、ツイートしてください。
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『ねずみくずし』 市街劇『ねずみくずし』東京防疫センター職員とは
東京防疫センターの職員が何も知らない人に目撃されることが、場所の印象を大きく左右します。センター職員は、以下の様な心持ちで市街地を闊歩します。1. 東京防疫センターの職員は、ネズミの大量発生を深刻な事態だと受け止めています。2. 東京防疫センターの職員は、それ故に、地域のネズミを保護する非協力的な態度に心を痛めています。
3. 東京防疫センターの職員は、地域の人々を尊重します。彼らは防疫のプロ集団であり、職員も末端に至るまでしっかり教育されています。以上の理由で、東京防疫センターの職員は、鹿爪らしい表情と笑顔の二つの顔を持っています。彼らは、職業意識や任務の当事者でしかなく、場所の生活者ではありません。それ故に、笑顔と深刻な表情の切り替え自体が、冷徹な印象を生む可能性があります。
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『ねずみくずし』 劇団血パンダ
団長 仲 悟志(なか さとし)1970年 富山県氷見市生まれ。1999年まで大阪で劇団を主宰。柴田剛監督作品『おそいひと』の企画立ち上げ、原案を担当。2000年 ITベンチャーに就職、2005年帰郷しIT業に従事。2011年 富山県内にて再び劇団を結成。短編映画「小麦粉、上白糖、卵」企画、原作を担当。2012年 劇団の活動を本格化、劇団名はインパクトのみで無意味にという意図から『劇団血パンダ』 名義で活動を本格化。2013年2月からの公演開始を目指して団員と稽古を開始。
客席が安全地帯だなんて、いつ確信したんだ?まともな悲劇は、君の日常に入り込むんだよ。現代において、悲劇は人の関係性の中にしか存在しない。我々は日本語による最高の悲劇の実現を目指し、現代劇の突端を模索する。