2040年頃までの全国人口見通しと 近年の地域間人口移動傾向 · 2040...
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12000
1300019
50年
1955年
1960年
1965年
1970年
1975年
1980年
1985年
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
2065年
総人
口(万
人)
総人口推移(1950~2065年)
実績値 推計値
出生中位
出生高位
出生低位
2065年:9,490万人
2065年:8,808万人
2065年:8,213万人
2015年:12,709万人
資料:総務省統計局「国勢調査」「人口推計」,国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」,上記はいずれも死亡中位の推計。
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2040年:10,833万人
2040年:11,092万人
2040年:11,374万人
人口学的方程式
人口変化=出生数-死亡数+転入数-転出数
自然増減 社会増減
日本の場合,社会増減(国際人口移動)の水準は小さいため,ほぼ自然増減の動向によって人口変化が決定づけられている。
ある期間における人口は,出生数の分増加し,死亡数の分減少し,転入数の分増加し,転出数の分減少する。すなわち任意の期間において,下記の式(人口学的方程式)が成り立つ。
3
出生数と死亡数の推移(1950~2065年)
0
50
100
150
200
25019
50年
1955年
1960年
1965年
1970年
1975年
1980年
1985年
1990年
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
2065年
出生
数・死
亡数(万人)
実績値 推計値
死亡数
出生数
資料:厚生労働省「人口動態統計」,国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」出生中位・死亡中位推計。
2015年:1,005,677人
2015年:1,290,444人
2065年:556,574人
2065年:1,556,543人
2040年:1,679,246人
4
2040年:742,170人
人口ピラミッド(2015年)
1,300 1,100 900 700 500 300 100 100 300 500 700 900 1,100 1,30005
101520253035404550556065707580859095
100105+
資料:総務省統計局「国勢調査」
(千人)
0~14歳1,595万人(12.5%)
15~64歳7,728万人(60.8%)
65歳以上3,387万人(26.6%)
男 女
第1次ベビーブーム世代(1947~1949年生:66~68歳)
第2次ベビーブーム世代(1971~1974年生:41~44歳)
「ひのえうま」による出生数減(1966年生:49歳)
5
人口ピラミッド(2040年)
資料:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」出生中位・死亡中位推計
6
1,300 1,100 900 700 500 300 100 100 300 500 700 900 1,100 1,30005
101520253035404550556065707580859095
100105+
第2次ベビーブーム世代(1971~1974年生:66~69歳)
「ひのえうま」による出生数減(1966年生:74歳)
0~14歳1,194万人(10.8%)
15~64歳5,978万人(53.9%)
65歳以上3,921万人(35.3%)
男 女
年齢3区分別人口割合の推移(1950~2065年)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
1950
1955
1960
1965
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
2015
2020
2025
2030
2035
2040
2045
2050
2055
2060
2065
割合
(%
)
年
実績値 推計値
資料:総務省統計局「国勢調査」,国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」出生中位・死亡中位推計。
35.4%
59.7%
4.9%
60.8%
12.5%
26.6%
10.2%
51.4%
38.4%
0~14歳
15~64歳
65歳以上
7
10.8%
35.3%
53.9%
18.2%
12.1%
69.7%
2040年までの日本の人口動向の概要
2040年までにかけては,一貫して人口減少・少子高齢化が進展する。2065年までの年齢構造変化の大半は2040年までに起こる。
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人口減少の主因は今日の年齢構造に起因する自然減。高齢者人口の増加による死亡数の増加と,再生産女性年齢人口の減少による出生数の減少が不可避。
国際人口移動の状況により,実績値が推計値から多少乖離する可能性はある。
地域別将来人口推計の基本的考え方
全国推計と同様,推計は人口学的な投影。すなわち推計結果は,原則として,直近で観察されている地域別出生・死亡・人口移動の状況が今後も継続すると仮定した場合の将来人口。
将来起こりうる社会経済的な変化(地域経済状況,交通インフラ整備,施設立地,住宅地開発)や,地域政策に起因する人口の動きの変化などは,推計結果のなかには盛り込まれていない。
10
都道府県別推計結果-2045年の総人口指数(2015年=100)-
東京100.7
秋田58.8
全国=83.7
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資料:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成30年推計)」
12平成25年3月推計の推計値と比較した平成30年推計の推計値(2040年)
-4
-2
0
2
4
6
8
10
12全国
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
平成
25年
3月推計と比較した
2040
年推計値の差率(%)
全国+3.4%
東京+11.8%
福島-4.0%
資料:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」,「日本の地域別将来推計人口(平成30年推計)」
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東京都の年齢別純移動率(転入超過率)の推移
総務省統計局「国勢調査」,厚生労働省「都道府県別生命表」等より算出
-0.2
-0.1
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.50~
4歳→
5~9歳
5~9歳
→10~
14歳
10~
14歳
→15~
19歳
15~
19歳
→20~
24歳
20~
24歳
→25~
29歳
25~
29歳
→30~
34歳
30~
34歳
→35~
39歳
35~
39歳
→40~
44歳
40~
44歳
→45~
49歳
45~
49歳
→50~
54歳
50~
54歳
→55~
59歳
55~
59歳
→60~
64歳
60~
64歳
→65~
69歳
65~
69歳
→70~
74歳
70~
74歳
→75~
79歳
75~
79歳
→80~
84歳
80~
84歳
→85~
89歳
85歳~
→90歳~
純移動率
1980年→1985年
1985年→1990年
1990年→1995年
1995年→2000年
2000年→2005年
2005年→2010年
2010年→2015年
-0.15
-0.1
-0.05
0
0.05
0.1
0.15
0.2
0.25
80→85 85→90 90→95 95→00 00→05 05→10 10→15
純移
動率
14地域別純移動率の推移(15~19歳→20~24歳)
東京圏:埼玉,千葉,東京,神奈川名古屋圏:岐阜,愛知,三重大阪圏:京都,大阪,兵庫非大都市圏:上記以外の道県(以下の図も同様)
東京圏
大阪圏
名古屋圏
年
非大都市圏
総務省統計局「国勢調査」,厚生労働省「都道府県別生命表」等より算出
-0.08
-0.06
-0.04
-0.02
0
0.02
0.04
0.06
0.08
80→85 85→90 90→95 95→00 00→05 05→10 10→15
純移
動率
15地域別純移動率の推移(20~24歳→25~29歳)
年
東京圏
大阪圏
名古屋圏
非大都市圏
総務省統計局「国勢調査」,厚生労働省「都道府県別生命表」等より算出
-0.04
-0.03
-0.02
-0.01
0
0.01
0.02
0.03
0.04
0.05
80→85 85→90 90→95 95→00 00→05 05→10 10→15
純移動率
16地域別純移動率の推移(25~29歳→30~34歳)
年
東京圏
大阪圏
名古屋圏
非大都市圏
総務省統計局「国勢調査」,厚生労働省「都道府県別生命表」等より算出
年齢別純移動率の変化にみる近年の人口移動傾向
1990→1995年以降,非大都市圏においては若年層の転出超過拡大または転入超過縮小の傾向が続いていたが,2010→2015年においてはその傾向に変化の兆しがみられる(この点が,非大都市圏全般における将来推計人口の減少率緩和に寄与していることは間違いないであろう)。
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ただし,20~24歳→25~29歳以上における純移動率の反転上昇は,かつての15~19歳→20~24歳等で生じた純移動率低下の反動に過ぎない可能性もあり,傾向の変化が今後も継続するかどうかの判断は難しい。