佐藤功行弁護士刑事告訴

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佐藤功行弁護士「DVでっち上げ商法」をめぐり「詐欺罪」 などで刑事告訴される 〔兵庫県警〕 兵庫県に住む女性と男性の2人が 10 日、<詐欺罪>などの疑いで佐藤功行弁護士(兵庫県弁護 士会)を兵庫県警に告訴および告発し、県警は同日付で受理した。 告訴した女性は、佐藤弁護士の元依頼者。告発人となった男性とは元夫婦だった。 女性は'06 年、佐藤弁護士が理事を務める女性人権団体NPOウィメ ンズネットこうべ (神戸市)を通じて、同弁護士に離婚事件を委任。佐藤 弁護士などから唆された虚偽のDV(ドメスティック・バイオレンス) 被害を主張することで、'07 年1月に告発人の男性と調停離婚していた。 この離婚事件で、女性が弁護士費用の立て替え制度を利用していた法テラス(財団法人「日本 司法支援センター」) に 対し、佐藤弁護士は報酬の額を過大に報告。それを誤信した法テラスか ら請求させることで、通常の約1.5倍の報酬を支払わせたことが詐欺罪にあたるとして、女性は告 訴した。さらに佐藤弁護士は、離婚の成立後に「DV被害のでっち上げ」などの不正の発覚を 防ぐための“裏工作”をはかり、女性に関係する戸籍 謄本や住民票の写しを不法な手段で取得 するなどしていた。それらの行為については詐欺罪とあわせ、戸籍法違反と住民基本台帳法違反 の疑いで、今回の告訴に 加えられている。 元の夫である男性は現在、告訴人の女性を保佐する立場にあることから、おなじ被疑事実で告 発人となった。 佐藤弁護士は、別の女性の代理人となって東京高裁で控訴審が争われている離婚裁判の1審 家裁判決で「DV被害のでっち上げ」を認定され、敗訴している。 【関連記事】佐藤功行弁護士が代理人の「DVでっち上げ離婚訴訟」控訴審の口頭弁論 〔東京高 裁〕 2011/07/04 女性人権団体「NPOウィメンズネットこうべ」の本部が入居しているとされる神戸市内の雑居ビル

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Page 1: 佐藤功行弁護士刑事告訴

佐藤功行弁護士「DVでっち上げ商法」をめぐり「詐欺罪」

などで刑事告訴される 〔兵庫県警〕

兵庫県に住む女性と男性の2人が 10日、<詐欺罪>などの疑いで佐藤功行弁護士(兵庫県弁護

士会)を兵庫県警に告訴および告発し、県警は同日付で受理した。

告訴した女性は、佐藤弁護士の元依頼者。告発人となった男性とは元夫婦だった。

女性は'06年、佐藤弁護士が理事を務める女性人権団体NPOウィメ

ンズネットこうべ(神戸市)を通じて、同弁護士に離婚事件を委任。佐藤

弁護士などから唆された虚偽のDV(ドメスティック・バイオレンス)

被害を主張することで、'07年1月に告発人の男性と調停離婚していた。

この離婚事件で、女性が弁護士費用の立て替え制度を利用していた法テラス(財団法人「日本

司法支援センター」)に 対し、佐藤弁護士は報酬の額を過大に報告。それを誤信した法テラスか

ら請求させることで、通常の約1.5倍の報酬を支払わせたことが詐欺罪にあたるとして、女性は告

訴した。さらに佐藤弁護士は、離婚の成立後に「DV被害のでっち上げ」などの不正の発覚を

防ぐための“裏工作”をはかり、女性に関係する戸籍 謄本や住民票の写しを不法な手段で取得

するなどしていた。それらの行為については詐欺罪とあわせ、戸籍法違反と住民基本台帳法違反

の疑いで、今回の告訴に 加えられている。

元の夫である男性は現在、告訴人の女性を保佐する立場にあることから、おなじ被疑事実で告

発人となった。

佐藤弁護士は、別の女性の代理人となって東京高裁で控訴審が争われている離婚裁判の1審

家裁判決で「DV被害のでっち上げ」を認定され、敗訴している。

【関連記事】佐藤功行弁護士が代理人の「DVでっち上げ離婚訴訟」控訴審の口頭弁論 〔東京高

裁〕 2011/07/04

女性人権団体「NPOウィメンズネットこうべ」の本部が入居しているとされる神戸市内の雑居ビル