2018年度環境経営レポート...2018年度 環境経営レポート発行にあたり 2...

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2018年度環境経営レポート 対象期間 2018.4~2019.3 2019年7月1日発行 環境活動サポーター「デコにゃん」 2018年度環境経営レポート 対象期間 2018.4~2019.3

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2018年度環境経営レポート対象期間 2018.4~2019.3

2019年7月1日発行

環境活動サポーター「デコにゃん」

2018年度環境経営レポート対象期間 2018.4~2019.3

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新日本カレンダー株式会社 2018年度 環境経営レポート目次

P.2・・・環境経営レポート 発行にあたって

P.3・・・組織の概要

P.5・・・環境方針

P.6・・・環境目標に対する実績と中期目標

P.8・・・2018 年度 全社環境負荷と取り組み内容

(P.8:二酸化炭素排出量とエネルギー使用量

P.10:廃棄物の削減・省資源の取り組み

P.11:環境配慮製品の販売促進)

P.13・・・その他 2018 年度の取り組み

P.20・・・環境関連法規制等の順守状況

P.21・・・代表者による 2018 年度取り組みの総括

P.22・・・新日本カレンダー株式会社 History・Profile

2018 年度より環境活動サポーターに 就任した新日本カレンダー公式の ゆるキャラ「デコにゃん」(右)と 環境管理責任者 水山

1

y

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◆2018 年度 環境経営レポート発行にあたり

2

新日本カレンダーは 1922 年の創業以来、人々の暮らしに寄り添ったカレンダーを通じて皆様と共に日々を重ねて参りました。現在ではカレンダーに加え、暦や季節を取り入れた紙文具等の自社オリジナル製品を生み出しています。

また、ペット用品の通信販売事業(ペピイ事業部)も立ち上げより 2019 年で 25 年を迎え、多くの飼い主様にご愛顧頂き、広く認知していただける事業として成長して参りました。

2018 年からは、日本初となる「ペット共生型有料老人ホーム」の運営(PHP 事業部)をスタートし、学習ノートを中心とした学童用品もカレンダー事業部で取り扱いを始めました。

さて、2018 年度環境活動の結果ですが、こちらは拠点によって両極端な結果となりました。東京・名古屋は人員増加の影響がはっきりと結果に表れ、ほぼ全ての項目が目標未達成となりました。一方、本社と九州は多くの項目で目標を達成することが出来ました。特に本社は、大部分で照明のLED 化を進め、電気使用量を目標比で 12%削減という成果を上げることが出来ました。

新たに加わった PHP は目標値が無く、手探りの状態で 1 年を終えましたが、本社事務局の予想を超えた数値となり、今後どのように活動を進め、数値目標を達成していくか考えさせられました。 数値だけを見ると、「全体的によく出来た」とは言えませんが、個々の取り組みを見ると、業務環境が変わる中で「よくやっていた」と言えます。目標未達に終わった項目も、あと僅かで目標に届いたものもあります。特に電気使用量は、こまめな節電や空調設定温度の順守など、当たり前のことをしっかりと取り組めていました。本社では会社のゆるキャラ「デコにゃん」を環境活動サポーターに迎え、社内掲示を一新するなど、新たなことにも挑戦しました。

変化の多かった 2018 年度を終え、2019 年度の環境活動は心機一転。新しい気持ちで様々なことを進め、前年度に手を付けられなかったことにも積極的に取り組み、数値目標の達成を目指していく所存でございます。

今後も、環境活動の成果を皆さまにお伝えし、弊社の取り組みにご理解を頂くと同時に、ご意見・ご感想を頂戴しながら取組みの更なる発展をさせることで、微力ではありますが持続可能な社会の実現に貢献して参ります。

環境管理責任者 水山 統之 環境管理事務局一同

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組織の概要

・事業者名及び代表者 新日本カレンダー株式会社 代表取締役 社長 宮﨑 安弘

・所在地 本社 :大阪府大阪市東成区中道 3 丁目 8 番 11 号 PHP 事業部:大阪府大阪市東成区中道3丁目8番21号 (PEPPY HAPPY PLACE TAMATSUKURI) 東京支店:東京都千代田区神田神保町 3-7-1 ニュー九段ビル8F 名古屋支店:愛知県名古屋中区栄 2-11-7 伏見大島ビル2F 九州支店:福岡県福岡市博多区店屋町7番7号 三田工場:兵庫県三田市テクノパーク 5-9 鹿児島配送センター:鹿児島県鹿児島市小山田町 6496 番地 北関東カレンダー物流センター:栃木県真岡市久下田 803 番地1 丸亀商品センター:香川県丸亀市前塩屋町1丁目 2-27

・事業の規模 ・資本金 15,000 万円 ・全社売上額 106億円(2018 年度)

※人数は 2019 年 3 月 31 日現在

・事業年度 2月~翌年1月(環境活動の事業年度は4月~翌年3月)

・環境保全関係の責任者、担当者及び連絡先 代表者 代表取締役 社長:宮﨑 安弘 TEL:06-6971-4455 責任者 常務取締役:水山 統之 TEL:06-6972-5888 各拠点担当者 本社:総務課長 奥山 道孝 TEL:同上

総務課 服部 紘志 TEL:同上 総務課 宮東 杏汀 TEL:同上

PHP事業部:施設長 若松 昇二 TEL:050-3734-0371 東京支店 :常務取締役 庄司 永人 TEL:03-5216-8825 名古屋支店 :支店長 上原 昭 TEL:052-231-8338 九州支店 :坂田 眞喜 TEL:092-291-0791 丸亀商品センター:田中 正樹 TEL:0877-58-3725

本社 PHP 東京 名古屋 九州 丸亀従業員(人) 183 10 21 9 9 4延べ床面積(㎡) 3,525 3,702 152 183 753 1,373

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役割 担当者 担当内容

代表者 宮﨑 安弘 (代表取締役社長)

環境方針の制定・見直し 環境経営システムの評価・見直し、 活動の評価と指摘・是正事項の確認、 環境関連法規の遵守評価、環境活動目標の承認

環境管理責任者 水山 統之 (常務取締役)

環境活動内容の承認、環境活動結果を代表者へ報告、 内部監査員の任命、各部門拠点の指導・教育

エコアクション 21 運用プロジェクトチーム

勝田 裕志 (総務部長) 吉岡、前田、阿河

ミーティングの実施・環境活動の提案、 日常の環境活動実施・推進、 活動発表会の運営、社外環境活動への参加

環境管理事務局 奥山 道孝(総務課長) 服部・宮東

プロジェクトミーティングへの参加、 環境活動の実績集計・管理、内部監査の運営 環境に関する外部との窓口、各拠点の活動指導・教育

環境活動サポーター デコにゃん 社内環境活動の推進・広報

4

・認証・登録の対象組織・事業内容 登録組織名:新日本カレンダー株式会社

本社・東京支店・名古屋支店・九州支店・丸亀商品センター(認証・登録番号 0007514) 活 動 :カレンダー・団扇・扇子及び販促物の企画・営業、ペット用品通信販売の企画・営業、

動物病院向け医療用消耗品及び医療機器の販売

登録組織名:新日本カレンダー株式会社 三田工場及び配送センター(認証・登録番号 0001814) (三田工場・鹿児島工場・北関東カレンダー物流センター)

活 動 :カレンダー・団扇・扇子及び紙製品の製造・出荷、ペット用品通信販売の出荷

※丸亀商品センター…対象事業所の業務内容統一を図るため、2019 年度より本社管轄から三田管轄へ変更。 ※PHP 事業部(PEPPY HAPPY PLACE TAMATSUKURI)…2018 年度より事業開始。2019 年度に認証・登録予定。 (活動内容:ペット共生型有料老人ホームの経営)

・環境管理体制と役割

ペピイ事業部

総務本部

本社 カレンダー事業部

PHP事業部・東京支店名古屋支店・九州支店

代表者

環境管理責任者

内部監査員

環境管理事務局 エコアクション21運用プロジェクトチーム

制定日:平成24年3月1日改定日:平成31年4月1日 三田工場

北関東カレンダー物流センター鹿児島工場丸亀商品センター

認証・登録番号0001814

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代表取締役 社長

① 低炭素社会実現のため二酸化炭素削減(省エネルギー)

② 省資源化の推進(含む節水)

③ 廃棄物等、排出量の削減

④ 環境対応の商品・サービスの拡充と積極的なアピール

⑤ 物品全般におけるグリーン調達推進

⑥ 一般医薬品の適正管理

5

新日本カレンダー株式会社

本社・PHP 事業部・東京支店・名古屋支店・九州支店

環 境 方 針

環境保全が経営の重要課題である事を踏まえ、環境経営システムを構築・運用し、自主的・積極的に環境保全活動に取り組みます。 カレンダー・団扇・扇子及び販促物の企画・製造・販売、ペット用品の通信販売、 動物病院への営業、ペット共生型有料老人ホームの運営等、多岐にわたる事業活動において環境負荷低減の為、行動指針を次のように定めます。

<環境保全への行動指針>

1.環境関連法規制や当社が約束したことを順守します。

2.以下について具体的な環境目標を定め、実施計画を立てて、

継続的改善に努めます。

本社・PHP 事業部及び各支店で働く全ての従業員に、この環境方針を周知します。

2012年2月1日制定

2019年4月1日改訂

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◆環境目標に対する実績と中期目標 Ⅰ

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※電力のCO2排出係数について  本社:0.378kg-CO2/kWh 東京:0.384kg-CO2/kWh  名古屋:0.473kg-CO2/kWh 九州:0.385kg-CO2/kWh 丸亀:0.326kg-CO2/kWh

目標 実績 評価

本社 115,869 82,446 75,073 74,105 73,721 73,114

東京 13,799 17,338 17,643 17,030 16,722 16,530

名古屋 10,886 9,257 15,190 15,150 15,100 14,990

九州 21,540 16,994 16,177 16,150 16,145 16,050

丸亀 6,796 8,569 8,590

合計 168,890 134,604 132,673 122,435 121,688 120,684

本社 219,062 157,982 139,488 138,093 138,000 137,080

東京 31,491 38,500 36,988 38,000 37,500 37,000

名古屋 8,548 7,600 7,702 7,600 7,600 7,550

九州 36,387 26,926 26,052 26,000 25,950 25,940

丸亀 14,580 26,000 26,208

合計 310,068 257,008 236,438 209,693 209,050 207,570

本社 290 210 195 193 193 191

九州 23 4 4 4 4 4

合計 313 214 199 197 197 195

本社 8,643.6 9,599 9,448.00 9,260.00 9,110.0 9,000.0

東京 735 1,100 1,481.58 1,050 1,000 1,000

名古屋 2,947.4 2,500 4,973.5 5,050 5,045 5,040

九州 3,222.67 2,850 2,643.3 2,600 2,590 2,585

丸亀 150 40 20

合計 15,699 16,089 18,566.38 17,960 17,745 17,625

本社 59.9 40 37.215 36.5 36.3 36.1

東京 0.256 0.18 0.256 0.175 0.17 0.17

名古屋 0.99 0.91 1.134 0.91 0.91 0.91

九州 8.7 0.721 0.694 0.65 0.635 0.615

丸亀 0.44 0.55 0.55

合計 70.29 42.36 39.85 38.235 38.015 37.795

本社 4.66 17.0 23.567 20 18 17

丸亀 2.6 16.5 6.69

合計 7.26 33.5 30.252 20 18 17

2019年 2020年 2021年

二酸化炭素排出量の削減

kg-CO2

二酸化炭素排出量の削減

電気 kWh

ガス ㎥

ガソリン

環境活動項目 単位 拠点基準年

(2011年)

廃棄物の削減

一般廃棄物

産業廃棄物

2018年

大変よくできました

よくできていますが

改善の余地あり

振り返りをして2019年度

頑張りましょう

大変よくできました

大変よくできました

よくできていますが

改善の余地あり

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◆環境目標に対する実績と中期目標 Ⅱ

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※名古屋支店の基準年は2014年(移転のため)※有価物の割合は「有価物/廃棄物全体(一般+産廃+有価物)」により算出※「環境対応商品の開発と販売」の項目は、具体的数量は社外秘のため割合にて掲載。  目標=前年実績に対しての割合、実績=目標に対しての割合※丸亀は2019年度より弊社 三田工場管轄(認証番号 0001814)へ変更のため、  2019年度以降の目標は未掲載。

目標 実績 評価

本社 19 43.5 42.3 43 43.5 43.8

東京 未測定 64 64.2 64.5 64.5 64.5

名古屋 93 51.5 91 88 88 88

九州 未測定 80 35 80 80 80

丸亀 32 33.3 41.4

平均 25.5 54.46 54.78 68.875 69 69.075本社 1,237,500 1,072,120 1,138,750 1,080,000 1,055,000 1,030,000東京 162,500 71,000 126,500 70,000 69,000 68,500

名古屋 82,500 82,500 124,250 103,370 103,000 102,500九州 60,000 50,000 47,500 47,500 47,250 47,000丸亀 13,750 20,000 25,000

合計 1,556,250 1,295,620 1,462,000 1,300,870 1,274,250 1,248,000

本社 2,437 1,866 1,799 1,790 1,787 1,785

九州 94 80 75 75 74 74

丸亀 104 100 93合計 2,635 2,046 1,967 1,865 1,861 1,859

本社 100.2 106.0 100.2

東京 100.0 136.1 100.0

名古屋 101.7 142.0 101.7

九州 100.3 211.8 100.3

本社 168東京 12

名古屋 9九州 8丸亀 3

環境活動項目 単位 拠点基準年

(2011年)2019年 2020年 2021年

2018年

廃棄物の削減

有価物の割合

省資源

コピー用紙使用量削減

節水 ㎥

従業員数 人

18321

環境対応商品の開発と販売

94

9

大変よくできました

振り返りをして2019年度

頑張りましょう

大変よくできました

大変よくできました

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◆2018年度 全社環境負荷と取り組み内容

18,566.38ℓ

・エアコン電源横に冷暖房設定温度の貼り付け ・温度設定の見回り

・デマンド監視システムの活用 本社総務に親機、1 階・4 階にスマートクロック設置 PHP 事業部も事務所に設置

・保温機能付き便座 ふた閉めの注意喚起

30 分毎の電気使用量を色でお知らせ

2018年からデコにゃんバージョンへ変更しました♪

目標比:1.5%削減 前年比:3.6%削減

◇二酸化炭素排出量とエネルギー使用量

目標比:8%削減 目標比:7%削減 目標比:15%増加 前年比:10%削減 前年比:13%削減 前年比:28.5%増加

132,673kg-CO2 二酸化炭素

各種エネルギー 電気

236,438kWh ガス

199 ㎥ ガソリン

主な取り組み

8

グリーン 良好 イエロー 注意 レッド 使い過ぎ

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・従業員のエレベーター 原則使用禁止 ・本社照明の大部分 LED 化

・営業車の入替による燃費向上(2018 年度は本社と名古屋で入替)

2018 年度の二酸化炭素排出量ですが、全体では 2017 年度比で 1.5%減少しました。 電気使用量では、照明の大部分を LED 化した本社が大幅に削減することが出来ました。東京も業務量・人員の増加はありましたが、数年振りに目標を達成し、九州も間引き箇所の増加により目標を達成しました。 一方、名古屋と丸亀は業務量の増加に比例して電気使用量も増加してしまい、目標は未達成で

電気以外ではガソリンが東京・名古屋で営業車の台数が増えたこともあり給油量が大幅に増加した。

しています。車両走行記録は記入をしているため、平均燃費を算出し給油量の削減はもちろんですが、燃費も少しずつ意識した取り組みを今後進めていきます。 ガスは本社・九州共に少ない数字で推移し、目標を達成することが出来ました。

・クールビズ(5~10 月)、 ウォームビズ(11~3 月)の実施

・昼休憩、定時前後の不要箇所消灯 ・夏場の給湯器使用を控える

・エコドライブの推進 ・車両走行記録(右図)の記入、燃費算出 ・公共交通機関、社用自転車の利用促進 ・社用車使用0月間の導入(東京 カレンダー事業部)

2018 年 4 月末に実施。この効果もあり、本社の電気使用量は前年比で 13.5%減少。

●評価、振り返り

9

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目標比:4%減 前年比:3%減

目標比:6%減 目標比:10%減 前年比:23.3%減 前年比:16%減 前年比:20%減

2018 年度の廃棄物排出量ですが、一般廃棄物は全体で初めて 40tを下回ることが出来ました。東京・名古屋は微増しましたが、本社は前年比で 18%減少し全体の削減に大きく貢献しました。 一方で産業廃棄物は、丸亀で 10tの減少となりましたが、本社は削減の道筋が見えない状態です。業務体系が変更にならなければ、基準年に近づくことも困難です。廃プラの問題なども影響し、従来は有価引き取りであったものも産廃扱いとなり、今後も厳しい数字が続くと思われます。 有価物については紙類の排出量自体が減少し、全体の割合も減少しました。こちらは九州の在庫廃棄が減少したことが大きな要因ですが、しっかりと商品を販売し在庫を減らすことが出来たため、事業としては良い結果となりました。

・紙ごみの混入禁止に伴う分別の徹底(その他、廃棄物の分別) ・シュレッダー廃紙のリサイクル化 ・エコキャップ運動の実施(回収後は三田工場へ) ・産廃処理業者の新規開拓、有価処理⇒2018 年度は実現出来ず

●評価、振り返り

目標比:4%減前年比:3.5%減

目標比:13%増 前年比:10%増

・カレンダー残紙等の裏紙活用 ・両面・集約出力機能の活用 ・本社、各支店、得意先との

原稿チェックの PDF 化 ・2 色印刷の活用、推進(経費やトナー削減のため)

・自動水洗、擬音装置の付いたトイレの設置

水使用量は全拠点で目標を達成し、4年振りに2,000ℓを下回りました。一方コピー用紙は新商材の取り扱いがカレンダー事業部で始まり、それに伴い九州以外の全拠点で増加しました。裏紙が繁忙期に在庫0になったことも影響しており、今後は出力枚数を減らすことが課題になります。

●評価、振り返り

◇廃棄物の削減

◇省資源の取り組み

主な取り組み

一般廃棄物

39.85t 産業廃棄物

30.252t

有価物

50.608t

廃棄物全体 に占める

有価物の割合

54.78%

1,967ℓ

コピー用紙

1,462,000 枚

各種使用量 主な取り組み

10

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・植林木、森林認証材の使用拡大 ・無塩素漂白再生紙の使用拡大

・エコ製本アイテムの拡大

・エコ間伐紙使用アイテムの継続

カレンダーは対象品番の変更やエコ製本商品の増加により、全拠点で前年を上回り目標も達成することが出来ました。団扇・扇子については前年割れ・目標未達の拠点もありましたが、全体では僅かに前年・目標を上回りました。二つを合わせて 50%近い増加となり、2018 年は良い結果となりました。

●評価、振り返り ◇環境配慮製品の販売促進

・カタログ内でエコジャンルを まとめたページの作成

目標比:49%増 前年比:48%増

販売数量の増減結果 (具体的な売上数は

社外秘…%で掲載)

主な取り組み

11

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・カーボンオフセット対応、再生紙利用カレンダーの販売

・団扇、扇子によるエコアピール ・再生骨使用団扇、竹団扇の販売

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◆2018年度 その他の取り組み内容

2019 年 3 月 28 日に、東京都千代田区主催のボランティア 活動「さくら美守り隊」へ東京支店従業員が参加しました。 これは千鳥ヶ淵景観保護のために、桜の咲き始める時期に 行う清掃活動です。 毎年参加をしているため、主催の方からも「カレンダーさんには安心して任せられます」というお言葉をいただきました。

「さくら美守り隊」への参加

「大阪マラソン“クリーン UP ”作戦」への参加

2018年11月19日・22日に、大阪市環境局主催の「大阪マラソン“クリーン UP ”作戦」へ本社従業員が参加しました。11月25日に行われる大阪マラソン参加者を「きれいなまち」にお迎えするための活動で、前年度に続いての参加です。当日は、本社から近くにあるマラソンコース沿道 の清掃をしました。

本社周辺の清掃活動

本社周辺を昼休憩後又は夕方に 清掃しています。本社内の全ての部署が当番制で 毎週 1 回実施し、PHP事業部も事業開始時

ます。

13

から施設周りを毎月清掃してい

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三田工場の社外環境活動への参加

(東濱の森、神戸六甲、皿池湿原)

当社の三田工場で行っている社外環境活動に、昨年度は本社から4回参加をしました。 12 月には本社のみで参加者を募り、神戸六甲にある NK の森で活動を行いました。

●2018 年 6 月 5 日 和歌山県広川町「東濱の森」

当社のカーボンオフセットカレンダークレジット購入先、東濱植林株式会社様所有の 「東濱の森」にて、ご指導の下、間伐作業や植樹を行いました。(本社より8名参加)

●2018 年 7 月 20 日 兵庫県三田市「皿池湿原」

三田市主催の皿池湿原保全活動に参加し、里山管理の一環としての笹刈りや、湿原に生息 する貴重な虫の観察などを行いました。(本社より 3 名参加)

14

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●神戸市長田区「NK の森」

当社三田工場が、六甲グリーンベルト整備事業へ参画しており、長田区にある NK の森の 整備活動に参加しました。

2018 年 4 月 17 日

4 月に入社した新入社員 5 名を含む計 9 名が本社から参加をしました。 当日は下草刈りや倒木の伐採・整理を行い、新日本カレンダーの社外環境活動について新入社員に学んでもらう場にもなりました。

2018 年 12 月 12 日

12 月は本社で参加者を募り、6 人で現地へ向かいました。 夏場に伸びていた下草の影響で、当日は活動地に辿り着くまで苦労をしましたが、1 時間半程の作業で多くの下草を刈り、すっきり開けた場所になりました。

作業前

作業後

作業後

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火災時の避難訓練を毎年全拠点で実施しています。本社では例年は水消火器を用いて消火訓練を行っていましたが、昨年度初の試みとして、疑似火災現場体験を行いました。 東成消防署様に用意をしていただき、煙を充満させたテントの中を全員が通り抜け、火災時の避難で気を付ける事などを学びました。

緊急時の対応訓練

ペピイ事業部 VET 販売部に所属する管理薬剤師により、 動物病院様へ販売する医薬品を適切に管理しています。 2018 年度は本社内で倉庫移転がありましたが、1 年以上 経過した現在でも、問題無く運用することが出来ています。

一般医薬品の適正管理

社員一人ひとりの環境意識向上のため、東京商工会議所主催の 「eco 検定」を毎年受験しています。2018 年度は本社・支店で 8 名が受験し、累計の合格者数は全社で 150 名となりました。 また、2018 年度より「eco 検定推進企業」として東京商工会議所ホームページに掲載されています。

eco 検定の受験

・高度管理医療機器等 販売業、貸与業許可証

・医薬品販売業許可証 ・動物用医薬品

卸売販売業許可証 ・毒物劇物一般販売業登録票

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エコアクション 21 ガイドラインに則り、全拠点で年に 1 回(2018 年度は本社は年 2 回)、 内部監査を実施しています。本社では 2 年に 1 度入れ替わり選抜する内部監査員によって、 各拠点は本社の環境管理事務局が監査をしています。 2018 年より施設が本格稼働した PHP 事業部は、今回が初の内部監査となりました。

内部監査の実施

2018 年度の本社環境活動が評価され、「環境 人づくり企業大賞 2018 奨励賞」を

2019 年 5 月27 日に環境省にて表彰式が行われ、表彰状と記念品を受け取りました。

「環境 人づくり企業大賞」の受賞

・『本社の全社員を対象として「環境活動発表会」を年 1 回 実施していることや、独自で 作成したクイズを実施している こと等の環境活動と、その成果についての理解を深める取 組をしている』 ・『「環境活動の効果が経費削減につながる」という視点か

ら発表をすることで、事業活動 と環境活動との関連性を意識した環境保全行動へと結びつける工夫をしている』

以上 2 点を評価していただきました。

受賞しました。2016 年に続き 2 度目の受賞です。

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前年度の環境活動報告と日頃の活動の振り返りを 行うため、「環境活動発表会」を行っています。 内容は前年度の数値実績・活動報告、事務局から 活動に関する依頼、環境知識や日頃の活動に関す るエコクイズ、環境管理責任者による総括です。 2018 年度は 6 月中旬に 4 回実施し、このときに 「デコにゃん」の環境活動サポーター就任も報告 されました。

環境活動発表会の実施

1,000

1,500

2,000

2,500

基準年(2011年)

2012年

3,000

3,500

4,000

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

●電気代の推移(単位:千円)3,970

3,201

3,565

3,101

3,712 3,711 3,742

新電力への切替

電気プランの変更

• 活動を開始して大きく減少したが、6年続けて増加• 90,000回に到達する可能性も十分にあり

皆さんへのお願い&エレベーターが自動で1階へ戻る設定を解除(5月)

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年

エレベータードア開閉数

139,457

77,256 80,732 82,194 82,443 83,586

2017年

86,588

●トイレのフタについて• 節電効果⇒保温機能付き便座1台のふたをきちんと閉めることで、年間で40.15kWhの削減!本社には18台あるので、年間で722.7kWhの削減!(4人家庭の電気使用量 約39日分に相当)※夏場は保温機能OFFのため、実際はこれ以上!

●各複合機の機能使用率

●白黒・カラーの適正使用印刷設定が常に「カラー出力」になっていませんか?

●2色印刷の活用白黒出力の同じ値段!「判の赤だけ印刷したい」⇒2色印刷を!

1階EV前 1階入口前 1階中央 総務 制作・校正 マーケ・国際

両面 25.7% 1.1% 5.4% 20.4% 2.5% 6.9%集約 27.2% 0.1% 0.9% 9.8% 0.2% 3.7%2色 3.8% 0.3% 1.6% 0.9% 1.4% 0.9%カラー 56.0% 9.7% 35.7% 14.4% 33.8% 58.7%

VET販売 VETカスタマー 商品管理 カスタマー 商品販売 PHP

両面 16.8% 0.1% 0.1% 7.4% 15.3% 32.0%集約 3.6% 0.0% 0.0% 0.5% 3.1% 0.1%2色 0.8% 0.0% 0.0% 1.2% 0.5% 12.8%カラー 46.1% 0.1% 0.7% 31.9% 61.9% 41.3%

●産業廃棄物排出量の削減

• 適切な産業廃棄物の処理

結果種類関係なく、全て産廃処理されている!よく見ると大量の有価物が混入!

というケースも…

「よく分からないごみだから、分別が面倒だから全部産廃処理でいいや♪」

日頃から整理整頓を▼

クリーンデスク・クリーンオフィスの実践

●自動車運転記録について

記入漏れも若干・・・使用する方全ての協力が必要営業車=会社の備品

(環境活動に限らず)適切な使用を引き続きお願いします

車両走行記録の記入・提出●昨年より毎月月初に事務局で確認

昨年の燃費については後程

燃費No.1はどの車両??

●当日の発表資料

エレベーターやトイレのふた等、毎年発表しているものだけでなく、 電気代や複合機の機能使用率も初めて取り上げました。

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●エコクイズ

●参加者の声(アンケートより)

・発表内容が非常に簡潔で分かりやすかったです。前年と 比べてどのような行動で節約すべきか具体的だったので、 すぐに実行できそうです。

・クイズが毎度おもしろいです。デコにゃん、環境活動サポーター就任おめでとうございます!

エコクイズでは、前年度の実績や活動報告、社内のごみの分別など様々な分野から出題しています。 また、世間で問題になっている環境問題も取り上げ、楽しむだけでなく勉強にもなるような内容にするよう、心がけています。

・資料が動画付きで分かりやすかったです。 ・環境活動は節約に結びつくと思います。会社の資源も自分の物と

思えば自然と節約し、環境貢献も出来ると思います。もちろん、 経費もそう。営業は特に意識したく思います。

左のアンケート結果からも、「分かりやすかった」という声が圧倒的でした。この結果に満足することなく、今後も良い活動、良い発表会の実施を目指していきます。

・知らないことがたくさんあり、勉強になりました!食品ロスの ことや、再生紙のリサイクルのことなど、年に一度このような 機会をいただけるので、環境への意識を高めることができ、 とても良いです。ありがとうございます。

・いつも時間を予定通りに進めてもらえるので、気持ちがだらける こともなく聞きやすいです

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①自ら排出した二酸化炭素量を別の方法で削減・吸収する仕組み

Q.3

②二酸化炭素排出量の少ないオフセット印刷の仕組み

③地球温暖化に貢献する取り組み

カーボンオフセットの説明で間違っているのはどれでしょうか?

①1キロカロリー

Q.5

②3キロカロリー

③5キロカロリー

本社ビルの階段は1階~4階まで60段あります。1フロアの移動で20段昇り降りしますが、このとき何キロカロリー消費しているでしょうか。

①約325万トン

Q.8

②約632万トン

③約963万トン

まだ食べられる食品がゴミとして捨てられることを「食ロス」と言いますが、日本では年間どのくらい食ロスが出されているでしょうか?

①ふせん

Q.9

②折り紙の金紙・銀紙

③ハンバーガーの包み紙

次のうち、紙類として回収できるのはどれでしょうか?

①40%

Q.10

②44%

③48%

2016年度は本社から出た全ての廃棄物の中で、38.4%が有価物としてリサイクルされました。では、2017年度の有価物の割合は何%でしょうか?

①4/21(土)

Q.13

②5/5(土・祝)

③5/20(日)

本社1階営業フロア、4階商品販売部フロアで蛍光灯をLEDに交換した日は今年のいつでしょうか?

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◆環境関連法規制等の順守状況

2019 年 7 月 1 日に行った「環境関連法規制等の順守評価」の定期評価の結果、 環境関連法規制等の逸脱はありませんでした。 なお、関係当局より違反等の指摘は過去 3 年間ありません。

適用される法規制 該当する要求事項・適用される施設等 適用事業所

廃棄物処理法及び関連条例 一般廃棄物の適正処理

資源化可能な紙類の焼却工場への搬入禁止

※適用施設等…保管場所、産業廃棄物(紙くず・OA機器)

騒音規制法 特定施設設置の届出大阪府生活環境の保全等に (圧縮機:3.7kW以上)…エアコン室外機1台関する条例労働安全衛生法 労働者の安全と健康の確保、快適な作業環境を作ること 全社

家電リサイクル法 有効資源の再利用、廃棄物削減※適用施設等…テレビ、冷蔵庫、エアコン

資源有効利用促進法 有効資源の再利用、廃棄物削減※適用施設等…パソコン、ディスプレイ

フロン排出抑制法 オゾン層破壊による地球温暖化を防止するためのフロンガス廃棄の規制、引取証明書による確認と記録の保管、定期点検・簡易点検※適用施設等…業務用エアコン

容器包装リサイクル法 有効資源の再利用、廃棄物削減適用施設等…段ボール、ラップ、エアキャップ

省エネ法 全事業所合わせて1,500kℓ以上で該当するが、弊社は1,500未満のため該当しない。

全社

薬事法 医薬品の販売業の許可、高度管理医療機器等の販売業務及び賃貸業の許可…動物病院向け医薬品

毒物・劇物取締法 毒物又は劇物の取扱、毒物・劇物一般販売業登録…動物病院向け医薬品

消防法及び関連条例 火災報知器・屋内消火栓の設置、消防用設備の点検と報告 全社

社本検点の)槽水受(槽水貯の回1年法道水

社本理管持維の等物築建定特法理管ルビ

産業廃棄物マニフェストの保管、産業廃棄物管理票交付等状況報告書の提出(毎年6月末まで)

ペピイ事業部VET販売部

ペピイ事業部VET販売部

全社

本社

全社

全社

全社

全社

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◆代表者による2018年度取り組みの総括

2018 年度は PHP 事業部が本格稼働し、カレンダー事業部でも新しい事業が誕生したことで、会社として慌ただしい 1 年となりました。

環境活動に目を向けると、連日「酷暑」と報道されていた夏場の電気使用量増加が不安でしたが、本社だけでなくこれまで削減に苦労していた東京や九州で年間目標を達成することが出来ました。一人ひとりの小さな積み重ねが、しっかりと結果に表れています。

一方、カレンダー事業部の新事業において中心的な役割を担っている名古屋支店は業務量や人員の増加に伴い、ほぼ全ての項目で目標未達成となってしまいました。どの拠点でも同じことが言えますが、社会のニーズに企業が対応することは当然のことであり、その中で仕事や組織も変化をします。それに伴って社内環境が変わることで、今までと同じ環境目標値を追いかけ、同じ方法で取組みを進めていては、削減目標を達成することも困難になります。

しかし、そういった変化の中でも、当社の環境活動の基本的な部分は変わりません。従業員の環境活動に対するモチベーションを下げず、「当たり前のこと」と言われる活動を一人ひとりが継続することで、大きな成果を生み出します。

本社では年に一度の環境活動発表会において、今まであまり触れていなかった経費面についても取り上げ、「環境活動をすることで経費削減にも繋がる」ということを認識してもらいました。自分たちの行動が地球環境にも会社にも影響を与えることを自覚したことで、多くの項目で目標を達成することが出来たのではないでしょうか。

環境活動サポーター「デコにゃん」の登場や先に述べた経費削減に関することなど、今まで新日本カレンダーでは行っていなかったことが 2018 年度は誕生しました。活動の基礎はしっかりと継続し、その上で新しい角度で環境活動を推進していくこと、世の中の変化に対応した新しい取り組みが生まれることを今後も期待すると同時に、会社として大切にしている「自然と共に笑顔で暮らす」が実現出来るよう、私自身も日頃から環境に対する意識を持ち、行動して参ります。

最後になりますが、紙資源を多く使う会社の責務として、微力ではありますが、 引き続き従業員全員が一丸となり、環境活動に取り組んで参ります。

代表者

代表取締役 社長 宮﨑 安弘

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新日本カレンダー株式会社本社ビル カレンダー事業部

ペピイ事業部大阪ペピイ動物看護専門学校

ペピイ・ハッピープレイスTAMATSUKURI(新日本カレンダー株式会社 PHP事業部)

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