20130302新生児訪問の現状 取組み
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~新生児訪問とは~ 成り立ちと現状について
NPO 法人マドレボニータ産後研究会 第 1 回勉強会 第1部資料
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『新生児訪問』 と『こんにちは赤ちゃん訪問』
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新生児訪問
・昭和 36 年度 『新生児訪問指導事業』開始・昭和 37 年度 『妊産婦訪問指導』 妊娠中毒症の予防と早期発見)
・同じ時期の新生児と産婦を対象とした訪問 ・同じ訪問者により同時に実施
※ 東京都福祉保健局少子社会対策部子ども医療科作成~東京都版ガイドラインより3
・新生児訪問・ 清潔・保温・感染防止 ・母乳栄養・乳房の手当・授乳技術
・疾病の早期発見とフォロー ・療育の指導
・産婦訪問 ・初回妊娠の者、特に高年初産の者
・妊娠中毒症等妊娠又は出産に支障を及ぼすおそれのある 疾病の既往歴をもつ者
・未熟児またはその他の異常児を出産した経験のある者 ・生活環境上特に指導を必要とする者を重点とした指導
・その他保健所長が指導を必要と認めた者
新生児訪問
こんにちは赤ちゃん訪問(背景)
・平成 17 年 4 月、 18 年 3 月国による 「子ども虐待による死亡事 例等の検証結果報告」(第一次・第 2 次)
*虐待の死亡事例に占める、 1 歳未満の乳児の割合が高い
*妊娠期から出産後まで切れ目のない支援を行うことが重要
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生後4か月までの全戸訪問事業「乳幼児家庭全戸訪問事業」
・国の児童虐待防止室・平成19年度:国が予算化・21年度3月:ガイドライン策定 4月~:区市町村に実施の努力義務
『こんにちは赤ちゃん事業』
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新生児訪問 / こんにちは赤ちゃんの違い(法 律)
新生児訪問
こんにちは赤ちゃん
母子保健法 児童福祉法
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新生児訪問 / こんにちは赤ちゃんの違い(法 律)
新生児訪問
こんにちは赤ちゃん
・母子保健法
医師、保健師、助産師又はその他の職員をして当該新生児の保護者 / 妊産婦を訪問させ、必要な指導を行わせるものとする。・
・児童福祉法
子育てに関する情報の提供並びに乳児及びその保護者の心身の状況及び養育環境の把握を行うほか、養育についての相談に応じ、助言その他の援助を行う。
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出産時の疲労に加えて育児の負担などで心身に変調をきたしやすい
母親
核家族化・少子化
両親ともに育児に関する知識・経験が乏しい
からの を けることが な周囲 支援 受 困難 状況
生後間もない乳児のいる家庭
『こんにちは赤ちゃん事業』の目指す姿
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①様々な不安や悩みを聞き、
子育て支援に関する情報提供等を行う
②母子の心身の状況や養育環境等の
把握、助言を行い、
支援が必要な家庭に対し
適切なサービス提供に結びつける
『こんにちは赤ちゃん事業』の目指す姿
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乳児のいる家庭と地域社会をつなぐ最初の機会とし、
乳児家庭の孤立化を防ぎ、乳児の健全な育成環境の確保を図る
。
『こんにちは赤ちゃん事業』の目指す姿
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子育て支援における地域力の醸成
『こんにちは赤ちゃん事業』は、
すべての乳児のいる家庭を対象とするため、地域における子育て支援のニーズを
広く把握することが可能であることから、こうした子育て支援のニーズに関する情報等を、必要な地域の子育て支援サービスの拡充のために
活かすことが求められる。 *参考)こんにちは
赤ちゃん概要~厚労省~12
新生児訪問の現状~各自治体の事例より
新生児訪問
全戸訪問
訪問スタッフの職種
※参考)次世代育成支援政策における産後育児支援体制の評価に関する研究 13
新生児訪問の現状~各自治体の事例より
乳児家庭全戸訪問事業に対する認識
※参考)次世代育成支援政策における産後育児支援体制の評価に関する研究 14
参考*平成 22 年度「乳児家庭全戸訪問事業」及び「養育支援訪問事業」
都道府県別実施状況
ht tp://www.mhlw.go . jp/bunya/kodomo/kosodate14/03.html
訪問率の違い
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現状:訪問率を上げるため取組み・工夫
参考【乳児家庭全戸訪問事業等の取組を推進するための事例集~厚労省】
~目次~Ⅰ.乳児家庭全戸訪問事業の実施率を上げるための取組、工夫1.乳児家庭全戸訪問事業周知の取組2.訪問者の確保における工夫3.乳児家庭全戸訪問を実現するための工夫4.訪問拒否等事例への対応の工夫5.外国人母子等事例への対応の工夫6.継続支援を必要とするかどうかの判断7.妊娠~育児期の総合的な支援 16